JPH0512631A - ヘツドクリーナ - Google Patents

ヘツドクリーナ

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JPH0512631A
JPH0512631A JP26703791A JP26703791A JPH0512631A JP H0512631 A JPH0512631 A JP H0512631A JP 26703791 A JP26703791 A JP 26703791A JP 26703791 A JP26703791 A JP 26703791A JP H0512631 A JPH0512631 A JP H0512631A
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tape
cleaning
case
head
liquid
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Masaya Terayama
雅也 寺山
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレイヤ側の磁気ヘッドHをクリーニングテ
ープ2でぬれ拭きしたのち、直ちにから拭きする。 【構成】 カートリッジケース1の内部に液供給手段7
が定位置で固定されている。カートリッジケース1から
クリーニングテープ2が引き出されていない状態では、
液供給手段7にクリーニングテープ2が接して、液供給
手段7からクリーニングテープ2にクリーニング液が塗
布供給される。カートリッジケース1からクリーニング
テープ2を引き出したクリーニング時には、テープ走行
路が強制的に変更されてクリーニングテープ2が液供給
手段7から離れ、クリーニング液の供給が絶たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオ用またはオーデ
ィオ用などの磁気テープカートリッジを受け入れるプレ
イヤに適用されて、その磁気ヘッドをクリーニングする
ヘッドクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のヘッドクリーナでは、外観形状
がビデオ用またはオーディオ用の本物の磁気テープカー
トリッジと実質的に同一形状に形成されたカートリッジ
ケース内に、所定量のクリーニングテープを保有する。
プレイヤに装填したとき、プレイヤ側のテープ引き出し
部材でクリーニングテープをケース前面に引き出し、回
転する磁気ヘッドの周面に該テープを押し当ててヘッド
面を清掃している。かかるヘッドクリーナは例えば特開
昭56−105321号公報などに公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでは従来一般にク
リーニングテープにクリーニング液を付着させる湿式清
掃か、クリーニング液を全く使用しない乾式清掃のいず
れかでクリーニングを行っている。湿式清掃はヘッド面
の洗浄効果の点で乾式清掃より優れている。反面、クリ
ーニング後にクリーニング液の接触痕跡が残ったり、ク
リーニングテープの構成繊維がクリーニング液と共にヘ
ッド面に付着するなどの問題がある。また、従来の湿式
清掃はクリーニングテープにクリーニング液を連続的に
ベタ塗り状態で塗布するので、乾式清掃に比べてクリー
ニングテープと磁気ヘッドとの摩擦抵抗が桁違いに大き
くなってへばり付き現象を生じ、テープ走行不能を招き
やすい。更にヘッドが濡れているため、清掃後はすぐに
プレイヤの再生操作を行えない不利を持つ。
【0004】乾式清掃は、ヘッド面の汚れが少ないとき
は間に合うが、ある程度以上の汚れになると十分なクリ
ーニング効果を得難い。さらに、ヘッド面から除去した
磁性粉やマイクロダストをテープ面上に良好に捕捉する
ことができず、汚損物質を確実にデッキ外へ除去し難い
点でも問題がある。このように湿式清掃、乾式清掃のい
ずれにも一長一短があって、従来のヘッドクリーナでは
磁気ヘッドのクリーニングを確実かつ十分に行えなかっ
た。
【0005】そこで本発明の目的は、湿式清掃と乾式清
掃とを併用し、磁気ヘッドを「ぬれ拭き」したのち「か
ら拭き」することにより、磁気ヘッドのクリーニング性
能の向上を図りながら、作動の確実性を期すことのでき
るヘッドクリーナを得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図示するごと
