JPH05141511A - 車両用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の油圧制御装置

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JPH05141511A
JPH05141511A JP3329467A JP32946791A JPH05141511A JP H05141511 A JPH05141511 A JP H05141511A JP 3329467 A JP3329467 A JP 3329467A JP 32946791 A JP32946791 A JP 32946791A JP H05141511 A JPH05141511 A JP H05141511A
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JP
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pressure
valve
gear
hydraulic
speed
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JP3329467A
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English (en)
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Yuji Kashiwabara
裕司 柏原
Shinya Nakamura
信也 中村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/065Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H2059/082Range selector apparatus with different modes
    • F16H2059/087Winter mode, e.g. to start on snow or slippery surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧式摩擦係合装置の摩擦材の枚数を増加さ
せることなく、高速側のギヤ段での発進時における油圧
式摩擦係合装置のトルク容量が得られる車両用自動変速
機の油圧制御装置を提供する。 【構成】 ハイギヤ発進モードが選択された場合には、
油路156を介してハイギヤ発進モード油圧Phsがカッ
トバック弁66の油室154に供給され、カットバック
弁66が第1位置に位置させられる。したがって、第1
位置に位置させられたカットバック弁66からカットバ
ック圧Pcbが第1調圧弁62のカットバック油室134
に作用されることにより、第1調圧弁62により調圧さ
れるライン圧が所定圧だけ高められるので、ハイギヤ発
進モードが選択されることにより第1速ギヤ段よりも高
速側の第2速ギヤ段で発進する場合においても各油圧式
摩擦係合装置のトルク容量が充分に得られるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速機の油
圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧式摩擦係合装置の作動油圧としての
ライン圧を調圧する調圧弁と、第1速ギヤ段が成立され
ている場合にはその調圧弁により調圧されるライン圧を
所定圧だけ高くする側の第1位置に位置させられ、第1
ギヤ段よりも高速側のギヤ段が成立させられている場合
には通常のライン圧とする第2位置とに位置させられる
カットバック弁とを備えた車両用自動変速機の油圧制御
装置が知られている。たとえば、本出願人が昭和57年
に発行した「オートマティックトランスミッションA4
0、A40D型修理書や、昭和60年に発行した「トヨ
タコロナ新型車解説書」に記載された油圧制御装置がそ
れである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な自動変速機の油圧制御装置では、雪路や凍結路などの
ような低摩擦路の発進時における駆動輪のスリップを緩
和するために第1速ギヤ段よりも高速側のギヤ段、たと
えば第2速ギヤ段で発進できるようにすることが望まれ
ている。しかしながら、そのようにすると、第2速ギヤ
段での発進時において調圧弁により調圧されるライン圧
が通常の値に調圧され、発進時における駆動力に適した
ように所定圧だけ高められないため、前記油圧式摩擦係
合装置のトルク容量が不足するという不都合があった。
【0004】これに対し、油圧式摩擦係合装置の摩擦材
の枚数を増加させてトルク容量を大きくすることが考え
