JPH051259A - フイルム形成性重合体粒子の水性乳濁液 - Google Patents

フイルム形成性重合体粒子の水性乳濁液

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JPH051259A
JPH051259A JP3002595A JP259591A JPH051259A JP H051259 A JPH051259 A JP H051259A JP 3002595 A JP3002595 A JP 3002595A JP 259591 A JP259591 A JP 259591A JP H051259 A JPH051259 A JP H051259A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】洗剤で洗うことに対して高い抵抗性があり、か
つストリッパーを用いて容易に除去可能であり、潜在的
金属架橋に使用した金属および揮発性アミンに伴う環境
問題を有しない、床つや出し剤の製造方法の提供。 【構成】化学的潤滑剤と相互に作用する酸、アミン等の
重合体官能基を含有するフィルム形成性重合体粒子の水
性乳濁液であって、重合体粒子は、フィルム形成中に粒
子間の付着を妨げるのに有効な程度に、フィルム形成前
に多官能性の単量体または試薬で共有的に架橋されてお
り、しかも該フィルムは重合体官能基のための潤滑剤を
含有するストリツパー溶液で除去可能である、金属を含
有しないフィルム形成性重合体粒子の水性乳濁液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 つや出し剤は、基体を通常に使用するときに出会うきず
(mark)、汚れ(soil)、すりきず(scuf
fs)、磨擦(abrasion)および掻ききずをぎ
せい的に許容し、かつそれらに抵抗することによって、
下にある基体を保護することを意図しており、保護フィ
ルムの有効かつ審美的な寿命が終ったときは、そのつや
出し剤は基体から容易に除去され、新しい被覆剤で置き
換えられる。歴史的にみると、この除去可能な性質は、
配合添加剤として、重合体つや出し剤ビヒクル(veh
icle)の中に酸官能基の高レベルを有する単量体を
入れることによって、または相対的に高度に酸官能基を
有するアルカリ可溶性樹脂類(ASR’s)の高レベル
を使用することによって、床つや出し剤のために提供さ
れていた。しかしながら、充分な酸官能基を、適当な長
期間の除去可能性を達成させるように、つや出し剤重合
体またはつや出し剤配合物に添加するならば、アルカリ
性洗剤を用いてこすり洗いする(scrubing)の
に対するつや出し剤フィルムの抵抗性は、大いに妥協し
て解決された。また、つや出し剤重合体中の酸官能基ま
たは配合物中のASRの量を強いクリーニング操作を許
すように制限するならば、そのときも長期間の除去可能
性は大いに妥協して解決された。
【0002】この洗剤に対する抵抗性(deterge
nt resistance)/除去可能性(remo
vability)のバランスの問題に対する解決は、
米国特許第3,900,438号(R.E.Zdano
wski,1975年8月19日に特許になった)によ
って教示されている技術によってなされた。この技術に
おいては、酸官能基よりもむしろ側鎖(pendan
t)アミノ官能基を含有するつや出し剤重合体を使用
し、その結果つや出し剤フィルムは、アルカリ性洗剤溶
液による攻撃に対して本質的に不活性である。このシス
テムにおける除去可能性は、酸性ストリッパー溶液(a
cidicstripper solution)を使
用することによってなされた。この酸ストリッパー溶液
は、酸性ストリッパーが重合体のアミンを中和するとき
に、前記フィルム中に親水性の塩を生成する。この塩の
水和は、つや出し剤フィルムを膨潤させ、その結果該フ
ィルムは機械的磨擦に対する抵抗性および床基体に対す
る接着性をなくし、従って該フィルムは容易に除去され
る。洗剤に対する抵抗性/除去可能性のバランスの問題
に対する前記のような解決は、商業的には不成功であっ
た。何故なら、酸性ストリッパー溶液に対する適度の感
受性のあるフィルムを得るのに必要とする非常に高価な
アミノ官能性単量体の高レベルを使用するからである。
アミノ官能性単量体の低レベルを、つや出し剤重合体の
主鎖(backbone)に入れるならば、そのとき