くカートリッジケース1内に保有するクリーニングテー
プ2がプレイヤ側のテープ引き出し部材Lでケース外に
引き出されて磁気ヘッドHに外接するヘッドクリーナに
おいて、カートリッジケース1内には、外部からクリー
ニング液の補給を受けてクリーニングテープ2に接する
ことで該クリーニング液をクリーニングテープ2に供給
する液供給手段7が定位置に固定されていること、クリ
ーニング時にクリーニングテープ2を液供給手段7から
離してしまうテープ離脱機構がカートリッジケース1内
に設けられていることを要件とする。
【0007】
【作用】カートリッジケース1の外部から液供給手段7
にクリーニング液を補給し、本発明のヘッドクリーナを
プレイヤに装填すると、クリーニングテープ2はプレイ
ヤ側のテープ引き出し部材Lでケース外に引き出され、
テープ2が磁気ヘッドHの周面に外接してクリーニング
をする。その際に、クリーニングテープ2は液供給手段
7に接した状態から離れた状態に切り換わる。上記の接
した状態で液供給手段7からクリーニングテープ2にク
リーニング液が供給される。そして上記の離れた状態で
は、クリーニングテープ2が液供給手段7からクリーニ
ング液の供給を受けない。
【0008】
【発明の効果】従って本発明によれば、磁気ヘッドHを
湿式清掃すなわち「ぬれ拭き」したのち、すぐに乾式清
掃すなわち「から拭き」を行うので、磁気ヘッドHに付
着した磁性粉やマイクロダストなどをクリーニング液の
付着したテープ面で確実に除去できる。その際に、クリ
ーニング液がクリーニングテープ2に連続状に塗布され
ていないので、該テープ2と磁気ヘッドHとの摺接抵抗
の過大によるテープ走行不能を招くこともない。また、
清掃終了後のヘッド面は乾燥状態にあるから、すぐにデ
ッキの再生操作を行える。磁気ヘッドHに付着したクリ
ーニング液の接触痕や、湿式清掃時に脱落したテープ構
成繊維などをクリーニング液の付着していない乾燥した
テープ面でよく拭い取れ、ヘッド面を清浄な状態にでき
る。ヘッド面から除去した磁性粉やマイクロダストは、
クリーニング液の付着したテープ面に捕捉して、確実に
プレイヤ外に取り出せる。従って、磁気ヘッドHの周辺
がヘッド面から除去された磁性粉などで汚されることを
防ぎ、常に清浄な状態に維持しておける。
【0009】更に、例えばクリーニングテープ2にクリ
ーニング液を間欠塗布するについて、液供給手段7を定
位置走行のクリーニングテープ2に対して揺動レバーな
どを介して接離する形式を採ると、液供給手段7の揺動
時にこれからクリーニング液を外周にまき散らしがちと
なるおそれがあるが、同じ間欠塗布を採るにしても本発
明の液供給手段7は定位置に固定されているので、クリ
ーニング液が周囲に飛散することもない。液供給手段7
が定位置にあるので、これへのケース外部からのクリー
ニング液の補給も良好に行える。
【0010】
【実施例】図2ないし図10において、図のヘッドクリ
ーナはVHS方式の本物の磁気テープカートリッジと実
質的に同様の外観形状および機能を備えたカートリッジ
ケース1を有する。このケース内部にクリーニングテー
プ2を保有する。クリーニングテープ2は一端が供給リ
ール3に、他端が巻上げリール4にそれぞれ係止連結さ
れている。両リール3・4間のクリーニングテープ2の
経路途中にパイロットローラ機構5、液供給手段7およ
びテープ面切換手段6などが配置されている。この他に
ケース1内には、キャプスタンCおよびピンチローラQ
用のクリーニング手段9、磁気テープカートリッジのテ
ープリールに相当する左右一対の摩擦プーリ10・1
1、およびクリーニング時間を規定するオートストップ
手段12などを備えている。
【0011】ケース構造 カートリッジケース1は、プラスチック製の上下ケース
1a・1bを蓋合わせ状に結合してなる。ケース1の前
面にテープローディング用のポケット13・14および
キャプスタン用のポケット15がそれぞれ凹設されてお
り、該ケース1にこれの前面を開閉する前蓋16を備え
ている。前蓋16は本物の磁気テープカートリッジにお
けるそれと同様に閉じ姿勢に回動付勢されて閉じ姿勢で
回動ロックされており、プレイヤに装填するとプレイヤ
側の部材で自動的にロックが解除され上開き回動する。
【0012】プレイヤ側の位置決めピン、リールブレー
キ解除ピン、リール駆動軸、テープの始端および終端を
検知するランプなどの規格部材に対応して、下ケース1
bの底壁には位置決め孔17・17、解除ピン孔18、
駆動軸挿入孔19・19、ランプ孔20などが規定位置
