JPH05135399A - 光ヘツド - Google Patents

光ヘツド

Info

Publication number
JPH05135399A
JPH05135399A JP3295472A JP29547291A JPH05135399A JP H05135399 A JPH05135399 A JP H05135399A JP 3295472 A JP3295472 A JP 3295472A JP 29547291 A JP29547291 A JP 29547291A JP H05135399 A JPH05135399 A JP H05135399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beam shaping
shaping prism
incident
light
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3295472A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sasaki
徹 佐々木
Kunikazu Onishi
邦一 大西
Masayuki Inoue
雅之 井上
Akira Saito
明 斎藤
Yasuo Kitada
保夫 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3295472A priority Critical patent/JPH05135399A/ja
Publication of JPH05135399A publication Critical patent/JPH05135399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はビ−ム整形プリズムを用いる光ヘッド
に関して、特に光ヘッドを実装する上で、半導体レ−ザ
素子から光束分離手段までの光路を90度偏向する場
合、反射ミラ−等の新たな光学部品を用いることなく、
小型で、安価な光学系を提供することにある。 【構成】ビ−ム整形プリズムを入射面と出射面が同一な
反射型ビ−ム整形プリズムと透過型ビ−ム整形プリズム
で構成し、かつ該反射型ビ−ム整形プリズムへの入射光
軸と、該透過型ビ−ム整形プリズムからの出射光軸とが
成す角度を90度とし、かつ該2個のビ−ム整形プリズ
ムで生ずる波長変動に伴う色収差を打ち消し補正するよ
うに、反射型ビ−ム整形プリズムと透過型ビ−ム整形プ
リズムの光学定数を選定することにより達成される。 【効果】新たな光学部品を用いることなく、半導体レ−
ザ素子の非等方性を補正する機能と光路を90度偏向す
る機能とを有する安価で、小型なビ−ム整形プリズムを
得ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レ−ザ光の非等方性を
等方性に変換するビ−ム整形プリズムを有し、かつ装置
への実装上、光ヘッドの大きさからくる制約のため、反
射ミラ−等を用いて半導体レ−ザから光分離手段までの
光路を90度偏向する必要がある光ヘッドにおいて、特
に、上記反射ミラ−等の偏向手段を特別に設けることな
く、レ−ザ光の非等方性を等方性に変換するビ−ム整形
プリズムを入射光軸と反射光軸を90度を成すように構
成した実装面で好適な光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、ビ−ム整形プリズムとして従来
の透過型ビ−ム整形プリズムを2個用い、光路を90度
偏向するために反射ミラ−を用いた従来の光ヘッドの構
成図である。
【0003】直線偏光光源である半導体レ−ザ素子1か
ら発射された非等方的な発散光束2は、コリメ−タレン
ズ3により平行光束4となる。平行光束4は、ビ−ム整
形用プリズム50の入射面50aが光束4の光軸4aに
対して斜めに成っていることにより屈折光52となる。
屈折光52はビ−ム整形用プリズム50の出射面50b
で屈折されることなく透過した光束53と成る。光束5
3は、ビ−ム整形用プリズム50と同じ形状のビ−ム整
形用プリズム51に入射する。ここで光束53は、ビ−
ム整形用プリズム51の入射面51aが光束53の光軸
53aに対して斜めに成っていることにより屈折光54
となる。屈折光54はビ−ム整形用プリズム51の出射
面51bで屈折されることなく透過した光束55と成
る。以上により入射光束4は透過型ビ−ム整形プリズム
50、51を通過する過程で2回の屈折により、縦横に
当方性を持った出射光束55に整形される。また光束4
の入射面50aに対する入射角と、光束53の入射面5
1aに対する入射角を等しくすることで出射光55は入
射光4の光軸4aに対して平行となる。そして、光ヘッ
ドを装置へ実装する上で、半導体レ−ザ1、コリメ−タ
