JPH0516300U - ホログラムステツカー - Google Patents

ホログラムステツカー

Info

Publication number
JPH0516300U
JPH0516300U JP6808891U JP6808891U JPH0516300U JP H0516300 U JPH0516300 U JP H0516300U JP 6808891 U JP6808891 U JP 6808891U JP 6808891 U JP6808891 U JP 6808891U JP H0516300 U JPH0516300 U JP H0516300U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
hologram
resin
embossed
sensitive adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6808891U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2533993Y2 (ja
Inventor
正信 岡村
健 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP6808891U priority Critical patent/JP2533993Y2/ja
Publication of JPH0516300U publication Critical patent/JPH0516300U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2533993Y2 publication Critical patent/JP2533993Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】斬新で人目を引き、かつ偽造防止効果の高いホ
ログラムステッカーを提供することにある。 【構成】剥離性を有する2層の樹脂層2及び3からなる
積層体1の両面に異なるレリーフ型ホログラムをエンボ
スし、該エンボス面に蒸着層を形成した後、片面に保護
層を、もう一方の面に感圧接着層6、離型紙7を順次積
層したことを特徴とするホログラムステッカー。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、書籍、雑誌の表紙、挿絵として、あるいはギフト、ノベルティ等と して広く用いられているホログラムステッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂シートの片面にレリーフ型ホログラムを形成したホログラムシートは周知 である。このホログラムシートは、一般にレリーフ型ホログラムをエンボスした 樹脂シートのエンボス面に金属又は高屈折率透明物質を蒸着することにより形成 される。蒸着層はエンボスの凹凸に沿って形成されるため、蒸着層による反射回 折光が互いに干渉し、撮影された三次元立体画像が可視化する。またこのホログ ラムシートは紙やフィルム等とラミネートを行ったり、蒸着層の上に感圧接着剤 層、離型紙を順次設け、所定の形状に打ち抜いてステッカーとして用いられたり している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な形でホログラムが一般に普及するに従い、人々の目に 触れる機会も増え、その装飾効果や意外性も徐々に薄らいできている。
【0004】 本考案は、斬新で人目を引き、かつ偽造防止効果の高いホログラムステッカー を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、剥離性を有する2層の樹脂層からなる積 層体の両面に異なるレリーフ型ホログラムをエンボスし、該エンボス面に蒸着層 を形成した後、片面に保護層を、もう一方の面に感圧接着剤層、離型紙を順次積 層したことを特徴とするホログラムステッカーを提供する。
【0006】
【作用】
本考案のホログラムステッカーを、離型紙を剥離後被接着体に貼付することに より、まず保護層が積層された側のホログラムが視認できるが、反対面のホログ ラムは保護層下の金属蒸着層により遮られ、視認できない。
【0007】 また次に、本ホログラムステッカーを剥離しようとすると、剥離性を有する2 層の樹脂層間にて剥離がおこり、もう一方のホログラムが出現する。この2層め の蒸着層は金属蒸着層に限らず、高屈折率透明物質でもよい。
【0008】
【実施例】
図1は本考案のホログラムステッカーの構造を示す断面図である。図中の積層 体1は、剥離性を有する2層の樹脂層2、及び3から成っており、この両面に異 なるレリーフ型ホログラムがエンボスされている。その上に蒸着層4、4’が形 成され、片面に保護層5が、もう一方の面に感圧接着剤層6、離型紙7が順次積 層されている。
【0009】 積層体1の両面にレリーフ型ホログラムをエンボスする方法としては、共押出 し法により、剥離性を有する2層の樹脂を押出し成形機のT−ダイより押出して 積層体1を成形すると共に、この押出し成形機のT−ダイの直後にホログラムス タンパーを配置して、溶融状態の積層体1にホログラムスタンパーを押圧し、冷 却すれば良い。押出し成形機のT−ダイの直後には、通常冷却ロールとニップロ ールが配置され、積層体1はこの両ロール間を通過するから、この両ロール表面 にホログラムスタンパーを取りつけることにより、両面にレリーフ型ホログラム をエンボスした積層体1を容易かつ効率的に得ることができる。
【0010】 積層体1に用いる、剥離性を有する2層の樹脂層2、及び3としては、上記の 共押出し成形時に熱接着しない、すなわち溶融積層押出し冷却後、剥離性を有す る熱可塑性樹脂の組み合わせである必要がある。
