JPH05168656A - 人工指関節 - Google Patents
人工指関節Info
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- JPH05168656A JPH05168656A JP34433991A JP34433991A JPH05168656A JP H05168656 A JPH05168656 A JP H05168656A JP 34433991 A JP34433991 A JP 34433991A JP 34433991 A JP34433991 A JP 34433991A JP H05168656 A JPH05168656 A JP H05168656A
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- Japan
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- end side
- side member
- finger joint
- ball
- artificial finger
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/30—Joints
- A61F2/42—Joints for wrists or ankles; for hands, e.g. fingers; for feet, e.g. toes
- A61F2/4241—Joints for wrists or ankles; for hands, e.g. fingers; for feet, e.g. toes for hands, e.g. fingers
-
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ボール部及び該ボール部の円周方向に凹部また
は凸部を有する遠位端側部材と、内部に上記ボール部が
摺動する摺動面と該摺動面に上記凹部又は凸部と組み合
わされる凸条又は凹溝を有するソケット部を備えた近位
端側部材とから成る人工指関節。 【効果】本発明によれば、本来の指関節の内外側方向の
可動範囲を再現することができ、また脱臼、生体内での
短期間の劣化を生じることのない人工指関節のインプラ
ントが可能である。
は凸部を有する遠位端側部材と、内部に上記ボール部が
摺動する摺動面と該摺動面に上記凹部又は凸部と組み合
わされる凸条又は凹溝を有するソケット部を備えた近位
端側部材とから成る人工指関節。 【効果】本発明によれば、本来の指関節の内外側方向の
可動範囲を再現することができ、また脱臼、生体内での
短期間の劣化を生じることのない人工指関節のインプラ
ントが可能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は慢性リウマチ症や、外傷
等によって変形、破壊し関節機能が低下した指関節を置
換し、本来の関節機能を回復させるための人工指関節に
関するものである。
等によって変形、破壊し関節機能が低下した指関節を置
換し、本来の関節機能を回復させるための人工指関節に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、変形、破壊した指関節に対して
は、関節固定術や関節形成術が一般的に行われていた。
しかし近年は、除痛、可動域の改善、変形の矯正を目的
として、人工指関節置換術が行われるようになってき
た。
は、関節固定術や関節形成術が一般的に行われていた。
しかし近年は、除痛、可動域の改善、変形の矯正を目的
として、人工指関節置換術が行われるようになってき
た。
【０００３】この置換術に用いる人工指関節としては、
米国特許第４，３６７，５６２号特許が開示する如く摺
動部を持たず関節を構成する骨の髄腔に挿入するステム
部と本体部が一体であるシリコン製人工指関節；指関節
を構成する骨の髄腔に挿入するステム部を具備する２つ
の部材がヒンジでもって屈曲、伸展するヒンジ型人工指
関節；及び米国特許第４，３６７，５６２号特許が開示
する如く指関節を構成する骨の髄腔に挿入するステム部
を具備する２つの部材の一方が具備するボール部が他方
が具備するソケット部において摺動するボール／ソケッ
ト型人工指関節があった。
米国特許第４，３６７，５６２号特許が開示する如く摺
動部を持たず関節を構成する骨の髄腔に挿入するステム
部と本体部が一体であるシリコン製人工指関節；指関節
