JPH05132258A - エレベーターの制御装置 - Google Patents
エレベーターの制御装置Info
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- JPH05132258A JPH05132258A JP29262191A JP29262191A JPH05132258A JP H05132258 A JPH05132258 A JP H05132258A JP 29262191 A JP29262191 A JP 29262191A JP 29262191 A JP29262191 A JP 29262191A JP H05132258 A JPH05132258 A JP H05132258A
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- Japan
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- elevator
- external power
- power failure
- control
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、外部電源の停電時に缶詰状態となる
のを比較的安価に防止でき、利用客へのサービス効率の
向上を図れることを主要な目的としている。 【構成】外部電源を動作源とし、制御部からの制御指令
により主回路を制御してエレベーターを運転する制御盤
と、外部電源の正常時に充電動作するバッテリーを動作
源とし、外部電源の停電検出時に制御盤の主回路を切離
して自己の主回路と接続させ、この主回路を制御してエ
レベーターを最寄階まで運転して乗客を救出し、動作継
続時間が経過するまで動作を保持する停電時自動着床装
置とから成るエレベーターの制御装置において、バッテ
リー出力を変換して制御盤の制御部に電源を供給する電
圧変換手段を、停電時自動着床装置に備え、外部電源の
復帰確認時に停電時自動着床装置にその動作保持を解除
するための動作停止指令を出力する電源復帰確認手段
を、制御盤の制御部に備えたことを特徴としている。
のを比較的安価に防止でき、利用客へのサービス効率の
向上を図れることを主要な目的としている。 【構成】外部電源を動作源とし、制御部からの制御指令
により主回路を制御してエレベーターを運転する制御盤
と、外部電源の正常時に充電動作するバッテリーを動作
源とし、外部電源の停電検出時に制御盤の主回路を切離
して自己の主回路と接続させ、この主回路を制御してエ
レベーターを最寄階まで運転して乗客を救出し、動作継
続時間が経過するまで動作を保持する停電時自動着床装
置とから成るエレベーターの制御装置において、バッテ
リー出力を変換して制御盤の制御部に電源を供給する電
圧変換手段を、停電時自動着床装置に備え、外部電源の
復帰確認時に停電時自動着床装置にその動作保持を解除
するための動作停止指令を出力する電源復帰確認手段
を、制御盤の制御部に備えたことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーターの運転制
御を行なう制御装置に係り、特に外部電源の停電時に缶
詰状態となるのを比較的安価にして防止すると共に、利
用客へのサービス効率の向上を図り得るようにしたエレ
ベーターの制御装置に関するものである。
御を行なう制御装置に係り、特に外部電源の停電時に缶
詰状態となるのを比較的安価にして防止すると共に、利
用客へのサービス効率の向上を図り得るようにしたエレ
ベーターの制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ビルに設置されるエレベーター
において、走行中に停電が発生した場合は、走行不能と
なり、エレベーターかごが停止した位置が途中階であれ
ば、乗客はエレベーターかご室内に閉じ込められた状
態、いわゆる缶詰の状態となる。
において、走行中に停電が発生した場合は、走行不能と
なり、エレベーターかごが停止した位置が途中階であれ
ば、乗客はエレベーターかご室内に閉じ込められた状
態、いわゆる缶詰の状態となる。
【０００３】そこで、このような缶詰の状態となるのを
防止するために、従来から、自家発電装置で最寄階まで
エレベーターを運転して乗客を救出する、いわゆる自家
発運転機能を持ったエレベーターシステムが提案されて
いる。この種のエレベーターシステムは、発電能力に余
裕があれば、継続してエレベーターを利用できる状態に
保つことも可能であるが、この設備は高価であり、一般
的ではない。このため、最近では、最寄階までの運転を
