JPH0513870U - リアウインドの雨滴除去装置 - Google Patents

リアウインドの雨滴除去装置

Info

Publication number
JPH0513870U
JPH0513870U JP7014991U JP7014991U JPH0513870U JP H0513870 U JPH0513870 U JP H0513870U JP 7014991 U JP7014991 U JP 7014991U JP 7014991 U JP7014991 U JP 7014991U JP H0513870 U JPH0513870 U JP H0513870U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear window
vehicle
air
suction port
roof panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7014991U
Other languages
English (en)
Inventor
明史 植村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP7014991U priority Critical patent/JPH0513870U/ja
Publication of JPH0513870U publication Critical patent/JPH0513870U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リアウインドに付着した雨水を除去して車両
の後方視界を確保する。 【構成】 雨滴除去装置3は車両のルーフパネル1の後
部に取り付けられる。この雨滴除去装置3は走行方向前
向きに開口する吸込口21を設けており、車両の走行に
伴いこの吸込口21から空気が吸い込まれる。この空気
は導流部14内を流れて吹出口22から吹き出される。
この吹出口22はリアウインド9の上方に設けおり、空
気をリアウインド9の表面に沿って下方へ吹き下ろす。
この吹き出された空気によりリアウインド9に付着して
いる水滴を下方に押し流してリアウインド9から除去す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はリアウインドの雨滴除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
降雨時にリアウインド、特に乗用車のリアウインドに水滴が付着して後方視界 が損なわれることがある。このため、従来の車両では、リアウインドにもワイパ ーを装着して、後方視界を確保しているものが知られている。
【0003】 また、車両ボディをFRPで形成した乗用車においては、図8に示すようにリ アウインド9の上方にドリップチャンネル18を一体形成して、降雨時にルーフ パネル1から流れ落ちてくる雨水を受け入れ、車両のサイドへ導いて雨水をリア ウインド9へ流れ落ちないようにして後方視界を確保している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ワイパーなどを装着すると構造が複雑化し、車両の重量化をもたらす とともにコスト高となる。
【0005】 また、ドリップチャンネル18を設けるものではルーフパネル1に降り注いだ 雨水をリアウインド9に流下させないようにすることができるが、直接リアウイ ンド9に降り注いだ雨滴を除去することができず、なお、後方視界が損なわれる 問題点を有している。
【0006】 上記問題点に鑑み、この考案の目的は構造が簡単でかつ後方視界を確保できる リアウインドの雨滴除去装置とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、この考案では、車両の走行方向前向きに開口する吸込口を設け、この 吸込口から吸込まれた空気をリアウインドの面に沿って下方へ吹き下ろす吹出口 リアウインドの上方に設けている。
【0008】
【作用】
この考案では、車両の走行時には、車両の走行前向きに開口する吸込口へ空気 が流入する。この流入した空気は、リアウインドの上方に配置された吹出口から 吹出される。この吹出口から吹出される空気は下方へ吹き下ろされ、リアウイン ドの表面に沿って下方に流れる。
【0009】 降雨により、リアウインドに付着している水滴は、この下方に向かって吹き出 される空気により下方へ押し流されてリアウインド表面から除去される。
【0010】
【考案の効果】
この考案では車両の走行方向前向きに開口する吸込口を設け、この吸込口から 吸込んだ空気をリアウインドの面に沿って下方へ吹き下ろす吹出口を設けた雨滴 除去装置としているので、構造が簡単であるとともに後方視界を妨げる水滴を押 し流してリアウインドから除去することができ、車両の後方視界を確保して安全 性の高い車両とすることができる。
【0011】
【実施例】
この考案の一実施例をオフロード車に適用した例を図1〜図5に基づき詳細に 説明する。
【0012】 図5はこの実施例の背部を示し、車両ボディのルーフパネル1は車両の軽量化 を図るためFRPにより構成され、この後部に観音開きのリアドア2が設けられ ている。このリアドア2の周縁には雨滴除去装置3が組付けられている。
【0013】 ルーフパネル1の後部には図1に示すように段部4が設けられ、この段部4の 後方から下方に屈曲して車両ボディの背部に連続している。この背部にはリアド ア2により閉鎖される開口5が設けられ、この開口5の縁部にリアドア2と当接 する当接片6が一体形成されている。また、開口5の上縁にはテール部7が後方 に突出して形成されている。
【0014】 リアドア2はドア枠8にガラス製のリアウインド9がゴムシール10を介して 取付固定されている。このドア枠8の外周にはウエザストリップ11が取付られ てリアドア2が閉じられた際に当接片6との間の水密性が確保されている。