を構成する骨の髄腔に挿入するステム部を具備する２つ
の部材がヒンジでもって屈曲、伸展するヒンジ型人工指
関節；及び米国特許第４，３６７，５６２号特許が開示
する如く指関節を構成する骨の髄腔に挿入するステム部
を具備する２つの部材の一方が具備するボール部が他方
が具備するソケット部において摺動するボール／ソケッ
ト型人工指関節があった。
【０００４】
【従来技術の課題】天然の指関節は屈曲、伸展方向の揺
動に加え、内外側方向にもわずかであるが揺動するもの
である。上記の人工指関節のうちヒンジ型人工指関節は
その構造上、内外側方向への揺動が不可能である。一
方、ボール／ソケット型人工指関節においては屈曲、伸
展方向；内外側方向ともに大きな可動域を有するが、必
要以上な揺動範囲を持つためかえって本来の指関節の再
現を阻害したり、ボール部がソケット部より脱臼してし
まう不具合があった。また、シリコン製人工指関節はほ
ぼ無制限な可動域を有するものであり、脱臼の可能性は
ないが体内において数年経つとシリコンが劣化してしま
うという不具合があった。
動に加え、内外側方向にもわずかであるが揺動するもの
である。上記の人工指関節のうちヒンジ型人工指関節は
その構造上、内外側方向への揺動が不可能である。一
方、ボール／ソケット型人工指関節においては屈曲、伸
展方向；内外側方向ともに大きな可動域を有するが、必
要以上な揺動範囲を持つためかえって本来の指関節の再
現を阻害したり、ボール部がソケット部より脱臼してし
まう不具合があった。また、シリコン製人工指関節はほ
ぼ無制限な可動域を有するものであり、脱臼の可能性は
ないが体内において数年経つとシリコンが劣化してしま
うという不具合があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明はボール部及び該ボール部の円周方向に凹部
または凸部を有する遠位端側部材と、内部に上記ボール
部が摺動する摺動面と該摺動面に上記凹部又は凸部と組
み合わされる凸条又は凹溝を有するソケット部を備えた
近位端側部材とから成る人工指関節を提供するものであ
る。
め、本発明はボール部及び該ボール部の円周方向に凹部
または凸部を有する遠位端側部材と、内部に上記ボール
部が摺動する摺動面と該摺動面に上記凹部又は凸部と組
み合わされる凸条又は凹溝を有するソケット部を備えた
近位端側部材とから成る人工指関節を提供するものであ
る。
【０００６】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を具体的に
詳述する。図１は、本発明の人工指関節１を示す分解斜
視図であり、２はチタン合金よりなる遠位端側部材であ
って、球状であるボール部２ａと該ボール部２ａの円周
方向にはほぼ全周にわたり断面形状が長方形である凸部
２ｂ、さらに骨に挿入するべく棒状のステム部２ｃを備
え、３は近位端側部材であって、ポリエチレンよりなり
外形がオーバーハングした略半球状であるソケット部３
ａと、該ソケット部３ａとその極点付近に穿孔してなる
固定穴（不図示）において接着材で固定され、骨に挿入
するべく棒状をしたチタン合金製のステム部３ｂからな
るもので、また４はチタン合金、又はセラミックよりな
る鞘状部材であり、上記近位端側部材３のステム部３ｂ
を内部に挿入するべく挿入孔４ａを有する。
詳述する。図１は、本発明の人工指関節１を示す分解斜
視図であり、２はチタン合金よりなる遠位端側部材であ
って、球状であるボール部２ａと該ボール部２ａの円周
方向にはほぼ全周にわたり断面形状が長方形である凸部
２ｂ、さらに骨に挿入するべく棒状のステム部２ｃを備
え、３は近位端側部材であって、ポリエチレンよりなり
外形がオーバーハングした略半球状であるソケット部３
ａと、該ソケット部３ａとその極点付近に穿孔してなる
固定穴（不図示）において接着材で固定され、骨に挿入
するべく棒状をしたチタン合金製のステム部３ｂからな
るもので、また４はチタン合金、又はセラミックよりな
る鞘状部材であり、上記近位端側部材３のステム部３ｂ
を内部に挿入するべく挿入孔４ａを有する。
【０００７】遠位端側部材２としては、チタン合金の他
摺動特性に優れるアルミナ、ジルコニア等のセラミック
材料、又は生体との親和性に優れる純チタン又はコバル
トクロム合金、ステンレス鋼等の金属材料よりなるのが
好ましく、またこれらの材料を複合的に用いてもよい。
またステム部２ｃは安定的骨との固定のために多角形柱
