JPH05130741A - インバータと回転式発電機電源の並列運転方式 - Google Patents

インバータと回転式発電機電源の並列運転方式

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JPH05130741A
JPH05130741A JP3286871A JP28687191A JPH05130741A JP H05130741 A JPH05130741 A JP H05130741A JP 3286871 A JP3286871 A JP 3286871A JP 28687191 A JP28687191 A JP 28687191A JP H05130741 A JPH05130741 A JP H05130741A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータと回転式発電機電源の並列運転時
に生じる諸問題を解決する並列運転方式を提供するこ
と。 【構成】 インバータを並列接続した回転式発電機電源
の出力電流から有効電流の大きさと方向とを検出し、こ
の有効電流が正であって、かつ基準値以上となるべくイ
ンバータの出力を制御することを特徴とするインバータ
と回転式発電機電源の並列運転方式により、回転式発電
機電源への電力流入による回転式発電機電源の回転数の
異常な上昇を防止することができ、加えて回転式発電機
電源が開路・停電・停止などにより出力が無くなると、
インバータの出力電圧が無くなり、また負荷が無ければ
直流電源の出力が無くなるので安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池やバッテリ等
の直流出力をインバータで交流出力に変換し、これを商
用電源等の回転式発電機電源に並列接続して運転する装
置における制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】近年、地球環境問題がクロ
ーズアップされてきており、太陽エネルギーを有効活用
するために、太陽電池を電源とし、その出力をインバー
タで交流出力に変換する太陽電池式発電システムを商用
電源に並列に接続して運転する方式が系統連系システム
として注目されつつある。このような系統連系システム
は、現在は太陽電池が高価格であることなどから、出力
電力力率を1に近づけたり、太陽電池の出力が最大とな
るように制御するなどして、太陽電池の出力が無駄にな
らないように考慮している。ところが、負荷が少なく日
射が充分ある場合は、太陽電池で発電した電力が回転式
発電機電源に必要以上に供給されることになり、回転式
発電機が増速したり、回転式発電機の端子電圧が上昇す
るなどして危険である。また、このようなときにたとえ
回転式発電機が停止したとしても、回転式発電機の出力
が無くなるために、出力制御の基準となる電圧や周波数
を見失うので制御そのものが不安定となり大変危険とな
る。
【0003】
【発明の目的】そこで、本発明は上述したようなインバ
ータと回転式発電機電源の並列運転時に生じる諸問題を
解決する並列運転方式を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインバータと回転式発電機電源の並列運転
方式では、インバータを並列接続した回転式発電機電源
の出力電流から有効電流の大きさと方向とを検出し、こ
の有効電流が正であって、かつ基準値以上となるべくイ
ンバータの出力電圧を制御することを特徴とする。
【0005】さらに、回転式発電機電源の有効電流が前
記基準値より小さくなったときに、インバータを停止さ
せる方式とし、また、回転式発電機電源の有効電流が前
記基準値以上となったときに、インバータを回転式発電
機電源に並列接続させる方式とした。
【0006】なお、上記有効電流は例えばインバータと
回転式発電機電源との合成電圧波形と同位相の半サイク
ル中における回転式発電機電源の有効電流の平均値から
大きさと方向とを検出することができる。
【0007】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1に示すように、太陽電池あるいは蓄電池
などから成る直流電源DCは、直流を交流に変換するイ
ンバータ1によって、商用電源などの回転式発電機電源
AC及び負荷LDに並列接続されている。回転式発電機
電源ACの電力は遮断器2,4及びスイッチ3などを介
して負荷LDに供給される。負荷LDは遮断器4により
