JPH0513668B2 - - Google Patents

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JPH0513668B2
JPH0513668B2 JP63051210A JP5121088A JPH0513668B2 JP H0513668 B2 JPH0513668 B2 JP H0513668B2 JP 63051210 A JP63051210 A JP 63051210A JP 5121088 A JP5121088 A JP 5121088A JP H0513668 B2 JPH0513668 B2 JP H0513668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
medical device
needle
introducing
hollow tube
Prior art date
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Application number
JP63051210A
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English (en)
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JPS63288170A (ja
Inventor
Hisanobu Ishida
Yosuke Moriuchi
Tadashi Kozai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカテーテル、ガイドワイヤー等の棒状
の医療器具を血管等に導入、留置する際に用いら
れる合成樹脂製導入用針に関する。
(従来の技術) 従来、たとえばカテーテルを血管内に導入、留
置する際に合成樹脂からなる可撓性導入用針が用
いられている。すなわち、第8図に示す如く導入
用針(以下同様)1をシリンジ2の内針3に、内
針3の先端が突出するようにして挿着し、ついで
第9図に示す如く導入用針1の先端が血管4内に
挿通されるまで内針3を血管4内に刺通する。次
に同じく第9図に示す如く導入用針1をその状態
に保つたまま、内針3を血管4から抜き去る。こ
のようにして導入用針1を血管4内に確保させた
状態で、第10図に示す如く所望のカテーテル5
をこの導入針1内に挿通して、その先端部を血管
4内に挿入する。このようにして、カテーテル5
を血管4内の所定の位置に留置したのち、不用と
なつた導入用針1を血管4から抜き取り、さらに
カテーテル5からも抜き取ることが望ましい。な
ぜならばこの不用となつた導入用針1を血管4か
ら抜去したまま放置しておくことは衛生上好まし
くなく、またその後の操作の妨げとなるからであ
る。
しかし、導入用針1をカテーテル5から引き抜
くことはたとえばカテーテルのコネクタ6等の拡
大部の存在により不可能である。
そのため、この不用となつた導入用針1をカテ
ーテル5から取りはずすための提案がいくつかな
されている。たとえば、特開昭56−11069号公報
には導入用針の径方向の対向する個所には他部と
異質のプラスチツクからなる一対の帯条体を形成
し、その導入用針の基部を帯条部につながつたス
リツトの入つた内針ハブとの嵌着部を接続してお
き、不用となつた導入用針を嵌着部を持つてこの
帯条体から引き裂くことにより2つに分割するよ
うにしたものも提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上述の如き従来の帯条体を設けて導入
針を分割する方式のものは導入用針本体から帯条
体を取り除く際に、帯条体の色が導入用針本体の
色と似ているため、帯条体の位置を直ちに確認す
ることが困難であつて導入用針の分割操作に手間
取りなどの問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するため、少なくと
も剥離されるべき方の帯条体を着色して、導入用
針を構成する中空管体の他部に対し、帯条体を色
彩的に明瞭に区別し得るようにしたものである。
すなわち、この発明は棒状医療器具を生体内に
導入するための医療器具導入用針であつて、該棒
状医療器具を貫挿し得る合成樹脂製中空管体から
なり、該管体の長手方向全長又は先端部を除く長
手方向全長に亘つて該中空管体の少なくとも一部
が該中空管体の他の部分と異なる材質からなり、
かつ、該他の部分と色彩的に明瞭に異なる色彩を
以つて着色されていることを特徴とする医療器具
導入用針を提供するものである。
本明細書で、「医療器具導入用針を構成する中
空管体の少なくとも一部が中空管体の他の部分と
色彩的に明瞭に異なる色彩を以つて着色されてい
る」とは中空管体の他の部分がそれを構成する合
成樹脂自体の色と実質的に同一であつて、上述の
中空管体の少なくとも一部が有彩色又は濃い無彩
色にて着色されている場合、これら相互が明度に
おいて著るしい差異が生ずるように着色されてい
る場合、これら相互が反対色の関係になるように
着色されている場合などを云う。
(実施例) まず、本発明を第1図ないし第6図に示す一実
施例を参照して説明する。第1図は本発明に係わ
る医療器具導入用針11の斜視図であつて、第1
の材料と第2の材料との混合材料からなり帯条体
