JPH05167630A - ユニークワード検出器 - Google Patents
ユニークワード検出器Info
- Publication number
- JPH05167630A JPH05167630A JP3350652A JP35065291A JPH05167630A JP H05167630 A JPH05167630 A JP H05167630A JP 3350652 A JP3350652 A JP 3350652A JP 35065291 A JP35065291 A JP 35065291A JP H05167630 A JPH05167630 A JP H05167630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unique word
- detector
- input signal
- delay
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力信号が周波数誤差を持っているときで
も、比較的小さな回路でユニークワードが検出できるよ
うにする。 【構成】 入力信号を第１の遅延検波器５で遅延検波し
て入力信号に含まれている周波数オフセットを除去し、
かつユニークワード発生器１で発生されたユニークワー
ドパターンを第２の遅延検波器６で遅延検波し、夫々遅
延検波された信号を相互相関器２において相互相関を計
算し、その出力を電力変換器４で電力に変換した上でレ
ベル検出器３で極大値を検出することによりユニークワ
ードを検出する。
も、比較的小さな回路でユニークワードが検出できるよ
うにする。 【構成】 入力信号を第１の遅延検波器５で遅延検波し
て入力信号に含まれている周波数オフセットを除去し、
かつユニークワード発生器１で発生されたユニークワー
ドパターンを第２の遅延検波器６で遅延検波し、夫々遅
延検波された信号を相互相関器２において相互相関を計
算し、その出力を電力変換器４で電力に変換した上でレ
ベル検出器３で極大値を検出することによりユニークワ
ードを検出する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はユニークワード検出器に
関し、特に入力信号周波数に大きな不定性がある場合の
信号検出器としてのユニークワード検出器に関する。
関し、特に入力信号周波数に大きな不定性がある場合の
信号検出器としてのユニークワード検出器に関する。
【０００２】
【従来の技術】ユニークワード検出器は、その目的によ
って大きく２つに分類される。一つはフレーム同期をと
るためのものであり、完全に復調された信号が入力され
る。他の一つは、信号検出を行うためのもので、準同期
復調された信号が入力される。前者の一例を図２に示
す。入力信号Ｒ（ｔ）は直交変調された２系列の信号で
複素数で表現されており、長さＴの複素数のユニークワ
ードパターンＵ（τ）が挿入されている。ユニークワー
ド発生器１はＵ（τ）の複素共役値Ｕ* （τ）を出力す
る。相互相関器２はＲ（ｔ）とＵ* （τ）の相互相関値
Ｃ（ｔ）を出力する。
って大きく２つに分類される。一つはフレーム同期をと
るためのものであり、完全に復調された信号が入力され
る。他の一つは、信号検出を行うためのもので、準同期
復調された信号が入力される。前者の一例を図２に示
す。入力信号Ｒ（ｔ）は直交変調された２系列の信号で
複素数で表現されており、長さＴの複素数のユニークワ
ードパターンＵ（τ）が挿入されている。ユニークワー
ド発生器１はＵ（τ）の複素共役値Ｕ* （τ）を出力す
る。相互相関器２はＲ（ｔ）とＵ* （τ）の相互相関値
Ｃ（ｔ）を出力する。
【数１】
【０００３】時刻ｔ＝ｔo において入力信号に含まれて
いるユニークワード部分が受信されたとすると、
いるユニークワード部分が受信されたとすると、
【数２】 となる。但し、Ｎ（ｔ）は雑音成分である。このため、
【数３】 となり、極大値をとる。但し、ｎ（ｔ）は雑音成分によ
る寄与である。したがって、Ｃ（ｔ）を入力とするレベ
ル検出器３は、予め定められたしきい値とＣ（ｔ）の値
を比較することにより、極大値Ｃ（ｔo ）を検出し、時
刻ｔ＝ｔo を知ることができる。
る寄与である。したがって、Ｃ（ｔ）を入力とするレベ
ル検出器３は、予め定められたしきい値とＣ（ｔ）の値
を比較することにより、極大値Ｃ（ｔo ）を検出し、時
刻ｔ＝ｔo を知ることができる。
【０００４】次に、後者の一例を図３に示す。この場合
は、入力信号Ｒ（ｔ）が復調される以前の信号であるた
め、時刻ｔ＝ｔo ＋τにおける入力信号Ｒ（ｔo ＋τ）
は、準同期復調後の残留周波数オフセットをω、位相誤
差をθとすると、
は、入力信号Ｒ（ｔ）が復調される以前の信号であるた
め、時刻ｔ＝ｔo ＋τにおける入力信号Ｒ（ｔo ＋τ）
は、準同期復調後の残留周波数オフセットをω、位相誤
差をθとすると、
【数４】 となる。したがって、相互相関出力も、
【数５】 となる。これは、ω≪２／Ｔのとき、その絶対値｜Ｃ
（ｔo ）｜、又はその二乗（即ち、電力）が極大値をと
る。したがって、相関器とレベル検出器の間に電力に変
換する回路を挿入することにより対応できる。
（ｔo ）｜、又はその二乗（即ち、電力）が極大値をと
る。したがって、相関器とレベル検出器の間に電力に変
換する回路を挿入することにより対応できる。
【０００５】問題はωがより大きな値をとるときであ
る。（数５）より明らかなように、｜Ｃ（ｔo ）｜は s
in（ωT/2 ）／ωの項が含まれるため、ωが大きくなる
と十分大きな出力が得られなくなるためである。そこ
