JPH05137310A - 偏平型振動ブラシレスモータ - Google Patents
偏平型振動ブラシレスモータInfo
- Publication number
- JPH05137310A JPH05137310A JP29551991A JP29551991A JPH05137310A JP H05137310 A JPH05137310 A JP H05137310A JP 29551991 A JP29551991 A JP 29551991A JP 29551991 A JP29551991 A JP 29551991A JP H05137310 A JPH05137310 A JP H05137310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- motor shaft
- motor
- vibration
- back yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポータブル式通信装置等の振動発生源に利用
される偏平型振動ブラシレスモータにおいて、ラジアル
方向の振動だけでなくスラスト方向の振動を発生させる
ことを目的とする。 【構成】 モータケース上，下に同心円状の溝を設け、
モータシャフトの両端を前記溝で支持し、ロータを回転
させることによってモータシャフトに円錐状運動をさ
せ、ロータの回転面に変動を生じさせ、ラジアル方向の
振動だけでなくスラスト方向の振動を発生させることが
できる。このスラスト方向の振動によって、従来品より
も振動を感知し易くできる。
される偏平型振動ブラシレスモータにおいて、ラジアル
方向の振動だけでなくスラスト方向の振動を発生させる
ことを目的とする。 【構成】 モータケース上，下に同心円状の溝を設け、
モータシャフトの両端を前記溝で支持し、ロータを回転
させることによってモータシャフトに円錐状運動をさ
せ、ロータの回転面に変動を生じさせ、ラジアル方向の
振動だけでなくスラスト方向の振動を発生させることが
できる。このスラスト方向の振動によって、従来品より
も振動を感知し易くできる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるポケットベル
等のポータブル式通信装置の振動発生源に用いられる偏
平型振動ブラシレスモータに関する。
等のポータブル式通信装置の振動発生源に用いられる偏
平型振動ブラシレスモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ポータブル式通信装置、たとえば
携帯用ポケットベルの需要が年々増加している。しか
し、携帯用ポケットベルは音を利用した報知装置である
ため、特定の人以外にもその音が伝達され、会議の席上
や静かな図書館等においてはその音が耳障りであった。
携帯用ポケットベルの需要が年々増加している。しか
し、携帯用ポケットベルは音を利用した報知装置である
ため、特定の人以外にもその音が伝達され、会議の席上
や静かな図書館等においてはその音が耳障りであった。
【０００３】そのため振動を利用し、特定の人のみに報
知を行うものが提案され、その振動発生源としてモータ
を用いるものがある。
知を行うものが提案され、その振動発生源としてモータ
を用いるものがある。
【０００４】以下、従来の振動発生用の偏平型振動ブラ
シレスモータについて図３を参照しながら説明する。
シレスモータについて図３を参照しながら説明する。
【０００５】図に示すように、磁束を発生するＮ極，Ｓ
極を交互に着磁した偏平円環形状のロータマグネット１
１は、振動を発生させるために回転の中心であるシャフ
ト１２に対して左右アンバランスとなるようロータフレ
ーム１３に固定している。そしてロータマグネット１１
と磁気回路を構成するバックヨーク１４は、ロータフレ
ーム１３と一定空隙を保つようにロータボス１５に固着
され、メタル１６を介してモータシャフト１２に圧入固
定されている。ロータマグネット１１とバックヨーク１
４との間に所定の空隙を保って固定されたステータ巻線
１７は、モータケースＡ１８およびモータケースＢ１９
に固定されている。
極を交互に着磁した偏平円環形状のロータマグネット１
１は、振動を発生させるために回転の中心であるシャフ
ト１２に対して左右アンバランスとなるようロータフレ
ーム１３に固定している。そしてロータマグネット１１
と磁気回路を構成するバックヨーク１４は、ロータフレ
ーム１３と一定空隙を保つようにロータボス１５に固着
され、メタル１６を介してモータシャフト１２に圧入固
定されている。ロータマグネット１１とバックヨーク１
４との間に所定の空隙を保って固定されたステータ巻線
１７は、モータケースＡ１８およびモータケースＢ１９
に固定されている。
【０００６】以上のように構成された偏平型振動ブラシ
レスモータについて、以下その動作について説明する。
レスモータについて、以下その動作について説明する。
【０００７】ステータ巻線１７に通電するとロータマグ
ネット１１およびバックヨーク１４で形成された磁気回
路で数式 Ｆ＝Ｂ×Ｉ×ｌ×ｎ Ｂ 磁束密度 Ｉ 電流 ｌ 有効導体長 ｎ 巻線ターン数 の力が働きロータが回転するが、このときロータマグネ
ット１１が回転の中心であるモータシャフト１２に対し
て、アンバランスとなっているため、ロータが偏心しラ
ジアル方向に遠心力が発生、偏平型振動ブラシレスモー
タが振動するようになっている。
ネット１１およびバックヨーク１４で形成された磁気回
路で数式 Ｆ＝Ｂ×Ｉ×ｌ×ｎ Ｂ 磁束密度 Ｉ 電流 ｌ 有効導体長 ｎ 巻線ターン数 の力が働きロータが回転するが、このときロータマグネ
ット１１が回転の中心であるモータシャフト１２に対し
て、アンバランスとなっているため、ロータが偏心しラ
ジアル方向に遠心力が発生、偏平型振動ブラシレスモー
タが振動するようになっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、振動がラジアル方向に発生するために、
モータの取付面であるスラスト方向の振動が得られにく
いといった問題がある。このラジアル方向に発生する振
動は人体に感知しにくいため、モータの回転数を高くし
たり電流を多く流したりする必要があった。
来の構成では、振動がラジアル方向に発生するために、
