JPH05158511A - 着脱式ファンクション・カード付きプログラマブル・コントローラ・プロセッサ - Google Patents

着脱式ファンクション・カード付きプログラマブル・コントローラ・プロセッサ

Info

Publication number
JPH05158511A
JPH05158511A JP4063657A JP6365792A JPH05158511A JP H05158511 A JPH05158511 A JP H05158511A JP 4063657 A JP4063657 A JP 4063657A JP 6365792 A JP6365792 A JP 6365792A JP H05158511 A JPH05158511 A JP H05158511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
data
card
programmable controller
function card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4063657A
Other languages
English (en)
Inventor
William E Floro
イー.フロロ ウイリアム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Allen Bradley Co LLC
Original Assignee
Allen Bradley Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Allen Bradley Co LLC filed Critical Allen Bradley Co LLC
Publication of JPH05158511A publication Critical patent/JPH05158511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F7/00Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus
    • G07F7/08Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by coded identity card or credit card or other personal identification means
    • G07F7/10Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by coded identity card or credit card or other personal identification means together with a coded signal, e.g. in the form of personal identification information, like personal identification number [PIN] or biometric data
    • G07F7/1008Active credit-cards provided with means to personalise their use, e.g. with PIN-introduction/comparison system
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/30Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks
    • G06Q20/34Payment architectures, schemes or protocols characterised by the use of specific devices or networks using cards, e.g. integrated circuit [IC] cards or magnetic cards
    • G06Q20/346Cards serving only as information carrier of service

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラマブル・コントローラ上のプロセッ
サ・モジュールのソケットに挿入するファンクション・
カードにより、該プログラマブル・コントローラを特定
の用途に個別化する。 【構成】 ファンクション・カード30は、所与のプロ
グラマブル・コントローラ10で使用可能となる前に、
プロセッサ・モジュール20とファンクション・カード
間の互換性の有無を判断するため、初期設定手続きが実
行される必要がある。この手続きの一部として、所与の
プログラマブル・コントローラの動作に関する情報をカ
ードに送る。またカードには、カードが提供する各タス
クのファンクション情報が入っている。プロセッサ・モ
ジュールが該カードを利用可能とするため、初期設定手
続き中に、プロセッサ・モジュールへファンクション情
報を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業設備の動作を制御す
るプログラマブル・コントローラに関する。より正確に
は、ユーザにより定義される制御プログラムを実行する
該プログラマブル・コントローラ用プロセッサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プログラマブル・コントローラは、各種
の組立ライン及び機械ツールのような各種製造設備を、
内蔵制御プログラムに従って運転するための周知の型の
産業用コンピュータである。該プログラムは、一連のプ
ロセス制御命令により構成されており、この命令は読み
出され実行されて、被制御設備上の選択された感知装置
の状態を検査し、そして、1つもしくは2つ以上の検査
された感知装置の状態にしたがって選択された駆動装置
に対する電流の供給あるいは切断を行う。
【0003】多数の感知装置及び駆動装置の状態は、制
御プログラムの命令によって操作される1ビットのデー
タによって表される。位置センサのような他の感知装置
は被制御設備の状態を表す複数ビットのデータを与え
る。これら後者の装置に対しては、感知装置及び駆動装
置の状態を表す複数バイトもしくは複数ワードのデータ
を操作する命令が与えられる。ここで使用される単語、
「バイト」は8ビットのデータを、また「ワード」は1
6ビット、あるいは2バイトのデータを表す。このほか
のプログラム命令は、算術演算、タイミングと計数機
能、並びに複雑な統計データを報告する演算を実行す
る。これらの命令はその産業の中ではまったく標準化さ
れていて、プロセス制御技術者により容易に理解される
梯子型論理図(Iadder logic diagr
am)の各種要素に直接的関連付けがなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プログラマブル・コン
トローラが、より複雑な製造システムに適用されるよう
になったことに伴い、該製造システムのいろいろな部位
の動作を制御するために複数のコントローラが使用さ
れ、各1つのコントローラは別の制御プログラムを実行
する。このような使用方法では、1つのプログラマブル
・コントローラが他のプログラマブル・コントローラ
と、製造行程に関するデータを交換する事が必要とな
る。プログラマブル・コントローラ間のデータ通信手法
は開発されているが、装置が多数の場合には、これらの
装置間の動作を調整することは、むしろ複雑かつ難解で
ある。
【0005】
【課題を解決する手段】プログラマブル・コントローラ
の属性の1つに、モジュール構成ができること(Mod
ularity)がある。一般にコントローラにはラッ
クがあり、このラックに多数のファンクション・モジュ
ール(functional module)が保持さ
れて電気的に接続される。これらのモジュールには、感
知装置から信号を受信して駆動装置へ信号を供給するプ
ログラム・プロセッサ、および回路網通信モジュールが
ある。使用可能な非常に多種類のモジュールから必要な
モジュールを選択することにより特定使用方法に合わせ
た専用プログラマブル・コントローラとすることができ
る。
【0006】カスタム集積回路(custom int
egrated circuit)の出現によって、プ
ログラム・プロセッサの中により大きな機能(func
tionality)が組み込まれるようになった。例
えば、以前は別モジュールで与えられていた通信インタ
ーフェース回路は、今ではプログラム・プロセッサ・モ
ジュールの一部になっている。より大きな機能が組み込
まれることになったため、汎用プログラム・プロセッサ
を特定用途向けに専用化(tailoring)する需
要が生じている。このような専用化により記憶容量およ
びカスタム・ファームウエアを増大している。
【0007】プログラム・プロセッサを専用化する需要
をまかなう一方法は、該カスタム機能のファームウエア
を小型の着脱式印刷回路基板上の不揮発性メモリ素子
(nonvolatile memory devic
es)に格納することである。この種類の印刷回路基板
は大きさと形状からしばしば「メモリーカード」と呼ば
れている。メモリーカードはプログラム・プロセッサ・
モジュールの前面パネルに接続されると、モジュール内
回路はカードに格納されたファームウエアを読むことが
できる。
【0008】大規模製造設備は異種バージョンのプログ
ラム・プロセッサ・モジュールを持ったプログラマブル
・コントローラを有しているので、所与のファンクショ
ン・カード(function card:ファンクシ
ョン・カード)がいろいろな型のプログラム・プロセッ
サ・モジュールにより使用できることがしばしば必要で
ある。さらに、ファンクション・カードは特定ユーザ向
けにカスタム設計ができ、たとえ当該ユーザが、同一製
造業者からの将来世代のプログラマブル・コントローラ
へアップクレードさせるとしても、リプレースすること
は比較的高くつく。したがってファンクション・カード
は同一製造業者からの次世代プログラマブル・コントロ
ーラにも使用可能でなければならない。
【0009】プログラマブル・コントローラは、プロセ
ッサ・モジュールを含み、内蔵制御プログラムを実行す
る。被制御装置の感知装置および駆動装置はプロセッサ
・モジュールと電気的に結合する複数の入出力モジュー
ルへ接続される。プログラマブル・コントローラにより
運転される機械の感知装置及び駆動装置にインターフェ
ース接続する。プロセッサ・モジュールは、一連のユー
ザ定義の制御プログラムを実行する。即ち、選択された
感知装置の状態を検査し、制御プログラムによって定義
される論理動作にもとづいて検査された状態に従って、
指定された駆動装置の状態を設定する。
【0010】該プログラマブル・コントローラの1つも
しくは2つ以上のファンクションを遂行する回路を内蔵
するファンクション・カードはプロセッサ・モジュール
の要素に着脱可能の形で接続される。好適な実施例にお
いては、この接続はプロセッサの前面パネルを介してお
こなわれる。ファンクション・カードはファンクション
・カードの動作特性に関するデータを保持するメモリを
持っている。プロセッサ・モジュールはこのデータをカ
ードから読むことができ、カードにより与えられるファ
ンクションの種類を識別しこれらのファンクションの使
用方法を学習する。もう1つのメモリは、ファンクショ
ン・カードに書き込まれた、プロセッサ・モジュールの
いくつかの動作特性を指定するデータを保持する。
【0011】ファンクション・カードの一実施例では、
独自のデータ転送肯定応答(Data Transfe
r ACKnowledge:DTACK)回路により
プロセッサ・モジュールの性能仕様の範囲内に動作を限
定している。本回路はプロセッサ・モジュールのクロッ
ク速度と、プロセッサ・モジュールがファンクション・
カードからのデータを要求した場合と、該プロセッサ・
モジュールが該データを受信できる場合との間の間隔の
長さに関する情報とを使用している。このデータから、
DTACK回路は、DTACK信号をいつプロセッサ・
モジュールへ送信すべきかを決定し、これにより、プロ
セッサ・モジュールが信号に応答するときに、データが
使用可能となる。このようにして、プロセッサはファン
クション・カードからのデータが使用可能となり次第、
データを受信するように設定できる。かくて、要求され
た使用可能なデータをカードが有しているときと、プロ
セッサがデータを受信できるときとの間の待ち時間(w