られるが、変速機が大型となる欠点があった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、油圧式摩擦係合
装置の摩擦材の枚数を増加させることなく、高速側のギ
ヤ段での発進時における油圧式摩擦係合装置のトルク容
量が得られる車両用自動変速機の油圧制御装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、油圧式摩擦係合装置
の作動油圧としてのライン油圧を調圧する調圧弁と、第
1速ギヤ段が成立されている場合にはその調圧弁により
調圧されるライン圧を所定圧だけ高くする側の第1位置
に位置させられ、第1ギヤ段よりも高速側のギヤ段が成
立させられている場合には通常のライン圧とする第2位
置とに位置させられるカットバック弁とを、備えた車両
用自動変速機の油圧制御装置において、(a) 前記第1速
ギヤ段よりも高速側のギヤ段で車両を発進させるハイギ
ヤ発進モードを選択するためのハイギヤ発進モード選択
手段と、(b) そのハイギヤ発進モード選択手段の選択操
作により車両の発進時に成立させられる前記高速側のギ
ヤ段を成立させることに関連して発生する油圧を、前記
カットバック弁に供給してそのカットバック弁を前記第
1位置に位置させる油圧供給手段とを設け、その高速側
のギヤ段の成立状態でも前記ライン圧を所定圧だけ高く
するようにしたことにある。
【0007】
【作用】このようにすれば、ハイギヤ発進モード選択手
段の選択操作によりハイギヤ発進モードが選択された場
合には、油圧供給手段により、車両の発進時に成立させ
られる前記高速側のギヤ段を成立させることに関連して
発生する油圧がカットバック弁に供給され、カットバッ
ク弁が第1位置に位置させられる。
【0008】
【発明の効果】したがって、カットバック弁が第1位置
に位置させられることにより調圧弁により調圧されるラ
イン圧が所定圧だけ高められるので、ハイギヤ発進モー
ドが選択されて第1速ギヤ段よりも高速側のギヤ段で発
進する場合においても油圧式摩擦係合装置のトルク容量
が充分に得られるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例が適用された
車両用動力伝達装置の骨子図である。図において、エン
ジン10の動力はロックアップクラッチ付トルクコンバ
ータ12、3組の遊星歯車ユニットなどから構成された
有段式自動変速機14、および図示しない差動歯車装置
などを経て駆動輪へ伝達されるようになっている。
【0010】上記トルクコンバータ12は、エンジン1
0のクランク軸16と連結されているポンプ翼車18
と、上記自動変速機14の入力軸20に固定され、ポン
プ翼車18からのオイルを受けて回転させられるタービ
ン翼車22と、一方向クラッチ24を介して非回転部材
であるハウジング26に固定されたステータ翼車28
と、ダンパ30を介して上記入力軸20に連結されたロ
ックアップクラッチ32とを備えている。トルクコンバ
ータ12内の係合側油室35よりも解放側油室33内の
油圧が高められると、ロックアップクラッチ32が非係
合状態とされるので、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される。しか
し、解放側油室33よりも係合側油室35内の油圧が高
められると、ロックアップクラッチ32が係合状態とさ
れるので、トルクコンバータ12の入出力部材、すなわ
ちクランク軸16および入力軸20が直結状態とされ
る。
【0011】自動変速機14は、同軸上に配設された3
組のシングルピニオン型遊星歯車装置34,36,38
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置38のリングギヤ
とともに回転する出力歯車39と前記差動歯車装置との
間で動力を伝達するカウンタ軸(出力軸)40とを備え
ている。それら遊星歯車装置34,36,38の構成要
素の一部は互いに一体的に連結されるだけでなく、3つ
のクラッチC0 ,C1 ,C2 によって互いに選択的に連
結されている。また、上記遊星歯車装置34,36,3
8の構成要素の一部は、4つのブレーキB0 ,B1 ,B
2 ,B3 によってハウジング26に選択的に連結される
とともに、さらに、構成要素の一部は3つの一方向クラ
ッチF0 ,F1 ,F2 によってその回転方向により相互
に若しくはハウジング26と係合させられるようになっ
ている。
【0012】上記クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキ
0 ,B1 ,B2 ,B3 は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成され、それぞれ油圧アクチュエ
