JPH084943Y2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH084943Y2
JPH084943Y2 JP1988139631U JP13963188U JPH084943Y2 JP H084943 Y2 JPH084943 Y2 JP H084943Y2 JP 1988139631 U JP1988139631 U JP 1988139631U JP 13963188 U JP13963188 U JP 13963188U JP H084943 Y2 JPH084943 Y2 JP H084943Y2
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rotary shaft
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正彦 落合
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はモータ駆動式の電気かみそりに係り、その騒
音対策を講じたものである。
〔従来の技術〕
電気かみそりから発生する騒音のひとつとして、モー
タの回転軸と軸受との間で生じるガタつき音があげられ
る。そのために、その回転軸と軸受間のクリアランスは
できるだけ小さく設定することによって前記ガタつき音
の低減が図られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、上記モータの回転軸と軸受間のクリアラン
スをあまり小さく設定すると、モータ部品の精度管理が
非常に難しくなり、またモータ組立ての作業性も容易で
ない。そのため、実際問題として回転軸と軸受間のクリ
アランスを小さくすることは自ずと限界があり、そのク
リアランスで発生するガタつき音をどうしても避けられ
ないのが現状である。
本考案はこうした問題を解消し、モータの構造はその
ままにして、電気かみそりの本体ケース側にモータの回
転軸と軸受間で生じるガタつきの防止対策を講じること
により、ガタつき音の発生を防止し、電気かみそりの騒
音低減を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の電気かみそり
は、本体ケース1内のモータ取付台20に、かみそり刃駆
動用のモータ3が取り付けられており、モータ3から
は、軸受33を介して回転軸16を突出してあり、該回転軸
16に偏心カム17が固着されており、軸受33と偏心カム17
との間におけるモータ3の回転軸(16)に対して、該回
転軸16の周面一部に常に一方向のみから弾性的に圧接す
る回転軸16と軸受33間のガタつき防止体としての弾性体
24を有し、この弾性体24が、一端をモータ取付台20に固
着し、他端の自由端を回転軸16に圧接させるようにモー
タ取付台20に設けられていることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
モータ3の回転軸16の周面一部に弾性体24を一方向か
ら常に押圧接当させておくと、その圧接作用により回転
軸16はモータ3の軸受33内の偏心方向に常に押圧される
ためガタつくことなく回転することになる。
〔実施例〕
本考案に係る電気かみそりの一実施例を第1図ないし
第3図に基づき説明する。
これの本体ケース1はプラスチック製の前後ケース1a
・1bを突き合わせてねじ2等で一体的に結合してなる。
本体ケース1の内部にはモータ3とその電源たる電池4
とを並べて収納配置してなる。本体ケース1の上部には
往復動式の内刃5が装着されるとともに、内刃5を覆う
網目状の外刃6が外刃ホルダ7をもって着脱可能に装着
されている。
本体ケース1内のモータ3および電池4の上方にはモ
ータ3の回転を内刃5の左右往復動に変換するための振
動子8が配置される。その振動子8はこれ全体がプラス
チック成形品であり、平板状の振動子本体10と、振動子
本体10の上面中央から突設した駆動軸11、および振動子
本体10の左右端から上向きに一体に形成した薄肉部12・
12とを有してなり、その左右の薄肉部12・12の端部12a
・12aが本体ケース1の上壁13の内面左右に係合固定さ
れ、駆動軸11が前記上壁13の中央開口部から上方へ突出
されている。前記内刃5は振動子8の駆動軸11の上端に
内刃ホルダ14をもって支持される。
前記モータ3の上端面3aから突設した軸受部15より上
方へ突出する回転軸16には偏心カム17が固着され、該偏
