JPH0517028Y2 - - Google Patents

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JPH0517028Y2
JPH0517028Y2 JP1986150279U JP15027986U JPH0517028Y2 JP H0517028 Y2 JPH0517028 Y2 JP H0517028Y2 JP 1986150279 U JP1986150279 U JP 1986150279U JP 15027986 U JP15027986 U JP 15027986U JP H0517028 Y2 JPH0517028 Y2 JP H0517028Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はミシンの上送り装置に関し、特に布
押えを備えた布押え棒を下方に付勢する第1ばね
のばね力と、上送り歯と係合する送り歯押え棒を
下方に付勢する第2ばねのばね力とをそれぞれ個
別に調整しうるようになしたミシンの上送り装置
の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のミシンの上送り装置には、例え
ば実公昭56−1336号公報に記載されたものがあ
る。
これにおいては、調節ねじ5を螺進、螺退させ
ることで、布押え21を備えた第1押え棒7を一
方に付勢している第1弾性体17のばね力を増減
する一方、つまみ16を第3弾性体19のばね力
に抗して押し下げ、その調整軸14の下端の突出
部15を移動体10の溝8と係合させた状態のも
とで、前記つまみ16を所定方向へ回転し、移動
体10を螺進、螺退させることで、送り歯31に
対する第2押え棒11を下方に付勢している第2
弾性体18のばね力を増減するようになつてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、第2押え棒11を下向きに付勢して
いる第2弾性体18のばね力を増減する場合にお
いて、つまみ16を第3弾性体19のばね力に抗
して押し下げ、その調整軸14の下端の突出部1
5を移動体10の溝8と係合させ、この状態を保
ちながら前記つまみ16を回転するという操作は
厄介である。また、回転操作時につまみ16から
指先を離すと、第3弾性体19のばね力によつ
て、つまみ16が上方へ押上げられ、その調整軸
14の突出部15が移動体10の溝8から外れ
る。このため、再びつまみ16を第3弾性体19
のばね力に抗して押し下げながら、その調整軸1
4の突出部15を移動体10の溝8と係合させな
ければならない。このようなことから、第2弾性
体18のばね力を大幅に変更するときには、その
ばね力調整操作に多くの手間を必要とする等の問
題点があつた。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案では、ミシン機枠の下部に昇降
可能に嵌挿されかつ布押えを備えた筒軸状の布押
え棒と、前記ミシン機枠の上部に上下方向へ進退
可能に螺合されかつ上部外周に操作ノブを有する
第1調整体と、前記布押え棒と第1調整体との間
に配設されかつ前記布押え棒を下方へ付勢する第
1ばねと、送り機構によつて布送り動作される上
送り歯と係合するように前記布押え棒の中心孔の
下部に昇降可能に嵌挿された送り歯押え棒と、前
記布押え棒の中心孔内における前記送り歯押え棒
よりも上方にて上下方向へ進退可能に螺合された
第2調整体と、前記送り歯押え棒と第2調整体と
の間に配設されかつ前記送り歯押え棒を下方へ付
勢する第2ばねとを備えたミシンの上送り装置で
あつて、 前記第1調整体の操作ノブの上端面から同第1
調整体と同一中心線上に突出された突出部には前
記第2調整体を上下方向に進退させるための回動
体を回転子を介して回動可能にかつ上下方向へは
移動不能に組付け、前記回動体の下面中央部には
前記第2調整体の中心部に形成された上方開口の
係合孔に嵌挿される連結軸が垂下状に設け、前記
連結軸し係合孔とは角軸及び角孔の嵌合にて常時
トルク伝達可能に嵌合されるとともに、前記第2
弾性体の上下動は許容する軸長さ及び孔深さによ
り設定され、しかも、前記回転子は前記操作ノブ
の上端面から突出された前記突出部の回りに回動
可能に嵌挿されるとともに、同突出部の先端部外
周に固定された止め輪と前記操作ノブとの間にお
いて上下方向へ移動不能に設けられ、前記回動体
は前記回転子の外周に止めねじによつて止着され
ている構成にしたものである。
(作用) 前記したように構成されるミシンの上送り装置
において、布押え棒を下向きに付勢している第1
ばねのばね力を増減調整する場合、第1調整体の
操作ノブを所定方向へ回転操作することで、この
第1調整体が上下方向へ螺進あるいは螺退し、こ
れによつて第1ばねのばね力が増減される。
さらに、送り歯押え棒を下向きに付勢している
第2ばねのばね力を増減調整する場合、回動体を
下方へ押し下げることなく、定位置で所定方向へ
回動操作することで、その回動体のトルクが連結
軸と係合孔とを介して第2調整体に伝達され、こ
の第2調整体が上下方向へ螺進あるいは螺退し、
これによつて第2ばねのばね力が増減される。
また、回動体は、操作ノブの突出部に回動可能
