JPH05146562A - 往復動式電気かみそり - Google Patents

往復動式電気かみそり

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Publication number
JPH05146562A
JPH05146562A JP3316099A JP31609991A JPH05146562A JP H05146562 A JPH05146562 A JP H05146562A JP 3316099 A JP3316099 A JP 3316099A JP 31609991 A JP31609991 A JP 31609991A JP H05146562 A JPH05146562 A JP H05146562A
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JP
Japan
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outer blade
case
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body case
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Application number
JP3316099A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、外力が加わらない限りひげ剃
りヘッドの外刃体と回動体とがむやみに動くことがない
共に、異物の侵入による駆動力の伝達不良と回動体の動
作不良のおそれがない往復動式電気かみそりを得ること
にある。 【構成】ひげ剃りヘッド6が、内刃体30と、本体ケース
1に連なるスカート部11に一対の端壁12を設けたヘッド
フレーム7と、スカート部11に内蔵されて往復移動され
る基部18,この基部から突出されて内刃体を支持すると
共に内刃体を外刃34に押付けるばね9が巻装される内刃
体取付け軸21を有した駆動子16、及び両端壁12に枢着さ
れると共に駆動子16が連結された回動アーム27を備え
て、フレーム7内に回動自在に支持された回動体8と、
外刃34を保持した外刃ホルダー35、及びこのホルダーを
弾性変形可能な支持腕41により支持した外刃ケース36を
備えて、前記フレーム7の両端壁12間に着脱可能な外刃
体10とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外刃およびこの内面に
接して往復動される内刃体が皮膚面に応じて向きを変え
ることができる往復動式電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】外刃および内刃体が皮膚面に応じて向き
を変えることができるようにした往復動式電気かみそり
は、特開昭62−227395号公報で知られている。
このものは、モータが内蔵された本体ケースの上部に一
対の支持部を突設し、これら支持部間に全体が露出する
ひげ剃りヘッドを枢軸を介して回転自在に支持してい
る。したがって、内刃体が内蔵されたひげ剃りヘッドの
枢軸を中心とする回動により、このヘッドの外刃を常に
皮膚面に接触させることができる。そして、ひげ剃りヘ
ッドの底部材に内刃体を駆動する駆動板を摺動自在に取
付け、この摺動板には溝を湾曲して設けている。この溝
には前記支持部間において本体ケースに突出された駆動
軸が係合されている。駆動軸は前記モータにより動作さ
れる。したがって、モータを運転することにより、駆動
軸と溝との係合に伴い駆動板を介して内刃体が外刃の内
面に接しながら本体ケースの幅方向に往復移動され、そ
れによってひげを剃ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ひげ剃りヘッ
ド全体が自由に回転できる特開昭62−227395号
公報のものでは、ひげ剃りヘッドに外力が加わらない場
合においても、このヘッドがその自重によりむやみに回