は、前記ストリッパー溶液は、適当な除去可能性を得る
ために、強酸または更に濃度の濃い酸の溶液に基づくこ
とが必要である。しかし、これらの変法は許容されな
い。何故なら、これらの更に強い溶液を取扱うことに伴
う有害性があるからであり、かつこれらの強酸溶液が、
つや出し剤をストリップすべき領域における家具特に金
属製家具等を腐食する傾向があるからである。
【0003】アルカリ性洗剤によるこすり洗い抵抗性と
長期間の除去可能性をバランスさせることの板ばさみ
(dilemma)は、床つや出し剤重合体および配合
物を架橋する潜在性の遷移金属錯体の現在よく知られて
いる技術によって、実質的に提出され、大いに解決され
ている。この技術は、米国特許第3,328,325号
(R.E.Zdanowski、特許日:1967年6
月27日)、同第3,308,078号(J.R.Ro
gersおよびL.M.Sesso、特許日1967年
3月7日)、同第3,467,610号(I.S.Fi
arman,etal.,特許日:1969年9月16
日)、同第3,554,790号(D.R.Gehma
n,et al.,特許日:1971年1月12日)、
同第3,573,239号(R.E.Zdanowsk
i、特許日:1971年3月31日)、および同第3,
711,473号(C.J.Oliver、特許日:1
973年1月16日)に教示されている。
【0004】この遷移金属錯体による架橋技術は、酸官
能化した単量体を含有する予め造った乳濁液重合体に、
不安定な(labile)揮発性アミン配位子(lig
and)を有する遷移金属(通常、亜鉛)錯体を添加す
ることに基づいている。この技術に教示されているよう
に、乳濁液重合体フィルム形成プロセスの間に、揮発性
配位子が錯体から解離され、金属を遊離し、イオン性ま
たは配位共有の架橋結合を生成することによって重合体
の酸官能基と反応し架橋する。この架橋した酸官能基
は、アルカリに対して不感受性であり、つや出し剤フィ
ルムにアルカリ性洗剤に対する抵抗性を与える。この架
橋結合は、アミン(例えば、アンモニア、または好まし
くは低級アルカノールアミン)が洗剤溶液中に存在する
ならば、可逆性がある。これらの変性したアルカリ性洗
剤溶液は、つや出し剤ストリッパー(polish s
trippers)と呼ばれている。何故なら、それら
は、架橋性金属を除去することによってつや出し剤フィ
ルムに除去可能性を与え、洗剤溶液のアルカリ度と反応
する重合体酸官能基を残すからである。
【0005】この技術の工業的実施においては、一般的
に、金属錯体配位子の選択に留意しなければならないこ
とが理解されるであろう。この配位子が充分に不安定で
ないならば、例えばビー(bi−)またはポリ−歯の配
位子(bi−orpoly−dentate liga
nds)(例えば、トリエチレンジアミンまたはエチレ
ンジアミン四酢酸)の場合においては、重合体酸官能基
の潜在的架橋は、重合体およびつや出し剤フィルムの形
成のために利用される相対的に短時間の間には生起しな
い。洗剤に対する抵抗性/除去可能性のバランスは達成
されない。同様に、選ばれた配位子が、フィルム形成プ
ロセスの間に錯体から失われるのに充分に揮発性でない
ならば(例えば、ジエタノールアミンまたはトリメタノ
ールアミン)、そのときは、金属錯体から解離されない
で、重合体酸官能基の潜在的架橋は生起しない。結果的
に得られたフィルムは、洗剤に対する抵抗性/除去可能
性のバランスを有していない。逆に言えば、米国特許第
3,308,078号に論じられているように、配位子
があまりにも不安定であれば〔例えば、立体障害型アミ
ン(例えば、トリエチルアミン、またはN,N−ジエチ
ルプロピルアミン)の場合のように〕、または不充分に
不安定な金属錯体用配位子が存在するならば、そのとき
は、重合体酸官能基と金属とが予め架橋することがフィ
ルム形成前に起こる。これは望ましくないことが見出さ
れ、結果として、上昇した最小フィルム形成性温度(M
FT)、可塑剤および融合助剤として機能する有機溶媒
の必要性の増加、重合体乳濁液の不安定性、および強靱
な、凝集性の、交通抵抗性(traffic−resi
stant)の被覆を容易に形成しないつや出し剤を有
する、乳濁液重合体およびつや出し剤配合物を生じた。
凝集性フィルムの欠乏は、きず形成(markin
g)、汚れ付着(soiling)、すりきず形成(s
cuffing)、および磨擦等に対する抵抗性、およ