モータの取付面であるスラスト方向の振動が得られにく
いといった問題がある。このラジアル方向に発生する振
動は人体に感知しにくいため、モータの回転数を高くし
たり電流を多く流したりする必要があった。
【０００９】本発明は上記問題を解決するもので、スラ
スト方向の振動を発生させることのできる偏平型振動ブ
ラシレスモータを提供することを目的とする。
スト方向の振動を発生させることのできる偏平型振動ブ
ラシレスモータを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ロータに固定したモータシャフトの両端を
モータケース上，下に設けた同心円状の溝にモータシャ
フトがスラスト方向に対して角度を持たせて挟み込んで
なるものである。
するために、ロータに固定したモータシャフトの両端を
モータケース上，下に設けた同心円状の溝にモータシャ
フトがスラスト方向に対して角度を持たせて挟み込んで
なるものである。
【００１１】
【作用】本発明は上記した構成において、ロータを回転
させたとき、モータシャフトの両端はモータケース上，
下に設けた同心円状の溝に沿って移動し、モータシャフ
トの長さ中心を支点とする円錐運動をすることにより、
スラスト方向に振動が生じることとなる。
させたとき、モータシャフトの両端はモータケース上，
下に設けた同心円状の溝に沿って移動し、モータシャフ
トの長さ中心を支点とする円錐運動をすることにより、
スラスト方向に振動が生じることとなる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図１および
図２を参照しながら説明する。
図２を参照しながら説明する。
【００１３】図に示すように、ロータ１は磁束を発生す
るＮ極，Ｓ極を交互に着磁した偏平円環形状のロータマ
グネット２をロータフレーム３に固定し、前記ロータマ
グネット２と磁気回路を構成するバックヨーク４をロー
タフレーム３と一定空隙を保つようにロータボス５に固
定して、モータシャフト６に圧入固定されている。ステ
ータ巻線７はロータマグネット２とバックヨーク４との
間に位置し、モータケース上８とモータケース下９によ
って固定されている。そしてモータケース上，下８，９
の内面にはそれぞれ同心円状の溝８ａ，９ａを設け、そ
の溝８ａ，９ａにモータシャフト６の両端がスラスト方
向に対して角度を持たせて挟み込まれている。
るＮ極，Ｓ極を交互に着磁した偏平円環形状のロータマ
グネット２をロータフレーム３に固定し、前記ロータマ
グネット２と磁気回路を構成するバックヨーク４をロー
タフレーム３と一定空隙を保つようにロータボス５に固
定して、モータシャフト６に圧入固定されている。ステ
ータ巻線７はロータマグネット２とバックヨーク４との
間に位置し、モータケース上８とモータケース下９によ
って固定されている。そしてモータケース上，下８，９
の内面にはそれぞれ同心円状の溝８ａ，９ａを設け、そ
の溝８ａ，９ａにモータシャフト６の両端がスラスト方
向に対して角度を持たせて挟み込まれている。
【００１４】その動作を説明する。ロータ１が磁界から
力を受けることによってロータ１が回転する。このと
き、ロータ１の回転軸であるモータシャフト６は傾斜し
ているため、ロータマグネット２とステータ巻線７との
間の空隙は均一なものではなく、最も空隙の狭いところ
と最も空隙の広いところとは機械角１８０°の差があ
る。ロータ１の回転に連れてモータシャフト６は両端は
モータケース上８およびモータケース下９に刻まれた溝
８ａ．９ａに沿って移動し、モータシャフト６の長さ中
心を支点とする円錐運動をすることになる。従って、ロ
ータ１は自身の自転とモータシャフト６の公転との差に
よって回転面を波打たせながら回転することになる。
力を受けることによってロータ１が回転する。このと
き、ロータ１の回転軸であるモータシャフト６は傾斜し
ているため、ロータマグネット２とステータ巻線７との
間の空隙は均一なものではなく、最も空隙の狭いところ
と最も空隙の広いところとは機械角１８０°の差があ
る。ロータ１の回転に連れてモータシャフト６は両端は
モータケース上８およびモータケース下９に刻まれた溝
８ａ．９ａに沿って移動し、モータシャフト６の長さ中
心を支点とする円錐運動をすることになる。従って、ロ
ータ１は自身の自転とモータシャフト６の公転との差に
よって回転面を波打たせながら回転することになる。
【００１５】以上のように本実施例によれば、モータシ
ャフト６を傾斜した状態を保ちながら、モータシャフト
６の両端を支持することによってモータシャフト６には
円錐状の運動をさせることができる。このモータシャフ
ト６の運動によって、ロータ１の回転面には上下の変動
が生じ偏平型振動ブラシレスモータはラジアル方向の振
動だけでなく、スラスト方向の振動も発生することがで
きる。
ャフト６を傾斜した状態を保ちながら、モータシャフト
６の両端を支持することによってモータシャフト６には
円錐状の運動をさせることができる。このモータシャフ
ト６の運動によって、ロータ１の回転面には上下の変動
が生じ偏平型振動ブラシレスモータはラジアル方向の振
動だけでなく、スラスト方向の振動も発生することがで
きる。
【００１６】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によればモータシャフトを傾斜した状態で支
持することによってモータシャフトには円錐状の運動
を、回転面には上下の変動を生じさせ、偏平型振動ブラ
シレスモータのラジアル方向の振動だけでなく人体に感
知し易いスラスト方向の振動を発生することができ、振
動発生を感知し易くできるものである。
に、本発明によればモータシャフトを傾斜した状態で支
持することによってモータシャフトには円錐状の運動
を、回転面には上下の変動を生じさせ、偏平型振動ブラ
シレスモータのラジアル方向の振動だけでなく人体に感
知し易いスラスト方向の振動を発生することができ、振
動発生を感知し易くできるものである。
【図１】本発明の一実施例の偏平型振動ブラシレスモー
タの断面図
タの断面図
【図２】本発明の一実施例の偏平型振動ブラシレスモー
タのモータケース上内面の溝の平面図
タのモータケース上内面の溝の平面図
【図３】従来の偏平型振動ブラシレスモータの断面図
