JPH05141347A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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Publication number
JPH05141347A
JPH05141347A JP30590491A JP30590491A JPH05141347A JP H05141347 A JPH05141347 A JP H05141347A JP 30590491 A JP30590491 A JP 30590491A JP 30590491 A JP30590491 A JP 30590491A JP H05141347 A JPH05141347 A JP H05141347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
motor
plane
balance weight
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP30590491A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Mangyo
政男 萬行
Takeshi Ono
武 大野
Ichiro Kita
一朗 喜多
Jiyunichirou Yahiki
純一郎 矢引
Takashi Koyama
隆 小山
Takao Yoshimura
多佳雄 吉村
Hironari Akashi
浩業 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP30590491A priority Critical patent/JPH05141347A/ja
Publication of JPH05141347A publication Critical patent/JPH05141347A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータに適切なバランスウエイトを配設する
ことにより振動が始動の際にも運転中でも極めて低いレ
ベルで抑えられた振動が極めて低い圧縮機にすることを
目的とする。 【構成】 上方にコンプレッサ31を下方にモータ32
を配設したモータコンプレッサユニットのモータのロー
タ34に適切なバランスウエイト42、43を配設する
と共に、モータのステータ34の下端部にばね取付板3
5を固着して、このばね取付板と下シェル37との間に
コイルばね44を装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫等に使用される
レシプロの密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の密閉型圧縮機(以下、圧縮機とい
う)にはアメニティの見地から低振動、低騒音のものが
要望されている。この発明は圧縮機においてシェル内の
モータとコンプレッサよりなるコンプレッサユニットを
振動が発生しないように支持する方法に関する。従来モ
ータコンプレッサユニットを支持する構造については本
発明者と同一人から提案されていた。以下図面を参照し
ながら、従来の圧縮機の一例について説明する。図5は
実公昭49−18245号公報に示されている圧縮機の
側面断面図である。
【0003】1は密閉型圧縮機であり、上シェル2、下
シェル3よりなる密閉容器4内には、上方にコンプレッ
サ5、下方にモータ6が位置するように圧縮ばね7にて
支持されている。コンプレッサ5はブロック8と一体に
設けたシリンダ9を有し、ピストン10がクランク軸1
1よりコンロッド12を介してシリンダ9内で摺動し、
クランク軸11はブロック8のベアリング13により軸
支されるとともにモータ6のロータ14に圧入固定して
ある。
【0004】15はモータ6のステータであり、ブロッ
ク8に固定されるとともにその下端部にはスタッド16
を有するばね取付板17を設けてある。そしてスタッド
16は複数個間隔をもつて配されている。
【0005】以上のように構成された圧縮機はステータ
下端部のばね取付板と下シェルとの間にコイルばねを装
着しているため、ブロックに引張ばねをねじ込みさらに
シェルの内側に設けたブラケットに挿入固着するものに
比べ、組立作業が容易になるものであつた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、コンプレッサユニットから振動が発生し
ないようにするためのバランスウエイトについて述べら
れていない即ち最近の圧縮機に要望されているレベルの
低振動、低騒音にはなつていなかつた。
【0007】本発明は上記課題に鑑み、シェル内のモー
タとコンプレッサよりなるコンプレッサユニットを振動
が発生しないように支持する方法に関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機は、上方にコンプレッサを下方にモー
タを配設したモータコンプレッサユニットのモータのロ
ータにバランスウエイトを配設すると共に、モータのス
テータ下端部にばね取付板を固着して、このばね取付板
と下シェルとの間にコイルばねを装着したという構成を
備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、コンプレッサ
の始動の際にも運転中でも振動する力を釣り合わすた
め、種々異ったパラメータ即ち重量質量及び半径などが
選択されていることによって達成されており、それによ
ってほとんど振動のないモータコンプレッサが得られ
る。同時にそれによりコイルばねが支持作用以外に何ら
特別な意味をもたないものとなる。重要なことはロータ
に適切なバランスウエイトが配設されることにより振動
が始動の際にも運転中でも極めて低いレベルで抑えられ
ており、しかもそれによつてモータコンプレッサの騒音
がほとんどなくなることである。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例の圧縮機について図面
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成につ
いては同一符号を用いて、その詳細な説明を省略する。
【0011】図1〜図2において、上方にコンプレッサ
31を下方にモータ32を配設したモータコンプレッサ
ユニットのモータのロータ34にバランスウエイト4
2、43を配設すると共に、モータのステータ下端部に
ばね取付板35を固着している。
【0012】このばね取付板と下シェル37との間にコ
イルばね44を装着してなる圧縮機であり、詳しくは上
方にコンプレッサ31を下方にモータ32を配設した圧
縮機であって、ピストン41およびコンロッド40を備
えた上方のコンプレッサ部分と下方のモータ部分から成
つているモーターコンプレッサユニットが基準面O内で
重心Sを有していてかつ該モーターコンプレッサユニッ
トの上端部の第1の平面I内でクランクピン39がコン
ロッド40に連結されている。
【0013】前記のクランクピン39コンロッド40お
よびピストン41がクランク軸38の軸線から偏心距離
rkだけ隔てられた重心を備えた質量Mを有している。
前記の基準面Oのコンプレッサと同じ側の第2の平面I
I内でロータ上面にバランスウエイト上42が設けられ
ている。
【0014】このバランスウエイト上42が前記クラン
ク軸38の軸線から間隔rbだけ隔てられた重心を備え
た質量mbを有しており前記の基準面Oからdだけ隔て
られており、前記の基準面Oのコンプレッサとは反対側
の第3の平面III内でロータ下面にバランスウエイト
下43が設けられている。
【0015】このバランスウエイト下43が前記クラン
ク軸38の軸線から間隔rcだけ隔てられた重心を備え
た質量mcを有しており前記の基準面Oから間隔eだけ
隔てられている。前記のモーターコンプレッサユニット
を弾性的に据え付けるためのコイルばね44が基準面O
の、コンプレッサ部分とは反対側の第4の平面IV内で
モーターコンプレッサユニットに作用するようになつて
いる。
【0016】この第4の平面IVが基準面Oから間隔z
だけ隔てられており、前記のモータコンプレッサユニッ
トが第4の平面IV内で極めて小さい半径方向の振れを
有しているように積M・rkに対して積mb・rbと積
mc・rcが設計されていることを特徴とするものであ
る。 具体的な一例を示すと、気筒容積4.8cm3の圧
縮機にて質量Mは73グラム、偏心距離rkは7.65
mmのものにロータにバランスウエイトを付けない場合、
ばね取付板35の振動が300〜400μmであつた
が、ロータにバランスウエイトを付けてrb=19.5
mm、mb=32.4グラムとrc=19.5mm、mc=
10.8グラムとすると取付板35の振動は50〜80
μmと、最低となりコイルばね44を介した脚45の振
動は要望値を満たす10μm以下の8μm程度となつた。
要望値の10μmを満たすには
【0017】
【数2】
【0018】にて示される比Nbが0.8〜1.2、比
Ncが0.1〜0.5の範囲内にあればよい。即ち、図
3と図4に示すようにNbとNcの値が前記の所定値の
範囲の外だと、脚45の振動は要望値の10μmを越え
てしまう。
【0019】また、モータコンプレッサユニットにコイ
ルばねが作用する第4の平面IVよりもロータ下面のバ
ランスウエイト下43が設けられた第3の平面IIIが
下側に配設されているので、コイルばねの高さが確保で
きるため圧縮機の全高が高くならない。
【0020】バランスウエイトについては、図2に示す
ようにロータ下面のバランスウエイト下43はロータ3
4のエンドリング46と一体に成型されたツノ47と前
記のツノを囲むように配設されたカウンタウエイト48
とよりなり前記のツノと前記のカウンタウエイトを接着
剤49(たとえば住友3M製、商品名スコッチウエルド
SWー2214)で固着している。
【0021】従来この部分はツノ47を長く成型してカ
ウンタウエイト48の孔を通して後に図2に二点鎖線に
示すかしめ形状50のようにカウンタウエイト48をか
しめて固着していた。オイル面51はかしめ形状50に
接しないように決定されている。従って従来より寸法f
だけバランスウエイト下が小さくなりその分圧縮機の全
高が低くなる。
【0022】バランスウエイトについて図2と異った例
としてバランスウエイト下43をエンドリング46と一
体のアルミダイカストで成型して前記と同じく、バラン
スウエイト下が小さくなりその分圧縮機の全高を低くす
ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、上方にコンプレ
ッサを下方にモータを配設したモータコンプレッサユニ
ットのモータのロータに適切なバランスウエイトを配設
すると共に、モータのステータ下端部にばね取付板を固
着して、このばね取付板と下シェルとの間にコイルばね
を装着したものであり、ロータに適切なバランスウエイ
トが配設されることにより振動が始動の際にも運転中で
も極めて低いレベルで抑えられている。
【0024】しかもそれによつてモータコンプレッサの
騒音がほとんどなくなる、即ち振動が極めて低い圧縮機
となる、振動に起因していた音がなくなるから騒音の低
い圧縮機となる。又、ロータのエンドリングと一体に成
型されたツノと前記のツノを囲むように配設されたカウ
ンタウエイトとよりなり前記のツノと前記のカウンタウ
エイトを接着剤で固着したことにより圧縮機の全高が低
くなる。以上によりこの圧縮機は冷蔵庫に使用し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧縮機の第1の実施例の側面断面
【図2】図1のA部拡大断面図
【図3】Nbを変化させた時の脚の振動の推移
【図4】Ncを変化させた時の脚の振動の推移
【図5】従来の圧縮機の側面断面図
【符号の説明】
30 密閉型圧縮機 31 コンプレッサ 32 モータ 33 ステータ 34 ロータ 35 ばね取付板 36 上シェル 37 下シェル 38 クランク軸 39 クランクピン 40 コンロッド 41 ピストン 42 バランスウエイト上 43 バランスウエイト下 44 コイルばね 45 脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢引 純一郎 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小山 隆 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 吉村 多佳雄 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内 (72)発明者 明石 浩業 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方にコンプレッサを下方にモータを配
    設したモータコンプレッサユニットのモータのロータに
    バランスウエイトを配設すると共に、モータのステータ
    下端部にばね取付板を固着して、このばね取付板と下シ
    ェルとの間にコイルばねを装着してなる密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 上方にコンプレッサを下方にモータを配
    設した密閉型圧縮機であって、ピストン41およびコン
    ロッド40を備えた上方のコンプレッサ部分と下方のモ
    ータ部分から成つているモーターコンプレッサユニット
    が基準面O内で重心Sを有していてかつ該モーターコン
    プレッサユニットの上端部の第1の平面I内でクランク
    ピン39がコンロッド40に連結されており、前記のク
    ランクピン39コンロッド40およびピストン41がク
    ランク軸38の軸線から偏心距離rkだけ隔てられた重
    心を備えた質量Mを有しており、前記の基準面Oのコン
    プレッサと同じ側の第2の平面II内でロータ上面にバ
    ランスウエイト上42が設けられており、このバランス
    ウエイト上42が前記クランク軸38の軸線から間隔r
    bだけ隔てられた重心を備えた質量mbを有しており前
    記の基準面Oからdだけ隔てられており、前記の基準面
    Oのコンプレッサとは反対側の第3の平面III内でロ
    ータ下面にバランスウエイト下43が設けられており、
    このバランスウエイト下43が前記クランク軸38の軸
    線から間隔rcだけ隔てられた重心を備えた質量mcを
    有しており前記の基準面Oから間隔eだけ隔てられてお
    り、前記のモーターコンプレッサユニットを弾性的に据
    え付けるためのコイルばね44が基準面Oの、コンプレ
    ッサ部分とは反対側の第4の平面IV内でモーターコン
    プレッサユニットに作用するようになつており、この第
    4の平面IVが基準面Oから間隔zだけ隔てられてお
    り、前記のモータコンプレッサユニットが第4の平面I
    V内で極めて小さい半径方向の振れを有しているように
    積M・rkに対して積mb・rbと積mc・rcが設計
    されていることを特徴とする密閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 NbとNcは 【数1】 で表わされてなる請求項2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 【請求項4】 モータコンプレッサユニットにコイルば
    ねが作用する第4の平面IVよりもロータ下面のバラン
    スウエイト下43が設けられた第3の平面IIIが下側
    に配設された請求項2に記載の密閉型圧縮機。
  5. 【請求項5】 ロータ下面のバランスウエイト下43は
    ロータのエンドリングと一体に成型されたツノと前記の
    ツノを囲むように配設されたカウンタウエイトとよりな
    り前記のツノと前記のカウンタウエイトを接着剤で固着
    した請求項2に記載の密閉型圧縮機。
JP30590491A 1991-11-21 1991-11-21 密閉型圧縮機 Pending JPH05141347A (ja)

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JP30590491A JPH05141347A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 密閉型圧縮機

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JP30590491A JPH05141347A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 密閉型圧縮機

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JPH05141347A true JPH05141347A (ja) 1993-06-08

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ID=17950703

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JP30590491A Pending JPH05141347A (ja) 1991-11-21 1991-11-21 密閉型圧縮機

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918245U (ja) * 1972-05-20 1974-02-15
JPS54134302A (en) * 1978-03-31 1979-10-18 Gen Electric Balance construction for motor rotor
JPS5824633A (ja) * 1981-07-21 1983-02-14 フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト シヨツク・アブソ−バ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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