ait:ウエイト)は最小限となる。
【0012】本発明の1つの目的は、プログラマブル・
コントローラのプロセッサ・モジュールの1つ或いは2
つ以上のファンクションを遂行する回路を内蔵する、着
脱式カードを提供することである。別の目的は、カード
によって遂行され、これによってプロセッサ・モジュー
ルがそのファンクションとの互換性とその使用方法を決
定することができる各ファンクションに関する情報をカ
ードに与える機構を組み込むことである。さらに別の目
的は、ファンクション・カードがその動作を変更して、
各種のプロセッサ・モジュールにより最適性能にするこ
とができる機構を提供することである。本発明に関する
さらに限定した目的は、ファンクション・カードとプロ
セッサ・モジュールとの間で、ファンクション・カード
に対するアクセスの間のウェイト状態の数を最小にする
か或いは無くすることのできるデータ交換インターフェ
ースを提供することである。さらに別の目的は、プロセ
ッサ・モジュールと、ファンクション・カードのために
少なくとも1つのモジュールが他の1つのモジュールと
の互換性を決定可能とする情報を交換することである。
【0013】
【実施例】図1を参照すると、符号10のプログラマブ
ル・コントローラ・システムは主装置ラック12と、ラ
ック14のような、シリアルI/O回路網15により相
互接続されている一連のリモート入出力(I/O)ラッ
クにより構成される。端末11はユーザがコントローラ
12のプログラミングをすることと、その動作を監視す
ることができるようにするための装置である。主ラック
12は、電力供給装置16、プロセッサ・モジュール2
0、及び複数の入出力インターフェース・モジュール1
8を収容している。プロセッサ・モジュール20はユー
ザ定義の制御プログラムを実行する。この制御プログラ
ムは被制御設備上の感知装置からの入力信号に応答し
て、同じ被制御設備上の駆動装置に信号を出力する。感
知信号及び駆動信号は入出力インターフェース・モジュ
ール18を介してラック12に結合される。主ラック内
の各種モジュール18及び20はバックプレーンの導線
により電気的に相互に接続され、データ信号及び制御信
号がモジュール間で交換可能としている。
【0014】プロセッサ・モジュール20は、プログラ
ムの命令を、ケーブル13によって本モジュールのフロ
ントパネル上のシリアル・ポート・コネクタに接続され
る端末11を介して受信する。シリアルI/O回路網1
5はプロセッサ・モジュール20のフロントパネル上の
第2のコネクタ並びにリモートI/Oラック14のアダ
プタモジュール19に結合され、プロセッサ・モジュー
ル20が、リモートI/Oラック内の別のグループの入
出力モジュール18とデータの交換を可能としている。
ローカル・エリア・ネットワークは、プロセッサ・モジ
ュール20のフロントパネル上のコネクタの1つに結合
され、ホストコンピュータ及び該ネットワークに結合さ
れている他のプログラマブル・コントローラとの通信を
可能としている。
【0015】A.プロセッサ・モジュール 図2を参照すると、プロセッサ・モジュール20は、ユ
ーザの制御プログラムの実行用の汎用プロセッサ・セク
ション40と、ケーブル13及びシリアルI/O回路網
15上のデータの交換を処理する為の通信プロセッサ・
セクション21を含んでいる。またプロセッサ・モジュ
ール20は、これらのセクション21及び40を別のデ
ータ処理要素及び記憶要素に接続する1組の共用バスを
有している。通信プロセッサ・セクション21はローカ
ル・アドレス・バス23及び16ビット幅のローカル・
データ・バス24の周囲に形成されている。これらのバ
スに結合されている第1マイクロプロセッサ22は、モ
トローラ社製のモデル68000マイクロプロセッサを
つかうことができる。第1マイクロプロセッサ22は、
読み出し専用メモリ(ROM)26内に内蔵されている
プログラムを実行し、ランダム・アクセス・メモリ(R
AM)27を一時データ記憶用に利用する。マスターク
ロック回路28は、第1通信プロセッサ・セクション2
1の要素に制御線25を介して特定のタイミング信号を
供給するばかりでなく、プロセッサ・モジュール20内
の他の要素に使用されるシステム・クロック信号を供給
する。
【0016】第1マイクロプロセッサ22に割り当てら
れた主要機能は、プログラミング端末11及びシリアル
I/O回路網15との通信の制御である。通信リンク・
インターフェース回路29は、ローカル・アドレス・バ
ス23とローカル・データ・バス24を端末ケーブル1
3およびシリアルI/O回路網15へ結合する。通信リ
ンク・インターフェース回路29は、プロセッサ・モジ
ュール20内のパラレル・データと、端末ケーブル13
およびシリアルI/O回路網15上でデータの交換に使
用されるシリアル・フォーマットとの間のデータを変換
する。また第1通信プロセッサ・セクション21のロー
カル・バス23〜25はコネクタ37へ結合される。本
明細書中ではファンクション・カード30と呼ばれてい
る、着脱可能な小型の印刷回路基板は、図1に示されて
いるとおり、プロセッサ・モジュール20の前面パネル
の開口部に挿入し、バス・コネクタ37と噛み合うコネ
クタを有している。詳細に説明するとおり、ファンクシ
ョン・カードは種々の形態をとることができる。即ち、
そのひとつは、機械の制御プログラムを保管するメモリ
を持つことである。インテリジェント・ファンクション
・カードには別のマイクロプロセッサが含まれており、
このマイクロプロセッサは該カードに接続される広域回
路網の通信処理のような特殊な処理タスクのみを実行す
る。
【0017】通信プロセッサ・セクション21は、一組
の双方向3状態(tri−state)データ・ゲート
32を介して他のプロセッサ・モジュール・セクション
に接続される。特に、ゲート31はローカル・アドレス
・バス23を、モジュールの共用アドレス・バス33に
結合し、データ・ゲート32はローカル・データ・バス
24を共用データ・バス34に結合する。一組の制御線
35はプロセッサ・モジュール要素間に伸びており、以
下単に制御バスと呼称される。このバスの結合により、
第1マイクロプロセッサ22は、共用アドレス・バス3
3及び共用データ・バス34に結合された共用システム
RAM36に対し読み出し及び書き込みを行うことがで
きる。共用システムRAM36は、プログラマブル・コ
ントローラに制御される機械上の感知装置および駆動装
置の状態を格納する入出力データの組を保持する。ユー
ザ定義の制御プログラムは共用システムRAM36の別
のセクションに格納される。共用システムRAM36の
さらに別のセクションは、システム・レベル、プロセッ
サ・モジュール・レベル及びマイクロプロセッサ・レベ
ルの構成データ(configuration dat
a)を格納するために使用される。
【0018】さらに図2を参照すると、I/Oラック・
インターフェース回路38は、共用アドレス・バス33
及び共用データ・バス34と、主ラック12のバックプ
レーンに接続されている。このインターフェース回路
は、被制御設備のセンサーからのデータを収集して駆動
装置に対して出力データを送るため、I/Oモジュール
18を定期的に走査する。この従来形の走査は、以前の
プログラマブル・コントローラで使用されているのと同
様な方法で、各I/Oモジュールに対して制御信号を順
次連続して送ることにより行われる。これらの制御信号
によって、入力形モジュールはバックプレーン16上に
センサー・データを送り、出力形モジュールはプロセッ
サ・モジュールにより送られたデータを格納する。主ラ
ックのI/Oモジュール18により交換されるデータ
は、共用システムRAM36のI/Oデータ・テーブル
に格納される。
【0019】また梯子型論理プロセッサ39は、共用ア
ドレス・バス33及び共用データ・バス34に結合され
ている。梯子型制御プログラム命令の大半は1ビットあ
るいは1ワードのデータで動作する。梯子型論理プロセ
ッサは、基本制御動作を行う梯子型論理図命令の部分集
合を実行するように設計されている。これは、これらの
命令を効率的に実行することができるばかりでなく、制
御プログラムの実行と同時に他の機能を行うように、プ
ロセッサ・モジュール20のマイクロプロセッサを解放
する。
【0020】I/Oモジュール18に対するデータブロ
ック転送、並びに複雑な数学的演算や論理演算のような
ある種の機能は、梯子型論理プロセッサ39は実行でき
ない。これらの複雑な制御プログラム機能は、汎用プロ
セッサ・セクション40により実行される。プロセッサ
・モジュール20のこのセクション40には、分離され
た専用のローカル・アドレス・バス42及びローカル・
データ・バス43にそれぞれ接続される第2マイクロプ
ロセッサ41が含まれる。このバス42及び43の組に
よって、第2マイクロプロセッサ41は第2ROM44
及び第2ローカル・ランダム・アクセス・メモリ(RA
M)45に結合される。第2ROM44には、第2マイ
クロプロセッサ41によって実行される、さらに複雑な
梯子型論理動作を行うためのファームウエアが格納され
ている。
【0021】B.ファンクション・カードのハードウエ
ア タイミング回路47は、システム・クロック信号を受信
し、第2マイクロプロセッサ41、メモリ44及び45
に必要なタイミング信号及び制御信号をつくり出す。一
対の送信用ゲート48及び49により、汎用プロセッサ
・セクション40のローカル・アドレス・バス42及び
ローカル・データ・バス43は、共用アドレス・バス4
2及び共用データ・バス43から分離されている。これ
らのゲート48及び49が、第2マイクロプロセッサ4
1からのコマンドに応答して導通となると、ローカル・
バス42及び43は共用バス33及び34と電気的に接
続される。第2マイクロプロセッサ41が梯子型論理プ
ロセッサ39内のアービトレーション回路によって共用
バス33及び34へのアクセスが許可された場合にの
み、ゲート48及び49を導通とする動作が行われる。
【0022】図3を参照すると、メモリカード30は、
カード30がプロセッサ・モジュール20の前面パネル
内のスロットに挿入されると通信プロセッサ・セクショ
ン21のコネクタ37と噛み合うコネクタ50を持って
いる。コネクタ50の端子部分の第1グループは通信プ
ロセッサ・セクション内の制御線25に結合する。メモ
リカード・コネクタ50のほかの端子は内部アドレス・
バス51と16ビット並列の内部データ・バス52を、
通信プロセッサ・セクション21内のローカル・アドレ
ス・バス23およびローカル・データ・バス24へそれ
ぞれ結合する。メモリカード30をバス23、24およ
び25へ結合することにより、プロセッサ・モジュール
内の第1マイクロプロセッサ22はファンクション・カ
ード30とインターフェース接続することができる。
【0023】各ファンクション・カードは、読み出し/
書き込みメモリ、読み出し専用メモリ、特殊用途数学処
理コ・プロセッサ(co−processor)あるい
は増設外部通信インターフェース回路という名称の1つ
或いは2つ以上の異なるファンクションを備えている。
図3に示す特殊なファンクション・カード30は3種類
の異なるファンクションを含んでいる。即ち、EPPR
OM61内の不揮発製メモリ、ランダム・アクセス・メ
モリ62及びシリアル通信インターフェース63の3種
類のファンクションである。たとえば、不揮発性メモリ
は、汎用プロセッサ・セクション40用のユーザ定義制
御プログラム、あるいは回路網インターフェース回路2
9へ接続される回路網に必要な特殊プロトコルに合わせ
て通信セクション21を構成するプログラムを格納でき
る。ランダム・アクセス・メモリ62はプロセッサ・モ
ジュールが使用できるメモリの量を拡大する一方、シリ
アル通信インターフェースはプログラマブル・コントロ
ーラ10を通信回路網上の他の装置へ結合することがで
きる。
【0024】模範的なファンクション・カード30は、
各種ファンクションの電子回路を含むメイン・セクショ
ン56と、プロセッサ・モジュール20からの演算情報
および各種ファンクションを利用するための情報を格納
する識別IDセクション54に分割される。メイン・セ
クション56は、カードのアドレス・バスに結合される
アドレス復号器58を有する。この主アドレス復号器5
8は、25本の制御線25のうちのひとつ、メイン・セ
レクト(MAIN SELECT)上の信号により動作
可能とされる。動作可能とされると、主アドレス復号器
58はバス51上に送られたアドレスに応答して、3種
類のファンクション回路61、62および63のうち、
アドレス指定されている1つの回路へイネーブル(en
able;動作可能化)信号を発行する。
【0025】EEPROM61が、主アドレス復号器5