動するという問題がある。しかも、狭い部分を剃る場合
などにおいてもひげ剃りヘッドが容易に回動して動くた
めに、当該部分のひげ剃りがしずらい。そして、この点
を改善するには、ひげ剃りヘッドの回転を任意に止める
ロック機構を予め設けなければならないが、そのように
すると構造が複雑になるという問題を生じる。さらに、
前記公報のものでは、ひげ剃りヘッド全体が露出され
て、その底面部と本体ケースとの間に外部に露出する隙
間があるので、この隙間に外部から異物が入込んで、駆
動力の伝達やひげ剃りヘッドの回動を妨げる恐れが高い
という問題がある。
【0004】本発明の目的は、外力が加わらない限りひ
げ剃りヘッドの外刃体と回動体とがむやみに動くこと
を、ひげ剃りヘッドにロック機構を必要とすることなく
防止できるとともに、異物の侵入による駆動力の伝達不
良と回動体の動作不良のおそれがない往復動式電気かみ
そりを得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体ケースに
ひげ剃りヘッドを設け、このヘッドが、前記本体ケース
の幅方向に延びるとともに前記本体ケースの前後方向に
沿う断面が円弧状をなした刃部を複数有する外刃と、前
記各刃部の内面に接する内刃体とを備え、前記本体ケー
スに内蔵されたモータの動力で動かされる駆動軸により
前記内刃体を前記本体ケースの幅方向に往復移動させ
て、ひげ剃りを行う往復動式電気かみそりに適用され、
【0006】前記目的を達成するために、前記ひげ剃り
ヘッドが、前記本体ケースに連なるスカート部に一対の
端壁を設けたヘッドフレームと、このヘッドフレーム内
に回動自在に支持された回動体と、この回動体に支持さ
れた前記内刃体と、この内刃体を前記外刃の内面に押付
けるばねと、前記ヘッドフレームの両端壁間に着脱可能
に取付けられた外刃体とを具備してなり、前記回動体
が、前記スカート部に内蔵されるとともに前記駆動軸に
より前記本体ケースの幅方向に往復移動される基部、お
よびこの基部から突出されて前記内刃体を支持するとと
もに前記ばねが巻装される内刃体取付け軸を有した駆動
子と、一端部が前記ヘッドフレームの端壁に枢着される
とともに他端部が前記駆動子に連なる回動アームとを備
え、前記外刃体が、前記外刃と、この外刃を保持した外
刃ホルダーと、この外刃ホルダーを支持手段を介して収
容支持する外刃ケースとを備え、前記支持手段を、前記
外刃ホルダーと外刃ケースとの相対向した端板の一方に
突設された軸と、他方に設けられ前記軸を支持した弾性
変形可能な支持腕とで形成したものである。
【0007】
【作用】上記構成において、外刃ケースと外刃ホルダー
との間に設けられた支持手段は、外刃ホルダーを弾性的
に支持しているから、その支持腕の弾性力と外刃に内刃
体を押付けるばねの押付け力とがバランスした姿勢で、
外刃ホルダーを静止状態に保持する。外刃が外面から押
されると、その支持腕の弾性変形を伴って外刃ホルダー
が浮動する。同時に、外刃を介して内刃体が押されるの
で、内刃体を支持した回動体がその回動アームの枢支点
を中心に回動して、前記内刃体を外刃とともに変位させ
る。また、回動体が備える駆動子の基部は本体ケースに
内蔵されたモータの動力で動かされる駆動軸により往復
動されるから、それに伴って内刃体取付け軸に支持され
た内刃体も往復動される。したがって、外刃の各刃部が
皮膚面から離れることを防止しながらひげ剃りを行え
る。そして、ひげ剃りヘッドのヘッドフレームは、本体
ケースに連なっており、その内部に回動体を収納すると
ともに両端壁間に外刃体を支持し、かつ、そのスカート
部で回動体の駆動子が有する基部を覆い隠すから、回動
体が露出することがない。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施
例を説明する。
【0009】図2中1は合成樹脂製の本体ケースであ
り、この内部には、モータ2が収納されているととも
に、このモータ2の電源となる蓄電池(図示しない)、
およびこの蓄電池への充電用回路部品が実装されたプリ
ント配線基板(図示しない)等が夫々収納されている。
