JPH05162295A - 印刷機のシリンダ洗浄装置 - Google Patents

印刷機のシリンダ洗浄装置

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JPH05162295A
JPH05162295A JP30480091A JP30480091A JPH05162295A JP H05162295 A JPH05162295 A JP H05162295A JP 30480091 A JP30480091 A JP 30480091A JP 30480091 A JP30480091 A JP 30480091A JP H05162295 A JPH05162295 A JP H05162295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
cleaning cloth
cleaning
cross unit
stay
Prior art date
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Pending
Application number
JP30480091A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hara
瑛 原
Shunzaburo Takagi
俊三郎 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Baldwin Printing Controls Ltd
Original Assignee
Baldwin Printing Controls Ltd
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Publication date
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Priority to JP30480091A priority Critical patent/JPH05162295A/ja
Publication of JPH05162295A publication Critical patent/JPH05162295A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ表面の汚れを短時間でかつ効果的に
清拭すること。 【構成】 サイドプレート4に支持されたステーの前部
には洗浄布8をシリンダ10に押し付けるための圧着パ
ッド12が装着され、またステーの背部には洗浄布供給
ロールと洗浄布巻取りロールが配設されている。洗浄布
は洗浄タイミングに合わせて連続または間欠的に供給さ
れる。バックプレート2にはクロスユニット1をシリン
ダの回転方向に対して直角方向に振動させるクロスユニ
ット振動機構が配設されている。クロスユニットは、ク
ロスユニット側のスライドブロック18と本機ステー2
6側のスライドガイド22によってシリンダの軸方向に
沿って摺動自在に保持されており、バックプレート2の
裏面中央に設けられたカム30またはエアシリンダを用
いた駆動源により振動が加えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄布を用いた印刷機
のシリンダ洗浄装置に係り、特にシリンダの軸方向に洗
浄布を振動させてシリンダ表面を清拭するようにした印
刷機のシリンダ洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄布供給ロールと布巻取りロールとの
間に懸架された洗浄布を押圧手段により印刷機のシリン
ダに押付けて該シリンダ表面の汚れを清拭する自動洗浄
装置が各種提案され、実用化されている。この種の装置
としては、例えば特公昭56ー37069号公報,特公
平2ー33306号公報及び米国特許第2525982
号明細書に開示されている。
【0003】一例について、その構成を図7により説明
する。図7において、50は印刷機のシリンダの一つで
あるブランケット胴、60は自動洗浄装置のクロスユニ
ット,61は洗浄布の供給ロール,63は洗浄布の巻取
りロール、64は洗浄布である。洗浄布64は圧着パッ
ド62を経て、前記二つのロール61,63の間に懸架
されている。圧着パッド62は図示しないアクチュエー
タにより、ブランケット胴の表面51に対し、圧接また
は離脱される。通常の印刷時において、圧着パッド62
はブランケット胴の表面51より離脱している。
【0004】洗浄時において、ブランケット胴50は、
緩動速度(通常印刷時よりも遅い速度)で矢印52の方
向に回転される。洗浄開始の信号により圧着パッド62
は、矢印a方向に押され、ブランケット胴50の表面5
1に対して洗浄布64を押圧する。洗浄布64は、図示
しないスプレイ装置により溶剤で湿潤される。そして、
湿潤された洗浄布64は、巻取りロール63によって矢
印65の方向に連続的または間歇的に送られ、ブランケ
ット胴50の表面51の汚れを清拭する。数10秒ない
し数分後、ブランケット胴50の表面51が綺麗になっ
た時点で圧着パッド62は矢印bの方向に動かされ、洗
浄布64をブランケット胴50より離脱させる。次い
で、巻取ロール63の送り動作が停止され、洗浄作業の
終了が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方式は、洗浄布を
シリンダの回転方向に対して逆方向に供給し、洗浄布と
シリンダとの間に速度差を持たせてシリンダ表面の汚れ
を拭き取るものである。ところで、短時間で洗浄効果を
上げる方法としては、圧着パッドの押圧力を高めたり、
洗浄布の供給速度を速めたりすることが考えられる。こ
れらの方法によれば、シリンダと洗浄布との相対速度を
大きくし、または洗浄布とシリンダとの間の摩擦力を大
きくすることができる。しかし、洗浄布の単位時間当た
りの供給量を増すことは一回の使用量が多くなり、洗浄
コストが高くなる。また上記摩擦力を大きくすること
は、それだけ巻取り力も大きくなり、洗浄布に大きな引
張り力が作用することになって、洗浄布破断を引き起こ
す原因にもなる。したがって、現状では圧着パッドの押
圧力を低く設定して、上記のような事態を避けているた
め、結果として洗浄時間は長くなり、この作業の能率低
下を招いている。本発明の目的は、シリンダ表面の汚れ
を短時間でかつ効果的に清拭することができる印刷機の
シリンダ洗浄装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は洗浄布供給手段から繰り出される洗浄布を
巻取り手段により巻取り、この間の洗浄布を押圧手段に
より印刷機のシリンダの外周に押し付けてシリンダ表面
の汚れを清拭する印刷機のシリンダ洗浄装置において、
前記手段を組み込んだクロスユニットと、該クロスユニ
ットを前記シリンダの回転方向に対して直角方向に振動
させるクロスユニット振動機構を備えているものであ
る。上記クロスユニット振動機構は、カムまたはエアシ
リンダを用いて構成される。
【0007】
【作用】洗浄時には、洗浄タイミングに合わせて洗浄布
供給手段から供給される洗浄布を押圧手段、例えば圧着
パッドによりシリンダに押し付け、同時にクロスユニッ
ト振動機構を動作させてクロスユニット1をシリンダの
軸方向に振動させながらシリンダ表面を清拭する。この
ように洗浄布がシリンダの軸方向に動かされることによ
り、洗浄布とシリンダ間の速度差がシリンダの回転方向
だけでなく、軸方向にも生じるから、シリンダ表面の汚
れを短時間でかつ効果的に拭き取ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、印刷機のシリンダ洗浄装置のクロスユニ
ットの断面が示されている。クロスユニット1は、バッ
クプレート2とサイドプレート4を有し、このサイドプ
レート4に支持されたステー6の前部には洗浄時に洗浄
布8をシリンダ10に押し付けるための弾性体で形成さ
れた圧着パッド12が装着されている。またバックプレ
ート2とステー6との間には、洗浄布8を供給する洗浄
布供給ロール14と使用済みの洗浄布を巻き取る洗浄布
巻取り軸16が配設けられている。洗浄布供給ロール1
4および洗浄布巻取り軸16は、サイドプレート2に回
転自在に取り付けられ、洗浄タイミングに合わせて動作
されるロール駆動機構(図示せず)により連続または間
欠的に回転される。これにより洗浄布8は、シリンダ1
0の回転方向に逆らう方向に供給され、圧着パッド12
を介して巻き取られる。バックプレート2の背部には、
クロスユニット1を図2に示す矢印方向、すなわちシリ
ンダ10の回転方向に対して直角方向に振動させるクロ
スユニット振動機構が配設されている。以下にクロスユ
ニット振動機構を説明する。
【0009】バックプレート2の裏面のサイドプレート
4側には、一対のスライドブロック18が固定されてお
り、このスライドブロック18は図1に示すようにクロ
スユニット1の振動方向に平行な対向壁19を備え、こ
の壁面に断面V字形の溝20が形成されている。スライ
ドガイド22は、本機フレーム24に取り付けられた本
機ステー26に固定されており、そのガイド部23はス
ライドブロック18の溝20に摺動自在に嵌め込まれて
いる。またバックプレート2の裏面中央には、図4に示
すようにカムローラ30を図示の矢印方向に対して直角
方向に案内するカムガイド28が取り付けられている。
カムローラ30は、本機ステー26に取り付けられたモ
ータ32の軸32aに偏芯させて設けられている。した
がって、クロスユニット1は、モータ32の回転数に応
じた振動数、例えば200〜300回/分およびカムロ
ーラ30の軸30aとモータ32の軸32aの偏芯距離
によって決まる振幅、例えば3〜5mmで振動する。
【0010】本実施例では、洗浄布8をシリンダ10に
押し付ける洗浄布押圧機構についての説明を省略した
が、この洗浄布押圧機構は既知の技術を採用することが
できる。すなわち、ステー6をシリンダ方向に移動可能
に設け、このステー6を洗浄時にシリンダ方向に移動さ
せる構成、または中空の圧着パッド12を用い、洗浄時
に圧縮空気を送って膨らませて洗浄布をシリンダに押し
付ける構成、あるいはクロスユニット1を本機ステー2
6に対して可動自在に装着し、洗浄時にクロスユニット
1自体をシリンダ方向に移動させて洗浄布をシリンダに
押し付ける構成、さらには前記構成を組み合わせた構成
などにより実施することができる。
【0011】図5は、クロスユニット振動機構の他の実
施例が示されている。図5において、エアシリンダ40
は本機ステー26に取り付けられる。このエアシリンダ
40のピストン41はクロスユニット1のバックプレー
ト2に平行に配置される。ピストン41の先端はバック
プレート2のほぼ中央に連結される。
【0012】エアシリンダ40が作動すると、ピストン
41は図示の方向に往復運動し、クロスユニット1を振
