JP2530543Y2 - トラクターのキャビンドア - Google Patents

トラクターのキャビンドア

Info

Publication number
JP2530543Y2
JP2530543Y2 JP1987083468U JP8346887U JP2530543Y2 JP 2530543 Y2 JP2530543 Y2 JP 2530543Y2 JP 1987083468 U JP1987083468 U JP 1987083468U JP 8346887 U JP8346887 U JP 8346887U JP 2530543 Y2 JP2530543 Y2 JP 2530543Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
frame
glass
transparent glass
cabin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987083468U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63189912U (ja
Inventor
洋英 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP1987083468U priority Critical patent/JP2530543Y2/ja
Publication of JPS63189912U publication Critical patent/JPS63189912U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530543Y2 publication Critical patent/JP2530543Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、トラクターのキャビンのドア構造に関す
る。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] キャビンに取り付けられるドアとしては、ドアの外周
縁部を形成する金属製ドア枠に透明ガラス板を取り付け
たものが一般的であるが、このようなドア形態を採るも
のは枠の材料が多くなることから生産コストが高くなっ
たり、重量が重くなるといった不具合を有し、更に、枠
付きであるから枠が占める部分だけ視界が悪くなるとい
う欠点を有していた。
また、枠無のドアを示すものとしては、実開昭58−17
1715号公報が存在するが、この公報に記載されたもの
は、ガラスで構成されたドアの内側に補強フレームを固
着したものではなく、ガラスに直接にヒンジを設けてキ
ャビン本体側に開閉自在としたものであるから、ヒンジ
に強い衝撃が掛かるとその取付部に応力が集中してガラ
スが破損する恐れがあった。
[課題を解決するための手段] この考案は、前記した従来技術の欠点を解消するため
に提案するものであって、次のような技術的手段を講じ
た。
即ち、トラクターのキャビンドアであって、該ドアは
透明ガラスで構成されると共に、透明ガラスの内側の外
周端縁から離れた部位には、少なくとも、上部フレーム
と縦フレームと下部フレームとを有するドア補強フレー
ムを進行方向前側が開放された状態で取り付け、該ドア
を後部支柱に取り付けたヒンジを介して開閉自在に支持
したことを特徴とするトラクターのキャビンドアの構成
とする。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
車体7の前後部に夫々前輪5、5と後輪6、6を軸架
して設け、車体7の前部には、原動機を内装したボンネ
ット8と設け、車体7の後部には左右の後輪6、6の上
方及び内方を覆うフェンダ9、9を設けている。左右の
フェンダー9、9間の車体上には操縦席10を設け、操縦
席10の下方から前記ボンネット8の後端部に亘ってフロ
ア11を設けている。
フロア11上の前側左右両側部には、前部支柱2a、2aを
立設し、フロア11の後側左右両側部には、後部支柱2b、
2bを立設し、これらの両支柱2a,2bの上端部間には連結
枠12、12を設け、これらの連結枠12、12の上にルーフ13
を載置して、ここにキャビン1を構成している。
3は透明ガラスで形成されたドアであり、第1図に示
すようにこのドア3の内側には、前後方向に沿う上部フ
レーム15と、ドア3の中程にあって前後方向に沿う下部
フレーム16と、これらの後部を相互に連結する上下方向
の縦フレーム30′とからなる側面視コ字状の補強フレー
ム4が取り付けられている。また、補強枠フレーム4
は、ドア3の端縁から内側に向かって僅かに離れた部位
に位置させて取り付けられており、補強フレーム4の縦
フレーム30の上下2カ所の隅部にヒンジ14,14を介して
ドア3が後部支柱2b,2bに開閉自在に枢着されている。
下部フレーム16の前部にはドアロック装置17が設けら
れ、ノブ32を回動操作することによってドア3の開閉が
行なえる。
なお、この実施例では、ドアのガラスは前後2枚で構
成され、後半分のガラス18は上部側のヒンジ33により内
外に開閉できる構成としているが前後が一体となった1
枚ガラスでも良い。
そして、これらのガラスの外周縁部にはゴム製のシー
ル部材20が取り付けられ、ドア3を閉鎖したとき、この
シール部材20がキャビン1側のフレームの縁に当たり、
キャビン1内の気密性が保たれるようにしている。
第3図は補強フレーム4に対するドア3の取付構造を
示すので、ドア3に設けた取付孔21にリング状弾性部材
22を嵌合し、この弾性部材22と補強フレーム4に設けた
孔にはボルト23を挿通し、このボルト23の螺合したナッ
ト24と補強フレーム4との間にはドア3を補強フレーム
4の方向に押圧されるスプリング25を設けている。
上記の構成において、ドア3を開閉操作したときの軽
い衝撃はドア3のシール部材20で吸収される。
一方、ドア3を強く閉めたときには、ガラス全体に強
い衝撃が加わるようなことがあるが、そのような場合に
は、弾性部材22とスプリング25を撓ませながらガラスが
補強フレーム4から離れることになり、ガラスの一部、
特にヒンジ14の取付部等に強い衝撃荷重が集中すること
がないからガラスが破損するようなことはない。
[考案の効果] この考案に係るドアは、前記の如くドア全体が透明ガ
ラスで構成され、外枠が無い状態で形成されるので軽量
且つ安価に製造されことになり、軽くなった分だけドア
の開閉操作が楽になる。
また、透明ガラスの内側の外周端縁から離れた部位
に、上部フレーム、縦フレーム、下部フレームからなる
補強フレームと取り付けて透明ガラス部分を補強してい
るので、ドアとしての耐久性が向上すると共に、ドアを
閉じたときに補強フレームがキャビン側のフレームに当
たってしまうようなこともなく気密性を良好に保つこと
ができる。
また、補強フレームは進行方向前側が開放された状態
で透明ガラスに取り付けられ、この補強された透明ガラ
スが、後部支柱に取り付けられているので、ドアの開閉
操作で窓ガラスが割れるようなことがなく、前方視界も
開けて作業性が向上する特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は斜視図、第2図は全体側面図、第3図は正面断
面図である。 符号の説明 1……キャビン 2a……前部支柱 2b……後部支柱 3……ドア 4……補強フレーム 14……ヒンジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクターのキャビンドアであって、該ド
    アは透明ガラスで構成されると共に、透明ガラスの内側
    の外周端縁から離れた部位には、少なくとも、上部フレ
    ームと縦フレームと下部フレームとを有するドア補強フ
    レームを進行方向前側が開放された状態で取り付け、該
    ドアを後部支柱に取り付けたヒンジを介して開閉自在に
    支持したことを特徴とするトラクターのキャビンドア。
JP1987083468U 1987-05-29 1987-05-29 トラクターのキャビンドア Expired - Lifetime JP2530543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987083468U JP2530543Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 トラクターのキャビンドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987083468U JP2530543Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 トラクターのキャビンドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63189912U JPS63189912U (ja) 1988-12-07
JP2530543Y2 true JP2530543Y2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=30937084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987083468U Expired - Lifetime JP2530543Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 トラクターのキャビンドア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530543Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4685275B2 (ja) * 2001-06-11 2011-05-18 株式会社クボタ 作業車の運転キャビン用サイドドア
JP2016078598A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 ヤンマー株式会社 作業車両