心カム17の上端面に突設した偏心ピン18が前記振動子本
体10の左右一側の下面に前後方向に設けたピン溝19に前
後方向に摺動自在に係合される。
従って、モータ3が回転し、この回転が偏心カム17お
よび偏心ピン18を介して振動子8に伝えられ、振動子8
が薄肉部12・12の弾性変形を介して左右方向に往復振動
して内刃5をそれと同一方向に往復動させる。
上記モータ3の本体ケース1に対する取りつけ構造に
ついて説明する。
予め、第1図に示すように本体ケース1の内部に、モ
ータ3を回転軸16が上向き姿勢となるように取りつける
ためのプラスチック製のモータ取付台20・21が上下に対
向状に設けられる。モータ取付台20・21はそれぞれ前後
二分割型に構成され、第3図に示すように前ケース1aの
内面から一体に突設した半円切欠部22a・23aを有する前
部モータ取付台20a・21aと、後ケース1bの内面から一体
に突設した半円切欠部22b・23bを有する後部モータ取付
台20b・21bとからなっている。そのうち、後部モータ取
付台20bの半円切欠部22bの内面一部から、カンチレバー
形状の上記モータ3の回転軸16と軸受33間のガタつき防
止体としての弾性体24を偏心方向に向けて一体に突設し
ている(第2図中、二点鎖線B参照)。
したがって、モータ3を取りつけるには、まず、後ケ
ース1b内の上下の後部モータ取付台20b・21b間にモータ
3を先組みするが、この場合、モータ3の上端面3aから
突設した軸受部15と、その下端面3bから突設した軸受部
25とを、後部モータ取付台20b・21bの半円切欠部22b・2
3bにそれぞれ嵌め込む。このとき、前述したように半円
切欠部22bに弾性体24を設けているので、モータ3の軸
受部15をその半円切欠部22bに嵌め込むと同時に、弾性
体24が第2図中、二点鎖線Bの自由状態から回転軸16の
押力を受けて実線状態Cで示すごとく撓み変形し、この
弾性体24が回転軸16の周面一部に圧接する状態が得られ
る。次いで、前ケース1aを後ケース1bに突き合わせて前
部モータ取付台20a・21aを後部モータ取付台20b・21bに
突き合わせ、前後ケース1a・1bをねじ2で一体的に結合
すると、本体ケース1内においてモータ3がモータ取付
台20・21間で定置固定されるとともに、弾性体24が回転
軸16の周面一部に圧接する状態が維持されることにな
る。
このように回転軸16の周面一部を弾性体24で常に一方
向から圧接することにより、回転軸16は軸受部15内に固
定された軸受33との間に相当なクリアランスがある場合
も回転軸16は軸受33の内周面一部に押圧されるためガタ
つきなく回転することになる。従って回転軸16のガタつ
き音の発生を防止できる。
また、弾性体24をモータ取付台20の切欠部22bに設け
ているので、モータ3を本体ケース1に取りつけるとき
モータ3の軸受部15を切欠部22bに嵌め込むと同時に、
回転軸16の周面一部が弾性体24で圧接される状態が得ら
れ、モータ3の取りつけ上においても有利である。
〔別実施例〕
第4図は本考案の別実施例を示している。この実施例
では弾性体24として捻りコイルばね26が用いられ、捻り
コイルばね26のコイル部26aをモータ取付台20b上に突設
したピン27に通し、コイル部26aの一端から延出する腕
部26bを同じ台20b上に突設したばね受28に係止し、コイ
ル部26aの他端から延出した腕部26cをモータ3の回転軸
16の周面一部に常に圧接したものである。電気かみそり
のその他の構成については上記実施例のものと同様であ
る。
第5図ないし第7図は本考案の更に別実施例を示して
いる。この実施例では、後ケース1bのモータ取付台22b
の半円切欠部22bに合致する形に形成したプラスチック
製の半円形リング29と、このリング29の一端から内方へ
向けて一体に突設した弾性体24とからなる回転軸押圧ピ
ース30を構成する。そして、この回転軸押圧ピース30は
モータ取付台20bの半円切欠部22bに嵌め込む。このさ
い、半円形リング29の両端から外向きに突設した係合爪
31・31を半円切欠部22bの内周の両端に設けた凹部32・3
2に嵌合することにより、回転軸押圧ピース30は半円切
欠部22b内に位置決め固定される。しかるのちは、第1
図ないし第3図に示す実施例の場合のモータ取りつけ要
領と同様に、モータ3を本体ケース1内に取りつける
と、第5図および第6図に示すようにその回転軸16の周
面一部に弾性体24が圧接する状態が得られる。その他の
構成については第1図ないし第3図に示す実施例の場合