び貧弱な耐水性、および界面活性剤のこすり洗いに対す
る抵抗性を減少させる。
【0006】酸で官能化したつや出し剤重合体の遷移金
属による架橋は、つや出し剤フィルムに、洗剤に対する
抵抗性および除去可能性のバランスを提供するが、この
利益は、つや出し剤上の金属架橋剤または金属錯体およ
び重合体の安定性、重合体の製造し易さ、およびコス
ト、およびつや出し剤の光沢等についての悪影響によっ
て相刹されてしまう。更に、(重合体乳濁液が予め架橋
するのを避けることができるように、錯体が生成する平
衡を充分にキレート金属の方へ移す錯体の化学量論過剰
量において)重合体に仕込んだ揮発性アミン配位子の高
レベルには、臭気、毒性および貧弱な再被覆性等の形式
において、つや出し剤の配合、取扱い、および適用等に
おける問題が存在している。また、遷移金属錯体のため
の主成分として使用した重金属には、不使用または汚染
されたつや出し剤、乳濁液重合体、および除去されたつ
や出し剤フィルムを含有している消費したストリッパー
溶液等の処分において、環境に対する危険が存在してい
る。最近、環境の安全性および作業場所の安全性に関す
る関心は高まっており、潜在的金属架橋は殆んど許容さ
れていない。
【0007】本発明の目的 本発明の目的は、洗剤で洗うことに対して高い抵抗性が
あり、かつストリッパーを用いて容易に除去可能であ
り、潜在的金属架橋に使用した金属および揮発性アミン
に伴う環境問題を有しない、床つや出し剤の製造方法に
関する。更に、本発明の目的は、良好な洗剤に対する抵
抗性を有する高い酸含有量をもつ床つや出し剤に関す
る。更に、本発明の目的は、容易に除去可能である低い
酸含有量を有する床つや出し剤に関する。本発明の他の
目的は、弱酸ストリッパーの希薄溶液を用いて除去でき
る低い塩基含有量を有する床つや出し剤に関する。更
に、本発明の目的は、(1)洗剤に対する抵抗性の所望
の程度、および(2)除去可能性の所望の程度を独立し
て選定することが可能である、酸官能基を有する乳濁液
重合体を含有する床つや出し剤の製造方法に関する。
【0008】発明の概要 本発明者は、フィルム形成の前に、乳濁液重合体ビヒク
ルの粒子内に、共有の(covalent)、またはさ
もなければ永久性(permanent)の、分子間架
橋の低レベルを入れることにより、アルカリ性洗剤によ
るこすり洗いに対する抵抗性を有しかつ容易に除去され
る金属を含有しない重合体フィルムの製造を可能にする
ことを見出した。
【0009】本発明は、フィルム形成前に、重合体が適
用によりまだフィルムを形成する程度に架橋されている
膨潤性乳濁液重合体粒子を含有しており、かつ該フィル
ムは重合体粒子のための膨潤剤を含有しているストリッ
パー溶液で除去可能である、重合体組成物を提供する。
この重合体組成物は、共有架橋剤例えば架橋性単量体
を、この組成物を配合し、架橋剤の本質的に完全な反応
後にフィルムとしてキャスト(cast)できるような
量において含有している。また、重合体は、組成物のフ
ィルムを化学的膨潤剤で処理したときに、粒子が膨張し
て粒子間の付着を充分に破り、結果的にフィルムの破壊
および/またはストリッピングを生じさせるような膨潤
性重合体官能基の量を含有している。
【0010】つや出し剤ビヒクルの中の乳濁液粒子の共
共の、またはさもなければ永久性の架橋は、つや出し剤
フィルムの凝集および接着に干渉し、その結果膨潤力
は、基体に対するフィルムの完全な状態および接着を極
めて容易に崩壊させ、フィルムの除去を容易にする。乳
濁液重合体において粒子内架橋を造るために予め架橋す
ることは、その結果として、ストリッパー溶液中のアン
モニアまたはその他のアミン類による膨潤の方へ、激し
い膨潤形成の方へ、重合体に入れられている酸官能基の
選択的感受性を生じさせ、一方、洗剤溶液中の単純なア
ルカリ度(一般的に水酸化物)によってほんの適度だけ
の膨潤をなさせる。特定の試薬によるこの選択的膨潤
は、アルカリ性液によるこすり洗いに対する抵抗性と容
易な除去可能性とのバランスを提供する。
【0011】予め架橋したつや出し剤乳濁液重合体の選
択的感受性および選択的膨潤は、つや出し剤フィルムの
アルカリ性洗剤に対する抵抗性がつや出し剤フィルムの
除去可能性から独立して調節できることを意味する。本
発明の重合体から配合したつや出し剤の洗剤に対する抵
抗性は、重合体に入れられた酸官能性単量体のレベル
(level)の逆一次関数になる。アンモニアまたは
