JPH05147430A - 移動車輌におけるキヤビン室空気取込装置 - Google Patents

移動車輌におけるキヤビン室空気取込装置

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JPH05147430A
JPH05147430A JP3315779A JP31577991A JPH05147430A JP H05147430 A JPH05147430 A JP H05147430A JP 3315779 A JP3315779 A JP 3315779A JP 31577991 A JP31577991 A JP 31577991A JP H05147430 A JPH05147430 A JP H05147430A
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JP
Japan
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filter
roof
cabin
outside air
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP3315779A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Furukawa
浩二 古川
Masahiko Yoshino
正彦 芳野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の農用トラクターのキャビン室1の後端部
上方に、前面をルーフ2上方に開口した箱状のカバーを
取り付け、この箱状のカバー内に大容量のフイルター6
を着脱自在に内装し、このフイルター6を介してキャビ
ン室1内に外気を取り込んだ、視界を遮らない大容量フ
イルター。 【構成】キャビン室1のルーフ2裏面付近に空気調和装
置3を設け、ルーフ2の後部立壁面4に横幅方向に幅広
の外気通過口5を開口し、この外気通過口5外方に空気
清浄用のフイルター6の前面を着脱自在に接合して取り
付け、該フイルター6の他の五つの面外方に空気通過間
隙を設けると共にルーフ2上方に前方開口の外気取入口
7を設け、少なくとも、フイルター6近傍に掃除用蓋8
を設けたことを特徴とする移動車輌におけるキャビン室
空気取込装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動車輌におけるキ
ャビン室空気取込装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】従
来の移動車輌におけるキャビン室後部の空気取込装置
は、実開昭61−87115号公報や特開昭59−50
812号公報で示すように、後向きや下向きの開口から
外気を取込むものであった。このような後向きや下向き
の開口から外気を取込むものは、車輌の走行により外気
が乱される乱流部分に開口があるため、乱流空気中に巻
き上げ保持される塵埃を吸引してフイルターがすぐ目詰
まりを生じたり、開口部が負圧に近いため吸引用のファ
ンを大容量のファンにする必要が有った。
【0003】また、キャビン室の前部に設けた空気取込
装置は、実開昭57−179518号公報で示すよう
に、この空気取入口を大きくすると運転者の視界がさえ
ぎられる不具合を生じるので、小さなフイルター容量の
ものにしかできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来装置の
このような不具合を解消しようとするものであって、次
のような技術的手段を講じた。即ち、キャビン室1のル
ーフ2裏面付近に空気調和装置3を設け、ルーフ2の後
部立壁面4に横幅方向に幅広の外気通過口5を開口し、
この外気通過口5外方に空気清浄用のフイルター6の前
面を着脱自在に接合して取り付け、該フイルター6の他
の五つの面外方に空気通過間隙を設けると共にルーフ2
上方に前方開口の外気取入口7を設け、少なくとも、フ
イルター6近傍に掃除用蓋8を設けたことを特徴とする
移動車輌におけるキャビン室空気取込装置の構成とし
た。
【0005】
【発明の作用効果】この発明は、前記の構成により、次
のような技術的効果を奏する。即ち、運転者の視界の邪
魔にならないキャビン室1のルーフ2後部に横幅の広い
外気通過口5とフイルター6を設けたので、視界を制限
せずに最大ルーフ2の幅一杯まで広げることが可能であ
るから、大容量のフイルター6の実現が容易と成る。
【0006】また、移動車輌の前進方向前面のルーフ2
上に外気取入口7を開口しているので、前進時の空気の
流れによる圧力を利用して吸引できるからファンの容量
を大きくする必要が無い。さらに、塵埃飛散度合いの少
ない、高位置のルーフ2上の外気を吸入するから、フイ
ルター6の掃除間隔を長くすることができる。
【0007】
【実施例】以下に、図面を参照して、この発明の実施例
をくわしく説明する。ただし、この実施例に記載されて
いる構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、
特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそ
れらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例
にすぎない。
【0008】図例は、農用トラクター9であって、この
農用トラクター9のエヤーコンデショナーである空気調
和装置3の外気取入部分に、この発明を折り込んだもの
である。農用トラクター9の前後四隅部には、前後車輪
10,11が設けられ、この前後車輪10,11間上方
に運転席12を囲ってキャビン室1が突設する。
【0009】運転席12前方にはハンドル13が設けら
れ、ハンドル13を左右に動かすことにより前輪10が
左右に操舵される。キャビン室1天井にはルーフ2が取
付けられ、ルーフ2の裏面に空気調和装置3が設けられ
る。空気調和装置3は図示しないが、吸引ファンやエバ
ポレーターやヒーター等から成り、外気又は内気の温度
と湿度を調節して運転者近傍に吹き出して、作業環境の
向上を図るものである。
【0010】キャビン室1のルーフ2は前後四隅に設け
た前後の支柱14,15で支持されており、図2で示す
ように、ルーフ2の後部立壁面4に開口した横幅方向に
幅広の外気通過口5に空気清浄用のフイルター6の前面
を押しつけ取付けている。16はシールであって、外気