部12を残してほぼチユーブ状に形成された第1
の帯条体13と、第1図および第2図に示す如
く、医療器具導入用針11の長手方向に沿つて形
成された第3の材料からなり、かつ有彩色に着色
された第2の帯条体14とからなつている。な
お、この導入用針11は異径押出し成形によつて
径の異なる部分を同時に成形したものである。
上記の第1の材料としてはたとえば高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体等のポリオレフイン系樹脂が用いられ
る。第2の材料としては第1の材料に対しブレン
ドポリマーを形成し得るものであつて、かつ後述
の第3の材料との接着性が良好なもの、つまり、
体内への導入時に導入用針の第1の帯条体と第2
帯条体の接着面が分離せず、また血液漏れ等がな
くスムースに導入が行える接着性を有するもので
ある。このようなものとしてたとえば高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体等のオレフイン系樹脂をたとえばマレ
イン酸等で変性したものが用いられる。なお第2
の材料はベースポリマーが第1の材料と同種のも
のを選ぶことが好ましい。第3の材料としては第
1の材料に対し、実質的に接着性を有しないもの
であつて、つまり、第2の材料との接着性を弱
め、導入用針の第1帯条体と第2帯条体の接着面
を、所定の力で分離できる程度にするものであ
り、かつ上記第2の材料との接着性を良好なも
の、たとえば6−ナイロン、6,6−ナイロン、
11−ナイロン等のポリアミド樹脂、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル系樹脂が用いられる。
その他、第1の材料としてポリプロピレン、ポ
リエチレンおよびエチレンビニルアセテートから
選ばれるものを用い、第2および第3の材料とし
て共にポリプロピレン、ポリエチレンおよびエチ
レンビニルアセテートから選ばれるものであつ
て、第1の材料と相溶性のないものを選ぶように
してもよい。
材料としては加工性等の点から合成樹脂が望ま
しいが上述の条件を満たすものであれば、いかな
るものでも使用できる。
このように第1の帯条体13と第2の帯条体1
4とを組合せることにより、これら相互間の接着
性又は剥離性は第2の材料の種類および第1の材
料との配合比に依存することになるから、この第
2の材料の配合比をこれら帯条体13,14の形
状、厚みに対応して適当に調節することにより、
第1の帯条体13と第2の帯条体14との接着性
および剥離性を所望の強度に自由に調節すること
ができる。
たとえば、第1の材料としてポリオレフイン系
樹脂、第2の材料としてマレイン酸変性ポリオレ
フイン系樹脂、第3の材料としてポリアミド樹脂
又はポリエステル樹脂を用いた場合は第1の材料
と第2の材料との配合比は10:1〜2:1、より
好ましくは6:1〜3:1の範囲で調整される。
さらに、第1および第2の材料としてエチレン
ビニルアセテートコポリマーとポリプロピレンと
のブレンドポリマーを用い、第3の材料としてポ
リプロピレンを用いた場合、エチレンビニルアセ
テートコポリマー:ポリプロピレン比を好ましく
は1:11:5の範囲で調整することができ、より
好ましくは1:3〜1:5の範囲で調整すること
ができる。1:1〜1:5の範囲の配合比の場合
は、成形性がよく適度な分割性を有するものがで
きる。すなわち、エチレンビニルアセテートコポ
リマーを1としたときポリプロピレンの割合が1
未満のとき、分割部分の強度が弱くなり、カテー
テル導入時に血液漏れを生じる等の問題が生じ、
一方エチレンビニルアセテートコポリマーを1と
したときポリプロピレンの割合が5を越えると
き、分割しにくく操作性が悪くなる。
第2の帯条体14を着色するための着色剤とし
ては人体に対し悪影響を与えるものでない限り任
意の染料、顔料を使用することができる。着色剤
の色についても特に制限はなく、製品の種類等に
合せるなどして適宜選択し得る。
この医療器具導入用針11の製造はたとえば第
5図に示す如き押出し機によつてなされる。すな
わち、この押出し機は先端に環状ダイス21を有
する第1の押出し装置22と、このダイス21の
上流の溶融樹脂通路内中間に開口するノズル23
を装着した第2の押出し装置24からなつてい
る。これら第1および第2の押出し装置22,2
4を同時に動作をさせることにより第2図に示す
如き着色された第2の帯条体14が導入用針11
のスリツト部12に埋設されたチユーブがダイス
21から取り出すことができる。帯条体14の断
面形状は押出装置22,24の吐出量比およびノ
ズル23の開口断面形状に対応するから、必要に
応じ任意に選択し得る。
次に本発明の医療器具導入用針の使用方法につ
いて説明する。
まず、たとえば第8図ないし第10図に示した
のと同様にして導入用針11を第8図に示す如き
シリンジに挿着し、ついでシリンジの内針ととも
に血管等に挿通したのち、内針を抜き去り、導入
用針11を血管等に確保し、ついでカテーテル等
をこの導入用針11内に挿入し、カテーテル等を
血管等に導入する。
次に、この不用となつた導入用針11をカテー
テル等から取り去るに際し、第3図に示す如く着
色された第2の帯条体14を上向きした状態で第
2帯条体14部分をつまみ、これを第4図に示す
如く上方向に引つ張れば針11の一側にスリツト
