JPH05164010A - エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置 - Google Patents

エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置

Info

Publication number
JPH05164010A
JPH05164010A JP34977091A JP34977091A JPH05164010A JP H05164010 A JPH05164010 A JP H05164010A JP 34977091 A JP34977091 A JP 34977091A JP 34977091 A JP34977091 A JP 34977091A JP H05164010 A JPH05164010 A JP H05164010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
voltage
engine
solenoid
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34977091A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kashima
隆夫 鹿島
Ryuichi Kimata
隆一 木全
Shigeru Katase
繁 片瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP34977091A priority Critical patent/JPH05164010A/ja
Publication of JPH05164010A publication Critical patent/JPH05164010A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動始動エンジンの電源回路から大容量コン
デンサを省いて小型・低コストの電源回路を得る。 【構成】 エンジンと共に回転する磁石によってコイル
17に誘起された電力は、ECU30および噴射弁の開
弁用ソレノイド10aに供給される。ソレノイド10a
と並列に、多数のダイオードDが直列接続された電圧ク
ランプ回路36が接続される。コイル17から供給され
る電圧がダイオードDの順方向電圧降下に相当する値に
達したところで電源電圧は制限される。低回転域ではソ
レノイド10aの通電時間が長くなるようにECU30
から出力される信号は高く設定される。したがって、低
回転域における電圧の落込みもソレノイド10aの自己
誘導作用によって補われ、安定した電源電圧を噴射弁に
供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの電子燃料噴射
制御装置に関するものであり、特に、バッテリが付設さ
れていない小型排気量エンジンの電子燃料噴射制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸気系に燃料噴射弁を配設
し、この燃料噴射弁の開弁時間をエンジンの運転状態に
応じて制御することにより、燃料噴射量を調整するよう
にした電子燃料噴射装置が知られている。
【0003】近年、電源バッテリを搭載せず、ロープス
タータつまりリコイルスタータ方式によって手動始動操
作される汎用エンジンや農用エンジンなどの小型排気量
エンジンについても、上記の電子燃料噴射装置の適用が
検討され始めている。
【0004】従来検討されているバッテリレス電子燃料
噴射装置における燃料噴射弁駆動回路の例を図4に示
す。同図において、チャージコイル38にはエンジンの
フライホイールに連結されて回転するマグネット(図示
しない)の作用を受けて電流が誘起される。この電流は
レギュレータ39を経てコンデンサ40に蓄積される。
蓄積された電流は、スイッチ41が閉じられることによ
って噴射弁の開弁用ソレノイド42に供給される。前記
スイッチ41は、必要な時期に、必要量だけの燃料を噴
射弁から噴出させるため、図示しない制御装置からの信
号によって開閉される。以上のように構成された装置の
一例として、実開昭63−93440号公報に記載され
た燃料噴射装置がある。
【0005】ところで、前記レギュレータ39およびコ
ンデンサ40は、リコイルスタータ操作による始動時の
低速回転域から高速回転域までの、回転数に応じて出力
されるチャージコイル38からの不安定な電圧供給をカ
バーし、ほぼ一定した電圧をソレノイド42に供給する
目的で設けられ、特にコンデンサ40は、消費電力の大
きいソレノイド42に十分な電力を供給できるように大
容量のものが使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の噴射装置では、
大容量のコンデンサが必要とされるために、次のような
問題点があった。まず、大容量のコンデンサは寸法も大
きく、制御ユニット内で大きいスペースを占有する。コ
ンデンサによって占有されるスペースは、ECUや制御
回路など他の部品で占有されるスペースよりも大きくな
る。その結果、装置全体が大型化し、汎用エンジンや農
用エンジンなどの小型排気量エンジンへ搭載するうえで
不具合が生じる。また、大容量のコンデンサを使用する
ことによって製造コストが押し上げられることにもな
り、電子燃料噴射型の小型排気量エンジンを広く普及さ
せる場合に障害となる。
【0007】ところが、前記コンデンサを取除くために
は、特に始動時の低速回転域での大きな電圧変動による
ソレノイドの不安定動作を解消することが必要となる。
【0008】これに対して、巻線の巻数を増やしたり巻
き方を工夫したり、さらにはこの巻線に接続される抵抗
値を調整するなどしてチャージコイルの特性を改善する
試みもなされている。しかし、いずれの試みにおいても