なお、図2中3は本体ケース1に一体に突設されたモー
タ固定板を示している。モータ2の上向きの出力軸2a
には偏心カム4が固定されており、このカム4は出力軸
2aから偏心した位置に上向きの偏心軸5を有してい
る。この偏心軸5は駆動軸として用いられる。
【0010】本体ケース1の上部にはひげ剃りヘッド6
が取付けられている。このヘッド6は、図1および図2
に示されるようにヘッドフレーム7と、回動体8と、ば
ね9と、外刃体10、内刃体30とから形成されてい
る。
【0011】ヘッドフレーム7は、合成樹脂の成形品で
あって、下面が開口されたスカート部11の長手方向両
端部に上向きの端壁12を夫々突設して形成されてい
る。このヘッドフレーム7は本体ケース1の上端に連な
って固定されている。なお、固定せずに必要により取外
せるように取付けても良い。スカート部11の上壁に
は、その中央部に位置して後述する内刃体取付け軸の動
きを許す大きさの孔13が設けられているとともに、長
手方向両端部に位置して通孔14が夫々設けられてい
る。通孔14は前後方向に延びる長孔で形成されてい
る。また、一対の端壁12の先端部内面には夫々枢軸突
部15が一体に突設されている。
【0012】回動体8は、弾性を有する合成樹脂製の駆
動子16と、合成樹脂製の回動フレーム17とで形成さ
れている。駆動子16は、本体ケース1の幅方向に往復
移動される肉厚の基部18と、この基部18の長手方向
両端に夫々設けられた可撓変形部19と、これら変形部
19の先端に夫々設けられた肉厚の連結端部20と、基
部18の中央部から上向きに突出された内刃体取付け軸
21と、被動部22とから形成されている。被動部22
は基部18に連結され、その前後方向に延びる長孔から
なる係合溝23を有している。この溝23には前記偏心
軸5が挿入されている。
【0013】したがって、前記連結端部20が図2にお
いて左右方向に動かないように固定された条件下におい
て、モータ2が動作されると、その出力軸2aを介して
偏心回転する偏心軸(駆動軸)5と係合溝23との係合
を介して、可撓変形部19の可撓変形を伴いながら基部
18が左右方向(本体ケース1の幅方向)に往復直線運
動されるものである。
【0014】なお、被動部23の基部18への連結は、
基部18に複数設けた小孔24に被動部23に複数設け
た突起25を夫々通して、各突起25を夫々熱かしめす
ることよってなされている。この被動部23は基部18
と一体に成形してもよい。しかも、被動部23の下面
は、これと偏心カム4の上面との間の隙間を小さくする
ために前後方向の湾曲面で形成されている。
【0015】回動フレーム17は、平板状のベース部2
6の長さ方向両端に、上向きの回動アーム27を夫々折
曲げて形成されている。ベース部26は駆動子16の連
結端部20間にわたって重なっているとともに、その長
手方向両端部は、連結突部20にこれから突設された熱
かしめ突部20aを介して連結されている。したがっ
て、ベース部26の下面には駆動子16が一体的に支持
されている。また、ベース部26の長手方向中央部には
内刃体取付け軸21の往復移動を許す逃げ孔28が設け
られている。
【0016】両回動アーム27はその上端に向かうに従
い前後方向の幅が次第に狭くなるような先端先細状をな
している。これら回動アーム27はスカート部11の通
孔14を夫々別々に通っているとともに、その先端部に
設けられた孔29は前記枢軸突部15に夫々嵌合されて
いる。したがって、回動体8は枢軸突部15を中心に前
後方向に回動できるようにヘッドフレーム7内に取付け
られており、その内刃体取付け軸21を除く駆動子16
の各部と回動フレーム17のベース部26とは、スカー
ト部11で覆い隠されている。
【0017】逃げ孔28および孔13を挿通した内刃体
取付け軸21の上端部には内刃体30が支持されてい
る。図4および図5に示されるように内刃体30は、一
対の内刃31,32と、これらを連結した内刃ベース3
3とで形成されている。内刃31,32は、いずれも内
刃台に多数枚の内刃板を本体ケース1の幅方向に沿って