にかつ上下方向へは移動不能に設けられた回転子
の外周に止めねじによつて止着されることで容易
に組付けられる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に従つて説明
する。
ミシンの上送り装置を側面から表わした第1図
及び正断面で表わした第2図において、ミシン機
枠1の下部に固着された案内筒2にはその中心孔
よりも若干小さい外径で筒状に形成された布押え
棒4が上下動可能に嵌挿されている。布押え棒4
の下端部外周には、上送り台5が固定され、この
上送り台5の下部にはミシンベツド3の針板上面
の布地を押える布押え6が装着されている。ま
た、前記上送り台5の後部に下向き延出された支
持片5aの下部にはピン7によつて支持ローラ8
が回転自在に取着されている。
上送り歯9が前端部に装着された取付台10に
は、前記上送り台5の支持ローラ8に対し摺動可
能に嵌合する前後方向の摺動溝11が形成されて
いる。そして、取付台10はその摺動溝11が支
持ローラ8と嵌合した状態において上送り台5に
支持されている。前記取付台10の上送り歯9
は、周知のように、水平送り機構12と上下送り
機構13によつて上送り四運動されるようになつ
ている。すなわち、水平送り機構12の駆動軸1
4を所定角度の範囲において、正逆回動させるこ
とで、水平送り用の揺動アーム15が軸16を中
心として揺動され、連動リンク17を介して上送
り歯9の取付台10が、支持ローラ8と摺動溝1
1との案内作用によつて前後動される。また、上
下送り機構13の駆動軸18を所定角度の範囲に
おいて正逆回動させることで、上下送り用の揺動
アーム19が軸20を中心として揺動され、連動
リンク21及び連動レバー22を介して、上送り
歯9の取付台10が支持ローラ8を支点として上
下動されるようになつている。
前記布押え棒4の上方に対向するミシン機枠1
の上部には、筒状に形成された第1調整体23
が、その略下半部外周に形成されたおねじ部23
aにおいて上下方向に進退可能に螺合されてい
る。この第1調整体23の上部外周には大径の操
作ノブ24が一体に形成されている。
前記第1調整体23と布押え棒4との間には、
この布押え棒4を下向きに付勢する圧縮コイルス
プリングよりなり第1ばね25が後述する第2調
整体28の外周に支持された状態で伸縮可能に介
装されている。
前記布押え棒4の中心孔の下部には、短尺の送
り歯押え棒26が上下動可能に嵌挿され、この送
り押え棒26の下端部には、取付台10の前部上
面に当接して係合する押え球27が回転自在に嵌
着されている。
前記布押え棒4の中心孔の上部には、第2調整
体28がその下部外周に形成されたおねじ部28
aにおいて上下方向へ進退可能に螺合されてい
る。そして、この第2調整体28の上端は、第1
調整体23の中心孔の略中間位置まで延出されて
いる。さらに、布押え棒4の中心孔には、前記第
2調整体28と送り歯押え棒26との間におい
て、この送り歯押え棒26を下向きに付勢する圧
縮コイルスプリングよりなる第2ばね29が介装
されている。
前記第1調整体23の操作ノブ24の上端面か
ら第1調整体23と同一中心線上に突出された突
出部の外周には第2調整体28を上下方向に進退
させるための回動体30が回転子32を介して回
転可能にかつ上下方向へは移動不能に配設されて
いる。
すなわち、前記回転子32は、操作ノブ24の
前記突出部の回りに回動可能に嵌挿されるととも
に、同突出部の先端部外周に固定された止め輪3
1と操作ノブ24との間において回転子32が回
転可能にかつ上下方向へは移動不能に装着されて
いる。この回転子32の外周には円形キヤツプ状
をなす前記回動体30が止めねじ33によつて止
着されている。そして、回動体30の下面中心部
には、第1調整体23の中心孔上部に回転可能に
嵌挿されるボス部34が突設され、このボス部3
4には上下方向の連結軸35がその上部におい
て、回り止め及び抜け止めされて嵌装されてい
る。前記連結軸35の下部は、前記第2調整体2
8の中心部に形成された上方開口の係合孔36に
嵌挿されている。そして、第3図に示すように、
前記連結軸35と係合孔36とは、四角、六角等
の角軸、角孔による嵌合で常時トルク伝達可能に
嵌合されるとともに、第2調整体28の上下動
は、許容する軸長さ及び孔深さに設定されてい
る。
また、この実施例において、ミシン機枠1の前
面には、第4図に示すように、上送り量を調整す
るための第1調整ダイヤル37、いせ込み縫等に
おいて上送り量を増加するための第2調整ダイヤ
ル38及び下送り量を調整するための第3調整ダ
イヤル39とがそれぞれ配設されている。特に、
前記第1調整ダイヤル37は他のダイヤル38,
39に比し2倍程度大径に形成され、その周縁に
は拡大の目盛が付され、上送り量の調整が容易に
かつ正確に行なうことができるようになつてい
る。
上述したように構成されるこの実施例におい
て、まず、布押え棒4を下向きに付勢している第
1ばね25のばね力を増減調整する場合、第1調
整体23の操作ノブ24を所定方向へ回転操作す
ると、この第1調整体23が上下方向へ螺進ある
いは螺退される。そして、前記第1調整体23が
下方へ螺進されることで、第1ばね25が圧縮さ
