JPH05157279A - アンダーフロア型空気調和装置 - Google Patents
アンダーフロア型空気調和装置Info
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- JPH05157279A JPH05157279A JP3327700A JP32770091A JPH05157279A JP H05157279 A JPH05157279 A JP H05157279A JP 3327700 A JP3327700 A JP 3327700A JP 32770091 A JP32770091 A JP 32770091A JP H05157279 A JPH05157279 A JP H05157279A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Landscapes
- Central Air Conditioning (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、空気のスムースな流路を確保する
と共に二重床内のデッドスペースを有効に利用すること
を可能としたアンダーフロア型空気調和装置を提供する
ものである。 【構成】 二重床内に潜熱蓄熱材から成る仕切り部材を
配置することによって形成される空気通路と、二重天井
と空気調和機の吸気口とを連絡し第二ダンパの配置され
る第二通路と二重床とを連通し第三ダンパの配置される
第三通路とを備え、空気通路の一方側に第一通路を連結
し、空気通路の他方側に第三通路を連結し、第二ダンパ
を閉じると共に第三ダンパを開いて空気調和機からの暖
気又は冷気を第一通路を介して空気通路内に吹き込み、
潜熱蓄熱材に蓄熱するように構成した。
と共に二重床内のデッドスペースを有効に利用すること
を可能としたアンダーフロア型空気調和装置を提供する
ものである。 【構成】 二重床内に潜熱蓄熱材から成る仕切り部材を
配置することによって形成される空気通路と、二重天井
と空気調和機の吸気口とを連絡し第二ダンパの配置され
る第二通路と二重床とを連通し第三ダンパの配置される
第三通路とを備え、空気通路の一方側に第一通路を連結
し、空気通路の他方側に第三通路を連結し、第二ダンパ
を閉じると共に第三ダンパを開いて空気調和機からの暖
気又は冷気を第一通路を介して空気通路内に吹き込み、
潜熱蓄熱材に蓄熱するように構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機によって調
和された調和空気を二重床から室内に導入するアンダー
フロア型空気調和装置に関するものである。
和された調和空気を二重床から室内に導入するアンダー
フロア型空気調和装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、アンダーフロア型空気調和装置と
しては、例えば、特公平３−２０６５１号公報等に開示
されるものが知られている。
しては、例えば、特公平３−２０６５１号公報等に開示
されるものが知られている。
【０００３】これを図３に基づいて説明する。図に於
て、１は二重床２と二重天井３を有する部屋である。二
重床２は、床版４上にフロアパネル５を配置することに
よって構成されている。そして、フロアパネル５には、
多数の吹出口５ａが設けられている。又、二重天井３
は、吸込口６ａを設けた天井６を配置することによって
構成されている。
て、１は二重床２と二重天井３を有する部屋である。二
重床２は、床版４上にフロアパネル５を配置することに
よって構成されている。そして、フロアパネル５には、
多数の吹出口５ａが設けられている。又、二重天井３
は、吸込口６ａを設けた天井６を配置することによって
構成されている。
【０００４】７は空気調和機であり、フィルタ７ａと熱
交換器７ｂとファン７ｃとが配置されている。この空気
調和機７の吹出口７ｄと前記二重床２とは、第一通路８
によって連絡している。この第一通路８には、第一ダン
パ９が配置されている。
交換器７ｂとファン７ｃとが配置されている。この空気
調和機７の吹出口７ｄと前記二重床２とは、第一通路８
によって連絡している。この第一通路８には、第一ダン
パ９が配置されている。
【０００５】又、空気調和機７の吸込口７ｅと前記二重
天井３とは、第二通路１０によって連絡している。この
第二通路１０には、第二ダンパ１１が配置されている。
更に、空気調和機７には、外気導入用通路１２が連絡し
ている。この外気導入用通路１２には、外気導入用ダン
パ１３が配置されている。