所定間隔ごとに並設してなり、これらの内刃台は内刃ベ
ース33により一体に連結されている。内刃ベース33
はその中央部下面に筒部33aを有し、この筒部33a
は内刃体取付け軸21の上端部に嵌合されている。
【0018】筒部33aと前記基部18との間には前記
ばね9が巻装されている。このばね9はそのばね力で内
刃体30を外刃体10が有する刃部に押付けている。な
お、前記孔13は、この孔縁に下端部を嵌合するととも
に、筒部33aに上端部を嵌合して設けられる図示しな
いゴムパッキン等で塞がれ、それにより、ひげ屑が孔1
3を通って本体ケース1内に侵入しないようになってい
る。また、前記モータ2と、回動体8と、ばね9とは、
内刃体駆動機構をなしている。
【0019】外刃体10は内刃体30および回動アーム
27を覆ってヘッドフレーム7の両端壁12間に着脱可
能に取付けられている。この外刃体10は、図1および
図3に示されるように外刃34と、外刃ホルダー35
と、外刃ケース36と、支持手段37とを備えて形成さ
れている。
【0020】外刃34は金属の薄板を曲げてなるもの
で、その上部に本体ケース1の幅方向に延びる互いに平
行な一対の刃部38,39を有している。これら並設さ
れた刃部38,39の本体ケース1の前後方向に沿う断
面は上方に凸となる円弧状をなしている。なお、これら
の刃部38,39の夫々には無数の小孔が設けられてい
ることは勿論である。そして、刃部38の内面には内刃
31が押付けられているとともに、刃部39の内面には
内刃32が押付けられている。
【0021】外刃ホルダー35は合成樹脂製であって、
その上部に外刃34を既述の形状を保って保持している
(図3参照)。外刃ケース36も合成樹脂製であって、
図3に示すような略鞍形状をなしている。このケース3
6の左右の端板36a間には外刃ホルダー35が収納さ
れ支持手段37を介して弾性的に支持されている。な
お、外刃ケース36はヘッドフレーム7の端壁12間に
着脱可能に取付けられるようになっており、その取付け
状態の保持手段はスカート部11との間に設けられるが
図示していない。
【0022】図3に示されるように支持手段37は、外
刃ホルダー35の両端板35aから外側方に向けて一体
に突設された複数の軸40と、これら端板35aと対向
する前記端板36aに設けられた複数の支持腕41とで
形成されている。各支持腕41は、弾性変形が可能であ
り、支持孔41aを有している。これらの支持孔41a
には前記軸40が夫々挿入され、それにより外刃ホルダ
ー35は支持腕41の弾性変形を伴って上下方向に浮動
し得るように弾性的に支持されている。また、外刃ホル
ダー35の端板35aの下端はスカート部11の上面に
接し、この下端を除く周縁には外向きのカバー縁42が
折曲げられている。カバー縁42はその先端をヘッドフ
レーム7の端壁12の内面に近接もしくは接触して、回
動アーム27を覆っている。
【0023】前記構成の往復動式電気かみそりにおい
て、非使用時など外刃体10に外力が作用しない状態で
は、回動体8と、ばね9と、内刃体30とのアッセンブ
リは、その自重により図4に示されるように内刃体取付
け軸21の軸線が垂直となるように配置され、その状態
は、ばね9による外刃34の内面への内刃体30の押付
け力と支持手段37の支持腕41の弾性力とで保持され
る。
【0024】すなわち、上下方向に浮動し得る外刃ホル
ダー35を前記ばね9の押付け力と支持腕41の弾性力
とがバランスした姿勢で静止状態に保持できる。そし
て、前記バランスを崩してばね9および支持腕41を変
形させる程度の力は、本体ケース1を傾けた程度では生
じない。したがって、外力が加わらない限り、回動体8
および外刃体10がむやみに動くことを防止できる。し
かも、以上のように外力が加わらない時に外刃ホルダー
35等を不動状態に保持することを可能とするために、
特別にロック機構を必要とすることがない。そのため、
構造が簡単であるとともに、操作の手間も増えることが
なく、しかも、狭い場所を剃る場合においても外刃ホル
ダー35の自由な動きを抑制する機能が大きいので、使
用し易い。