その他のアミン類によるつや出し剤膨潤に対する選択的
感受性は、乳濁液重合体に入れられた分子間架橋のレベ
ル(level)の一次関数となる。本発明の重合体に
基づいたつや出し剤の洗剤に対する抵抗性は、重合体お
よび配合物に入れた親水性官能基の量(amount)
によってのみ制限され、最小レベル(minimum
level)(および最大のアルカリ性洗剤のこすり洗
いに対する抵抗性)は、重合体およびつや出し剤配合
物、安定性、およびつや出し剤の耐久性等を考えて定め
る。重合体中の酸官能基の最大量は、つや出し剤の耐水
性、洗剤にたいする抵抗性、および配合物の粘度〔つや
出し剤の均展性能(leveling perform
ance)〕を考えることだけで制限される。除去可能
性は、乳濁液重合体中の永久の分子間架橋の量の関数と
して可変であり、最小レベルは効率的なつや出し剤除去
可能性を提供することであり、そして最大レベルは凝集
性フィルムを形成するのに要求されるつや出し剤溶媒を
考えて定める。
【0012】1つの態様において、本発明は、アルカリ
性洗剤によるこすり洗いに対する抵抗性と、アンモニア
またはその他のアミン含有ストリッパーによる除去可能
性とのバランスを有する、金属を含有しないつや出し剤
を造り出す、水性乳濁液床つや出し剤ビヒクル組成物を
提供する。これらの重合体組成物には、少なくとも1種
の酸性単量体の残基(residues)の約3〜約5
0重量%、および共重合体を生成する反応プロセスにお
いて共有の、またはさもなければ永久性の、分子間架橋
を形成することが可能な、または、フィルム形成前に乳
濁液重合体の永久架橋を形成するために容易な後反応
(post reaction)が可能な、多官能性単
量体の残基の約0.15〜約12重量%が包含されてい
る。一般的に、つや出し剤共重合体中の他の単量体は、
少なくとも1種のビニル芳香族単量体の残基の0〜約8
0重量%、少なくとも1種のビニルエステル単量体(エ
ステルの酸部分は、芳香族酸、置換芳香族酸、およびC
1〜C18脂肪族酸から選ばれる)、およびC1〜C1
8アルコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル酸
エステルから選ばれた少なくとも1種の単量体の残基の
0〜約97重量%である。
【0013】他の態様において、本発明は、アルカリ性
洗剤によるこすり洗いに対する抵抗性と、酢酸またはそ
の他の希酸−、弱酸−含有ストリッパーによる除去可能
性とのバランスを有する、金属を含有しないつや出し剤
を造り出す、水性乳濁液床つや出し剤ビヒクル組成物を
提供する。アミノ官能性重合体は、洗剤溶液中のアルカ
リ性試薬に対して本来抵抗性を有しており、酸ストリッ
パー溶液を用いて除去可能である。これらのつや出し剤
フィルム重合体を予め架橋したときは、これらのフィル
ム重合体は更に除去可能となり、弱酸、または更に希薄
な酸ストリッパー溶液を用いて容易にストリップされ
る。これは、重合体ビヒクル中に高価なアミノ官能性単
量体の高レベルを入れる必要性を排除する。重合体乳濁
液中に永久架橋を入れることは、酸性ストリッパー溶液
によるつや出し剤フィルムの膨潤を高め、その結果除去
可能性を更に容易にする。これらの重合体組成物には、
少なくとも1種の1級、2級、または3級のアミノ官能
性単量体の残基の約3〜約20重量%、および共重合体
を生成する反応プロセスにおいて共有の、またはさもな
ければ永久性の、分子間架橋を形成することが可能な、
または、フィルム形成前に乳濁液重合体の永久架橋を形
成するために容易な後反応が可能な、多官能性単量体の
残基の約0.2〜約9重量%が包含されている。一般的
に、つや出し剤ビヒクル共重合体中の他の単量体は、少
なくとも1種のビニル芳香族単量体の残基の0〜約80
重量%、およびC1〜C18アルコールのアクリル酸エ
ステルおよびメタクリル酸エステルから選ばれた少なく
とも1種の単量体の残基の0〜約97重量%である。
【0014】発明の詳細 重合体粒子は、膨潤性重合体、膨潤剤と反応し、重合体
粒子またはフィルムの寸法を膨脹させる官能基を含有し
ている重合体を含んでいる。この膨潤作用は、ストリッ
プ操作の間にフィルムを崩壊させる助けをする。重合体
/膨潤剤を組み合わせることは、選ばれた重合体官能基
と相応する膨潤剤との間の既知相互作用に基づいて選ば
れる。好ましい膨潤性重合体は、酸とアミンとの相互作