低回転域での出力電圧を大きく得ようとすると、それに
伴って通常運転域での出力電圧が高くなりすぎるという
問題がある。またさらに、上記のような工夫によって低
速回転域で大きな出力電圧が得られても高低差の大きな
電圧波形であるため、ピーク電圧でソレノイドに過度な
負担をかけざるを得ないという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
制御装置から大容量のコンデンサを省き、簡単な構成に
よって安定した電力を燃料噴射弁に供給できるようにし
たエンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、リコイルスタータによる
始動操作でエンジンのクランク軸に連結されたフライホ
イールが回転されたとき、この回転によって誘起された
電流を燃料噴射弁の駆動および制御用に供給する電源手
段と、前記フライホイールの回転と連動して駆動される
メカニカルポンプで加圧された燃料を燃料噴射弁に供給
する燃料供給手段と、前記電源手段から前記燃料噴射弁
の駆動用ソレノイドに供給される電圧の最大値を制限す
る電圧クランプ回路とを具備した点に特徴がある。
【0011】
【作用】上記の特徴を有する本発明によれば、前記電源
手段から供給される電力のピーク電圧が、前記電圧クラ
ンプ回路で制限される。したがって、電圧クランプ回路
の制限値の設定によって、ソレノイドに供給される電流
が、最大電源電圧時にこのソレノイドの鉄心が飽和する
程度の値となるように容易に設定できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図2は本発明の一実施例に係るエンジンの構成を示
す図である。同図において、エンジン1のシリンダ2に
はピストン3および点火プラグ4が配されている。シリ
ンダ2の上部に開口する吸気ポート6には吸気弁5が設
けられ、吸気ポート6は、吸気管7およびエアクリーナ
8を介して大気に連通する。吸気管7の途中には、スロ
ットル弁9が設けられ、スロットル弁9の上流側に燃料
噴射弁(以下、単に噴射弁という)10および吸気温を
検出する吸気温センサ11が配されている。噴射弁10
により、吸気管7のスロットル弁9の上流側に燃料が噴
射される。
【0013】エンジン1のクランク軸12には、フライ
ホイール13が固定され、フライホイール13の内周お
よび外周にはそれぞれ6個の第1のマグネット14およ
び1個の第2のマグネット15が取り付けられている。
第1のマグネット14に対向する位置には、固定子鉄心
16に設けられた6個の凸部16a、および凸部16a
に巻回されたチャージコイル(巻線)17とからなる発
電巻線部が配されている。
【0014】第1のマグネット14および発電巻線部
は、噴射弁駆動用電源部を構成する。巻線17は、発電
電圧の整流および安定化を行う電源回路34に接続さ
れ、電源回路34は電子コントロールユニット(以下、
ECUという)30および噴射弁10のソレノイド(図
示せず)に電源電圧を供給する。
【0015】一方、第2のマグネット15に対向する位
置には、点火コイルを含む点火装置ユニット18が設け
られる。点火装置ユニット18は導線33を介して点火
プラグ4に接続されている。なお、本実施例における点
火装置ユニット18は自己トリガ式点火装置で構成され
ている。
【0016】シリンダ2の上方には、噴射弁10に供給
する燃料を加圧する燃料ポンプ22、および燃料ポンプ
22を駆動するカム20が配されている。カム20の軸
21にはプーリ20aが固定され、このプーリ20aお
よびクランク軸12の間には、図示しないタイミングベ
ルトが架設され、カム20はクランク軸の回転によって
駆動される。プーリ20aの外周面には、第3のマグネ
ット20bが設けられ、その対向する位置にはTDCタ
イミングを検出するTDCセンサ19が設けられる。
【0017】燃料ポンプ22の入口側は管路23を介し
て燃料タンク24と接続され、燃料ポンプ22の出口側
は管路26を介して噴射弁10および圧力調整器27に
接続されている。燃料タンク24に開口する管路23の
先端部分には燃料フィルタ25が設けられ、燃料タンク
24内の燃料は燃料フィルタ25および管路23を介し
て燃料ポンプ22に供給される。
【0018】燃料ポンプ22で加圧された燃料は管路2
6によって噴射弁10に供給される。圧力調整器27は
弁体を有するダイヤフラム27cによって画成される負
圧室27bおよび燃料室27aを有している。燃料室2
7aには、前記管路26と燃料タンク24に連通する管
路28とが接続され、負圧室27bには、吸気管7の、
噴射弁10の噴射孔近傍に連通する管路29が接続され
ている。したがって、圧力調整器27により、噴射弁1
0の噴射孔近傍の負圧に応じて燃料の一部が燃料タンク
24に帰還され、噴射弁10に供給される燃料の圧力が
調整される。
【0019】また、エンジン1には、前記スロットル弁
9の開度を検出するスロットル弁開度センサ31および
前記シリンダ2の冷却水温を検出するエンジン水温セン
サ32が設けられる。これらセンサ31,32の検出信
号は、前記吸気温センサ11およびTDCセンサ19の
検出信号と共に、ECU30に供給される。ECU30
は、これらのセンサの検出信号に基づいて噴射弁10の
開弁時期および開弁時間の制御を行うものであり、噴射
弁駆動信号を出力して噴射弁10を開弁動作させ、吸気
管7内に燃料を噴射させる。
【0020】また、始動時に手動操作によってクランク
軸12を直接回転駆動させるため、リコイルスタータ
(図示せず)がフライホイール13側の外側端部に取付
けられている。
【0021】次に、上述のように構成されるエンジンの
動作を説明する。リコイルスタータを手動操作すること
により、クランク軸12に固定されているフライホイー
ル13を回転させると、カム20が回転し、燃料ポンプ