天井３とは、第二通路１０によって連絡している。この
第二通路１０には、第二ダンパ１１が配置されている。
更に、空気調和機７には、外気導入用通路１２が連絡し
ている。この外気導入用通路１２には、外気導入用ダン
パ１３が配置されている。
【０００６】以上のように構成されたアンダーフロア型
空気調和装置によれば、前記空気調和機７からの暖気又
は冷気は、第一通路８を介して二重床２内に吹き込ま
れ、フロアパネル５の吹出口５ａを介して室内１ａ内に
供給される。そして、暖気又は冷気は、二重天井３の天
井６の吸込口６ａを介して二重天井３内に流入し、第二
通路１０を介して空気調和機７に還流する。
空気調和装置によれば、前記空気調和機７からの暖気又
は冷気は、第一通路８を介して二重床２内に吹き込ま
れ、フロアパネル５の吹出口５ａを介して室内１ａ内に
供給される。そして、暖気又は冷気は、二重天井３の天
井６の吸込口６ａを介して二重天井３内に流入し、第二
通路１０を介して空気調和機７に還流する。
【０００７】この操作を順次繰り返すことによって、室
内１ａ内の空気調和を行っている。
内１ａ内の空気調和を行っている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】然し、斯かる従来のア
ンダーフロア型空気調和装置では、床下に形成した二重
床２が単にエアチャンバーとなっているだけであるか
ら、フロアパネル５の吹出口５ａから空気を均一に吹き
出すことが難しいという問題があった。
ンダーフロア型空気調和装置では、床下に形成した二重
床２が単にエアチャンバーとなっているだけであるか
ら、フロアパネル５の吹出口５ａから空気を均一に吹き
出すことが難しいという問題があった。
【０００９】又、二重床２の中にデッドスペースができ
るという問題があった。本発明は斯かる従来の問題点を
解決するために為されたもので、その目的は、空気のス
ムースな流路を確保すると共に二重床内のデッドスペー
スを有効に利用することを可能としたアンダーフロア型
空気調和装置を提供するものである。
るという問題があった。本発明は斯かる従来の問題点を
解決するために為されたもので、その目的は、空気のス
ムースな流路を確保すると共に二重床内のデッドスペー
スを有効に利用することを可能としたアンダーフロア型
空気調和装置を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、二重床と二重
天井を有する部屋と、空気調和機と、この空気調和機の
吹出口と前記二重床とを連絡し第一ダンパの配置される
第一通路と、前記二重天井と空気調和機の吸気口とを連
絡し第二ダンパの配置される第二通路とを備え、前記空
気調和機からの暖気又は冷気を第一通路を介して二重床
内に吹き込み、前記暖気又冷気をフロアパネルに形成さ
れる吹出口から、二重天井を有する室内に供給するアン
ダーフロア型空気調和装置に於て、前記二重床内に潜熱
蓄熱材から成る仕切り部材を配置することによって形成
される空気通路と、前記第二通路と二重床とを連通し第
三ダンパの配置される第三通路とを備え、前記空気通路
の一方側に第一通路を連結し、前記空気通路の他方側に
第三通路を連結し、前記第二ダンパを閉じると共に第三
ダンパを開いて空気調和機からの暖気又は冷気を第一通
路を介して前記空気通路内に吹き込み、前記潜熱蓄熱材
に蓄熱するように構成したものである。
天井を有する部屋と、空気調和機と、この空気調和機の
吹出口と前記二重床とを連絡し第一ダンパの配置される
第一通路と、前記二重天井と空気調和機の吸気口とを連
絡し第二ダンパの配置される第二通路とを備え、前記空
気調和機からの暖気又は冷気を第一通路を介して二重床
内に吹き込み、前記暖気又冷気をフロアパネルに形成さ
れる吹出口から、二重天井を有する室内に供給するアン
ダーフロア型空気調和装置に於て、前記二重床内に潜熱
蓄熱材から成る仕切り部材を配置することによって形成
される空気通路と、前記第二通路と二重床とを連通し第
三ダンパの配置される第三通路とを備え、前記空気通路
の一方側に第一通路を連結し、前記空気通路の他方側に
第三通路を連結し、前記第二ダンパを閉じると共に第三
ダンパを開いて空気調和機からの暖気又は冷気を第一通
路を介して前記空気通路内に吹き込み、前記潜熱蓄熱材
に蓄熱するように構成したものである。
【００１１】
【作用】本発明に於ては、第三ダンパを閉じ、第一ダン
パ及び第二ダンパを開いて、空気調和機を作動し、空気
調和機から暖気又は冷気を第一通路を介して二重床内の
空気通路内に吹き込むと、その暖気又は冷気は、二重床