と同様である。
第8図は本考案の更に又、別実施例を示している。こ
の実施例では、弾性体24を有する回転軸押圧ピース30を
本体ケース1とは別体に構成し、モータ3を本体ケース
1内に取りつけた後、該ピース30に設けた孔34・34をモ
ータ取付台20bに突設した溶着ピン35・35に嵌合するこ
とにより、回転軸16の周面一部に弾性体24が圧接するよ
うに回転軸押圧ピース30がモータ取付台20b上に位置決
め装着される。前記溶着ピン35の孔34から突出する先端
は熱で圧潰される。
なお、各実施例においてモータ取付台20・21は本体ケ
ース1とは別体に成形してこれを本体ケース1内に固定
したものであってもよい。
もっとも、電気かみそりとしては内刃往復動式のもの
以外に、内刃回転式のものにも同様に適用できることは
いうまでもない。
〔考案の効果〕
本考案の電気かみそりは、本体ケース1内のモータ取
付台20に一端を固着して設けた弾性体24の自由端を、モ
ータ3の回転軸16の周面一部を常に一方向のみから圧接
したものであるから、回転軸16がモータ3の軸受33内で
ガタつくのをよく抑えることができ、そのガタつき音の
発生を無くすることができて低騒音の電気かみそりを得
るに至った。
また、前記のように回転軸16の周面一部を圧接する弾
性体24は本体ケース1側に設けるため、モータ3に対し
ては特別な加工を加えなくて済み、既存のモータ3をそ
のまま使用できて経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る電気かみそりの一実
施例を示しており、第1図は一部切欠き状態で示す正面
図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図は
要部の分解斜視図である。 第4図は本考案の別実施例を第2図に相応して示す横断
平面図である。 第5図ないし第7図は本考案の更に別実施例を示してお
り、第5図は第2図に相応して示す横断平面図、第6図
は第5図におけるE−E線断面図、第7図は要部の分解
斜視図である。 第8図は本考案の更に又別実施例を示す要部の斜視図で
ある。 1……本体ケース、3……モータ、16……回転軸、20…
…モータ取付台、24……弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)内のモータ取付台(20)
    に、かみそり刃駆動用のモータ(3)が取り付けられて
    おり、 モータ(3)からは、軸受(33)を介して回転軸(16)
    を突出してあり、該回転軸(16)に偏心カム(17)が固
    着されており、 軸受(33)と偏心カム(17)との間におけるモータ
    (3)の回転軸(16)に対して、該回転軸(16)の周面
    一部に常に一方向のみから弾性的に圧接する回転軸(1
    6)と軸受(33)間のガタつき防止体としての弾性体(2
    4)を有し、 この弾性体(24)が、一端をモータ取付台(20)に固着
    し、他端の自由端を回転軸(16)に圧接させるようにモ
    ータ取付台(20)に設けられていることを特徴とする電
    気かみそり。
JP1988139631U 1988-10-26 1988-10-26 電気かみそり Expired - Lifetime JPH084943Y2 (ja)

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JP1988139631U JPH084943Y2 (ja) 1988-10-26 1988-10-26 電気かみそり

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JPH0259775U JPH0259775U (ja) 1990-05-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7404655A (nl) * 1974-04-05 1975-10-07 Philips Nv Droogscheerapparaat met heen en weer aandrijf- baar snijblok.

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JPH0259775U (ja) 1990-05-01

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