JPH05135399A - 光ヘツド - Google Patents
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- JPH05135399A JPH05135399A JP3295472A JP29547291A JPH05135399A JP H05135399 A JPH05135399 A JP H05135399A JP 3295472 A JP3295472 A JP 3295472A JP 29547291 A JP29547291 A JP 29547291A JP H05135399 A JPH05135399 A JP H05135399A
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- shaping prism
- incident
- light
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はビ−ム整形プリズムを用いる光ヘッド
に関して、特に光ヘッドを実装する上で、半導体レ−ザ
素子から光束分離手段までの光路を90度偏向する場
合、反射ミラ−等の新たな光学部品を用いることなく、
小型で、安価な光学系を提供することにある。 【構成】ビ−ム整形プリズムを入射面と出射面が同一な
反射型ビ−ム整形プリズムと透過型ビ−ム整形プリズム
で構成し、かつ該反射型ビ−ム整形プリズムへの入射光
軸と、該透過型ビ−ム整形プリズムからの出射光軸とが
成す角度を90度とし、かつ該2個のビ−ム整形プリズ
ムで生ずる波長変動に伴う色収差を打ち消し補正するよ
うに、反射型ビ−ム整形プリズムと透過型ビ−ム整形プ
リズムの光学定数を選定することにより達成される。 【効果】新たな光学部品を用いることなく、半導体レ−
ザ素子の非等方性を補正する機能と光路を90度偏向す
る機能とを有する安価で、小型なビ−ム整形プリズムを
得ることが出来る。
に関して、特に光ヘッドを実装する上で、半導体レ−ザ
素子から光束分離手段までの光路を90度偏向する場
合、反射ミラ−等の新たな光学部品を用いることなく、
小型で、安価な光学系を提供することにある。 【構成】ビ−ム整形プリズムを入射面と出射面が同一な
反射型ビ−ム整形プリズムと透過型ビ−ム整形プリズム
で構成し、かつ該反射型ビ−ム整形プリズムへの入射光
軸と、該透過型ビ−ム整形プリズムからの出射光軸とが
成す角度を90度とし、かつ該2個のビ−ム整形プリズ
ムで生ずる波長変動に伴う色収差を打ち消し補正するよ
うに、反射型ビ−ム整形プリズムと透過型ビ−ム整形プ
リズムの光学定数を選定することにより達成される。 【効果】新たな光学部品を用いることなく、半導体レ−
ザ素子の非等方性を補正する機能と光路を90度偏向す
る機能とを有する安価で、小型なビ−ム整形プリズムを
得ることが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レ−ザ光の非等方性を
等方性に変換するビ−ム整形プリズムを有し、かつ装置
への実装上、光ヘッドの大きさからくる制約のため、反
射ミラ−等を用いて半導体レ−ザから光分離手段までの
光路を90度偏向する必要がある光ヘッドにおいて、特
に、上記反射ミラ−等の偏向手段を特別に設けることな
く、レ−ザ光の非等方性を等方性に変換するビ−ム整形
プリズムを入射光軸と反射光軸を90度を成すように構
成した実装面で好適な光ヘッドに関する。
等方性に変換するビ−ム整形プリズムを有し、かつ装置
への実装上、光ヘッドの大きさからくる制約のため、反
射ミラ−等を用いて半導体レ−ザから光分離手段までの
光路を90度偏向する必要がある光ヘッドにおいて、特
に、上記反射ミラ−等の偏向手段を特別に設けることな
く、レ−ザ光の非等方性を等方性に変換するビ−ム整形
プリズムを入射光軸と反射光軸を90度を成すように構
成した実装面で好適な光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、ビ−ム整形プリズムとして従来
の透過型ビ−ム整形プリズムを2個用い、光路を90度
偏向するために反射ミラ−を用いた従来の光ヘッドの構
成図である。
の透過型ビ−ム整形プリズムを2個用い、光路を90度
偏向するために反射ミラ−を用いた従来の光ヘッドの構
成図である。
【0003】直線偏光光源である半導体レ−ザ素子1か
ら発射された非等方的な発散光束2は、コリメ−タレン
ズ3により平行光束4となる。平行光束4は、ビ−ム整
形用プリズム50の入射面50aが光束4の光軸4aに
対して斜めに成っていることにより屈折光52となる。
屈折光52はビ−ム整形用プリズム50の出射面50b
で屈折されることなく透過した光束53と成る。光束5
3は、ビ−ム整形用プリズム50と同じ形状のビ−ム整
形用プリズム51に入射する。ここで光束53は、ビ−
ム整形用プリズム51の入射面51aが光束53の光軸
53aに対して斜めに成っていることにより屈折光54
となる。屈折光54はビ−ム整形用プリズム51の出射
面51bで屈折されることなく透過した光束55と成
る。以上により入射光束4は透過型ビ−ム整形プリズム