の各空気通路を介して各吹出口から室内に流入し、室内
から二重天井の吸込口を介して二重天井内に流入し、二
重天井から第二通路を介して空気調和機に戻る。この循
環回路を暖気又は冷気が流れることによって、室内を所
望の条件で空気調和することができる。
パ及び第二ダンパを開いて、空気調和機を作動し、空気
調和機から暖気又は冷気を第一通路を介して二重床内の
空気通路内に吹き込むと、その暖気又は冷気は、二重床
の各空気通路を介して各吹出口から室内に流入し、室内
から二重天井の吸込口を介して二重天井内に流入し、二
重天井から第二通路を介して空気調和機に戻る。この循
環回路を暖気又は冷気が流れることによって、室内を所
望の条件で空気調和することができる。
【００１２】そして、深夜に於ては、第二ダンパを閉じ
ると共に第三ダンパを開いて空気調和機からの暖気又は
冷気を第一通路を介して各空気通路内に吹き込むと、空
気調和機からの暖気又は冷気は、第三通路から空気調和
機に戻った後、再び第一通路より空気通路内に流入する
という循環回路を移動し、その間に潜熱蓄熱材に蓄熱す
ることができる。
ると共に第三ダンパを開いて空気調和機からの暖気又は
冷気を第一通路を介して各空気通路内に吹き込むと、空
気調和機からの暖気又は冷気は、第三通路から空気調和
機に戻った後、再び第一通路より空気通路内に流入する
という循環回路を移動し、その間に潜熱蓄熱材に蓄熱す
ることができる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１及び図２には、本発明の一実施例に係るアン
ダーフロア型空気調和装置を示す。本実施例に於て、図
３と同一構成部分については同一の符号を付して説明す
る。
する。図１及び図２には、本発明の一実施例に係るアン
ダーフロア型空気調和装置を示す。本実施例に於て、図
３と同一構成部分については同一の符号を付して説明す
る。
【００１４】２１は、二重床２２と二重天井２３を有す
る部屋である。二重床２２は、床版２４上にフロアパネ
ル２５を配置することによって構成されている。二重床
２２は、図２に示す如く、区画壁部材２２ａ，２２ｂ，
２２ｃ，２２ｄによって区画されている。そして、フロ
アパネル２５には、多数の吹出口２５ａが設けられてい
る。
る部屋である。二重床２２は、床版２４上にフロアパネ
ル２５を配置することによって構成されている。二重床
２２は、図２に示す如く、区画壁部材２２ａ，２２ｂ，
２２ｃ，２２ｄによって区画されている。そして、フロ
アパネル２５には、多数の吹出口２５ａが設けられてい
る。
【００１５】又、二重天井２３は、吸込口２６ａを設け
た天井２６を配置することによって構成されている。２
７は空気調和機であり、フィルタ２７ａと熱交換器２７
ｂとファン２７ｃとが配置されている。
た天井２６を配置することによって構成されている。２
７は空気調和機であり、フィルタ２７ａと熱交換器２７
ｂとファン２７ｃとが配置されている。
【００１６】この空気調和機２７の吹出口２７ｄと前記
二重床２２とは、第一通路２８によって連絡している。
この第一通路２８には、第一ダンパ２９が配置されてい
る。又、空気調和機２７の吸込口２７ｅと前記二重天井
２３とは、第二通路３０によって連絡している。この第
二通路３０には、第二ダンパ３１が配置されている。
二重床２２とは、第一通路２８によって連絡している。
この第一通路２８には、第一ダンパ２９が配置されてい
る。又、空気調和機２７の吸込口２７ｅと前記二重天井
２３とは、第二通路３０によって連絡している。この第
二通路３０には、第二ダンパ３１が配置されている。
【００１７】更に、空気調和機２７には、外気導入用通
路３２が連絡している。この外気導入用通路３２には、
外気導入用ダンパ３３が配置されている。更に又、第二
通路３０には、空気調和機２７の吸込口２７ｅの上流側
に於て分岐し、二重床２２内と連絡する第三通路４３が
設けられている。この第三通路４３には、第三ダンパ４
４が配置されている。
路３２が連絡している。この外気導入用通路３２には、
外気導入用ダンパ３３が配置されている。更に又、第二
通路３０には、空気調和機２７の吸込口２７ｅの上流側
に於て分岐し、二重床２２内と連絡する第三通路４３が
設けられている。この第三通路４３には、第三ダンパ４
４が配置されている。
【００１８】前記二重床２２内には、潜熱蓄熱材から成
る仕切り部材４０，４１が交互に区画壁部材２２ａ及び
２２ｃと平行して配置されることによって、複数（本実
施例では３つ）の空気通路４２ａ〜４２ｃが形成されて
いる。
る仕切り部材４０，４１が交互に区画壁部材２２ａ及び