22が駆動されて燃料が加圧される。この燃料の加圧と
同時に、フライホイール13の回転によって巻線17に
電圧が発生し、電源回路34を介してECU30および
噴射弁10のソレノイドに電力が供給されると共に、点
火装置ユニット18内の点火コイルにも点火プラグ駆動
用の電圧が発生し、点火プラグ4に電圧が印加される。
【0022】本実施例では、噴射弁駆動用の電力を得る
第1のマグネット14および巻線17と、点火プラグ駆
動用の電力を得る第2のマグネット15および点火装置
ユニット18とをそれぞれ独立して設けたので、点火動
作毎の、点火装置の電源電圧の大きな振れが噴射弁駆動
用の電源電圧に直接影響しない。そのために、点火動作
および燃料の噴射動作が相互に干渉することなく、噴射
弁10および点火プラグ4をフライホイール13の慣性
回転エネルギに基づく比較的小電力のエネルギでも効率
良く作動させることができる。
【0023】次に、図1の要部回路図を参照して本実施
例の電源供給系統について説明する。同図において、チ
ャージコイルとしての巻線17の出力は整流回路35で
整流され、噴射弁10のソレノイド10aおよびECU
30に供給される。また、ソレノイド10aに供給され
る電圧を一定値に抑える目的で電圧クランプ回路36が
設けられる。この電圧クランプ回路36は複数のダイオ
ードDが直列接続されたもので、ダイオードDの数は、
これらのダイオードDで構成されるダイオード群全体と
して、その順方向電圧降下がソレノイド10aおよびE
CU30の電源として適当な値と同等になるように決定
される。本実施例では、ダイオードDは16個設け、全
体の順方向電圧降下が約14ボルトになるようにした。
【0024】この電圧クランプ回路36によって、整流
回路35を介してソレノイド10aに供給される電圧が
前記順方向電圧降下電圧である14ボルトを越えないよ
うに制限される。
【0025】また、このように、電圧クランプ回路36
を複数のダイオードDで構成することにより、回路が簡
略化され、かつ部品としても汎用性があるものを使用で
きるため、コスト低減効果も大きい。
【0026】なお、前記複数のダイオードDを直列接続
したダイオード群に代えて、一定電圧を越えた分のみを
カットしてソレノイド10aに印加できる、ピーク電圧
を一定にホールドするための回路によって前記電圧クラ
ンプ回路36を構成することもできる。
【0027】ECU30には前記各センサ11,19,
31,32からの検出信号が供給され、それらの値に基
づいて決定される燃料噴射時間に従い、スイッチング回
路37に駆動信号を出力する。スイッチング回路37に
駆動信号が供給されている間はソレノイド10aに電流
が流れ、噴射弁10が開弁されて燃料が噴射される。本
実施例では、エンジン始動時においては、噴射弁の開弁
時間を自立運転時の開弁時間よりも長くするようにし
た。
【0028】具体的には、リコイルスタータによる始動
操作でエンジンを始動操作してから後、その始動操作に
よるクランキングに相当する期間は、自立運転時よりも
長く設定された開弁時間で燃料噴射弁を駆動するように
構成した。そして、自立運転時の開弁時間は、基本燃料
噴射時間に、前記各センサ11,19,31,32の出
力に基づいて算出される補正係数を乗算して決定し、始
動時の開弁時間は、前記自立運転時の開弁時間よりも格
段に長い開弁時間を固定値として設定するようにした。
【0029】なお、前記クランキングに相当する期間
は、予定のTDC検出回数や予定のエンジン回転数を基
準に決定すればよい。
【0030】この開弁時間の算出方法や算出式について
は、本出願人によって平成3年11月5日に出願された
特願平3− (整理番号A911024)に詳
細に記載されている。
【0031】前記ピーク電圧ホールド回路36によっ
て、ピーク電圧が14ボルトに抑制された電源波形を図
3に示す。図3(a)はエンジン始動時の波形であり、
図3(b)は通常運転時の波形である。
【0032】同図において、エンジン始動時はエンジン
回転が低いため巻線17の出力周波数も低く、図3
(a)に破線で示しているように、整流された波形の谷
の部分の幅x0は長くなっている。ところで、このエン
ジン始動時には、上述のように開弁時間を長くして燃料
供給量を多くし、エンジンの回転を上昇させ自立運転に
移行するように制御している。したがって始動時直後に
おいては、噴射弁10のソレノイド10aへの通電時間
x1は前記幅x0よりも十分大きく、長時間連続して付
勢(通電)されるようにしており、またソレノイド10
aが一旦オンされた後は、付勢状態が継続している間中
ソレノイド10a自身の自己誘導作用によって図3
(a)に実線で示すように電源電圧が落ち込むのが阻止
される。こうして波形の谷の部分においても電圧が0ボ
ルトに下がることはないため、少なくとも(x1−x
0)以上の時間は確実にソレノイド10aをオンさせて
燃料供給を行うことができ、十分な燃料供給を行うこと
ができる。
【0033】また、通常運転時は、エンジン回転が高い
ため巻線17の出力電圧の立上がりが急峻になり、図3
(b)に破線で示されているように整流された、波形の
谷の部分の幅y0は極めて短時間になっていて、ほとん
ど連続的な出力が得られているものとみなせ、噴射弁1
0のソレノイド10aへの通電時間y1にほとんど影響
を及ぼさない。
【0034】以上説明したように、本実施例では、直列
接続されたダイオードDの順方向電圧降下によって、電
源電圧の最大値を一定値に固定できる。また、エンジン
の低回転域における電源電圧の落ち込みは、この回転域
では通電時間が長く設定されているソレノイド10aの
自己誘導作用によって補うことができる。
【0035】また、本実施例においてはエンジンの始動
時には意図的に開弁時間が長くなるように設定している
が、このような設定にしなくても、この種の電子燃料噴
