JPH0515028U - ブラケツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラに対する発光装置の取り付け位置を自
由に動かすことができるようにする。 【構成】 １はブラケット本体を示し、この本体１は長
円形の板体１１から成る。そしてカメラ（図示せず）の
底面に螺合される螺子２１の挿通される長孔１２が設け
られる。また発光装置（図示せず）の基部となる例えば
カメラのアクセサリーシューと同様の取り付け装置３１
に螺合される螺子２２の挿通される切欠１３が設けられ
る。なお板体１１のカメラ（図示せず）の底面に接触さ
れる面には滑り止め用のゴム部材１４が設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カメラと発光装置とを連結するブラケットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

カメラと発光装置、例えばストロボ装置とを連結する際には、従来はカメラに 設けられたいわゆるアクセサリーシューに発光装置を取り付けるようにされてい る。しかしながらこの方法では、発光装置の取り付け位置が固定されてしまい、 撮影時に希望する照明効果を得ることができない場合がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、従来の装置では撮影時に希望する照明効果を得る ことができない場合があるというものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、長円形の板体１１から成り、カメラの底面に螺合される螺子２１の 挿通される長孔１２と、発光装置の基部に螺合される螺子２２の挿通される切欠 １３とが設けられたことを特徴とするブラケットである。

【０００５】

【作用】

これによれば、カメラに対する発光装置の取り付け位置を自由に動かすことが でき、特に本案では発光部がフィルム面の対角線の延長上に固定できるので、従 来、求められていた縦位置・横位置のシンクロ撮影が、発光部の設定位置をその 都度変更することなく装置全体を角度調整することで実施でき、容易に所望の照 明効果を得ることができる。

【０００６】

【実施例】

図１は全体の分解斜視図である。この図において、１はブラケット本体を示し 、この本体１は長円形の板体１１から成る。そしてカメラ（図示せず）の底面に 螺合される螺子２１の挿通される長孔１２が設けられる。また発光装置（図示せ ず）の基部となる例えばカメラのアクセサリーシューと同様の取り付け装置３１ に螺合される螺子２２の挿通される切欠１３が設けられる。なお板体１１のカメ ラ（図示せず）の底面に接触される面には滑り止め用のゴム部材１４が設けられ る。

【０００７】 さらに長孔１２は板体１１の中心より一方の側に設けられると共に、この長孔 １２の外側の端部には螺子２１の螺通される螺部１５が設けられる。また切欠１ ３は板体１１の他方の側の端部に設けられると共に、この切欠１３の奥端部には 螺子２２の螺通される螺部１６が設けられる。さらに切欠１３の板体１１の端部 側は、螺子２２の端部からの介挿を容易にするために広げられている。

【０００８】 また螺子２１及び２２は同じ形状のものが使用される。そしてこれらの螺子２ １及び２２は、それぞれ使用者が把持することができる程度の大きさの基部２３ 、２４に植立された棒部材の先端にカメラ（図示せず）または取り付け装置３１ に螺合される螺部２５、２６が設けられる。さらにこれらの棒部材の基部２３、 ２４側は小径にされて、それぞれ螺部２５、２６が螺部１５、１６に螺通された 後、長孔１２または切欠１３に沿って摺動可能にされる。

【０００９】 従ってこの装置において、例えば長孔１２を左側、切欠１３を右側として、図 ２に示すようにカメラ４の右側に発光装置５を配置することができる。なおこの 例では取り付け装置３１に延長部材５１を介して発光装置５が取り付けられてい る。この延長部材５１は一端に取り付け装置３１との接合部材が設けられ、他端 にアクセサリーシューと同様の部材が設けられたものである。またこの延長部材 ５１と発光装置５との間には、発光装置５の向きを任意に変えることのできる自 由雲台が設けられる。

【００１０】 そしてこの取り付け状態において、螺子２１を緩めてブラケット１を摺動する ことによって、発光装置５の位置を図中に矢印ａで示すように動かすことができ る。さらにブラケット１を螺子２１を緩めて１８０度回動すると共に、発光装置 ５の向きを反転することによって、図３に示すように、カメラ４の左側に発光装 置５を配置することもできる。またブラケット１の角度を任意にして図４に示す ように配置することもできる。さらに螺子２２を緩めて図５に示すように発光装 置５をカメラ４から離すことも、切欠１３の構造によって極めて容易に行うこと ができる。

【００１１】 こうして上述のブラケット１によれば、カメラ４に対する発光装置５の取り付 け位置を自由に動かすことができ、特に本案では発光部がフィルム面の対角線の 延長上に固定できるので、従来、求められていた縦位置・横位置のシンクロ撮影 が、発光部の設定位置をその都度変更することなく装置全体を角度調整すること で実施でき、容易に所望の照明効果を得ることができるものである。

【００１２】 すなわち上述のブラケット１において、カメラ４に対する発光装置５の取り付 け位置を動かすことによって、カメラ４のレンズ４１の光軸に対して発光装置５ の光線の角度を自由に変えることができ、これによって所望の照明効果を得るこ とができる。

【００１３】

【考案の効果】

この考案によれば、カメラに対する発光装置の取り付け位置を自由に動かすこ とができ、特に本案では発光部がフィルム面の対角線の延長上に固定できるので 、従来、求められていた縦位置・横位置のシンクロ撮影が、発光部の設定位置を その都度変更することなく装置全体を角度調整することで実施でき、容易に所望 の照明効果を得ることができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるブラケットの一例の構成図であ
る。

【図２】その説明のための図である。

【図３】その説明のための図である。

【図４】その説明のための図である。

【図５】その説明のための図である。

【符号の説明】

１ ブラケット本体 １１ 板体 １２ 長孔 １３ 切欠 １４ ゴム部材 １５、１６ 螺部 ２１、２２ 螺子 ２３、２４ 基部 ２５、２６ 螺部 ３１ 取り付け装置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長円形の板体から成り、カメラの底面に
   螺合される螺子の挿通される長孔と、発光装置の基部に
   螺合される螺子の挿通される切欠とが設けられたことを
   特徴とするブラケット。