目的としたシステムとして、バッテリーを利用した停電
時自動着床装置が提案されてきている。図３は、この種
の停電時自動着床装置を備えたエレベーターの制御装置
の構成例を示すブロック図である。
防止するために、従来から、自家発電装置で最寄階まで
エレベーターを運転して乗客を救出する、いわゆる自家
発運転機能を持ったエレベーターシステムが提案されて
いる。この種のエレベーターシステムは、発電能力に余
裕があれば、継続してエレベーターを利用できる状態に
保つことも可能であるが、この設備は高価であり、一般
的ではない。このため、最近では、最寄階までの運転を
目的としたシステムとして、バッテリーを利用した停電
時自動着床装置が提案されてきている。図３は、この種
の停電時自動着床装置を備えたエレベーターの制御装置
の構成例を示すブロック図である。
【０００４】図３において、エレベーターのかご１は、
ワイヤーロープ２を介してカウンターウェイト３に連結
され、巻上げ機４のシーブ５とロープ２との間の摩擦力
を利用し、モーター６の回転力にて回転するシーブ５に
より上下するようになっている。外部電源の正常時に
は、モーター６への回転力は、制御盤７内の制御部８か
らの指令により主回路９を経由して与えられている。
ワイヤーロープ２を介してカウンターウェイト３に連結
され、巻上げ機４のシーブ５とロープ２との間の摩擦力
を利用し、モーター６の回転力にて回転するシーブ５に
より上下するようになっている。外部電源の正常時に
は、モーター６への回転力は、制御盤７内の制御部８か
らの指令により主回路９を経由して与えられている。
【０００５】一方、外部電源が停電状態の場合には、外
部電源を動作源としている制御盤７の制御が不可能とな
るので、停電時自動着床装置１０内の停電検出回路１１
が働いて主回路切換回路１２を動作させ、今までモータ
ー６に回転力を与えていた制御盤７の主回路９を切離
し、停電時自動着床装置１０の主回路１３と接続させ
る。その後、停電時自動着床装置１０内の制御部１４に
よって主回路１３を制御し、エレベーターかご１を最寄
階まで運転して乗客を救出する。この停電時の動作は、
全て停電時自動着床装置１０に接続されたバッテリー１
５の出力を動作源として行なわれる。なお、このバッテ
リー１５は、外部電源が正常の時には、常に充電動作を
するような回路構成となっている。
部電源を動作源としている制御盤７の制御が不可能とな
るので、停電時自動着床装置１０内の停電検出回路１１
が働いて主回路切換回路１２を動作させ、今までモータ
ー６に回転力を与えていた制御盤７の主回路９を切離
し、停電時自動着床装置１０の主回路１３と接続させ
る。その後、停電時自動着床装置１０内の制御部１４に
よって主回路１３を制御し、エレベーターかご１を最寄
階まで運転して乗客を救出する。この停電時の動作は、
全て停電時自動着床装置１０に接続されたバッテリー１
５の出力を動作源として行なわれる。なお、このバッテ
リー１５は、外部電源が正常の時には、常に充電動作を
するような回路構成となっている。
【０００６】ところで、上述したエレベーターの制御装
置は、停電時自動着床装置１０の動作が開始したら、そ
の動作の途中で外部電源が復帰しても、ある一定時間、
すなわちエレベーターかご１を最寄階まで運転して乗客
を救出するのに必要な予想時間内は動作を継続するよう
な構成になっている。しかも、停電時自動着床装置１０
の動作が優先となっており、外部電源が復帰して制御盤
７が正常に復帰していても、停電時自動着床装置１０の
動作継続時間を経過しないと、エレベーターは正常に復
帰することができないようになっている。
置は、停電時自動着床装置１０の動作が開始したら、そ
の動作の途中で外部電源が復帰しても、ある一定時間、
すなわちエレベーターかご１を最寄階まで運転して乗客
を救出するのに必要な予想時間内は動作を継続するよう
な構成になっている。しかも、停電時自動着床装置１０
の動作が優先となっており、外部電源が復帰して制御盤
７が正常に復帰していても、停電時自動着床装置１０の
動作継続時間を経過しないと、エレベーターは正常に復
帰することができないようになっている。
【０００７】これは、停電検出回路１１が停電を検出し
て、停電時自動着床装置１０内の制御部１４に動作指令
を出力した後もその状態を保持していないと、外部電源
の復帰時に、制御盤７と停電時自動着床装置１０とが同
時に制御しようとし、お互いの部品を破損してしまうお
それがあるためである。
て、停電時自動着床装置１０内の制御部１４に動作指令
を出力した後もその状態を保持していないと、外部電源
の復帰時に、制御盤７と停電時自動着床装置１０とが同
時に制御しようとし、お互いの部品を破損してしまうお
