JPH05171199A - 高嵩密度粒状洗剤組成物 - Google Patents

高嵩密度粒状洗剤組成物

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JPH05171199A
JPH05171199A JP35774891A JP35774891A JPH05171199A JP H05171199 A JPH05171199 A JP H05171199A JP 35774891 A JP35774891 A JP 35774891A JP 35774891 A JP35774891 A JP 35774891A JP H05171199 A JPH05171199 A JP H05171199A
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JP
Japan
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fatty acid
bulk density
weight
lower alkyl
carbonate
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JP35774891A
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Takashi Saito
恭士 斉藤
Hiroshi Nakaya
宏 仲屋
Koji Mukoyama
恒治 向山
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Lion Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/04Water-soluble compounds
    • C11D3/10Carbonates ; Bicarbonates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/06Powder; Flakes; Free-flowing mixtures; Sheets
    • C11D17/065High-density particulate detergent compositions

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 LAS、AOS、AS等のアニオン界面活性
剤15〜60%、コー・サーファクタントとしての脂肪
酸低級アルキルエステルスルホン酸塩1〜5%、珪酸塩
1〜5%、炭酸塩10〜40%を含有した嵩密度が0.
5g/cc以上の高嵩密度粒状洗剤。 【効果】 高い洗浄力を有し、布付着を起こさず、しか
も長期保存後にも脂肪酸低級アルキルエステルスルホン
酸塩の加水分解が防止され、本来の優れた洗浄性能を示
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い洗浄性能を有し、
布付着を起こさない高嵩密度粒状洗剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衣料用洗剤は、組成物中に洗浄性
能にはほとんど寄与しない増量剤(通常は芒硝が用いら
れる)を添加し、かつこれを噴霧乾燥により嵩密度0.
3g/cc程度のビーズ状中空粒子として製造してい
た。
【0003】しかし、このような洗剤は比重が軽く活性
剤濃度も低いため、輸送コストがかさむ上、保管・陳列
にもかなりのスペースが必要であり、さらに一般家庭に
おいても置き場所に困ったり、計量しにくかった。そこ
で最近では、少ない洗剤使用量で洗浄が可能な高嵩密度
粒状洗剤の製造方法が提案されており(特開昭60−9
6698号公報)、すでに上市され、粒状洗剤の主流と
なっている。さらに現在では、洗剤の基本性能としての
洗浄力がより優れた高嵩密度洗剤の開発が望まれてい
る。
【0004】一方、脂肪酸低級アルキルエステルのスル
ホン酸塩は、洗浄力、特に耐硬水性に優れた界面活性剤
であり、これを配合した高嵩密度洗剤組成物が報告され
ている(例えば、特開昭62−597号公報)。しかし
これはあくまで、脂肪酸低級アルキルエステルスルホン
酸塩を主界面活性剤として用いており、洗剤中に配合さ
れるアニオン界面活性剤の半分以上を占めている。ま
た、脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸塩の配合量
