JPH0515339U - 電気接続子 - Google Patents
電気接続子Info
- Publication number
- JPH0515339U JPH0515339U JP6853191U JP6853191U JPH0515339U JP H0515339 U JPH0515339 U JP H0515339U JP 6853191 U JP6853191 U JP 6853191U JP 6853191 U JP6853191 U JP 6853191U JP H0515339 U JPH0515339 U JP H0515339U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- fitting portion
- round pin
- electrical connector
- conductor piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リード線による嵌合部のこじりによって嵌合
部が押し拡げられることで生じていた接触不良を防止す
る。 【構成】 丸ピンコンタクト2が接続される筒状の嵌合
部4を有し、この嵌合部4には丸ピンコンタクト2の差
し込み方向に対して直交する方向にリード線を引き出す
ためのリード線圧着部6が設けられている電気接続子に
おいて、一端側にリード線圧着部6が設けられた導体片
を筒状に丸め込んで上記嵌合部4を形成すると共に、こ
の嵌合部4には上記導体片の他端先端縁7がこの導体片
の一端側内周壁に重なり合うオーバーラップ部11を設
け、嵌合部4の内周壁には圧接部10を突設した。
部が押し拡げられることで生じていた接触不良を防止す
る。 【構成】 丸ピンコンタクト2が接続される筒状の嵌合
部4を有し、この嵌合部4には丸ピンコンタクト2の差
し込み方向に対して直交する方向にリード線を引き出す
ためのリード線圧着部6が設けられている電気接続子に
おいて、一端側にリード線圧着部6が設けられた導体片
を筒状に丸め込んで上記嵌合部4を形成すると共に、こ
の嵌合部4には上記導体片の他端先端縁7がこの導体片
の一端側内周壁に重なり合うオーバーラップ部11を設
け、嵌合部4の内周壁には圧接部10を突設した。
Description
【0001】
本考案は、丸ピンの接続方向に対して直交する方向にリード線を引き出すこと ができる電気接続子に関する。
【0002】
図6に、従来から知られるこの種の電気接続子の例を示す。この図で、丸ピン コンタクト21(以下丸ピン21という)は、例えば基板などに取り付けられ、 この丸ピン21に電気接続子22が接続される。 この接続子22には、丸ピン21が差し込まれる嵌合部23に、丸ピン21の 接続方向とは直交する方向にリード線24を引き出すためのリード線圧着部25 が設けられている。
【0003】
このような従来の電気接続子22では、図7に平面図を示すように嵌合部23 に長手方向に亙って隙間26があるため、この嵌合部23に丸ピン21が入り込 こむときに嵌合部23全体が拡がりやすく、丸ピン21が嵌合された後でも、リ ード線24に図中、矢印方向の力が加わると、嵌合部22がこじられて拡がり、 接触不良を生じるようになる。
【0004】 本考案は、このような従来の技術が有する課題を解決するために提案されたも のであり、嵌合部の拡がりによる接触不良を防止できる電気接続子を提供するこ とを目的とする。
【0005】
この目的を達成するために本考案は、丸ピンコンタクトが接続される筒状の嵌 合部を有し、この嵌合部には丸ピンコンタクトの差し込み方向に対して直交する 方向にリード線を引き出すためのリード線圧着部が設けられている電気接続子に おいて、一端側にリード線圧着部が設けられた導体片を筒状に丸め込んで上記嵌 合部を形成すると共に、この嵌合部には上記導体片の他端先端縁がこの導体片の 一端側内周壁に重なり合うオーバーラップ部を設けた構成としてある。
【0006】 また本考案による電気接続子は、一端側にリード線圧着部が設けられた導体片 を筒状に丸め込んで上記嵌合部を形成すると共に、この導体片の他端先端部に係 止片を形成し、上記嵌合部の導体片の一端側筒壁にはこの係止片が挿通される係 合孔を穿設し、上記嵌合部に丸ピンコンタクトが差し込まれたときに、上記係止 片がこの係合孔に係合される構成となっている。
【0007】 また本考案による電気接続子は、上記嵌合部に、内周側に突出する圧接部を丸 ピンコンタクトの差し込み方向に形成した構成となっている。
【0008】
上述した請求項1に対応する構成によれば、リード線に負荷が掛かって嵌合部 がこじられ、嵌合部を押し拡げるような力が働いたとしても、オーバーラップ部 が設けられていることで、嵌合部が押し拡げられるのを防止できる。
【0009】 又請求項2に対応する構成によれば、嵌合部がリード線方向にこじられる場合 だけでなく、リード線とは直交する方向にこじられたとしても、導体片先端の係 止片が係合孔に係合しているため、嵌合部が押し拡げられようするのを防止でき る。
【0010】 又請求項3に対応する構成によれば、圧接部が内周壁に突設されているので、 嵌合部に丸ピンコンタクトが嵌合されたときに、適切な接触圧を確保することが できる。
【0011】