射装置においては、目標としている値まで回転数が至ら
ない時には開弁時間を長くするように自動制御が行われ
るため、本発明の狙いとする効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、バッテリレス電子燃料噴射装置には必須と考
えられていたソレノイド式燃料噴射弁を駆動するための
大容量コンデンサを省いても、チャージコイル17によ
って誘起され、ソレノイドに印加される電圧の最大値を
所定値に抑制することによって安定した(支障のない)
燃料噴射制御を行うことができる。
【0037】さらに、大容量のコンデンサが不要となる
ので、制御ユニットの寸法を小さくでき、かつコスト低
減も図れる。その結果、リコイルスタータ方式を採用し
ている小型排気量エンジンの特性、つまり小型・軽量か
つ構造が簡単であるという利点をさらに改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す電気回路図である。
【図2】 本発明の一実施例を示す汎用エンジンの構成
図である。
【図3】 実施例の作用を示す電源の電圧波形図であ
る。
【図4】 従来技術を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1…エンジン、 4…点火プラグ、 7…吸気管、 1
0…噴射弁、 17…巻線、 19…TDCセンサ、
30…ECU、 31…スロットル弁開度センサ、32
…水温センサ、 35…整流回路、 36…電圧クラン
プ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片瀬 繁 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リコイルスタータによる始動操作でエン
    ジンのクランク軸に連結されたフライホイールが回転さ
    れたとき、この回転によって誘起された電流を燃料噴射
    弁の駆動および制御用に供給する電源手段と、 前記フライホイールの回転と連動して駆動されるメカニ
    カルポンプで加圧された燃料を燃料噴射弁に供給する燃
    料供給手段と、 前記電源手段から前記燃料噴射弁の駆動用ソレノイドに
    供給される電圧の最大値を制限する電圧クランプ回路と
    を具備したことを特徴とするエンジンのバッテリレス電
    子燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電源手段は、前記フライホイールの
    回転によって電圧を誘起するチャージコイルと、このチ
    ャージコイルの出力を整流する整流回路とで構成され、
    この整流回路から出力される脈流出力を前記燃料噴射用
    ソレノイドに供給するように構成したことを特徴とする
    請求項1記載のエンジンのバッテリレス電子燃料噴射制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧クランプ回路が、複数のダイオ
    ードが直列接続されたダイオード群を前記燃料噴射弁の
    駆動用ソレノイドと並列に接続して構成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のエンジンのバッテ
    リレス電子燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】 前記始動操作開始後、この始動操作によ
    るクランキングに相当する期間における前記燃料噴射手
    段の開弁時間を、自立運転時の開弁時間よりも長く設定
    したことを特徴とする請求項1,2または3記載のエン
    ジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置。
JP34977091A 1991-12-10 1991-12-10 エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置 Pending JPH05164010A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34977091A JPH05164010A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34977091A JPH05164010A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05164010A true JPH05164010A (ja) 1993-06-29

Family

ID=18405998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34977091A Pending JPH05164010A (ja) 1991-12-10 1991-12-10 エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05164010A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0688951A1 (en) * 1994-06-22 1995-12-27 Tecumseh Products Company Flywheel magnet fuel injection actuator
CN101798976A (zh) * 2009-02-05 2010-08-11 富士重工业株式会社 发动机的燃料供给装置
WO2011118445A1 (ja) * 2010-03-25 2011-09-29 株式会社ケーヒン 駆動回路の配置構造
KR20120139533A (ko) * 2011-06-17 2012-12-27 가부시끼 가이샤 구보다 작업차용의 솔레노이드 구동 장치 및 전원 공급 장치