２２ｃと平行して配置されることによって、複数（本実
施例では３つ）の空気通路４２ａ〜４２ｃが形成されて
いる。
【００１９】そして、潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４
０は、潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４１よりも短く、
一端４０ａが区画壁部材２２ｂに接し、他端４０ｂが区
画壁部材２２ｄとの間に空間部４０ｃを形成している。
０は、潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４１よりも短く、
一端４０ａが区画壁部材２２ｂに接し、他端４０ｂが区
画壁部材２２ｄとの間に空間部４０ｃを形成している。
【００２０】又、潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４１
は、一端４１ａが区画壁部材２２ｂに接し、他端４１ｂ
が区画壁部材２２ｄに接している。斯して、区画壁部材
２２ａと区画壁部材２２ｂと潜熱蓄熱材から成る仕切り
部材４１と区画壁部材２２ｄとによって空気通路４２ａ
が形成されている。
は、一端４１ａが区画壁部材２２ｂに接し、他端４１ｂ
が区画壁部材２２ｄに接している。斯して、区画壁部材
２２ａと区画壁部材２２ｂと潜熱蓄熱材から成る仕切り
部材４１と区画壁部材２２ｄとによって空気通路４２ａ
が形成されている。
【００２１】次に、潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４１
と区画壁部材２２ｂと潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４
１と区画壁部材２２ｄとによって空気通路４２ｂが形成
されている。
と区画壁部材２２ｂと潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４
１と区画壁部材２２ｄとによって空気通路４２ｂが形成
されている。
【００２２】更に、潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４１
と区画壁部材２２ｂと区画壁部材２２ｃと区画壁部材２
２ｄとによって空気通路４２ｃが形成されている。以上
の如く、本実施例では、３つの空気通路４２ａ，４２
ｂ，４２ｃが形成されている。
と区画壁部材２２ｂと区画壁部材２２ｃと区画壁部材２
２ｄとによって空気通路４２ｃが形成されている。以上
の如く、本実施例では、３つの空気通路４２ａ，４２
ｂ，４２ｃが形成されている。
【００２３】３つの空気通路４２ａ，４２ｂ，４２ｃと
連絡する区画壁部材２２ｂには、暖気又は冷気の流入口
４２ａ１，４２ｂ１，４２ｃ１と暖気又は冷気の流出口
４２ａ２，４２ｂ２，４２ｃ２とが形成されている。
連絡する区画壁部材２２ｂには、暖気又は冷気の流入口
４２ａ１，４２ｂ１，４２ｃ１と暖気又は冷気の流出口
４２ａ２，４２ｂ２，４２ｃ２とが形成されている。
【００２４】そして、暖気又は冷気の流入口４２ａ１，
４２ｂ１，４２ｃ１は、第一通路２８と連絡し、暖気又
は冷気の流出口４２ａ２，４２ｂ２，４２ｃ２は、第三
通路４３と連絡している。
４２ｂ１，４２ｃ１は、第一通路２８と連絡し、暖気又
は冷気の流出口４２ａ２，４２ｂ２，４２ｃ２は、第三
通路４３と連絡している。
【００２５】本実施例に於て、潜熱蓄熱材としては、相
変換物質とも称され、例えば、硫酸ナトリウム１０水塩
（融点32℃）や塩化カルシウム６水塩（融点29℃）に、
ある種の化学物質を混合することによって、20℃前後に
融点をもち、安価で、特性の安定したものがある。
変換物質とも称され、例えば、硫酸ナトリウム１０水塩
（融点32℃）や塩化カルシウム６水塩（融点29℃）に、
ある種の化学物質を混合することによって、20℃前後に
融点をもち、安価で、特性の安定したものがある。
【００２６】本実施例では、硫酸ナトリウムを主体とし
たもので、その特性は以下の通りである。 主成分 ： Na2SO4・10H2O （芒硝） 融点 ： ２３℃ 潜熱量 ： ３７KCal/Kg 比重（固）： 1.505 比熱（固）： 0.4 安定性 ： 1000回繰り返し使用 容器材料 ： アルミニウム箔プラスチックラミネート 次に、以上のように構成された本実施例に係るアンダー
フロア型空気調和装置の作用を説明する。