それがあるためである。
【０００８】そこで、このような事態とならないよう
に、停電検出指令をバッテリー１５の出力で保持させて
いなければならない。このため、電源が復帰した時に、
どちらの電源か区別がつかないので、タイマーによりあ
らかじめ設定された動作継続時間内は停電時自動着床装
置１０の動作を優先し、タイムオーバーするまでは正常
復帰しないようにしている。
に、停電検出指令をバッテリー１５の出力で保持させて
いなければならない。このため、電源が復帰した時に、
どちらの電源か区別がつかないので、タイマーによりあ
らかじめ設定された動作継続時間内は停電時自動着床装
置１０の動作を優先し、タイムオーバーするまでは正常
復帰しないようにしている。
【０００９】このような構成は、停電時自動着床装置１
０を比較的安価にして提供しなければならないことから
の制限であって、電源復帰状態、エレベーターの状態が
充分に確認できる方法があれば、様々な条件の組み合わ
せによる安全な復帰方法が実現可能であるが、現状では
それを実現することが困難である。
０を比較的安価にして提供しなければならないことから
の制限であって、電源復帰状態、エレベーターの状態が
充分に確認できる方法があれば、様々な条件の組み合わ
せによる安全な復帰方法が実現可能であるが、現状では
それを実現することが困難である。
【００１０】そのため、外部電源の停電時におけるエレ
ベーターかご１の停止位置が着床位置に近く、最寄階着
床動作時間が短く、しかも最寄階着床中に電源が復帰し
ていても、タイマーによりあらかじめ設定された動作継
続時間内は、エレベーターを利用することができないと
いう不具合がある。
ベーターかご１の停止位置が着床位置に近く、最寄階着
床動作時間が短く、しかも最寄階着床中に電源が復帰し
ていても、タイマーによりあらかじめ設定された動作継
続時間内は、エレベーターを利用することができないと
いう不具合がある。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
エレベーターの制御装置においては、停電時自動着床装
置が一旦動作を開始すると、乗客の救出に必要な時間プ
ラス余裕を見込んだ時間に設定された停電時着床動作継
続時間内は、外部電源が復帰していても正常運転に復帰
できないという問題があった。
エレベーターの制御装置においては、停電時自動着床装
置が一旦動作を開始すると、乗客の救出に必要な時間プ
ラス余裕を見込んだ時間に設定された停電時着床動作継
続時間内は、外部電源が復帰していても正常運転に復帰
できないという問題があった。
【００１２】本発明の目的は、外部電源の停電時に缶詰
状態となるのを比較的安価にして防止すると共に、利用
客へのサービス効率の向上を図ることが可能な極めて信
頼性の高いエレベーターの制御装置を提供することにあ
る。
状態となるのを比較的安価にして防止すると共に、利用
客へのサービス効率の向上を図ることが可能な極めて信
頼性の高いエレベーターの制御装置を提供することにあ
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、外部電源を動作源とし、制御部からの
制御指令により主回路を制御してエレベーターの運転を
行なう制御盤と、外部電源の正常時に充電動作するバッ
テリーを動作源とし、外部電源の停電を検出すると制御
盤の主回路を切離して自己の主回路と接続させ、当該主
回路を自己の制御部からの制御指令により制御してエレ
ベーターを最寄階まで運転して乗客を救出し、あらかじ
め設定された動作継続時間が経過するまでその動作を保
持する停電時自動着床装置とから構成されるエレベータ
ーの制御装置において、バッテリーからの出力を変換し
て制御盤の制御部に電源を供給する電圧変換手段を、停
電時自動着床装置に備えると共に、外部電源が復帰した
ことを確認すると、停電時自動着床装置に対してその動
作保持を解除するための動作停止指令を出力する電源復
帰確認手段を、制御盤の制御部に備えている。
めに本発明では、外部電源を動作源とし、制御部からの
制御指令により主回路を制御してエレベーターの運転を
行なう制御盤と、外部電源の正常時に充電動作するバッ
テリーを動作源とし、外部電源の停電を検出すると制御
盤の主回路を切離して自己の主回路と接続させ、当該主
回路を自己の制御部からの制御指令により制御してエレ
ベーターを最寄階まで運転して乗客を救出し、あらかじ
め設定された動作継続時間が経過するまでその動作を保
持する停電時自動着床装置とから構成されるエレベータ
ーの制御装置において、バッテリーからの出力を変換し
て制御盤の制御部に電源を供給する電圧変換手段を、停