状でさらに先細り形状のものでも良い。
摺動特性に優れるアルミナ、ジルコニア等のセラミック
材料、又は生体との親和性に優れる純チタン又はコバル
トクロム合金、ステンレス鋼等の金属材料よりなるのが
好ましく、またこれらの材料を複合的に用いてもよい。
またステム部２ｃは安定的骨との固定のために多角形柱
状でさらに先細り形状のものでも良い。
【０００８】図２は人工指関節１を構成する遠位端側部
材２の別態様を示す斜視図、また図３は図２のＡ−Ａ線
断面図であり、アルミナセラミック製のボール部２ａの
中心円周方向にステム部２ｃとボール部２ａとの接合部
分を除く全周に渡って設けた溝２ｄに圧入設置せたポリ
エチレンより成り上記接合部分に対応する切り欠きを有
するリングを圧入してなる凸部２ｂを示している。この
ようにしておけば凸部０ｂと近位端側部材３のソケット
部３ａに形成された凹溝３ｆの壁面の当接による人工指
関節１の破損の危険性を防止することができる。
材２の別態様を示す斜視図、また図３は図２のＡ−Ａ線
断面図であり、アルミナセラミック製のボール部２ａの
中心円周方向にステム部２ｃとボール部２ａとの接合部
分を除く全周に渡って設けた溝２ｄに圧入設置せたポリ
エチレンより成り上記接合部分に対応する切り欠きを有
するリングを圧入してなる凸部２ｂを示している。この
ようにしておけば凸部０ｂと近位端側部材３のソケット
部３ａに形成された凹溝３ｆの壁面の当接による人工指
関節１の破損の危険性を防止することができる。
【０００９】また、上記ステム部２ｃはボーンセメント
を用いて遠位骨に固定するか、又は外表面にハイドロキ
シアパタイト等をコーティングしてポーラス状の骨増殖
誘導性の被覆層（不図示）を形成することによって骨髄
腔内に固定する。
を用いて遠位骨に固定するか、又は外表面にハイドロキ
シアパタイト等をコーティングしてポーラス状の骨増殖
誘導性の被覆層（不図示）を形成することによって骨髄
腔内に固定する。
【００１０】近位端側部材３のソケット部３ａの内部３
ｃには、ドーム状の摺動面３ｄを有し前記ボール部２ａ
と対応する摺動空間３ｅと断面形状が前記凸部２ｂより
大きく、断面形状が略長方形である凹溝３ｆが上記摺動
面３ｄの中心付近に設けられている。
ｃには、ドーム状の摺動面３ｄを有し前記ボール部２ａ
と対応する摺動空間３ｅと断面形状が前記凸部２ｂより
大きく、断面形状が略長方形である凹溝３ｆが上記摺動
面３ｄの中心付近に設けられている。
【００１１】上記ソケット部３ａはポリエチレンの他、
摺動特性に優れるアルミナ、ジルコニア等のセラミック
材料、又は生体との親和性に優れるチタン合金、純チタ
ン又はコバルトクロム合金、ステンレス鋼等の金属材料
よりなるのが好ましく、さらに骨と接するソケット部３
ａの外表面を、例えばハイドロキシアパタイト等をコー
ティングしてポーラス状の骨増殖誘導性の被覆層（不図
示）を形成する方法などを用いてポーラス状とすると骨
との固定力が強化される。なお、上記の材料は複合的に
用いても良い。
摺動特性に優れるアルミナ、ジルコニア等のセラミック
材料、又は生体との親和性に優れるチタン合金、純チタ
ン又はコバルトクロム合金、ステンレス鋼等の金属材料
よりなるのが好ましく、さらに骨と接するソケット部３
ａの外表面を、例えばハイドロキシアパタイト等をコー
ティングしてポーラス状の骨増殖誘導性の被覆層（不図
示）を形成する方法などを用いてポーラス状とすると骨
との固定力が強化される。なお、上記の材料は複合的に
用いても良い。
【００１２】また、上記ステム部３ｂはチタン合金の
他、摺動特性に優れるアルミナ、ジルコニア等のセラミ
ック材料、又は生体との親和性に優れるチタン合金、純
チタン又はコバルトクロム合金、ステンレス鋼等の金属
材料よりなるのが好ましく、さらにその外表面は滑面で
あることが望ましい。
他、摺動特性に優れるアルミナ、ジルコニア等のセラミ
ック材料、又は生体との親和性に優れるチタン合金、純
チタン又はコバルトクロム合金、ステンレス鋼等の金属
材料よりなるのが好ましく、さらにその外表面は滑面で
あることが望ましい。
【００１３】また、鞘状部材４は上記近位端側部材３の
ステム部３ｂを挿入するべく挿入孔４ａを有する。近位
端側部材３のステム部３ｂは鞘状部材４を介して骨髄腔
内に挿入するが、これは人工指関節１を設置し、屈曲、
伸展を行う際近位端側部材３にこれを骨髄腔から引き抜
こうという力が加わるが、この力をステム部３ｂが鞘状
部材４の挿入孔４ａ内にてスライドすることによって吸