も比較的多く、約10%以上配合の実施例が開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来か
ら粒状洗剤に汎用されている直鎖アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸
塩などのアニオン界面活性剤を主体とし、これに少量添
加活性剤として、すなわちいわゆるコー・サーファクタ
ント(Co−Surfactant)として脂肪酸低級
アルキルエステルスルホン酸塩を用いることで飛躍的に
洗浄力が向上することを見いだした。
【0006】しかし、脂肪酸低級アルキルエステルスル
ホン酸塩は、経時により加水分解されてエステル結合が
切断され、脂肪酸スルホン化物のジ塩に変化してしまう
という問題があった。このジ塩は、エステルスルホン酸
塩に比べて洗浄力が見劣りするため、初期の洗浄力が維
持できなくなる。特にコー・サーファクタントとして、
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩やα−オレフィンス
ルホン酸塩などの液晶を形成する界面活性剤を多量に含
有する洗剤組成物に配合した場合、加水分解の度合も大
きい。
【0007】さらに、脂肪酸低級アルキルエステルスル
ホン酸塩の添加により、溶解性の低下をきたし、布付着
を生じるという問題がある。本発明は、脂肪酸低級アル
キルエステルスルホン酸塩をコー・サーファクタントと
して用い、長期保存においても高い洗浄力を有し、か
つ、布付着の良好な高嵩密度粒状洗剤組成物を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においてコー・サ
ーファクタントとして用いられる脂肪酸低級エステルス
ルホン酸塩は、添加により高い洗浄力増強効果を示す
が、一方において布付着の増大を引き起こす。そこで、
シリケートを添加することにより、布付着を向上させ、
さらに、粉体物性も向上させる。しかし、シリケートの
添加により、経時で脂肪酸低級アルキルエステルスルホ
ン酸塩の加水分解を引き起こす。そこでさらに、この問
題を解決するために、炭酸塩を所定量配合した。
【0009】すなわち、本発明の高嵩密度粒状洗剤組成
物は、以下の(A)〜(D)成分を配合し、嵩密度が
0.5g/cc以上であることを特徴とする。 (A) 脂肪酸残基の炭素数が8〜22の脂肪酸低級ア
ルキルエステルのスルホン酸塩:1〜5重量%。 (B) 上記(A)成分以外のアニオン界面活性剤:1
5〜60重量%、 (C) 珪酸塩:1〜5重量%。 (D) 炭酸塩:10〜40重量%。
【0010】
【実施態様】(A)成分の脂肪酸低級アルキルエステル
のスルホン酸塩は、典型的に下記化1で表わされ、これ
はα−スルホ脂肪酸エステル塩とも呼ばれている。
【0011】
【化1】 (R1:アルキル基またはアルケニル基 R2:C1〜C3程度の低級アルキル基 M:対イオン)
【0012】対イオンとしては水溶性塩が用いられる
が、アルカリ金属塩、とりわけナトリウム塩が好まし
い。
【0013】飽和脂肪酸低級アルキルエステルのスルホ
ン酸塩は、エステル交換または脂肪酸のエステル化によ
り、所定炭素数の脂肪酸低級アルキルエステルを製造し
たのち、通常のスルホン化装置を用いて無水硫酸等のス
ルホン化剤と反応させ、必要に応じて熟成、漂白を行な
ったのち、中和することにより得られる。また、脂肪酸
のスルホン化物を低級アルキルエステル化することによ
っても得られる。さらに、不飽和脂肪酸低級アルキルエ
ステルのスルホン酸塩も用いられ、所定炭素数の不飽和
脂肪酸等を出発原料として、上記と同様に製造される。
【0014】原料脂肪酸としては、牛脂、ヤシ油、パー
ム油などから誘導される動植物起源の所定炭素数の脂肪
酸や、合成脂肪酸が用いられる。脂肪酸低級アルキルエ
ステルスルホン酸塩の脂肪酸残基(R1−CHCO) の
炭素数は8〜22であり、好ましくは10〜18であ
る。
【0015】(B)成分のアニオン界面活性剤として
は、例えば以下のものが例示できる。 1) 平均炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、 2) 平均炭素数10〜20のα−オレフィンスルホン
酸塩、 3) 平均炭素数10〜20のアルキル硫酸塩、 4) 平均炭素数10〜22の飽和または不飽和脂肪酸
塩。
【0016】また、アルカルンスルホン酸、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩などの他のア
ニオン界面活性剤を用いることもできる。これらのアニ
オン界面活性剤における対イオンとしては、通常ナトリ
ウムやカリウムなどのアルカリ金属塩が適当である。
【0017】(A)成分は洗剤組成物中に1〜5重量
%、(B)成分は一種またはそれ以上の混合物として用
いられ洗剤組成物中に15〜60重量%、好ましくは2
0〜40重量%配合される。
【0018】本組成物では、(B)成分を洗浄用の主活
性剤として用いており、(B)成分が15重量%未満で
は十分な洗浄力が得られず、一方、60重量%を超える
とあまりに界面活性剤量が多すぎ、通常の製法では製造
困難となる。
【0019】(A)成分の含有量は1〜5重量%であ
る。5重量%超えて配合しても洗浄力向上効果は僅かで
あり、一方、1重量%未満ではコー・サーファクタント
としての添加効果が小さくなる。また、(A)成分と
(B)成分との配合比率は、重量比で(A)/(B)=
5/95〜25/75が好ましく、より好ましくは10
/90〜20/80である。配合比率が5/95以下で
は十分な相乗効果が必ずしも期待できず、また、25/
75以上では効果が飽和してしまう場合がある。
【0020】(C)成分である珪酸塩としては化2
【化2】Na2O・nSiO2(n=2.0〜3.2) で表わされる珪酸ナトリウムが好適である。珪酸ナトリ
ウムは乾燥されると強固なネットワーク構造を形成し、
粉体の流動性を向上させ、かつ金属の腐食を防止する作
用も有しており、洗剤用ビルダーとしてきわめて好まし
い基材である。しかし、このような珪酸塩は非結晶性で
あり、 Na2Oで示されるアルカリ部分は乾燥時でもS
iO2 で示される酸性部分と結晶を形成できず、かなり
の自由水を有していると考えられる。このため、(A)
成分の脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩は加
水分解を受け易くなる。さらに、(B)成分であるアル
キルベンスルホン酸塩など液晶を形成しやすいアニオン
界面活性剤と珪酸塩が共存すると、珪酸塩による脂肪酸
低級アルキルエステルのスルホン酸塩の加水分解は促進
される傾向にある。
【0021】本発明の洗剤組成物において珪酸塩の含有
量は1〜5重量%であることが必須であり、2〜4重量
%が好ましい。珪酸塩の配合量が5重量%を超えると、
保存により脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩
の加水分解が進み、初期の洗浄力が維持できなくなる。
一方、1重量%未満では、洗剤粒子の流動性や布付着性
が悪く好ましくない。
【0022】(D)成分の炭酸塩としては、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムなどが用いられる。炭酸塩は、本発
明の洗剤組成物中に10〜40重量%配合され、好まし
くは15〜30重量%配合される。炭酸塩の配合量が1
0重量%未満では、脂肪酸低級アルキルエステルスルホ
ン酸塩の加水分解を防止できず、洗浄力が低下する。一
方、40重量%を超えて炭酸塩を配合しても、すでに添
加効果は飽和しており、他の成分の配合を制約するだけ
である。
【0023】また、(D)成分の炭酸塩として、
(D1)炭酸ナトリウムと(D2)炭酸カリウムとを、重
量比でD1/D2=80/20〜25/75の割合で配合
することが好ましく、これにより脂肪酸低級アルキルエ
ステルスルホン酸塩のいっそうの加水分解抑制効果と、
高嵩密度粒状洗剤の良好な溶解性が得られる。
【0024】さらに、本発明の高嵩密度粒状洗剤組成物
には、上記必須成分の他に通常、洗剤に添加される界面
活性剤や無機塩、キレートビルダー、再汚染防止剤、酵
素、蛍光剤、香料、漂白剤、漂白活性化剤などの公知成
分を添加することができる。
【0025】その例として、界面活性剤としては、ポリ
オキシエチレンのアルキルおよびアルケニルエーテルや
脂肪酸エステル、糖脂肪酸エステル、アルキルアミンオ
キサイドなどの非イオン活性剤、テトラアルキルアンモ
ニウムクロライドのようなカチオン活性剤やアルキルス
ルホベタインのような両性活性剤があり、泡コントロー
ル剤として脂肪酸のナトリウム塩いわゆる石鹸を配合す
ることができる。
【0026】キレートビルダーとしては、燐酸塩、ポリ
アクリル酸塩、多価カルボン酸塩、ゼオライトなどがあ
り、再汚染防止剤としてはポリビニルアルコール、カル
ボキシメチルセルロースなどがあり、酵素としてはプロ
テアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、アルカリリパーゼ
などがある。
【0027】さらに漂白剤として過炭酸ナトリウム、過
ほう酸ナトリウム、漂白活性化剤としてTAED(テト
ラアセチルエチレンジアミン)、PAG(ペンタアセチ
ルグルコース)、TMP−Cl(1−クロロ−4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)、
NOBS(ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸)など
が使用できる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、脂肪酸低級アルキルエ
ステル塩をコー・サーファクタントとして用いることに
より、高い洗浄力を有し、布付着が防止され、しかも、
長期保存後にも脂肪酸低級アルキルエステルスルホン酸
塩の加水分解が防止され、本来の洗浄性能を示す高嵩密
度粒状洗剤組成物が得られる。本発明は、特に、洗浄用
の主活性剤として、アニオン界面活性剤を配合する場合
に有用である。
【0029】
【実施例】後記表2に示した組成からノニオン界面活性
剤を除いた各成分を用いて固形分45%の洗剤スラリー
を調製した。この洗剤スラリーを、向流式噴霧乾燥塔を
用い、熱風温度380℃で、水分5%となるように乾燥
して、噴霧乾燥品を得た。
【0030】この噴霧乾燥品は、平均粒径350μm、
嵩密度0.35g/cc、安息角45度と流動性も良好
であった。ついで、この乾燥品、ノニオン界面活性剤お
よび水を連続ニーダ(栗本鉄工所製、KRCニーダ#2
型)に導入し、緻密で均一な捏和物を得た。
【0031】このニーダの排出口に5mmφの穴径を8
0個有した多孔板(厚さ10mm)を設置し、捏和物を
約5mmφ×10mmの円筒状ペレットとした。このペ
レットを2倍量(重量比)の15℃の冷却空気とともに
破砕機(スピードミルND−10型,岡田精工(株))
へと導入した。この時、同時に粉砕助剤として微粉砕炭
酸ナトリウムを、ペレット100重量部に対して4重量
部添加した。
【0032】破砕機は長さ10cmのカッターをクロス
4段で有しており、3000rpmで回転し、スクリー
ンは360度パンチングメタルからなっている。この破
砕機を連続で3段接続し、各段スクリーンの穴径を1段
目;3.5mmφ、2段目;2mmφ、3段目;1.5
mmφとした。破砕機を3段通過した粒子を冷却空気か
ら分離し、後記表2に示した組成を有し、平均粒径50
0μm、嵩密度0.8g/ccの高嵩密度粒状洗剤組成
物を得た。
【0033】これら各洗剤組成物について、洗浄力およ
び布付着性、保存後の脂肪酸低級アルキルエステルスル
ホン酸塩の加水分解率を測定、評価し、結果を表2に示
した。
【0034】(1) 洗浄力の評価方法 (I)人工汚垢の調製 結晶性鉱物であるカオリナイト、バーミキュライトなど
を主成分とする粘土を200℃で30時間乾燥したもの
を無機汚垢として使用した。
【0035】950ccの水にゼラチン3.5gを約4
0℃で溶解したのち強力な乳化分散機であるポリトロン
(スイスKINEMATICA製)で0.25gのカー
ボンブラックを水中に分散した。次に、無機汚垢14.
9gを加えてポリトロンで乳化し、さらに有機汚垢3
1.35gを加えてポリトロンで乳化分散して安定な汚
垢浴を作った。この汚垢浴中に10cm×20cmの所
定の清浄布(日本油化学協会指定綿布60番)を浸漬し
たのち、ゴム製2本ロールで水を絞り、汚垢の付着量を
均一化した。この汚垢布を105℃で30分間乾燥した
のち、汚垢布の両面を左右25回づつラビングした。こ
れを5cm×5cmに裁断して反射率が42±2%の範
囲のものを汚垢布に供した。こうして得られた人工汚垢
布の汚垢組成は表1の通りである。
【0036】
【表1】 汚 垢 成 分 組成(wt%) 有機汚垢: オレイン酸 28.3 トリオレイン 15.6 コレステロールオレート 12.2 流動パラフィン 2.5 スクワレン 2.5 コレステロール 1.6 油性汚垢合計 62.7 ゼラチン 7.0 無機汚垢 29.8 カーボンブラック(日本油化学協会指定) 0.5
【0037】(II) セバム布の調製 布(綿メリヤス5×5cm)に1枚当たり表1に示す有
機汚垢60mgを付着させて、セバム布とした。
【0038】(III) 評価方法 25℃、900mlのイオン交換水に洗剤組成物を0.
