JPH05138058A - 破砕設備 - Google Patents
破砕設備Info
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- JPH05138058A JPH05138058A JP35421791A JP35421791A JPH05138058A JP H05138058 A JPH05138058 A JP H05138058A JP 35421791 A JP35421791 A JP 35421791A JP 35421791 A JP35421791 A JP 35421791A JP H05138058 A JPH05138058 A JP H05138058A
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- JP
- Japan
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- crusher
- mobile
- crushing
- conveyor
- conveyors
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- Crushing And Grinding (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 採掘現場で採取された岩石を破砕し，かつ，
土砂分などの不純物を含まない高品質の骨材製造用原料
として砕石工場へ連続的に輸送でき，かつ，採掘現場の
変更に対して簡便にしかも短時間で追従できる破砕設備
を提供する。 【構成】 移動式クラッシャ１００と，移動式クラッシ
ャの産物を輸送する複数個の移動式コンベヤ２００とか
らなる破砕設備で，移動式クラッシャ１００と各々の移
動式コンベヤ２００Ａ，２００Ｂ，２００Ｃ，２００
Ｄ，２００Ｅは垂直軸回りに回転自在なピンジョイント
で結合される。
土砂分などの不純物を含まない高品質の骨材製造用原料
として砕石工場へ連続的に輸送でき，かつ，採掘現場の
変更に対して簡便にしかも短時間で追従できる破砕設備
を提供する。 【構成】 移動式クラッシャ１００と，移動式クラッシ
ャの産物を輸送する複数個の移動式コンベヤ２００とか
らなる破砕設備で，移動式クラッシャ１００と各々の移
動式コンベヤ２００Ａ，２００Ｂ，２００Ｃ，２００
Ｄ，２００Ｅは垂直軸回りに回転自在なピンジョイント
で結合される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の破砕設備は，採掘現場の
岩石等を現場において破砕する自走式の移動式クラッシ
ャとこれに接続される複数個の移動式コンベヤを組み合
わせたものである。
岩石等を現場において破砕する自走式の移動式クラッシ
ャとこれに接続される複数個の移動式コンベヤを組み合
わせたものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，砕石やコンクリート用骨材ならび
にアスファルト用骨材の製造用として，岩石の採掘現場
や切羽の直近に移動し，採掘された岩石をその場で破砕
する移動式クラッシャが使用され，得られた産物をその
まま野積し，その後パワーショベルでダンプトラックに
積込み２次破砕して骨材や製砂を製造する砕石工場まで
輸送するという形態がとられていた。これまで使用され
ていた移動式クラッシャ１は，図８に示すように，キャ
タピラ２ａによる無限軌道によって走行するクローラ２
のフレーム３上にホッパ１０より受入れた岩石を破砕す
るジョークラッシャ３０を積載し，ディーゼルエンジン
４の出力を回転軸４ａおよびチエンホイル５を介して油
圧ポンプ６ならびに油圧モータ７を駆動する。ジョーク
ラッシャ３０は，図９に示すように，固定破砕板３５と
前後にスイングする可動破砕板３６との間に岩石を投入
挾圧して破砕するもので，油圧モータ７よりＶベルト，
Ｖプーリおよび偏心回転軸３６をスイングする。破砕さ
れた破砕産物は排出路３０Ａよりベルトコンベヤ４０に
よって機外へ排出される。以上の運転管理はオペレータ
室８で行なう。
にアスファルト用骨材の製造用として，岩石の採掘現場
や切羽の直近に移動し，採掘された岩石をその場で破砕
する移動式クラッシャが使用され，得られた産物をその