で、図３（ａ）のように、このユニークワード検出器
（ブロック１〜Ｋ）を並列にＫ個並べる。各ブロックは
図３（ｂ）に示すように、入力信号に対して周波数変換
器７で周波数シフトした信号を入力する。シフトする周
波数は各ブロック毎に異なる。
る。（数５）より明らかなように、｜Ｃ（ｔo ）｜は s
in（ωT/2 ）／ωの項が含まれるため、ωが大きくなる
と十分大きな出力が得られなくなるためである。そこ
で、図３（ａ）のように、このユニークワード検出器
（ブロック１〜Ｋ）を並列にＫ個並べる。各ブロックは
図３（ｂ）に示すように、入力信号に対して周波数変換
器７で周波数シフトした信号を入力する。シフトする周
波数は各ブロック毎に異なる。
【０００６】例えば、ｋ番目のユニークワード検出器に
は（数６）で与えられるような信号Ｒk （ｔ）が入力さ
れる。
は（数６）で与えられるような信号Ｒk （ｔ）が入力さ
れる。
【数６】 すると、相関器出力Ｃk （ｔ）は、ｔ＝ｔo のとき、
【数７】 したがって、Ｋ個のユニークワード検出器のうちのいず
れかで、Δωｋ≪２／Ｔとなれば、｜Ｃｋ（ｔo ）｜は
十分大きな極大値をとる。レベル検出器３ではＫ個の入
力信号のうち、いずれかがしきい値を越えたときに信号
が検出されたものと判定する。
れかで、Δωｋ≪２／Ｔとなれば、｜Ｃｋ（ｔo ）｜は
十分大きな極大値をとる。レベル検出器３ではＫ個の入
力信号のうち、いずれかがしきい値を越えたときに信号
が検出されたものと判定する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来のユニークワード
検出器では、入力信号周波数の不安定性が大きくなるに
したがって、必要とされる個々のユニークワード検出器
及び周波数変換器の数Ｋが増大して行き、回路規模も大
きくなってしまうという問題がある。又、レベル検出器
への入力信号の数が多くなると、信号の誤検出の確率が
高くなるという問題もある。本発明の目的は、入力信号
が周波数誤差を持っているときでも、比較的小さな回路
でユニークワードが検出できるようにしたユニークワー
ド検出器を提供することにある。
検出器では、入力信号周波数の不安定性が大きくなるに
したがって、必要とされる個々のユニークワード検出器
及び周波数変換器の数Ｋが増大して行き、回路規模も大
きくなってしまうという問題がある。又、レベル検出器
への入力信号の数が多くなると、信号の誤検出の確率が
高くなるという問題もある。本発明の目的は、入力信号
が周波数誤差を持っているときでも、比較的小さな回路
でユニークワードが検出できるようにしたユニークワー
ド検出器を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のユニークワード
検出器は、ユニークワードが挿入されている入力信号を
遅延検波する第１の遅延検波器と、ユニークワードの複
素共役値を発生するユニークワード発生器と、このユニ
ークワード発生器の出力を遅延検波する第２の遅延検波
器と、第１及び第２の遅延検波器の各出力の相互相関を
取る相互相関器と、この相互相関器の出力を二乗して電
力を求める電力変換器と、この電力変換器の出力を予め
定められたしきい値と比較し、その極大値を検出するレ
ベル検出器とを備える。
検出器は、ユニークワードが挿入されている入力信号を
遅延検波する第１の遅延検波器と、ユニークワードの複
素共役値を発生するユニークワード発生器と、このユニ
ークワード発生器の出力を遅延検波する第２の遅延検波
器と、第１及び第２の遅延検波器の各出力の相互相関を
取る相互相関器と、この相互相関器の出力を二乗して電
力を求める電力変換器と、この電力変換器の出力を予め
定められたしきい値と比較し、その極大値を検出するレ
ベル検出器とを備える。
【０００９】
【作用】入力信号を第１の遅延検波器で遅延検波して入
力信号に含まれている周波数オフセットを除去し、かつ
ユニークワード発生器で発生されたユニークワードパタ
ーンを第２の遅延検波器で遅延検波し、夫々遅延検波さ
れた信号を相互相関器で相互相関を計算し、その出力を
電力に変換した上でレベル検出器で極大値を検出するこ
とによりユニークワードを検出する。
力信号に含まれている周波数オフセットを除去し、かつ
ユニークワード発生器で発生されたユニークワードパタ
ーンを第２の遅延検波器で遅延検波し、夫々遅延検波さ
れた信号を相互相関器で相互相関を計算し、その出力を
電力に変換した上でレベル検出器で極大値を検出するこ
とによりユニークワードを検出する。
【００１０】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例のブロック図である。図２
及び図３に示した従来構成と同一部分には同一符号を付
してある。これらの構成に加え、ここでは、第１の遅延
検波器５と第２の遅延検波器６を設け、しかる上で相互
相関器２の出力を電力変換器４、更にレベル検出器３に
入力させている。
る。図１は本発明の一実施例のブロック図である。図２
及び図３に示した従来構成と同一部分には同一符号を付
してある。これらの構成に加え、ここでは、第１の遅延
検波器５と第２の遅延検波器６を設け、しかる上で相互
相関器２の出力を電力変換器４、更にレベル検出器３に
入力させている。
【００１１】この構成において、入力信号Ｒ（ｔ）は第
１の遅延検波器５で遅延検波され、（数８）で表される
信号Ｄ（ｔ）が出力される。
１の遅延検波器５で遅延検波され、（数８）で表される
信号Ｄ（ｔ）が出力される。
【数８】 したがって、時刻ｔ＝ｔo ＋τのとき、Ｒ（ｔo ＋τ）
