JPH0516015U - 切削工具 - Google Patents

切削工具

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JPH0516015U
JPH0516015U JP1244891U JP1244891U JPH0516015U JP H0516015 U JPH0516015 U JP H0516015U JP 1244891 U JP1244891 U JP 1244891U JP 1244891 U JP1244891 U JP 1244891U JP H0516015 U JPH0516015 U JP H0516015U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
cutting
boring bar
holder
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP1244891U
Other languages
English (en)
Inventor
貴宣 斉藤
武弘 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP1244891U priority Critical patent/JPH0516015U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油漏れがしにくく、切削油を切刃に十分に供
給することのできる切削工具を提供する。 【構成】 ボーリングバー40には、先端部から後端部
にかけて、該ボーリングバー40の軸線に沿って油穴5
6が形成され、ホルダ42には、先端部から後端部にか
けて挿入穴60の軸線に沿って油穴68が形成され、油
穴68と油穴56の端部同士はチューブ44によって連
通されている。切削油は切削油供給器からチューブ76
を介して油穴68に入り、チューブ44、油穴56を経
て油穴56の開口部56aから切刃50にかけられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、被削材の内径加工に用いられる切削工具に関し、詳しくは切削加 工中に切削油を切刃に供給できるようにした切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の切削工具の一例として、図4乃至図6に示すものがある。これ らの図において、符号2は先端外周部に切刃4が配設されたボーリングバーであ り、符号6はボーリングバー2のシャンク部を把持するホルダである。このホル ダ6は、その外周部を図示されない刃物台等の工作機械の把持部に装着されて使 用されるものであり、その中心側にはボーリングバー2のシャンク部を挿入する ための挿入穴8が形成され、その外周側には、挿入穴8の内部と外部とを連通す る3つのねじ穴10…が、挿入穴8の軸線方向に沿って、その軸線を互いに平行 にして形成されている。これらのねじ穴10…は、ボーリングバー2のシャンク 部を締付固定するための締めねじをホルダ6に螺合させるためのものである。ホ ルダ6の挿入穴8と外周面との間には、端面12側に開口して、軸線が挿入穴8 の軸線と平行な油穴14が形成されている。また、ホルダ6の外周面には、平面 視楕円形の切欠部16が形成され、この切欠部16の一部が深く掘り下げられて 、前記油穴8の後端部と該切欠部16が連通せしめられている。
【0003】 上記構成に係る切削工具にあっては、切削加工時、工作機械に設けられた切削 油供給機構により、ホルダ6の切欠部16から切削油を供給しながら切削を行う 。切削油は、油穴8を通ってホルダ6の端面12側に導かれ、端面12の開口部 から流出して切刃4にかけられるようになっている。
【0004】 また、従来のこの種の切削工具の他の例として、図7に示すものがある。同図 において、符号18は先端外周側に切刃20が配設されたボーリングバーであり 、符号24はボーリングバー18のシャンク部22を把持するホルダである。ボ ーリングバー18のシャンク部22には、位置決め用の平坦面26が形成され、 また、該ボーリングバー18の中心側には、該ボーリングバー18の軸線方向に 沿って、一端がシャンク部22の後端面22aに開口し、他端が切刃20の近傍 に開口する油穴28が形成されている。ホルダ24は、前記図4乃至図6に示す ホルダ6と同様に、その外周部を図示されない刃物台等の工作機械の把持部に装 着されて使用されるものであり、その中心側にはボーリングバー18のシャンク 部22を挿入するための貫通穴30が形成され、その外周側には、貫通穴30の 内部と外部とを連通する2つのねじ穴32…が、貫通穴30の軸線方向に沿って 、その軸線を互いに平行にして形成されている。ねじ穴32には締めねじ34が 螺合され、この締めねじ34の先端面が平坦面26を押圧してシャンク部22が ホルダ24に対して固定されるようになっている。ホルダ24の端面とシャンク 部22との隙間にはシール材36が配設されて、キャップ38で固定されている 。