れ、そのばね力が増加される。逆に前記第1調整
体23が上方へ螺退されることで、第1ばね25
が伸長され、そのばね力が軽減される。
次に、送り歯押え棒26を下向きに付勢してい
る第2ばね29のばね力を増減調整する場合、回
動体30を所定方向へ回転操作する。すると、こ
の回動体30のトルクが連結軸35と係合孔36
とを介して第2調整体28に伝達され、この第2
調整体28が上下方向へ螺進あるいは螺退され
る。そして、第2調整体28が下方へ螺進される
ことで、第2ばね29が圧縮され、そのばね力が
増加される。逆に第2調整体28が上方へ螺退さ
れることで、第2ばね29が伸長され、そのばね
力が軽減される。
すなわち、第2ばね29のばね力を増減すると
きには、回転体30を下方へ押し下げることな
く、定位置で回転操作することで、第2ばね29
のばね力を容易に増減することができる。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、送り歯
押え棒を下向きに付勢している第2ばねのばね力
を増減調整する場合、回動体を下方へ押し下げる
ことなく、定位置で所定方向へ回転するという、
きわめて簡単な操作によつて第2調整体を上下方
向へ螺進、螺退することができる。
この結果、前記第2ばねのばね力を容易にかつ
手早く増減調整することができ、特に、第2ばね
のばね力を大幅に変更する必要性のあるときに
は、その効果が大きい。
さらに、操作ノブの突出部に設けられた回転子
の外周に止めねじによつて回動体を止着すること
で、前記突出部に対し回動体を回動可能にかつ上
下方向へは移動不能に容易に組付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はミシンの上送り装置を示す正断面図、第2図
は同じく側面図、第3図は第1図の−線平断
面図、第4図はミシン全体を示す正面図である。 1……ミシン機枠、4……布押え棒、6……布
押え、9……上送り歯、23……第1調整体、2
4……操作ノブ、25……第1ばね、26……送
り歯押え棒、28……第2調整体、29……第2
ばね、30……回動体、35……連結軸、36…
…係合孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミシン機枠1の下部に昇降可能に嵌挿されかつ
    布押え6を備えた筒軸状の布押え棒4と、 前記ミシン機枠1の上部に上下方向へ進退可能
    に螺合されかつ上部外周に操作ノブ24を有する
    第1調整体23と、 前記布押え棒4と第1調整体23との間に配設
    されかつ前記布押え棒4を下方へ付勢する第1ば
    ね25と、 送り機構によつて布送り動作される上送り歯9
    と係合するように前記布押え棒4の中心孔の下部
    に昇降可能に嵌挿された送り歯押え棒26と、 前記布押え棒4の中心孔内における前記送り歯
    押え棒26よりも上方にて上下方向へ進退可能に
    螺合された第2調整体28と、 前記送り歯押え棒26と第2調整体28との間
    に配設されかつ前記送り歯押え棒26を下方へ付
    勢する第2ばね29とを備えたミシンの上送り装
    置であつて、 前記第1調整体23の操作ノブ24の上端面か
    ら同第1調整体23と同一中心線上に突出された
    突出部には前記第2調整体28を上下方向に進退
    させるための回動体30を回転子32を介して回
    動可能にかつ上下方向へは移動不能に組付け、前
    記回動体30の下面中央部には前記第2調整体2
    8の中心部に形成された上方開口の係合孔36に
    嵌挿される連結軸35が垂下状に設けられ、 前記連結軸35と係合孔36とは角軸及び角孔
    の嵌合にて常時トルク伝達可能に嵌合されるとと
    もに、前記第2調整体28の上下動は許容する軸
    長さ及び孔深さにより設定され、 しかも、前記回転子32は前記操作ノブ24の
    上端面から突出された前記突出部の回りに回動可
    能に嵌挿されるとともに、同突出部の先端部外周
    に固定された止め輪31と前記操作ノブ24との
    間において上下方向へ移動不能に設けられ、 前記回動体30は前記回転子32の外周に止め
    ねじ33によつて止着されていることを特徴とす
    るミシンの上送り装置。
JP1986150279U 1986-09-30 1986-09-30 Expired - Lifetime JPH0517028Y2 (ja)

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JPS6355971U JPS6355971U (ja) 1988-04-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561336U (ja) * 1979-06-19 1981-01-08

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JPS561336U (ja) * 1979-06-19 1981-01-08

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