用の結果として膨潤する。酸官能性重合体はアミン膨潤
剤と使用し、アミン官能性重合体は酸膨潤剤と使用す
る。最も好ましい膨潤性重合体は、カルボン酸官能基を
含有している重合体であり、最も好ましいアミンは、ア
ンモニアおよび低級アルキルアミンまたは低級アルカノ
ールアミンである。アミノ官能性単量体を含有する重合
体に対しては、好ましい膨潤剤は低級アルキルカルボン
酸である。
【0015】本発明のつや出し剤乳濁液組成物に永久架
橋を入れることは、他の塩基性、水酸化物試薬によって
共有することができないアンモニアおよびその他のアミ
ンによる膨潤の方へ重合体組成物の酸官能基に選択性を
与える。この現象のメカニズムはよく理解されないが、
結果的には、アンモニア水または1級または2級アミン
水溶液を用いた自由なフィルム立方膨潤比は、同じpH
または極めて高いpHにおいてさえ水酸化物塩水溶液に
おける同じ自由なフィルムで生成したフィルム立方膨潤
比よりも5〜30倍も大きくなる。フィルムの重合体マ
トリックス中の重合体酸がアミンと塩を生成し、次いで
水によって塩が水和または溶媒和されることに起因する
考えられるこの膨潤が、容易なつや出し剤除去可能性の
ためのメカニヅムを提供する。本発明の予め架橋した乳
濁液に基づいたつや出し剤フィルムは、アンモニア水ま
たはその他のアミン水溶液で処理したときに、水を吸収
することによって充分に膨潤し、フィルムの基体への付
着を崩壊させ、膨潤したフィルムは、除去プロセスの機
械的応力(stress)に耐える充分な接着および磨
擦抵抗性に欠けてしまう。
【0016】フィルムはアンモニア水またはアミン溶液
によって膨潤され、水酸化物溶液のイオン濃度またはp
Hの単純な作用としてではないので、フィルムに、重合
体中または配合物中に存在する酸官能基を単純に調節す
ることによってアルカリ性洗剤のこすり洗いに対する抵
抗性を与えることができる。
【0017】本発明の乳濁液重合体粒子における分子間
架橋の他の機能は、つや出し剤フィルムの分子内凝集お
よび基体に対するつや出し剤の接着を微妙に崩壊させる
ことである。これは微妙な現象である。何故ならフィル
ムの接着および凝集は、つや出し剤の耐久性を下げるよ
うに変性してはいけないからである。しかしながら、フ
ィルムの凝集の微妙な崩壊は、膨潤性重合体官能基とス
トリッパー溶液の特定試薬との相互作用によって生成し
た膨潤力が、フィルムの保全性を崩壊させ、膨潤したフ
ィルムがその保全性を失い、容易に除去されることを意
味する。
【0018】アンモニア水またはその他のアミン含有ス
トリッパー溶液を用いる架橋重合体との相互作用のため
の活性部位を与えるために、重合体は、好ましくは、単
量体の全重量に基づいて少なくとも1種の酸性単量体の
3〜約50%を含有する。酸官能基は、有効量を使用し
既知手段によって重合体中に入れることができる。更に
好ましくは、酸性単量体の量は、全単量体に基づいて約
5〜約30%である。酸性単量体の例は、エチレン性不
飽和酸単量体、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、およびそれらの
混合物である。
【0019】他の態様においては、乳濁液重合体つや消
し剤ビヒクルの永久架橋は、酸性ストリッパー水溶液を
用いるアミノ官能性重合体フィルムの膨潤の感受性およ
び有効性を高める。その結果として、つや消し剤の除去
可能性は、所定のストリッパー溶液を使用する酸でスト
リップ可能なつや出し剤重合体の重合体中のアミノ官能
基を低濃度にすること、または、重合体は、選択的なス
トリッパー溶液として、低濃度溶液または弱酸溶液を使
用して造ることができる、のいずれかで達成することが
できる。つや出し剤フィルム形成前の乳濁液重合体中の
永久架橋の存在は、アルカリ性洗剤溶液による除去に対
するこれらのアミノ官能性重合体の本来的な抵抗性を変
えない。
【0020】希酸含有ストリッパー溶液を用いる架橋重
合体との相互作用のための活性部位を与えるために、重
合体は、好ましくは、単量体の全重量に基づいて少なく
とも1種のアミノ単量体の3〜約30%を含有する。ア
ミノ官能基は、有効量を使用し既知手段によって重合体
中に入れることができる。更に好ましくは、アミノ単量
体の量は、全単量体に基づいて約5〜約20%である。
アミノ単量体の例は、ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、メチルアミノエチルアクリレート、およびそれら
の混合物である。
【0021】架橋性単量体 本発明の重合体組成物は架橋剤例えば架橋性単量体を含
有している。これらは、重合体を生成する反応プロセス
において重合体分子の共有結合または永久結合を形成す
ることが可能である多官能性単量体であり、またはこれ
らは、重合体フィルムが形成される前に架橋を形成する
ために、予め生成させた重合体乳濁液中でまたは該重合
体乳濁液上で反応することが可能である。分子内架橋よ
りもむしろ分子間架橋を形成する傾向のある多官能性架
橋性単量体が好ましい。何故なら、これらは、アミン対
水酸化物の膨潤における認知できるほどの選択性を提供
するのにより多く有効であり、そしてこれらは、重合混
合物中に低レベルにおいて入れても許容しうるフィルム
除去可能性を提供するのにより多く有効であるからであ
る。分子内架橋反応は、つや出し剤フィルムに選択的感
受性を提供するのに有用でなく、つや出し剤フィルムの
凝集および接着を崩壊させるのに有効でない。分子内架
橋を形成する傾向のある架橋性単量体は、本発明を実施
するには有用であるが、鎖延長反応、鎖連鎖(chai
n catenation)および環形成および“バッ
クバイティング(back biting)”および鎖
停止のプロセスにおいて、非生産的に消費される。
【0022】多官能性単量体は分子内よりも分子間架橋
を形成する傾向が大きいので、官能基の反応性が異なる
か、または異なった官能基が異なった活性エネルギーを
有している多官能性単量体が好ましい。これらの単量体
は、より多く反応性の官能基を利用する最初の反応にお
いて重合体の中に容易に入れ、次いで最初の重合体鎖形
成後により低い反応性の官能基を通して反応させ鎖間架
橋を形成させることができる。また、唯一のタイプの反
応性官能基を有する架橋性単量体を使用することもでき
る。しかし一般的に、同程度の分子間架橋を形成させる
には、これらの単量体のより多くが必要である。もちろ
ん、重合体組成物に架橋性単量体の所定量を仕込むため
には、反応性官能基あたりより低い当量を有する多官能
性単量体が、効果的な分子間架橋を形成するのにより多
く効率的である。
【0023】例えば、アリル官能基およびアクリル官能
基の両方を通して重合し、分子間架橋を形成する2官能
性単量体であるアリルメタアクリレート(ALMA)
は、単量体の全重量の約0.2〜約1.5%が好まし
く、単量体の全重量の約0.4〜約1.0%が更に好ま
しく、そして単量体の全重量の約0.5〜約0.8%が
最も好ましい。これと反対に、両方の反応性官能基が同
じであるジビニルベンゼンは、単量体の全重量の約5〜
約8%において、選択的な膨潤およびつや出し剤の洗剤
に対する抵抗性/除去可能性のバランスを提供するのに
効果的である。
【0024】潜在的架橋を受ける、または乳濁液重合体
を製造するのに使用するよりも他のいくつかの反応方法
によって架橋を形成する、架橋性多官能性単量体は、乳
濁液重合体がフィルムを形成する前に、完全に(または
殆んど完全に)反応させなければならない。フィルム形
成後に生起する架橋反応は、フィルムの能力を改良し、
膨潤性重合体の酸官能基とアミン試薬との相互作用から
起こる膨潤力、または膨潤性重合体のアミン官能基とス
トリッパー溶液中の酸試薬との相互作用から起こる膨潤
力に抵抗し、つや出し剤の除去を遅らせたりまたは防止
したりする。また、つや出し剤フィルムの後架橋は、フ
ィルムの凝集を高め、更につや出し剤を除去するプロセ
スを複雑にするのに役立つ。フィルム形成後の後架橋
は、つや出し剤の耐久性および洗剤に対する抵抗性を改
良するのに役立つが、現在の技術においては、これはつ
や出し剤の除去可能性が貧弱となり受け入れ難い値段に
なる。
【0025】好ましい態様には、重合体乳濁液の製造中
に架橋性単量体を入れることが含まれているが、必要と
する架橋反応は、フィルム形成前の任意の時に生起す
る。他の、態様においては、本発明は、例えば酸官能性
重合体の予め生成させた乳濁液に、架橋性試薬例えばア
ジリジンの後添加によって行うこともできる。架橋の原
因、または架橋形成のメカニズムは、重合体乳濁液がフ
ィルムに変えられる前に架橋が起っている限り、選択的
膨潤の感受性を発現する現象に密接な関係はない。
【0026】有用な共有架橋性単量体の例には、アリル
アクリレート、アリルメタクリレート、ブチレングリコ
ールジメタクリレート、ジアリルマレエート、ジアリル