50、51を通過する過程で2回の屈折により、縦横に
当方性を持った出射光束55に整形される。また光束4
の入射面50aに対する入射角と、光束53の入射面5
1aに対する入射角を等しくすることで出射光55は入
射光4の光軸4aに対して平行となる。そして、光ヘッ
ドを装置へ実装する上で、半導体レ−ザ1、コリメ−タ
レンズ3、ビ−ム整形プリズム50、51、ビ−ムスプ
リッタ6をA方向に一直線上に並べると光路長が長くな
る。すなわち光ヘッドのA方向の長さの制約から、半導
体レ−ザ素子1から光分離手段であるビ−ムスプリッタ
6までの光路を90度偏向し、A方向の長さを短くする
必要がある。よって図に示した従来の光ヘッドでは、ビ
−ム整形された光束55は、ミラ−56を用いて光路を
90度偏向されている。そしてミラ−56を反射した光
束5は、ビ−ムスプリッタ6を透過し、ミラ−7で反射
される。その後、平行光束5は、対物レンズ8により集
光されて、光学的情報記録媒体であるディスク9の情報
記録面9a上に照射される。
ら発射された非等方的な発散光束2は、コリメ−タレン
ズ3により平行光束4となる。平行光束4は、ビ−ム整
形用プリズム50の入射面50aが光束4の光軸4aに
対して斜めに成っていることにより屈折光52となる。
屈折光52はビ−ム整形用プリズム50の出射面50b
で屈折されることなく透過した光束53と成る。光束5
3は、ビ−ム整形用プリズム50と同じ形状のビ−ム整
形用プリズム51に入射する。ここで光束53は、ビ−
ム整形用プリズム51の入射面51aが光束53の光軸
53aに対して斜めに成っていることにより屈折光54
となる。屈折光54はビ−ム整形用プリズム51の出射
面51bで屈折されることなく透過した光束55と成
る。以上により入射光束4は透過型ビ−ム整形プリズム
50、51を通過する過程で2回の屈折により、縦横に
当方性を持った出射光束55に整形される。また光束4
の入射面50aに対する入射角と、光束53の入射面5
1aに対する入射角を等しくすることで出射光55は入
射光4の光軸4aに対して平行となる。そして、光ヘッ
ドを装置へ実装する上で、半導体レ−ザ1、コリメ−タ
レンズ3、ビ−ム整形プリズム50、51、ビ−ムスプ
リッタ6をA方向に一直線上に並べると光路長が長くな
る。すなわち光ヘッドのA方向の長さの制約から、半導
体レ−ザ素子1から光分離手段であるビ−ムスプリッタ
6までの光路を90度偏向し、A方向の長さを短くする
必要がある。よって図に示した従来の光ヘッドでは、ビ
−ム整形された光束55は、ミラ−56を用いて光路を
90度偏向されている。そしてミラ−56を反射した光
束5は、ビ−ムスプリッタ6を透過し、ミラ−7で反射
される。その後、平行光束5は、対物レンズ8により集
光されて、光学的情報記録媒体であるディスク9の情報
記録面9a上に照射される。
【0004】ディスク9からの反射光束10は、対物レ
ンズ8により再び平行光束11に変換され、ミラ−7で
反射された後に、さらにビ−ムスプリッタ6の反射面6
aによって反射される。反射後の平行光束12は、検出
光学系100に導かれ、ディスク9の情報記録面9a上
に集光スポットを位置決めするサ−ボ信号と、情報信号
として検出される。
ンズ8により再び平行光束11に変換され、ミラ−7で
反射された後に、さらにビ−ムスプリッタ6の反射面6
aによって反射される。反射後の平行光束12は、検出
光学系100に導かれ、ディスク9の情報記録面9a上
に集光スポットを位置決めするサ−ボ信号と、情報信号
として検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の透過型ビ−ム整形プリズム50、51を用いる光ヘッ
ドにおいて、半導体レ−ザ1、コリメ−トレンズ3、ビ
−ム整形プリズム50、ビ−ムスプリッタ6が直線的に
配置されるため、半導体レ−ザ1からビ−ムスプリッタ
6まで(A方向)の距離が長くなり光ヘッドが大きくな
る点については配慮されておらず、このため光ヘッドを
装置に実装する点で問題となるという課題があった。ま
たA方向の距離を短くするために、ミラ−等の部品を半
導体レ−ザ素子1からビ−ムスプリッタ6までの光路中
に設けて、光軸を90度偏向四、見かけ上A方向の距離
を短くすることも可能であるが、新たな部品を設ける必
要があり部品点数が多くなる課題があった。これに対し
て、ビ−ム整形プリズム50を一個を使用し、ビ−ム整
形を行なえば、光路長を短くすることが可能である。し
かし、この場合はビ−ム整形プリズムに対する入射光と
出射光の光軸が屈曲し、光ヘッドの構造が複雑になると
いう課題と、半導体レ−ザ素子1のレ−ザ光の波長変動
が生じた場合、ビ−ム整形プリズムからの出射光の光軸
傾きの変動を発生させ、光ヘッドの光学性能を劣化させ
るという課題があった。
の透過型ビ−ム整形プリズム50、51を用いる光ヘッ
ドにおいて、半導体レ−ザ1、コリメ−トレンズ3、ビ
−ム整形プリズム50、ビ−ムスプリッタ6が直線的に
配置されるため、半導体レ−ザ1からビ−ムスプリッタ
6まで(A方向)の距離が長くなり光ヘッドが大きくな
る点については配慮されておらず、このため光ヘッドを
装置に実装する点で問題となるという課題があった。ま