入切される。インバータ1の出力は遮断器2,4,5と
スイッチ3,6を介して回転式発電機電源AC及び負荷
LDに並列接続されている。
【0008】また、同期整流回路7は回転式発電機電源
ACと負荷LDに供給される電流を電流センサ8によ
り、その電圧を電圧センサ9により検出し、回転式発電
機電源ACから負荷LDに供給されている電力の大きさ
と方向とを検出する。この同期整流回路7の検出信号
は、比較回路10と後記する出力制御回路11に入力さ
れる。比較回路10において、入力された信号は予め決
定されている基準値と比較され、この比較回路10から
の信号がスイッチ6の開閉を制御するスイッチ制御回路
12に入力される。また、遮断器5とスイッチ6との間
に接続された同期検出回路13からの信号もスイッチ制
御回路12に入力される。
【0009】また、出力制御回路11は、例えば図2に
示すように最小電力設定器14に接続された差動増幅器
15,フィルタ16,差動増幅器17,ローパスフィル
タ18,差動増幅器19,パルス幅変調回路20,パル
ス増幅回路21などから構成される。
【0010】次に、上記構成の回路の作動について説明
する。同期整流回路7では電圧センサ9で検出した波形
(図3(a))をシュミット回路等により図3(b)の
ごとくに方形波とする。この方形波を用いることによ
り、アナログスイッチ回路等により電流センサ8で検出
された電流波形を開閉し、電圧波形と同位相の半サイク
ルにおける回転式発電機電源AC有効電流を取り出すこ
とにより、有効電流の大きさと方向とを検出することが
できる。すなわち、図3(c)〜(e)に斜線を付して
示すように、回転式発電機電源ACの有効電流が電圧波
形と同位相の場合には、(c)のように平均値は正で最
大となり、位相がずれると(d)のようになって平均値
はプラス側とマイナス側の面積の差となる。また、位相
のずれが大きくなると(e)のようになって平均値は負
となり、インバータ1から電源に向かって電流が流出す
る状態になっていることが検出される。
【0011】また、同期整流回路7で得られた信号をフ
ィードバックし、出力制御回路11を通してインバータ
1の出力電圧を制御することができる。すなわち、同期
整流回路7で得られた信号は、差動増幅器15によって
最小電力設定器14の信号とつきあわされ、同期整流回
路7の信号≧最小電力設定器14の信号の場合は電圧上
昇の信号が、同期整流回路7の信号<最小電力設定器1
4の信号の場合は電圧下降の信号が、不要な早すぎる動
作を除去するフィルタ16を通して差動増幅器17に入
力される。
【0012】次に、差動増幅器17において、基準値と
するフィルタ16の出力信号とインバータ1からフィー
ドバックした電圧信号とをつきあわせて、フィルタ16
の信号≧電圧信号の場合は電圧上昇の信号が、フィルタ
16の信号<電圧信号の場合は電圧下降の信号が、ロー
パスフィルタ18を通して差動増幅器19に入力され
る。
【0013】次に、差動増幅器19において、ローパス
フィルタ18の出力信号とインバータ1からフィードバ
ックした電流信号とをつきあわせて、ローパスフィルタ
18の信号≧電流信号の場合は電圧上昇の信号が、ロー
パスフィルタ18の信号<電流信号の場合は電圧下降の
信号が、パルス幅変調回路20及びパルス増幅回路21
を通じて、インバータ1内の半導体スイッチに加えられ
所定の出力電圧を発生する。
【0014】このため、インバータの出力電圧は差動増
幅器19、パルス幅変調回路20及びパルス増幅回路2
1の働きにより、瞬時はインバータ1からの交流電流に
見合った値に制御され、差動増幅器17及びローパスフ
ィルタ18の働きで遅い周期では定電圧制御されて、動
作が安定であるとともに回転式発電機電源ACの負荷が
制限値(発電量が多すぎて危険とならないような値)以
下になれば、インバータ1の出力電圧を降下させて回転
式発電機電源ACの負荷を制限値以下にならないように
制御できる。
【0015】次に、回転式発電機電源ACの有効電流が
上記基準値より小さくなったときに、インバータ1を停
止させること、及び回転式発電機電源ACの有効電流が
前記基準値以上となったときに、インバータ1を回転式
発電機電源ACに並列接続させることについて図4に基
づいて説明する。
【0016】図4はスイッチ制御回路12によるスイッ
チ6の制御のし方を示したものである。図4に示すよう
に、回転式発電機電源ACの出力電力がある値以下、す
なわち回転式発電機電源ACの実効電流が基準値より小