たもので、その特性は以下の通りである。 主成分 ： Na2SO4・10H2O （芒硝） 融点 ： ２３℃ 潜熱量 ： ３７KCal/Kg 比重（固）： 1.505 比熱（固）： 0.4 安定性 ： 1000回繰り返し使用 容器材料 ： アルミニウム箔プラスチックラミネート 次に、以上のように構成された本実施例に係るアンダー
フロア型空気調和装置の作用を説明する。
【００２７】先ず、通常の暖房又は冷気にて部屋２１を
空調する場合について説明する。先ず、第一ダンパ２９
と第二ダンパ３１を開くと共に、第三ダンパ４４を閉じ
る。次に、空気調和機２７を駆動して、暖気又は冷気
を、第一通路２８を介して二重床２２内の各空気通路４
２ａ〜４２ｃに吹き込み、フロアパネル２５の吹出口２
５ａを介して室内２１ａ内に供給する。そして、暖気又
は冷気を、二重天井２３の天井２６の吸込口２６ａを介
して二重天井２３内に流入し、第二通路３０を介して空
気調和機２７に還流するというサイクルを順次繰り返す
ことによって、室内２１ａ内の空気調和を行う。
空調する場合について説明する。先ず、第一ダンパ２９
と第二ダンパ３１を開くと共に、第三ダンパ４４を閉じ
る。次に、空気調和機２７を駆動して、暖気又は冷気
を、第一通路２８を介して二重床２２内の各空気通路４
２ａ〜４２ｃに吹き込み、フロアパネル２５の吹出口２
５ａを介して室内２１ａ内に供給する。そして、暖気又
は冷気を、二重天井２３の天井２６の吸込口２６ａを介
して二重天井２３内に流入し、第二通路３０を介して空
気調和機２７に還流するというサイクルを順次繰り返す
ことによって、室内２１ａ内の空気調和を行う。
【００２８】そして、この空調が暖房による場合には、
運転直後のウォーミングアップ時（例えば、午前８時〜
10時）に、後述する方法によって予め潜熱蓄熱材に蓄熱
されていた熱エネルギーを放出する。
運転直後のウォーミングアップ時（例えば、午前８時〜
10時）に、後述する方法によって予め潜熱蓄熱材に蓄熱
されていた熱エネルギーを放出する。
【００２９】又、冷房時による場合には、電力負荷のピ
ーク時（例えば、午後２時〜４時）に空気調和機２７の
冷凍機の運転を停止し、予め潜熱蓄熱材に蓄熱されてい
た熱エネルギーを放出する。
ーク時（例えば、午後２時〜４時）に空気調和機２７の
冷凍機の運転を停止し、予め潜熱蓄熱材に蓄熱されてい
た熱エネルギーを放出する。
【００３０】次に、夜間深夜電力を利用して、潜熱蓄熱
材に蓄熱する場合について説明する。先ず、第二通路３
０の第二ダンパ３１を閉じると共に、第三通路４３の第
三ダンパ４４を開く。次に、空気調和機２７を駆動し、
暖気又は冷気を、第一通路２８を介して二重床２２内に
吹き込む。
材に蓄熱する場合について説明する。先ず、第二通路３
０の第二ダンパ３１を閉じると共に、第三通路４３の第
三ダンパ４４を開く。次に、空気調和機２７を駆動し、
暖気又は冷気を、第一通路２８を介して二重床２２内に
吹き込む。
【００３１】これによって、暖気又は冷気は、図２に示
す如く、区画壁部材２２ｂの流入口４２ａ１，４２ｂ
１，４２ｃ１から二重床２２内の各空気通路４２ａ〜４
２ｄに流入（実線で示す矢印）し、潜熱蓄熱材から成る
仕切り部材４０及び４１に沿って流れ、一点鎖線で示す
矢印の如く、区画壁部材２２ｂの流出口４２ａ２，４２
ｂ２，４２ｃ２から第三通路４３を介して空気調和機２
７に還流するというサイクルを順次繰り返す。
す如く、区画壁部材２２ｂの流入口４２ａ１，４２ｂ
１，４２ｃ１から二重床２２内の各空気通路４２ａ〜４
２ｄに流入（実線で示す矢印）し、潜熱蓄熱材から成る
仕切り部材４０及び４１に沿って流れ、一点鎖線で示す
矢印の如く、区画壁部材２２ｂの流出口４２ａ２，４２
ｂ２，４２ｃ２から第三通路４３を介して空気調和機２
７に還流するというサイクルを順次繰り返す。
【００３２】このサイクルを繰り返すことによって、潜
熱蓄熱材は、順次蓄熱されることとなる。以上の如く、
本実施例に於ては、二重床２２と二重天井２３を有する
部屋２１と、空気調和機２７と、この空気調和機２７の
吹出口２７ｄと二重床２２とを連絡し第一ダンパ２９の
配置される第一通路２８と、二重天井２３と空気調和機
２７の吸気口２７ｅとを連絡し第二ダンパ３１の配置さ
れる第二通路３０とを備え、空気調和機２７からの暖気
又は冷気を第一通路２８を介して二重床２２内に吹き込
み、暖気又冷気をフロアパネル２５に形成される吹出口
２５ａから、二重天井２３を有する室内２１ａに供給す
るアンダーフロア型空気調和装置に於て、二重床２２内
に潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４０，４１を配置する
ことによって形成される空気通路４２ａ〜４２ｄと、第