電時自動着床装置に備えると共に、外部電源が復帰した
ことを確認すると、停電時自動着床装置に対してその動
作保持を解除するための動作停止指令を出力する電源復
帰確認手段を、制御盤の制御部に備えている。
【００１４】
【作用】従って、本発明のエレベーターの制御装置にお
いては、バッテリーからの出力を制御盤の制御部にも電
源として供給すると共に、外部電源が復帰したことを確
認すると、停電時自動着床装置の動作保持を解除するた
めの動作停止指令を出力する電源復帰確認手段を、制御
盤の制御部に備えることにより、停電時自動着床装置に
よる乗客の最寄階救出後、停電時自動着床装置が動作し
ている間に電源が復帰していたら、停電時自動着床装置
の動作保持が即座に解除されるため、エレベーターを速
やかに正常運転に戻すことができる。
いては、バッテリーからの出力を制御盤の制御部にも電
源として供給すると共に、外部電源が復帰したことを確
認すると、停電時自動着床装置の動作保持を解除するた
めの動作停止指令を出力する電源復帰確認手段を、制御
盤の制御部に備えることにより、停電時自動着床装置に
よる乗客の最寄階救出後、停電時自動着床装置が動作し
ている間に電源が復帰していたら、停電時自動着床装置
の動作保持が即座に解除されるため、エレベーターを速
やかに正常運転に戻すことができる。
【００１５】これにより、外部電源の停電時に缶詰状態
となるのを比較的安価にして防止することが可能である
と共に、利用客へのサービス効率の向上を図ることが可
能となる。
となるのを比較的安価にして防止することが可能である
と共に、利用客へのサービス効率の向上を図ることが可
能となる。
【００１６】
【実施例】まず、本発明の考え方について説明する。
【００１７】前述したように、外部電源の停電発生時は
制御盤の機能が停止し、停電時自動着床装置のみバッテ
リー電源に依って動作している。このため、停電検出回
路は当然、停電時自動着床装置側が持っていなければな
らず、外部電源が復帰した場合の確認手段等の複雑な回
路を構成するには限界がある。この場合、様々な外部条
件の組み合わせによる確認手段を実現するには、制御盤
内の通常運転時と同等の処理能力を持った回路が必要と
なって、価格的に制御盤に匹敵するようになり、非実用
的である。
制御盤の機能が停止し、停電時自動着床装置のみバッテ
リー電源に依って動作している。このため、停電検出回
路は当然、停電時自動着床装置側が持っていなければな
らず、外部電源が復帰した場合の確認手段等の複雑な回
路を構成するには限界がある。この場合、様々な外部条
件の組み合わせによる確認手段を実現するには、制御盤
内の通常運転時と同等の処理能力を持った回路が必要と
なって、価格的に制御盤に匹敵するようになり、非実用
的である。
【００１８】そこで、本発明では、外部電源の停電時
に、制御盤にも停電時自動着床装置のバッテリーから電
源を供給して、通常時と同等に制御盤内の判断機能を動
作状態に置いて使用することにより、停電時自動着床装
置が動作中の外部電源の復帰に対して、様々な確認手段
を追加し、電源復帰時の正常復帰を速やかに処理する機
能を持たせるものである。以下、上記のような考え方に
基づく本発明の一実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。
に、制御盤にも停電時自動着床装置のバッテリーから電
源を供給して、通常時と同等に制御盤内の判断機能を動
作状態に置いて使用することにより、停電時自動着床装
置が動作中の外部電源の復帰に対して、様々な確認手段
を追加し、電源復帰時の正常復帰を速やかに処理する機
能を持たせるものである。以下、上記のような考え方に
基づく本発明の一実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。
【００１９】図１は、本発明によるエレベーターの制御
装置を構成する、主制御盤と停電時自動着床装置の内部
構成例を示すブロック図であり、図３と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分
についてのみ述べる。
装置を構成する、主制御盤と停電時自動着床装置の内部
構成例を示すブロック図であり、図３と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分
についてのみ述べる。
【００２０】すなわち、本実施例のエレベーターの制御
装置は、前記バッテリー１５からの出力を変換して制御
盤７の制御部８に電源を供給する電圧変換回路１６を、
停電時自動着床装置１０に付加すると共に、外部電源が
復帰したことを確認すると、停電時自動着床装置１０に