収しようというものである。鞘状部材４は外表面にボー
ンセメントを塗布することによって、またはアパタイト
などをポーラス状にコーティングすることによって骨増
殖誘導性の皮膜層（不図示）とすることによって骨と固
定する。上述のように上記ステム部３ｂは鞘状部材４の
挿入孔４ａ内にてスライドするべく挿入されるので近位
端部材３が上記の力を吸収し、よって鞘状部材４の髄腔
内での早期の固定が実現する。
ステム部３ｂを挿入するべく挿入孔４ａを有する。近位
端側部材３のステム部３ｂは鞘状部材４を介して骨髄腔
内に挿入するが、これは人工指関節１を設置し、屈曲、
伸展を行う際近位端側部材３にこれを骨髄腔から引き抜
こうという力が加わるが、この力をステム部３ｂが鞘状
部材４の挿入孔４ａ内にてスライドすることによって吸
収しようというものである。鞘状部材４は外表面にボー
ンセメントを塗布することによって、またはアパタイト
などをポーラス状にコーティングすることによって骨増
殖誘導性の皮膜層（不図示）とすることによって骨と固
定する。上述のように上記ステム部３ｂは鞘状部材４の
挿入孔４ａ内にてスライドするべく挿入されるので近位
端部材３が上記の力を吸収し、よって鞘状部材４の髄腔
内での早期の固定が実現する。
【００１４】以上のような構成からなる人工指関節の作
用を以下に説明する。図４は本考案の人工指関節１を示
す一部破断図であり、本図に示すように凹溝３ｆを凸部
２ｂより大きくしてあるため、遠位端部材２は近位端部
材３に対して内外側方向にθ°＝５〜６０°揺動する。
なお、凸部２ｂの巾ｗ2 、高さh 2 はそれぞれ１〜１０
ｍｍ、０．２〜３．０ｍｍ、また凹部３ｆの巾w 3 , 深
さはh 3 はそれぞれ１．５〜１２ｍｍ、０．５〜５．０
ｍｍである。本来の指関節における内外側方向の可動角
度は５°〜６０°であり、このため、ｗ2 ／w 3 ＝１．
１〜２．４であることが好ましい。
用を以下に説明する。図４は本考案の人工指関節１を示
す一部破断図であり、本図に示すように凹溝３ｆを凸部
２ｂより大きくしてあるため、遠位端部材２は近位端部
材３に対して内外側方向にθ°＝５〜６０°揺動する。
なお、凸部２ｂの巾ｗ2 、高さh 2 はそれぞれ１〜１０
ｍｍ、０．２〜３．０ｍｍ、また凹部３ｆの巾w 3 , 深
さはh 3 はそれぞれ１．５〜１２ｍｍ、０．５〜５．０
ｍｍである。本来の指関節における内外側方向の可動角
度は５°〜６０°であり、このため、ｗ2 ／w 3 ＝１．
１〜２．４であることが好ましい。
【００１５】また屈曲、伸展の方向には従来のボール／
ソケット型人工指関節及びヒンジ型人工指関節の如く大
きな可動範囲を有し、また上記の凸部２ｂ及び凹溝３ｆ
によって本来の指関節の如き内外側方向の可動範囲のみ
で揺動する制御してあるため脱臼の恐れがない。
ソケット型人工指関節及びヒンジ型人工指関節の如く大
きな可動範囲を有し、また上記の凸部２ｂ及び凹溝３ｆ
によって本来の指関節の如き内外側方向の可動範囲のみ
で揺動する制御してあるため脱臼の恐れがない。
【００１６】図５は、右手の人さし指の指節間関節を置
換した人工指関節１を示す部分断面上面図であり、遠位
端側部材２を第２中節骨Ｔ1 の髄腔Ｔ2 に挿入しボーン
セメントＣを用いて固定し、また近位側端部材３を第２
基節骨Ｌ1 の髄腔Ｌ2 に挿入しボーンセメントＣで固定
した鞘状部材４の挿入孔４ａ内をスライド自在であるよ
うに上記髄腔Ｌ1 に挿入してある。本人工指関節１は前
記の生体内での長期の使用に耐え得る材料を用いている
ので、従来のシリコン製人工指関節の如く短期間で劣化
してしまうことがない。
換した人工指関節１を示す部分断面上面図であり、遠位
端側部材２を第２中節骨Ｔ1 の髄腔Ｔ2 に挿入しボーン
セメントＣを用いて固定し、また近位側端部材３を第２
基節骨Ｌ1 の髄腔Ｌ2 に挿入しボーンセメントＣで固定
した鞘状部材４の挿入孔４ａ内をスライド自在であるよ
うに上記髄腔Ｌ1 に挿入してある。本人工指関節１は前
記の生体内での長期の使用に耐え得る材料を用いている
ので、従来のシリコン製人工指関節の如く短期間で劣化
してしまうことがない。
【００１７】なお、上記の凸部２ｂは図６に示す如く角
部が丸みを持ったもの、あるいは断面が半円状のもので
もよく、このようにしておけば凸部２ｂと凹溝３ｆの壁
面の当接による人工指関節１の破損の危険性を防止する
ことができる。
部が丸みを持ったもの、あるいは断面が半円状のもので
もよく、このようにしておけば凸部２ｂと凹溝３ｆの壁