たA方向の距離を短くするために、ミラ−等の部品を半
導体レ−ザ素子1からビ−ムスプリッタ6までの光路中
に設けて、光軸を90度偏向四、見かけ上A方向の距離
を短くすることも可能であるが、新たな部品を設ける必
要があり部品点数が多くなる課題があった。これに対し
て、ビ−ム整形プリズム50を一個を使用し、ビ−ム整
形を行なえば、光路長を短くすることが可能である。し
かし、この場合はビ−ム整形プリズムに対する入射光と
出射光の光軸が屈曲し、光ヘッドの構造が複雑になると
いう課題と、半導体レ−ザ素子1のレ−ザ光の波長変動
が生じた場合、ビ−ム整形プリズムからの出射光の光軸
傾きの変動を発生させ、光ヘッドの光学性能を劣化させ
るという課題があった。
【0006】本発明の目的は、光ヘッドの部品点数を増
やすことなく、半導体レ−ザ素子1からビ−ムスプリッ
タ6までの光路を90度偏向することのできる光ヘッド
を提供することにある。
やすことなく、半導体レ−ザ素子1からビ−ムスプリッ
タ6までの光路を90度偏向することのできる光ヘッド
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、前記ビ−ム整形プリズムを、入射面と出射
面が同一で、反射面を有する反射型ビ−ム整形プリズム
と透過型ビ−ム整形プリズムとで構成し、入射光束の反
射型ビ−ム整形プリズムの入射面への入射角θ1と、反
射型ビ−ム整形プリズムの入射面と透過型ビ−ム整形プ
リズムの入射面との相対角γと、透過型ビ−ム整形プリ
ズムの入射面と出射面との相対角βと、出射光束の透過
型ビ−ム整形プリズムの出射面での屈折角θ9との関係
を次式の数式1を満たすように、反射型ビ−ム整形プリ
ズムと、透過型ビ−ム整形プリズムの形状を工夫し、配
置することにより達成される。
するために、前記ビ−ム整形プリズムを、入射面と出射
面が同一で、反射面を有する反射型ビ−ム整形プリズム
と透過型ビ−ム整形プリズムとで構成し、入射光束の反
射型ビ−ム整形プリズムの入射面への入射角θ1と、反
射型ビ−ム整形プリズムの入射面と透過型ビ−ム整形プ
リズムの入射面との相対角γと、透過型ビ−ム整形プリ
ズムの入射面と出射面との相対角βと、出射光束の透過
型ビ−ム整形プリズムの出射面での屈折角θ9との関係
を次式の数式1を満たすように、反射型ビ−ム整形プリ
ズムと、透過型ビ−ム整形プリズムの形状を工夫し、配
置することにより達成される。
【0008】
【数1】
【0009】
【作用】作用を図2を用いて説明する。半導体レ−ザ素
子1から発射された非等方的な平行光束100は、前記
ビ−ム整形プリズムの第1のビ−ム整形プリズムである
反射型ビ−ム整形プリズム13(屈折率N1)の入射面
13aから入射する。ここで入射光100は、入射面1
3aが入射光軸100aに対して斜め(入射角θ1)に
成っていることから屈折(屈折角θ2)される。そして
屈折した光束101は、入射面13aに対して傾斜(相
対角α)した反射面13bで反射(反射角θ3)された
後、反射光102は再び入射面13aと同じ面13cに
入射(入射角θ4)し、そして屈折(屈折角θ5)して
出射する。そして第2のビ−ム整形プリズムである透過
型ビ−ム整形プリズム14(屈折率N2)の入射面14
aに入射する。ここで入射光束103は、反射型ビ−ム
整形プリズムの入射面13a(出射面13c)に対して
入射面14aが傾斜(相対角γ)した透過型ビ−ム整形
プリズムに入射する。ここで入射面14aが入射光軸1
03aに対して斜め(入射角θ6)に成っていることか
ら屈折(屈折角θ7)される。そして屈折した光束10
4は、入射面14aに対して傾斜(相対角β)した出射
面14bに入射(入射角θ8)し、そして屈折(屈折角
θ9)して出射する。従って、以下の関係式が成り立
つ。
子1から発射された非等方的な平行光束100は、前記
ビ−ム整形プリズムの第1のビ−ム整形プリズムである
反射型ビ−ム整形プリズム13(屈折率N1)の入射面
13aから入射する。ここで入射光100は、入射面1
3aが入射光軸100aに対して斜め(入射角θ1)に
成っていることから屈折(屈折角θ2)される。そして
屈折した光束101は、入射面13aに対して傾斜(相
対角α)した反射面13bで反射(反射角θ3)された
後、反射光102は再び入射面13aと同じ面13cに
入射(入射角θ4)し、そして屈折(屈折角θ5)して
出射する。そして第2のビ−ム整形プリズムである透過
型ビ−ム整形プリズム14(屈折率N2)の入射面14
aに入射する。ここで入射光束103は、反射型ビ−ム
整形プリズムの入射面13a(出射面13c)に対して
入射面14aが傾斜(相対角γ)した透過型ビ−ム整形
プリズムに入射する。ここで入射面14aが入射光軸1
03aに対して斜め(入射角θ6)に成っていることか
ら屈折(屈折角θ7)される。そして屈折した光束10
4は、入射面14aに対して傾斜(相対角β)した出射
面14bに入射(入射角θ8)し、そして屈折(屈折角
θ9)して出射する。従って、以下の関係式が成り立
つ。
【0010】
【数2】
【0011】
【数3】
【0012】
【数4】
【0013】
【数5】
【0014】
【数6】
【0015】
【数7】
【0016】