【0025】そして、使用時には、モータ2の動力によ
り内刃体30が往復動されるので、外刃34の刃部3
8,39の小孔から導入されたひげを剃ることができ
る。このひげそり動作においては、一対の刃部38,3
9の頂部が夫々皮膚面に接触してひげ剃り行うので、短
時間でひげを剃ることができる。なお、ひげ屑は、スカ
ート部11により下面開口を塞がれた外刃ホルダー35
の内部に溜められる。
【0026】この使用の際、外刃34は皮膚面からの反
力(外力)を受けるので、外刃34の刃部38とともに
内刃31に図4中矢印E方向の外力が作用した場合に
は、刃部38に対応する支持腕41が下方に弾性変形し
て外刃ホルダー35の刃部38側が沈むように変位して
外刃34が傾く。同時に、内刃31も刃部38を介して
図4中矢印E方向押されるから、前記アッセンブリが枢
軸突部15を中心に図5(A)中時計方向にθ゜回動さ
れる。そのため、内刃32が持ち上がって、刃部39に
対応する支持腕41が上方に弾性変形して外刃ホルダー
35の刃部39側が押し上げられる。この状態は図5
(A)に示される。したがって、外刃34の各刃部3
8,39の頂部が皮膚面Gから夫々離れることを防止し
ながらひげ剃りを行える。
【0027】この逆に、外刃34の刃部39とともに内
刃32に図4中矢印F方向の外力が作用した場合には、
刃部39に対応する支持腕41が下方に弾性変形して外
刃ホルダー35の刃部39側が沈むように変位して、図
5(A)の場合と逆方向に外刃34が傾く。同時に、内
刃32も刃部39を介して図4中矢印F方向押されるか
ら、前記アッセンブリが枢軸突部15を中心に図5
(B)中反時計方向にθ゜回動される。そのため、内刃
32が図5(A)の場合と逆方向に持ち上がって、刃部
38に対応する支持腕41が上方に弾性変形して外刃ホ
ルダー35の刃部38側が押し上げられる。この状態は
図5(B)に示される。したがって、外刃34の各刃部
38,39の頂部が皮膚面Gから夫々離れることを防止
しながらひげ剃りを行える。
【0028】このように主軸突部15を中心として内刃
体30を支持した回動体8が回動されることにより、内
刃体30を外刃34の変位に追従させて、互いの位置関
係を一定に保持できるとともに、外刃34の互いに平行
な各刃部38,39が皮膚面Gから離れることを防止し
ながらひげ剃りを行える。したがって、一対の刃部3
8,39の頂部を夫々皮膚面に接触させて短時間でひげ
を剃ることができる。
【0029】また、前記構成の往復動式電気かみそりに
おいて、ひげ剃りヘッド6のヘッドフレーム7は本体ケ
ース1の上端に連なっていて、その内部に回動体8およ
び外刃体10を夫々支持している。しかも、ヘッドフレ
ーム7はスカート部11を備えて、これで回動体8の駆
動子16が有する基部18を覆い隠している。そのた
め、偏心軸5と回動体8との間に外部から異物が侵入す
ることが防止され、よって異物の侵入による駆動子16
への駆動力の伝達不良を生じる恐れがないとともに、本
体ケース1およびヘッドフレーム7と回動体8との間に
も外部から異物が侵入することが防止されるので、異物
の侵入による回動体8の回動不良のおそれもない。
【0030】なお、本発明は前記一実施例に制約されな
い。例えば、回動体8の回動フレーム17を省略する代
わりに、そのフレーム17の回動アーム27を駆動子1
6の連結端部20に夫々一体に成形して、回動体8の構
成を簡単にしてもよい。また、支持手段37も前記一実
施例とは逆の構成、つまり、軸40を外刃ケース36の
端板36aに設けるとともに、支持腕41を外刃ホルダ
ー35の端板35aに設けてもよい。また、前記一実施
例ではヘッドフレーム7は本体ケース1と別体である
が、これに代えてヘッドフレーム7を本体ケース1に一
体に成形してもよい。さらに、本発明において、外刃3
4の刃部および内刃体30の内刃の数は夫々3つ以上設
けて実施してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、支
持腕の弾性力と外刃に内刃体を押付けるばねの押付け力