以下、本考案による電気接続子の具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明す る。図1に、この接続子の一実施例を示す。 この図で、例えば基板1に取り付けられる丸ピンコンタクト2(以下、丸ピン 2という)には、電気接続子3の嵌合部4が嵌め込まれ、丸ピン2の挿入方向に 直交する方向にリード線5を引き出すためのリード線圧着部6がこの嵌合部4の 側部に取り付けられている。この接続子3の嵌合部4は、図2に示すように導体 片を丸め込んで筒状に形成され、この導体片の先端縁7はリード線圧着部6の基 部側の立上がり部8に内周側から重なり合っている。 すなわち平板状の筒壁部9の一側から立ち上がる立ち上がり部8からリード線 圧着部6が延びており、この筒壁部9の他側から丸ピン2を抱え込めるように丸 め込まれた導体片の先端縁7が立ち上がり部8の内周壁にオーバーラップしてい る。 また平板状の筒壁部9の中央部には、内周側に突出する圧接部10が長手方向 に突設されている。
【0012】 このように構成される電気接続子3では、嵌合部4がリード線圧着部6の基部 側内周壁でオーバーラップしているため、リード線5に上下方向(図1中、矢印 方向)の力が掛かって、嵌合部4を横方向(図2中、x方向)にこじるような力 が働き、導体片の先端縁7を外側に押し拡げようとしても、このオーバーラップ 部11が設けられていることで、先端縁7が立ち上がり部8に当たって嵌合部4 が必要以上に拡がるのが防止される。これにより丸ピン2の接触不良の発生を防 げる。 また内側に突出する圧接部10が設けられているので、丸ピン2と嵌合部4間 に適切な接触圧を確保することができ、電気導通性を良好に保持できる。
【0013】 次に、図3に示す他の実施例を説明する。この実施例の電気接続子12では、 嵌合部13の平板部14の一側に突き出た突出部15からリード線圧着部16が 延びており、この平板部14の他側から延びる導体片が筒状に丸め込まれ、この 導体片の先端部に係止片17が形成されている。平板部14の一側には、係止片 17が挿入されるスリット状の係合孔18が穿設されており、この係合孔18の 外側には係止片17の係止部17aが嵌まり込む凹部18aが連続して形成され ている。 また平板部14の中央部には、内周側に突出する圧接部19が長手方向に形成 されている。
【0014】 この構成による電気接続子12では、嵌合前は図4(a),(b)に示す状態 にあるが、嵌合部13に丸ピン2が嵌まり込むと図5(a),(b)に示すよう に係止部17aが凹部18aに係止される。これにより圧着部16に太いリード 線20が接続され、このリード線20にねじり方向の力が働くので、嵌合部13 に矢印X方向の力だけでなく平板部14に直交する矢印Y方向の力が働き、嵌合 部13が押し開かれようとしても、係止片17によって阻止され、丸ピン2の接 触不良が防止される。 また圧接部19が設けられているので、丸ピン2と嵌合部13間に適切な接触 圧を確保することができる。
【0015】
以上説明したように本考案によれば、リード線に力が加わって嵌合部がこじら れても、嵌合部が押し拡げられるのを防止できるため、丸ピンと嵌合部間に接触 不良が発生せず、常に良好な接続状態を保持することができ。
【図1】本考案による電気接続子の一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図1の電気接続子の平面図である。
【図3】他の実施例の電気接続子を示す斜視図である。
【図4】図3の電気接続子への丸ピンの嵌合前の状態を
示し、(a)はこの電気接続子の側面図であり、(b)
はこの電気接続子の平面図である。
示し、(a)はこの電気接続子の側面図であり、(b)
はこの電気接続子の平面図である。
【図5】図3の電気接続子への丸ピンの嵌合後の状態を
示し、(a)はこの電気接続子の側面図であり、(b)
はこの電気接続子の平面図である。
示し、(a)はこの電気接続子の側面図であり、(b)
はこの電気接続子の平面図である。
【図6】従来の電気接続子を示す斜視図である。
【図7】従来の電気接続子の平面図である。
1 基板 2 丸ピン 3,12 電気接続子 4,13 嵌合部 5,20 リード線 6,16 リード線圧着部 7 導体片の先端縁 8 立上がり部 9 平板状の筒壁部 10,19 圧接部 11 オーバーラップ部 14 平板部 15 突出部 16 リード線圧着部 17 係止片 17a 係止部 18 係合部 18a 凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 丸ピンコンタクトが接続される筒状の嵌
合部を有し、この嵌合部には丸ピンコンタクトの差し込
み方向に対して直交する方向にリード線を引き出すため
のリード線圧着部が設けられている電気接続子におい
て、 一端側にリード線圧着部が設けられた導体片を筒状に丸
め込んで上記嵌合部を形成すると共に、この嵌合部には
上記導体片の他端先端縁がこの導体片の一端側内周壁に
重なり合うオーバーラップ部を設けたことを特徴とする
電気接続子。 - 【請求項2】 丸ピンコンタクトが接続される筒状の嵌
合部を有し、この嵌合部には丸ピンコンタクトの差し込
み方向に対して直交する方向にリード線を引き出すため
のリード線圧着部が設けられている電気接続子におい