対してその動作保持を解除するための動作停止指令を出
力する電源復帰確認機能を、制御盤７の制御部８に備え
る構成としたものである。次に、以上のように構成した
本実施例のエレベーターの制御装置の作用について説明
する。
装置は、前記バッテリー１５からの出力を変換して制御
盤７の制御部８に電源を供給する電圧変換回路１６を、
停電時自動着床装置１０に付加すると共に、外部電源が
復帰したことを確認すると、停電時自動着床装置１０に
対してその動作保持を解除するための動作停止指令を出
力する電源復帰確認機能を、制御盤７の制御部８に備え
る構成としたものである。次に、以上のように構成した
本実施例のエレベーターの制御装置の作用について説明
する。
【００２１】まず、外部電源の正常時には、停電時自動
着床装置１０の機能は、停電検出回路１１を除いて停止
している。そして、この時点では、制御盤７内の制御部
８が全ての処理を実行している。この場合、処理内容と
しては、各階およびエレベーターかご１からの呼び入
力、走行方向選択、安全回路チェック、速度監視等、多
岐に渡っている。なお、従来では、外部電源が停電状態
になると、この機能が全て停止していた。
着床装置１０の機能は、停電検出回路１１を除いて停止
している。そして、この時点では、制御盤７内の制御部
８が全ての処理を実行している。この場合、処理内容と
しては、各階およびエレベーターかご１からの呼び入
力、走行方向選択、安全回路チェック、速度監視等、多
岐に渡っている。なお、従来では、外部電源が停電状態
になると、この機能が全て停止していた。
【００２２】本実施例では、制御盤７内の制御部８に電
源復帰確認機能を追加してあり、外部電源の停電発生時
に、停電時自動着床装置１０に追加された電圧変換回路
１６にて、制御盤７の制御部８にも電源を供給すること
により、上記処理機能が利用でき、電源復帰確認手段の
処理が生きる。その処理内容としては、停電時自動着床
装置１０の動作状態、エレベーターの速度、エレベータ
ーかご位置、電源の復帰状態、エレベーターかご内の乗
客の人数等、多岐に渡って確認する。そして、停電時自
動着床装置１０が動作している間に外部電源が復帰して
いたら、停電時自動着床装置１０にその動作保持を解除
するための動作停止指令を出力することにより、停電時
自動着床装置１０の動作保持が即座に解除（停電時自動
着床装置１０が停止）される。その後、速やかに制御盤
７の処理を通常運転の処理に戻して、利用客が通常に使
用できる状態となる。図３は、上記外部電源復帰時の確
認処理の一例を示すフロー図である。
源復帰確認機能を追加してあり、外部電源の停電発生時
に、停電時自動着床装置１０に追加された電圧変換回路
１６にて、制御盤７の制御部８にも電源を供給すること
により、上記処理機能が利用でき、電源復帰確認手段の
処理が生きる。その処理内容としては、停電時自動着床
装置１０の動作状態、エレベーターの速度、エレベータ
ーかご位置、電源の復帰状態、エレベーターかご内の乗
客の人数等、多岐に渡って確認する。そして、停電時自
動着床装置１０が動作している間に外部電源が復帰して
いたら、停電時自動着床装置１０にその動作保持を解除
するための動作停止指令を出力することにより、停電時
自動着床装置１０の動作保持が即座に解除（停電時自動
着床装置１０が停止）される。その後、速やかに制御盤
７の処理を通常運転の処理に戻して、利用客が通常に使
用できる状態となる。図３は、上記外部電源復帰時の確
認処理の一例を示すフロー図である。
【００２３】上述したように、本実施例では、外部電源
を動作源とし、制御部８からの制御指令により主回路９
を制御してエレベーターの運転を行なう制御盤７と、外
部電源の正常時に充電動作するバッテリー１５を動作源
とし、外部電源の停電を検出すると制御盤７の主回路９
を切離して自己の主回路１３と接続させ、当該主回路１
３を自己の制御部１４からの制御指令により制御してエ
レベーターを最寄階まで運転して乗客を救出し、あらか
じめ設定された動作継続時間が経過するまでその動作を
保持する停電時自動着床装置１０とから構成されるエレ
ベーターの制御装置において、バッテリー１５からの出
力を変換して制御盤７の制御部８に電源を供給する電圧
変換回路１６を、停電時自動着床装置１０に付加すると
共に、外部電源が復帰したことを確認すると、停電時自
動着床装置１０に対してその動作保持を解除するための
動作停止指令を出力する電源復帰確認機能を、制御盤７
の制御部８に備える構成としたものである。従って、外
部電源の停電発生時に、利用客がエレベーターかご１の
中に缶詰状態となるのを比較的安価にして防止すること
が可能となる。
を動作源とし、制御部８からの制御指令により主回路９
