JPH051302Y2 - - Google Patents

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JPH051302Y2
JPH051302Y2 JP3603987U JP3603987U JPH051302Y2 JP H051302 Y2 JPH051302 Y2 JP H051302Y2 JP 3603987 U JP3603987 U JP 3603987U JP 3603987 U JP3603987 U JP 3603987U JP H051302 Y2 JPH051302 Y2 JP H051302Y2
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ultraviolet
strip
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ray generation
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、帯状体を紫外線発生源に対し移動
させながらこの紫外線発生源から輻射される紫外
線にて上記帯状体を逐次照射するように構成した
紫外線照射装置に関し、特に熱影響を受け易いフ
イルムのための紫外線照射装置に適用して最適な
ものである。
〔考案の概要〕
この考案は、帯状体を移動させながら紫外線発
生源より輻射される紫外線にてこの帯状体を照射
するようにした紫外線照射装置において、上記紫
外線発生源と対向する位置で上記帯状体に接触可
能な冷却用のローラを設けると共に、上記紫外線
発生源の側方に設けた吹出ノズルから気体を吹き
出させて上記ローラに上記帯状体を押着させるこ
とにより、上記帯状体を過熱させずにまた熱変形
を起させることなく、上記帯状体に塗布された塗
料などを紫外線照射によつて硬化できるようにし
たものである。
〔従来の技術〕
従来の技術としては、たとえば第3図に示すよ
うに、供給ドラム1に巻き付けられた帯状体2、
たとえばフイルムなどを巻取ドラム3で巻き取り
ながら、紫外線発生源4より輻射される紫外線で
照射し、上記フイルム2などに塗布された塗布液
5などを硬化するようにした紫外線照射装置があ
る。なお紫外線発生源4より輻射される光線中に
は、熱作用の大きい紫外線(熱線)が微量ながら
含まれている。したがつてこのような装置におい
てフイルム2などを支持、案内するローラ8は、
熱線に照射されて過熱されることがないように、
図示のごとく紫外線発生源4に対向しないように
配されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら第3図に示す紫外線照射装置では
ローラ8間のスパンが大きな値をとり易く、し
たがつて上記フイルム2などに生じる撓みを少な
くするために、供給ドラム1および巻取ドラム3
によつてこのフイルム2などに付与される張力は
過度な値となり易い。
特に熱影響を受け易いフイルム2などに過度な
張力が作用する場合は、過度な張力および熱線の
照射による過熱の協働によつて単に過熱される場
合に較べてフイルム2などに熱変形などが極めて
生じ易くなる。
そこで熱線を主に遮断するために石英ガラスの
フイルタを使用する場合があるが、このフイルタ
による上記紫外線の減衰や熱線の遮断によつて、
フイルム2などに塗布された塗布液5などの硬化
速度が結果として減少したり、あるいは装置のコ
ストアツプなどが問題として生じる。
このため上記フイルタを使用することなく、上
記フイルム2などの移動速度を高め、フイルム2
などの受ける熱影響を避けようとすれば、しばし
ば上記塗布液5などの硬化が不充分になり易く、
一般に上記移動速度の選定は極めて難しい。それ
故このような手段は実用的ではない。
本考案は上述の点に鑑み、帯状体2が特に熱影
響を受け易いフイルムなどでたとえあつても、こ
のフイルムなどに塗布した塗布液の硬化をこのフ
イルムなどに熱変形などを全く与えることなく、
能率良く行なうことができる紫外線照射装置を提
供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、帯状体を紫外線発生源に対し移動さ
せながらこの紫外線発生源から輻射される紫外線
にて上記帯状体を逐次照射するように構成した紫
外線照射装置において、上記帯状体に関し上記紫
外線発生源とは反対側の位置でかつこの紫外線発
生源と対向する位置に、回動しながら上記帯状体
と接触する冷却用のローラを設けると共に、上記
帯状体に関し上記紫外線発生源とは同じ側でかつ
この紫外線発生源の側方に吹出ノズルを設け、こ
の吹出ノズルから吹き出した気体によつて上記帯
状体を上記ローラに押着させるようにして紫外線
照射装置を構成した。
〔作用〕
したがつて帯状体は、紫外線発生源と対向する
位置でローラにより支持されるから、この帯状体
にはその撓を除くために過度な張力を付与する必
要が全くなくなる。
また上記帯状体の冷却量は、ローラや気体の温
度を適宜選定することによつて広範囲の調節が可
能になるから、帯状体の前記移動速度の選択と相
俟つて、極めて容易に最適条件下で、帯状体に塗
布した前記塗布液の硬化を可能ならしめる。
〔実施例〕
以下、帯状体がとくに熱影響を受け易いフイル
ムである場合の紫外線照射装置に本考案を適用し
た実施例につき、第1図および第2図を参照しな
がら説明する。
第1図に示すごとく上記紫外線照射装置の複数
の紫外線発生源4は、矢印Aで示すフイルム2の
移動方向に沿つてほぼ等間隔にかつ1列に配列さ
れている。なお各紫外線発生源4には一般的に高
圧水銀灯9が使用され、この水銀灯9から輻射さ
れる紫外線などの光線は、反射具10によつて図
で下方を指向するように調節されている。
次にフイルム2は、従来と同様、第1図には図
示されていない供給ドラムから出て巻取ドラムに
巻取られるが、このフイルム2は従来とは異なつ
て、両ドラムから直接過度な張力を付与されこと
がない。すなわち両ドラム間に延びるフイルム2
の長さは、第1図から明らかなように両ドラム間
の距離よりも長く、吹出ノズル11から吹き出す
空気と、冷却用のローラ12とによる後述の作用
によつて、従来の装置の場合よりもはるかに低い
所定の張力を付与される。
ところで第1図に示すごとく複数の上記冷却用
のローラ12は、上記フイルム2に関して紫外線
発生源4とは反対側の位置でかつこの紫外線発生
源4と対向する位置に、紫外線発生源4の列に沿
つて1列に配されている。
この冷却用のローラ12の軸は、第1図で紙面
に直交して延び、その両端はそれぞれ軸支されて
いる。またローラ12の内部は、図示しない1対
のスイベルジヨイントを介してその両端を同様に
図示しない冷却液の回路と連通されている。かく
してこの回路とローラ12間を上記冷却液が循環
し、ローラ12は所望の温度に冷却される。なお
複数の上記ローラ12は、モータ、巻掛伝動機構
などから成る図示しない駆動装置によつて同一速
度で駆動される。
次に第1図に示すごとく複数の吹出ノズル11
は、上記フイルム2に関して紫外線発生源4と同
じ側でかつこの紫外線発生源4の側方に設けられ
ている。またこの吹出ノズル11から吹き出す空
気はフイルム2に風圧を与えるために、フイルム
2は図示のごとく冷却用のローラ12間に撓δを
生じながらローラ12に、しかも上記風圧に比例
する所定の張力tを付与されて押着される。
ところで第2図に示すごとく、フイルム2の移
動方向(矢印Aの方向)の前方側と後方側とに、
このフイルム2を駆動するピンチローラ15と、
このフイルム2を吸着できる吸着コンベア16と
をそれぞれ設ければ、フイルム2に上記撓δを確
実に付与することができる。なお吸着コンベア1
6を使用するのは、塗布液5が塗布されたフイル
ム2の一方の面2aを避けて、塗布されない他方
の面2bのみでフイルム2を確実に保持するよう
にするためである。なお第2図の符号17は紫外
線照射室であり、この室17内には第1図に示す
紫外線発生源4、吹出ノズル11およびローラ1
2が収容されている。
次に各紫外線発生源4の前方には、第1図に示
すようにシヤツタ18を設けることができる。こ
のようにシヤツタ18を設ければ、たとえばフイ
ルム2の交換作業時などにシヤツタ18を閉じる
ことにより、紫外線が作業者やフイルム2に与え
る危害を防ぐことができる。また交換作業時に誤
つて高圧水銀灯9などに触れることがないので、
損傷を与えるようなおそれがない。なおシヤツタ
18を設けない従来の装置の場合は、上記フイル
ム2の交換作業時などには一旦、高圧水銀灯9を
消灯し、上記作業の終了後に再び点灯を行なうた
めに、高圧水銀灯9のウオーミングアツプの時間
が必要になつて、装置の稼動率を低下させる原因
となつた。
次に上述のように構成した紫外線照射装置の作
用を述べれば、先ずフイルム2の一端を供給ドラ
ムから引き出し、第1図に示すごとく冷却用のロ
ーラ12に掛け渡しながらフイルム2の上記一端
を巻取ドラムに取付ける。なおこの場合、上記両
ドラム間に展延されたフイルム2は、第1図から
明らかなように両ドラムの中心距離よりもその長
さをやや大きくとつて図示のように必要に応じた
適度の弛みを与えられている。
次に吹出ノズル11を駆動させ、第1図に示す
ごとくこの吹出ノズル11から吹き出せさせた空
気をフイルム2に吹き付ければ、フイルム2は図
示のごとく上記空気の風圧によつて冷却用のロー
ラ12に押着される。またこの押着によるフイル
ム2とローラ12間の接触面積は、前記弛みをフ
イルム2に適切に付与して置けば、所望値に調節
することが可能である。さらに上記風圧によつて
フイルム2に与えられる張力tも、この風圧の調
節により必要最小限に押えることは極めて容易で
ある。
次に高圧水銀灯9を点じ、冷却用の複数のロー
ラ12を第1図の矢印B方向に同一速度で回転さ
せると、フイルム2は同図の矢印A方向にスムー
ズに送られる。また図示しない塗布機によつてフ
イルム2の一方の面2aに一様に同図の左方位置
で塗布された塗布液は、高圧水銀灯9の紫外線の
照射を受けて硬化する。そのあとフイルム2は巻
取ドラムに巻取られる。
此の間にフイルム2は、冷却用のローラ12お
よび上記空気によつて冷却されるため、紫外線お
よびこれと同時に照射される熱線によつて過熱さ
れ、その結果不都合な熱影響を与えられることは
ない。なおローラ12の冷却用の冷却水および上
記空気の温度は自由に選定が可能であるから(例
えば上記冷却水は、冬期に温湯を使用することも
できる)、フイルム2を過熱、あるいは過冷させ
ることなく、常に最適温度で保持することは極め
て容易である。
以上本考案を1実施例につき説明したが、上記
実施例は本考案を限定するものでは決してなく、
本考案の技術的思想に基いて種々の変更が可能で
ある。例えば実施例では、吹出ノズル11から吹
き出させる気体は空気であつたがその他の気体を
使用することもできる。同様にローラ12を冷却
するのに水が使用されたが、その他の冷却媒体を
使用することもできる。
また実施例では、帯状体2が特に熱影響を受け
安いフイルムである場合の紫外線照射装置に本考
案を適用した例を示したが、広く帯状体用の紫外
線照射装置に適用が可能である。さらに塗布液の
硬化だけではなく、印刷物のインキの硬化などに
も使用することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のような構成であるから、帯状体
がたとえ特に熱影響を受け易いフイルムなどであ
つても、上記フイルムに熱変形などを与えること
なく、たとえばこのフイルムに塗布された塗布液
などを紫外線で容易に硬化させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、帯状体が特に熱影響を
受け易いフイルムである場合の紫外線照射装置に
本考案を適用した実施例を示すもので、第1図は
同上紫外線照射装置の要部の側面図、第2図は同
上紫外線照射装置に付設されたピンチローラおよ
び吸着コンベアの配列を示す説明図である。また
第3図は従来の帯状体用紫外線照射装置の側面図
である。 なお図面に用いた符号において、2……フイル
ム(帯状体)、4……紫外線発生源、11……吹
出ノズル、12……ローラ、15……ピンチロー
ラ、16……吸着コンベア、18……シヤツタ、
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 帯状体を紫外線発生源に対し移動させながら
    この紫外線発生源から輻射される紫外線にて上
    記帯状体を逐次照射するように構成した紫外線
    照射装置において、 上記帯状体に関し上記紫外線発生源とは反対
    側の位置でかつこの紫外線発生源と対向する位
    置に、回動しながら上記帯状体と接触する冷却
    用のローラを設けると共に、 上記帯状体に関し上記紫外線発生源とは同じ
    側でかつこの紫外線発生源の側方に気体の吹出
    ノズルを設け、 この吹出ノズルから吹き出させた気体によつ
    て上記帯状体を上記ローラに押着させるように
    したことを特徴とする紫外線照射装置。 2 上記帯状体の移動方向の前方側と後方側とに
    この帯状体を移動させるピンチローラと、この
    帯状体を吸着させるコンベアとをそれぞれ設け
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の紫外線照射装置。 3 上記紫外線発生源の前方にシヤツタを設け、
    紫外線発生源から輻射される紫外線をこのシヤ
    ツタにて遮断できるようにしたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の紫外
    線照射装置。
JP3603987U 1987-03-12 1987-03-12 Expired - Lifetime JPH051302Y2 (ja)

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JP2002350640A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Nitto Denko Corp 偏光板用保護フイルムの製造方法および偏光板、偏光板を用いた光学フイルムならびに液晶表示装置
JP5110779B2 (ja) * 2005-07-21 2012-12-26 日東電工株式会社 光反応生成物シート類の製造方法及び装置
JP6509588B2 (ja) * 2015-03-03 2019-05-08 日本ボールドウィン株式会社 フイルムの表面処理装置

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