通過口5の開口縁部に取付けられ、フイルター受ブラケ
ット17の取り付け間隙部をシールする。
【0011】ルーフ2の後部立壁面4の外気通過口5側
方には、取付ボルト18,18を取付けるためのナット
(図示せず)を内装した取付孔19,19が開口してお
り、この取付孔19に取付けた取付ボルト18に前記フ
イルター受ブラケット17が固定され、さらにフイルタ
ー6とフイルター押さえブラケット20が取付けられる
と共に、さらに外方に取付ボルト18,18は突設す
る。
【0012】図例では、フイルター6を左右二個として
いるが、一個でも三個でも同効である。フイルター受ブ
ラケット17の受面には、外気通過口5に対応する開口
を設けており、また、フイルター押さえブラケット20
の押さえ面には全面にわたって小孔を開口した、パンチ
ングメタル等の網体としている。
【0013】取付状態のフイルター6外周を覆って、掃
除用蓋8である箱状のカバー体後壁面25の開口21,
21が、前記取付ボルト18,18の突出端に挿入され
蝶ナット等の締付具22を介して取付けられる。掃除用
蓋8は、機能としては単に壁面の一つが開閉自在であれ
ば、フイルター6の掃除が可能であるが、図例では、フ
イルター6の上下左右と背面部を上下壁面23,24と
左右側壁面26,26と後壁面25とで覆っている。
【0014】さらに、取付状態で左右側壁面26,26
の前端部と上壁面23から成る、その上部前面がルーフ
2の後部上方に突出した外気取入口7としている。外気
取入口7には防塵網27が一体的に設けられ、フイルタ
ー6近傍への大きな塵埃の浸入を防止している。そし
て、この防塵網27の下縁から左右側壁面26,26の
下縁から前縁、さらに、下壁面24の前縁にわたってウ
ェーザーストリップ28が取付けられてシールしてい
る。
【0015】このウェーザーストリップ28の取り付け
を、下壁面24の前縁部で突き合わせ組付しておけば、
外気取入口7からウェーザーストリップ28を乗り越え
て浸入する水が、この突き合わせ組付部分から機外に逃
げる。外気取入口7から吸引される外気は、フイルター
6の上下左右後面部から外気通過口5を経てルーフ2後
下部の外気通路29に達し、その後空気調和装置3内へ
と移動する。
【0016】外気通路29はルーフ2と、その下部の下
部仕切壁30とで仕切られた導風路である。図4はキャ
ビン室1の、前方斜視図である。前後支柱14,15間
は、図5の断面図で示すように、サイドフレーム31で
連結された枠体であり、その上方のルーフ2との間をシ
ール32を介して取付けている。
【0017】前支柱14の下端はフロア(図示せず)か
ら突設し、後支柱15の下端は後車輪11を覆うフェン
ダー33から突設しており、前記フロア外方のステップ
フレーム44とフェンダー33はキャビン室1の底板と
なっており、この空間部に左右のドア34,34が開閉
自由に取付けられる。ドア34は、前後上下の枠35,
36,37,38で外周を囲まれ、上下中間部を中間枠
39で補強されている。
【0018】ドア34の上半部には前後の開閉ガラス4
0.41が取付けられ、下半部には固定ガラス42が取
付けられる。ドア34の前後上下の枠35,36,3
7,38と中間枠39は、鉄板等の板金材やアルミ材や
強化樹脂材等何でもよい。図例では強化樹脂材としてお
り、さらなる軽量化のためにはガラスを透明体に替えて
もよい。
【0019】サイドフレーム31下部のドア上枠37部
分は、図5で示すように、前後の開閉ガラス40.41
を取付けるためのレール状のサッシフレーム43を一体
的に設けている。開閉ガラス40,41の下部も同構造
としている。ステップフレーム44上方のドア下枠38
部分は、図6で示すように固定ガラス42を保持ゴム4
5を介して全周取り付けしている。
【0020】後支柱15とドア後枠36部を図7で示
す。後支柱15とドア後枠36の内方上下にヒンジ4
6,46が配設され、ドア34の開閉支持を行なってい
る。47はリヤーガラスであって、上部のヒンジ(図示
せず)を支点に開閉する。図8は前支柱14近傍の断面
図であって、ドア34の前枠35と固定ガラス42部の
関係を示す。48は下部フロントガラスであって、前支
柱14,14間に取付ゴム49,49を介して固定さ
れ、上部のフロントガラス50の下端との間は接着され
る。
【0021】ドア34における、前後上下の枠35,3
6,37,38と中間枠39の内面は、夫れ夫れ裏板で
補強された中空の柱体としている。その内、後枠36部
を図7で詳述する。後枠36と裏板51から成るドア3
4の後柱には、樹脂成形時に内部にナット等のネジ52
部を有する受金53,53を一体的に融着している。
【0022】この受金53のネジ52部に、ヒンジ46
の遊端側をボルト54を介して取り付けている。符号を
付さなかったが、開閉ドアの開閉面にはシール体を取付
けて、防塵防水を図っている。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示す。
【図1】要部の拡大断面図である。
【図2】展開した要部後方斜視図である。
【図3】全体側面図である。
【図4】キャビン室の前方斜視図である。
【図5】図4のS1−S1正面断面図である。
【図6】図4のS2−S2正面断面図である。
【図7】図4のS3−S3平面断面図である。
【図8】図4のS4−S4平面断面図である。
【符号の説明】
1 キャビン室 2 ルーフ 3 空気調和装置 4 後部立壁面 5 外気通過口 6 フイルター 7 外気取入口 8 掃除用蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビン室1のルーフ2裏面付近に空気
    調和装置3を設け、ルーフ2の後部立壁面4に横幅方向
    に幅広の外気通過口5を開口し、この外気通過口5外方
    に空気清浄用のフイルター6の前面を着脱自在に接合し
    て取り付け、該フイルター6の他の五つの面外方に空気
    通過間隙を設けると共にルーフ2上方に前方開口の外気
    取入口7を設け、少なくとも、フイルター6近傍に掃除
    用蓋8を設けたことを特徴とする移動車輌におけるキャ
    ビン室空気取込装置。
JP3315779A 1991-11-29 1991-11-29 移動車輌におけるキヤビン室空気取込装置 Pending JPH05147430A (ja)

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