JPH05175478A - 密着型イメージセンサ - Google Patents

密着型イメージセンサ

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Publication number
JPH05175478A
JPH05175478A JP3355538A JP35553891A JPH05175478A JP H05175478 A JPH05175478 A JP H05175478A JP 3355538 A JP3355538 A JP 3355538A JP 35553891 A JP35553891 A JP 35553891A JP H05175478 A JPH05175478 A JP H05175478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
aperture
sensor
image sensor
photoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3355538A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunemasa Mita
恒正 三田
康夫 ▲高▼山
Yasuo Takayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3355538A priority Critical patent/JPH05175478A/ja
Publication of JPH05175478A publication Critical patent/JPH05175478A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来と同様の単純な構成を保持したままでセ
ンサの出力を低減させることなしにセンサの静電容量を
小さくし、センサ感度を向上させる。 【構成】 光電変換膜4を上下電極膜2,3で挾んだ構
成の密着型イメ−ジセンサにおいて、上下電極の一方ま
たは双方に開口部6を設けたことを特徴とする密着型電
荷蓄積型イメージセンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密着型イメージセンサに
関し、ことに、電荷蓄積型イメージセンサの読取感度の
向上を図った密着型イメージセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機あるいはファクシミリ装置
等のOA機器分野においては装置の小型化の要求が強
く、この要求に応えるべく各種の密着型イメージセンサ
が開発されている。このような密着型の電荷蓄積型イメ
ージセンサの一種として、従来、図5に示すアモルファ
スシリコン膜を光電変換膜に用いたものが開発されてい
る。このイメージセンサは、基板1の上にクロム(C
r)等で構成される個別電極2と共通電極5を離して設
け、両電極の上にアモルファスシリコン膜からなる光電
変換膜4の層を形成し、光電変換膜の上に個別電極の上
部を覆うように透明電極3を設けるとともに該透明電極
を共通電極に接続したもので、個別電極と透明電極とで
光電変換膜をサンドイッチした構成である。このような
構成のイメージセンサは、構成が単純であり、大面積化
も容易であることから、幅広い分野で用いられている。
【0003】光電変換膜3がビット毎に分離されず連続
膜として構成されるイメージセンサは、例えば一辺の長
さlの正方形の個別電極の場合には、図3(a)に示す
ように、光電変換膜に対する個別電極の実際の感度領域
が、上下電極のオーバーラップ部分の上下左右にそれぞ
れΔlづつ広がることが知られている。(特開昭61−
292961号公報参照)すなわち、図3(b)に示す
ように、イメージセンサの電極配列方向にその出力をス
キャンすると、個別電極の手前から出力が検出され個別
電極の引き出し電極部分で出力が最大となっている。こ
の時の入力光量をIi、実行的なセンサ面積(感度域)
をS’=(2Δl+l)2、蓄積時間をt、比例定数を
aとすると、光電変換量Qは、 Q=a・Ii・S’・t で表される。
【0004】一方、個別電極2と透明電極3とで構成さ
れるコンデンサの容量CSは上下電極のオーバーラップ
部分で規定される。すなわち、センサ部実効厚さをd,
センサ面積をS=l2、真空の誘電率をε0、センサ部分
の比誘電率をεSとすると、センサ部の容量CSは、 CS=(ε0・εS/d)・S となる。また、センサ配線容量をCl、読取ICの入力
容量をCicとすると、センサの全容量Cは、 C=CS+Cl+Cic で表される。これらのことから、センサ出力電圧Vは、 V=Q/C であるが、この式から、CSが、Cl、Cicに比べて十分
大きい時、即ち、センサ面積が大きい時は、出力電圧V
は、 V∝S’/S となって、上下電極の重なりから幾何的に定まる面積
と、実効的な感度域との比に比例することがわかる。
【0005】一方、図3(a)に示した様に、感度域の
広がりをΔlとし、幾何的な個別電極の形状を一辺lと
すると、感度域の広がりΔlはセンサ部実行厚さdが変
化するとこれにともない変化するが、電極の大きさlが
変化してもほぼ一定であるので、電極の大きさを変化さ
せた時のS’/Sすなわちイメージセンサの出力をプロ
ットすると、図4の曲線が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このタイプのセンサ
は、個別電極と透明電極との間の静電容量を一定の値以
下にすることが困難なため、センサ感度が限定されるの
で、OCR装置またはATM装置などの高速駆動が要求
される装置に用いるときには、明出力が十分得られず、
読取階調が不足するという欠点があった。本発明はこう
した欠点を解決し、従来と同様の単純な構成を保持した
ままでセンサの出力を低減させることなしにセンサの静
電容量を小さくし、センサ感度を向上させるものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下電極で光
電変換膜がサンドイッチされた構成のイメ−ジセンサに
おいて、上下電極のいずれかまたは双方に適当なサイズ
の開口部を設けることにより、原稿の読取信号として得
られる発生電荷を大幅に減じることなく、センサ部の容
量を低減させることにより、センサ出力信号を大ならし
めるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図をもとに説