8からの信号によって動作可能とされると、カードバス
51上のアドレスによりEEPROM内の記憶場所がア
クセスされ、そこに格納されているデータがカード・デ
ータ・バス52およびプロセッサ・モジュール20の内
部データ・バス24へ送られることになる。同様にRA
M62は別の時間に主アドレス復号器58からの制御信
号によって動作可能とされ、アドレス・バス51上の信
号が指定する位置へ、バス52で送られるデータの格
納、あるいは、格納されているデータのカード・データ
・バス52への送出、のいずれかを行う。データ転送の
方向は、読み出し/書き込み制御線上の信号によって決
定される。シリアル通信インターフェースは、ファンク
ション・カード30の露出している側のコネクタ53に
取付られるシリアル通信回路網とインターフェース接続
する従来形装置である汎用非同期送/受信器(Univ
ersal Asynchronous Receiv
er/Transmitter)(UART)を含んで
いる。
【0026】図4はファンクション・カードのメイン・
セクション56に割り当てられたアドレス・マップを示
す。アドレス空間はセクションに分割されており、各セ
クションは、カードによってサポートされた、それぞれ
異なるファンクションあるいは、これらのファンクショ
ンの間のスペース(割り当てされていないアドレス)に
対応している。図3のファンクション・カードの場合、
これらアドレスのあるものはEEPROM61、RAM
62およびUART63に割り当てられている。UAR
Tと同様に、2種類のメモリ・セクションは、ファンク
ションの1種類であるスペース・セクションとともに、
「ファンクション」と呼ばれている。多数の集積回路が
必要なファンクションの場合、1枚のカード30がすべ
てこのファンクションで占有されるため、ただ1つのフ
ァンクションしか実現できない。
【0027】後で詳細に説明されるとおり、識別セクシ
ョンに格納される演算情報(operational
information)バイトのあるものはファンク
ションに割り当てられたアドレス空間の大きさによっ
て、ファンクションの大きさ(ファンクション・サイ
ズ:Fanction size)を指定する。ひとつ
の機能によって使用されるアドレスの実際の数は、メモ
リ形カードの場合、数アドレスから数百万アドレスまで
の広い範囲をとることができる。この広い割当範囲をわ
ずか数バイトの格納データでカバーするため、ファンク
ション・サイズはアドレスのブロック数により指定され
ている。しかし、所与の機能によって使用される実際の
アドレスは、これらのうちの1つのブロック境界で終わ
ることはない。その場合、当該ブロックの残ったアドレ
スはスペース形機能に割当てられ、アクセスを容易にす
るため、次の機能に対するアドレスは次のアドレスのブ
ロック境界で始まる。この方法で、メモリカード上の他
の機能の前あるいは他の機能と他の機能の間のすべての
隣接アドレス位置を保証することができるように、スペ
ース機能が使用される。結果として、ファンクション・
サイズ(「スペース」のサイズも含めて)を見失わない
ように注意し、そして、機能0はアドレス00Hに始ま
ることを知っていることにより、第1マイクロプロセッ
サ22は各機能の先頭アドレスを計算することができ
る。
【0028】たとえば、EEPROM61に割り当てら
れたアドレスは、図4のメモリ・マップの中でファンク
ション0と呼ばれ、点線71で示されているように、ア
ドレスブロック境界で終わっていない。その結果、スペ
ース形ファンクション(ファンクション1)があるサイ
ズで定義され、演算情報が指定できる次のアドレスのブ
ロック境界でファンクション1が終わっている。このこ
とは実線72で示されている。ファンクション2はRA
M62に該当していて、格納されているファンクション
・サイズの演算情報により指定されるアドレスのブロッ
ク境界で終わるように割り当てられたアドレス・セクシ
ョンを有している。したがって、ファンクション2の後
にはスペース・ファンクションは必要なく、ファンクシ
ョン3がUART63に該当している。1枚のカード上
の実ファンクションおよびスペース・ファンクションの
数は、大きな数とすることが出来ないわけではないが、
好適な実施例の場合、1から15の間となるであろう。
【0029】再び図3を参照すると、ファンクション・
カード30の識別セクション54には第2アドレス復号
器64が含まれる。この第2アドレス復号器64は、制
御線25のうちの1つ、IDセレクト(ID SELE
CT)制御線によって動作可能とされる。IDアドレス
復号器64は動作可能とされるとカード・バス51上の
独自アドレスに応答して、メイン・セクション電源スイ
ッチ60あるいはIDセクション電源スイッチ66に対
して電源供給制御信号(powersupply co
ntrol signal)を発行する。これらの制御
信号は電源スイッチ60および電源スイッチ66の開閉
を制御し、ファンクション・カードの関連セクションの
要素に電源を供給する。メイン・セクション電源スイッ
チ60はメイン・セクション56の要素に電力を供給
し、一方、IDセクション電源スイッチ66はIDセク
ション内のデータ・レジスタ68へ電力を供給する。こ
のように、ファンクション・カード30は、ファンクシ
ョン・カード30の中で第1マイクロプロセッサ22が
アクセスしたいセクションにだけ電流を供給して、電力
を節約している。
【0030】またIDアドレス復号器64はバス51上
の別範囲のアドレスに応答して、IDデータ・レジスタ
68へのデータ書き込みおよびIDデータ・レジスタ6
8からのデータ読み出しを起動する制御信号を与える。
図5Aを参照すると、256のアドレス(論理アドレス
00H〜FFH)がIDデータ・レジスタ68のアッセ
ンブリへ割り当てられている。IDデータ・レジスタ6
8は8ビット幅、或いは16ビット幅の記憶装置のいず
れかによって形成される。16ビット幅レジスタは、カ
ード・データ・バス52上に送られる16ビットすべ
て、即ち1ワード、を格納することが出来るが、8ビッ
ト幅レジスタはカード・データ・バス52上の1ワード
中の1バイトを格納することが出来るだけである。2種
類のファンクション・カードの動作方法を説明するが、
8ビット幅レジスタはデータ・バスの最小本数の線に結
合されているものとし説明されている。
【0031】IDデータ・レジスタ68は2つのグルー
プに分割される。即ち、一方のグループはプロセッサ・
モジュールによってファンクション・カードに書き込ま
れたデータを格納し、他のグループはプロセッサ・モジ
ュールによって読み出されるデータを格納する。説明を
簡単にするため、プロセッサ・モジュールからの記憶場
所の各組にたいするアクセスの種類に基づいて、ここで
はこれらのグループは、それぞれ「書き込み専用レジス
タ」74および「読み出し専用レジスタ」75と呼称す
る。書込み専用レジスタ74はアドレス00H〜0FH
の範囲に含まれる8ビットの記憶場所から形成され、こ
れに第1マイクロプロセッサ22により演算情報が書き
込まれる。後で説明されるように、プロセッサ・モジュ
ール20は書き込み専用レジスタ74からのデータを読
み出すことはできないけれども、ファンクション・カー
ドの回路はこの記憶場所の組に入っているデータを読み
出して利用することが可能である。
【0032】読み出し専用IDデータ・レジスタ75は
IDセクション54の256のアドレスを、それぞれ1
6アドレスの16グループに分割する。これらグループ
の15グループが、ファンクション・カードに定義され
るであろう15のファンクション(ファンクション0〜
ファンクション14)に割り当てられる。読み出し専用
レジスタ記憶場所の各グループには、該当するカードの
ファンクションを第1マイクロプロセッサ22がどのよ
うに利用することが出来るかを定義する、8バイトの情
報が保持される。ここで、書き込み専用レジスタのアド
レスは読み出し専用レジスタの記憶場所内のファンクシ
ョン0のアドレスグループと重複していることに注意さ
れなければならない。しかし、読み出し/書き込み制御
信号はこれら記憶場所を同時にひとつだけ動作させるの
で、これら異種レジスタの間に矛盾は生じない。IDセ
クション54の16の上位アドレス(論理レジスタF0
H〜FFH)は、電源スイッチ69および電源スイッチ
66のようなカードの動作を制御するのに使用される。
別のIDデータ・レジスタの内容は、ファンクション・
カード全体の動作に関連させて、以下に説明される。
【0033】図3に示すとおり、メモリ形ファンクショ
ン・カード30はクロック回路67も含んでおり、この
クロック回路67はプロセッサ・モジュール20内のメ
イン・クロツク28からのクロック信号を受信し、この
クロック信号から、ファンクション・カードの諸要素に
必要な他のタイミング信号(示されていない)をつくり
出す。DTACKという記号の「データ伝送肯定応答」
回路69は、メモリ形ファンクション・カードへおよび
からデータを転送するために使用される通常の出力制御
信号をつくり出す。DTACK信号はコネクタ50を介
して制御線25の1本で使用される。
【0034】またファンクション・カード30は、プロ
グラマブル・コントローラが電源オンとなったときファ
ンクション・カード内の各種要素を初期状態に設定する
ため、プロセッサ・モジュール20からリセット(RE
SET)信号を受信してこれら要素にリセット信号を発
行するリセット回路65を含んでいる。ファンクション
・カード30が正常にリセットされた後、リセット回路
65は、ファンクション・カードにより実行された初期
設定および診断動作がいずれも成功裡に終了したことを
第1マイクロプロセッサ22へ報告するため、制御線2
5の1本を介して割り込み要求(IREQ)を送出す
る。
【0035】カード・プレゼント(CARD PRES
ENT)という記号の制御線25の別の1本は、カード
がプロセッサ・モジュールのコネクタ37へ挿入されて
いる場合、グラウンドに引っ張られる。カード・プレゼ
ント信号線上の低(LOW)論理レベルは第1マイクロ
プロセッサ22にファンクション・カードの存在を示
す。他の型式のファンクション・カードに必要な場合
は、その他の別の制御線を使用することができる。ま
た、図示されていないが、ファンクション・カードのコ
ネクタ37およびコネクタ50には電力供給線用の端子
がある。
【0036】ユーザにより、ファンクション・カード3
0がプロセッサ・モジュール20に挿入されプログラマ
ブル・コントローラ10に電力が供給されると、初期電
源オン処理手順(initial power−up
sequence)がプロセッサ・モジュールにより実
行される。この処理手順はカード・プレゼント制御線が
接地されていることを検出し、ファンクション・カード
が通信プロセッサ・セクション21のコネクタ37に結
合されていることを示す。プロセッサ・モジュール20
がファンクション・カードの存在を検出したとしても、
ファンクション・カード内のリセット回路65は、プロ
セッサ・モジュールがシステムリセット信号を発行しか
つ除去した後の一定時間間隔以内に、割り込み要求をI
REQ線に送出しなければならない。割り当てられた時
間内に、この割り込み要求が第1マイクロプロセッサ2
2により受信されない場合、マイクロプロセッサはファ
ンクション・カードは故障していると考え、該カードに
アクセスすることを試みない。さらに、プロセッサ・モ
ジュールがカードを最初にアクセスした場合、ファンク
ション・カード30は、一定時間間隔の後であるいは数
ミリ秒以内のいずれかで割り込み要求を除去しなければ
ならない。ファンクション・カード30が時間までに割
り込み要求を除去することに失敗すれば、第1マイクロ
プロセッサ22もまた該カードは故障していると考え
る。
【0037】正常なリセット処理手順がファンクション
・カードにより照合された後、第1マイクロプロセッサ
22は初期電源オン処理手順の一部として、図6のフロ
ーチャートにより示されるファンクション・カード初期
設定ルーチンを実行する。本ルーチンの第1ステップ8
0で、第1マイクロプロセッサ22は、ファンクション
・カード識別セクション54の中の制御アドレス(F0
H〜FFH)の範囲内で特別に定義されたアドレスへ、
これによってIDセクション電源スイッチ66を閉じる
1ワードのデータを書き込む。特に、第1マイクロプロ
セッサ22は、ファンクション・カード30に伸びるI
Dセレクト制御線に「真」の論理レベル信号を加える。
この信号がIDアドレス復号器64を起動すると、ID
アドレス復号器64はカード・バス51上の所与のアド
レス信号の存在に応答して電力供給制御信号をIDセク
ション電源スイッチ66へ送り、IDデータ・レジスタ