12を開口させながら第2の帯上体14を剥離す
ることができる、次に、この開口したスリツト1
2を介して導入用針11をカテーテル15から容
易に取りはずすことができる。この場合、第2の
帯条体14の剥離操作は第1の帯条体13が実質
的に樹脂自体の色(例えば薄い白色系)のもので
あつて、第2の帯条体14が有彩色に着色されて
いるから、第2の帯条体14の位置を直ちに確認
することができ、第2の帯条体14を迅速に剥離
することが可能となる。
なお、上記実施例では医療器具導入用針として
カテーテルを導入する場合について説明したが、
カテーテルに限らずあらゆる種類の棒状医療器を
人体内に導入する場合にも適用し得ることはもち
ろんである。
第2の帯条体14は上記実施例の如く導入用針
11に一条のみ設けたものに限らず、第6図に示
す如く径方向に2条あるいはそれ以上設けるよう
にしてもよい。第1の帯条体13の巾と第2の帯
条体14の巾の関係は図示の例に限らず適宜選択
することができよう。
さらに、上記実施例では第1の帯条体と第2の
帯条体との間の剥離性を調整するため、第1、第
2および第3の材料を用いる場合について説明し
たが、第1の帯条体と第2の帯条体の材料を単に
それぞれ単一の別材料からなるものとし、これら
相互間の剥離性を調整するようにしてもよい。そ
のほか第7図に示す如く、一方の帯条体に内部に
その長手方向に沿う剥離容易なウエルドライン1
6を形成させ、このウエルドライン16を介して
医療器具導入用針を分割するようにしてもよい。
このウエルドライン16は第5図に示す成形装置
において、ダイス21の吐出口近傍の成形用樹脂
流路にじやま板(図示しない)を設け、樹脂流を
いつたん実質的に分割させるようにして成形する
ことにより形成することができる。このようにウ
エルドライン16を形成させた場合、光の反射等
に基因して着色濃度が自然にこのウエルドライン
部分において高くなり、ウエルドライン16の位
置を容易に確認し得ることになる。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明によれば、医療器具
導入用針の本体を構成する中空管体の一部に帯条
体を長手法に形成させ、この帯条体部分を介し
て、上記中空管体の分割を図るようにした医療器
具導入用針において、少なくともこの帯条体部分
を他の部分と色彩的な明瞭に異なる色彩を以つて
着色したから、この帯条体部分の位置の確認が容
易となり、この分割又は分割操作をより確実、か
つ迅速におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる医療器具導入用針の斜
視図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、
第3図及び第4図は帯条体を導入用針から剥離す
る操作を説明する斜視図、第5図は本発明の医療
器具導入用針の製造装置の一例を示す断面図、第
6図および第7図は本発明の他の実施例に係わる
医療器具導入用針の断面図、第8図ないし第10
図は医療器具導入用針の使用形態を説明するため
の模式図である。 1……導入用針、2……シリンジ、3……内
針、4……血管、5……カテーテル、6……コネ
クタ、11……医療器具導入用針、12……スリ
ツト部、13……第1の帯条体、14……第2の
帯条体、15……カテーテル、16……ウエルド
ライン、21……ダイス、22……第1の押出し
装置、23……ノズル、24……第2の押出し装
置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 棒状医療器具を生体内に導入するための医療
    器具導入用針であつて、該棒状医療器具を貫挿し
    得る合成樹脂製中空管体からなり、該管体の長手
    方向全長又は先端部を除く長手方向全長に亘つて
    該中空管体の少なくとも一部が該中空管体の他の
    部分と異なる材質からなり、かつ、該他の部分と
    色彩的に明瞭に異なる色彩を以つて着色されてい
    ることを特徴とする医療器具導入用針。 2 上記中空管体は長手方向に沿つて互いに液密
    に一体に形成された複数本の帯条体からなり、該
    帯条体の一方は複数の材料の混合材料の成形体で
    あり、かつ該帯条体と接する他方の帯条体の少な
    くとも一種の材料との間で互いに実質的に接着性
    を有さない材料と互いに良好な接着性を有する材
    料とからなり、上記一方の帯条体又は他方の帯条
    体が着色されていて、これら帯条体相互を色彩的
    に区別している特許請求の範囲第1項記載の医療
    器具導入用針。 3 該中空管体の少なくとも一部がその巾の略中
    央部に比較的弱い力で接合されたウエルドライン
    を有する特許請求の範囲第1項記載の医療器具導
    入用針。
JP63051210A 1988-03-04 1988-03-04 医療器具導入用針 Granted JPS63288170A (ja)

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JPH085719Y2 (ja) * 1989-12-05 1996-02-21 クリエートメディック株式会社 気管挿入用カテーテル

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