の場合は、スイッチ制御回路12の作動でスイッチ6を
オフ状態とする。また、負荷の増加などで回転式発電機
電源ACの出力電力が増加した場合、すなわち回転式発
電機電源ACの実効電流が基準値以上となった場合であ
って、出力制御回路11に与えられた最小電力設定によ
り回転式発電機電源ACの出力電力が大となり、インバ
ータ1の出力電力が同期すれば、スイッチ制御回路12
の作動によりスイッチ6がオン状態に維持される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転式発
電機電源と直流電源をインバータを介して並列接続する
場合に回転式発電機電源の出力から有効電流の大きさと
方向を弁別して検出し、この実効電流が回転式発電機か
ら流出する方向でかつ基準値を下回らないように、イン
バータの出力電圧を制御するようにしたものであるの
で、回転式発電機電源への電力流入による回転式発電機
電源の回転数の異常な上昇を防止することができ、加え
て回転式発電機電源が開路・停電・停止などにより出力
が無くなると、インバータの出力電圧が無くなり、また
負荷が無ければ直流電源の出力が無くなるので安全であ
る。
【0018】また、インバータを上記のように制御して
もなお負荷電流が減少する場合、インバータのスイッチ
を停止させるので、停電時などに直流電源からの出力に
より感電するなどの問題が発生することがない。
【0019】さらに、インバータを作動させる場合、回
転式発電機電源の負荷が有り、インバータと回転式発電
機電源が同期してから行うので、同期投入などの異常な
ポンピング動作が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインバータと回転式発電機電源の
並列運転方式の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】図1における出力制御回路11を示すブロック
構成図である。
【図3】(a)は電圧センサ9により検出された電圧波
形を示す図、(b)は(a)を変形させた方形波を示す
図、(c)は回転式発電機電源の電流が電圧波形と同位
相の場合、(d)は位相が少しずれ、平均値が正の場
合、(e)は位相のずれが大きくなり平均値が負となっ
た場合を示す図である。
【図4】回転式発電機電源ACの出力電力とインバータ
1の出力電圧との関係、及びスイッチ6のオンオフを示
す図である。
【符号の説明】
1・・・インバータ 2,4,5・・・遮断
器 3,6・・・スイッチ 7・・・同期整流回路 8・・・電流センサ 9・・・電圧センサ 10・・・比較回路 11・・・出力制御回
路 12・・・スイッチ制御回路 13・・同期検出回路 14・・・最小電力設定器 15,17,19・・
・差動増幅器 16・・・フィルタ 18・・・ローパスフ
ィルタ 20・・・パルス幅変調回路 21・・・パルス増幅
回路 AC・・・回転式発電機電源 DC・・・直流電源 LD・・・負荷

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータを並列接続した回転式発電機
    電源の出力電流から有効電流の大きさと方向とを検出
    し、この有効電流が正であって、かつ基準値以上となる
    べくインバータの出力を制御することを特徴とするイン
    バータと回転式発電機電源の並列運転方式。
  2. 【請求項2】 前記回転式発電機電源の有効電流が前記
    基準値より小さくなったときに、インバータを停止させ
    る請求項1に記載のインバータと回転式発電機電源の並
    列運転方式。
  3. 【請求項3】 インバータと回転式発電機電源とからな
    る並列運転方式であって、前記回転式発電機電源の出力
    電流から有効電流の大きさと方向とを検出し、該有効電
    流が基準値以上となったときに、インバータを回転式発
    電機電源に並列接続させることを特徴とするインバータ
    と回転式発電機電源の並列運転方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014168328A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Shimizu Corp 分散型電源の自立運転システム及びその方法

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