動させ、洗浄布8によるシリンダの回転方向に対して直
角な方向の拭き作用を発生させる。
【0013】次に上記実施例の作用を説明する。シリン
ダ10の洗浄動作が開始されると、洗浄布供給ロール1
4から連続または間欠的に供給される洗浄布8を圧着パ
ッド12によりシリンダ10に押し付け、同時にモータ
32を動作させてクロスユニット1を図2に示す方向に
振動させながらシリンダ表面を清拭する。このように洗
浄布8とシリンダ10との間にシリンダの回転方向との
速度差を生じさせ、同時にシリンダの軸方向に対する動
きを持たせることにより、シリンダ表面の汚れを少ない
使用量の洗浄布で効果的に拭き取ることができる。また
上記速度差をシリンダの回転方向のみに生じさせて行う
場合に比べて、圧着パッドの押圧力を少なくして同じ洗
浄効果を上げることができる。
【0014】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、洗浄布
をシリンダの回転方向に対して直角方向に振動させる構
成を付加したので、シリンダと洗浄布との速度差がシリ
ンダの回転方向に加えて軸方向も合わされるから、シリ
ンダ表面の汚れを少ない洗浄布使用量で拭き取ることが
できると共に、洗浄時間の短縮が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印刷機のシリンダ洗浄装置の構成を
示し、図2のCーC線に沿った断面図である。
【図2】 本発明の印刷機のシリンダ洗浄装置の平面図
である。
【図3】 図2のA矢視図である。
【図4】 図2のBーB線に沿った断面図である。
【図5】 クロスユニット駆動機構の他の実施例を示す
平面図である。
【図6】 図5のDーD線に沿った断面図である。
【図7】 従来の印刷機のシリンダ洗浄装置の一例を説
明する図である。
【符号の説明】
1 クロスユニット、6 ステー、8 洗浄布、10
印刷機のシリンダ、12圧着パッド、14 洗浄布供給
ロール、16 洗浄布巻取り軸、18 スライドブロッ
ク、22 スライドガイド、24 本機フレーム、26
本機ステー、28 カムガイド、30 カムローラ、
32 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄布供給手段から繰り出される洗浄布
    を巻取り手段により巻取り、この間の洗浄布を押圧手段
    により印刷機のシリンダの外周に押し付けてシリンダ表
    面の汚れを清拭する印刷機のシリンダ洗浄装置におい
    て、 前記手段を組み込んだクロスユニットと、該クロスユニ
    ットを前記シリンダの回転方向に対して直角方向に振動
    させるクロスユニット振動機構を備えていることを特徴
    とする印刷機のシリンダ洗浄装置。
  2. 【請求項2】 クロスユニット振動機構はカムを用いて
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の印刷機
    のシリンダ洗浄装置。
  3. 【請求項3】 クロスユニット振動機構はエアシリンダ
    を用いて構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の印刷機のシリンダ洗浄装置。
JP30480091A 1991-11-20 1991-11-20 印刷機のシリンダ洗浄装置 Pending JPH05162295A (ja)

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JP30480091A JPH05162295A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 印刷機のシリンダ洗浄装置

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JPH05162295A true JPH05162295A (ja) 1993-06-29

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ID=17937396

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JP30480091A Pending JPH05162295A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 印刷機のシリンダ洗浄装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2502746A1 (en) * 2011-03-23 2012-09-26 Elettra S.R.L. Apparatus and method for rapid cleaning of a central drum of flexographic printing machines

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH026629A (ja) * 1988-03-31 1990-01-10 Toray Ind Inc 炭素繊維の製造法
JPH02279340A (ja) * 1989-03-24 1990-11-15 Heidelberger Druckmas Ag 印刷機の胴の洗浄装置

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