JPH05161727A - ゴルフクラブ用シャフトセット - Google Patents
ゴルフクラブ用シャフトセットInfo
- Publication number
- JPH05161727A JPH05161727A JP3330500A JP33050091A JPH05161727A JP H05161727 A JPH05161727 A JP H05161727A JP 3330500 A JP3330500 A JP 3330500A JP 33050091 A JP33050091 A JP 33050091A JP H05161727 A JPH05161727 A JP H05161727A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- club
- golf club
- weight
- increases
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴルフクラブセットにおいてセット内で各ク
ラブのスイングバランスを概略一定に揃えることができ
るゴルフクラブ用シャフトを提供する。 【構成】 各シャフトはフィラメントワインディング法
により形成したエポキシ樹脂含浸の炭素繊維からなる内
層１と外層２及び塗膜３から構成される。そして、番手
が大きくなるすなわちシャフトの長さが順次短くなるに
従って肉厚の増加によりシャフトの重量を段階的に増大
せしめる。 【効果】 従来のようにゴルフクラブの番手が大きくな
るに従いシャフト以外の重量を増加してスイングバラン
スを略一定に揃える必要がなく、ヘッドが効きすぎる等
の問題を生じない。
ラブのスイングバランスを概略一定に揃えることができ
るゴルフクラブ用シャフトを提供する。 【構成】 各シャフトはフィラメントワインディング法
により形成したエポキシ樹脂含浸の炭素繊維からなる内
層１と外層２及び塗膜３から構成される。そして、番手
が大きくなるすなわちシャフトの長さが順次短くなるに
従って肉厚の増加によりシャフトの重量を段階的に増大
せしめる。 【効果】 従来のようにゴルフクラブの番手が大きくな
るに従いシャフト以外の重量を増加してスイングバラン
スを略一定に揃える必要がなく、ヘッドが効きすぎる等
の問題を生じない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブセット用
のシャフトに関するものである。
のシャフトに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ゴルフクラブ用シャフト（以下シャフト
と称する）にはいわゆるウッドクラブ用シャフトとアイ
アン用シャフトがある。このうちアイアン用シャフトは
１セット分として９〜１１本のシャフトを使用するが、
これらの長さ，重量，硬さ等は、本来それぞれのクラブ
の仕様からの設定が必要とされるものである。しかしな
がら従来は技術的，経済的な理由のために、単に１種類
のシャフトを所定の長さに切断して各番手に使用してい
る。
と称する）にはいわゆるウッドクラブ用シャフトとアイ
アン用シャフトがある。このうちアイアン用シャフトは
１セット分として９〜１１本のシャフトを使用するが、
これらの長さ，重量，硬さ等は、本来それぞれのクラブ
の仕様からの設定が必要とされるものである。しかしな
がら従来は技術的，経済的な理由のために、単に１種類
のシャフトを所定の長さに切断して各番手に使用してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年、特
に上級者のなかには、セット内でシャフトの長さ，重
量，硬さに変化を付けたものを望む傾向が表れてきた。
これと関連し従来より、クラブセット内の各クラブのス
イングバランスを略一定に揃えることは上級者，中級者
を問わず基本的な要求であった。しかしながら従来の技
術ではこの要求に完全に応えることはできなかった。す
なわち従来法では１種類のシャフトを切断し各々の番手
に使用するため図２に示すようにシャフトの番手が大き
くなるすなわち順次短くなるに従い重量は軽くなる。こ
のようなシャフトを用いて各クラブのスイングバランス
を一定に揃えるためには、ヘッドの重量を重くするかシ
ャフトの先端に重りを付加する等によりシャフト以外の
重量を調整してクラブを組立てることになり（図３参
照）、その結果、番手が大きくなるに従っていわゆるヘ
ッドが効きすぎる等の問題が生じ好ましくなかった。
に上級者のなかには、セット内でシャフトの長さ，重
量，硬さに変化を付けたものを望む傾向が表れてきた。
これと関連し従来より、クラブセット内の各クラブのス
イングバランスを略一定に揃えることは上級者，中級者
を問わず基本的な要求であった。しかしながら従来の技
術ではこの要求に完全に応えることはできなかった。す
なわち従来法では１種類のシャフトを切断し各々の番手
に使用するため図２に示すようにシャフトの番手が大き
くなるすなわち順次短くなるに従い重量は軽くなる。こ
のようなシャフトを用いて各クラブのスイングバランス
を一定に揃えるためには、ヘッドの重量を重くするかシ
ャフトの先端に重りを付加する等によりシャフト以外の