を制御してエレベーターの運転を行なう制御盤７と、外
部電源の正常時に充電動作するバッテリー１５を動作源
とし、外部電源の停電を検出すると制御盤７の主回路９
を切離して自己の主回路１３と接続させ、当該主回路１
３を自己の制御部１４からの制御指令により制御してエ
レベーターを最寄階まで運転して乗客を救出し、あらか
じめ設定された動作継続時間が経過するまでその動作を
保持する停電時自動着床装置１０とから構成されるエレ
ベーターの制御装置において、バッテリー１５からの出
力を変換して制御盤７の制御部８に電源を供給する電圧
変換回路１６を、停電時自動着床装置１０に付加すると
共に、外部電源が復帰したことを確認すると、停電時自
動着床装置１０に対してその動作保持を解除するための
動作停止指令を出力する電源復帰確認機能を、制御盤７
の制御部８に備える構成としたものである。従って、外
部電源の停電発生時に、利用客がエレベーターかご１の
中に缶詰状態となるのを比較的安価にして防止すること
が可能となる。
【００２４】また、外部電源の停電発生時に、従来では
停電時自動着床装置１０が一旦動作すると、外部電源が
復帰してもある一定時間経過しないと通常運転状態に復
帰できず、サービス効率の低下となっていたのに対し
て、本実施例では、電源復帰確認手段を備えているた
め、外部電源が復帰すると停電時自動着床装置１０の動
作が停止されて、速やかに通常運転状態に戻すことが可
能となり、利用客へのサービス効率の向上を図ることが
できる。
停電時自動着床装置１０が一旦動作すると、外部電源が
復帰してもある一定時間経過しないと通常運転状態に復
帰できず、サービス効率の低下となっていたのに対し
て、本実施例では、電源復帰確認手段を備えているた
め、外部電源が復帰すると停電時自動着床装置１０の動
作が停止されて、速やかに通常運転状態に戻すことが可
能となり、利用客へのサービス効率の向上を図ることが
できる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ッテリーからの出力を変換して制御盤の制御部に電源を
供給する電圧変換手段を、停電時自動着床装置に備える
と共に、外部電源が復帰したことを確認すると、停電時
自動着床装置に対してその動作保持を解除するための動
作停止指令を出力する電源復帰確認手段を、制御盤の制
御部に備えるようにしたので、外部電源の停電時に缶詰
状態となるのを比較的安価にして防止すると共に、利用
客へのサービス効率の向上を図ることが可能な極めて信
頼性の高いエレベーターの制御装置が提供できる。
ッテリーからの出力を変換して制御盤の制御部に電源を
供給する電圧変換手段を、停電時自動着床装置に備える
と共に、外部電源が復帰したことを確認すると、停電時
自動着床装置に対してその動作保持を解除するための動
作停止指令を出力する電源復帰確認手段を、制御盤の制
御部に備えるようにしたので、外部電源の停電時に缶詰
状態となるのを比較的安価にして防止すると共に、利用
客へのサービス効率の向上を図ることが可能な極めて信
頼性の高いエレベーターの制御装置が提供できる。
【図１】本発明によるエレベーターの制御装置の一実施
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
【図２】同実施例における外部電源復帰時の確認処理の
一例を示すフロー図。
一例を示すフロー図。
【図３】従来の停電時自動着床装置を備えたエレベータ
ーの制御装置の構成例を示すブロック図。
ーの制御装置の構成例を示すブロック図。
１…エレベーターかご、２…ワイヤーロープ、３…カウ
ンターウェイト、４…巻上げ機、５…シーブ、６…モー
ター、７…制御盤、８…制御部、９…主回路、１０…停
電時自動着床装置、１１…停電検出回路、１２…主回路
切換回路、１３…主回路、１４…制御部、１５…バッテ
リー、１６…電圧変換回路。
ンターウェイト、４…巻上げ機、５…シーブ、６…モー
ター、７…制御盤、８…制御部、９…主回路、１０…停
電時自動着床装置、１１…停電検出回路、１２…主回路
切換回路、１３…主回路、１４…制御部、１５…バッテ
リー、１６…電圧変換回路。
Claims (1)
- 【請求項１】 外部電源を動作源とし、制御部からの制
御指令により主回路を制御してエレベーターの運転を行
なう制御盤と、 前記外部電源の正常時に充電動作するバッテリーを動作
源とし、前記外部電源の停電を検出すると前記制御盤の
主回路を切離して自己の主回路と接続させ、当該主回路
を自己の制御部からの制御指令により制御して前記エレ
ベーターを最寄階まで運転して乗客を救出し、あらかじ
め設定された動作継続時間が経過するまでその動作を保