ータによって作動させられるようになっており、電子制
御装置42によりそれ等の油圧式摩擦係合装置の作動が
それぞれ制御されることにより、図2に示されているよ
うに変速比I(=入力軸20の回転速度/カウンタ軸4
0の回転速度)がそれぞれ異なる前進4段・後進1段の
変速段が得られる。かかる図2において、「1st」,
「2nd」,「3rd」,「O/D(オーバドライブ)」は、そ
れぞれ前進側の第1速ギヤ段,第2速ギヤ段,第3速ギ
ヤ段,第4速ギヤ段を表しており、上記変速比は第1変
ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従って順次小さくな
る。なお、上記トルクコンバータ12および自動変速機
14は、軸線に対して対称的に構成されているため、第
1図においては入力軸20の回転軸線の下側およびカウ
ンタ軸40の回転軸線の上側を省略して示してある。な
お、上記電子制御装置42は、CPU、ROM、RA
M、図示しないインターフェースなどから成る所謂マイ
クロコンピュータであって、スロットル弁開度θth、エ
ンジン回転速度Ne (ポンプ翼車回転速度NP )、入力
軸回転速度Nin(タービン翼車回転速度NT )、出力軸
回転速度Nout 、シフトレバー58の操作位置Ps に基
づいて、上記の変速ギヤ段を自動的に切り換える変速制
御の他、変速ショックを緩和するアキュムレータ背圧制
御、ロックアップクラッチ32の係合状態を切り換える
ロックアップクラッチ係合制御、ロックアップクラッチ
32のスリップ制御などを実行する。
【0013】また、図1に示すように、車両には、変速
線図を選択するためのエコノミー走行スイッチ59a、
パワー走行スイッチ59b、マニュアル走行スイッチ5
9cを備えたパターンセレクト操作装置59が設けられ
ており、上記電子制御装置42は、そのマニュアル走行
スイッチ59cが操作され且つシフトレバー58の操作
位置Ps がセカンド(S)レンジへ操作されたときに、
第1速ギヤ段よりも高速側のギヤ段で車両を発進させる
ハイギヤ発進モードを選択し、自動変速機14を第2速
ギヤ段に切り換えるようになっている。したがって、本
実施例では、シフトレバー58および上記マニュアル走
行スイッチ59cが、第1速ギヤ段よりも高速側のギヤ
段で車両を発進させるハイギヤ発進モードを選択するた
めのハイギヤ発進モード選択手段に対応している。
【0014】図1に示すように、ロックアップクラッチ
32の係合を制御するためおよび自動変速機14のギヤ
段を制御するための油圧制御回路44が設けられてい
る。この油圧制御回路44は、図3、図4、および図5
に分割して示されているように、ソレノイドNo.1および
No.2によりそれぞれオンオフ駆動される第1電磁弁48
および第2電磁弁50を備えており、それら第1電磁弁
48および第2電磁弁50の作動の組み合わせによって
前記図2に示すようにクラッチおよびブレーキが選択的
に作動させられて前記第1速ギヤ段乃至第4速ギヤ段の
うちのいずれかが成立させられるようになっている。ま
た、ソレノイドNo.3により駆動される第3電磁弁52の
作動により、ロックアップクラッチ32が開放状態とさ
れたり係合状態とされたりするようになっている。ま
た、リニアソレノイドSL.Uにより駆動されるリニアソレ
ノイド弁54により、上記ロックアップクラッチ32の
半係合領域においてスリップ制御が実行されるようにな
っている。そして、リニアソレノイドSL.Nにより駆動さ
れるリニアソレノイド弁56により、クラッチC1 のア
キュムレータAC1の背圧、クラッチC2 のアキュムレー
タAC2の背圧、ブレーキB0 のアキュムレータABOの背
圧、ブレーキB2 のアキュムレータAB2の背圧がそれぞ
れ制御されるようになっている。
【0015】図3、図4、および図5において、エンジ
ン10により回転駆動されるポンプ60により圧送され
た作動油は、リリーフ形式の第1調圧弁62により、ス
ロットル開度検知弁64から供給されるスロットル圧P
th、カットバック弁66から供給されるカットバック圧
cb、およびシフトレバー58に連動するマニュアル弁
68から供給されるRレンジ圧PR に基づいて調圧さ
れ、第1ライン圧Pl1が発生させられる。この第1ライ
ン圧Pl1は、摩擦係合装置の係合圧として用いられ、マ
ニュアル弁68、第2電磁弁50により制御される1−
2シフト弁70、第1電磁弁48により制御される2−
3シフト弁72、3−4シフト弁74、Sシフト弁7
6、B1オリフィス制御弁78、ローコーストモジュレ
ータ弁80、セカンドコーストモジュレータ弁82など
を通して、各クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキ
0 ,B1 ,B2 ,B3 へ供給される。後進制御弁84
は、シフトレバー58が前進走行中にRレンジへ誤操作
された場合に後進ギヤ段の成立を阻止するために、上記
1−2シフト弁70および2−3シフト弁72をクラッ
チC2 およびブレーキB3 を開放させる側へ強制的にそ
れぞれ切り換えるためのものである。
【0016】上記第1調圧弁62から流出した作動油
は、第2調圧弁86によりスロットル圧Pthに応じて調
圧され、第2ライン圧Pl2が発生させられる。この第2
ライン圧Pl2は、ロックアップクラッチ32を作動させ
るためにロックアップクラッチ切換弁88へ供給され
る。このロックアップクラッチ切換弁88は、第3電磁
弁52からの信号圧に従って、上記第2ライン圧Pl2
解放側油室33に作用させ且つ係合側油室35内の作動
油をオイルクーラ90を介してドレンさせるクラッチ解
放側位置(図のOFF側位置)と、第2ライン圧Pl2
係合側油室35作用させ且つ解放側油室33内の作動油
をスリップ制御弁92を通してドレンさせるクラッチ係
合側位置(図のON側位置)とに切り換えられる。
【0017】上記スリップ制御弁92は、変速ショック
を緩和するために自動変速機14の変速期間内となる
と、或いは燃費をよくするために係合領域と解放領域と
の間に設けられたスリップ領域内に車両状態が入ると、
リニアソレノイド弁54からの信号圧に応じて解放側油
室33と係合側油室35との差圧を制御することによ
り、ロックアップクラッチ32のスリップ量を所定量に
制御する。
【0018】ソレノイドモジュレータ弁94は、第1ラ
イン圧Pl1を一定のモジュレータPm に調圧し、リニア
ソレノイド弁54および56へ供給される。また、モジ
ュレータPm はB1オリフィス制御弁78を介して第3
電磁弁52にも供給される。アキュムレータ制御弁96
は、第1ライン圧Pl1を元圧としてそれを上記リニアソ
レノイド弁56からの信号圧に応じて調圧し、背圧Pb
を発生させる。この背圧Pb は、アキュムレータAC1
背圧室、アキュムレータAC2の背圧室、アキュムレータ
BOの背圧室、アキュムレータAB2の背圧室へそれぞれ
供給されるようになっている。
【0019】前記第1調圧弁62は、図6に詳しく示す
ように、中央部の切欠100を挟んで小径穴102およ
び大径穴104から成る長手穴が形成されたバルブボデ
ー106と、その大径穴104において軸方向の移動可
能に嵌め入れられた管状のスリーブ部材108と、小径
穴102において軸方向の移動可能に嵌め入れられて供
給ポート110とリリーフポート112との間を開閉す
るスプール弁子114と、スリーブ部材108内におい
て軸方向の移動可能に嵌め入れられた第1プランジャ1
16および第2プランジャ118と、スプール弁子11
4に設けられたばね受け120とスリーブ部材108の
端面との間に介挿されてスプール弁子114を閉弁方向
に付勢するスプリング122とを備えている。また、バ
ルブボデー106には、スプール弁子114を開弁方向
に付勢するためにフィードバック圧として第1ライン圧
l1を作用させるフィードバック油室124が設けられ
ている。さらに、バルブボデー106には、スロットル
圧Pthが供給されるスロットル圧ポート126と、カッ
トバック圧Pcbが供給されるカットバック圧ポート12
8と、Rレンジ圧PR が供給されるRレンジ圧ポート1
30とがそれぞれ設けられ、前記スリーブ部材108に
は、それらにそれぞれ連通するスロットル圧油室13
2、カットバック圧油室134、Rレンジ圧油室136
が形成されている。上記スロットル圧Pthは、図示しな
いスロットル弁開度に対応して増加する油圧信号であっ
て、スロットル開度検知弁64から供給される。また、
上記Rレンジ圧PR は、シフトレバー58がRレンジへ
操作されたときにマニュアル弁68から発生させられる
信号圧である。
【0020】上記第1プランジャ116の断面積を
1 、第2プランジャ118の第1ランド138の断面
積をA2 、第2プランジャ118の第2ランド140の
断面積をA3 、スプール弁子114の第1ランド142
の断面積をA4 、スプリング122の付勢力をWとする
と、スプール弁子114は数式1が成立するように作動
させられるので、第1ライン圧Pl1は数式1に従って調
圧される。したがって、第1ライン圧Pl1は、通常はス
ロットル弁開度即ちエンジン10の出力トルクに応じて
高くなるように基本的に調圧される一方、後進に際して
シフトレバー58がRレンジへ操作されたときには通常
圧よりも所定圧だけ高く調圧されるとともに、前進に際
してカットバック圧Pcbがカットバック弁66から供給
されたときにも通常圧よりも所定圧だけ高く調圧され
る。
【0021】
【数1】 Pl1=〔Pth1 +Pcb2 +PR (A5 −A2 )+W〕/A4