重量を調整してクラブを組立てることになり（図３参
照）、その結果、番手が大きくなるに従っていわゆるヘ
ッドが効きすぎる等の問題が生じ好ましくなかった。
【０００４】本発明は、上記問題点のないゴルフクラブ
用シャフトセットを提供することを目的としてなされた
ものである。
用シャフトセットを提供することを目的としてなされた
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、クラブの番手
が大きくなるに従いロフト角が順次増大するゴルフクラ
ブセットに用いられるゴルフクラブ用シャフトセットで
あって、クラブの番手が大きくなり長さが順次短かくな
るに従って肉厚の増加により重量が順次又は段階的に増
大するクラブからなることを特徴とするゴルフクラブ用
シャフトセットである。
が大きくなるに従いロフト角が順次増大するゴルフクラ
ブセットに用いられるゴルフクラブ用シャフトセットで
あって、クラブの番手が大きくなり長さが順次短かくな
るに従って肉厚の増加により重量が順次又は段階的に増
大するクラブからなることを特徴とするゴルフクラブ用
シャフトセットである。
【０００６】本発明によるシャフトは、フィラメントワ
インディング法により形成した繊維強化プラスチックか
らなることが好ましい。
インディング法により形成した繊維強化プラスチックか
らなることが好ましい。
【０００７】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図１（Ａ）は本発明のゴルフクラブ用シャフトセッ
トにおけるシャフトの断面図、（Ｂ）は本発明のシャフ
トの番手と重量の関係を示すグラフである。
る。図１（Ａ）は本発明のゴルフクラブ用シャフトセッ
トにおけるシャフトの断面図、（Ｂ）は本発明のシャフ
トの番手と重量の関係を示すグラフである。
【０００８】本発明によるシャフトはＦＲＰによる内層
１，外層２，及び塗膜３からなるが、番手が大きくなり
長さが短くなるに従って硬さを増すため肉厚を増すこと
による重量の増分と、長さを短くすることによる重量の
減少分が略等しくなるように以下のように形成される。
１，外層２，及び塗膜３からなるが、番手が大きくなり
長さが短くなるに従って硬さを増すため肉厚を増すこと
による重量の増分と、長さを短くすることによる重量の
減少分が略等しくなるように以下のように形成される。
【０００９】まず、番手２，３，４のいわゆるロングア
イアン用シャフトは、外径５〜１３．０mm、 全長１３
００mmのテーパ付き芯金に、内層材として引張弾性率４
０t/mm2の炭素繊維（商品名トレカＭ４０、東レ（株）
製）にエポキシ樹脂（商品名ＹＤ１２８、東都化成
（株）製）を含浸しフィラメントワインディング法によ
り配向角度±４５度で、太径側厚さ０．４mmになるまで
巻き付けた。次に外層材として、引張り強度３６０〜３
８０kg/mm2の炭素繊維（商品名トレカＴ３００、東レ
（株）製）に上記と同一のエポキシ樹脂を含浸したもの
を配向角度±７度で太径側厚さ１．０mmになるまで同様
に巻き付けた。次に合成樹脂製のテープを巻付け、オー
トクレーブ内で樹脂を硬化させた後、芯金を引き抜き、
以後常法により所定の長さに切断し、表面を研磨、塗装
して完成品とした。なお、上記シャフトの全長は番手
２，３，４の順に４０，３９．５，３９インチである。
イアン用シャフトは、外径５〜１３．０mm、 全長１３
００mmのテーパ付き芯金に、内層材として引張弾性率４
０t/mm2の炭素繊維（商品名トレカＭ４０、東レ（株）
製）にエポキシ樹脂（商品名ＹＤ１２８、東都化成
（株）製）を含浸しフィラメントワインディング法によ
り配向角度±４５度で、太径側厚さ０．４mmになるまで
巻き付けた。次に外層材として、引張り強度３６０〜３
８０kg/mm2の炭素繊維（商品名トレカＴ３００、東レ
（株）製）に上記と同一のエポキシ樹脂を含浸したもの
を配向角度±７度で太径側厚さ１．０mmになるまで同様
に巻き付けた。次に合成樹脂製のテープを巻付け、オー
トクレーブ内で樹脂を硬化させた後、芯金を引き抜き、
以後常法により所定の長さに切断し、表面を研磨、塗装
して完成品とした。なお、上記シャフトの全長は番手
２，３，４の順に４０，３９．５，３９インチである。
【００１０】次に、番手５，６，７のいわゆるミドルア
イアン用シャフトは、外径４〜１２．５mm、全長１３０
０mmのテーパ付き芯金に、内層材として炭素繊維（トレ
カＭ４０）にエポキシ樹脂（ＹＤ１２８）を含浸しフィ
ラメントワインディング法により配向角度±４５度で太
径側厚さ０．４mmになるまで巻き付けた。次に外層材と
して炭素繊維（トレカＴ３００）にエポキシ樹脂（ＹＤ
１２８）を含浸し配向角度±１５度で太径側厚さ１．０
mmになるまで同様に巻き付け上記と同様に硬化、切断、
研磨塗装して完成品とした。なお、上記シャフトの全長
は番手５，６，７の順に３８．５，３８，３７．５イン
チである。
イアン用シャフトは、外径４〜１２．５mm、全長１３０
０mmのテーパ付き芯金に、内層材として炭素繊維（トレ
カＭ４０）にエポキシ樹脂（ＹＤ１２８）を含浸しフィ
ラメントワインディング法により配向角度±４５度で太
