JPH05143132A - Nc工作機械の安全装置 - Google Patents

Nc工作機械の安全装置

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JPH05143132A
JPH05143132A JP30332191A JP30332191A JPH05143132A JP H05143132 A JPH05143132 A JP H05143132A JP 30332191 A JP30332191 A JP 30332191A JP 30332191 A JP30332191 A JP 30332191A JP H05143132 A JPH05143132 A JP H05143132A
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紀章 安生
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具交換、材料交換等に際しての手動モード
時に、作業者の意に反してタレットディスク、ワークテ
ーブル、ワークキャレッジ等が運動することを確実に阻
止し、NC工作機械の作業安全性を改善する。 【構成】 被加工物、工具の各種位置制御を行う各軸サ
ーボモータ19、41、45を有し、その各サーボモー
タが数値制御装置27よりの指令信号により作動するよ
う構成されたNC工作機械の安全装置に於いて、各サー
ボモータの駆動線の途中に39、43、47にリレース
イッチ49、51、53の接点を設け、材料交換スイッ
チ55あるいは工具交換スイッチ57の状態反転により
前記リレースイッチを開成させテーブル移動補助スイッ
チ59あるいはタレット回転補助スイッチ61の状態反
転と各サーボ手動スイッチの状態反転とが重合している
期間のみ前記リレースイッチを閉成させるリレー回路5
4を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NCタレットパンチプ
レス、NCマシニングセンタ、その他各種NC工作機械
の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】NCタレットパンチプレス、NCマシニ
ングセンタ等のNC工作機械に於いては、金型、工具を
保持するタレットディスク、被加工物(材料)を保持す
るワークテーブル、ワークキャレッジ等は、サーボモー
タによるサーボ機構により駆動され、サーボ機構が数値
制御装置よりの指令信号に基づいて作動されることによ
り、位置決め制御されるようになっている。
【0003】上述の如きNC工作機械に於いては、タレ
ットディスクの金型、工具の交換等に際しては、手動モ
ードの設定により、NCプログラムによる自動運転が停
止され、作業者による押しボタン式の手動スイッチの操
作により、タレットディスク駆動用のサーボモータ、即
ちT軸サーボモータが手動運転され、タレットディスク
が作業者の意志により自由に回転駆動される得るように
なっており、また材料の交換、クランプ位置変更等に際
しても、手動モードの設定により、NCプログラムによ
る自動運転が停止され、作業者による押しボタン式の手
動スイッチの操作により、ワークテーブル、ワークキャ
レッジ駆動用のサーボモータ、例えばX軸サーボモー
タ、Y軸サーボモータが各々手動運転され、ワークテー
ブル、ワークキャレッジが作業者の意志により自由にX
軸方向、Y軸方向へ駆動される得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き手動モード
を有するNC工作機械に於いては、工具交換、材料交換
等に際しての手動モード時に、工場ノイズ等により数値
制御装置が誤動作し、これが暴走状態になったり、ミス
タッチ等により作業者の意に反して手動スイッチが操作
されると、タレットディスク、ワークテーブル、ワーク
キャレッジが作業者の意に反して運動し、危険な状態に
なる虞れがある。
【0005】本発明は、従来のNC工作機械に於ける上
述の如き問題点に着目してなされたものであり、工具交
換、材料交換等に際しての手動モード時に、作業者の意
に反してタレットディスク、ワークテーブル、ワークキ
ャレッジ等が運動することを確実に阻止し、NC工作機
械の作業安全性を改善する安全装置を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、被加工物、工具の各種位置制御を行うサー
ボ機構を有し、前記サーボ機構が数値制御装置よりの指
令信号により作動するよう構成されたNC工作機械の安
全装置に於いて、前記サーボ機構の駆動線の途中に設け
られ開成により当該駆動線を遮断するリレースイッチ
と、サーボ強制停止スイッチと、手動モードスイッチ
と、サーボ手動スイッチと、前記サーボ強制停止スイッ
チの状態反転により前記リレースイッチを開成させ前記
手動モードスイッチの状態反転と前記サーボ手動スイッ
チの状態反転とが重合している期間のみ前記リレースイ
ッチを閉成させるリレー回路と、を備えていることを特
徴とするNC工作機械の安全装置によって達成される。
【0007】
【作用】上述の如き構成によれば、工具交換、材料交換
等に際して、サーボ強制停止スイッチの状態が反転され
ることにより前記リレースイッチが開成し、これにより
駆動線が遮断され、数値制御装置よりの指令信号の如何
に拘らずサーボ機構が駆動され得なくなる。この状態下
に於いては、手動モードスイッチの状態反転と前記サー
ボ手動スイッチの状態反転とが重合している期間のみ前
記リレースイッチが閉成し、前記駆動線の遮断が解除さ
れ、サーボ機構が駆動され得る状態になる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】図2、図3は本発明によるNC工作機械の
安全装置が適用されるNCタレットパンチプレスの一例
を示している。これらの図に於て、符号1はタレットパ
ンチプレスを全体的に示している。タレットパンチプレ
ス1の上部フレーム1aには上部タレット支持軸3によ
り上部タレットディスク5が、下部フレーム1bには下
部タレット支持軸7により下部タレットディスク9が各
々自身の中心軸線周り回転可能に取付けられている。
【0010】下部フレーム1bには図2にて左右方向
(Y軸方向)に水平に移動可能なサイドテーブル11が
設けられている。サイドテーブル11は、図1の紙面を
直角に貫通する方向、即ち図3にて上下方向(X軸方
向)に延在するキャレッジベース13と固定連結されて
おり、キャレッジベース13にはキャレッジ15がX軸
方向に移動可能に取付けられている。
【0011】キャレッジ15にはワーククランプ17が
取付けられており、ワーククランプ17は被加工板材を
着脱可能に把持するようになっている。
【0012】上部タレットディスク5と下部タレットデ
ィスク9は、T軸サーボモータ19(図1参照)により
互いに同期して割り出し回転駆動されるようになってお
り、その割り出し数に応じた複数個の各金型保持ステー
ションにてパンチプレス用金型としてのパンチ21とダ
イ23とを保持している。上部タレットディスク5のパ
ンチ21はパンチ作用位置P(図3参照)にてストライ
カ25により打圧され、対向位置にあるダイ23と共動
してパンチングを行うようになっている。上部タレット
ディスク5と下部タレットディスク9の各金型保持ステ
ーションに於けるパンチ21、ダイ23は各々交換可能
になっており、この交換作業は作業者により図3に示さ
れている金型交換位置Cにて行われるようになってい
る。
【0013】タレットパンチプレス1には、これのタレ
ット割り出し回転駆動、ワーク位置決め駆動について自
動制御を行うNC装置27が接続されている。NC装置
27は、周知のコンピュータ式のものであり、図1に示
されている如く、CNC29と、PMC(プログラマブ
ル マシン コントローラ)31と、各軸のサーボ増幅
器33、35、37とを有している。
【0014】サーボ増幅器33は駆動線39によりキャ
レッジベース13をX軸方向に駆動するためのX軸サー
ボモータ41と接続され、サーボ増幅器35は駆動線4
3によりサイドテーブル11をY軸方向に駆動するため
のY軸サーボモータ45と接続され、サーボ増幅器37
は駆動線47によりT軸サーボモータ19と接続されて
いる。
【0015】駆動線39、43、47の各々の途中には
電磁式のリレースイッチ(電磁継電器)よりなるX軸安
全リレー49、Y軸安全リレー51、T軸安全リレー5
3のメーク接点49m、51m、53mが設けられてお
り、メーク接点49m、51m、53mは駆動線39、
43、47を各々個別に遮断するようになっている。
【0016】X軸安全リレー49、Y軸安全リレー5
1、T軸安全リレー53の各電磁コイルに対する通電の
制御はリレー回路54により行われるようになってい
る。リレー回路54には、サーボ強制停止スイッチとし
て手動操作の材料交換スイッチ55および工具交換スイ
ッチ57と、手動モードスイッチとして手動操作のテー
ブル移動補助スイッチ59およびタレット回転補助スイ
ッチ61と、サーボ手動スイッチとして手動操作のプラ
スX軸方向移動スイッチ63、マイナスX軸方向移動ス
イッチ65、プラスY軸方向移動スイッチ67、マイナ
スY軸方向移動スイッチ69、タレット右回転スイッチ
71、タレット左回転スイッチ73とが各々接続されて
いる。
【0017】リレー回路54は、材料交換スイッチ55
あるいは工具交換スイッチ57の何れもがオフ状態であ
る時には、X軸安全リレー49、Y軸安全リレー51、
T軸安全リレー53の各電磁コイルに対して通電を行
い、材料交換スイッチ55あるいは工具交換スイッチ5
7の少なくとも何れか一方がオン操作されて材料交換ス
イッチ55あるいは工具交換スイッチ57の状態が反転
することにより、X軸安全リレー49、Y軸安全リレー
51、T軸安全リレー53の電磁コイルに対する通電を
停止し、この通電停止下に於いては、プラスX軸方向移
動スイッチ63、マイナスX軸方向移動スイッチ65、
プラスY軸方向移動スイッチ67、マイナスY軸方向移
動スイッチ69の何れか一つとテーブル移動補助スイッ
チ59とが共にオン操作されている期間のみX軸安全リ
レー49あるいはY軸安全リレー51に対して通電する
と共に移動要求信号をPMC31を介してCNC29へ
送信し、タレット右回転スイッチ71とタレット左回転
スイッチ73の何れかとタレット回転補助スイッチ61
とが共にオン操作されている期間のみT軸安全リレー5
3に対して通電すると共に回転要求信号をPMC31を
介してCNC29へ送信するようになっている。
【0018】ここで、リレー回路54は、より厳密に
は、材料交換スイッチ55がオン操作された状態下にて
プラスX軸方向移動スイッチ63あるいはマイナスX軸
方向移動スイッチ65とテーブル移動補助スイッチ59
とが共にオン操作されれば、その期間のみX軸安全リレ
ー49の電磁コイルに対してのみ通電を行うと共にX軸
方向の移動要求があることをPMC31を介してCNC
29へ送信し、これに対し材料交換スイッチ55がオン
操作された状態下にてプラスY軸方向移動スイッチ67
あるいはマイナスY軸方向移動スイッチ69とテーブル
移動補助スイッチ59とが共にオン操作されれば、その
期間のみY軸安全リレー51の電磁コイルに対してのみ
通電を行う共にY軸方向の移動要求があることをPMC
31を介してCNC29へ送信するするようになってい
る。
【0019】またリレー回路54は、より厳密には、工
具交換スイッチ57がオン操作された状態下にてタレッ
ト右回転スイッチ71あるいはタレット左回転スイッチ
73とタレット回転補助スイッチ61とが共にオン操作
されれば、その期間のみT軸安全リレー53の電磁コイ
にに対してのみ通電すると共に回転要求信号をPMC3
1を介してCNC29へ送信するようになっている。
【0020】この場合、テーブル移動補助スイッチ59
と、プラスX軸方向移動スイッチ63、マイナスX軸方
向移動スイッチ65、プラスY軸方向移動スイッチ6
7、マイナスY軸方向移動スイッチ69とは、両手によ
る操作によってのみ同時操作される得るよう、相互の配
置位置が設定され、またタレット回転補助スイッチ61
とタレット右回転スイッチ71とタレット左回転スイッ
チ73とは、両手による操作によってのみ同時操作され
る得るよう、相互の配置位置が設定されている。
【0021】次に図4に示されたタイムチャートを参照
して上述の如き構成よりなる安全装置付きのNCタレッ
トパンチプレスの動作について説明する。
【0022】材料交換に際して、作業者により材料交換
スイッチ55がオン操作されると、リレー回路54によ
り、X軸安全リレー49、Y軸安全リレー51、T軸安
全リレー53の各電磁コイルに対する通電が停止され、
これによりメーク接点49m、51m、53mの各々開
成し、駆動線39、43、47の各々が遮断される。こ
れによりX軸サーボモータ41、Y軸サーボモータ4
5、T軸サーボモータ19が各々サーボ増幅器33、3
5、37より切り離され、即ち動力系の切り離しが行わ
れ、X軸サーボモータ41、Y軸サーボモータ45、T
軸サーボモータ19はNC装置27が出力する指令信号
の如何に拘らず駆動され得ない状態になる。
【0023】これによりNC装置27の故障、ノイズ等
によりNC装置27が誤動作してもX軸サーボモータ4
1、Y軸サーボモータ45、T軸サーボモータ19は誤
動作することはない。従って、この状態下には作業者
は、突然、キャレッジベース13がX軸方向に移動した
り、サイドテーブル11がY軸方向に移動する虞れがな
い安全な状態にて材料交換作業を行えるようになる。
【0024】上述の如き駆動線遮断状態下にて、例えば
キャレッジベース13をプラスX軸方向に手動により移
動させる場合は、テーブル移動補助スイッチ59とプラ
スX軸方向移動スイッチ63とを作業者による両手操作
により共にオンさせる。これによりX軸安全リレー49
の電磁コイルに対してのみ通電が行われ、これのメーク
接点49mが閉成し、駆動線39の遮断が解除され、X
軸サーボモータ41がサーボ増幅器33との接続関係に
戻る。
【0025】そしてプラスX軸方向の移動要求があるこ
とがPMC31を介してCNC29へ送信される。CN
C29はこれに応答してプラスX軸方向のNC移動指令
信号をサーボ増幅器33へ出力する。これによりサーボ
増幅器33が駆動線39を介してX軸サーボモータ41
へ駆動信号を出力し、X軸サーボモータ41がプラスX
軸方向に駆動され、キャレッジベース13がプラスX軸
方向へ移動するようになる。
【0026】プラスX軸方向移動スイッチ63がオフ状
態になると、X軸サーボモータ41のプラスX軸方向の
駆動が停止される。そしてテーブル移動補助スイッチ5
9もオフ状態に戻ると、X軸安全リレー49の電磁コイ
ルに対する通電が停止され、これのメーク接点49mが
開成し、駆動線39が遮断され、X軸サーボモータ41
が再びサーボ増幅器33より切り離される。
【0027】このX軸サーボモータ41、Y軸サーボモ
ータ45、T軸サーボモータ19のサーボ増幅器33、
35、37よりの切り離しは、材料交換作業完了後に材
料交換スイッチ55がオフ状態に戻されることにより解
除される。即ち、材料交換スイッチ55がオフ状態に戻
されることにより、X軸安全リレー49、Y軸安全リレ
ー51、T軸安全リレー53の各電磁コイルに対する通
電が再開され、これによりメーク接点49m、51m、
53mの各々閉成する。
【0028】また工具交換に際して、作業者により工具
交換スイッチ57がオン操作されると、リレー回路54
により、X軸安全リレー49、Y軸安全リレー51、T
軸安全リレー53の各電磁コイルに対する通電が停止さ
れ、これによりメーク接点49m、51m、53mの各
々開成し、駆動線39、43、47の各々が遮断され
る。これによりこの場合も、X軸サーボモータ41、Y
軸サーボモータ45、T軸サーボモータ19が各々サー
ボ増幅器33、35、37より切り離され、X軸サーボ
モータ41、Y軸サーボモータ45、T軸サーボモータ
19はNC装置27が出力する指令信号の如何に拘らず
駆動され得ない状態になる。
【0029】これによりNC装置27の故障、ノイズ等
によりNC装置27が誤動作してもX軸サーボモータ4
1、Y軸サーボモータ45、T軸サーボモータ19は誤
動作することはない。従って、この状態下には作業者
は、突然、キャレッジベース13がX軸方向に移動した
り、サイドテーブル11がY軸方向に移動したり、上部
タレットディスク5、下部タレットディスク9が回転す
る虞れがない安全な状態にて上部タレットディスク5、
下部タレットディスク9に対しての工具交換作業を行え
るようになる。
【0030】上述の如き駆動線遮断状態下にて、例えば
上部タレットディスク5、下部タレットディスク9を右
方向に手動回転させる場合は、タレット回転補助スイッ
チ61とタレット右回転スイッチ71とを作業者による
両手操作により共にオンさせる。これによりT軸安全リ
レー53の電磁コイルに対してのみ通電が行われ、これ
のメーク接点53mが閉成し、駆動線47の遮断が解除
され、T軸サーボモータ49がサーボ増幅器37との接
続関係に戻る。
【0031】そしてタレット右回転要求があることがP
MC31を介してCNC29へ送信される。CNC29
はこれに応答してタレット右回転のNC回転指令信号を
サーボ増幅器37へ出力する。これによりサーボ増幅器
37が駆動線47を介してT軸サーボモータ49へ駆動
信号を出力し、T軸サーボモータ49がタレット右回転
方向に駆動され、上部タレットディスク5、下部タレッ
トディスク9が右回転するようになる。
【0032】タレット右回転スイッチ71がオフ状態に
なると、T軸サーボモータ49の右回転方向の駆動が停
止される。そしてタレット回転補助スイッチ61もオフ
状態に戻ると、T軸安全リレー53の電磁コイルに対す
る通電が停止され、これのメーク接点49mが開成し、
駆動線39が遮断され、T軸サーボモータ49が再びサ
ーボ増幅器37より切り離される。
【0033】このX軸サーボモータ41、Y軸サーボモ
ータ45、T軸サーボモータ19のサーボ増幅器33、
35、37よりの切り離しは、工具交換作業完了後に工
具交換スイッチ57がオフ状態に戻されることにより解
除される。即ち、工具交換スイッチ57がオフ状態に戻
されることにより、X軸安全リレー49、Y軸安全リレ
ー51、T軸安全リレー53の各電磁コイルに対する通
電が再開され、これによりメーク接点49m、51m、
53mの各々閉成する。
【0034】サーボ強制停止スイッチとしての材料交換
スイッチ55および工具交換スイッチ57は、図3にて
符号75、77により示されている如く、材料交換作業
領域、工具交換作業領域に敷設されたスイッチマットに
より構成されてもよい。
【0035】この場合は、作業者が材料交換作業領域あ
るいは工具交換作業領域に立ち入り、スイッチマット7
5あるいは77が踏まれることにより、特別な手操作を
必要とすることなくパッシブに各安全リレーが動作され
るようになり、安全性がより一層改善される。
【0036】尚、本発明によるNC工作機械の安全装置
はNCタレットパンチプレス以外の各種NC工作機械に
も上述の実施例に同様に適用されるものである。
【0037】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
によるNC工作機械の安全装置によれば、工具交換、材
料交換等に際して、材料交換スイッチ、工具交換スイッ
チ等によるサーボ強制停止スイッチの状態が反転される
ことにより、安全リレーが開成し、これによりサーボ機
構の駆動線が遮断され、数値制御装置よりの指令信号の
如何に拘らずサーボ機構が駆動され得なくなり、この状
態下に於いては、テーブル移動補助スイッチ、タレット
回転補助スイッチの如き手動モードスイッチの状態反転
と、プラスX軸方向移動スイッチ、マイナスX軸方向移
動スイッチ、プラスY軸方向移動スイッチ、マイナスY
軸方向移動スイッチ、タレット右回転スイッチ、タレッ
ト左回転スイッチの如きサーボ手動スイッチの状態反転
とが重合している期間のみ安全リレーが閉成し、前記駆
動線の遮断が解除され、サーボ機構が駆動され得る状態
になるから、工具交換、材料交換等に際しての手動モー
ド時に、作業者の意に反してタレットディスク、ワーク
テーブル、ワークキャレッジ等がNC装置の誤動作に起
因して運動することが確実に阻止され、NC工作機械の
作業安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるNC工作機械の安全装置の一実施
例を示すブロック線図である。
【図2】本発明によるNC工作機械の安全装置が適用さ
れるNCタレットパンチプレスの一例を示す正面図であ
る。
【図3】本発明によるNC工作機械の安全装置が適用さ
れるNCタレットパンチプレスの一例を示す平面図であ
る。
【図4】本発明によるNC工作機械の安全装置の動作例
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 5 上部タレットディスク 9 下部タレットディスク 11 サイドテーブル 13 キャレッジベース 15 キャレッジ 17 ワーククランプ 19 T軸サーボモータ 25 ストライカ 27 NC装置 29 CNC 31 PMC 41 X軸サーボモータ 45 Y軸サーボモータ 49 X軸安全リレー 51 Y軸安全リレー 53 T軸安全リレー 54 リレー回路 55 材料交換スイッチ 57 工具交換スイッチ 59 テーブル移動補助スイッチ 61 タレット回転補助スイッチ 63 プラスX軸方向移動スイッチ 65 マイナスX軸方向移動スイッチ 67 プラスY軸方向移動スイッチ 69 マイナスY軸方向移動スイッチ 71 タレット右回転スイッチ 73 タレット左回転スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物、工具の各種位置制御を行うサ
    ーボ機構を有し、前記サーボ機構が数値制御装置よりの
    指令信号により作動するよう構成されたNC工作機械の
    安全装置に於いて、 前記サーボ機構の駆動線の途中に設けられ、開成により
    当該駆動線を遮断するリレースイッチと、サーボ強制停
    止スイッチと、手動モードスイッチと、サーボ手動スイ
    ッチと、 前記サーボ強制停止スイッチの状態反転により前記リレ
    ースイッチを開成させ、前記手動モードスイッチの状態
    反転と前記サーボ手動スイッチの状態反転とが重合して
    いる期間のみ前記リレースイッチを閉成させるリレー回
    路と、を備えていることを特徴とするNC工作機械の安
    全装置。
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JP3174111B2 (ja) 2001-06-11

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