【0022】図6に示されるように、上記カットバック
弁66は、スロットル圧Pthが供給される供給ポート1
44と、カットバック圧Pcbを出力する出力ポート14
6と、それらの供給ポート144および出力ポート14
6の間を開く第1位置とそれらの間を閉じる第2位置と
に位置させられるスプール弁子148と、そのスプール
弁子148を開弁方向に付勢するスプリング150と、
スプール弁子148を閉弁方向へ付勢するためにブレー
キB2 を駆動する油圧アクチュエータ内の油圧即ちB2
圧PB2を受け入れる油室152と、スプール弁子148
を閉弁方向へ付勢するために油路156を介して供給さ
れるハイギヤ発進モード油圧Phsを受け入れ、且つスプ
リング150を収容する油室154とを備えている。
【0023】上記カットバック弁66においては、油室
152および154に何等油圧が作用されていない場合
にはスプール弁子148が第2位置に位置させられる
が、油室152にB2 圧PB2が作用されるとスプール弁
子148がスプリング150の付勢力に抗して図6の右
側に示す第1位置に位置させられ、油室152および1
54にB2 圧PB2およびハイギヤ発進モード油圧Phs
それぞれ作用されるとスプール弁子148がスプリング
150の付勢力に従って図6の左側に示す第2位置に位
置させられる。本実施例では、油路156が、ハイギヤ
発進モード油圧Phsをカットバック弁66の油室154
に供給してそのカットバック弁66を第1位置に位置さ
せる油圧供給手段に対応している。
【0024】上記ハイギヤ発進モード油圧Phsは、ハイ
ギヤ発進モードの選択操作により車両の発進時に第2速
ギヤ段が成立させられることに関連して発生する油圧で
ある。本実施例では、シフトレバー58がセカンド
(S)レンジへ操作されたときにマニュアル弁68から
発生するセカンドレンジ圧PSが、第1電磁弁48がオ
ン状態であることにより図4の上側へ切り換えられる1
−2シフト弁70を通してSシフト弁76へ供給される
油圧を、上記ハイギヤ発進モード油圧Phs油圧Phsとし
て用いている。第1電磁弁48は図2から明らかなよう
にセカンド(S)レンジの場合には第1速ギヤ段および
第2速ギヤ段においてオン状態とされ、しかもセカンド
レンジ圧PS はシフトレバー58がセカンド(S)レン
ジへ操作されたときにマニュアル弁68から発生するも
のであるから、上記ハイギヤ発進モード油圧Phsは、第
1速ギヤ段よりも高速側のギヤ段で車両を発進させるハ
イギヤ発進モードの選択に関連して発生する油圧であ
る。
【0025】上述のように、本実施例によれば、ハイギ
ヤ発進モードが選択された場合には、油圧供給手段に対
応する油路156を介してハイギヤ発進モード油圧Phs
がカットバック弁66の油室154に供給され、カット
バック弁66が第1位置に位置させられる。したがっ
て、第1位置に位置させられたカットバック弁66から
カットバック圧Pcbが第1調圧弁62のカットバック油
室134に作用されることにより、第1調圧弁62によ
り調圧される第1ライン圧Pl1が所定圧だけ高められる
ので、ハイギヤ発進モードが選択されることにより第1
速ギヤ段よりも高速側の第2速ギヤ段で発進する場合に
おいても各油圧式摩擦係合装置のトルク容量が充分に得
られるようになる。この結果、ハイギヤ発進モードにお
ける第2速ギヤ段では、通常走行モードの第1速ギヤ段
と同じ大きさの第1ライン圧Pl1であって、通常走行モ
ードの第2速ギヤ段のライン圧よりも所定圧大きくな
る。
【0026】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0027】図7、図8、図9は、油圧制御回路44の
他の例を示している。本実施例では、ハイギヤ発進モー
ド油圧Phsは、B1オリフィス制御弁78からセカンド
コーストモジュレータ弁94へその元圧として供給され
るB1元圧が用いられている。セカンドコーストモジュ
レータ弁94は、そのB1元圧を調圧してバンドブレー
キであるブレーキB1 へ供給し、それを一定の低圧で緩
やかに係合させるためのものである。また、そのB1元
圧は、セカンドレンジ圧PS により切り換えられるSシ
フト弁76を介して供給されるB2圧PB2がB1オリフ
ィス制御弁78を通して得られる圧であり、そのB1オ
リフィス制御弁78は、前進レンジでは、1−2シフト
弁70から絞り160を通してブレーキB2 およびアキ
ュムレータAB2に供給されるとき、絞り160を挟んで
過渡的に発生する差圧が零となったとき、すなわちブレ
ーキB2 が完全に係合したときに切り換えられるもので
ある。上記B1元圧は、シフトレバー58がセカンド
(S)レンジへ操作されたときに第2速ギア段を成立さ
せるブレーキB2 の係合が完了したときに発生させられ
