JPH0514337U - 屋根パネル支持構造 - Google Patents

屋根パネル支持構造

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JPH0514337U
JPH0514337U JP6281991U JP6281991U JPH0514337U JP H0514337 U JPH0514337 U JP H0514337U JP 6281991 U JP6281991 U JP 6281991U JP 6281991 U JP6281991 U JP 6281991U JP H0514337 U JPH0514337 U JP H0514337U
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JP
Japan
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roof panel
sides
fixed
roof
ridge
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Withdrawn
Application number
JP6281991U
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English (en)
Inventor
智和 西尾
Original Assignee
ナシヨナル住宅産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋根パネルの仮置きが安定してできる。一つ
の屋根パネル支持金具で4枚の屋根パネルを取付けるこ
とができる。 【構成】 棟梁4の上面部に両側が外方に向けて下り傾
斜した傾斜片17を有する屋根パネル支持金具15の中
央部を固着する。両側の傾斜片17をそれぞれ棟梁4の
両側より外方に突出させる。傾斜片17の上面の両側部
にそれぞれ隣合う屋根パネル10の棟側端部の角部を載
置してボルトのような固着具28により固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋根パネルを棟梁の上方において支持するための屋根パネル支持構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来にあっては、図9に示すように棟梁4の上のフランジ14の上に垂木40 の棟側端部を載置し、上のフランジ14に連結プレート41の切り溝部42をは め込み、連結部レート41の上部を釘43打ちにより垂木40に固着していた。 そして、垂木40の上に屋根下地材を施工して屋根を構成していた。また、屋根 パネルの場合も同様にして上記のような連結プレート41を用いて取付けていた 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来例にあっては、上のフランジ14に連結プレート41の 切り溝部42をはめ込むので連結強度が弱いという問題があり、更に、垂木や屋 根パネルを上のフランジ14の先端に線接触で載置するので、固定するまでの支 持が不安定であって仮り置きが不安定であり、また、一つの連結プレート41で 一つの垂木または屋根パネルしか取付けできないという問題があった。
【0004】 本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とす るところ、屋根パネルの仮置きが安定してでき、また、屋根パネルの勾配を設置 するのみで自然に出すことができ、更に、一つの屋根パネル支持金具で4枚の屋 根パネルの角部分を取付けることができる屋根パネル支持構造を提供するにある 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の屋根パネル支持構造は、棟梁4の上面部に両側が外方に向けて下り傾 斜した傾斜片17を有する屋根パネル支持金具15の中央部を固着して両側の傾 斜片17をそれぞれ棟梁4の両側より外方に突出させ、傾斜片17の上面の両側 部にそれぞれ隣合う屋根パネル10の棟側端部の角部を載置してボルトのような 固着具28により固着して成るものであって、このような構成を採用することで 、上記した従来例の問題点を解決して本考案の目的を達成したものである。
【0006】
【作用】
しかして、本考案においては、棟梁4の上面部に両側が外方に向けて下り傾斜 した傾斜片17を有する屋根パネル支持金具15の中央部を固着して両側の傾斜 片17をそれぞれ棟梁4の両側より外方に突出させ、この傾斜片17の上に屋根 パネル10の棟側端部の角部を載置することで、ボルトで本固定するまでの間、 傾斜した屋根パネル10を面接触の状態で安定して仮支持できるものであり、ま た、傾斜片17が傾斜しているので、屋根パネル10を載置するのみで屋根パネ ル10の勾配を出すことができるものである。そして傾斜片17の上面の両側部 にそれぞれ隣合う屋根パネル10の棟側端部の角部を載置してボルトのような固 着具28により固着することで、屋根パネル支持金具15の両側の傾斜片17に それぞれ2個づつの屋根パネル10の端部を支持できて、一つの屋根パネル支持 金具15により合計4つの屋根パネル10を支持できるようになったものであり 、この場合、屋根パネル10の棟側端部の角部を傾斜片17の上に載置すること で屋根パネル10の位置決めも同時にできるようになったものである。
