JPH05131383A - マイクロロボツト - Google Patents

マイクロロボツト

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Publication number
JPH05131383A
JPH05131383A JP2150192A JP2150192A JPH05131383A JP H05131383 A JPH05131383 A JP H05131383A JP 2150192 A JP2150192 A JP 2150192A JP 2150192 A JP2150192 A JP 2150192A JP H05131383 A JPH05131383 A JP H05131383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
elastic body
pulse motor
tip
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2150192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Takane
慎司 高根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2150192A priority Critical patent/JPH05131383A/ja
Publication of JPH05131383A publication Critical patent/JPH05131383A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 板バネを微小動作のガイドに用いてコンパク
ト化し、微小部品の組立に必要な数ミリ程度のストロー
クをもつ小型のロボットを提供する。 【構成】 複数のU型形状をした板バネ4を水平、垂直
等、希望する動作方向と垂直になるように一連に連結し
て形成し、一端にグリッパー5等の操作子を設け、他端
をベース2に固定する。そして板バネに形成した各U型
部それぞれにU型部を押圧するアクチュエータ6,7を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小電子部品のハンド
リングや組立に使用するロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、微小電子部品を対象とした移載機
構においては、通常の小型ロボットやサーボモータとボ
ールネジを利用した移動機構などが主として用いられて
きた。
【0003】しかしながらこれらの機構は微小部品の大
きさに対して過大であり、それゆえ位置決め精度にも限
界があるし、装置全体が大型化するという欠点がある。
また、これらの機構の小型化はそれらの構成要素自体が
大きいため構造上困難である。
【0004】最近では、特公平2−130514号公報
にあるような積層型圧電素子を利用して、数十ミクロン
の微小変位が可能なマイクロマニピュレータが提案され
ている。しかしながら、これは微生物や細胞などを顕微
鏡下で観察する際に、微細針などを微小変位させるため
のものであり、動作ストロークが数十ミクロンしかない
ので微小部品の組立には適用できない。また各方向の動
作機構がアクチュエータも含めて直列に連結されている
ため、先端に位置する動作機構が基部に位置する動作機
構の負荷となるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、前記した従
来例の問題を解決し、微小部品の組立に必要な数ミリ程
度のストロークをもつ小型のロボットを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマイクロロボットはベースにモータを設
け、モータの出力軸に旋回ベースを介して複数の伸縮す
るアクチュエータを設け、旋回ベースに固着した複数の
軸方向に弾性変形するように形成した一連の弾性体の先
端が、伸縮するアクチュエータによって、各軸方向に変
位し、弾性体先端に操作子を設けたものである。弾性体
は複数のU型形状をした板バネを水平、垂直等、動作方
向と垂直になるように連結した一連の板バネを使用して
もよい。また、アクチュエータの出力軸先端と弾性体の
前記アクチュエータによる押圧部との間に第2の弾性体
を設けてもよい。さらに、弾性体を操作子よりも先端側
に延長し、前記アクチュエータによる押圧方向と同一方
向に弾性変形するように形成してもよい。アクチュエー
タはネジ付きパルスモータ、あるいは積層型圧電素子を
使用できる。また、ネジ付きパルスモータと積層型圧電
素子の両方を用い、ネジ付きパルスモータの出力軸先端
と弾性体の前記ネジ付きパルスモータによる押圧部との
間に積層型圧電素子を装着してもよい。
【0007】
【作用】複数の軸方向に弾性変形するように形成した一
連の弾性体は、対応するアクチュエータが押圧すること
により微小変形し、これにより弾性体先端の操作子は移
動する。各方向に対応する弾性体を変形することによ
り、所望の位置に移動することができる。アクチュエー
タがネジ付きパルスモータの場合には比較的長いストロ
ークが得られる。積層型圧電素子を使用した場合にはス
トロークは短いが、高精度の位置決めが可能となる。ま
た、両方を用いた場合にはネジ付きパルスモータで粗動
を行い、積層型圧電素子で微動を行うことにより、長い
ストロークでかつ高精度の位置決めが可能となる。ま
た、弾性体のアクチュエータによる押圧部位とアクチュ
エータの出力端との間に第2の弾性体を設けた場合に
は、アクチュエータによる変位が各弾性体の弾性比に比
例して分割される。従って、位置決め分解能の大きいア
クチュエータを使用しても、高精度の位置決めが可能と
なる。
【0008】
【実施例】本発明の詳細について図1と図2に基づいて
説明する。図1は第1の実施例の側面図、図2は第2の
実施例の側面図を示す。この実施例では弾性体として板
バネを採用し、アクチュエータにネジ付きパルスモータ
を採用したものを例示する。また、上記ロボットの板バ
ネを変形するアクチュエータとして積層型圧電素子を使
用してもよい。また、両アクチュエータを直列に配置し
てもよい。図1において、パルスモータ1はベース2に
その出力軸10を上向きに取り付ける。旋回ベース3は
ベース2上部に突出したパルスモータ1の出力軸10に
固定する。板バネ4はU型を水平、垂直方向に2組連結
した形状に形成し、その一端11を旋回ベース3の側面
12に固定する。板バネ4の他端にはグリッパー5を設
ける。
【0009】ネジ付きパルスモータ6、7は回転軸13
の前部14にネジ15を形成したロータ16とナット1
7を有するステータ18からなり、ロータ16が回転す
ると、回転軸13が伸縮する。また、回転軸13の先端
19には鋼球20が埋め込まれており、回転軸13の伸
縮に伴い先端接触部に生じるスベリによる摩擦抵抗は軽
減される。該ネジ付きパルスモータ6は回転軸21の先
端が板バネ4の水平部22に接触するように旋回ベース
3に取り付ける。もう一つのネジ付きパルスモータ7も