まま野積し，その後パワーショベルでダンプトラックに
積込み２次破砕して骨材や製砂を製造する砕石工場まで
輸送するという形態がとられていた。これまで使用され
ていた移動式クラッシャ１は，図８に示すように，キャ
タピラ２ａによる無限軌道によって走行するクローラ２
のフレーム３上にホッパ１０より受入れた岩石を破砕す
るジョークラッシャ３０を積載し，ディーゼルエンジン
４の出力を回転軸４ａおよびチエンホイル５を介して油
圧ポンプ６ならびに油圧モータ７を駆動する。ジョーク
ラッシャ３０は，図９に示すように，固定破砕板３５と
前後にスイングする可動破砕板３６との間に岩石を投入
挾圧して破砕するもので，油圧モータ７よりＶベルト，
Ｖプーリおよび偏心回転軸３６をスイングする。破砕さ
れた破砕産物は排出路３０Ａよりベルトコンベヤ４０に
よって機外へ排出される。以上の運転管理はオペレータ
室８で行なう。
【０００３】このような従来の移動式クラッシャにおい
ては，採掘現場で採取した岩石は約７００ｍｍ程度の大
塊を含んだブロック状の岩石が大部分であるうえに，多
くの土砂分や発破の際に発生した岩石屑の細粒をかなり
含んでおり，純度の高い骨材のみを採掘現場で生産する
のは困難である。また，２次破砕に供する原料サイズの
約１５０ｍｍ程度の破砕産物を得るのみで，採掘現場と
かなり隔たった砕石工場まで，図１０に示すように，ダ
ンプトラックでピストン輸送を繰返すので人件費他の労
務費が高くコスト高を招いていた。
ては，採掘現場で採取した岩石は約７００ｍｍ程度の大
塊を含んだブロック状の岩石が大部分であるうえに，多
くの土砂分や発破の際に発生した岩石屑の細粒をかなり
含んでおり，純度の高い骨材のみを採掘現場で生産する
のは困難である。また，２次破砕に供する原料サイズの
約１５０ｍｍ程度の破砕産物を得るのみで，採掘現場と
かなり隔たった砕石工場まで，図１０に示すように，ダ
ンプトラックでピストン輸送を繰返すので人件費他の労
務費が高くコスト高を招いていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで，本発明者は，
図１１に示すように，自走可能な移動式クラッシャと同
じく自走可能な移動式コンベヤと固定式コンベヤとを連
結して，クラッシャの破砕産物を，たとえば常設の砕石
工場等へ輸送する破砕設備を提案した。これによりダン
プトラック等の輸送手段が不要となり，輸送コストが大
幅に低減できることになる。しかしながら，この方法で
あると，移動式コンベヤはディーゼルエンジンや発電機
の装置を搭載した自走機能を必要とし，かつ，採掘現場
の変更に伴って新たに移動式コンベヤのレイアウトの変
更を必要とし，この作業に時間がかかっていた。
図１１に示すように，自走可能な移動式クラッシャと同
じく自走可能な移動式コンベヤと固定式コンベヤとを連
結して，クラッシャの破砕産物を，たとえば常設の砕石
工場等へ輸送する破砕設備を提案した。これによりダン
プトラック等の輸送手段が不要となり，輸送コストが大
幅に低減できることになる。しかしながら，この方法で
あると，移動式コンベヤはディーゼルエンジンや発電機
の装置を搭載した自走機能を必要とし，かつ，採掘現場
の変更に伴って新たに移動式コンベヤのレイアウトの変
更を必要とし，この作業に時間がかかっていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し，純
度の高い一次破砕産物を最寄りの砕石工場等定位置に採
掘現場が変更しても簡単に，かつ，短時間で対応するた
めに，第１の発明では，移動式クラッシャと，該移動式
クラッシャの破砕産物を輸送する複数個の移動式コンベ
ヤとからなる破砕設備であって，前記移動式クラッシャ
と後続の移動式コンベヤ間，および各移動式コンベヤ間
は垂直軸回りに回転自在なピンジョイントで結合された
破砕設備とした。また，第２の発明の破砕設備は，第１
の発明における移動式クラッシャを，走行自在なクロー
ラの上に，供給された岩石を受入れるホッパと，供給岩
石を大塊と細粒に選別しつつ移送するグリズリ付振動フ
ィーダと，該岩石を破砕するジョークラッシャと，破砕
産物の輸送機と，前記細粒から土砂分を除去して篩上を
前記輸送機へ排出する振動篩と，該土砂分を輸送する補
助輸送機と，各機器駆動用のディーゼルエンジンならび