レンズ3、ビ−ム整形プリズム50、51、ビ−ムスプ
リッタ6をA方向に一直線上に並べると光路長が長くな
る。すなわち光ヘッドのA方向の長さの制約から、半導
体レ−ザ素子1から光分離手段であるビ−ムスプリッタ
6までの光路を90度偏向し、A方向の長さを短くする
必要がある。よって図に示した従来の光ヘッドでは、ビ
−ム整形された光束55は、ミラ−56を用いて光路を
90度偏向されている。そしてミラ−56を反射した光
束5は、ビ−ムスプリッタ6を透過し、ミラ−7で反射
される。その後、平行光束5は、対物レンズ8により集
光されて、光学的情報記録媒体であるディスク9の情報
記録面9a上に照射される。
【0004】ディスク9からの反射光束10は、対物レ
ンズ8により再び平行光束11に変換され、ミラ−7で
反射された後に、さらにビ−ムスプリッタ6の反射面6
aによって反射される。反射後の平行光束12は、検出
光学系100に導かれ、ディスク9の情報記録面9a上
に集光スポットを位置決めするサ−ボ信号と、情報信号
として検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の透過型ビ−ム整形プリズム50、51を用いる光ヘッ
ドにおいて、半導体レ−ザ1、コリメ−トレンズ3、ビ
−ム整形プリズム50、ビ−ムスプリッタ6が直線的に
配置されるため、半導体レ−ザ1からビ−ムスプリッタ
6まで(A方向)の距離が長くなり光ヘッドが大きくな
る点については配慮されておらず、このため光ヘッドを
装置に実装する点で問題となるという課題があった。ま
たA方向の距離を短くするために、ミラ−等の部品を半
導体レ−ザ素子1からビ−ムスプリッタ6までの光路中
に設けて、光軸を90度偏向四、見かけ上A方向の距離
を短くすることも可能であるが、新たな部品を設ける必
要があり部品点数が多くなる課題があった。これに対し
て、ビ−ム整形プリズム50を一個を使用し、ビ−ム整
形を行なえば、光路長を短くすることが可能である。し
かし、この場合はビ−ム整形プリズムに対する入射光と
出射光の光軸が屈曲し、光ヘッドの構造が複雑になると
いう課題と、半導体レ−ザ素子1のレ−ザ光の波長変動
が生じた場合、ビ−ム整形プリズムからの出射光の光軸
傾きの変動を発生させ、光ヘッドの光学性能を劣化させ
るという課題があった。
【0006】本発明の目的は、光ヘッドの部品点数を増
やすことなく、半導体レ−ザ素子1からビ−ムスプリッ
タ6までの光路を90度偏向することのできる光ヘッド
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、前記ビ−ム整形プリズムを、入射面と出射
面が同一で、反射面を有する反射型ビ−ム整形プリズム
と透過型ビ−ム整形プリズムとで構成し、入射光束の反
射型ビ−ム整形プリズムの入射面への入射角θ1と、反
射型ビ−ム整形プリズムの入射面と透過型ビ−ム整形プ
リズムの入射面との相対角γと、透過型ビ−ム整形プリ
ズムの入射面と出射面との相対角βと、出射光束の透過
型ビ−ム整形プリズムの出射面での屈折角θ9との関係
を次式の数式1を満たすように、反射型ビ−ム整形プリ
ズムと、透過型ビ−ム整形プリズムの形状を工夫し、配
置することにより達成される。
【0008】
【数1】
【0009】
【作用】作用を図2を用いて説明する。半導体レ−ザ素
子1から発射された非等方的な平行光束100は、前記
ビ−ム整形プリズムの第1のビ−ム整形プリズムである
反射型ビ−ム整形プリズム13(屈折率N1)の入射面
13aから入射する。ここで入射光100は、入射面1
3aが入射光軸100aに対して斜め(入射角θ1)に
成っていることから屈折(屈折角θ2)される。そして
屈折した光束101は、入射面13aに対して傾斜(相
対角α)した反射面13bで反射(反射角θ3)された
後、反射光102は再び入射面13aと同じ面13cに
入射(入射角θ4)し、そして屈折(屈折角θ5)して
出射する。そして第2のビ−ム整形プリズムである透過
型ビ−ム整形プリズム14(屈折率N2)の入射面14
aに入射する。ここで入射光束103は、反射型ビ−ム
整形プリズムの入射面13a(出射面13c)に対して
入射面14aが傾斜(相対角γ)した透過型ビ−ム整形
プリズムに入射する。ここで入射面14aが入射光軸1
03aに対して斜め(入射角θ6)に成っていることか
ら屈折(屈折角θ7)される。そして屈折した光束10
4は、入射面14aに対して傾斜(相対角β)した出射
面14bに入射(入射角θ8)し、そして屈折(屈折角
θ9)して出射する。従って、以下の関係式が成り立
つ。
【0010】
【数2】
【0011】
【数3】
【0012】
【数4】
【0013】
【数5】
【0014】
【数6】
【0015】
【数7】
【0016】
【数8】
【0017】以上より、半導体レ−ザ素子1から発射さ