るものであるから、ハイギヤ発進モードの選択操作によ
り車両の発進時に第2速ギヤ段が成立させられることに
関連して発生する油圧である。
【0028】したがって、本実施例では、前述の実施例
と同様の効果が得られるのに加えて、通常の走行モード
のセカンドレンジ走行では、従来の場合に比較して、第
1速ギヤ段から第2速ギヤ段への切り換えに関する変速
ショックが好適に緩和される利点がある。すなわち、通
常の走行モードのセカンドレンジ走行では、発進時の第
1速ギヤ段であるときは、カットバック弁66のスプー
ル弁子148はスプリング150の付勢力に従って第1
位置に位置させられており、第1速ギヤ段の成立状態で
は第1ライン油圧Pl1は所定圧だけ高く調圧されてい
る。しかし、第1速ギヤ段から第2速ギヤ段への切り換
え過程では、先ず、1─2シフト弁70から出力される
B2圧がカットバック弁66の油室152に供給されて
スプール弁子148が第2位置に位置させられて第1ラ
イン油圧Pl1は通常の値に低くされるが、続いて第2ギ
ヤ段が成立してブレーキB2 の係合が完了すると、前記
B1元圧が発生して油路156を介してカットバック弁
66の油室154へ供給され、第1ライン圧Pl1が再び
所定圧高められるのである。
【0029】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0030】たとえば、前述の実施利のカットバック弁
66は、カットバック圧Pcbをカットバック油室134
に供給する第1位置と供給しない第2位置とに位置させ
られる形式のものであったが、たとえば、スロットル圧
油室に作用されるスロットル圧Pth自体を所定圧高くす
る第1位置と高くしない第2位置とに位置させられる形
式のものであってもよい。この場合には、スロットル開
度検知弁64においてフィードバック圧を作用させる第
2のフィードバック油室をさらに設け、カットバック弁
がその第2のフィードバック油室を大気に連通させる第
1位置と、その第2のフィードバック油室にスロットル
圧Pthを作用させる第2位置とに位置させられる。
【0031】また、前述の実施例のカットバック弁66
から出力されるカットバック圧Pcbは、スロットル圧P
thを元圧としていたが、第2ライン圧Pl2などの他の油
圧であってもよい。
【0032】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用された車両用自動変速
機の構成例を示す図である。
【図2】図1の自動変速機の変速作動を説明する図表で
ある。
【図3】図1の自動変速機を制御する油圧制御回路を図
4および図5とともに示す図である。
【図4】図1の自動変速機を制御する油圧制御回路を図
3および図5とともに示す図である。
【図5】図1の自動変速機を制御する油圧制御回路を図
3および図4とともに示す図である。
【図6】図3の第1調圧弁の構成を詳しく示す縦断面図
である。
【図7】本発明の他の実施例を示す図3に相当する図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例を示す図4に相当する図で
ある。
【図9】本発明の他の実施例を示す図5に相当する図で
ある。
【符号の説明】
14 自動変速機 44 油圧制御回路 58 シフトレバー、59c マニュアル走行スイッチ
(ハイギヤ発進モード選択手段) 62 第1調圧弁(調圧弁) 66 カットバック弁 156 油路(油圧供給手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式摩擦係合装置の作動油圧としての
    ライン油圧を調圧する調圧弁と、第1速ギヤ段が成立さ
    れている場合には該調圧弁により調圧される該ライン圧
    を所定圧だけ高くする側の第1位置に位置させられ、該
    第1ギヤ段よりも高速側のギヤ段が成立させられている
    場合には通常のライン圧とする第2位置とに位置させら
    れるカットバック弁とを、備えた車両用自動変速機の油
    圧制御装置において、 前記第1速ギヤ段よりも高速側のギヤ段で車両を発進さ
    せるハイギヤ発進モードを選択するためのハイギヤ発進
    モード選択手段と、 該ハイギヤ発進モード選択手段の選択操作により車両の
    発進時に成立させられる前記高速側のギヤ段を成立させ
    ることに関連して発生する油圧を、前記カットバック弁
    に供給して該カットバック弁を前記第1位置に位置させ
    る油圧供給手段とを設け、該高速側のギヤ段の成立状態
    でも前記ライン圧を所定圧だけ高くするようにしたこと
    を特徴とする車両用自動変速機の油圧制御装置。
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