【0005】 上記構成に係る切削工具にあっては、切削加工時、工作機械に設けられた切削 油供給機構により、貫通穴30のホルダ24の後端側に位置する開口部から切削 油を圧入しながら切削を行う。切削油はボーリングバー18内部の油穴28を通 って切刃20近傍の開口部から流出し、切刃20にかかるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記図4乃至図6に示す従来の切削工具では、ホルダ6に形成された油穴14 の端面12側の開口部から切削油が流出するため、ボーリングバー2の突き出し 長さを長くすると切削油が切刃4に十分にかからないという欠点があった。また 、図7に示す切削工具においては、位置決め用の平坦面26とシール材36との 間に隙間が生じて切削油が漏れ、切削油の消費量が増加したり、切削油が切刃2 0に十分にかからなくなることがあった。本考案は、上記の如き欠点を除去し、 油漏れがしにくく、切削油を切刃に十分に供給することのできる切削工具を提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、先端外周側に切刃が配設されたボーリングバーと、内径側に前記 ボーリングバーのシャンク部が挿入される挿入穴が形成され、外周部が刃物台等 の工作機械の把持部に装着可能に形成されるホルダとを具備するとともに、前記 切刃に切削油を供給する機構を備えた切削工具において、前記ボーリングバーの 先端部から後端部にかけて、該ボーリングバーの軸線に沿って油穴を形成し、前 記ホルダの先端部から後端部にかけて、前記挿入穴の軸線に沿って油穴を形成し 、前記ボーリングバーの前記後端部の前記油穴の開口部と前記ホルダの前記後端 部の前記油穴の開口部とをチューブにより連通したものである。
【0008】
【作用】
上記構成に係る切削工具にあっては、ホルダの先端部の開口部から供給された 切削油は、ホルダに形成された油穴を通ってホルダの後端部側に導かれ、ホルダ の後端部の開口部からチューブの一端に入る。そして、チューブの他端から出て ボーリングバーに形成された油穴に入り、ボーリングバーの先端部の開口部から 出て切刃に供給される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図3を参照して説明する。 本実施例に係る切削工具は、ボーリングバー40と、ホルダ42と、チューブ 44とから概略構成されるものでる。
【0010】 ボーリングバー40の先端部にはスローアウエイチップ(以下、「チップ」と 略称する。)46がボルト48によって固定され、このチップ46の先端側外周 部に切刃(コーナー刃)50が形成されている。このボーリングバー40の中心 側には、該ボーリングバー40の軸線とほぼ一致して、一端がシャンク部52の 後端面54に開口し、他端がチップ46の近傍に開口する油穴56が形成されて いる。この油穴56のチップ46側の先端部56aは、その軸線がチップ46を 指向するように形成されている。
【0011】 ホルダ42は、先端側にフランジ部58が設けられ、中心側にボーリングバー 40のシャンク部52を嵌合するための貫通穴60が形成された略段付円筒状の 部材であり、その小径部61の側面にはホルダ42の軸線と平行に延びる平坦な 位置決め基準面63が形成され、該小径部61が工作機械のタレット刃物台(図 示省略)に把持されて使用されるものである。該ホルダ42の小径部61には、 貫通穴60の軸線と直交する方向に延びて貫通穴60の内部と外部とを連通する 3つのねじ穴62…が、貫通穴60の軸線と平行に配列されて形成され、これら ねじ穴62…には、ボーリングバー40のシャンク部52をホルダ42に固定す るための締めねじ64…が螺合されている。ホルダ42のフランジ部58及び小 径部61には、フランジ部58の外周面から径方向中心側に延び、90度に屈曲 して、貫通穴60の軸線方向と平行な方向に小径部42の端面66まで延びる油 穴68が形成されている。
【0012】 一方、前記油穴56の端面54側の開口部には、管継手70がねじ込まれ、前 記油穴68の端面66側の開口部には、前記管継手70と同様の管継手72がね じ込まれている。そして、管継手70の端部と管継手72の端部とがフレキシブ ルなチューブ44によって連結され、これにより油穴56と油穴68とが連通さ れている。また、油穴68の、フランジ部58の外周面側の開口部にも、前記管 継手70と同様の管継手74がねじ込まれ、この管継手74の端部には、図示さ れないタレット刃物台の切削油供給器に連結するチューブ76が連結されている 。
【0013】 上記構成に係る切削工具にあっては、ボーリングバー40のシャンク部52を 貫通穴60に嵌合した上で締めねじ64を締め付けてボーリングバー40をホル ダ42に固定し、位置決め基準面63を基準としてホルダ42をタレット刃物台 に装着する。
【0014】 切削加工時、切削油を切刃50にかける場合には、切削油供給器からチューブ 76に切削油を圧入する。切削油は油穴68を通ってチューブ44に導かれ、該 チューブ44を通過して油穴56に導かれる。そして、油穴56のチップ46側 の開口部56bから外部に流出して、切刃50にかけられる。
【0015】 図2は図1の状態からボーリングバー40の突き出し量を長くした状態を示す ものであり、この図に示されるようにボーリングバー40の突き出し量を長くし てもチューブ44の曲がりの変曲点44aの位置が変化するだけである。