68に電力を加えるためにスイッチを閉じさせる。ID
アドレス復号器64は、電源スイッチの制御アドレスを
解釈するために常に電力が供給されていることが理解さ
れる。この時、プロセッサ・モジュールによりカード・
データ・バス52に送られるデータをファンクション・
カード30は使用しないので、このデータ・ワードの内
容は重要ではない。ここで、IDセクション54の別の
特定アドレスに書き込まれるとIDアドレス復号器64
がIDセクション電源スイッチ66を開き、あるいはメ
イン・セクション・電源スイッチ60を同様に制御する
ことに注意しなければならない。このように、特定の制
御アドレスは、プロセッサ・モジュール20にアクセス
されているIDセクション54あるいはメイン・セクシ
ョン56にだけ電流を供給することにより、ファンクシ
ョン・カード30の電力を節約し、熱の発生を抑えてい
る。
【0038】IDセクション54に電力が供給される
と、第1マイクロプロセッサ22はIDデータ・レジス
タ68の書き込み専用領域に演算情報を逐次格納する。
このデータは一般に第1マイクロプロセッサ22および
プロセッサ・モジュール20に関する性能情報を提供し
ており、後で説明するように、これにより精巧なファン
クション・カード30は、所与のプロセッサ・モジュー
ルと共に自身を最適機能に構成することが出来る。ファ
ンクション・カードを最適機能に構成出来る(conf
igurability of the functi
on card)というこの性質によって、ファンクシ
ョン・カードは、異なったマイクロプロセッサと信号タ
イミング条件を利用している多数の型式のプロセッサ・
モジュールとともに使用できることが可能になる。
【0039】ファンクション・カード30に送られる演
算情報の各バイトを説明する前に、IDデータ・レジス
タ68の書き込み専用領域内の記憶場所の編成を概観す
ることは有益であろう。先に注意したとおり、プロセッ
サ・モジュール内のデータ・バス24,34および43
は16ビット幅であるが、IDデータ・レジスタ68に
使用されている記憶装置は8ビット幅あるいは16ビッ
ト幅のいずれかである。8ビット幅記憶装置はカード・
データ・バス52の下位8ビットに結合されるだけであ
る。このように、第1マイクロプロセッサ22がデータ
・バス24および52の上位8ビットに送るデータは、
前記IDデータ・レジスタ68によって保持されないで
あろう。
【0040】8ビットおよび16ビットレジスタの双方
を収容するために、データの各ワードはファンクション
・カード30に2回書き込みされる。1回目は該データ
がプロセッサ・モジュール20の中でつくられたのと同
じ形式で、2回目は該ワードのバイトを交換して書き込
まれる。即ち、書き込まれる第1のワードの上位バイト
が書き込まれる次のワードの下位バイトになり、第1の
ワードの下位バイトが第2ワードの上位バイトになる。
このように、16ビット幅IDデータ・レジスタ68を
備えたファンクション・カード30は、カードに1つ置
きのデータ・ワードを格納することにより、1回に1ワ
ード方式(one wordat atime)でデー
タを格納する。IDデータ・レジスタ68の8ビット幅
アッセンブリは、IDデータを連続して書かれた2バイ
ト(即ち、送られる各データ・ワードの下位バイト)と
して格納する。
【0041】図3および図6を参照すると、第1マイク
ロプロセッサ22はステップ81で、ファンクション・
カード30上のIDデータ・レジスタ68の書き込み専
用領域内に演算情報の格納を開始する。演算情報の第1
ワードは、下位バイトに通信プロセッサ・セクション2
1のクロック・スピードの記号を含んでおり、最上位バ
イトには「チップ選択設定」(Chip Select
Set Up)と呼ばれるデータが含まれる。チップ
選択設定データは、ファンクション・カード30のメイ
ン・セレクト信号が真となるときと、メイン・クロック
から送られてくる次のクロック信号パルスの予め定義さ
れたパルス波形エッジ(predefined edg
e)の間の時間間隔を表している。これが立ち上がりエ
ッジあるいは立ち下がりエッジのいずれかであること
は、制御線25の中で「パルス・エッジ参照」(PUL
SE EDGE REFERENCE)という記号のつ
いた1本の制御線上の信号の論理レベルにより示され
る。各IDデータ・ワードの下位及び上位の双方のバイ
トの1ビットはそのバイトの残りのビットの奇数パリテ
ィを示している。
【0042】演算情報を格納するため、第1マイクロプ
ロセッサ22は「真」のIDセレクト信号をファンクシ
ョン・カード30へ、書き込みの論理レベルを、読み出
し/書き込み制御線へ、そして所望のIDデータ・レジ
スタのアドレスをアドレス・バスへ供給する。IDアド
レス復号器64はこの連続した信号列に応答して、ファ
ンクション・カード・データ・バス52上に送られたデ
ータを格納するため、書き込み専用領域内の適当なID
データ・レジスタを動作可能とする。DTACK回路
は、転送を完了するため「真」のDTACK信号を第1
マイクロプロセッサ22へ戻す。
【0043】図5Bは16ビット幅のIDデータ・レジ
スタ・アッセンブリを持つカードの書き込み専用記憶領
域のメモリ・マップを示し、図5Cは8ビット幅のID
データ・レジスタ・アッセンブリを持つカードの同様な
メモリ・マップを示す。16ビット幅のIDデータ・レ
ジスタを持つファンクション・カードのために、第1デ
ータ・ワードの各バイトは、第1レジスタの半分の別々
の8ビット幅の中に格納され、図5Bの中で、これら半
分(register halves:半レジスタ)は
個々の論理アドレス00H及び01Hを持っている。モ
トローラ68000マイクロプロセッサについてよく理
解されているとおり、カード・データ・バス51上のア
ドレス信号は一対の半レジスタを選択し、第1マイクロ
プロセッサ22からの信号、上位データ・ストローブ
(UPPER DATASTROBE)および下位デー
タ・ストローブ(LOWER DATA STROB
E)信号は、個別にレジスタの各半分を動作可能とす
る。
【0044】8ビット幅のIDデータ・レジスタ・アッ
センブリ68を持つファンクション・カードの場合、I
Dアドレス復号器64は復号器が受信する各アドレスの
記憶場所を1つだけ動作可能とする。この場合、IDデ
ータ・レジスタ68は、カード・データ・バス52の下
位ビット線8本だけに結合され、カードへ送られる各デ
ータ・ワードの下位バイトだけを受信する。これは図5
Cのメモリ・マップにより図示されているように、書き
込み専用レジスタは奇数番号の論理アドレスのデータだ
けを格納する。このように、第1マイクロプロセッサ2
2が演算情報の第1ワードをファンクション・カード3
0へ書き込む場合、第1ワードの下位バイト、即ち、ア
ドレス01Hのクロック・スピードだけが、IDデータ
・レジスタ68に格納される。第1ワードの上位バイト
はファンクション・カードには必要がないので、このバ
イトは保持されない。
【0045】演算情報の第1ワードがIDデータ・レジ
スタ68の適当なアドレスに書き込まれると、ステップ
83で、第1マイクロプロセッサ22はその第1ワード
の両バイトを交換する。この時、この交換処理によって
クロック・スピード・データはデータ・ワードの上位バ
イトに、そしてチップ選択設定データは下位バイトに配
置される。論理アドレス02Hおよび03Hの対をアク
セスするため、レジスタ・アドレス・ポインタはステッ
プ84で増分される。ステップ85で、演算情報の交換
処理されたワードは、ファンクション・カードのアドレ
ス指定されたIDデータ・レジスタに書き込まれる。
【0046】16ビット幅のIDデータ・レジスタ68
を持つカードは、これら項目のデータをレジスタ00H
〜01Hの中に格納してしまっているので、該カードは
論理アドレス02Hおよび03Hにレジスタを持ってい
ない。これについては図5Bを参照されたい。このよう
に、この種類のカードは交換されたデータ・ワードを格
納しない。しかし、図5Cに見られるように、8ビット
幅のIDデータ・レジスタを持つファンクション・カー
ドは論理アドレス03Hにレジスタを持っている。後者
のカードは交換データ・ワードの下位バイト、チップ選
択設定データをこのレジスタに格納する。8ビット幅の
IDデータ・レジスタ・アッセンブリは、ファンクショ
ン・カード30へ送られる各データ・ワードの下位バイ
トを格納するだけであるが、この二重ワード記憶サイク
ル(dual wrod storage cycl
e)が完了すると、このIDデータ・レジスタ・アッセ
ンブリには、データ・ワードの中で送られる情報の2つ
の項目、即ち、クロック・スピードおよびちチップ選択
設定データが含まれることになるであろう。
【0047】ステップ86で、第1マイクロプロセッサ
22は、演算情報のすべてのワードがファンクション・
カード30に書き込まれたことを判定する。書き込むべ
き演算情報が残っていれば、ファンクション・カード初
期設定ルーチンはステップ87へ分岐し、ここでレジス
タ・アドレス・ポインタは増分されて、次の16ビット
・レジスタのアドレスになる。これで、プログラムの実
行はステップ81へ戻ることになるから、第1マイクロ
プロセッサ22は第1RAM27からのファンクション
・カード演算情報の次のワードを取得して記憶処理を繰
り返すことができる。ファンクション・カード初期設定
ルーチンは、演算情報の全ワードが格納されるまでステ
ップ81〜ステップ87のループを続行する。
【0048】演算情報のバイト対のそれぞれを格納する
処理は同一であるから、残りのバイトの格納方法に関す
る説明を詳述せず、むしろ、これらのバイトの内容だけ
を説明はる。論理アドレス04H〜07Hのレジスタ
は、この時の好適な実施例の中では、使用されていない
他のバイトとともに、1バイトの構成データだけを保持
している。しかし、使用するように定義されていれば、
該バイトを保持するレジスタが提供される。論理アドレ
ス05Hのレジスタに格納されたデータ・バイトは「パ
リティ/デバイス・タイプ」(Parity/Devi
ce Type)と呼ばれ、そのビットは各種の運転パ
ラメータを示す。とくに、第1マイクロプロセッサ22
が、ファンクション・カード30のメイン・セクション
へ書き込まれる全バイトにたいするパリティビットを発
生させるだけでなく、マイクロプロセッサが読み出す全
バイトについてパリティ検査を実行するかどうかを示す
1つのビットがある。パリティ/デバイス・タイプ・バ
イトの3ビットは、プロセッサ・モジュール・通信セク
ション21の中で使用される第1マイクロプロセッサ2
2の種類を符号化する。たとえば、このマイクロプロセ
ッサは、モトローラの68000、68010あるいは
68020モデルとなるであろう。信号のタイミングは
マイクロプロセッサの機種によってそれぞれ異なるの
で、マイクロプロセッサを明示することが必要である。
たとえば、前に指摘したように、チップ選択設定の間隔
は、有効チップ・イネーブル信号(valid chi
p enable signal)の後にくるシステム
・クロックの予め定義されたエッジで終わる。6800
0マイクロプロセッサに対しては、クロック信号の立ち
上がりエッジが使用されるが、680X0ファミリ内の
他のマイクロプロセッサにはクロック信号の立ち下がり
エッジが使用される。パリティ/デバイス・タイプ情報
の他の3ビットはプロセッサ・モジュール20内のロー
カル・データ・バス24の容量性負荷を示す。バスの容
量が大であればあるほどより多くの時間がかかるので、
ファンクション・カード30のバス・アクセス時間を決
定する場合に本パラメータを考慮しなければならない。
【0049】好適な実施例の中で、IDデータ・レジス
タ68に格納される演算情報の最終クラスは、「自由サ
イクル・タイム」(Free Cycle Time)
と呼ばれる。自由サイクル・タイムは、ファンクション
・カードに対して使用できる時間、即ち、カード・デー
タ・バス52に有効データを送る(drive dat
a valid)ために使用できる時間の総計であり、
メイン・セレクト信号が「真」となった後で、(カード
へ送られるパルス・エッジ参照信号により示されるとお
り)、次のシステム・クロックの立ち上がりエッジある
いは立ち下がりエッジで始まる。自由サイクル・タイム
は2バイト、即ち、2つの記憶レジスタを必要とする1
ワードによって指定される。ファンクション・カードに
よってこの自由サイクル・タイム内でカード・データ・
バス52上へ要求された有効データが送られることがで
きれば、第1マイクロプロセッサ22がデータを要求す
る時までにデータが入手可能となるから、データ転送肯
定応答(DTACK)信号が直ちに送出されることがで