れた非等方的な平行光束100が、第1のビ−ム整形プ
リズムである反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面1
3a、出射面13cと、第2のビ−ム整形プリズムであ
る透過型ビ−ム整形プリズム14の入射面14a,出射
面14bとの屈折により、紙面に平行な方向に拡大され
ビ−ム整形される。すなわち、入射光100の光束径を
a,出射光105の光束をbとすると、ビ−ム整形比は
次式で示される。
【0018】
【数9】
【0019】また、入射光100の反射型ビ−ム整形プ
リズム13の入射面13aへの入射角θ1と、反射型ビ
−ム整形プリズム13の入射面13aと透過型ビ−ム整
形プリズム14の入射面14aとの相対角γと、透過型
ビ−ム整形プリズム14の入射面14aと出射面14b
との相対角βと、出射光105の透過型ビ−ム整形プリ
ズム14の出射面14bでの屈折角θ9との関係を数1
を満たすように、反射型ビ−ム整形プリズムと、透過型
ビ−ム整形プリズムの形状を工夫し、配置してあること
により、入射光100と出射光105との成す角を90
度にすることが可能であり、ミラ−等を使うことなく、
半導体レ−ザ素子1から光分離手段であるビ−ムスプリ
ッタ6までの光路を90度偏向することが出来る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の光ヘッドを図面を参照して詳
細に説明する。
【0021】図1は本発明の光ヘッドの第1の実施例を
示す構成図である。
【0022】図1において、直線偏光光源である半導体
レ−ザ素子1から発射された強度が非等方的な発散光で
ある光束2は、コリメ−タレンズ3により平行光束4と
され、本発明のビ−ム整形プリズムの第1のビ−ム整形
プリズムである反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面
13aに入射する。ここで入射光束は、入射面13aが
入射光軸4aに対して斜めに成っていることから屈折さ
れる。そして屈折した光束15は、反射型ビ−ム整形プ
リズム13の反射面13bで反射される。反射光束16
は、再び入射面13aと同じ面13cより出射する。そ
して第2のビ−ム整形プリズムである透過型ビ−ム整形
プリズム14の入射面14aに入射する。ここで入射光
束17は、入射面14aが入射光軸17aに対して斜め
に成っていることから屈折される。そして屈折した光束
18は、透過型ビ−ム整形プリズム14の出射面14b
より出射する。以上非等方性のレ−ザ光4は反射型ビ−
ム整形プリズム13の入射面13aと、透過型ビ−ム整
形プリズム14の入射面14aのビ−ム整形作用によ
り、縦横に等方性を持った光ビ−ム19に整形される。
尚、本実施例においては、簡単のため、反射型ビ−ム整
形プリズム13を出射する出射光17と出射面13cは
垂直で、かつ透過型ビ−ム整形プリズム14を出射する
出射光19と出射面14bも垂直としてある。これによ
り、本実施例のビ−ム整形プリズムのビ−ム整形比mは
次式となる。
【0023】
【数10】
【0024】また、入射光4と出射光19を垂直にする
条件式は、数1における光束18の透過型ビ−ム整形プ
リズム14の出射面14bでの屈折角θ9=0とする
と、光束4の反射型ビ−ム整形プリズム13の入射面1
3aへの入射角θ1と、反射型ビ−ム整形プリズム13
の入射面13aと透過型ビ−ム整形プリズム14の入射
面14aとの相対角γと、透過型ビ−ム整形プリズム1
4の入射面14aと出射面14bとの相対角βと次式で
与えられる。
【0025】
【数11】
【0026】上式を満たすように反射型ビ−ム整形プリ
ズム13と、透過型ビ−ム整形プリズム14の形状を工
夫することにより、反射型ビ−ム整形プリズム13に入
射する入射光束4の入射光軸4aと、透過型ビ−ム整形
プリズム14を出射する光束19の光軸19aとの成す
角度を90度にすることが可能である。よって従来ヘッ
ドのように、新たにミラ−等の光学部品を光路中に設け
て、光路を90度偏向せずとも、本ビ−ム整形プリズム
だけで光路を90度偏向できる。また、透過型ビ−ム整
形プリズム14を出射した光束19は、2個の三角柱プ
リズム6a,6bから成るビ−ムスプリッタ6を透過
し、ミラ−7で反射される。その後、平行光束19は、
対物レンズ8により集光されて、光学的情報記録媒体で
あるディスク9の情報記録面9a上に照射される。
【0027】ディスク9からの反射光束10は、対物レ
ンズ8により再び平行光束11に変換され、ミラ−7で
反射された後に、さらにビ−ムスプリッタ6の反射面6
cによって反射される。反射後の平行光束12は、検出
光学系100に導きかれ、ディスク9の情報記録面9a
上に集光スポットを位置決めするサ−ボ信号と、情報信
号として検出される。サ−ボ信号及び情報信号について
は本発明と本質的に関係無いので詳細説明は省略する。
【0028】次に、本実施例の光ヘッドに使用された、
ビ−ム整形プリズム13、14の具体的設計例について
述べる。
【0029】反射型ビ−ム整形プリズム13、透過型ビ
−ム整形プリズムの硝材をBK−7とし、ビ−ム整形比
が3と成る場合について計算すると、次のように設計さ
れる。N1=N2=1.51,m=3,α=18.6
°,β=34.4°,γ=58.5°,θ1=65.9
°,θ6=58.5° 一方、上記の設計値は、入射光と出射光が垂直と成る数
11で与えられる条件式を満足する。よって、本実施例
のビ−ム整形プリズム(反射型ビ−ム整形プリズム13
と透過型ビ−ム整形プリズム14)を用いれば、レ−ザ
光の非等方性を整形できると同時に新たにミラ−等の光
学部品を光路中に設けることなく、光路を90度偏向で
きる。これにより光ヘッドを小型化でき装置に実装する
上で有利となる。
【0030】一方、半導体レ−ザ素子1から出射される
前記レ−ザ光2は、温度変動等により波長変動が発生す
る。この波長変動は、ビ−ム整形プリズムの倍率の変動
及び出射光19の光軸傾きを変動させて、光ヘッドの光
学性能を劣化させる原因となる。よって、波長変動が発
生しても上記ビ−ム整形プリズムの倍率の変動及び出射
光19の光軸傾きを変動を補正する必要がある。本実施
例においての補正条件は次式と成る。
【0031】
【数12】
【0032】以下に色収差を補正したビ−ム整形プリズ
ムの設計例を記す。
【0033】反射型ビ−ム整形プリズム13、透過型ビ
−ム整形プリズムの硝材をBK−7とし、ビ−ム整形比
が3.2と成る場合について計算すると、次のように設
計される。
【0034】N1=N2=1.51,m=3.2,α=
18.27°,β=36.54°,γ=63.27°,
θ1=63.27°,θ6=63.27° 一方、上記の設計値は、入射光と出射光が垂直と成る数
11で与えられる条件式を満足する。よって、本実施例
のビ−ム整形プリズム(反射型ビ−ム整形プリズム13
と透過型ビ−ム整形プリズム14)を用いれば、レ−ザ
光の非等方性を整形できると同時に新たにミラ−等の光
学部品を光路中に設けることなく、光路を90度偏向で
きる。さらに半導体レ−ザ素子1から出射されるレ−ザ
光2の波長変動による色収差を補正可能となる。これに
より光ヘッドの性能を劣化させることなく小型化でき装
置に実装する上で有利となる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について図3
を用いて説明する。図3において、図1と同じ記号は同
じ部品を示す。
【0036】本実施例のビ−ム整形プリズムは、第1の
実施例の反射型ビ−ム整形プリズム13と透過型ビ−ム
整形プリズム14の位置関係を逆にしたものである。す
なわち、コリメ−トレンズ3を出射した平行光束4は、
まず透過型ビ−ム整形プリズム14を透過した後、反射
型ビ−ム整形プリズム13を反射することにより、ビ−
ム整形を行われる。反射型ビ−ム整形プリズム13を透
過し、ディスク9上に照射され、検出光学系100に導
きかれるまでは、第1の実施例と同じであるので説明は
割愛する。
【0037】以上、本実施例のビ−ム整形プリズム(反
射型ビ−ム整形プリズム13と透過型ビ−ム整形プリズ
ム14)を用いれば、レ−ザ光の非等方性を整形できる
と同時に新たにミラ−等の光学部品を光路中に設けるこ
となく、光路を90度偏向できる。これにより光ヘッド
を小型化でき装置に実装する上で有利となる。またレ−
ザ素子1の波長変動に伴う色収差も補正できる。
【0038】次に、本発明の第3の実施例について図4
を用いて説明する。図4において、図1と同じ記号は同
じ部品を示す。
【0039】本実施例のビ−ム整形プリズムは、第1の
実施例の透過型ビ−ム整形プリズム14をビ−ムスプリ
ッタ6と複合化したものである。すなわち、第1、第2
の実施例のビ−ムスプリッタ6の一つの三角柱プリズム
6aに代えて、入射面25dが入射光軸17aに対して
傾斜する三角柱プリズム25aとした。この傾斜角βを
実施例1の透過型ビ−ム整形プリズムの傾斜角βと等し
くする。これにより、反射型ビ−ム整形プリズム13に
入射する光束4の入射光軸4aとビ−ムスプリッタ25
を出射する光束26の光軸26aの成す角度は90度と
成る。ビ−ムスプリッタ25を透過し、ディスク9上に
照射され、検出光学系100に導きかれるまでは、第1
の実施例と同じであるので説明は割愛する。
【0040】以上、本実施例の反射型ビ−ム整形プリズ
ム13とビ−ム整形機能を有するビ−ムスプリッタ25
を用いれば、光学部品数を削減すると同じに,レ−ザ光
の非等方性を整形でき,かつ新たにミラ−等の光学部品
を光路中に設けることなく、光路を90度偏向できる。
これにより光ヘッドを小型化でき装置に実装する上で有
利となる。またレ−ザ素子1の波長変動に伴う色収差も
補正できる。
【0041】以上詳細に説明したように、本発明のビ−
ム整形プリズムを用いれば、半導体レ−ザの非等方性を
補正すると同時に、光学系を小型化でき、かつ波長変動
に伴う出射光の光軸ずれを補正することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】本発明のビ−ム整形プリズムを用いれ
ば、レ−ザ光の非等方性を整形でき,かつ新たにミラ−
等の光学部品を光路中に設けることなく、光路を90度
偏向できると同時にレ−ザ素子1の波長変動に伴う色収
差も補正できる。これにより光ヘッドを小型化でき装置
に実装する上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光ヘッドの構成図であ
る。
【図2】本発明の光ヘッドに用いるビ−ム整形プリズム
の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の光ヘッドの構成図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例の光ヘッドの構成図であ
る。
【図5】従来のビ−ム整形プリズムを用いた光ヘッドの
構成図である。
【符号の説明】 1…半導体レ−ザ素子、3…コリメ−トレンズ、9…デ
ィスク、13、14…ビ−ム整形プリズム、6、25…
ビ−ムスプリッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 明 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所小田原工場内 (72)発明者 北田 保夫 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所小田原工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レ−ザ素子と、該半導体レ−ザ素子
    から発射された発散光を平行光に変換するコリメ−トレ
    ンズと、該レ−ザの非等方性を等方性に変換するビ−ム
    整形プリズムと、該レ−ザを集光して光学的情報記録媒
    体の情報記録面上に導くための対物レンズと、前記情報
    記録面からの反射光束または透過光束を検出光学系に分
    離する光分離手段とを少なくとも備えた光ヘッドにおい
    て、 前記ビ−ム整形プリズムは、第1のビ−ム整形プリズム
    と第2のビ−ム整形プリズムから構成され、該第1のビ
    −ム整形プリズムは入射面と出射面が同一で、かつ反射
    面を有する反射型ビ−ム整形プリズムで、該第2のビ−
    ム整形プリズムは入射面と出射面を有する透過型ビ−ム
    整形プリズムであることを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】前記ビ−ム整形プリズムを、前記第1のビ
    −ム整形プリズムへの入射光軸と、前記第2のビ−ム整
    形プリズムからの出射光軸の成す角度を90度とするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  3. 【請求項3】前記光分離手段に、前記透過型ビ−ム整形
    プリズムのビ−ム整形機能を付加したことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の光ヘッド。
  4. 【請求項4】前記半導体レ−ザ素子から出射される前記
    レ−ザ光の波長変動に伴い発生する前記ビ−ム整形プリ
    ズムから出射するレ−ザ光の光軸の傾きの変動を補正す
    るように、前記反射型ビ−ム整形プリズムと、透過型ビ
    −ム整形プリズムを設定したことを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】前記ビ−ム整形プリズムを、前記レ−ザ光
    の前記反射型ビ−ム整形プリズムの入射面への入射角θ
    1と、該反射型ビ−ム整形プリズムの入射面と前記透過
    型ビ−ム整形プリズムの入射面との相対角γと、反射型
    ビ−ム整形プリズムの入射面と出射面との相対角αの関
    係を、 sin(γ)−(cos(γ)/cos(2α))×sin(θ1)=0 を満たすように、前記反射型ビ−ム整形プリズムと、透
    過型ビ−ム整形プリズムを設定したことを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれかに記載の光ヘッド。