同様に板バネ4の垂直部23に回転軸13の先端が接触
するように、旋回ベース3に設ける。
【0010】パルスモータ1が回転すると、旋回ベース
3、ネジ付きパルスモータ6、7、板バネ4および、グ
リッパー5が回転し、グリッパー5を目的位置に移動す
ることができる。このときの位置決め精度は回転半径が
小さいため、これに比例して向上する。またグリッパー
5は板バネ4により支持されているため、回転方向に対
する剛性は大きく、振動は抑制できる。
【0011】ネジ付きパルスモータ6が駆動すると、そ
の回転軸21の先端は板バネ4の水平部22を押圧し、
水平部22のU型の板バネ部24が変形し、グリッパー
5は上方向に移動する。移動量が微小(数ミリ)であれ
ば疑似直線動作ができる。逆にネジ付きパルスモータ6
の回転軸21を縮ませると、板バネ4が復元し、下方に
移動する。
【0012】ネジ付きパルスモータ7の回転軸13が伸
びると、回転軸13の先端が下部のU型の板バネ4の垂
直部23を押圧する。これにより下部のU型の板バネ4
は変形する。下部のU型の板バネ4において、U型のR
部25付近が最も変形が大きく、グリッパー5はこの付
近を中心に回転しようとする。ところが、ネジ付きパル
スモータ6の回転軸21の先端が板バネ4の水平部22
と接しているため、前記回転動作の垂直方向成分が規制
され水平成分のみの動作となる。よってグリッパー5は
水平方向の疑似直線動作を行う。
【0013】このように3軸が独立して移動できること
により、3軸のロボットとして微小部品のハンドリング
や組立に使用することができる。
【0014】図2はの板バネ4Aをブロック材からワイ
ヤカットにより旋回ベース3Aと一体で切り出すことに
より形成したものであり、動作機能は前記したものと同
様である。図3は板バネ4のネジ付きパルスモータ6、
7による押圧部にU型の第2の板バネ31、32を設け
たものである。図4は板バネ4をグリッパー5より先端
側に延長し、水平のU型33、および垂直のU型34を
弾性部として形成し、ネジ付きパルスモータ6、7はこ
れらの部位を押圧する。
【発明の効果】以上のように、本発明は板バネの変形を
微小動作のガイド機構として利用することにより、部品
点数が少なく、コンパクトで精密なロボットが安価に構
成でき、装置全体が小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の側面図
【図2】本発明の第2実施例の側面図
【図3】本発明の第3実施例の側面図
【図4】本発明の第4実施例の側面図
【符号の説明】
1 パルスモータ 2 ベース 3 旋回ベース 4 板バネ 5 グリッパー 6 ネジ付きパルスモータ 7 ネジ付きパルスモータ 10 出力軸 4A 板バネ 31 第2の弾性体 32 第2の弾性体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースにモータを設け、モータの出力軸
    に旋回ベースを介して複数の伸縮するアクチュエータを
    設け、旋回ベースに固着した複数の軸方向に弾性変形す
    るように形成した一連の弾性体の先端が、伸縮するアク
    チュエータによって、各軸方向に変位し、弾性体先端に
    操作子を設けたことを特徴とするマイクロロボット。
  2. 【請求項2】 弾性体は複数のU型形状をした板バネを
    水平、垂直等、動作方向と垂直になるように連結した一
    連の板バネを使用したことを特徴とする請求項1記載の
    マイクロロボット。
  3. 【請求項3】 アクチュエータはネジ付きパルスモータ
    を使用したことを特徴とする請求項1記載のマイクロロ
    ボット。
  4. 【請求項4】 アクチュエータは積層型圧電素子を使用
    したことを特徴とする請求項1記載のマイクロロボッ
    ト。
  5. 【請求項5】 アクチュエータはネジ付きパルスモータ
    と積層型圧電素子の両方を用い、ネジ付きパルスモータ
    の出力軸先端と弾性体の前記ネジ付きパルスモータによ
    る押圧部との間に積層型圧電素子を装着したことを特徴
    とする請求項1記載のマイクロロボット。
  6. 【請求項6】 アクチュエータはネジ付きパルスモータ
    を使用し、該ネジ付きパルスモータの出力軸先端と弾性
    体の前記ネジ付きパルスモータによる押圧部との間に第
    2の弾性体を設けたことを特徴とする請求項1記載のマ
    イクロロボット。
  7. 【請求項7】 アクチュエータはネジ付きパルスモータ
    を使用し、弾性体を操作子よりも先端側に延長し、前記
    ネジ付きパルスモータによる押圧方向と同一方向に弾性
    変形するように形成したことを特徴とする請求項1記載
    のマイクロロボット。
JP2150192A 1991-09-17 1992-02-07 マイクロロボツト Pending JPH05131383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2150192A JPH05131383A (ja) 1991-09-17 1992-02-07 マイクロロボツト

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23644391 1991-09-17
JP3-236443 1991-09-17
JP2150192A JPH05131383A (ja) 1991-09-17 1992-02-07 マイクロロボツト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05131383A true JPH05131383A (ja) 1993-05-28

Family

ID=26358573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2150192A Pending JPH05131383A (ja) 1991-09-17 1992-02-07 マイクロロボツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05131383A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003012636A1 (en) * 2001-08-01 2003-02-13 Microrobot Co., Ltd. Apparatus and method for composing microrobot controle program

Cited By (1)

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WO2003012636A1 (en) * 2001-08-01 2003-02-13 Microrobot Co., Ltd. Apparatus and method for composing microrobot controle program

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