きる。後で説明するとおり、最適データ交換能率を得る
ためには、いつDTACK信号を立ち上げるべきかとい
うことを判断するため、高性能ファンクション・カード
30は演算情報を使用する。
【0050】演算情報のすべてのワードがIDデータ・
レジスタ68の書き込み専用領域に格納されると、ファ
ンクション・カード初期設定ルーチンの実行はステップ
86からステップ90へ進む。ここで、第1マイクロプ
ロセッサ22は読み出し専用IDデータ・レジスタ75
からの各ファンクションを定義するデータの読み出しを
開始する。IDセクション54に対する書き込みサイク
ルと一致をとるため、第1マイクロプロセッサは16ビ
ット読み出しサイクルを実施する。8ビット或いは16
ビットのIDデータ・レジスタ68のいずれかを持った
ファンクション・カードを収容するため、ファンクショ
ン記述情報(function descriptiv
e information)は奇数番号の論理アドレ
スのデータ・レジスタだけに格納される。図5Dは、1
6ビット幅IDデータ・レジスタ・アッセンブリの書き
込み専用記憶領域に、ファンクション0の情報が格納さ
れる様子を示している。この記憶装置には、偶数の論理
アドレスを持った半レジスタは空きとなっている。同様
に、図5Eは、奇数の論理アドレスのレジスタだけを持
つ8ビット幅IDデータ・レジスタ・アッセンブリ68
の書き込み専用記憶領域に、ファンクション0の情報が
格納される様子を示している。したがって、これらのレ
ジスタの幅に関係なく、いつもファンクション記述情報
は、各読み出しサイクルの間、カード・データ・バス5
2の下位バイト線により転送される。
【0051】図5D、図5Eおよび図6を参照すると、
第1マイクロプロセッサ22は、ステップ90でレジス
タ・アドレス・ポインタを、書き込み専用記憶領域の第
1グループの先頭、即ち、論理アドレス00Hにリセッ
トして、ファンクション記述データの読み出しを開始す
る。第1マイクロプロセッサ22は、制御線25の読み
出し/書き込み線上に論理的に「真」のIDセレクト信
号並びに読み出しの論理レベルを送出する。これらの信
号は、読み出そうとしているIDデータ・レジスタのア
ドレスと共にファンクション・カードによって受信され
る。これらの信号に対応して、ファンクション・カード
30は最初の2つの読み出し専用記憶レジスタ75の内
容をデータ・バス52へ供給する。8ビットレジスタを
持ったファンクション・カードの場合、相対アドレス0
1Hの記憶場所の内容だけがデータ・バスに供給され
る。
【0052】ファンクション・カード30から読み出さ
れているデータはコネクタ37およびコネクタ50を経
由してローカル・データ・バス24へ転送される。ステ
ップ92で、第1マイクロプロセッサ22は、このデー
タをローカル・データ・バス24から受信し、ファンク
ション・カード30の各ファンクションにたいするアク
セスデータを保持するように指定された第1RAM27
の記憶領域へこのデータを転送する。第1RAM27の
この領域はテーブルを形成し、このテーブルから、第1
マイクロプロセッサは、後で別のファンクションをアク
セスするために使用するファンクション・カード情報を
迅速に取得することができる。
【0053】ステップ93で、カード30のIDセクシ
ョン54から、ファンクション記述データの最終ワード
が読み出されたかどうか判断するため、第1マイクロプ
ロセッサ22による検査がおこなわれる。最終ワードが
読み出されたのであれば、初期設定ルーチンは終了す
る。そうでなければ、カードのレジスタ・アドレス・ポ
インタは、ステップ94で増分され、初期設定ルーチン
の実行はステップ91へ戻りカードからファンクション
情報の次バイトを読み出す。このプログラムのループ
は、ファンクション・カード30のファンクション14
のレジスタからファンクション記述情報の最終バイトが
読み出されるまで実行される。
【0054】図5Dおよび図5Eに示されるとおり、1
6バイトの大きさの記憶場所が15のファンクション
(ファンクション0〜ファンクション14)のそれぞれ
に割り当てられ、それぞれが所与のファンクション・カ
ードに供給される。このレジスタのうち、アドレスが0
0Hの第1レジスタには、ファンクションの種類を定義
する情報が含まれる。「ファンクション・タイプ」(F
unction Type)の各ビットによって与えら
れる情報は表1の中に定義されるとおりである。
【0055】
【表1】
【0056】原価の低減あるいはスペースの節約をする
ことを考えると、カード上でつくられる各データ・バイ
トのためにパリティビットを発生させる回路をファンク
ション・カードに持たせることはできないであろう。フ
ァンクション・タイプ・バイトのビット0は、プロセッ
サ・モジュール20によりファンクション・カードのメ
イン・セクション56からデータが読み出されたとき、
当該カードのファンクションがパリティビットを供給す
るかどうかを定義する。ビット1はそのカードに別のフ
ァンクションが定義されているか、あるいは現在のファ
ンクションが最終ファンクションであるかどうかを示
す。メイン・セクション56へアクセスしている間に、
どれだけのファンクションが当該カードに供給されてい
るか判断するため、このビット1が第1マイクロプロセ
ッサ22により利用される。ビット2〜6は、スペース
・ファンクション、EEPROMあるいはスタティック
RAMを指定するというように、現在の定義中のファン
クション・タイプを数値により指定する。別のファンク
ション・タイプはUART63のような非メモリ形ファ
ンクションを指定する。ビット2〜6の上位の値(1D
F〜1FH)は、格納されたデータの他の1バイトある
いは2バイトが、本バイトにかわって、ファンクション
・タイプを指定することを示している。後で説明するよ
うに、これらのバイトは拡張タイプ・バイト0および拡
張タイプ・バイト1と呼ばれ、1バイトだけでできるフ
ァンクション・タイプよりも多くのファンクション・タ
イプを定義することができる。各ファンクション記述バ
イトの第8番目のビットはパリティビットであって、各
バイトのビット0〜7の奇数パリティを表している。
【0057】ファンクション記述データの次のバイト、
「最高デバイス・スピード」は、ファンクション・カー
ドと互換性のあるマイクロプロセッサのスピードを示し
ている。このスピードは、第1マイクロプロセッサ22
に適用できるクロック信号の最高周波数(たとえば20
MHz)により指定されるが、製造業者の仕様によって
指定されている。アドレスの準備パラメータや保持パラ
メータのような、第1マイクロプロセッサ22の多くの
仕様はそれの最高スピードに関連している。所与のファ
ンクション・カード30の回路は、ある種の最高スピー
ドまで動作できるマイクロプロセッサとインターフェー
ス接続するように設計されており、またこの最高スピー
ドはマイクロプロセッサの製造業者によって指定されて
いる。したがって、ファンクション・カード回路の設計
に合わせて動作するマイクロプロセッサの最高スピード
(最高周波数)を知ることによって、ファンクション・
カード回路と互換性があるかどうか第1マイクロプロセ
ッサ22は判断することが出来る。
【0058】最高デバイス・スピード・バイトの1ビッ
トは、プロセッサ・モジュールとの互換性のないことを
示すために、インテリジェント・ファンクション・カー
ドの回路によって動的にセットされる。インテリジェン
ト・ファンクション・カードは、プロセッサ・モジュー
ルによって書き込み専用IDデータ・レジスタ74に格
納された演算情報に対応して、必要な場合は、互換性の
ないことを示すこのビットの状態を変更する。一例を挙
げれば、指定されたクラスのマイクロプロセッサと、あ
るいはプロセッサ・モジュール20のクロック・スピー
ドで、現在のファンクションが動作できないことをファ
ンクション・カード30は判断できるのである。大抵の
場合、第1マイクロプロセッサ22はカードに関して互
換性がないという問題のあることを判断する。しかし、
ある種のカードはIDデータ・レジスタ68に書き込ま
れたデータを解析する十分な知的ファンクションを持っ
ていて、互換性の問題を判断することができる。知的フ
ァンクションを持っていない(dump)ファンクショ
ン・カードの互換性無しをあらわすビットは、永続的に
互換性ありを示す「偽」の状態におかれる。
【0059】次のバイトは、該ファンクションに割り当
てられたアドレス空間の大きさを示し、「ファンクショ
ン・サイズ」と呼ばれる。本パラメータは、アドレス空
間のワード数という点で、3種の情報により指定され
る。2つの情報はファンクション・サイズ・バイトによ
り与えられる。ファンクション・サイズ・バイトのビッ
ト0およびビット1は、例えば、表2で定義されるよう
に、4つの値のうちの1つをとるアドレス・ブロックの
サイズを示す。
【0060】
【表2】
【0061】ここで、「K」は1000を表している。
ファンクション・サイズ・バイトのビット2〜7は、1
から64までの値をとる増分マルチプライヤを指定す
る。
【0062】ファンクション・サイズを決定するために
必要な第3の情報は、ファンクション記述情報中の第1
バイト、アドレス01Hのファンクション・タイプ情報
から引き出されるタイプ・サイズ・マルチプライヤであ
る。タイプ・サイズ・マルチプライヤは表3の中で指定
される関係によって決定される。
【0063】
【表3】
【0064】ひとつのファンクションに割り当てられる
アドレス空間の大きさは、ブロック・サイズに増分マル
チプライヤとタイプ・サイズ・マルチプライヤを乗算し
て計算される。たとえば、4Kのブロック・サイズを持
ち、増分マルチプライヤの値が4のEEPROMのファ
ンクション・サイズは128Kワード(4K×4×8)
である。このタイプのEEPROMに使用される増分マ
ルチプライヤによれば、ファンクション・サイズは32
Kワードから200万ワードの範囲の値をとることがで
きる。
【0065】ファンクションの別の特徴は、第1マイク
ロプロセッサ22がファンクション・カード30との間
でデータの転送をおこなうときに使用する「ファンクシ
ョン・アクセス・タイム」という記号のバイトによって
与えられる。たとえば、カードによってデータ・バス5
2に送られたデータが正しいことの保証がマイクロプロ
セッサに与えられる前に、メイン・チップ・セレクト信
号をカードに送った後でマイクロプロセッサが待たなけ
ればならない時間間隔が読み出し中のアクセス・タイム
である。書き込み動作中、データ・バス52からのデー
タの取得時間をカード回路が持っていることを保証する
ため、指定された時間の間、マイクロプロセッサは制御
信号とデータをファンクション・カードへ送らなければ
ならない。ファンクション・アクセス・タイム・バイト
中の1パターンのビットは、プロセッサ・モジュール2
0が論理的に「真」のDTACK信号をファンクション
・カードから受信した後、カードへ送られている信号を
除去することを指定する。
【0066】図5Eに示すファンクション記述情報の残
り2バイトは、「拡張タイプ・バイト0」および「拡張
タイプ・バイト1」である。この2バイトは任意データ
を与える。各バイトは、ファンクション・タイプと協同
して、さらに256のファンクション・タイプを指定し
動作可能としている。2つの拡張タイプ・バイトを一緒
に使用すると、64,000種類のファンクション・タ
イプまで指定することができる。
【0067】カード30からファンクション記述情報が
すべて読み出された後、ファンクション・カードに関す
る動作が継続することができるか判断するため、第1マ
イクロプロセッサ22は該データを調査する。該ファン
クション・カードから読み出した情報あるいはそのパリ
ティが不正であれば、あるいは最高デバイス・スピード
・バイトの中の互換性がないことを表すビットがセット
されていれば、第1マイクロプロセッサ22は正常動作
が開始できるか判断する。もしもプロセッサ・モジュー
ルが当該ファンクション・カードあるいは該カードの特
定ファンクションで動作できない場合、第1マイクロプ
ロセッサ22は、図1に示す端末11へ適切なエラーメ
ッセージを送信して、ユーザに連絡する。
【0068】プロセッサ・モジュールが該ファンクショ
ン・カード30で動作することができると判断すれば、
第1マイクロプロセッサ22はファンクション・カード
IDセクション54の中の制御アドレス範囲(相対アド
レスF0H〜FFH)内の別の特定アドレスへデータの
全バイトを書き込む。この制御アドレスへ書き込むと、
IDアドレス復号器64はIDセクション電源スイッチ
66を開く。定義されたいろいろなアドレスへの書き込
み動作によって、カードのメイン・セクション56のメ
イン・セクション電源スイッチ60が開いたり閉じたり