【0015】 このルーフパネル1にはリアドア2を囲んで全体が門形とされた雨滴除去装置 3が取付られている。この雨滴除去装置3は全体がルーフパネル1と同質のFR Pにより形成されており、アウタカバー12にインナカバー13の両端部が内側 に積層接着されている。このアウタカバー12とインナカバー13との間に中空 状の導流部14が設けられている。
【0016】 アウタカバー12は図2に示すように、車両ボディに取着された両側枠15間 に断面略逆L字状の上枠部16が形成され、またこの上枠部16の両端にインナ ーカバー13を接着する取着部17が一体形成されている。
【0017】 また、インナカバー13は図1,図3に示すように、断面略逆L字形の板状と され、上面はルーフパネル1の段部4の上に重ねられてほぼルーフパネル1の上 面と同じに接着され、下端部はテール部7に支持される内側へ屈曲した取着部1 7とされている。また、インナカバー13の上面には、左右に凹設されたドリッ プチャンネル18が形成され、ルーフパネル1上を流れてくる雨水をスムーズに ドリップチャンネル18内に流れ込ませ、左右端に形成した排水口19から下方 へ流すようにされている。そしてインナカバー13の両端に設けた接着面20が 取着部17に内側から接着され、アウタカバー12と一体化されている。
【0018】 そして両端部が積層接着されたアウタカバー12とインナカバー13とにより 図4に示すように中央部では横幅の広い導流部14が形成されている。導流部1 4の吸込口21はルーフパネル1の上面を流れる空気を吸入するように前方に向 かって開口し、車両ボディに沿って中間部で屈曲して吹出口22がリアウインド 9の表面に沿って吹き出すようにドア枠8のすぐ上方で下向きに開口している。
【0019】 なお、アウタカバー12の背面下部には第2ドリップチャンネル23が設けら れアウタカバー12の上に降り注いだ雨水をリアウインド9に流下することなく 左右に排水可能とされている。
【0020】 次にこの考案の作用について説明する。
【0021】 今降雨時に自動車が走行しているとすると、ルーフパネル1上に降り注いだ雨 水は空気により後方に運ばれ、吸込口21からドリップチャンネル18内に運ば れる。そしてドリップチャンネル18内を流れて車両の左右に設けられた排水口 19から排出される。また、アウタカバー12上に降り注いだ雨水は、アウタカ バー12の下端部に設けられた第2ドリップチャンネル23に受け止められて車 両の左右から排出される。
【0022】 ルーフパネル1の上方部の空気は吸込口21から導流部14内に流れ込み、下 方に向きを変えて吹出口22から下方に向かって吹き出る。このリアウインド9 の外面に沿って下向きに流れる空気により、リアウインド9に付着している水滴 が下方へ押し流されてリアウインド9の表面から除去される。これにより雨滴が リアウインド9に付着しても速やかに下方に除去され、リアウインド9の表面に 水滴が付着したままになることがなく後方視界が確保される。
【0023】 なお、この実施例では、FRPからなるルーフパネル1と同じ材質のFRPに より雨滴除去装置を形成し、これをルーフパネル1に取付けているので、ルーフ パネル1の装飾としての機能を兼備させることができて外観も優れたものとする ことができる。
【0024】 なお、この実施例では、リアドア2を備えたオフロード車について説明したが 、リアドア2を備えていない車両にも適用することができる。
【0025】 また、この実施例ではアウタカバー12とインナカバー13間に横幅の広い一 つの導流部14を設けた例を示したが、図6に示すように、前後方向に区画板3 1を設けて、導流部14を複数に区分けしたり、また、図7に示すように導流部 14を左右分離して構成してもよい。このようにすれば、この区画板31などに より導流部14の強度を増すことができ、デザイン的にも優れたものとすること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図である。
【図2】アウタカバーの一部の斜視図である。
【図3】インナカバーの一部の斜視図である。
【図4】導流部を示す断面図である。
【図5】取付状態を示す斜視図である。
【図6】別例の導流部を示す断面図である。
【図7】別例の導流部を示す断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
3…雨滴除去装置 9…リアウインド 21…吸込口 22…吹出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行方向前向きに開口する吸込口
    と、リアウインドの上方にこの吸込口から吸込まれた空
    気をリアウインドの外面に沿って下方へ吹き下ろす吹出
    口とを備えたリアウインドの雨滴除去装置。
JP7014991U 1991-08-07 1991-08-07 リアウインドの雨滴除去装置 Pending JPH0513870U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7014991U JPH0513870U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 リアウインドの雨滴除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7014991U JPH0513870U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 リアウインドの雨滴除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0513870U true JPH0513870U (ja) 1993-02-23