フタレート、ジビニルベンゼン、ヘキサン−1,6−ジ
オールジアクリレート、アセチルアセトキシエチルメタ
クリレート、メチロールメタクリルアミド、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレートが包含される。このようなリスト
は例示的であり、フィルム形成前に乳濁液重合体中に有
効な低レベルの分子間架橋を生成させる他の試薬、架橋
性単量体、および架橋反応の計画は、本発明の範囲内で
あることは明らかであろう。
【0027】一般的に、架橋性単量体の量は、分子内架
橋よりもむしろ分子間架橋を形成する架橋性単量体の効
率に依存して、約0.15〜約12重量%である。通
常、架橋性単量体の量は、約0.2〜約9重量%であ
る。好ましくは、架橋性単量体の量は、約0.2〜約5
重量%である。
【0028】一方において、重合体中に存在する膨潤性
官能基の量とタイプとの間には関連があり、また他方に
おいては、共有架橋剤の量とタイプとの間には関連があ
る。フィルム形成前に架橋を通して調節しなければなら
ない粒子の融合の程度は、フィルムを膨脹させ分子間の
付着および基体への接着を充分に破壊し、フィルムを除
去させる、膨潤性重合体官能基および膨潤剤の量および
タイプの能力に関係がある。
【0029】与えられた例に使用するために、膨潤性重
合体官能基および多官能性架橋剤の相対量を決定するた
めにすすめられるやり方は、先ず、最終の使用のための
特定の目標となる性能の規準、例えば相対的な硬度/軟
度、耐薬品性、Tg、光沢、屈折率等、に会うように、
既知技術により単量体の割合を選択することによって、
主成分(basis)の重合体組成物で始める。重合体
の設計についてのこれらの技術はよく知られており、例
えばWalter J.HackettによるMAIN
TENACE CHEMICAL SPECIALTI
ES(Chemical Publishing C
O.,Inc.;New York,1972)に記載
されている。次いで、この出発配合物を、一組の膨潤剤
バリアント(variants)を造ることによって変
性する。例えば、3つの配合物であって、その各々が膨
潤性官能基の増加した量、一般的には全単量体に基づい
て2重量%の増加量を含有しているようにする。膨潤性
官能基含量の各々のレベルのためには、増加した架橋剤
含量、一般的に0.3〜2重量%の増加、の3種の試料
を造る。得られた一連の重合体は、融合助剤、可塑剤、
および他の助剤成分の適当な混合物中に配合した後、試
験すべき適当な基体に適用する。所望の組成物は、外
観、適用性、物理的および化学的問題に対する抵抗性、
洗剤に対する抵抗性、および適当なストリッパー溶液を
使用する除去可能性についての特定の目標基準に最もよ
く適合する試料を決めることによって選ぶことができ
る。
【0030】架橋の程度 分子内反応は、本発明の重合体の除去可能性に寄与する
分子間共有架橋と競って多官能性単量体を消費する。試
料重合体の評価において、適当な洗剤に対する抵抗性お
よび除去可能性のバランスのためにつや消し剤を配合し
試験するよりも他のいくらかの手段によって、充分な分
子間架橋が、重合体の製造において形成されるかどうか
を確立させるのを可能にすることは有利である。
【0031】“仕事関数”または“Tan∂” 本発明者は、充分な分子間架橋の存在が、試料重合体の
ゴム状プラトー(rubbery platean)
(重合体のガラス転移温度以上のゴム状領域)における
高温の機械的減衰の傾斜(slope)から決定できる
ことを見出した。無定形重合体に機械的応力(stre
ss)をかけると、エネルギーのいくらかを貯蔵しまた
は吸収し、そして熱のようなエネルギーのいくらかを消
失する。消失したエネルギー:貯蔵したエネルギーの比
は、“仕事関数”または“Tan∂”と称される物理的
に測定可能な量(ただし、単位はない)である。重合体
のガラス転移温度以上の高温において、未架橋の物質ま
たは分子内架橋した物質は、応力をかけたときにそれら
の弾性および構造を失い、かつ入力されたエネルギーの
少ししか貯くわえない。架橋された物質は、それらの弾
性を保持して入力されたエネルギーをまだ消失すること
ができる。それ故、仕事関数:(重合体のガラス転移温
度以上のゴム状領域における)高温における温度プロッ
ト(plot)の傾斜は、重合体における造られた分子
間架橋の程度を示している。この決定のための最も有益