とがバランスした姿勢で、外刃ホルダーを静止状態に保
持できるから、外力が加わらない限りひげ剃りヘッドの
外刃体および回動体がむやみに動くことを防止できると
ともに、そのことを可能とするために特別にロック機構
を必要とすることもない。そして、ひげ剃りの際には支
持腕の弾性変形を伴って外刃ホルダーが浮動されると同
時に、内刃体を支持した回動体が回動して内刃体が外刃
の変位に追従し、相互の位置関係を一定に保持しながら
外刃の各刃部が皮膚面から離れることを防止できるの
で、短時間でひげ剃りを行える。また、ひげ剃りヘッド
のヘッドフレームが、本体ケースに連なっていて、その
内部に回動体を収納するとともに両端壁間に外刃体を支
持し、かつ、回動体の駆動子が有する基部をヘッドフレ
ームのスカート部で覆い隠したから、異物の侵入による
駆動力の伝達不良および回動体の回動不良のおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るひげ剃りヘッドを分解
して示す斜視図。
【図2】同一実施例に係る往復動式電気かみそり全体を
示す縦断面図。
【図3】同一実施例に係る外刃体を分解して示す斜視
図。
【図4】同一実施例に係る内刃体駆動機構を示す縦断面
図。
【図5】(A)(B)は同一実施例に係る内刃体駆動機
構の動作を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…本体ケース、2…モータ、5…偏心軸(駆動軸)、
6…ひげ剃りヘッド、7…ヘッドフレーム、8…回動
体、9…ばね、10…外刃体、11…スカート部、12
…端壁、15…枢軸突部、16…駆動子、18…基部、
21…内刃体取付け軸、27…回動アーム、30…内刃
体、31,32…内刃、34…外刃、35…外刃ホルダ
ー、36…外刃ケース、35a,36a…端板、37…
支持手段、38,39…刃部、40…軸、41…支持
腕。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースにひげ剃りヘッドを設け、こ
    のヘッドが、前記本体ケースの幅方向に延びるとともに
    前記本体ケースの前後方向に沿う断面が円弧状をなした
    刃部を複数有する外刃と、前記各刃部の内面に接する内
    刃体とを備え、前記本体ケースに内蔵されたモータの動
    力で動かされる駆動軸により前記内刃体を前記本体ケー
    スの幅方向に往復移動させて、ひげ剃りを行う往復動式
    電気かみそりにおいて、 前記ひげ剃りヘッドが、前記本体ケースに連なるスカー
    ト部に一対の端壁を設けたヘッドフレームと、このヘッ
    ドフレーム内に回動自在に支持された回動体と、この回
    動体に支持された前記内刃体と、この内刃体を前記外刃
    の内面に押付けるばねと、前記ヘッドフレームの両端壁
    間に着脱可能に取付けられた外刃体とを具備してなり、 前記回動体が、前記スカート部に内蔵されるとともに前
    記駆動軸により前記本体ケースの幅方向に往復移動され
    る基部、およびこの基部から突出されて前記内刃体を支
    持するとともに前記ばねが巻装される内刃体取付け軸を
    有した駆動子と、一端部が前記ヘッドフレームの端壁に
    枢着されるとともに他端部が前記駆動子に連なる回動ア
    ームとを備え、 前記外刃体が、前記外刃と、この外刃を保持した外刃ホ
    ルダーと、この外刃ホルダーを支持手段を介して収容支
    持する外刃ケースとを備え、前記支持手段を、前記外刃
    ホルダーと外刃ケースとの相対向した端板の一方に突設
    された軸と、他方に設けられ前記軸を支持した弾性変形
    可能な支持腕とで形成したことを特徴とする往復動式電
    気かみそり。
JP3316099A 1991-11-29 1991-11-29 往復動式電気かみそり Pending JPH05146562A (ja)

Priority Applications (1)

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