明する。図1は本発明のイメージセンサの構成を示す図
で、図1(a)はイメージセンサの断面図であり、図1
(b)は平面図である。基板1の上に形成したクロムな
どの導電性薄膜からなる個別電極2と共通電極5が間隔
をおいて配置されている。個別電極と共通電極の上にア
モルファスシリコン膜からなる光電変換膜4が形成され
この光電変換膜の上に個別電極と共通電極を覆うように
透明電極3が形成されている。透明電極は共通電極に接
続され共通電極と同電位とされている。以上の構成は従
来の蓄積が他イメージセンサの構成と異なるところはな
い。本発明は、このような構成のイメージセンサにおい
て個別電極の構造を変更したところに特徴がある。すな
わち、個別電極の大きさは従来の個別電極と同じ大きさ
とし、個別電極に開口部を設けたものである。
【0009】電極内部に設ける開口は、感度域の広がり
によって実質的に個別電極の面積を減少させない大きさ
の範囲のものであり、開口の形状が矩形では、一辺が2
Δl以下の大きさであればよい。開口は、図1に示すよ
うに矩形を格子状に並べたものでもよく、図2に示すよ
うに半径Δl以下の円形の開口を規則的に配列したもの
や鉤型に蛇行する溝(ミアンダ状)であってもよい。溝
のばあいは、幅が2Δl以下であればよい。個別電極に
開口を設けることによって、センサの容量を決定する個
別電極の実際の面積は減少するが、出力を決定する感度
域の広がりを含めた見かけ上の面積が大きくなって、出
力が大きく静電容量の小さなイメージセンサが得られる
ので、高速度で動作でき、出力の大きなイメージセンサ
を得ることができる。このように、同一外形サイズのセ
ンサであってもその内部のパターンを適当に変更するこ
とにより、センサの発生電荷よりもセンサ容量を大きく
減少させることにより、センサ出力電圧を大きくするこ
とができる。
【0010】また、実施例において、透明電極を共通電
極とし金属電極を個別電極として用いたが、この逆であ
っても本発明の目的は十分に達成される。また、共通電
極側に開口部を持たせても同様な効果が得られることは
勿論である。さらに、上記の実施例においては、一方の
電極にのみ開口を設けたが上下の電極にそれぞれ開口を
設けることもできる。この時上下の電極に設ける開口の
位置をずらすことによって静電容量を大幅に減少させる
ことができる。また、光電変換膜としてアモルファスシ
リコン膜を例示したが、アモルファスシリコン膜以外の
光電変換膜を用いても同ような効果が期待できる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、従来のイメージセンサと同様
な構成の電極に単に開口部を設けることによって、電極
のサイズやイメージセンサ全体の構成を変更することな
しに、発生電荷領域よりもセンサ容量に寄与する領域を
より小さくすることができ、高速で動作することができ
ると共に、センサ感度を高くすることができる。また、
電極に開口部を形成するには、電極を形成するときに同
時に形成することができるので、イメージセンサの製造
に当たって余分な工程がふえることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のイメ−ジセンサの実施例を示す断面
図と平面図。
【図2】 本発明の他の実施例をあらわす個別電極のパ
ターン例。
【図3】 センサの電極パターンに対する感度域および
出力の測定結果。
【図4】 センサの電極サイズを変えた時の出力比の計
算例。
【図5】 従来のイメ−ジセンサの例を示す断面図と平
面図。
【符号の説明】
1 基板、 2 個別電極、 3 透明電極、 4 光
電変換膜、 5 共通電極、 6 開口部を設けた個別
電極、 7 幾何的なセンサ領域、 8 実効的なセン
サ領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換膜を上下電極膜ではさんだ構成
    の密着型イメ−ジセンサにおいて、上下電極の一方また
    は双方に開口部を設けたことを特徴とする密着型電荷蓄
    積型イメージセンサ。
JP3355538A 1991-12-24 1991-12-24 密着型イメージセンサ Pending JPH05175478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3355538A JPH05175478A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 密着型イメージセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3355538A JPH05175478A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 密着型イメージセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05175478A true JPH05175478A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18444516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3355538A Pending JPH05175478A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 密着型イメージセンサ

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JP (1) JPH05175478A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109012A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Fujifilm Corp 放射線検出素子
JP2012227538A (ja) * 2012-06-19 2012-11-15 Canon Inc 放射線撮像装置及び放射線撮像システム

Cited By (2)

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JP2011109012A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Fujifilm Corp 放射線検出素子
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