に油圧ユニットを搭載した構成とした。
度の高い一次破砕産物を最寄りの砕石工場等定位置に採
掘現場が変更しても簡単に，かつ，短時間で対応するた
めに，第１の発明では，移動式クラッシャと，該移動式
クラッシャの破砕産物を輸送する複数個の移動式コンベ
ヤとからなる破砕設備であって，前記移動式クラッシャ
と後続の移動式コンベヤ間，および各移動式コンベヤ間
は垂直軸回りに回転自在なピンジョイントで結合された
破砕設備とした。また，第２の発明の破砕設備は，第１
の発明における移動式クラッシャを，走行自在なクロー
ラの上に，供給された岩石を受入れるホッパと，供給岩
石を大塊と細粒に選別しつつ移送するグリズリ付振動フ
ィーダと，該岩石を破砕するジョークラッシャと，破砕
産物の輸送機と，前記細粒から土砂分を除去して篩上を
前記輸送機へ排出する振動篩と，該土砂分を輸送する補
助輸送機と，各機器駆動用のディーゼルエンジンならび
に油圧ユニットを搭載した構成とした。
【０００６】
【作用】本発明の破砕設備では，移動式クラッシャを採
掘現場の直近に移動させ，岩石ともに混入する土砂分や
細粒を予めグリズリ付振動フィーダで取除いたうえでジ
ョークラッシャで岩石を破砕する。破砕産物は移動式ク
ラッシャに接続される複数個の移動式コンベヤに導びか
れて，所定の定位置，すなわち，採掘現場最寄りの常設
設備の砕石工場などへ運搬され，２次加工されて骨材や
砂を生産する。採掘現場の変更に伴って，移動式クラッ
シャが移動すると，これにピンジョイントで接続された
後続の移動式コンベヤは移動式クラッシャに牽引されて
従動し移動するので，レイアウトは自動的に変更され，
変更後直ちに作業を再開できる。
掘現場の直近に移動させ，岩石ともに混入する土砂分や
細粒を予めグリズリ付振動フィーダで取除いたうえでジ
ョークラッシャで岩石を破砕する。破砕産物は移動式ク
ラッシャに接続される複数個の移動式コンベヤに導びか
れて，所定の定位置，すなわち，採掘現場最寄りの常設
設備の砕石工場などへ運搬され，２次加工されて骨材や
砂を生産する。採掘現場の変更に伴って，移動式クラッ
シャが移動すると，これにピンジョイントで接続された
後続の移動式コンベヤは移動式クラッシャに牽引されて
従動し移動するので，レイアウトは自動的に変更され，
変更後直ちに作業を再開できる。
【０００７】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。図１〜図７は本発明に係る実施例を示し，図
１は破砕設備の全体概略側面図，図２は破砕設備の全体
概略平面図，図３は移動式クラッシャの全体側面図，図
４は移動式クラッシャの要部平面図，図５は移動式クラ
ッシャの要部側面図，図６はジョークラッシャの側面断
面図，図７は移動式クラッシャの正面図である。
説明する。図１〜図７は本発明に係る実施例を示し，図
１は破砕設備の全体概略側面図，図２は破砕設備の全体
概略平面図，図３は移動式クラッシャの全体側面図，図
４は移動式クラッシャの要部平面図，図５は移動式クラ
ッシャの要部側面図，図６はジョークラッシャの側面断
面図，図７は移動式クラッシャの正面図である。
【０００８】図２において，破砕設備は移動式クラッシ
ャ１００とこれに接続される複数個の移動式コンベヤ２
００Ａ，２００Ｂ，２００Ｃ，…と，再後尾が砕石工場
のホッパ４００まで延在する長尺の固定式コンベヤ３０
０とで構成される。移動式クラッシャ１００は，図３〜
図７に示すように，エンドレスのキャタピラ２ａによっ
て走行するクローラ２のフレーム３の上に，柱脚１０
ａ，１０ｂを介してホッパ１０およびその下側に配設さ
れるグリズリ付振動フィーダ２０が積載され，グリズリ
付振動フィーダ２０は，図４および図５に示すように，
長手方向に適当間隔離間した並列のグリズリバー２０ａ
が多数に配列され，全体が下流に向けて水平または下流
側に向かってやや上側に傾斜しており，駆動モータ２０
ｂにより下流側に積載物を移送する高速微小振動を与え
られるよう構成される。グリズリ付振動フィーダ２０の
下側にはシュート２１があり，グリズリバー２０ａ間を
通過した細粒および土砂分を受入れて細粒と土砂分とを
選別する，たとえば，１０ｍｍの網目をもつ振動篩５０
が配設され，振動篩５０の下方には篩下を集めて移動式
クラッシャ１００の側面に突出する補助輸送機６０へ落