083%になるように溶解し、この溶液中にCaOとし
て0.0054%になるようにCaCl2 を加える。こ
の中に、人工汚垢布(5×5cm)5枚とセバム布3枚
を入れ、洗浄メリヤス布を用いて浴比を30倍にあわ
せ、ターゴトメーターを用いて120rpmで10分間
洗浄した後、水洗、乾燥する。被洗物の反射率を測定
し、数1により洗浄率を求めた。
【0039】
【数1】
【0040】(2)布付着性の評価方法 黒色ナイロンスリップ 80g×2枚 黒色アクリルセーター 180g×2枚 青色綿メリヤスシャツ 100g×5枚 からなる洗濯物を噴流式家庭用電気洗濯機に収め、粒状
洗剤と5℃の水道水を用いて洗剤濃度0.26%、浴比
30倍の条件下に5分間洗浄した後、5℃の水道水にて
3分間づつ2回すすいで脱水し、被洗物に付着した粒子
の多寡を下記の基準で目視判定し、布付着を評価した。
なお、合格レベルは、◎,○の記号で示された場合であ
る。
【0041】◎:付着粒子がない ○:付着粒子が目立たない △:付着粒子が若干目立つ ×:付着粒子が著しく目立つ
【0042】(3) 加水分解増加率の測定方法 アニオン界面活性剤量をメチレンブルー逆滴法によって
求め、あらかじめ設定したアニオン界面活性剤の配合比
からα−スルホ脂肪酸ジ塩との合計量Mを求める。次
に、洗剤組成物をpH11.50の90%エタノール溶
液で処理し、α−スルホ脂肪酸ジ塩を不溶物として分離
し、メチレンブルー逆滴法によりジ塩の量Sを求め、数
2により加水分解率Dを求める。
【0043】
【数2】D=(S/M)×100% 上記操作により、洗剤組成物の製造直後および60℃で
3日間放置後の加水分解率を求め、数3により加水分解
率を算出する。
【0044】
【数3】加水分解率(%)=(3日後の加水分解率)−
(製造直後の加水分解率)
【0045】
【表2】 試料No. 1*1 2*1 3 4 5 6 7 8*1 組成(wt%): α−SF−Na*2 5 − 3 5 5 5 5 5 LAS−K*3 15 15 15 15 15 15 15 15 AOS−K*4 10 15 12 10 − 10 10 10 AS−Na*5 − − − − 10 − − − 石けん*6 4 4 4 4 4 4 4 4 ノニオン*7 3 3 3 3 3 3 3 3 珪酸−Na*8 1 4 4 4 4 4 4 7 炭酸−K 10 10 10 10 10 15 20 10 炭酸−Na 20 20 20 20 20 15 10 15 A型ゼオライト 20 20 20 20 20 20 20 20 蛍光剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 硫酸−Na バ ラ ン ス 水分 6 6 6 6 6 6 6 6 評価: 洗浄力(%) 74 69 73 75 73 75 74 75 布付着性 △ ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 加水分解増加率(%) 5 − 30 25 25 20 15 60 *1) 試料No.1,2,8は比較例、他は実施例 *2) α−スルホ脂肪酸(C14〜C16)メチルエステルナト
リウム *3) 直鎖アルキル(C14〜C16)ベンゼンスルホン酸カリ
ウム *4) α−オレフィン(C14〜C16)スルホン酸カリウム *5) アルキル(C12)硫酸ナトリウム *6) 脂肪酸(C12〜C18)ナトリウム *7) アルキル(C13)エーテルエトキシレート (エチレンオキサイド平均付加モル数=25) *8) Na2O・2.2SiO2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) 脂肪酸残基の炭素数が8〜22の
    脂肪酸低級アルキルエステルのスルホン酸塩:1〜5重
    量%、 (B) 上記(A)成分以外のアニオン界面活性剤:1
    5〜60重量%、 (C) 珪酸塩:1〜5重量%、 (D) 炭酸塩:10〜40重量% を含有し、嵩密度が0.5g/cc以上であることを特
    徴とする高嵩密度粒状洗剤組成物。
JP35774891A 1991-12-25 1991-12-25 高嵩密度粒状洗剤組成物 Pending JPH05171199A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998038279A1 (en) * 1997-02-27 1998-09-03 The Procter & Gamble Company Process for making a detergent composition by adding co-surfactants
US6759382B2 (en) 2001-06-01 2004-07-06 Kay Chemical, Inc. Detergent composition containing a primary surfactant system and a secondary surfactant system, and a method of using the same

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