が（数４）で表されることを考えると、
が（数４）で表されることを考えると、
【数９】 但し、Ｎ’（ｔo ）は雑音成分を含む項である。
【００１２】又、ユニークワード発生器１の出力Ｕ
* （τ）も第２の遅延検波器６で遅延検波されＷ（τ）
が出力される。
* （τ）も第２の遅延検波器６で遅延検波されＷ（τ）
が出力される。
【数１０】 相互相関器２は、Ｄ（ｔ）とＷ（τ）との相関値Ｃ
（ｔ）を出力する。
（ｔ）を出力する。
【数１１】 これは、ｔ＝ｔo のときは、（数９），（数１０）よ
り、
り、
【数１２】 となり、周波数オフセットωの値に関わらず、その電力
｜Ｃ（ｔo ）｜2 は一定である。したがって、相関器２
の出力を電力変換器４で電力に変換した出力は、常に
（ωの値が大きくても）ｔ＝ｔo で極大値をとるので、
レベル検出器３でこの極大値を検出することにより信号
を検出し、時刻ｔ＝ｔo を知ることができる。
｜Ｃ（ｔo ）｜2 は一定である。したがって、相関器２
の出力を電力変換器４で電力に変換した出力は、常に
（ωの値が大きくても）ｔ＝ｔo で極大値をとるので、
レベル検出器３でこの極大値を検出することにより信号
を検出し、時刻ｔ＝ｔo を知ることができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力信号
を第１の遅延検波器で遅延検波して周波数オフセットを
除去した上で相関器に入力させているので、入力信号に
大きな周波数不定性があるときでも、従来のように相関
器を多数並列に並べて使用する必要がなくなり、回路規
模を大幅に削減することができる効果がある。又、レベ
ル検出器の入力信号も一つだけとなるので、誤検出確率
が小さくなるという効果がある。
を第１の遅延検波器で遅延検波して周波数オフセットを
除去した上で相関器に入力させているので、入力信号に
大きな周波数不定性があるときでも、従来のように相関
器を多数並列に並べて使用する必要がなくなり、回路規
模を大幅に削減することができる効果がある。又、レベ
ル検出器の入力信号も一つだけとなるので、誤検出確率
が小さくなるという効果がある。
【図１】本発明のユニークワード検出器の一実施例のブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図２】従来のユニークワード検出器の一例のブロック
構成図である。
構成図である。
【図３】従来のユニークワード検出器の他の例のブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
１ ユニークワード発生器 ２ 相互相関器 ３ レベル検出器 ４ 電力変換器 ５ 第１の遅延検波器 ６ 第２の遅延検波器
Claims (1)
- 【請求項１】 ユニークワードが挿入されている受信信
号を準同期復調した信号を入力信号とし、この入力信号
を遅延検波する第１の遅延検波器と、前記ユニークワー
ドの複素共役値を発生するユニークワード発生器と、こ
のユニークワード発生器の出力を遅延検波する第２の遅
延検波器と、前記第１及び第２の遅延検波器の各出力の
相互相関を取る相互相関器と、この相互相関器の出力を
二乗して電力を求める電力変換器と、この電力変換器の
出力を予め定められたしきい値と比較し、その極大値を
検出するレベル検出器とを備えることを特徴とするユニ
ークワード検出器。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3350652A JPH05167630A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ユニークワード検出器 |
| CA002074889A CA2074889C (en) | 1991-07-30 | 1992-07-29 | Carrier frequency error detector capable of accurately detecting a carrier frequency error |
| AU20663/92A AU656098B2 (en) | 1991-07-30 | 1992-07-29 | Carrier frequency error detector capable of accurately detecting a carrier frequency error |
| EP96114081A EP0750411B1 (en) | 1991-07-30 | 1992-07-29 | Unique word detector for use in a coherent demodulator |
| EP92112922A EP0526833B1 (en) | 1991-07-30 | 1992-07-29 | Carrier frequency error detector capable of accurately detecting a carrier frequency error |
| DE69224687T DE69224687T2 (de) | 1991-07-30 | 1992-07-29 | Trägerfrequenz-Fehlerdetektorschaltung zur genauen Feststellung eines Trägerfrequenzfehlers |
| DE69233096T DE69233096T2 (de) | 1991-07-30 | 1992-07-29 | Einzelwortdetektorschaltung zur Verwendung in einem kohärenten Demodulator |