Family

ID=13423233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7014991U Pending JPH0513870U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 リアウインドの雨滴除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0513870U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54155527A (en) * 1978-05-08 1979-12-07 Repa Feinstanzwerk Gmbh Turning gear for safety belt
JPS5589394U (ja) * 1978-12-16 1980-06-20

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037462B2 (ja) * 1976-08-31 1985-08-26 富士通株式会社 欠陥パタ−ン修正装置
JPS6143568B2 (ja) * 1982-01-28 1986-09-29 Fuho Seimitsu Seisakusho Kk

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037462B2 (ja) * 1976-08-31 1985-08-26 富士通株式会社 欠陥パタ−ン修正装置
JPS6143568B2 (ja) * 1982-01-28 1986-09-29 Fuho Seimitsu Seisakusho Kk

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54155527A (en) * 1978-05-08 1979-12-07 Repa Feinstanzwerk Gmbh Turning gear for safety belt
JPS5832995B2 (ja) * 1978-05-08 1983-07-16 レパ フアインシユタンツヴエルク ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 安全ベルト用の転向装置
JPS5589394U (ja) * 1978-12-16 1980-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105857040A (zh) 车辆的排水结构
JPH08268080A (ja) 車両ルーフ
JPH0513870U (ja) リアウインドの雨滴除去装置
JP3341656B2 (ja) バックドアのウィンドモール
JP4586718B2 (ja) 車両の空調用エアインテークダクト構造
JP4122929B2 (ja) ウエザストリップ
JPH08104140A (ja) 自動車のテールゲート
JP3664982B2 (ja) バックドアのモール取付け構造
JP2003104238A (ja) カウルの排水構造
JP3249199B2 (ja) オープンカーのシール構造
JP4313291B2 (ja) 車両用ウインドガラスの水切り構造
JP3952632B2 (ja) キャブのフロント構造
JP4610704B2 (ja) 車両用リヤゲートの付着水滴下防止構造
JPS6345406Y2 (ja)
JP2510304Y2 (ja) 車輛用エアスポイラ
JPH034403B2 (ja)
JPH10194055A (ja) ルーフモールエンド取付構造
JP3762207B2 (ja) オープンカー用ウェザーストリップ
JP3643419B2 (ja) 自動車用ルーフバイザー
JP3084013U (ja) 自動車用のサイドウインドフード及び雨水誘導レール
JPH0453293Y2 (ja)
JPH06249Y2 (ja) バツクドアの排水構造
JP3586135B2 (ja) 非固定式ルーフのシール構造
JPH1111347A (ja) トラクタ等のキャビン
JP2596960Y2 (ja) オープントップ車用ウェザーストリップ