面の当接による人工指関節１の破損の危険性を防止する
ことができる。
【００１８】図７は本発明による人工指関節１の別態様
を示す一部破断図であり、遠位端部材２のボール部２ａ
の円周方向には前記凸部２ｂにかわってステム部２ｃと
の接合部分を除く全周に渡って断面形状が長方形をなす
凹部２ｅが、近位端部材３の内部には前記凹溝３ｆにか
わって断面形状が上記凹部２ｅよりも小形の凸条３ｇが
設けられている。
を示す一部破断図であり、遠位端部材２のボール部２ａ
の円周方向には前記凸部２ｂにかわってステム部２ｃと
の接合部分を除く全周に渡って断面形状が長方形をなす
凹部２ｅが、近位端部材３の内部には前記凹溝３ｆにか
わって断面形状が上記凹部２ｅよりも小形の凸条３ｇが
設けられている。
【００１９】この凸条３ｇと凹部２ｅの作用は前記凸部
２ｂ及び凹溝３ｆとまったく同一であり、どちらかを採
用するかは実施者の任意、選択に任される。
２ｂ及び凹溝３ｆとまったく同一であり、どちらかを採
用するかは実施者の任意、選択に任される。
【００２０】また、前述の鞘状部材４は図８に示す如
く、外形、外寸法が同じで本体部４ｂの肉厚が異なるも
の、あるいは挿入孔４ａの孔壁角度を変えたものを用意
しておくことにより、鞘状部材４の後端より遠位端側部
材２のステム部材２ｃの先端までの距離ｌを調整するこ
とが出来るため、人工指関節１自体の設置位置調整が可
能である。したがって、外形、外寸法が同じで本体部４
ｂの肉厚の異なるものを幾つも予め用意しておくと、人
工指関節１の正しい位置への設置のため最適の鞘状部材
４を選択することによって、試摘をあてがい微調整を行
いながらの骨切除を行う必要がなく、また人工指関節１
としてを大きさが種々異なるものを準備しておく必要も
なく、手術時間の短縮による置換術の安全化と最適な人
工指関節１の設置が可能である。なお、上記鞘状部材４
を用いない場合は近位端側部材３のステム部３ｂをボー
ンセメントを用いて骨髄腔内に固定したり、又はステム
部３ｂ表面をコティングなどの方法によってポーラス状
のものとし、ポア内での生体骨の増殖生成によって骨髄
腔内に固定する。
く、外形、外寸法が同じで本体部４ｂの肉厚が異なるも
の、あるいは挿入孔４ａの孔壁角度を変えたものを用意
しておくことにより、鞘状部材４の後端より遠位端側部
材２のステム部材２ｃの先端までの距離ｌを調整するこ
とが出来るため、人工指関節１自体の設置位置調整が可
能である。したがって、外形、外寸法が同じで本体部４
ｂの肉厚の異なるものを幾つも予め用意しておくと、人
工指関節１の正しい位置への設置のため最適の鞘状部材
４を選択することによって、試摘をあてがい微調整を行
いながらの骨切除を行う必要がなく、また人工指関節１
としてを大きさが種々異なるものを準備しておく必要も
なく、手術時間の短縮による置換術の安全化と最適な人
工指関節１の設置が可能である。なお、上記鞘状部材４
を用いない場合は近位端側部材３のステム部３ｂをボー
ンセメントを用いて骨髄腔内に固定したり、又はステム
部３ｂ表面をコティングなどの方法によってポーラス状
のものとし、ポア内での生体骨の増殖生成によって骨髄
腔内に固定する。
【００２１】なお、遠位端側部材２の前記凸部２ｂ又は
凹部２ｅは必ずしもボール部２ａの中心円周方向に位置
する必要はなく、図９に示す２つの凸部２ｂ，２ｂの如
く、中心円周方向からずれた位置にあってもよく、また
これらが１つのみ設けられたものであってもよい。
凹部２ｅは必ずしもボール部２ａの中心円周方向に位置
する必要はなく、図９に示す２つの凸部２ｂ，２ｂの如
く、中心円周方向からずれた位置にあってもよく、また
これらが１つのみ設けられたものであってもよい。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、本来の指関節の内外側
方向の可動範囲を再現することができ、また脱臼、生体
内での短期間の劣化を生じることのない人工指関節のイ
ンプラントが可能である。
方向の可動範囲を再現することができ、また脱臼、生体
内での短期間の劣化を生じることのない人工指関節のイ
ンプラントが可能である。
【図１】本発明の人工指関節を示す分解斜視図である。
【図２】別態様の遠位端側部材を含む人工指関節を示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】本発明の人工指関節を示す一部破断図である。
【図５】本発明の人工指関節を示す一部破断図である。