JP2013004803A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Kubota Corp 作業車用のソレノイド駆動装置
CN109404149A (zh) * 2018-11-26 2019-03-01 苏州百胜动力机器股份有限公司 一种无电池启动的电喷舷外机
WO2020065767A1 (ja) 2018-09-26 2020-04-02 本田技研工業株式会社 チャージコイルユニット、パワーユニットおよび作業機

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0688951A1 (en) * 1994-06-22 1995-12-27 Tecumseh Products Company Flywheel magnet fuel injection actuator
CN101798976A (zh) * 2009-02-05 2010-08-11 富士重工业株式会社 发动机的燃料供给装置
WO2011118445A1 (ja) * 2010-03-25 2011-09-29 株式会社ケーヒン 駆動回路の配置構造
JP5374637B2 (ja) * 2010-03-25 2013-12-25 株式会社ケーヒン 駆動回路の配置構造
KR20120139533A (ko) * 2011-06-17 2012-12-27 가부시끼 가이샤 구보다 작업차용의 솔레노이드 구동 장치 및 전원 공급 장치
JP2013004803A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Kubota Corp 作業車用のソレノイド駆動装置
WO2020065767A1 (ja) 2018-09-26 2020-04-02 本田技研工業株式会社 チャージコイルユニット、パワーユニットおよび作業機
US11451082B2 (en) 2018-09-26 2022-09-20 Honda Motor Co., Ltd. Charge coil unit, power unit, and work machine
CN109404149A (zh) * 2018-11-26 2019-03-01 苏州百胜动力机器股份有限公司 一种无电池启动的电喷舷外机
CN109404149B (zh) * 2018-11-26 2024-02-13 苏州百胜动力机器股份有限公司 一种无电池启动的电喷舷外机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5161496A (en) Fuel injection system for internal combustion engines
EP1233175B1 (en) Starter, start control device, and crank angle detector of internal combustion engine
JP4061951B2 (ja) 4サイクル内燃機関の行程判定方法及び装置
JP4925976B2 (ja) 内燃機関制御装置
US7974767B2 (en) Method for detecting operating parameters of a power tool comprising an internal combustion engine
CN1330871C (zh) 内燃发动机的电子控制式燃料喷射装置
EP0688951B1 (en) Flywheel magnet fuel injection actuator
US5419291A (en) Electronic fuel injection system without battery for internal combustion engine
JPH05164010A (ja) エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置
US5325835A (en) Electronic fuel injection system for engine
JP3086335B2 (ja) エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置
JP3014835B2 (ja) エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置
CN111819357B (zh) 发动机阶段的确定和控制
JPH07116989B2 (ja) ダイヤフラム型気化器を備えた機関の始動燃料供給装置
JP3788269B2 (ja) 4サイクル内燃機関の行程判定方法及び装置
JP2780035B2 (ja) 気化器の始動燃料供給装置
JP4159040B2 (ja) 内燃エンジンの電子制御式燃料噴射装置
JP3091023B2 (ja) エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置
JP3086337B2 (ja) エンジンのバッテリレス電子燃料噴射制御装置
WO2020055670A1 (en) Engine ignition control unit for improved engine starting
JP4186369B2 (ja) 電子制御式燃料噴射装置
US11988184B2 (en) Engine ignition system with multiple ignition events
JP2005030251A (ja) 内燃エンジンの電子制御式燃料噴射装置
JPH0914030A (ja) 電気負荷制御によるアイドル回転制御方法
JP2003189696A (ja) 内燃機関駆動機械の電装品負荷駆動用電源装置