する。ついで、第1マイクロプロセッサ22は、ファン
クション・カード30の回路動作が過渡期間を経過して
動作が安定するまでの短かい時間のあいだ待っている。
メイン・セレクト制御線へ「真」の信号を、別の制御線
へ適当な信号を、そしてカード・データ・バス51およ
び52へアドレス信号およびデータ信号を送ることによ
って、プロセッサ・モジュール20はファンクション・
カード30上の所望のファンクションにアクセスするこ
とができる。
【0069】D.構成変更可能なDTACK回路 前に指摘したとおり、インテリジェント・ファンクショ
ン・カードは、第1マイクロプロセッサ22によって該
ファンクション・カードに書き込まれたデータを利用し
て、それが挿入されるプロセッサ・モジュール20の型
式にインテリジェント・ファンクション・カードの動作
を適応させる。このデータの使用方法の1つは、プロセ
ッサ・モジュールのカードにたいするアクセス中のウエ
イト状態の数を最小にするか無くしてしまうように、D
TACK回路69を構成することである。図3に示すフ
ァンクション・カード30は従来形のDTACK回路を
使用している。この形式の回路は、アドレス復号器58
あるいは64の1つが適当なセレクト信号によって動作
可能とされたときから一定時間が経過した後、DTAC
K信号を発生させる。
【0070】しかし、プロセッサ・モジュール20がデ
ータを必要とする場合、データが最終的に使用可能であ
ることをインテリジェント・ファンクション・カードが
保証できるようになったときに「真」のDTACK信号
を立ち上げるため、インテリジェント・ファンクション
・カードはIDデータ・レジスタ68の内容を使用して
いる。この「ルック・アヘッド」機能を持ったDTAC
K回路69の詳細を図7に示す。2組のデータ・ラッチ
101および102がファンクション・カード上のカー
ド・データ・バス52に結合されていて、それぞれ、第
1マイクロプロセッサ22から送られるクロック・スピ
ードおよび自由サイクル・タイム・データを格納する。
データをIDデータ・レジスタ68あるいはIDアドレ
ス復号器64からデータが転送されて、これらのデータ
はデータ・ラッチの中に格納されるが、カード初期設定
中にデータが第1マイクロプロセッサ22によりカード
・データ・バス52上に送られる場合、データ・ラッチ
101あるいは102のどちらか適切な組を動作可能と
する。
【0071】2組のデータ・ラッチ101および102
の内容はプログラマブル論理アレイ(PLA)104の
入力に加えられる。プログラマブル論理アレイは2組の
データ・ラッチ101および102の内容によってアド
レス指定されるルック・アップ・テーブルによってどち
らかに置き換えられる。プログラマブル論理アレイはカ
ード上の各種ファンクションにたいする最長ファンクシ
ョン・アクセス・タイムを自由サイクル・タイムから減
算する。PLAは、各ファンクションからアクセスされ
ているので、各ファンクションの実際のアクセスタイム
のどれかを減算するように設計されることができる。減
算の結果が負でなければ、即ち、自由サイクル・タイム
がファンクション・アクセス・タイムより長いか或いは
同じ長さであれば、0がカウンタに送られ、論理的に
「真」のDTACK信号が直ちに立ち上げられる。減算
の結果が負であれば、PLAは次式により値を計算す
る。即ち、 (実際のアクセス・タイム−自由サイクル・タイム)/
クロック信号間隔 クロック信号の間隔はクロック・スピード・データから
引き出される。結果の値は丸められて、クロック信号の
サイクル数、即ち、ウエイト状態の数、或いはデータを
要求する前にカードによりプロセッサ・モジュールが待
たせる待ち時間、となる。自己のDTACK信号間隔を
計算しない型式のファンクション・カードであれば、第
1マイクロプロセッサ22がかわってこの計算を実行す
る。
【0072】プログラマブル論理アレイからの出力、即
ち、DTACK信号を立ち上げる前に待つクロック信号
間隔の数はプリセット形カウンタ106に結合される。
ファンクション・カード30がメイン・セレクト制御線
上の論理的に「真」の信号を受信する都度、単安定マル
チバイブレータ105がトリガーされて、PLAにカウ
ンタの出力をカウンタへロードする短いパルスをカウン
タ106に送った。この後、クロック信号の各サイクル
ごとにカウンタ106は減分される。カウンタ106が
0に達したとき、ORゲート109の入力の1つへ低レ
ベル信号(low level signal)が送ら
れる。このとき、下位バイト・データ・ストローブ(L
OW BYTE DATA STROBE)あるいは上
位バイト・データ・ストローブ(HIGH BYTE
DATA STROBE)の少なくとも1つが低レベル
であってANDゲート108からは低レベルがつくり出
され、これがORゲート109の別の1つの入力へ加え
られる。この組み合わせの信号により低レベル
(「真」)のDTACK信号がつくられてプロセッサ・
モジュールへ送られる。プロセッサ・モジュールから送
られるデータ・ストローブが両方ともに高論理レベルで
ある場合、DTACK信号は高レベルとなる。
【0073】図7に示すこのインテリジェントDTAC
K回路は、プロセッサ・モジュール20のクロック・ス
ピードおよび自由サイクル・タイムに合わせて構成変更
が可能である。結果として、カードのルック・アヘッド
機能は、カードが挿入されているプロセッサ・モジュー
ルの型式に調整される。このことは、特定のクロック・
スピードおよび自由サイクル・タイムを持った所与のプ
ロセッサ・モジュールに対してはルック・アヘッド機能
をプリセットする形となっていて構成変更ができないD
TACK回路69よりも有利である。したがって、より
高速の第1マイクロプロセッサ22を使用することによ
りプロセッサ・モジュール20が改良された場合でも、
前記特定マイクロプロセッサが使用できるようになれ
ば、構成変更が可能なDTACK回路69はすぐに最適
ルック・アヘッド機能を使用して「真」のDTACK信
号を立ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用したプログラマブル・コントロー
ラ・システムの外観図。
【図2】図1のコントローラの一部を形成する、プロセ
ッサ・モジュールのブロック図。
【図3】該プロセッサ・モジュールに使用可能なファン
クション・カードの一型式のブロック図。
【図4】図3のファンクション・カードのメイン・セク
ションのアドレス・マップ図。
【図5】2種類のファンクション・カードの識別セクシ
ョンのアドレス・マップ図。
【図6】ファンクション・カード初期設定ルーチンのフ
ローチャート図。
【図7】図3のDTACK回路の一実施例を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
10 プログラマブル・コントローラ・システム 11 端末 12 主装置ラック 13 ケーブル 14 リモートI/Oラック 15 I/O回路網 16 バックプレーン 17 ローカル・エリア・ネットワーク:LAN 18 I/O(入出力)インターフェース・モジュール 20 プロセッサ・モジュール 21 通信プロセッサ・セクション 22 第1マイクロプロセッサ 23 ローカル・アドレス・バス 24 ローカル・データ・バス 25 制御線 26 第1ROM 27 第1RAM 28 マスター・クロック 29 回路網インターフェース 30 メモリ形ファンクション・カード 31 3状態アドレス・ゲート 32 3状態・双方向データ・ゲート 33 共用アドレス・バス 34 共用データ・バス 35 共用制御信号・バス 36 共用システム・RAM 38 I/Oラック・インターフェース回路 39 梯子型論理プロセッサ 40 汎用プロセッサ・セクション 41 第2マイクロプロセッサ 42 ローカル・アドレス・バス 43 ローカル・データ・バス 44 第2ROM 45 第2RAM 47 タイミング回路 48 3状態アドレス・ゲート 49 3状態・双方向データ・ゲート 50 コネクタ 51 ローカル・アドレス・バス 52 ローカル・データ・バス 53 外部回路接続用端子 54 IDセクション 56 メイン・セクション 58 メイン・アドレス復号器 60 メイン電源スイッチ 61 EEPROM 62 RAM 63 UART 64 IDアドレス復号器 65 リセット回路 66 ID電源スイッチ 67 クロック 68 IDデータ・レジスタ 69 DTACK 72 アドレス・ブロック境界 74 書き込み専用レジスタ 75 読み出し専用記憶レジスタ 101 クロック・スピード・データ・ラッチ 102 自由サイクル・タイム・データ・ラッチ 104 プログラマブル論理アレイ 105 トリガー回路 106 カウンタ 108 ANDゲート 109 ORゲート

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラマブル・コントローラ用に使用
    するファンクション・カードであって、 ファンクション・カードをプログラマブル・コントロー
    ラへ電気的に接続する手段(以下接続手段という)と、 予め定義されたファンクションを実行する少なくとも1
    つの回路と、 前記接続手段から、プログラマブル・コントローラの動
    作特性を定義するデータを受信する手段と、 予め定義されたファンクションを実行するため各回路毎
    に動作特性を指定する情報を格納する手段(以下格納手
    段という)であって、前記接続手段に結合する手段と、 前記接続手段によって送られる第1の信号に対応して、
    データを受信する前記手段を動作可能とし、そして、前
    記接続手段により送られた第2の信号に対応して、格納
    された情報を、前記接続手段に送出する前記格納手段を
    動作可能とする第1制御手段、と、 前記接続手段によって送られる別の信号に対応して、前
    記接続手段を通してプログラマブル・コントローラとデ
    ータを交換する各回路を動作可能とする第2制御手段、
    によって構成されることを特徴とするファンクション・
    カード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファンクション・カー
    ドにおいて、 データを受信する前記手段が、前記接続手段および前記
    第1制御手段に結合された記憶素子を含み、これによ
    り、前記記憶素子が前記第1制御手段により動作可能と
    されたとき、前記プログラマブル・コントローラからの
    データを格納することを特徴とするファンクション・カ
    ード。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のファンクション・カー
    ドにおいて、 予め定義されたファンクションを実行する回路が、予め
    定義されたファンクションが記憶素子に格納されたデー
    タに対応して実行されるという方法を変更する手段を含
    むことを特徴とするファンクション・カード。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のファンクション・カー
    ドにおいて、 データを受信する前記手段により受信されたデータがプ
    ログラマブル・コントローラのクロック信号の周波数お
    よび自由サイクル・タイムの間隔を指定するデータを含
    むことを特徴とするファンクション・カード。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のファンクション・カー
    ドにおいて、 プログラマブル・コントローラによるファンクション・
    カードへのアクセス要求の後の所与の時間間隔で、プロ
    グラマブル・コントローラに対して制御信号を送り、そ
    して、所与の時間間隔を決定するためにクロック信号の
    周波数を指定するデータ並びに自由サイクル・タイムの
    データを利用するデータ転送肯定応答回路(Data
    Transfer ACKnowledge circ
    uit:DTACK circuit)を含むことを特
    徴とするファンクション・カード。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のファンクション・カー
    ドにおいて、 前記接続手段を介してプログラマブル・コントローラか
    ら受信した信号に対応して、ファンクション・カードの
    諸要素にたいする電力の供給を制御する手段を含むこと
    を特徴とするファンクション・カード。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のファンクション・カー