径側厚さ０．４mmになるまで巻き付けた。次に外層材と
して炭素繊維（トレカＴ３００）にエポキシ樹脂（ＹＤ
１２８）を含浸し配向角度±１５度で太径側厚さ１．０
mmになるまで同様に巻き付け上記と同様に硬化、切断、
研磨塗装して完成品とした。なお、上記シャフトの全長
は番手５，６，７の順に３８．５，３８，３７．５イン
チである。
【００１１】さらに、番手８，９，ＰＷのいわゆるショ
ートアイアン用シャフトは、外径３〜１２．０mm、全長
１３００mmのテーパ付き芯金に、内層材として炭素繊維
（トレカＭ４０）にエポキシ樹脂（ＹＤ１２８）を含浸
しフィラメントワインディング法により配向角度±４５
度で太径側厚さ０．４mmになるまで巻き付けた。次に外
層材として、炭素繊維（トレカＴ３００）にエポキシ樹
脂（ＹＤ１２８）を含浸し配向角度±２０度で太径側厚
さ１．０mmになるまで同様に巻き付け上記と同様に硬
化、切断、研磨、塗装して完成品とした。なお、上記シ
ャフトの全長は番手８，９，ＰＷの順に３７，３６．
５，３６インチである。
ートアイアン用シャフトは、外径３〜１２．０mm、全長
１３００mmのテーパ付き芯金に、内層材として炭素繊維
（トレカＭ４０）にエポキシ樹脂（ＹＤ１２８）を含浸
しフィラメントワインディング法により配向角度±４５
度で太径側厚さ０．４mmになるまで巻き付けた。次に外
層材として、炭素繊維（トレカＴ３００）にエポキシ樹
脂（ＹＤ１２８）を含浸し配向角度±２０度で太径側厚
さ１．０mmになるまで同様に巻き付け上記と同様に硬
化、切断、研磨、塗装して完成品とした。なお、上記シ
ャフトの全長は番手８，９，ＰＷの順に３７，３６．
５，３６インチである。
【００１２】上記実施例でえられたシャフトと従来法に
よるシャフトの重量を表１に示す。
よるシャフトの重量を表１に示す。
【００１３】
【表１】
【００１４】表１に示すように、従来方法によるシャフ
トは番手が大きく、すなわち長さが短かくなるに従って
重量が順次減少するが、本発明のシャフトの場合には段
階的に重量が増加している。従って、これを用いたクラ
ブセット内のスイングバランスは略一定になる。
トは番手が大きく、すなわち長さが短かくなるに従って
重量が順次減少するが、本発明のシャフトの場合には段
階的に重量が増加している。従って、これを用いたクラ
ブセット内のスイングバランスは略一定になる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、クラブセット内のスイ
ングバランスを略一定にすることが容易にできるシャフ
トがえられ、従ってクラブの重量がヘッド付近に集中す
ることなく、いわゆるヘッドが効きすぎるという欠点を
解消でき、特に上級者に適したクラブセットを作ること
が可能となった。又、クラブの番手が大きくなるに従っ
て肉厚が増加するので曲げ剛性が増加するという効果が
ある。
ングバランスを略一定にすることが容易にできるシャフ
トがえられ、従ってクラブの重量がヘッド付近に集中す
ることなく、いわゆるヘッドが効きすぎるという欠点を
解消でき、特に上級者に適したクラブセットを作ること
が可能となった。又、クラブの番手が大きくなるに従っ
て肉厚が増加するので曲げ剛性が増加するという効果が
ある。
【図１】（Ａ）は本発明のゴルフクラブ用シャフトセッ
トにおけるシャフトの断面図、（Ｂ）は本発明のシャフ
トの番手と重量の関係を示すグラフである。
トにおけるシャフトの断面図、（Ｂ）は本発明のシャフ
トの番手と重量の関係を示すグラフである。
【図２】従来のシャフトセットにおける番手とシャフト
の重量を示すグラフである。
の重量を示すグラフである。
【図３】従来のゴルフクラブ用セットを用いた場合にお
ける番手の重量調整とスイングバランスの関係を説明す
るグラフである。
ける番手の重量調整とスイングバランスの関係を説明す
るグラフである。
１…内層 ２…外層 ３…塗膜
Claims (2)
- 【請求項１】 クラブの番手が大きくなるに従いロフト
角が順次増大するゴルフクラブセットに用いられるゴル
フクラブ用シャフトセットであって、クラブの番手が大
きくなり長さが順次短くなるに従って肉厚の増加により
重量が順次又は段階的に増大するクラブからなることを
特徴とするゴルフクラブ用シャフトセット。 - 【請求項２】 フィラメントワインディング法により形
成した繊維強化プラスチックのシャフトからなることを
特徴とする請求項１記載のゴルフクラブ用シャフトセッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3330500A JPH05161727A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ゴルフクラブ用シャフトセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3330500A JPH05161727A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ゴルフクラブ用シャフトセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05161727A true