二通路３０と二重床２２とを連通し第三ダンパ４４の配
置される第三通路４３とを備え、空気通路４２ａ〜４２
ｄの一方側に第一通路２８を連結し、空気通路４２ａ〜
４２ｄの他方側に第三通路４３を連結し、第二ダンパ３
１を閉じると共に第三ダンパ４４を開いて空気調和機２
７からの暖気又は冷気を第一通路２８を介して空気通路
４２ａ〜４２ｄ内に吹き込み、潜熱蓄熱材に蓄熱するよ
うに構成したので、暖気又は冷気は、二重床２２内の各
空気通路４２ａ〜４２ｃに通って室内２１ａへ流入する
こととなり、従来の単なる空間で構成された二重床とは
異なり、暖気又冷気は、フロアパネル２５に形成される
吹出口２５ａからスムースに流入し、均一な吹出とな
る。
熱蓄熱材は、順次蓄熱されることとなる。以上の如く、
本実施例に於ては、二重床２２と二重天井２３を有する
部屋２１と、空気調和機２７と、この空気調和機２７の
吹出口２７ｄと二重床２２とを連絡し第一ダンパ２９の
配置される第一通路２８と、二重天井２３と空気調和機
２７の吸気口２７ｅとを連絡し第二ダンパ３１の配置さ
れる第二通路３０とを備え、空気調和機２７からの暖気
又は冷気を第一通路２８を介して二重床２２内に吹き込
み、暖気又冷気をフロアパネル２５に形成される吹出口
２５ａから、二重天井２３を有する室内２１ａに供給す
るアンダーフロア型空気調和装置に於て、二重床２２内
に潜熱蓄熱材から成る仕切り部材４０，４１を配置する
ことによって形成される空気通路４２ａ〜４２ｄと、第
二通路３０と二重床２２とを連通し第三ダンパ４４の配
置される第三通路４３とを備え、空気通路４２ａ〜４２
ｄの一方側に第一通路２８を連結し、空気通路４２ａ〜
４２ｄの他方側に第三通路４３を連結し、第二ダンパ３
１を閉じると共に第三ダンパ４４を開いて空気調和機２
７からの暖気又は冷気を第一通路２８を介して空気通路
４２ａ〜４２ｄ内に吹き込み、潜熱蓄熱材に蓄熱するよ
うに構成したので、暖気又は冷気は、二重床２２内の各
空気通路４２ａ〜４２ｃに通って室内２１ａへ流入する
こととなり、従来の単なる空間で構成された二重床とは
異なり、暖気又冷気は、フロアパネル２５に形成される
吹出口２５ａからスムースに流入し、均一な吹出とな
る。
【００３３】又、蓄熱運転時には、第二ダンパ３１を閉
じると共に、第三ダンパ４４を開くことにより、暖気又
は冷気が二重床２２と空気調和機２７との間を循環し、
且つ、二重床２２内に流入した暖気又は冷気は、各空気
通路４２ａ〜４２ｃに於て、潜熱蓄熱材から成る仕切り
部材４０，４１に沿って流れながら、潜熱蓄熱材にその
熱エネルギーを蓄熱していくこととなり、効率良く蓄熱
することができる。
じると共に、第三ダンパ４４を開くことにより、暖気又
は冷気が二重床２２と空気調和機２７との間を循環し、
且つ、二重床２２内に流入した暖気又は冷気は、各空気
通路４２ａ〜４２ｃに於て、潜熱蓄熱材から成る仕切り
部材４０，４１に沿って流れながら、潜熱蓄熱材にその
熱エネルギーを蓄熱していくこととなり、効率良く蓄熱
することができる。
【００３４】尚、上記実施例では、二重床２２内に３つ
の空気通路４２ａ〜４２ｃを形成した場合について説明
したが、本発明は、これに限ることなく、その設置数は
任意である。
の空気通路４２ａ〜４２ｃを形成した場合について説明
したが、本発明は、これに限ることなく、その設置数は
任意である。
【００３５】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、通
常運転時には、第三ダンパを閉じ、第一ダンパ及び第二
ダンパを開いて、空気調和機を作動し、空気調和機から
暖気又は冷気を第一通路を介して二重床内の空気通路内
に吹き込むと、その暖気又は冷気は、二重床内の複数の
空気通路を介して各吹出口から室内に均一な流れとなっ
て流入し、室内を所望の条件で空気調和することができ
る。
常運転時には、第三ダンパを閉じ、第一ダンパ及び第二
ダンパを開いて、空気調和機を作動し、空気調和機から
暖気又は冷気を第一通路を介して二重床内の空気通路内
に吹き込むと、その暖気又は冷気は、二重床内の複数の
空気通路を介して各吹出口から室内に均一な流れとなっ
て流入し、室内を所望の条件で空気調和することができ
る。
【００３６】そして、深夜電力を利用する蓄熱運転時に
は、第二ダンパを閉じると共に第三ダンパを開いて空気
調和機からの暖気又は冷気を第一通路を介して各空気通
路内に吹き込むと、空気調和機からの暖気又は冷気は、
第三通路から空気調和機に戻った後、再び第一通路より
空気通路内に流入するという循環回路を効率的に移動
し、その間に潜熱蓄熱材に蓄熱することができる。