【0007】
【実施例】
以下本考案を端付図面に示す実施例に基づいて詳述する。図2に示すように軒 桁1間に梁2が架設してある。軒桁1間の中央部には束3の下端部の固定片12 がボルト等の固着具28により固着してあって束3を立設してある。束3は図8 に示すように断面十字状をしている。ここで束3を断面十字状としたのは梁2の 上に束3を立設し、断面十字状をしている束3の上面に棟梁4を架設する際に束 3を平面視で90°回転した状態で立設しても同じ状態で棟梁4を支持できて棟 梁4の支持強度が同じになるものである。なお、図に示す実施例では断面L形鋼 材を2本溶接して断面十字状をしている束3を構成してある。図1に示すように 束3の上面部には正方形をした載置片13が設けてあり、この載置片13上に棟 梁4が載置されてボルトのような固着具28により固着してある。棟梁4は断面 H字状をしたH鋼により構成してあり、上のフランジ14上に屋根パネル支持金 具15がボルトなどの固着具28により固着してある。この屋根パネル支持金具 15は水平片16の両側に傾斜片17を連出して構成してある。両側に設けた傾 斜片17にはそれぞれ後述の屋根パネル10の棟側端部を載置されてボルトのよ うな固着具28により固着されるようになっており、実施例においては図6示す ように同じ勾配で隣合う屋根パネル10の端部がそれぞれ同一の傾斜片17の左 右部に載設するようになっている。ここで、屋根パネル支持金具15は棟梁4の 長手方向に一定の間隔を隔てて(屋根パネル10の横幅と同じ間隔を隔てて)複 数個設けてある。
【0008】 軒桁1の上には上面が傾斜面5となった図7(b)に示すような軒先受け金物 6が図4のように載置してあってボルトのような固着具28により固着してある 。軒先受け金物6は略コ字状をしたコ字状部18の上面である上横片が傾斜面5 となっている。コ字状部18には補強プレート19が固着してあって補強してあ る。
【0009】 上記束3と軒先受け金物6との間の梁2上には図7(a)に示すような母屋受 け金物8が図3のように載置してあってボルトのような固着具28により固着し てある。母屋受け金物8は略コ字状をしたコ字状部20の上面である上横片が傾 斜面7となっている。コ字状部20には補強プレート21が固着してあって補強 してある。母屋受け金物8の上面の傾斜面7には断面H字状のH型鋼よりなる母 屋9を載置してボルトのような固着具28により固着してある。ここで、母屋受 け金具8の上面が傾斜面7となっているのでこの傾斜面7に載設する母屋9の上 面となる上のフランジも傾斜して傾斜面11となっている。
【0010】 屋根パネル10は外周枠22の上面に面板23を張設して構成してある。外周 枠22は断面コ字状の金属製の横枠24と断面コ字状の縦枠25とを枠組みして 構成してあり、この場合、図5に示すように断面コ字状の縦枠25の端部を絞っ てあってこの絞り部26を横枠24の端部内にはめ込んで溶接などで固着してあ り、このことにより横枠24のフランジ片24aと縦枠25のフランジ片25a とが面一となるようにしてある。
【0011】 しかして、屋根パネル10を取付けるに当たっては、屋根パネル10を棟梁4 の上面部に設けた屋根パネル支持金具15の傾斜片17、母屋9の上面の傾斜面 11、軒先受け金物6の上面の傾斜面5に載設し、屋根パネル10の外周枠22 にボルトのような固着具28により固着するものである。この場合、傾斜片17 の傾斜角度、軒先受け金物6の上面の傾斜面5及び母屋受け金物8の傾斜面7の 傾斜角度の異なるものを選択することで任意の屋根勾配の小屋組みができて、任 意の屋根勾配に屋根パネル10を施工できるものである。そして、実施例におい ては1寸勾配の屋根となるように施工してあり、このような緩勾配の屋根であっ ても、簡単に構成できるものである。
【0012】 ところで、屋根パネル10を屋根パネル支持金具15にボルトのような固着具 28により固着するには屋根パネル10の外周枠22の横枠24の端部と縦枠2 5の端部とが嵌まりあって溶接等で固着してある部分を避けて縦枠25の絞り部 26以外の部分においてボルトのような固着具28により固着してある。このた め、屋根パネル支持金具15の傾斜片17の長さを長くして傾斜片17を縦枠2 5の絞り部26以外の部分においてボルトのような固着具28により固着できる ようにしておくものである。そして、このように絞り部26部分でボルトのよう な固着具28による固着をする必要がないので、固着具28を挿入するための孔 あけ加工が正確にでき、ナット等を正確に溶接することができるものである。