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4723820U (ja) * 1971-03-31 1972-11-17
JPS58171715U (ja) * 1982-05-14 1983-11-16 株式会社クボタ 車両用キヤビンの開閉ドアの構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63189912U (ja) 1988-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0714691B2 (ja) 自動車の後部開閉体構造
US4840423A (en) Front body structure of a motorcar
JP2530543Y2 (ja) トラクターのキャビンドア
JP3491593B2 (ja) 農用走行車体キャビンのドア装置
JPH0323909Y2 (ja)
JP3087331B2 (ja) トラクタのドア
JP4715039B2 (ja) 車両の側部車体構造
JP3680844B2 (ja) 移動車両のキャビン
JP3546872B2 (ja) 移動車両のキャビン
JP3491609B2 (ja) 農用走行車体キャビンのドア装置
JP3475952B2 (ja) 移動車両のキャビン
JPH0481322A (ja) 自動車のドア
JP3680843B2 (ja) 移動車両のキャビン
JPH0649125U (ja) トラクタ−のキャビンドア
JPH1071854A (ja) 農用走行車体のキャビン
JPH0649126U (ja) トラクタ−のキャビンドア
JPH0732349Y2 (ja) 自動車の後部車体構造
JPH076071Y2 (ja) 車両のキャビン構造
JP2574189Y2 (ja) 開閉板の緩衝機構
JPH1081130A (ja) 動力車両のキャビン
JP3307381B2 (ja) 農用走行車体のキャビン
JP2996358B2 (ja) トラクタの前窓フレーム
JPH0311051Y2 (ja)
JPH08949U (ja) 農用走行車体のキャビン
JPH0629126Y2 (ja) トラクタ−キヤビンのドアシ−ル装置