下するためのシュートが設けられる。一方，振動篩５０
の篩上の細粒は，後述する輸送機４０へ落下するようシ
ュートが設けられる。グリズリ付振動フィーダ２０の下
流の直近にはジョークラッシャ３０が配設され，ジョー
クラッシャ３０の破砕産物は下側から移動式クラッシャ
１００の長手方向下流側に向かって傾斜して立上る輸送
機４０へ落下するようシュートが設けられる。そのほ
か，ディーゼルエンジン７０とディーゼルエンジン７０
の燃料油である軽油を貯蔵する燃料タンク８０および油
圧機器の作動油を貯蔵する油タンク８２が下流側のフレ
ーム３上に固設される。ジョークラッシャ３０の上部両
側には踊場９２が設置され，階段９０を介して作業員が
昇降できるようになっている。
ャ１００とこれに接続される複数個の移動式コンベヤ２
００Ａ，２００Ｂ，２００Ｃ，…と，再後尾が砕石工場
のホッパ４００まで延在する長尺の固定式コンベヤ３０
０とで構成される。移動式クラッシャ１００は，図３〜
図７に示すように，エンドレスのキャタピラ２ａによっ
て走行するクローラ２のフレーム３の上に，柱脚１０
ａ，１０ｂを介してホッパ１０およびその下側に配設さ
れるグリズリ付振動フィーダ２０が積載され，グリズリ
付振動フィーダ２０は，図４および図５に示すように，
長手方向に適当間隔離間した並列のグリズリバー２０ａ
が多数に配列され，全体が下流に向けて水平または下流
側に向かってやや上側に傾斜しており，駆動モータ２０
ｂにより下流側に積載物を移送する高速微小振動を与え
られるよう構成される。グリズリ付振動フィーダ２０の
下側にはシュート２１があり，グリズリバー２０ａ間を
通過した細粒および土砂分を受入れて細粒と土砂分とを
選別する，たとえば，１０ｍｍの網目をもつ振動篩５０
が配設され，振動篩５０の下方には篩下を集めて移動式
クラッシャ１００の側面に突出する補助輸送機６０へ落
下するためのシュートが設けられる。一方，振動篩５０
の篩上の細粒は，後述する輸送機４０へ落下するようシ
ュートが設けられる。グリズリ付振動フィーダ２０の下
流の直近にはジョークラッシャ３０が配設され，ジョー
クラッシャ３０の破砕産物は下側から移動式クラッシャ
１００の長手方向下流側に向かって傾斜して立上る輸送
機４０へ落下するようシュートが設けられる。そのほ
か，ディーゼルエンジン７０とディーゼルエンジン７０
の燃料油である軽油を貯蔵する燃料タンク８０および油
圧機器の作動油を貯蔵する油タンク８２が下流側のフレ
ーム３上に固設される。ジョークラッシャ３０の上部両
側には踊場９２が設置され，階段９０を介して作業員が
昇降できるようになっている。
【０００９】図６はジョークラッシャ３０を示し，ケー
シング３１に固定した固定ジョー３２と偏心回転軸３３
に上部が取付けられたスイングジョー３４とを備えてお
り，固定ジョー３２に取付けられた固定破砕板３５とス
イングジョー３４に取付けられた可動破砕板３６とで岩
石を破砕する。３３ａは偏心回転軸３３に固着したフラ
イホイールである。スイングジョー３４の下部にはトグ
ルプレート３７がフレーム３１へ固設したトグルヘッド
３８に連結される。３９はトグルプレート３７をトグル
ヘッド３８と離脱させないためスイングジョー３４の下
端を図６の右側方向へ付勢する圧縮ばねである。なお，
ホッパ１０とグリズリ付振動フィーダ２０とを一体化し
て，グリズリ付振動フィーダ２０の最頂部に傾斜した側
壁を設けても良い。
シング３１に固定した固定ジョー３２と偏心回転軸３３
に上部が取付けられたスイングジョー３４とを備えてお
り，固定ジョー３２に取付けられた固定破砕板３５とス
イングジョー３４に取付けられた可動破砕板３６とで岩
石を破砕する。３３ａは偏心回転軸３３に固着したフラ
イホイールである。スイングジョー３４の下部にはトグ
ルプレート３７がフレーム３１へ固設したトグルヘッド
３８に連結される。３９はトグルプレート３７をトグル
ヘッド３８と離脱させないためスイングジョー３４の下
端を図６の右側方向へ付勢する圧縮ばねである。なお，
ホッパ１０とグリズリ付振動フィーダ２０とを一体化し
て，グリズリ付振動フィーダ２０の最頂部に傾斜した側
壁を設けても良い。
【００１０】以上のように構成された本発明の移動式ク
ラッシャ１００の作動について説明すると，移動式クラ
ッシャ１００の前方先端（図３では右側）を採掘現場へ
向け，ディーゼルエンジン７０を始動して各機器の駆動