は、第二ダンパを閉じると共に第三ダンパを開いて空気
調和機からの暖気又は冷気を第一通路を介して各空気通
路内に吹き込むと、空気調和機からの暖気又は冷気は、
第三通路から空気調和機に戻った後、再び第一通路より
空気通路内に流入するという循環回路を効率的に移動
し、その間に潜熱蓄熱材に蓄熱することができる。
【００３７】而も、従来装置に於ては、二重床は単なる
エアチャンバーであるから、デッドスペースができると
いう不具合があったが、本発明では、潜熱蓄熱材から成
る仕切り部材を配置することによって、空気通路を形成
したので、デッドスペースが有効に活用できることとな
る。
エアチャンバーであるから、デッドスペースができると
いう不具合があったが、本発明では、潜熱蓄熱材から成
る仕切り部材を配置することによって、空気通路を形成
したので、デッドスペースが有効に活用できることとな
る。
【図１】本発明の一実施例に於けるアンダーフロア型空
気調和装置を示す断面図である。
気調和装置を示す断面図である。
【図２】図１に於ける二重床を示す平面図である。
【図３】従来のアンダーフロア型空気調和装置を示す断
面図である。
面図である。
２１ 部屋 ２２ 二重床 ２３ 二重天井 ２７ 空気調和機 ２８ 第一通路 ２９ 第一ダンパ ３０ 第二通路 ３１ 第二ダンパ ４０，４１ 潜熱蓄熱材から成る仕切り部材 ４２ａ，４２ａ，４２ｃ 空気通路 ４３ 第三通路 ４４ 第三ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 義隆 東京都中央区銀座８丁目21番１号 株式会 社竹中工務店東京本店内
Claims (1)
- 【請求項１】 二重床と二重天井を有する部屋と、空気
調和機と、この空気調和機の吹出口と前記二重床とを連
絡し第一ダンパの配置される第一通路と、前記二重天井
と空気調和機の吸気口とを連絡し第二ダンパの配置され
る第二通路とを備え、前記空気調和機からの暖気又は冷
気を第一通路を介して二重床内に吹き込み、前記暖気又
冷気をフロアパネルに形成される吹出口から、二重天井
を有する室内に供給するアンダーフロア型空気調和装置
に於て、前記二重床内に潜熱蓄熱材から成る仕切り部材
を配置することによって形成される空気通路と、前記第
二通路と二重床とを連通し第三ダンパの配置される第三
通路とを備え、前記空気通路の一方側に第一通路を連結
し、前記空気通路の他方側に第三通路を連結し、前記第
二ダンパを閉じると共に第三ダンパを開いて空気調和機
からの暖気又は冷気を第一通路を介して前記空気通路内
に吹き込み、前記潜熱蓄熱材に蓄熱するように構成した
ことを特徴とするアンダーフロア型空気調和装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327700A JP2925823B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | アンダーフロア型空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327700A JP2925823B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | アンダーフロア型空気調和装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05157279A true JPH05157279A (ja) | 1993-06-22 |
| JP2925823B2 JP2925823B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=18202005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3327700A Expired - Fee Related JP2925823B2 (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | アンダーフロア型空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2925823B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07120009A (ja) * | 1993-10-26 | 1995-05-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 空調システム |