持する停電時自動着床装置とから構成されるエレベータ
ーの制御装置において、 前記バッテリーからの出力を変換して前記制御盤の制御
部に電源を供給する電圧変換手段を、前記停電時自動着
床装置に備えると共に、 前記外部電源が復帰したことを確認すると、前記停電時
自動着床装置に対してその動作保持を解除するための動
作停止指令を出力する電源復帰確認手段を、前記制御盤
の制御部に備えて成ることを特徴とするエレベーターの
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29262191A JPH05132258A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | エレベーターの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29262191A JPH05132258A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | エレベーターの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05132258A true JPH05132258A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=17784172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29262191A Pending JPH05132258A (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | エレベーターの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05132258A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0630847A2 (en) * | 1993-05-31 | 1994-12-28 | Giovanni Santoro | Emergency apparatus to move an elevator cabin to the nearest floor in case of power failure |
| CN104030103A (zh) * | 2013-03-06 | 2014-09-10 | 东芝电梯株式会社 | 电梯控制装置以及电梯控制方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56117972A (en) * | 1980-02-20 | 1981-09-16 | Mitsubishi Electric Corp | Changeeover device for power source of elevator |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP29262191A patent/JPH05132258A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56117972A (en) * | 1980-02-20 | 1981-09-16 | Mitsubishi Electric Corp | Changeeover device for power source of elevator |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP0630847A2 (en) * | 1993-05-31 | 1994-12-28 | Giovanni Santoro | Emergency apparatus to move an elevator cabin to the nearest floor in case of power failure |
| EP0630847A3 (en) * | 1993-05-31 | 1995-02-15 | Giovanni Santoro | Emergency device for moving an elevator car to the floor in the event of a power failure. |
| CN104030103A (zh) * | 2013-03-06 | 2014-09-10 | 东芝电梯株式会社 | 电梯控制装置以及电梯控制方法 |
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