【0011】 共押出しにおける熱可塑性樹脂同志の接着性に関する理論的解析及び体系化は 困難であり、最終的には実験により確認することが唯一の手段であるが、熱可塑 性樹脂のもつ極性、結晶性、表面エネルギー等により、ある程度類推することは 可能である。この様な性質を判断する数量値として、溶解度パラメーターδ(S P値)をあげることができる。
【0012】 実験により確認されている剥離性を有する熱可塑性樹脂の組み合わせを表1に 示す。
【0013】
【表1】
【0014】 表1は樹脂層2と樹脂層3が接着しないことを示し、それぞれのSP値の差を 右端に示した。この表に見られる様に、剥離性を有する熱可塑性樹脂の組み合わ せにおいては、そのSP値の差は少なくとも1.0以上であることが判明した。
【0015】 この結果より、本考案において、剥離性を有する2層の樹脂層2、及び3とし ては表1に示す熱可塑性樹脂又はその共重合体、又はSP値の差が1.0以上の 熱可塑性樹脂同士の組み合わせの中から使用が可能である。ただし樹脂層3につ いては、樹脂層2を剥離した後、この層を通してホログラムを視認することとな るため透明性が必要である。なお樹脂層2、及び3の厚みは任意であるが、通常 10〜1000μm程度である。
【0016】 積層体1の両面にエンボスされるレリーフ型ホログラムの画像は任意のもので あって良いが、それぞれの画像は異なったものであることが必要である。
【0017】 蒸着層4、4’は、ホログラム表面の反射率を増大して画像を明瞭化するもの であり、特に金属蒸着層4は光透過を防いで反対面のホログラムが見えるのを防 ぐものである。金属は表面反射率の高いものが望ましく、例えばアルミニウム、 金、銀、錫等が使用できる。なお、蒸着層4’は前述の金属蒸着層に限らず、酸 化チタン、酸化錫、酸化珪素、酸化インジウム等の高屈折率透明物質も使用可能 である。蒸着層の形成は常法によって良く、真空蒸着、スパッタリング等の方法 で可能である。厚みは100〜10,000オングストロームで良い。
【0018】 保護層5は金属蒸着層4の保護のために設けるもので、ホログラムが視認でき る様、透明である必要があるが、熱可塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂及び該 樹脂と併用し得る樹脂としてニトロセルロース、アセチルセルロース、アセテー トブチレート、ポリスチレン、塩化ビニル、塩酢ビ系樹脂などが使用できる。さ らにはメラミン樹脂、アクリル−メラミン樹脂、尿素樹脂、アクリル樹脂、及び アルキッド樹脂又はエポキシ樹脂等にセルロース系樹脂を併用したものなどの熱 硬化型樹脂の単独又は混合系での使用も可能であり、シリコン樹脂、パラフィン ワックスなどの使用も可能である。
【0019】 保護層5の形成は、グラビアコート、ロールコート、スクリーンコート等の方 法で行え、厚みは1〜10μm程度で良い。
【0020】 感圧接着剤層6は、金属蒸着層又は高屈折率透明物質層4’に対し良好な接着 力を示し、被接着体8に貼付する際には加圧により容易に接着し、2層の樹脂層 2及び3の間で剥離を行なう場合にも界面から剥離しないものでなければならな い。組成としては一般によく用いられているアクリル系、ゴム系、ビニル系、シ リコン系等のものが使用可能であり、適当な溶剤にてワニス化したものを、ロー ルコート、ブレードコート、ダイコート等の方法で塗布、乾燥させ10〜100 μm好ましくは20〜30μmの膜厚を形成させればよい。
【0021】 離型紙7は、被接着体8へ貼付するまでの間に感圧接着剤層6を保護するため に設けるもので、貼付時には2層の樹脂層2、及び3の間が剥離することなく感 圧接着剤層6との界面から剥離するものでなければならないが、通常用いられる シリコン離型紙等が使用可能であり、感圧接着剤層6の塗布、乾燥直後に積層を 行なう。
【0022】 以上、本考案のホログラムステッカーの構成について述べたが、各界面の接着 力の強さについて整理すると次の様になる。 1グループ 感圧接着剤層6 ←→ 離型紙7 2グループ 樹脂層2 ←→ 樹脂層3 3グループ 保護層5 ←→ 金属蒸着層4 金属蒸着層4 ←→ 樹脂層2 樹脂層3 ←→ 金属蒸着層又は高屈折率透明物質層4’ 金属蒸着層又は高屈折率透明物質層4’ ←→ 感圧接着剤層6 感圧接着剤層6 ←→ 被接着体8 1グループ<2グループ<3グループ
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、貼付後その一部を剥離することにより初め 視認していたものとは異なるホログラムが出現するという、興趣溢れ、かつ意外 性に富むホログラムステッカーを得ることができる。
【0024】 また本考案によるホログラムステッカーは、貼付後その一部を剥離すると剥離 した界面には再接着性がないため、元通りに復元するとは困難となるため、偽造 や改ざん等の防止効果にも優れるものである。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のホログラムステッカーの断面構造を示
す説明図である。
【図2】本ホログラムステッカーを被接着体に貼付後、
剥離した断面の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…積層体 2…樹脂層 3…樹脂層 4…金属蒸着層 4' …金属蒸着層又は高屈折率透明物質層 5…保護層 6…感圧接着剤層 7…離型紙 8…被接着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/00 E 7717−4F G03H 1/18 8106−2K

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離性を有する2層の樹脂層からなる積
