JPH05139380A - ウオータージエツト推進機 - Google Patents

ウオータージエツト推進機

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Publication number
JPH05139380A
JPH05139380A JP32985891A JP32985891A JPH05139380A JP H05139380 A JPH05139380 A JP H05139380A JP 32985891 A JP32985891 A JP 32985891A JP 32985891 A JP32985891 A JP 32985891A JP H05139380 A JPH05139380 A JP H05139380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
impeller housing
intake duct
housing
hard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32985891A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Katsuya
年宏 勝谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP32985891A priority Critical patent/JPH05139380A/ja
Publication of JPH05139380A publication Critical patent/JPH05139380A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インペラーを収容するインペラーハウジング
に、ライナーを使用しなくて軽量にできてコストダウン
が図れ、電蝕の心配がなく、溶射被膜で硬度も高くでき
るウォータージェット推進機を得ること。 【構成】 インテークダクト1の後側にインペラーハウ
ジング3とノズル4を連結し、インテークダクト1に軸
架したドライブシャフト5の後端に連結したインペラー
7をインペラーハウジング3の内側に配置し、軽合金で
鋳造するインペラーハウジング3の表面を硬質アルマイ
ト処理し、更にインペラーハウジング3の内周のインペ
ラー7の外側になる部分にセラミックなどの硬質の溶射
被膜9を形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレジャーボートな
どの小型船に用いるウォータージェット推進機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プレジャーボートなどの小型船では、エ
ンジンで回転させるドライブシャフトの後端にインペラ
ーを取付け、インペラーの回転で、船底側から吸込んだ
水を船尾側に噴射し、その反力で船体を前進させるウォ
ータージェット推進機が用いられている。例えば、実開
平2−97196号公報参照。
【0003】そして、インペラーを収容するインペラー
ハウジングは、軽合金を用いて筒状に鋳造するが、その
際、硬質で耐蝕性の高いステンレス鋼のライナーを一体
にインサートし、鋳造後に、ライナーの内周を切削加工
で所望精度に仕上げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ライナーをインペラー
ハウジングにインサートするのに金型が高価につく。
又、鋳造後にライナーの内周を切削加工して精度を出し
ているが、ステンレス鋼のライナーは、硬くて加工性が
悪く加工時間がかかる。又、ライナーの剛性も要求され
るので、厚く重量が重くなる不都合がある。その上、イ
ンペラーハウジングに鋳巣などがあると、海水が侵入し
て錆が発生し、容積が膨脹して、インペラーハウジング
とライナーが剥離する不都合がある。
【0005】かかる点に鑑み、この発明は、インペラー
を収容するインペラーハウジングに、ライナーを使用し
なくて軽量にできてコストダウンが図れ、電蝕の心配が
なく、溶射被膜で硬度も高くできるウォータージェット
推進機を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のウォータージェット推進機は、インテー
クダクトの後側にインペラーハウジングとノズルを連結
し、インテークダクトに軸架したドライブシャフトの後
端に連結したインペラーをインペラーハウジングの内側
に配置し、軽合金で鋳造するインペラーハウジングの表
面を硬質アルマイト処理し、更にインペラーハウジング
の内周のインペラーの外側になる部分にセラミックなど
の硬質の溶射被膜を形成したことにある。
【0007】
【作用】インペラーハウジングは、表面を硬質アルマイ
ト処理するので、絶縁できて、電蝕を防止できる。そし
て、インペラーハウジングの内周のインペラーの外側に
なる部分に硬質の溶射被膜を施すことによって硬度を高
めて磨耗を少なくすることができる。これによって、ラ
イナーが不要になり、軽量化できると共に加工の手間が
簡単になって、コストダウンができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4によっ
て説明する。インテークダクト1は、下側の吸入口2か
ら後側に通じており、インテークダクト1の後側に筒状
のインペラーハウジング3を連結する。そして、インペ
ラーハウジング3の後側には、先細になったノズル4を
連結するようにしてある。インテークダクト1の中央に
は、前後にドライブシャフト5を挿通し、ドライブシャ
フト5をベアリング6で軸架する。ドライブシャフト5
の前端は、エンジンの出力端に連結する。ドライブシャ
フト5の後端には、インペラー7を連結し、インペラー
7をインペラーハウジング3の内側に配置するようにし
てある。ノズル4の後端には、ラダー8を縦軸で左右に
回動操舵できるように取付けてある。
【0009】インペラーハウジング3は、軽合金で筒状
に鋳造する。インペラー7とインペラーハウジング3の
隙間は、仕上り寸法で0.1〜0.3mmにするのが、
エンジンの回転力を効率よく推進力に変換できる。そし
て、溶射層を見込んで、インペラー7の外周と、インペ
ラーハウジング3の隙間が、0.2〜05mmになるよ
うにインペラーハウジング3の内周を切削加工する。そ
して、インペラーハウジング3の表面を硬質アルマイト
加工し、図2及び図3に示すように、インペラーハウジ
ング3の内周のインペラー7の外側になる部分に、0.
1〜0.2mmの厚さで、セラミック(Al2 5 −T
iO2 )などの硬質の溶射被膜9を形成して、仕上り寸
法を上述の0.1〜03mmの範囲に収める。インペラ
ー7は、ベアリング6に近い側は、振れが少いので、図
4に示すように、溶射被膜9を形成する部分を、インペ
ラー7の後半部分だけにしてもよい。
【0010】エンジンで、インペラー7を高速回転させ
ると、インテークダクト1の下側の吸入口2から吸込ん
だ水を後側に噴射し、先細のノズル4で加圧加速して後
方に水を噴射する。この反力で船体を前進させる。ラダ
ー8を左右に回動操舵すると、噴射する水の向きを変え
て船の進行方向を操舵できる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、上述
のように構成したので、インペラーハウジングの表面を
硬質アルマイト処理することによって絶縁性を持たせる
ことができて、インペラーハウジングの電蝕を防ぐこと
ができる。又、インペラーハウジングの内周のインペラ
ーの外側になる部分に硬度の溶射被膜を形成することに
よって、インペラーが砂を吸込んだときや、インペラー
が振れてインペラーハウジングに接触したときにもイン
ペラーハウジングに磨耗が殆ど生じないようにできる。
これによって、ライナーを設けるのに較べて、軽量化が
でき、加工手間も簡単になってコストダウンが図れる。
特にダイカスト鋳造でインペラーハウジングが簡単にで
きるようになり、剛性の要求度も低いものにできて、軽
量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の実施例を示すインペラーとインペラー
ハウジングの分解斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す要部の拡大縦断面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例を示す要部の拡大縦断面図
である。
【符号の説明】
1 インテークダクト 3 インペラーハウジング 4 ノズル 5 ドライブシャフト 7 インペラー 9 溶射被膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インテークダクトの後側にインペラーハ
    ウジングとノズルを連結し、インテークダクトに軸架し
    たドライブシャフトの後端に連結したインペラーをイン
    ペラーハウジングの内側に配置し、軽合金で鋳造するイ
    ンペラーハウジングの表面を硬質アルマイト処理し、更
    にインペラーハウジングの内周のインペラーの外側にな
    る部分にセラミックなどの硬質の溶射被膜を形成したこ
    とを特徴とするウォータージェット推進機。
JP32985891A 1991-11-19 1991-11-19 ウオータージエツト推進機 Pending JPH05139380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32985891A JPH05139380A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 ウオータージエツト推進機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32985891A JPH05139380A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 ウオータージエツト推進機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05139380A true JPH05139380A (ja) 1993-06-08

Family

ID=18226025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32985891A Pending JPH05139380A (ja) 1991-11-19 1991-11-19 ウオータージエツト推進機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05139380A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6682373B2 (en) * 2001-10-03 2004-01-27 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Pump structure of jet-propulsion watercraft
US7524220B2 (en) * 2004-09-10 2009-04-28 Honda Motor Co., Ltd. Water jet propeller

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6682373B2 (en) * 2001-10-03 2004-01-27 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Pump structure of jet-propulsion watercraft
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