    ドにおいて、 前記接続手段を介してプログラマブル・コントローラか
    ら受信したアドレス信号に対応して、電力供給制御信号
    をつくるための、即ち、第1アドレス信号に対応して第
    1制御信号を、第2アドレス信号に対応して第2制御信
    号を、第3アドレス信号に対応して第3制御信号を、そ
    して第4アドレス信号に対応して第4制御信号をつくる
    ための第3制御手段と、 第1制御信号に応答して、データを受信するための前記
    手段に電力を供給し、第2制御信号に応答して、データ
    を受信するための前記手段から電力を切断し、第3制御
    信号に応答して、情報を格納するための前記手段に電力
    を供給し、そして、第4制御信号に応答して、情報を格
    納するための前記手段から電力を切断する電力供給装置
    とを含むことを特徴とするファンクション・カード。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のファンクション・カー
    ドにおいて、 定義されたファンクションを実行するため各回路に送ら
    れるデータ、即ち、該回路に割り当てられたアドレスの
    大きさ、回路のクロック信号の最高周波数および、プロ
    グラマブル・コントローラからの要求に応答するため該
    回路が必要とする時間量を指定するデータを、前記格納
    手段が格納することを特徴とするファンクション・カー
    ド。
  9. 【請求項9】 プログラマブル・コントローラ用に使用
    するファンクション・カードにおいて、 ファンクション・カードをプログラマブル・コントロー
    ラへ電気的に接続する手段と、 予め定義されたファンクションを実行する1つの回路
    と、 前記接続手段を介して、プログラマブル・コントローラ
    から受信された信号に対応して、前記接続手段を介し
    て、構成データ、即ち、定義されたファンクション、該
    回路に割り当てられたアドレスの大きさ、およびプログ
    ラマブル・コントローラが該回路をアクセスてるために
    必要な時間量を指定するデータとして、プログラマブル
    ・コントローラにより解釈される構成データを、プログ
    ラマブル・コントローラへ送出する手段とを含むことを
    特徴とするファンクション・カード。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のファンクション・カ
    ードにおいて、 プログラマブル・コントローラの動作特性を意義するデ
    ータを受信する手段であって、前記接続手段に結合する
    手段を含むことを特徴とするファンクション・カード。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のファンクション・
    カードにおいて、 前記受信手段により受信されたデータが、自由サイクル
    ・タイムの間隔およびプログラマブル・コントローラの
    クロック信号の周波数を指定するデータを含むことを特
    徴とするファンクション・カード。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載のファンクション・カ
    ードにおいて、 構成データを送出する手段が、ファンクション・カード
    が動作するように設計するのに使われる、プログラマブ
    ル・コントローラ内のマイクロプロセッサの最高スピー
    ドを指定するデータとして解釈できる、別のデータを送
    出することを特徴とするファンクション・カード。
  13. 【請求項13】 プログラマブル・コントローラ用に使
    用するファンクション・カードであって、 データ・バス、アドレス・バスおよび複数の制御線を含
    んでいて、ファンクション・カードをプログラマブル・
    コントローラへ接続する手段と、 ファンクションセクション、即ち、 a)定義されたファンクションを実行する、少なくとも
    1つの回路と、 b)前記接続手段からの第1組の信号に応答して、前記
    接続手段を介してデータを交換するように、プログラマ
    ブル・コントローラが各回路を動作可能とする第1制御
    手段、を含むファンクションセクションと、 識別セクション、即ち、 c)プログラマブル・コントローラによりファンクショ
    ン・カードへ送られて、該プログラマブル・コントロー
    ラの動作特性を定義するデータを格納する第1手段であ
    って、前記接続手段に結合する第1手段と、 d)定義されたファンクションを実行する回路のそれぞ
    れの動作特性に関するデータを格納する第2手段と、 e)前記接続手段からの第2組の信号に応答して、前記
    接続手段から受信したデータを格納するように前記第1
    格納手段を動作可能とし、そして、前記接続手段からの
    第3組の信号に応答して、格納されたデータを前記接続
    手段へ送るように前記第2格納手段を動作手段を動作可
    能する、第2制御手段、を含む識別セクションと、 前記接続手段からの第4組の信号に応答して、前記ファ
    ンクションセクションの諸要素への電力供給を制御し、
    そして、前記接続手段からの第4組の信号に応答して、
    前記識別セクションの諸要素への電力供給を制御する制
    御手段とを含むことを特徴とするファンクション・カー
    ド。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のファンクション・
    カードにおいて、 前記第1格納手段により受信されたデータが、自由サイ
    クル・タイムおよびプログラマブル・コントローラのク
    ロック信号の周波数を指定するデータを含むことを特徴
    とするファンクション・カード。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のファンクション・
    カードにおいて、 プログラマブル・コントローラによるファンクション・
    カードへのアクセス要求の後の所与の時間間隔で、プロ
    グラマブル・コントローラに対して制御信号を送り、そ
    して、所与の時間間隔を決定するためにクロック信号の
    周波数を指定するデータ並びに自由サイクル・タイムの
    データを利用するデータ転送肯定応答回路を含むことを
    特徴とするファンクション・カード。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載のファンクション・
    カードにおいて、定義されたファンクションを実行する
    ため各回路に送られるデータ、即ち、前記格納手段が、
    定義されたファンクション、該回路に割り当てられたア
    ドレスの大きさ、プログラマブル・コントローラ内のマ
    イクロプロセッサの最高スピード、および、プログラマ
    ブル・コントローラからの要求に応答するため該回路が
    必要とする時間量を指定するデータを、格納することを
    特徴とするファンクション・カード。
  17. 【請求項17】 プログラマブル・コントローラに接続
    されるファンクション・カードを初期設定する方法にお
    いて、 プログラマブル・コントローラの動作特性の組を指定す
    るデータを、ファンクション・カードへ送るステップ
    と、 ファンクション・カードが実行できるファンクションに
    関する情報を提供するデータ、即ち、 a)ファンクション・タイプ b)ファンクションに割り当てられたアドレスの大きさ c)プログラマブル・コントローラからの要求に応答す
    るため該ファンクションが必要とする時間量 d)ファンクション・カードが動作するように設計する
    のに使われる、プログラマブル・コントローラ内のマイ
    クロプロセッサの最高スピード、を含む各ファンクショ
    ンに関するデータを、ファンクション・カードから読み
    出すステップとを含むことを特徴とする前記方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の方法において、デ
    ータを送るステップに先立って、データが格納されるカ
    ードの中のセクションへ電力を供給するように、ファン
    クション・カードに命令する第1制御信号を送るステッ
    プを含むことを特徴とする前記方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の方法において、フ
    ァンクション・カードからデータを読み出すステップに
    続いて、カードのセクションにたいする電力を切断する
    ように、ファンクション・カードに命令する第2制御信
    号を送るステップを含むことを特徴とする前記方法。
  20. 【請求項20】 請求項17に記載の方法において、カ
    ードが実行できる諸ファンクションを実現する諸要素へ
    電力を供給するように、ファンクション・カードに命令
    する第2制御信号を送るステップを含むことを特徴とす
    る前記方法。
  21. 【請求項21】 請求項17に記載の方法において、 プログラマブル・コントローラの動作特性の組が第1お
    よび第2データバイトを含み、 データを送る前記ステップが、データの第1ワードをフ
    ァンクション・カードへ送ると、第1データバイトが第
    1ワードの下位ビットの中に入り、そして第2データバ
    イトが第1ワードの上位ビットの中に入り、次に、 データの第2データワードをファンクション・カードへ
    送ると、 第2データバイトが第2ワードの下位ビットの中に入
    り、そして第1データバイトが第2ワードの上位ビット
    の中に入る、ことを特徴とする前記方法。
JP4063657A 1991-03-22 1992-03-19 着脱式ファンクション・カード付きプログラマブル・コントローラ・プロセッサ Pending JPH05158511A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/674,826 US5410717A (en) 1991-03-22 1991-03-22 Removable function card for a programmable controller processor
US674826 1991-03-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05158511A true JPH05158511A (ja) 1993-06-25

Family

ID=24708030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4063657A Pending JPH05158511A (ja) 1991-03-22 1992-03-19 着脱式ファンクション・カード付きプログラマブル・コントローラ・プロセッサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5410717A (ja)
EP (1) EP0504866A3 (ja)
JP (1) JPH05158511A (ja)
CA (1) CA2061182C (ja)

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2957354B2 (ja) * 1992-05-13 1999-10-04 三菱電機株式会社 信号転送方法
US5440244A (en) * 1993-02-10 1995-08-08 Cirrus Logic, Inc. Method and apparatus for controlling a mixed voltage interface in a multivoltage system
US5561813A (en) * 1993-08-27 1996-10-01 Advanced System Products, Inc. Circuit for resolving I/O port address conflicts
FR2712998B1 (fr) * 1993-11-22 1996-02-09 Aerospatiale Simulateur de bus numériques intégré dans un système de test automatique de boîtiers électroniques embarqués sur avion.