JP3295472A 1991-11-12 1991-11-12 光ヘツド Pending JPH05135399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3295472A JPH05135399A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 光ヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3295472A JPH05135399A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 光ヘツド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05135399A true JPH05135399A (ja) 1993-06-01

Family

ID=17821043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3295472A Pending JPH05135399A (ja) 1991-11-12 1991-11-12 光ヘツド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05135399A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108594257A (zh) * 2018-07-02 2018-09-28 北方民族大学 基于多普勒效应的测速传感器及其标定方法与测量方法
CN116117304A (zh) * 2023-02-03 2023-05-16 武汉引领光学技术有限公司 一种整形光束的旋转跟随光学装置及激光加工***

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108594257A (zh) * 2018-07-02 2018-09-28 北方民族大学 基于多普勒效应的测速传感器及其标定方法与测量方法
CN108594257B (zh) * 2018-07-02 2024-04-02 哈工科讯(沈阳)工业技术研究院有限公司 基于多普勒效应的测速传感器及其标定方法与测量方法
CN116117304A (zh) * 2023-02-03 2023-05-16 武汉引领光学技术有限公司 一种整形光束的旋转跟随光学装置及激光加工***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5742383A (en) Apparatus for measuring degree of inclination of objective lens for optical pickup
US7321542B2 (en) Beam shaping prism and optical pickup employing the same
US5289313A (en) Optical head using semiconductor laser array as light source
US4607359A (en) Optical recording/reproducing apparatus
US6510119B2 (en) Optical head device
US6744720B2 (en) Optical element and optical pick-up
JPH05135399A (ja) 光ヘツド
JP4044034B2 (ja) アクロマチックプリズムを具備した光ピックアップ装置
US4954702A (en) Process for detecting a focal point in an optical head
JPH0434740A (ja) 光学ヘッド
US5124970A (en) Optical head having a prism
JP3273673B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH0562238A (ja) 光学装置および光ピツクアツプ装置
KR100244179B1 (ko) 광 픽업장치
JPH0528531A (ja) 光デイスク装置の光学系
JP2005189677A (ja) ビーム整形偏光ビームスプリッタ及び光ピックアップ
JPH08201698A (ja) 光偏向素子および光情報記録/再生装置
JPH09171633A (ja) 集積光ピックアップシステム
JPH04209335A (ja) 発光部材
JPH05101422A (ja) 光ピツクアツプ装置
KR970000083Y1 (ko) 광픽업용 스캐닝 장치
JPH0636337A (ja) 2ビーム光ヘッド
JPH07296410A (ja) レーザ光を光ファイバ経由で入射させる光ヘッド 装置
JPH0515130U (ja) 光デイスク装置の光学系
JPH0863775A (ja) 光記録再生装置