| US07/921,711 US5276710A (en) | 1991-07-30 | 1992-07-30 | Carrier frequency error detector capable of accurately detecting a carrier frequency error |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3350652A JPH05167630A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | ユニークワード検出器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05167630A true JPH05167630A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18411939
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3350652A Pending JPH05167630A (ja) | 1991-07-30 | 1991-12-12 | ユニークワード検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05167630A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6016329A (en) * | 1996-09-27 | 2000-01-18 | Nec Corporation | Method and apparatus for preamble-less demodulation |
| US6088411A (en) * | 1996-11-27 | 2000-07-11 | Nec Corporation | Method and apparatus for a unique word differential detection and demodulation using the unique word differential detection |
| JP2007159100A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Samsung Electro Mech Co Ltd | Ｏｑｐｓｋ復調器のタイミング推定器 |
| JP2013046382A (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Mitsubishi Electric Corp | 無線信号同期処理装置 |
| JP2017216500A (ja) * | 2016-05-30 | 2017-12-07 | 日本電気株式会社 | 信号検出装置及び信号検出方法 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP3350652A patent/JPH05167630A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6016329A (en) * | 1996-09-27 | 2000-01-18 | Nec Corporation | Method and apparatus for preamble-less demodulation |
| US6088411A (en) * | 1996-11-27 | 2000-07-11 | Nec Corporation | Method and apparatus for a unique word differential detection and demodulation using the unique word differential detection |
| EP0845888A3 (en) * | 1996-11-27 | 2001-01-17 | Nec Corporation | Method and apparatus for a unique word differential detection and demodulation using the unique word differential detection |
| JP2007159100A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Samsung Electro Mech Co Ltd | Ｏｑｐｓｋ復調器のタイミング推定器 |
| US7792216B2 (en) | 2005-11-30 | 2010-09-07 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Timing estimator in OQPSK demodulator |
| JP2013046382A (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Mitsubishi Electric Corp | 無線信号同期処理装置 |
| JP2017216500A (ja) * | 2016-05-30 | 2017-12-07 | 日本電気株式会社 | 信号検出装置及び信号検出方法 |
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