ま た、図6に示すように、屋根パネル支持金具15の両側に設けた傾斜片17には それぞて上面の両側部に同じ勾配で隣合う屋根パネル10の棟側端部の角部を載 置してボルトのような固着具28により固着するものであり、一つの屋根パネル 支持金具15により合計4つの屋根パネル10を支持するものである。この場合 、屋根パネル10の棟側端部の角部を傾斜片17の上に載置することで屋根パネ ル10の横幅方向の位置決めも同時にでき、また、屋根パネル10を傾斜片17 に面状態で接触させて載置することで、固着具28で固着するまでの間安定した 仮支持ができると共に屋根勾配を載置するだけで正確に出すことができるもので ある。そして、図6に示すように、屋根パネル10の角部を2本のボルトのよう な固着具28により固定することで、屋根パネル10の上記角部を先に2本のボ ルトのような固着具28で固着した後、他の部分を固着するようにした場合、屋 根パネル10が屋根パネル支持金具15への取付け部分を中心にして回動するこ とがなく、正確な位置を保つことができるものである。
【0013】 また、軒先受け金物6には上記のように屋根パネル10の軒先部分を載設して 固着するだけでなく、上部壁パネル29をボルトのような固着具28により固着 してあり、軒先受け金物6が屋根パネル10と上部壁パネル29との両方を支持 する役目を兼用している。
【0014】
【考案の効果】
本考案にあっては、上述のように、棟梁の上面部に両側が外方に向けて下り傾 斜した傾斜片を有する屋根パネル支持金具の中央部を固着して両側の傾斜片をそ れぞれ棟梁の両側より外方に突出させ、傾斜片の上面の両側部にそれぞれ隣合う 屋根パネルの棟側端部の角部を載置してボルトのような固着具により固着してあ るので、傾斜片に対して屋根パネルが面状態で当接して支持されることになり、 この結果、屋根パネルをボルトで本固定するまでの間、傾斜した屋根パネルを面 接触の状態で安定して仮支持できるものであり、また、傾斜片が傾斜しているの で、屋根パネルを載置するのみで屋根パネルの勾配を出すことができるものであ り、更に、傾斜片の上面の両側部にそれぞれ隣合う屋根パネルの棟側端部の角部 を載置してボルトのような固着具により固着するので、屋根パネル支持金具の両 側の傾斜片にそれぞれ2個づつの屋根パネルの端部を支持できて、一つの屋根パ ネル支持金具により合計4つの屋根パネルを支持できて、部材点数が減少し、施 工性も向上するものであり、また、屋根パネルの棟側端部の角部を傾斜片の上に 載置することで屋根パネルの横幅方向の位置決めも同時にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の拡大断面図である。
【図2】同上の概略全体図である。
【図3】同上の母屋による屋根パネルの支持部分を示す
拡大断面図である。
【図4】同上の軒先受け金物による屋根パネルの支持部
分を示す拡大断面図である。
【図5】同上の屋根パネルの外周枠の部分斜視図であ
る。
【図6】同上の屋根パネル支持金具の傾斜片部分におけ
る屋根パネルの連結状態を示す概略平面図である。
【図7】(a)は母屋受け金物の斜視図であり、(b)
は軒先受け金物の斜視図である。
【図8】同上の束の断面図である。
【図9】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
4 棟梁 10 屋根パネル 15 屋根パネル支持金具 17 傾斜片 8 母屋受け金物 28 固着具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棟梁の上面部に両側が外方に向けて下り
    傾斜した傾斜片を有する屋根パネル支持金具の中央部を
    固着して両側の傾斜片をそれぞれ棟梁の両側より外方に
    突出させ、傾斜片の上面の両側部にそれぞれ隣合う屋根
    パネルの棟側端部の角部を載置してボルトのような固着
    具により固着して成る屋根パネル支持構造。
JP6281991U 1991-08-08 1991-08-08 屋根パネル支持構造 Withdrawn JPH0514337U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371663A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Nippon Steel Corp 屋根の構造および構築方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002371663A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Nippon Steel Corp 屋根の構造および構築方法
JP4490600B2 (ja) * 2001-06-14 2010-06-30 新日本製鐵株式会社 屋根の構造

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