    層体の両面に異なるレリーフ型ホログラムをエンボス
    し、該エンボス面に蒸着層を形成した後、片面に保護層
    を、もう一方の面に感圧接着剤層、離型紙を順次積層し
    たことを特徴とするホログラムステッカー。
JP6808891U 1991-08-27 1991-08-27 ホログラムステッカー Expired - Fee Related JP2533993Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6808891U JP2533993Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 ホログラムステッカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6808891U JP2533993Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 ホログラムステッカー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516300U true JPH0516300U (ja) 1993-03-02
JP2533993Y2 JP2533993Y2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=13363637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6808891U Expired - Fee Related JP2533993Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 ホログラムステッカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2533993Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482181B1 (ko) * 2002-02-26 2005-04-13 롯데알미늄 주식회사 홀로그램용 전사필름 및 그 제조방법
JP2012200973A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 擬似接着シート及び情報記録積層体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100482181B1 (ko) * 2002-02-26 2005-04-13 롯데알미늄 주식회사 홀로그램용 전사필름 및 그 제조방법
JP2012200973A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 擬似接着シート及び情報記録積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2533993Y2 (ja) 1997-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5104471A (en) Interlaminar sandwich with diffraction structure
JP3701313B2 (ja) スタンピングフォイル、特に装飾要素またはセキュリティ要素を備えたホットスタンピングフォイル
US6775036B2 (en) Holographic shrink wrap element and method for manufacture thereof
US5658411A (en) Durable security laminate with hologram
RU2221702C2 (ru) Переводная пленка для нанесения последовательности декоративных слоев на подложку
JP5648490B2 (ja) 偽造防止ラベル
JPS5988780A (ja) 光回折記録体及び光回折パタ−ンを作る方法
JPH04331972A (ja) 多層転写材料およびその製造方法
JP2001510405A (ja) 機密保護テープおよび機密保護スレッドの製造方法
JP4678706B2 (ja) 体積ホログラム積層体および体積ホログラムラベル
JP7331997B2 (ja) ホットスタンピング箔および積層光学装飾体付印刷体
JP3446848B2 (ja) 情報担持体の製造方法
JP2524092Y2 (ja) ホログラムシート
JP2000112362A (ja) ホログラムシールの適用方法
JP2533993Y2 (ja) ホログラムステッカー
JPS63106780A (ja) 改ざん防止用ホログラムテ−プ
JP5549139B2 (ja) 不正開封防止包装体の製造方法
JP2000233584A (ja) 疑似接着シート及び情報記録媒体
JPH10222071A (ja) 脆質ラベル
JP5276596B2 (ja) 冷間成形可能な金属材料をコーティングするためのラミネートフィルム
JP2003150057A (ja) 乾電池用ホログラムラベル
JP2002366038A (ja) Ovdシールとその製造方法およびその貼り付け方法
JP3678823B2 (ja) ホログラム転写シートおよびホログラフィー表示体
CN102729679A (zh) 铝箔制全息片材的制造方法以及铝箔制全息片材
JP3378854B2 (ja) シート状製品およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees