JPH05131238A - 箱形断面材のプレス加工方法 - Google Patents

箱形断面材のプレス加工方法

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JPH05131238A
JPH05131238A JP32521891A JP32521891A JPH05131238A JP H05131238 A JPH05131238 A JP H05131238A JP 32521891 A JP32521891 A JP 32521891A JP 32521891 A JP32521891 A JP 32521891A JP H05131238 A JPH05131238 A JP H05131238A
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Akiyoshi Takao
昭好 高雄
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動車のバンパ−等の断面が箱形
形状のアルミニウムの軽金属材で、その外側面と内側面
との折曲面の曲率が相違しているものを、割れや、しわ
が生じないようにプレスで曲げ加工することにある。 【構成】 自動車やトラックのアルミニウムの軽金属の
バンパ−等の箱形断面材5を、所定の折曲面の曲率とし
た上型6と下型7との間に投入する。そして、箱形断面
材5の端部に外側面、内側面をそれぞれ所定の折曲面の
曲率とした中子材8を挿入して、先ず中子材8の折曲面
の曲率が大きい側面をそわせて折曲面の曲率の大きい側
面側をプレス成形し、つぎに箱形断面材5の端部に上記
中子材8の折曲面の曲率の小さい側面をそわせて折曲面
の曲率の小さい側面側をプレス成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス成形分野におけ
る箱形断面材のプレス加工方法に関し、特に自動車やト
ラックのアルミニウムのバンパ−等の箱形断面材のプレ
ス加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の軽量化をはかるため、ア
ルミニウム材が注目されている。特に、アルミニウム材
は、軽量化材料であるとともに断面自由度が大きく、部
材の中空化や一体化がはかれるので、適用拡大が進めら
れている。
【0003】たとえば、低コストなバンパ−リィンホ−
スメントが採用され、箱形断面形状のアルミニウム材の
バンパ−が開発されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、箱形断面形状
に押出されて成形されたアルミニウムのバンパ−部材を
所望の曲面に曲げ加工すると、その折曲部の内側や側面
に割れや、しわが発生するものであった。特に、バンパ
−の両側部で、その外側面と内側面での折曲面の曲率が
相違すると、割れや、しわを生じないで曲げ加工するの
が難しいものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、自動
車やトラックのアルミニウムの軽金属のバンパ−等の箱
形断面材で、その端部で外側面と内側面との折曲面の曲
率が相違している箱形断面材のプレス加工方法におい
て、所定の折曲面の曲率とした上型と下型との間にアル
ミニウムの軽金属の箱形断面材を投入して、箱形断面材
の端部に外側面、内側面をそれぞれ所定の折曲面の曲率
とした中子材を挿入して、先ず箱形断面材の端部に中子
材の折曲面の曲率が大きい側面をそわせて折曲面の曲率
の大きい側面側をプレス成形し、つぎに箱形断面材の端
部に上記中子材の折曲面の曲率の小さい側面をそわせて
折曲面の曲率の小さい側面側をプレス成形することを特
徴とする箱形断面材のプレス加工方法を提供するにあ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、所定の折曲面の曲率とした上
型と下型との間に投入したアルミニウムの箱形断面材の
端部に、外側面、内側面をそれぞれ所定の折曲面の曲率
とした中子材を挿入して、先ず中子材の折曲面の曲率が
大きい側面をそわせてプレス成形し、ついで中子材の折
曲面の曲率の小さい側面にそわせてプレス成形すること
によって、外側面と内側面との折曲面の曲率が相違して
いても、それぞれの側面を曲げ加工することができる。
そのため、内側面や側面に割れや、しわが生じなく、所
望の形状にプレス成形することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図1以下は、本発明の一実施例である。自動車のバ
ンパ−1は、図1のように両端部の外側面2と内側面3
との折曲面の曲率が相違し、かつその断面形状は図2の
ように箱形形状となり、その中央部に仕切り状の補強材
4が配設されている。このような複雑な断面形状のバン
パ−用の箱形断面材5は、軽量化等の目的のためアルミ
ニウム材を押出しして成形され、その端面を切断し、以
下のように曲げ加工してバンパ−1を成形するようにし
ている。
【0008】上記したバンパ−1のプレス用の上型6
は、図3、図2のようにバンパ−1の内面側および側面
にそっていて、特に端部側の折曲面の曲率が小さい形状
のものとしている。また、下型7は、図3、図2のよう
にバンパ−1の外面側にそっていて、特に端部側の断面
の曲率が大きい形状のものとしている。
【0009】そして、図2、図3のように断面が箱形形
状の箱形断面材5に補強材4にそって溝を切った中子材
8を旋回したり、水平に移動したりして出し入れ可能に
配設している。
【0010】中子材8は、図3のように中央部をやや変
形したL字状としていて、その両側部を上型6の両側へ
それぞれ延設し、その内側の端部を支持部9として20
〜30度程、中子回転シリンダ−(図示せず)で旋回で
きるようにしている。そして、旋回した中子材8を内面
曲げ兼中子スライドシリンダ−(図示せず)で箱形断面
材5に挿入して支持材10を介して上型6に押し付け、
内面側をプレス成形できるようにしている。なお、中子
材8は、図のように箱形断面材5の上下の間隔よりもや
や狭くしている。
【0011】しかして、図4のように上型6、下型7の
間にアルミニウム材の箱形断面材5を投入し、その端部
にL字状の中子材8を図5のように挿入する。
【0012】そして、図6のように上型6を下降し、箱
形断面材5を中子材8を介して下型7に押し付け、外面
側を曲率の大きい下型7にそってプレス成形する。
【0013】ついで、図7のように中子材8を内面曲げ
兼中子スライドシリンダ−で箱形断面材5にさらに挿入
して箱形断面材5を上型6に押し付け、内面側を曲率の
小さい上型6にそってプレス成形する。
【0014】このようにして、バンパ−1をプレス成形
できると、内面曲げ兼中子スライドシリンダ−で中子材
8をバンパ−1から取り出し、上型6を上昇してバンパ
−1を搬出し、次の箱形断面材5を投入して順次プレス
成形していく。
【0015】したがって、内面側と外面側との折曲面の
曲率が相違していても、バンパ−の内面側と外面側との
曲率面とした中子材を介して上記のようにプレス成形す
ることができる。そして、プレス成形した結果、曲率の
小さい内面側や側面部に全く割れや、しわが生じなかっ
た。
【0016】上記では、上型に中子材を同期するように
して配設したが、上型に中子材の運動を拘束して上記の
ように作用、効果を奏するように取り付けることも可能
である。
【0017】また、実施例では、自動車のバンパ−につ
いて説明したが、トラック、その他のものについても適
用することができ、さらに他の箱形断面で本発明と同様
の趣旨のものについても適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、アルミ
ニウムの軽金属の箱形断面で、その外側面と、内側面と
の折曲面の曲率が相違して曲げ加工が困難であるにもか
かわらず、外側面、内側面をそれぞれ上記と同一の曲率
とした中子材を介して、下型、上型に対して順次押し付
けて曲げ加工するので、箱形断面材の曲率の小さい内面
側や側面に割れや、しわが生じることなく、品質よくプ
レス成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部省略した成形部材の平
面図、
【図2】同上のやや拡大した側断面図、
【図3】同上の中子材の挿入説明用断面図、
【図4】同上の成形部材の成形工程の説明用断面図、
【図5】同上の成形部材の成形工程の説明用断面図、
【図6】同上の成形部材の成形工程の説明用断面図、
【図7】同上の成形部材の成形工程の説明用断面図。
【符号の説明】
1…バンバ− 2…外側面 3…内
側面 5…箱形断面材 6…上型 7…下
型 8…中子材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車やトラックのアルミニウムの軽金
    属のバンパ−等の箱形断面材で、その端部で外側面と内
    側面との折曲面の曲率が相違している箱形断面材のプレ
    ス加工方法において、 所定の折曲面の曲率とした上型と下型との間にアルミニ
    ウムの軽金属の箱形断面材を投入して、箱形断面材の端
    部に外側面、内側面をそれぞれ所定の折曲面の曲率とし
    た中子材を挿入して、先ず箱形断面材の端部に中子材の
    折曲面の曲率が大きい側面をそわせて折曲面の曲率の大
    きい側面側をプレス成形し、 つぎに箱形断面材の端部に上記中子材の折曲面の曲率の
    小さい側面をそわせて折曲面の曲率の小さい側面側をプ
    レス成形することを特徴とする箱形断面材のプレス加工
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH105880A (ja) * 1996-06-14 1998-01-13 Kobe Steel Ltd アルミニウム又はアルミニウム合金の曲げ加工部材及び曲げ加工方法並びに曲げ金型
CN104307982A (zh) * 2014-10-28 2015-01-28 中国重汽集团济南动力有限公司 一种新型轻型卡车整体侧围的冲压工艺

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH105880A (ja) * 1996-06-14 1998-01-13 Kobe Steel Ltd アルミニウム又はアルミニウム合金の曲げ加工部材及び曲げ加工方法並びに曲げ金型
CN104307982A (zh) * 2014-10-28 2015-01-28 中国重汽集团济南动力有限公司 一种新型轻型卡车整体侧围的冲压工艺

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