【数8】
【0017】以上より、半導体レ−ザ素子1から発射さ
れた非等方的な平行光束100が、第1のビ−ム整形プ
リズムである反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面1
3a、出射面13cと、第2のビ−ム整形プリズムであ
る透過型ビ−ム整形プリズム14の入射面14a,出射
面14bとの屈折により、紙面に平行な方向に拡大され
ビ−ム整形される。すなわち、入射光100の光束径を
a,出射光105の光束をbとすると、ビ−ム整形比は
次式で示される。
れた非等方的な平行光束100が、第1のビ−ム整形プ
リズムである反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面1
3a、出射面13cと、第2のビ−ム整形プリズムであ
る透過型ビ−ム整形プリズム14の入射面14a,出射
面14bとの屈折により、紙面に平行な方向に拡大され
ビ−ム整形される。すなわち、入射光100の光束径を
a,出射光105の光束をbとすると、ビ−ム整形比は
次式で示される。
【0018】
【数9】
【0019】また、入射光100の反射型ビ−ム整形プ
リズム13の入射面13aへの入射角θ1と、反射型ビ
−ム整形プリズム13の入射面13aと透過型ビ−ム整
形プリズム14の入射面14aとの相対角γと、透過型
ビ−ム整形プリズム14の入射面14aと出射面14b
との相対角βと、出射光105の透過型ビ−ム整形プリ
ズム14の出射面14bでの屈折角θ9との関係を数1
を満たすように、反射型ビ−ム整形プリズムと、透過型
ビ−ム整形プリズムの形状を工夫し、配置してあること
により、入射光100と出射光105との成す角を90
度にすることが可能であり、ミラ−等を使うことなく、
半導体レ−ザ素子1から光分離手段であるビ−ムスプリ
ッタ6までの光路を90度偏向することが出来る。
リズム13の入射面13aへの入射角θ1と、反射型ビ
−ム整形プリズム13の入射面13aと透過型ビ−ム整
形プリズム14の入射面14aとの相対角γと、透過型
ビ−ム整形プリズム14の入射面14aと出射面14b
との相対角βと、出射光105の透過型ビ−ム整形プリ
ズム14の出射面14bでの屈折角θ9との関係を数1
を満たすように、反射型ビ−ム整形プリズムと、透過型
ビ−ム整形プリズムの形状を工夫し、配置してあること
により、入射光100と出射光105との成す角を90
度にすることが可能であり、ミラ−等を使うことなく、
半導体レ−ザ素子1から光分離手段であるビ−ムスプリ
ッタ6までの光路を90度偏向することが出来る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の光ヘッドを図面を参照して詳
細に説明する。
細に説明する。
【0021】図1は本発明の光ヘッドの第1の実施例を
示す構成図である。
示す構成図である。
【0022】図1において、直線偏光光源である半導体
レ−ザ素子1から発射された強度が非等方的な発散光で
ある光束2は、コリメ−タレンズ3により平行光束4と
され、本発明のビ−ム整形プリズムの第1のビ−ム整形
プリズムである反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面
13aに入射する。ここで入射光束は、入射面13aが
入射光軸4aに対して斜めに成っていることから屈折さ
れる。そして屈折した光束15は、反射型ビ−ム整形プ
リズム13の反射面13bで反射される。反射光束16
は、再び入射面13aと同じ面13cより出射する。そ
して第2のビ−ム整形プリズムである透過型ビ−ム整形
プリズム14の入射面14aに入射する。ここで入射光
束17は、入射面14aが入射光軸17aに対して斜め
に成っていることから屈折される。そして屈折した光束
18は、透過型ビ−ム整形プリズム14の出射面14b
より出射する。以上非等方性のレ−ザ光4は反射型ビ−
ム整形プリズム13の入射面13aと、透過型ビ−ム整
形プリズム14の入射面14aのビ−ム整形作用によ
り、縦横に等方性を持った光ビ−ム19に整形される。
尚、本実施例においては、簡単のため、反射型ビ−ム整
形プリズム13を出射する出射光17と出射面13cは
垂直で、かつ透過型ビ−ム整形プリズム14を出射する
出射光19と出射面14bも垂直としてある。これによ
り、本実施例のビ−ム整形プリズムのビ−ム整形比mは
次式となる。
レ−ザ素子1から発射された強度が非等方的な発散光で
ある光束2は、コリメ−タレンズ3により平行光束4と
され、本発明のビ−ム整形プリズムの第1のビ−ム整形
プリズムである反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面
13aに入射する。ここで入射光束は、入射面13aが
入射光軸4aに対して斜めに成っていることから屈折さ
れる。そして屈折した光束15は、反射型ビ−ム整形プ
リズム13の反射面13bで反射される。反射光束16
は、再び入射面13aと同じ面13cより出射する。そ
して第2のビ−ム整形プリズムである透過型ビ−ム整形
プリズム14の入射面14aに入射する。ここで入射光
束17は、入射面14aが入射光軸17aに対して斜め