US5826044A (en) * 1994-06-06 1998-10-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Display control system having a PCMCIA interface
US5956248A (en) * 1994-09-23 1999-09-21 The Toro Company Irrigation controller with removable station modules
US5636347A (en) * 1994-09-27 1997-06-03 Intel Corporation Computer card insertion detection circuit
US5613130A (en) * 1994-11-10 1997-03-18 Vadem Corporation Card voltage switching and protection
US5636357A (en) * 1994-12-21 1997-06-03 Eurotronics Company Memory card and method for operation in a plurality of systems having incompatible object code format requirements
US5659680A (en) * 1995-06-30 1997-08-19 Micro Processor Systems, Inc. PC compatible modular based diagnostic system
NO302388B1 (no) * 1995-07-13 1998-02-23 Sigurd Sigbjoernsen Fremgangsmåte og anordning for å beskytte programvare mot bruk uten tillatelse
US6033257A (en) 1995-11-20 2000-03-07 The Foxboro Company I/O connector module for a field controller in a distributed control system
US6076124A (en) * 1995-10-10 2000-06-13 The Foxboro Company Distributed control system including a compact easily-extensible and serviceable field controller
US5940586A (en) * 1995-10-16 1999-08-17 International Business Machines Corporation Method and apparatus for detecting the presence of and disabling defective bus expansion devices or Industry Standard Architecture (ISA) adapters
US6008985A (en) * 1995-11-20 1999-12-28 The Foxboro Company Industrial field controlling device with controller and expansion modules
US5841993A (en) * 1996-01-02 1998-11-24 Ho; Lawrence Surround sound system for personal computer for interfacing surround sound with personal computer
JPH09212226A (ja) * 1996-02-05 1997-08-15 Fanuc Ltd Cnc装置におけるパラメータ設定方法
DE19632197A1 (de) * 1996-08-09 1998-02-12 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Programmierung eines elektrischen Gerätes, Chipkarte und Gerät
DE59601458D1 (de) * 1996-08-16 1999-04-22 Olymp Karl Herzog Gmbh & Co Elektronische Steuer- und elektronische Auswerteeinrichtung für die Haarbehandlung sowie Gerät zur Wärmebehandlung von Haaren
EP0825506B1 (en) 1996-08-20 2013-03-06 Invensys Systems, Inc. Methods and apparatus for remote process control
US5909586A (en) * 1996-11-06 1999-06-01 The Foxboro Company Methods and systems for interfacing with an interface powered I/O device
NL1004658C2 (nl) * 1996-12-02 1998-06-03 Clewits Beheer B V R Systeem en werkwijze voor het selectief activeren van één of meer software- en/of hardwarefuncties van een elektronische inrichting.
NO320087B1 (no) * 1997-02-10 2005-10-24 Inventio Ag Fremgangsmate og anordning ved installasjon og vedlikehold av heisanlegg
US6154680A (en) * 1997-10-07 2000-11-28 Zone Automation Inc. Control systems and methods utilizing object oriented hardware elements
US6691183B1 (en) 1998-05-20 2004-02-10 Invensys Systems, Inc. Second transfer logic causing a first transfer logic to check a data ready bit prior to each of multibit transfer of a continous transfer operation
US6754885B1 (en) 1999-05-17 2004-06-22 Invensys Systems, Inc. Methods and apparatus for controlling object appearance in a process control configuration system
US7089530B1 (en) 1999-05-17 2006-08-08 Invensys Systems, Inc. Process control configuration system with connection validation and configuration
AU5273100A (en) 1999-05-17 2000-12-05 Foxboro Company, The Methods and apparatus for control configuration with versioning, security, composite blocks, edit selection, object swapping, formulaic values and other aspects
US6501995B1 (en) 1999-06-30 2002-12-31 The Foxboro Company Process control system and method with improved distribution, installation and validation of components
US6788980B1 (en) 1999-06-11 2004-09-07 Invensys Systems, Inc. Methods and apparatus for control using control devices that provide a virtual machine environment and that communicate via an IP network
US6697892B1 (en) * 1999-07-08 2004-02-24 Intel Corporation Port expansion system
WO2001009690A1 (en) 1999-07-29 2001-02-08 The Foxboro Company Methods and apparatus for object-based process control
US6574681B1 (en) 1999-10-21 2003-06-03 H. Philip White Network platform for field devices
JP3558564B2 (ja) * 1999-10-21 2004-08-25 株式会社 沖マイクロデザイン データ転送回路及びデータ転送回路を搭載するマイクロコンピュータ
US6473660B1 (en) 1999-12-03 2002-10-29 The Foxboro Company Process control system and method with automatic fault avoidance
US6779128B1 (en) 2000-02-18 2004-08-17 Invensys Systems, Inc. Fault-tolerant data transfer
JP2002247025A (ja) * 2001-02-22 2002-08-30 Hitachi Ltd 情報処理装置
JP2003201071A (ja) * 2001-11-01 2003-07-15 Inventio Ag 人もしくは物の輸送もしくはアクセス制御のためのシステム、このシステムを保守するための方法、装置およびコンピュータプログラム製品、およびこのシステムにより建物を改造する方法
US7043585B2 (en) * 2002-03-13 2006-05-09 Sun Microsystems, Inc. Flexible system architecture with common interface for multiple system functions
AU2003234106A1 (en) 2002-04-15 2003-11-03 Invensys Systems, Inc. Methods and apparatus for process, factory-floor, environmental, computer aided manufacturing-based or other control system with real-time data distribution
US7428218B2 (en) * 2002-08-01 2008-09-23 Teradyne, Inc. Flexible approach for representing different bus protocols
US7343279B2 (en) * 2002-08-01 2008-03-11 Teradyne, Inc. Universal approach for simulating, emulating, and testing a variety of serial bus types
AU2003295597B2 (en) * 2002-11-15 2008-11-13 The Toro Company Virtual dial irrigation controller
US8665082B2 (en) 2003-10-15 2014-03-04 Arthroscopic Surgery Associates Corporation Method and apparatus for monitoring conditions
US7761923B2 (en) 2004-03-01 2010-07-20 Invensys Systems, Inc. Process control methods and apparatus for intrusion detection, protection and network hardening
US7613546B2 (en) * 2004-08-06 2009-11-03 The Toro Company Modular irrigation controller
EP1795481A1 (de) * 2005-12-07 2007-06-13 Inventio Ag Beförderungsanlage und Verfahren zur Inbetriebnahme einer Beförderungsanlage
US7634363B2 (en) * 2005-12-07 2009-12-15 Affymetrix, Inc. Methods for high throughput genotyping
US7860857B2 (en) * 2006-03-30 2010-12-28 Invensys Systems, Inc. Digital data processing apparatus and methods for improving plant performance
JP4507125B2 (ja) * 2007-09-10 2010-07-21 三菱電機株式会社 プログラマブルコントローラ
CN102124432B (zh) 2008-06-20 2014-11-26 因文西斯***公司 对用于过程控制的实际和仿真设施进行交互的***和方法
US8204630B2 (en) * 2008-09-29 2012-06-19 Orbit Irrigation Products, Inc. Modular sprinkler controller
US8295059B1 (en) 2009-03-10 2012-10-23 Conroy William J Traffic control expansion and testing systems
US8463964B2 (en) 2009-05-29 2013-06-11 Invensys Systems, Inc. Methods and apparatus for control configuration with enhanced change-tracking
US8127060B2 (en) 2009-05-29 2012-02-28 Invensys Systems, Inc Methods and apparatus for control configuration with control objects that are fieldbus protocol-aware
US9192110B2 (en) 2010-08-11 2015-11-24 The Toro Company Central irrigation control system
US9538713B2 (en) 2012-07-13 2017-01-10 The Toro Company Modular irrigation controller
US10114428B1 (en) * 2014-03-28 2018-10-30 EMC IP Holding Company LLC IT device
CN108779876B (zh) * 2016-03-16 2023-07-04 德莱赛公司 扩展过程装置的功能

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4556953A (en) * 1982-02-24 1985-12-03 Caprio A Ronald Interchangeable interface circuitry arrangements for use with a data processing system
US4750136A (en) * 1986-01-10 1988-06-07 American Telephone And Telegraph, At&T Information Systems Inc. Communication system having automatic circuit board initialization capability
JP2658018B2 (ja) * 1986-03-12 1997-09-30 カシオ計算機株式会社 電源印加制御方式
US5038320A (en) * 1987-03-13 1991-08-06 International Business Machines Corp. Computer system with automatic initialization of pluggable option cards
US4964038A (en) * 1987-10-28 1990-10-16 International Business Machines Corp. Data processing system having automatic address allocation arrangements for addressing interface cards
JPH01114995A (ja) * 1987-10-29 1989-05-08 Toppan Printing Co Ltd Icカード
JPH01150879A (ja) * 1987-12-08 1989-06-13 Nissan Motor Co Ltd 無線式生産管理情報媒体
FR2624633B1 (fr) * 1987-12-14 1992-09-11 Sgs Thomson Microelectronics Systeme de programmation d'un robot
JPH0259937A (ja) * 1988-08-26 1990-02-28 Hitachi Maxell Ltd Icカード
JP2750704B2 (ja) * 1988-08-29 1998-05-13 日立マクセル株式会社 Icカードの情報書込み方式及びicカード
US5263148A (en) * 1988-09-09 1993-11-16 Compaq Computer Corporation Method and apparatus for configuration of computer system and circuit boards
JPH02165290A (ja) * 1988-12-19 1990-06-26 Hitachi Maxell Ltd Icカード及びその動作方法
US4945448A (en) * 1989-03-17 1990-07-31 Allen-Bradley Company, Inc. Memory cartridge for a circuit board module
US5237690A (en) * 1990-07-06 1993-08-17 International Business Machines Corporation System for testing adaptor card upon power up and having disablement, enablement, and reconfiguration options

Also Published As

Publication number Publication date
EP0504866A2 (en) 1992-09-23
EP0504866A3 (en) 1993-10-20
CA2061182C (en) 1997-03-11
CA2061182A1 (en) 1992-09-23
US5410717A (en) 1995-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05158511A (ja) 着脱式ファンクション・カード付きプログラマブル・コントローラ・プロセッサ
JP2840463B2 (ja) プログラマブル・コントローラのインターフェース・モジュール
EP0992000B1 (en) Bus interface system and method
CA1139006A (en) Memory circuit for programmable machines
US6560235B1 (en) Universal communication system
US5129069A (en) Method and apparatus for automatic memory configuration by a computer
EP0780772A2 (en) A computer system with multiple PC card controllers and a method of controlling I/O transfers in the system
US6216191B1 (en) Field programmable gate array having a dedicated processor interface
JPH06187283A (ja) カード
US5561817A (en) Method of securely controlling direct memory access (DMA) of a shared memory by a DMA device on an expansion board
JP3310990B2 (ja) 電子機器
JPH0666057B2 (ja) ドッキング可能ポータブルコンピュータシステム及びそのシステムでの通信ポート割り当て自動構成方法
US5175820A (en) Apparatus for use with a computing device controlling communications with a plurality of peripheral devices including a feedback bus to indicate operational modes
EP0164138B1 (en) Data processing system with a plurality of input/output buses
US6125061A (en) Semiconductor devices with built-in flash memory capable of easily increasing memory capacity by interconnecting them, and storage device provided with semiconductor device
JP3456692B2 (ja) データ処理装置
JPH1069453A (ja) 増設ユニットを備えるプログラマブルコントローラ
US6484215B1 (en) System having I/O module number assignment utilizing module number signal line having pair of inputs adapted for receiving module number signal and propagation of module number signal down stream
US5862375A (en) System for effecting communications between a computing device and a plurality of peripheral devices
US6665757B1 (en) Communication interface having a master activating/deactivating a first signal with a clock signal after a predetermined time after a slave activating/deactivating the first signal
JPH09293040A (ja) 半導体装置における周辺デバイス識別方法
JP2579170B2 (ja) メモリカード
JP3477306B2 (ja) 拡張入出力インターフェイス
JPH07182013A (ja) プログラマブルロジックコントローラへ結合した入力/出力モジュールを識別する方法及び装置
US5828857A (en) ASIC cell implementation of a bus controller with programmable timing value registers for the apple desktop bus