を確認したあと，ホッパ１０へ採取した岩石をショベル
ローダ等の積込機械により供給する。供給された岩石は
グリズリ付振動フィーダ２０でジョークラッシャ３０へ
移動させながら，グリズリバー２０ａ間を細粒および土
砂分が通過し，振動篩５０によってさらに細粒と土砂分
に選別され，細粒は輸送機４０へ，土砂分は補肋輸送機
６０へ各々移送される。グリズリ付振動フィーダ２０に
よってジョークラッシャ３０へ送られた岩石は破砕され
て規定のサイズにセットされた約１５０ｍｍの大きさと
なって輸送機４０へ排出される。
ラッシャ１００の作動について説明すると，移動式クラ
ッシャ１００の前方先端（図３では右側）を採掘現場へ
向け，ディーゼルエンジン７０を始動して各機器の駆動
を確認したあと，ホッパ１０へ採取した岩石をショベル
ローダ等の積込機械により供給する。供給された岩石は
グリズリ付振動フィーダ２０でジョークラッシャ３０へ
移動させながら，グリズリバー２０ａ間を細粒および土
砂分が通過し，振動篩５０によってさらに細粒と土砂分
に選別され，細粒は輸送機４０へ，土砂分は補肋輸送機
６０へ各々移送される。グリズリ付振動フィーダ２０に
よってジョークラッシャ３０へ送られた岩石は破砕され
て規定のサイズにセットされた約１５０ｍｍの大きさと
なって輸送機４０へ排出される。
【００１１】このようにして，移動式クラッシャ１００
で，採掘現場の直近で得られた岩石を１次破砕し，図１
および図２に示すように，後続の移動式コンベヤ２００
ならびに固定式コンベヤ３００によって破砕産物は砕石
工場へベルト輸送され，２次破砕や水洗などの２次加工
をされてコンクリート用ならびにアスファルト用の細骨
材や製砂が製造される。また，新たな岩石の採掘のため
の発破作業の際には，安全上のため，移動式クラッシャ
１００と移動式コンベヤ２００（２００Ａ，２００Ｂ，
２００Ｃ，２００Ｄ，２００Ｅ）は一時的に現場から待
避し，発破終了後に再び切羽最先端に設置されて作業を
継続する。図１の実施例では，ひとつの固定式コンベヤ
３００に対して，１台の移動式クラッシャ１００および
これに接続される複数の移動式コンベヤ２００Ａ，２０
０Ｂ，…，２００Ｅの組み合わせとしたが，伸縮可能な
移動式コンベヤを１台もしくは複数台使用しても良い
し，また，ひとつの固定式コンベヤ３００に対して複数
台の移動式クラッシャ１００の産物が流れ込む多連方式
としても良い。この場合には固定式コンベヤ３００の能
力を予め大きくする必要があるのはいうまでもない。な
お，移動式コンベヤ２００は，図１に示すように，１端
または両端に転動するローラタイヤを備え，自走機能は
不要で，各々の端部に設けた竪軸回りに回転自在なピン
ジョイント２１０によって連結され，移動式クラッシャ
１００の移動に従動して方向を転換したり，移動したり
する。したがって，前記のローラタイヤは水平軸回りに
転動するとともに，垂直軸回りに方向転換もできるよう
構成される。
で，採掘現場の直近で得られた岩石を１次破砕し，図１
および図２に示すように，後続の移動式コンベヤ２００
ならびに固定式コンベヤ３００によって破砕産物は砕石
工場へベルト輸送され，２次破砕や水洗などの２次加工
をされてコンクリート用ならびにアスファルト用の細骨
材や製砂が製造される。また，新たな岩石の採掘のため
の発破作業の際には，安全上のため，移動式クラッシャ
１００と移動式コンベヤ２００（２００Ａ，２００Ｂ，
２００Ｃ，２００Ｄ，２００Ｅ）は一時的に現場から待
避し，発破終了後に再び切羽最先端に設置されて作業を
継続する。図１の実施例では，ひとつの固定式コンベヤ
３００に対して，１台の移動式クラッシャ１００および
これに接続される複数の移動式コンベヤ２００Ａ，２０
０Ｂ，…，２００Ｅの組み合わせとしたが，伸縮可能な
移動式コンベヤを１台もしくは複数台使用しても良い
し，また，ひとつの固定式コンベヤ３００に対して複数
台の移動式クラッシャ１００の産物が流れ込む多連方式
としても良い。この場合には固定式コンベヤ３００の能
力を予め大きくする必要があるのはいうまでもない。な
お，移動式コンベヤ２００は，図１に示すように，１端
または両端に転動するローラタイヤを備え，自走機能は
不要で，各々の端部に設けた竪軸回りに回転自在なピン
ジョイント２１０によって連結され，移動式クラッシャ