【0016】 このように、本実施例に係る切削工具においては、ボーリングバー40とホル ダ42の双方に油穴を形成し、これら2つの油穴のホルダ42後端側の端部をチ ューブ44により連通する構成としているので、従来の図4乃至図6に示す切削 工具のようにボーリングバーの突き出し長さを長くしても、切削油が切刃にかか らなくなるということがない。また、従来の図7に示す切削工具のようにシール 材の隙間から切削油が漏れるというようなことがなく、ボーリングバーの突き出 し量を任意の値とした状態において切削油を切刃に十分に供給することができる 。さらに、本実施例においては、ホルダ42のフランジ部58から切削油を供給 できる構成としているので、工作機械のホルダ42の後端側の部分に切削油供給 のための機構を設ける必要がなく、シンプルな構成とすることができる利点を有 する。
【0017】 なお、上記実施例においては、ホルダ42にボーリングバー40のシャンク部 52と同径の貫通穴60を形成する構成としているが、必ずしもホルダにこのよ うな貫通穴を形成する必要はなく、ホルダの後端側にチューブを挿通できる大き さの通し穴が形成されていればよい。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、ボーリングバーの先端部から後端部 にかけて、該ボーリングバーの軸線に沿って油穴を形成し、ホルダの先端部から 後端部にかけて、挿入穴の軸線に沿って油穴を形成し、ボーリングバーの後端部 の油穴の開口部とホルダの後端部の油穴の開口部とをチューブにより連通する構 成としているので、切削油が漏れにくく、ボーリングバーの突き出し量を任意の 値とした状態において、切削油を切刃に十分に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る切削工具の平面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】同実施例に係る切削工具の背面図である。
【図4】従来の切削工具の一例を示す平面図である。
【図5】図4の切削工具の正面図である。
【図6】図4の切削工具のA−A線断面図である。
【図7】従来の切削工具の他の例を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
40 ボーリングバー 42 ホルダ 44 チューブ 50 切刃 52 シャンク部 56 油穴 68 油穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端外周側に切刃が配設されたボーリン
    グバーと、 内径側に前記ボーリングバーのシャンク部が挿入される
    挿入穴が形成され、外周部が刃物台等の工作機械の把持
    部に装着可能に形成されるホルダとを具備するととも
    に、 前記切刃に切削油を供給する給油機構を備えた切削工具
    において、 前記ボーリングバーの先端部から後端部にかけて、該ボ
    ーリングバーの軸線に沿って油穴を形成し、 前記ホルダの先端部から後端部にかけて、前記挿入穴の
    軸線に沿って油穴を形成し、 前記ボーリングバーの前記後端部の前記油穴の開口部と
    前記ホルダの前記後端部の前記油穴の開口部とをチュー
    ブにより連通したことを特徴とする切削工具。
JP1244891U 1991-03-07 1991-03-07 切削工具 Pending JPH0516015U (ja)

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JP1244891U JPH0516015U (ja) 1991-03-07 1991-03-07 切削工具

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JP1244891U JPH0516015U (ja) 1991-03-07 1991-03-07 切削工具

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JPH0516015U true JPH0516015U (ja) 1993-03-02

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JP1244891U Pending JPH0516015U (ja) 1991-03-07 1991-03-07 切削工具

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JP (1) JPH0516015U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018525238A (ja) * 2015-08-31 2018-09-06 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ クーラント供給部を有する金属切削工具
WO2023170887A1 (ja) * 2022-03-10 2023-09-14 エヌティーツール株式会社 工具保持具および工具保持装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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