１ ロータ ２ ローグマグネット ４ バックヨーク ６ モータシャフト ７ ステータ巻線 ８ モータケース上 ８ａ 溝 ９ モータケース下 ９ａ 溝
Claims (1)
- 【請求項１】 Ｎ極，Ｓ極に交互に着磁した平面円環状
のロータマグネットと、前記ロータマグネットと一定空
隙を保って対向配置したバックヨークと、前記ロータマ
グネットと前記バックヨークとを接続するモータシャフ
トをロータに持ち、前記空隙の間に複数個の巻線を配設
したステータ巻線と、前記ステータ巻線を固定するモー
タケース上，下を備え、前記ロータに固定したモータシ
ャフトの両端をモータケース上，下に設けた同心円状の
溝にモータシャフトがスラスト方向に対して角度を持た
せて挟み込んでなる偏平型振動ブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29551991A JPH05137310A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 偏平型振動ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29551991A JPH05137310A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 偏平型振動ブラシレスモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05137310A true JPH05137310A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17821675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29551991A Pending JPH05137310A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 偏平型振動ブラシレスモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05137310A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998038723A1 (en) * | 1997-02-26 | 1998-09-03 | Mrusek, Gregor | Method of converting electrical energy into mechanical energy of rotating shaft and method of producing mechanical energy of rotating shaft |
| KR100369102B1 (ko) * | 2000-07-12 | 2003-01-24 | 삼성전기주식회사 | 진동모터 |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP29551991A patent/JPH05137310A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998038723A1 (en) * | 1997-02-26 | 1998-09-03 | Mrusek, Gregor | Method of converting electrical energy into mechanical energy of rotating shaft and method of producing mechanical energy of rotating shaft |
| KR100369102B1 (ko) * | 2000-07-12 | 2003-01-24 | 삼성전기주식회사 | 진동모터 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05168196A (ja) | 振動発生用モータ | |
| JPH0837753A (ja) | 偏心電機子鉄心を有する小型振動モータ | |
| JPH0191643A (ja) | 偏平ブラシレスモータ | |
| JPH05137310A (ja) | 偏平型振動ブラシレスモータ | |
| US6448677B1 (en) | Flat-type vibration motor | |
| JP3383835B2 (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
| JPH06311694A (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
| KR100322990B1 (ko) | 진동 모터 | |
| JP2002028569A (ja) | 直流振動モータ及びその電機子構造 | |
| JPH0538093A (ja) | 偏平型振動ブラシレスモータ | |
| JP2003314550A (ja) | 磁気軸受装置 | |
| JP2001211625A (ja) | 直流モータ及びその電機子構造 | |
| JPH0370447A (ja) | 単相ブラシレス振動モータ | |
| JP2001186715A (ja) | 偏平型直流モータ | |
| JP2001211624A (ja) | 直流モータ及びその電機子構造 | |
| JPH06311693A (ja) | 偏平形振動発生装置 | |
| JPS63290153A (ja) | 振動型軸方向空隙型電動機 | |
| JPS59217269A (ja) | デジタル・オ−デイオ・デイスク等に適するブラシレスモ−タ装置 | |
| JP2001190052A (ja) | 直流モータ及びその電機子構造 | |
| JP2003018811A (ja) | 球体発電機 | |
| JPH06327218A (ja) | ステッピングモータ | |
| JPS6270811A (ja) | 空気・磁気軸受型光偏向器 | |
| JPH05252713A (ja) | ブラシレスモータ | |
| JPS6231360A (ja) | 揺動モ−タ | |
| JPH0837754A (ja) | 振動発生モータ |