に成っていることから屈折される。そして屈折した光束
18は、透過型ビ−ム整形プリズム14の出射面14b
より出射する。以上非等方性のレ−ザ光4は反射型ビ−
ム整形プリズム13の入射面13aと、透過型ビ−ム整
形プリズム14の入射面14aのビ−ム整形作用によ
り、縦横に等方性を持った光ビ−ム19に整形される。
尚、本実施例においては、簡単のため、反射型ビ−ム整
形プリズム13を出射する出射光17と出射面13cは
垂直で、かつ透過型ビ−ム整形プリズム14を出射する
出射光19と出射面14bも垂直としてある。これによ
り、本実施例のビ−ム整形プリズムのビ−ム整形比mは
次式となる。
【0023】
【数10】
【0024】また、入射光4と出射光19を垂直にする
条件式は、数1における光束18の透過型ビ−ム整形プ
リズム14の出射面14bでの屈折角θ9=0とする
と、光束4の反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面1
3aへの入射角θ1と、反射型ビ−ム整形プリズム13
の入射面13aと透過型ビ−ム整形プリズム14の入射
面14aとの相対角γと、透過型ビ−ム整形プリズム1
4の入射面14aと出射面14bとの相対角βと次式で
与えられる。
条件式は、数1における光束18の透過型ビ−ム整形プ
リズム14の出射面14bでの屈折角θ9=0とする
と、光束4の反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面1
3aへの入射角θ1と、反射型ビ−ム整形プリズム13
の入射面13aと透過型ビ−ム整形プリズム14の入射
面14aとの相対角γと、透過型ビ−ム整形プリズム1
4の入射面14aと出射面14bとの相対角βと次式で
与えられる。
【0025】
【数11】
【0026】上式を満たすように反射型ビ−ム整形プリ
ズム13と、透過型ビ−ム整形プリズム14の形状を工
夫することにより、反射型ビ−ム整形プリズム13に入
射する入射光束4の入射光軸4aと、透過型ビ−ム整形
プリズム14を出射する光束19の光軸19aとの成す
角度を90度にすることが可能である。よって従来ヘッ
ドのように、新たにミラ−等の光学部品を光路中に設け
て、光路を90度偏向せずとも、本ビ−ム整形プリズム
だけで光路を90度偏向できる。また、透過型ビ−ム整
形プリズム14を出射した光束19は、2個の三角柱プ
リズム6a,6bから成るビ−ムスプリッタ6を透過
し、ミラ−7で反射される。その後、平行光束19は、
対物レンズ8により集光されて、光学的情報記録媒体で
あるディスク9の情報記録面9a上に照射される。
ズム13と、透過型ビ−ム整形プリズム14の形状を工
夫することにより、反射型ビ−ム整形プリズム13に入
射する入射光束4の入射光軸4aと、透過型ビ−ム整形
プリズム14を出射する光束19の光軸19aとの成す
角度を90度にすることが可能である。よって従来ヘッ
ドのように、新たにミラ−等の光学部品を光路中に設け
て、光路を90度偏向せずとも、本ビ−ム整形プリズム
だけで光路を90度偏向できる。また、透過型ビ−ム整
形プリズム14を出射した光束19は、2個の三角柱プ
リズム6a,6bから成るビ−ムスプリッタ6を透過
し、ミラ−7で反射される。その後、平行光束19は、
対物レンズ8により集光されて、光学的情報記録媒体で
あるディスク9の情報記録面9a上に照射される。
【0027】ディスク9からの反射光束10は、対物レ
ンズ8により再び平行光束11に変換され、ミラ−7で
反射された後に、さらにビ−ムスプリッタ6の反射面6
cによって反射される。反射後の平行光束12は、検出
光学系100に導きかれ、ディスク9の情報記録面9a
上に集光スポットを位置決めするサ−ボ信号と、情報信
号として検出される。サ−ボ信号及び情報信号について
は本発明と本質的に関係無いので詳細説明は省略する。
ンズ8により再び平行光束11に変換され、ミラ−7で
反射された後に、さらにビ−ムスプリッタ6の反射面6
cによって反射される。反射後の平行光束12は、検出
光学系100に導きかれ、ディスク9の情報記録面9a
上に集光スポットを位置決めするサ−ボ信号と、情報信
号として検出される。サ−ボ信号及び情報信号について
は本発明と本質的に関係無いので詳細説明は省略する。
【0028】次に、本実施例の光ヘッドに使用された、
ビ−ム整形プリズム13、14の具体的設計例について
述べる。
ビ−ム整形プリズム13、14の具体的設計例について
述べる。
【0029】反射型ビ−ム整形プリズム13、透過型ビ
−ム整形プリズムの硝材をBK−7とし、ビ−ム整形比
が3と成る場合について計算すると、次のように設計さ
れる。N1=N2=1.51,m=3,α=18.6
°,β=34.4°,γ=58.5°,θ1=65.9
°,θ6=58.5° 一方、上記の設計値は、入射光と出射光が垂直と成る数
11で与えられる条件式を満足する。よって、本実施例
のビ−ム整形プリズム(反射型ビ−ム整形プリズム13
と透過型ビ−ム整形プリズム14)を用いれば、レ−ザ
光の非等方性を整形できると同時に新たにミラ−等の光
学部品を光路中に設けることなく、光路を90度偏向で