| JP2010255896A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Shimizu Corp | 全面床吹き出し空調システムの施工方法 |
| JP2010255895A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Shimizu Corp | 全面床吹き出し空調システムの施工方法 |
| JP2012037193A (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-23 | Fujitsu Ltd | 空調システム |
| KR101598794B1 (ko) * | 2015-07-10 | 2016-03-03 | 주식회사 삼화에이스 | 외기를 이용한 공기조화시스템 |
| JP2016118352A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 清水建設株式会社 | 空調システム |
| WO2018186246A1 (ja) | 2017-04-07 | 2018-10-11 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 蓄熱システム及びその潜熱蓄熱材の設置方法 |
| JP2019152342A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-12 | 大成建設株式会社 | 空気調和方法、空気調和設備および潜熱蓄熱ユニット |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009156510A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 個別空気調整装置 |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP3327700A patent/JP2925823B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JPH07120009A (ja) * | 1993-10-26 | 1995-05-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 空調システム |
| JP2010255896A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Shimizu Corp | 全面床吹き出し空調システムの施工方法 |
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| JP2016118352A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | 清水建設株式会社 | 空調システム |
| KR101598794B1 (ko) * | 2015-07-10 | 2016-03-03 | 주식회사 삼화에이스 | 외기를 이용한 공기조화시스템 |
| WO2018186246A1 (ja) | 2017-04-07 | 2018-10-11 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 蓄熱システム及びその潜熱蓄熱材の設置方法 |
| EP3608598A4 (en) * | 2017-04-07 | 2020-04-22 | Yazaki Energy System Corporation | HEAT STORAGE SYSTEM AND ASSOCIATED METHOD OF INSTALLING LATENT HEAT STORAGE MATERIAL |
| JP2019152342A (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-12 | 大成建設株式会社 | 空気調和方法、空気調和設備および潜熱蓄熱ユニット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2925823B2 (ja) | 1999-07-28 |
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|---|---|---|---|
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