JPH05161727A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18233321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3330500A Pending JPH05161727A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | ゴルフクラブ用シャフトセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05161727A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6866593B1 (en) | 2000-06-23 | 2005-03-15 | Harrison Sports, Inc. | Golf club shaft having multiple metal fiber layers |
| US6908401B2 (en) * | 2001-02-28 | 2005-06-21 | Michael H. L. Cheng | Shaft for use in golf clubs and other shaft-based instruments and method of making the same |
| JP2007203120A (ja) * | 1997-03-31 | 2007-08-16 | Daiwa Seiko Inc | ゴルフクラブセット |
| US8128994B1 (en) | 2008-09-30 | 2012-03-06 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Method of applying decorative layers to a steel shaft |
| JP2013111403A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Globeride Inc | ゴルフクラブセットのためのシャフトセット |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP3330500A patent/JPH05161727A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007203120A (ja) * | 1997-03-31 | 2007-08-16 | Daiwa Seiko Inc | ゴルフクラブセット |
| JP4495747B2 (ja) * | 1997-03-31 | 2010-07-07 | グローブライド株式会社 | ゴルフクラブセット |
| US6866593B1 (en) | 2000-06-23 | 2005-03-15 | Harrison Sports, Inc. | Golf club shaft having multiple metal fiber layers |
| US7497786B2 (en) | 2000-06-23 | 2009-03-03 | Harrison Sports, Inc. | Golf club shaft having multiple metal fiber layers |
| US6908401B2 (en) * | 2001-02-28 | 2005-06-21 | Michael H. L. Cheng | Shaft for use in golf clubs and other shaft-based instruments and method of making the same |
| US8128994B1 (en) | 2008-09-30 | 2012-03-06 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Method of applying decorative layers to a steel shaft |
| US8556744B1 (en) | 2008-09-30 | 2013-10-15 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Method of applying decorative layers to a steel shaft |
| US8801539B2 (en) | 2008-09-30 | 2014-08-12 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Method of applying decorative layers to a steel shaft |
| JP2013111403A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Globeride Inc | ゴルフクラブセットのためのシャフトセット |
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