１００の移動に従動して方向を転換したり，移動したり
する。したがって，前記のローラタイヤは水平軸回りに
転動するとともに，垂直軸回りに方向転換もできるよう
構成される。
【００１２】図２に示すように，切羽の直近における移
動式コンベヤ２００Ａ，２００Ｂを屈曲したくの字の形
状に配列しておくことにより，切羽が移動したとき図の
点線に表示したように，ポイントＡを境として，移動式
クラッシャ１００および移動式コンベヤ２００Ａ，２０
０Ｂのレイアウトの変更のみで，移動式コンベヤ２００
Ｃ，２００Ｄ，２００Ｅは移動は不要で簡便に移動作業
が完了し作業時間がさらに短縮される。この場合には移
動式コンベヤ２００Ａ，２００Ｂの位置変更のみで，そ
の後続の移動式コンベヤ２００Ｃ，２００Ｄ，２００Ｅ
は移動を必要としないのでより作業時間や労力が軽減さ
れる。切羽が移動して，固定設備の固定式コンベヤ３０
０の端部からの距離が増大したときには，随時新規な移
動式コンベヤを補充し，連結する。
動式コンベヤ２００Ａ，２００Ｂを屈曲したくの字の形
状に配列しておくことにより，切羽が移動したとき図の
点線に表示したように，ポイントＡを境として，移動式
クラッシャ１００および移動式コンベヤ２００Ａ，２０
０Ｂのレイアウトの変更のみで，移動式コンベヤ２００
Ｃ，２００Ｄ，２００Ｅは移動は不要で簡便に移動作業
が完了し作業時間がさらに短縮される。この場合には移
動式コンベヤ２００Ａ，２００Ｂの位置変更のみで，そ
の後続の移動式コンベヤ２００Ｃ，２００Ｄ，２００Ｅ
は移動を必要としないのでより作業時間や労力が軽減さ
れる。切羽が移動して，固定設備の固定式コンベヤ３０
０の端部からの距離が増大したときには，随時新規な移
動式コンベヤを補充し，連結する。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように，本発明の破砕設備
においては，純度の高い高品質の骨材の１次破砕産物が
能率良く生産されるとともに，常設設備，たとえば最寄
りの砕石工場等へ効率良く輸送されるので製造コストの
低減を図ることができる。また，採掘現場である切羽の
変更によって，移動式クラッシャを移動させる際には後
続の移動式コンベヤを牽引従動して直ちに移動させるこ
とができるから，作業能率が高く短時間で移動作業が完
了できるうえ，移動式コンベヤに自走機能を付与する必
要がなく，設備費が安価である。
においては，純度の高い高品質の骨材の１次破砕産物が
能率良く生産されるとともに，常設設備，たとえば最寄
りの砕石工場等へ効率良く輸送されるので製造コストの
低減を図ることができる。また，採掘現場である切羽の
変更によって，移動式クラッシャを移動させる際には後
続の移動式コンベヤを牽引従動して直ちに移動させるこ
とができるから，作業能率が高く短時間で移動作業が完
了できるうえ，移動式コンベヤに自走機能を付与する必
要がなく，設備費が安価である。
【図１】本発明の破砕設備の実施例を示す全体概略側面
図である。
図である。
【図２】本発明の破砕設備の実施例を示す全体概略平面
図である。
図である。
【図３】本発明の破砕設備の実施例を示す移動式クラッ
シャの全体側面図である。
シャの全体側面図である。
【図４】本発明の破砕設備の実施例を示す移動式クラッ
シャの要部平面図である。
シャの要部平面図である。
【図５】本発明の破砕設備の実施例を示す移動式クラッ
シャの要部側面図である。
シャの要部側面図である。
【図６】本発明の破砕設備の実施例を示す移動式クラッ
シャのジョークラッシャの側面断面図である。
シャのジョークラッシャの側面断面図である。
【図７】本発明の破砕設備の実施例を示す移動式クラッ
シャの正面図である。
シャの正面図である。
【図８】従来の移動式クラッシャの全体側面図である。
【図９】従来のジョークラッシャの側面図である。
【図１０】従来の採掘現場における輸送状況を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図１１】従来の破砕設備の概略斜視図である。