に所定の形状でそれぞれ形成してある。下ケース1bの
下面中央にはランプ孔20を前後に横切る誤装填防止用
の溝21を有する。これらの孔および溝は主としてカー
トリッジケース1をプレイヤに支障なく装填するために
設けられるものであり、とくに孔17・18・20はク
リーニング動作とは直接の関係がない。
【0013】図2および図4において、各駆動軸挿入孔
19・19には、内側にスプライン穴状の係合歯を持つ
摩擦プーリ10・11がそれぞれ回転自在に配置してあ
る。この各摩擦プーリ10・11はヘッドクリーナをプ
レイヤに装填したとき、リール駆動軸Sと係合して各動
作モードに応じて回転駆動される。各摩擦プーリ10・
11の外周面の下側に供給リール3、パイロットローラ
機構5、テープ面切換機構6などを駆動するためのゴム
輪23が固定されている。
【0014】クリーニングテープとその配置 クリーニングテープ2は吸液性を有するクリーニングリ
ボンを主体とし、その両端にリードテープを接続したも
のであり、テープローディングに要する長さに、巻上げ
リール4による相当回数のテープ巻き取りが行える長さ
を加えた全長を有する。クリーニングリボンは天然皮
革、人工皮革、織布、不織布などのテープ材、あるいは
プラスチックシートの片面に前記シート材を積層したも
のを使用する。ヘッド面への損傷、マイクロダストの除
去機能、耐久性等を考慮すると、人工皮革で形成したク
リーニングリボンが好ましい。
【0015】図2において右側のポケット13の開口両
側には、可動のパイロットローラ29と固定のテープガ
イド24を有する。これら両部材29・24間にクリー
ニングテープ2を案内してあり、テープ2は該ポケット
13に下方から突入して来るプレイヤ側のテープ引き出
し部材Lでケース前方に引き出される。パイロットロー
ラ29と供給リール3との間には右側の摩擦プーリ10
を迂回するようにクリーニングテープ2を案内する3個
の固定ガイドピン25を配置する。更にテープガイド2
4と巻上げリール4との間には、カートリッジケース1
の右側壁および後側壁の内面沿いにクリーニングテープ
2を案内する4個の固定ガイドピン26を配置する。つ
まり供給リール3を始端とした場合、クリーニングテー
プ2は供給リール3から右側の摩擦プーリ10の後方を
迂回して右側のポケット13の前面を横切ったのち、ケ
ース後方に向かって反転案内され、ケース後方の左端寄
りに位置する巻上げリール4を終端とするテープパスを
採る。この収納状態において、供給リール3には所定量
のテープが巻き込まれている。なお、テープガイド24
およびガイドピン25・26は下ケース1bと一体の丸
ピンを予想しているが、別体のピンあるいは遊転自在の
ローラであってもよい。
【0016】供給リール3は下ケース1bの底壁上に水
平揺動自在に装着した揺動腕27に回転自在に支持す
る。揺動腕27に作用させたバネ28で、供給リール3
の下フランジ3aの周面を摩擦プーリ10のゴム輪23
に常に圧接させる。下フランジ3aの周面には鋸刃状の
摩擦歯が小間隔おきに多数形成してある。後述するオー
トストップ手段12でクリーニングが停止されてテープ
引き出し部材Lがポケット13内に復帰するイジェクト
モード時に、供給リール3は摩擦プーリ10で巻き戻し
回転され、これでケース外に引き出されたクリーニング
テープ2を引き込み収納する。
【0017】パイロットローラ機構 パイロットローラ機構5は磁気ヘッドHに対するクリー
ニングテープ2の巻付け角を小さくし回転抵抗を小さく
し、かつ後述するようにクリーニング液の塗布範囲を一
定幅に規定するためのものである。具体的にはパイロッ
トローラ29を支持する第1揺動腕30と、この第1揺
動腕30を揺動可能に支持する第2揺動腕31とを有す
る。第1揺動腕30の揺動基端、つまり第2揺動腕31
との連結点にはパイロットローラ29を復帰揺動させる
ための受動ローラ32が第1揺動腕30と同行揺動する
よう固定してある。第2揺動腕31は受動ローラ32が
常に摩擦プーリ10に圧接するようバネ33で揺動付勢
しておく。両揺動腕30・31間にバネ34を掛け渡し
て、第1揺動腕30を待機姿勢に揺動付勢しておく。
【0018】ヘッドクリーナの不使用時に、第1揺動腕
30およびパイロットローラ29は図2に示す待機位置
にある。図3に示すごとくクリーニングテープ2がテー
プ引き出し部材Lでケース外へ引き出されるとき、第1
揺動腕30はテープ2に作用する張力でバネ34に抗し
ながら反時計回り方向に揺動し、テープ2をポケット1
3の中央寄り位置に案内する。すると、テープ2の磁気
ヘッドHへの巻付き角が小さくなり、磁気ヘッドHに与
える回転抵抗が小さいものになる。パイロットローラ2
9の元位置への復帰動作は、イジェクトモード時の摩擦
プーリ10の巻き戻し駆動によって行われ、ゴム輪23
に圧接する受動ローラ32が摩擦プーリ10と逆方向に
回転駆動されることにより、図2に示す待機位置へ復帰
する。
【0019】液供給手段 カートリッジケース1内には、待機位置にあるパイロッ
トローラ29と摩擦プーリ10に近いガイドピン25と
の間に、クリーニングテープ2に接して該テープ2にク
リーニング液を供給する液供給手段7を備えている。こ
の液供給手段7としては、図2および図9に示すごとく
例えば有底筒形に形成した液溜35と、これのテープ2
との摺接面側に貼り付けられる塗布シート36、および
ゴムキャップ37などで構成されており、上下ケース1
a・1b間において定位置で挟持固定されている。塗布
シート36は滑性に優れた、例えば四フッ化エチレンの
シートで形成し、クリーニングテープ2との摺接面に上
下方向の細いスリット36aを有し、該スリット36a
に面する液溜35の周壁にクリーニング液が滲み出る供
給通路35aを貫通状に形成して、一定量のクリーニン
グ液をテープ面に塗布できる。
【0020】液供給手段からのテープ離脱機構 テープローディング時に、パイロットローラ29がポケ
ット13の中央寄りに向かって移動すると、図3に示す
ようにクリーニングテープ2は液供給手段7の周面から
離れる。このため、クリーニング液はテープ2の一定範
囲を限って塗布されるだけである。この塗布位置が図3
のテープローディング完了時に、磁気ヘッドHのヘッド
面に接触するよう液供給手段7の配設位置が定めてあ
る。
【0021】テープ面切換機構 カートリッジケース1には磁気ヘッドHに対するクリー
ニングテープ2の接当位置を、クリーニング液が付着し
た湿潤領域Wから液が付着してない乾燥領域Dへとずら
すためのテープ面切換手段6を有する。このテープ面切
換手段6としては、図2および図6に示すごとく下ケー
ス1bの底壁上に水平揺動自在に支持される揺動腕39
と、これの揺動先端寄りに回転自在に支持される円盤状
の切換ディスク40と、切換ディスク40の左側の摩擦
プーリ11のゴム輪23に押圧接当させるためのバネ4
1とからなる。切換ディスク40の上面には、クリーニ
ングテープ2を前後に挟む状態で、その中央と周縁寄り
との2ヶ所にガイドボス42と掛止ローラ43とがそれ
ぞれ立設されている。
【0022】テープローディング完了と同時に、摩擦プ
ーリ11がリール駆動軸Sで時計回り方向に駆動され、
同時に切換ディスク40はゴム輪23で反時計回り方向
に駆動される。これに伴い、図3に示すごとく掛止ロー
ラ43も切換ディスク40と同行回転するため、クリー
ニングテープ2は掛止ローラ43に引っ掛けられた状態
で引っ張られ、この引っ張られた分だけクリーニングテ
ープ2の磁気ヘッドHとの接当位置が図10に示すごと
く湿潤領域Wから乾燥領域Dへとずれ、テープ2の乾燥
した箇所で磁気ヘッドHのクリーニングを行うことにな
る。
【0023】切換ディスク40が図3に示すごとく一定
角度だけ回転した後は、バネ41の張力が切換ディスク
40の回転力に打ち勝ってそれ以上は回転しない。ゴム
輪23に対してスリップした状態になる。このために、
バネ41は切換ディスク40の盤面上のピン44に掛け
止められていて、切換ディスク40が回転するときバネ
41が伸長変形する。切換ディスク40は摩擦プーリ1
1の駆動が停止されるのと殆ど同時にバネ41の張力で
時計回り方向に戻され、図2に示す元の姿勢に復帰す
る。
【0024】キャプスタンやピンチローラのクリーニン
グ手段 図3において、カートリッジケース1にはキャプスタン
CおよびピンチローラQをクリーニングするためのクリ
ーニング手段9を別に備えている。このクリーニング手
段9は、キャプスタンCおよびピンチローラQにそれぞ
れ外接する六角柱状の拭き取りパッド46・47と、下
ケース1bの底壁上に水平揺動自在に支持されて、前記
パッド46・47を保持するホルダー48と、これをキ
ャプスタンポケット15側に向かって揺動付勢するため
のバネ49とからなる。ホルダー48にはパッド46・
47を挿嵌するための保持枠48aが立設してある。両
パッド46・47は例えばフェルトで形成され、その周
面の稜線がキャプスタンCおよびピンチローラQにそれ
ぞれ外接する姿勢で保持枠48aに取り付けてある。両
パッド46・47は必要に応じて交換できる。50はキ
ャプスタンCに対する補助クリーニングパッドである。
【0025】巻上げリール 図2および図7において、巻上げリール4は上下ケース
1a・1b間に回転自在に支持し、その下フランジ4a
の周面に形成したラチェット歯4bにラチェット爪51
を係合させることにより、テープ巻き上げ方向(反時計
回り方向)にのみ回転する。巻上げリール4に近いカー
トリッジケース1の後側壁1cには、図7に示すごとく
操作窓52を開口してあり、この窓52から巻上げリー
ル4の下フランジ4aの一部がケース外に臨んでいて、
これで該リール4を回転操作できる。図2に示す状態に
おいて、巻上げリール4を巻き上げ方向に回転させる
と、クリーニングテープ2が供給リール3から繰り出さ
れ、巻上げリール4に巻き取られる。すると、巻き取っ
た分だけクリーニングテープ2の位相位置がずれ、テー
プローディング時には新規のテープ面が磁気ヘッドHに
当たる。つまり、必要に応じて巻上げリール4を手動で
回転操作することにより、清浄なテープ面で磁気ヘッド
Hをクリーニングでき、クリーニングテープ2が使用限
度を越えて供されることを未然に防止し、磁気ヘッドH
の傷つきも防止する。
【0026】クリーニングテープ2の巻き上げを無駄な
く最小限に止めるために、クリーニングテープ2のとく
にリードテープの部分に、図8に示すごとく残量表示用
のマーク53、例えば数字を一定間隔おきに印刷してあ
る。この表示マーク53はケース後側壁1cに開口した
視認窓54を介してケース外から視認できる。この視認
窓54に対向する位置で、クリーニングテープ2の内側
方にテープストッパー55が配置されている。このテー
プストッパー55は、下ケース1bの底壁上に揺動可能
に支持されるストッパー爪56と、これをクリーニング
テープ2に軽い接触圧で接当付勢するU字形のバネ57
とを一体形成したものとからなる。ストッパー爪56の
視認窓54との対向壁面には、使用限界表示59を印刷
あるいは成形パターンなどで入れてある。このテープス
トッパー55は巻上げリール4によるテープ面の更新が
限界に達したとき、それ以上にクリーニングテープ2が
巻き上げられるのを阻止する。そのために、テープガイ
ド24寄りのリードテープ部に、図8に示すようなスト
ッパー孔58が開口してある。このストッパー孔58内
にストッパー爪56が落ち込むと、たとえ巻上げリール
4を回転操作しても、ストッパー孔58より供給リール
3側のクリーニングテープ2を巻き取れなくなる。この
状態でも供給リール3にはテープローディングに必要な
量のクリーニングテープ2がなお巻き込まれている。つ
まり、テープストッパー55は限界位置で巻上げリール
4によるテープ2の巻き込みを阻止し、テープローディ
ングに必要な量のテープ長さをストッパー孔58より供
給リール3側に残すことによって、テープ引き出し部材
Lおよびこれの駆動機構、またはヘッドクリーナ側部材
の損傷を未然に防止する。
【0027】オートストップ手段 図2において、カートリッジケース1にはクリーニング
時間を規定するためのオートストップ手段12を有す
る。このオートストップ手段12としては、クリーニン
グ開始を検知する開始検知手段60と、プレイヤ側に設
けられるテープ終端検知用の光センサーPに検出光を照
射する光源61と、開始検知手段60からの信号を受け
て一定時間経過後に光源61に電流を印加するよう給電
制御を行う時間設定手段62と、電源63とからなる。
開始検知手段60は、前記切換ディスク40を付勢する
バネ41の一端が引っ掛けられるスイッチ操作腕64
と、この操作腕64でオン・オフ操作されるマイクロス
イッチ65とからなり、テープローディング完了と同時
に切換ディスク40が摩擦プーリ11で回転駆動される
とき、スイッチ操作腕64が切換ディスク40の動きを
バネ41を介して受けて、マイクロスイッチ65をオン
操作することにより、クリーニング開始を検知し、時間
設定手段62に信号電流(又は駆動電流)を印加する。
【0028】時間設定手段62は、遅延回路およびCR
タイマなどの電気回路からなり基板66上に設けられ
る。開始検知手段60からの信号電流を受けると、例え
ば3秒の設定時間が経過するのを待って光源61に駆動
電流を印加し、光源61を発光させる。光源61は発光
ダイオードや小型電球などの電気をエネルギー源とする
発光体からなり、図2において光センサーPに対応する
カートリッジケース1の右側壁の内面に固定してあり、
該側壁に開口せる投光窓67からケース外に検出光を照
射して光センサーPを作動させる。電源63は前記基板
66上に装着された2個の乾電池63aからなる。な
お、図2において符号70はカートリッジケース1の上
ケース1aに開閉自在に装着される電池蓋である。
【0029】時間設定手段62の作動によって光源61
が点灯すると、光センサーPが作動して磁気テープカー
トリッジにおけるテープ終端が検知されたのと同一の状
態となり、リール駆動軸Sおよび磁気ヘッドHの駆動が
直ちに停止され、クリーニングが停止する。
【0030】(別実施例)上記の実施例では、リール駆
動軸Sに連動してテープ面切換手段6を作動させるよう
にしたが、図11に示すようにキャプスタンCでテープ
面の切換えを行うようにしてもよい。これでは切換ディ
スク40の周面に固定したゴム輪40aを介してキャプ
スタンCの回転動力を受ける。もちろん、キャプスタン
Cに代えてピンチローラQでテープ面切換手段6を作動
させてもよい。テープ面切換手段6が磁気テープカート
リッジにおけるテープ始端検知用の光路を遮る位置にあ
る場合は、テープ始端検知用の光センサーPに対応させ
て、先の実施例で説明したような光源61を設け、この
光源61をヘッドクリーナの使用時には常時点灯させ
て、プレイヤの巻き戻し指令を無効にするようにしても
よい。
【0031】本発明は上記以外に次のような変更を行う
ことも予想している。上記の各実施例とは逆に、クリー
ニングテープ2を供給リール3側へ送って磁気ヘッドH
との当たりをずらしてテープ面の切換えを行う。もちろ
んこの場合も、磁気ヘッドHに対してクリーニングテー
プ2上の湿潤領域Wが乾燥領域Dよりも先行して接触す
るようにするために、液供給手段7はクリーニングテー
プ2の走行路上において磁気ヘッドHよりもテープ走行
方向上手側に配置しておくことになる。モータやソレノ
イドなどのアクチュエータをカートリッジケース1内に
設け、これで直接あるいはテープ面切換手段6を介して
クリーニングテープ2の移動を行う。この場合、アクチ
ュエータの起動と停止の制御は先に説明した開始検知手
段60と時間設定手段61によって行える。クリーニン
グテープ3の引き出しを中央のポケット14側で行う。
またはテープ2を両ポケット13・14間にわたって掛
け渡す。その他、図示例ではVHS方式のビデオ用ヘッ
ドクリーナについて説明したが、ベータ方式のビデオデ
ッキ、あるいはテープがケース前方へ引き出し操作され
るディジタル記録再生方式のオーディオ用デッキなどの
ヘッドクリーナにも広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を概念的に説明する概略平面図である。
【図2】内部構造を示す不使用時の横断平面図である。
【図3】使用時の横断平面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図2におけるV−V線断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図2におけるVII−VII線断面図である。
【図8】図2におけるA部の分解斜視図である。
【図9】液供給手段の詳細を示す縦断面図である。
【図10】テープ面の切換状態を説明するクリーニング
テープの正面図である。
【図11】テープ面切換手段の別実施例を示す概略平面
図である。
【符号の説明】
1 カートリッジケース 2 クリーニングテープ 3 供給リール 4 巻上げリール 7 液供給手段 13 ポケット 24 テープガイド 29 パイロットローラ H 磁気ヘッド L テープ引き出し部材 W 湿潤領域 D 乾燥領域

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 カートリッジケース1内に保有するクリ
    ーニングテープ2がプレイヤ側のテープ引き出し部材L
    でケース外に引き出されて磁気ヘッドHに外接するヘッ
    ドクリーナにおいて、 カートリッジケース1内には、外部からクリーニング液
    の補給を受けてクリーニングテープ2に接することで該
    クリーニング液をクリーニングテープ2に供給する液供
    給手段7が定位置に固定されており、 クリーニング時にクリーニングテープ2を液供給手段7
    から離してしまうテープ離脱機構がカートリッジケース
    1内に設けられていることを特徴とするヘッドクリー
    ナ。
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