きる。これにより光ヘッドを小型化でき装置に実装する
上で有利となる。
−ム整形プリズムの硝材をBK−7とし、ビ−ム整形比
が3と成る場合について計算すると、次のように設計さ
れる。N1=N2=1.51,m=3,α=18.6
°,β=34.4°,γ=58.5°,θ1=65.9
°,θ6=58.5° 一方、上記の設計値は、入射光と出射光が垂直と成る数
11で与えられる条件式を満足する。よって、本実施例
のビ−ム整形プリズム(反射型ビ−ム整形プリズム13
と透過型ビ−ム整形プリズム14)を用いれば、レ−ザ
光の非等方性を整形できると同時に新たにミラ−等の光
学部品を光路中に設けることなく、光路を90度偏向で
きる。これにより光ヘッドを小型化でき装置に実装する
上で有利となる。
【0030】一方、半導体レ−ザ素子1から出射される
前記レ−ザ光2は、温度変動等により波長変動が発生す
る。この波長変動は、ビ−ム整形プリズムの倍率の変動
及び出射光19の光軸傾きを変動させて、光ヘッドの光
学性能を劣化させる原因となる。よって、波長変動が発
生しても上記ビ−ム整形プリズムの倍率の変動及び出射
光19の光軸傾きを変動を補正する必要がある。本実施
例においての補正条件は次式と成る。
前記レ−ザ光2は、温度変動等により波長変動が発生す
る。この波長変動は、ビ−ム整形プリズムの倍率の変動
及び出射光19の光軸傾きを変動させて、光ヘッドの光
学性能を劣化させる原因となる。よって、波長変動が発
生しても上記ビ−ム整形プリズムの倍率の変動及び出射
光19の光軸傾きを変動を補正する必要がある。本実施
例においての補正条件は次式と成る。
【0031】
【数12】
【0032】以下に色収差を補正したビ−ム整形プリズ
ムの設計例を記す。
ムの設計例を記す。
【0033】反射型ビ−ム整形プリズム13、透過型ビ
−ム整形プリズムの硝材をBK−7とし、ビ−ム整形比
が3.2と成る場合について計算すると、次のように設
計される。
−ム整形プリズムの硝材をBK−7とし、ビ−ム整形比
が3.2と成る場合について計算すると、次のように設
計される。
【0034】N1=N2=1.51,m=3.2,α=
18.27°,β=36.54°,γ=63.27°,
θ1=63.27°,θ6=63.27° 一方、上記の設計値は、入射光と出射光が垂直と成る数
11で与えられる条件式を満足する。よって、本実施例
のビ−ム整形プリズム(反射型ビ−ム整形プリズム13
と透過型ビ−ム整形プリズム14)を用いれば、レ−ザ
光の非等方性を整形できると同時に新たにミラ−等の光
学部品を光路中に設けることなく、光路を90度偏向で
きる。さらに半導体レ−ザ素子1から出射されるレ−ザ
光2の波長変動による色収差を補正可能となる。これに
より光ヘッドの性能を劣化させることなく小型化でき装
置に実装する上で有利となる。
18.27°,β=36.54°,γ=63.27°,
θ1=63.27°,θ6=63.27° 一方、上記の設計値は、入射光と出射光が垂直と成る数
11で与えられる条件式を満足する。よって、本実施例
のビ−ム整形プリズム(反射型ビ−ム整形プリズム13
と透過型ビ−ム整形プリズム14)を用いれば、レ−ザ
光の非等方性を整形できると同時に新たにミラ−等の光
学部品を光路中に設けることなく、光路を90度偏向で
きる。さらに半導体レ−ザ素子1から出射されるレ−ザ
光2の波長変動による色収差を補正可能となる。これに
より光ヘッドの性能を劣化させることなく小型化でき装
置に実装する上で有利となる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について図3
を用いて説明する。図3において、図1と同じ記号は同
じ部品を示す。
を用いて説明する。図3において、図1と同じ記号は同
じ部品を示す。
【0036】本実施例のビ−ム整形プリズムは、第1の
実施例の反射型ビ−ム整形プリズム13と透過型ビ−ム
整形プリズム14の位置関係を逆にしたものである。す
なわち、コリメ−トレンズ3を出射した平行光束4は、
まず透過型ビ−ム整形プリズム14を透過した後、反射
型ビ−ム整形プリズム13を反射することにより、ビ−
ム整形を行われる。反射型ビ−ム整形プリズム13を透
過し、ディスク9上に照射され、検出光学系100に導
きかれるまでは、第1の実施例と同じであるので説明は
割愛する。
実施例の反射型ビ−ム整形プリズム13と透過型ビ−ム
整形プリズム14の位置関係を逆にしたものである。す
なわち、コリメ−トレンズ3を出射した平行光束4は、
まず透過型ビ−ム整形プリズム14を透過した後、反射
型ビ−ム整形プリズム13を反射することにより、ビ−
ム整形を行われる。反射型ビ−ム整形プリズム13を透
過し、ディスク9上に照射され、検出光学系100に導
きかれるまでは、第1の実施例と同じであるので説明は
割愛する。
【0037】以上、本実施例のビ−ム整形プリズム(反
射型ビ−ム整形プリズム13と透過型ビ−ム整形プリズ
ム14)を用いれば、レ−ザ光の非等方性を整形できる
と同時に新たにミラ−等の光学部品を光路中に設けるこ
となく、光路を90度偏向できる。これにより光ヘッド
を小型化でき装置に実装する上で有利となる。またレ−
ザ素子1の波長変動に伴う色収差も補正できる。
射型ビ−ム整形プリズム13と透過型ビ−ム整形プリズ
ム14)を用いれば、レ−ザ光の非等方性を整形できる
と同時に新たにミラ−等の光学部品を光路中に設けるこ
となく、光路を90度偏向できる。これにより光ヘッド
を小型化でき装置に実装する上で有利となる。またレ−
ザ素子1の波長変動に伴う色収差も補正できる。
【0038】次に、本発明の第3の実施例について図4
を用いて説明する。図4において、図1と同じ記号は同
じ部品を示す。
を用いて説明する。図4において、図1と同じ記号は同
じ部品を示す。
【0039】本実施例のビ−ム整形プリズムは、第1の
実施例の透過型ビ−ム整形プリズム14をビ−ムスプリ
ッタ6と複合化したものである。すなわち、第1、第2
の実施例のビ−ムスプリッタ6の一つの三角柱プリズム
6aに代えて、入射面25dが入射光軸17aに対して
傾斜する三角柱プリズム25aとした。この傾斜角βを
実施例1の透過型ビ−ム整形プリズムの傾斜角βと等し
くする。これにより、反射型ビ−ム整形プリズム13に
入射する光束4の入射光軸4aとビ−ムスプリッタ25
を出射する光束26の光軸26aの成す角度は90度と
成る。ビ−ムスプリッタ25を透過し、ディスク9上に
照射され、検出光学系100に導きかれるまでは、第1
の実施例と同じであるので説明は割愛する。
実施例の透過型ビ−ム整形プリズム14をビ−ムスプリ
ッタ6と複合化したものである。すなわち、第1、第2
の実施例のビ−ムスプリッタ6の一つの三角柱プリズム
6aに代えて、入射面25dが入射光軸17aに対して
傾斜する三角柱プリズム25aとした。この傾斜角βを
実施例1の透過型ビ−ム整形プリズムの傾斜角βと等し
くする。これにより、反射型ビ−ム整形プリズム13に
入射する光束4の入射光軸4aとビ−ムスプリッタ25
を出射する光束26の光軸26aの成す角度は90度と
成る。ビ−ムスプリッタ25を透過し、ディスク9上に
照射され、検出光学系100に導きかれるまでは、第1
の実施例と同じであるので説明は割愛する。
【0040】以上、本実施例の反射型ビ−ム整形プリズ
ム13とビ−ム整形機能を有するビ−ムスプリッタ25
を用いれば、光学部品数を削減すると同じに,レ−ザ光
の非等方性を整形でき,かつ新たにミラ−等の光学部品
を光路中に設けることなく、光路を90度偏向できる。
これにより光ヘッドを小型化でき装置に実装する上で有
利となる。またレ−ザ素子1の波長変動に伴う色収差も
補正できる。
ム13とビ−ム整形機能を有するビ−ムスプリッタ25
を用いれば、光学部品数を削減すると同じに,レ−ザ光
の非等方性を整形でき,かつ新たにミラ−等の光学部品
を光路中に設けることなく、光路を90度偏向できる。
これにより光ヘッドを小型化でき装置に実装する上で有
利となる。またレ−ザ素子1の波長変動に伴う色収差も
補正できる。
【0041】以上詳細に説明したように、本発明のビ−
ム整形プリズムを用いれば、半導体レ−ザの非等方性を
補正すると同時に、光学系を小型化でき、かつ波長変動
に伴う出射光の光軸ずれを補正することが可能となる。
ム整形プリズムを用いれば、半導体レ−ザの非等方性を
補正すると同時に、光学系を小型化でき、かつ波長変動
に伴う出射光の光軸ずれを補正することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】本発明のビ−ム整形プリズムを用いれ
ば、レ−ザ光の非等方性を整形でき,かつ新たにミラ−
等の光学部品を光路中に設けることなく、光路を90度
偏向できると同時にレ−ザ素子1の波長変動に伴う色収
差も補正できる。これにより光ヘッドを小型化でき装置
に実装する上で有利となる。
ば、レ−ザ光の非等方性を整形でき,かつ新たにミラ−
等の光学部品を光路中に設けることなく、光路を90度
偏向できると同時にレ−ザ素子1の波長変動に伴う色収
差も補正できる。これにより光ヘッドを小型化でき装置
に実装する上で有利となる。
【図1】本発明の第1の実施例の光ヘッドの構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の光ヘッドに用いるビ−ム整形プリズム
の説明図である。
の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の光ヘッドの構成図であ
る。
る。
【図4】本発明の第3の実施例の光ヘッドの構成図であ
る。
る。
【図5】従来のビ−ム整形プリズムを用いた光ヘッドの
構成図である。
構成図である。
【符号の説明】 1…半導体レ−ザ素子、3…コリメ−トレンズ、9…デ
ィスク、13、14…ビ−ム整形プリズム、6、25…
ビ−ムスプリッタ
ィスク、13、14…ビ−ム整形プリズム、6、25…
ビ−ムスプリッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 明 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所小田原工場内 (72)発明者 北田 保夫 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所小田原工場内
Claims (5)
- 【請求項1】半導体レ−ザ素子と、該半導体レ−ザ素子
から発射された発散光を平行光に変換するコリメ−トレ
ンズと、該レ−ザの非等方性を等方性に変換するビ−ム
整形プリズムと、該レ−ザを集光して光学的情報記録媒
体の情報記録面上に導くための対物レンズと、前記情報
記録面からの反射光束または透過光束を検出光学系に分
離する光分離手段とを少なくとも備えた光ヘッドにおい
て、 前記ビ−ム整形プリズムは、第1のビ−ム整形プリズム
と第2のビ−ム整形プリズムから構成され、該第1のビ
−ム整形プリズムは入射面と出射面が同一で、かつ反射
面を有する反射型ビ−ム整形プリズムで、該第2のビ−
ム整形プリズムは入射面と出射面を有する透過型ビ−ム
整形プリズムであることを特徴とする光ヘッド。 - 【請求項2】前記ビ−ム整形プリズムを、前記第1のビ
−ム整形プリズムへの入射光軸と、前記第2のビ−ム整
形プリズムからの出射光軸の成す角度を90度とするこ
とを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。 - 【請求項3】前記光分離手段に、前記透過型ビ−ム整形
プリズムのビ−ム整形機能を付加したことを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の光ヘッド。 - 【請求項4】前記半導体レ−ザ素子から出射される前記
レ−ザ光の波長変動に伴い発生する前記ビ−ム整形プリ
ズムから出射するレ−ザ光の光軸の傾きの変動を補正す
るように、前記反射型ビ−ム整形プリズムと、透過型ビ
−ム整形プリズムを設定したことを特徴とする請求項1
から請求項3のいずれかに記載の光ヘッド。 - 【請求項5】前記ビ−ム整形プリズムを、前記レ−ザ光
の前記反射型ビ−ム整形プリズムの入射面への入射角θ
1と、該反射型ビ−ム整形プリズムの入射面と前記透過
型ビ−ム整形プリズムの入射面との相対角γと、反射型
ビ−ム整形プリズムの入射面と出射面との相対角αの関
係を、 sin(γ)−(cos(γ)/cos(2α))×sin(θ1)=0 を満たすように、前記反射型ビ−ム整形プリズムと、透
過型ビ−ム整形プリズムを設定したことを特徴とする請
求項1から請求項4のいずれかに記載の光ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3295472A JPH05135399A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 光ヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3295472A JPH05135399A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 光ヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05135399A true JPH05135399A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17821043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3295472A Pending JPH05135399A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 光ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05135399A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108594257A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-09-28 | 北方民族大学 | 基于多普勒效应的测速传感器及其标定方法与测量方法 |
CN116117304A (zh) * | 2023-02-03 | 2023-05-16 | 武汉引领光学技术有限公司 | 一种整形光束的旋转跟随光学装置及激光加工*** |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP3295472A patent/JPH05135399A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108594257A (zh) * | 2018-07-02 | 2018-09-28 | 北方民族大学 | 基于多普勒效应的测速传感器及其标定方法与测量方法 |
CN108594257B (zh) * | 2018-07-02 | 2024-04-02 | 哈工科讯(沈阳)工业技术研究院有限公司 | 基于多普勒效应的测速传感器及其标定方法与测量方法 |
CN116117304A (zh) * | 2023-02-03 | 2023-05-16 | 武汉引领光学技术有限公司 | 一种整形光束的旋转跟随光学装置及激光加工*** |
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