て、 一端側にリード線圧着部が設けられた導体片を筒状に丸
め込んで上記嵌合部を形成すると共に、この導体片の他
端先端部には係止片を形成し、上記嵌合部の導体片の一
端側筒壁にはこの係止片が挿通される係合孔を穿設し、
上記嵌合部に丸ピンコンタクトが差し込まれたときに、
上記係止片がこの係合孔に係合されることを特徴とする
電気接続子。 - 【請求項3】 上記嵌合部に、内周側に突出する圧接部
を丸ピンコンタクトの差し込み方向に形成したことを特
徴とする請求項1および請求項2記載の電気接続子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6853191U JP2553430Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電気接続子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6853191U JP2553430Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電気接続子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0515339U true JPH0515339U (ja) | 1993-02-26 |
JP2553430Y2 JP2553430Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=13376413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6853191U Expired - Lifetime JP2553430Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 電気接続子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553430Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712164U (ja) * | 1993-07-30 | 1995-02-28 | 板垣 義範 | ゴルフバッグ |
JP2001102107A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-04-13 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 接地クリップ及びそのシステム |
WO2013145521A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 日本航空電子工業株式会社 | 電線対基板コネクタ |
WO2020057827A1 (en) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | Arcelik Anonim Sirketi | A motor suitable for quick connection |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP6853191U patent/JP2553430Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712164U (ja) * | 1993-07-30 | 1995-02-28 | 板垣 義範 | ゴルフバッグ |
JP2001102107A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-04-13 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 接地クリップ及びそのシステム |
WO2013145521A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 日本航空電子工業株式会社 | 電線対基板コネクタ |
CN104160558A (zh) * | 2012-03-28 | 2014-11-19 | 日本航空电子工业株式会社 | 电线对基板用连接器 |
JPWO2013145521A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2015-12-10 | 日本航空電子工業株式会社 | 電線対基板コネクタ |
WO2020057827A1 (en) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | Arcelik Anonim Sirketi | A motor suitable for quick connection |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2553430Y2 (ja) | 1997-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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