１ 移動式クラッシャ ２ クローラ ２ａ キャタピラ ３ フレーム １０ ホッパ ２０ グリズリ付振動フィーダ ２０ａ グリズリバー ２０ｂ 駆動モータ ２１ シュート ３０ ジョークラッシャ ３１ ケーシング ３２ 固定ジョー ３３ 偏心回転軸 ３３ａ フライホイール ３４ スイングジョー ３５ 固定破砕板 ３６ 可動破砕板 ３７ トグルプレート ３８ トグルヘッド ３９ 圧縮ばね ４０ 輸送機（メインコンベヤ） ５０ 振動篩（サンドセパレータ） ６０ 補肋輸送機（サイドコンベヤ） ７０ ディーゼルエンジン ８０ 燃料タンク ８２ 油タンク １００ 移動式クラッシャ ２００ 移動式コンベヤ ２００Ａ 移動式コンベヤ ２００Ｂ 移動式コンベヤ ２００Ｃ 移動式コンベヤ ２００Ｄ 移動式コンベヤ ２００Ｅ 移動式コンベヤ ２１０ ピンジョイント ３００ 固定式コンベヤ ４００ ホッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０７Ｂ 9/00 Ｚ 8925−4Ｄ Ｅ０２Ｆ 7/00 Ｄ 9022−2Ｄ
Claims (2)
- 【請求項１】 移動式クラッシャと，該移動式クラッシ
ャの破砕産物を輸送する複数個の移動式コンベヤとから
なる破砕設備であって，前記移動式クラッシャと後続の
移動式コンベヤ間，および各移動式コンベヤ間は垂直軸
回りに回転自在なピンジョイントで結合された破砕設
備。 - 【請求項２】 移動式クラッシャは，走行自在なクロー
ラの上に，供給された岩石を受入れるホッパと，供給岩
石を大塊と細粒に選別しつつ移送するグリズリ付振動フ
ィーダと，該岩石を破砕するジョークラッシャと，破砕
産物の輸送機と，前記細粒から土砂分を除去して篩上を
前記輸送機へ排出する振動篩と，該土砂分を輸送する補
助輸送機と，各機器駆動用のディーゼルエンジンならび
に油圧ユニットを搭載した請求項１の破砕設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35421791A JPH05138058A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 破砕設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35421791A JPH05138058A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 破砕設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138058A true JPH05138058A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=18436070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35421791A Pending JPH05138058A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 破砕設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05138058A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997025485A1 (fr) * | 1996-01-12 | 1997-07-17 | Komatsu Ltd. | Machine de type rampant destinee a l'amelioration du sol |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP35421791A patent/JPH05138058A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997025485A1 (fr) * | 1996-01-12 | 1997-07-17 | Komatsu Ltd. | Machine de type rampant destinee a l'amelioration du sol |
| US5988937A (en) * | 1996-01-12 | 1999-11-23 | Komatsu Ltd. | Crawler type soil improving machine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001212 |