【図６】別態様の遠位端側部材を含む人工指関節を示す
一部破断図である。
一部破断図である。
【図７】本発明の人工指関節の別態様を示す一部破断図
である。
である。
【図８】本体部の肉厚の異なる鞘状部材を用いた人工指
関節の設置の様子を示す一部破断図である。
関節の設置の様子を示す一部破断図である。
【図９】本発明の人工指関節の別態様を示す一部破断図
である。
である。
１ 人工指関節 ２ 遠位端側部材 ３ 近位端側部材 ４ 鞘状部材 2a ボール部 2b 凸部 2e 凹部 3a ソケット部 3f 凹溝 3g 凸条 θ テーパー角
Claims (1)
- 【請求項１】 ボール部及び該ボール部の円周方向に凹
部または凸部を有する遠位端側部材と、内部に上記ボー
ル部が摺動する摺動面と該摺動面に上記凹部又は凸部と
組み合わされる凸条又は凹溝を有するソケット部を備え
た近位端側部材とから成る人工指関節。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34433991A JP3103639B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 人工指関節 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34433991A JP3103639B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 人工指関節 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05168656A true JPH05168656A (ja) | 1993-07-02 |
| JP3103639B2 JP3103639B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=18368475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34433991A Expired - Fee Related JP3103639B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 人工指関節 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3103639B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6488711B1 (en) * | 1997-12-19 | 2002-12-03 | Josef Grafinger | Knee-joint prosthesis |
| US7875082B2 (en) * | 2008-05-09 | 2011-01-25 | Remi Sciences, Inc. | Ulnar head prosthesis system |
| JP2016532533A (ja) * | 2013-10-13 | 2016-10-20 | ４１メディカル アーゲー４１ｍｅｄｉｃａｌ ＡＧ | 関節インプラント |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34433991A patent/JP3103639B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6488711B1 (en) * | 1997-12-19 | 2002-12-03 | Josef Grafinger | Knee-joint prosthesis |
| US7875082B2 (en) * | 2008-05-09 | 2011-01-25 | Remi Sciences, Inc. | Ulnar head prosthesis system |
| JP2016532533A (ja) * | 2013-10-13 | 2016-10-20 | ４１メディカル アーゲー４１ｍｅｄｉｃａｌ ＡＧ | 関節インプラント |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3103639B2 (ja) | 2000-10-30 |
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