な温度範囲は、135−150℃から170−185℃
までである。この傾斜を決めるのを更に正確にするに
は、温度範囲を最小25℃を越えて細かくひろげるべき
である。傾斜の最初の点は、“Tan∂”:温度曲線に
おいて最小と同じ温度かまたは僅かに大きい温度でと
る。これは、E.LawrenceによってMecha
nical Properties of Polym
ers and Composites,Vol.1,
Chapter 4(Marcel Dekker,I
nc.,New York)の中で徹底的に論じられて
いる。
【0032】分子間架橋の高いレベルにおいては、消失
エネルギー:貯蔵エネルギーの比は、温度の増加に対し
て不感受性であり、または減少し続ける。この程度に架
橋した重合体は、除去可能なぎせい的被覆として有用で
あるけれど、一般的に望ましくない耐久性フィルムを形
成する融合のために極めて扱いにくくなる。何故なら、
これらは、溶媒の過度の量を使用することによってのみ
凝集フィルムを形成するからである。
【0033】“Tan∂”:温度曲線における傾斜の好
ましい範囲は、3.00×10-3〜0.20×10-3
ある。更に好ましいのは、1.50×10-3〜0.00
の範囲の傾斜である。最も好ましいのは、0.80×1
-3〜0.15×10-3の範囲の傾斜である。傾斜が減
少するときは、重合体は更に大きい除去可能性を示す
が、凝集フィルムを形成するためには更に多量の溶媒を
必要とする。
【0034】ゲル画分(Gel Fraction) 共有架橋の適当なレベルを決めるための別法には、重合
体のゲル画分またはゲル%を使用することである。未架
橋の無定形重合体、または不充分に架橋された重合体、
または分子間の架橋を充分に受けていない重合体は、適
当な溶媒によって高度に溶媒和される。分子間の方法で
充分に架橋した重合体は、それらの自由になる容量が減
少しているので、より少しの程度しか溶解しない。これ
らの少ししか溶解しない重合体分子は膨潤し、有機溶媒
溶液から遠心分離することができる軟質ゲルを形成す
る。もちろん、他の変数、例えば重合体の分子量、重合
体の組成、選ばれた溶媒の組成、および重合体および溶
媒のお互いの親和性等は、また、ゲル画分に影響を与え
ると考えられる。主たる単量体としてアクリル系エステ
ルおよびスチレンから成る重合体のためには、テトラヒ
ドロフラン(THF)がゲル画分を決めるための適当な
溶媒である。更に親水性の重合体、例えば酸性または非
イオン生成性の親水性単量体の適度に高いレベルから成
る重合体は、アセトンによって更に容易に溶媒和される
のが解る。その他の溶媒は、試験すべき重合体の組成に
適当なものとして選ぶことができるが、重合体は水性乳
濁液から溶媒に仕込まれるので、水が選定した溶媒に可
溶であることが必要であることが明らかでなければなら
ない。
【0035】一般的に、洗剤に対する抵抗性および除去
可能性のあるつや出し剤として有用な重合体は、0.6
0以上、好ましくは0.70以上、のアセトンによるゲ
ル画分を有している。0.98以上のゲル画分を有する
重合体は、過度に架橋されていると考えるべきである
が、ゲル画分は、この非常に高い範囲において正確に証
することは難しい。重合体の溶媒要求を決めることが更
に適当に証することができる。凝集溶媒および可塑性溶
媒を全配合物の重量に基づいて50%以上、または重合
体固体の重量に基づいて200%以上必要とするつや出
し剤配合物は、高VOCに起因して実際的であるとは考
えられない、そして溶媒が重合体基体例えば床タイル等
を攻撃するだろうことがありうることである。
【0036】他の単量体 重合体の製造における他の単量体は、所望の最終用途お
よび求められている適用性を造り出し、かつ遊離基触媒
の存在において軟質重合体を生成する重合可能な共単量
体、および遊離基触媒の存在において硬質触媒を生成す
る重合可能な共単量体を含有するように選定する。軟質
重合体を生成するように重合させる共単量体の例には、
1級および2級のアルキルアクリレート(18個までま
たはそれ以上の炭素原子のアルキル置換基を有する)、
1級または2級のアルキルメタクリレート(5〜18個
またはそれ以上の炭素原子のアルキル置換基を有す
る)、または遊離基触媒を用いて重合し軟質固体重合体
を生成する他のエチレン性不飽和化合物(これらには、
2個以上の炭素原子を有する飽和モノカルボン酸のビニ
ルエステルが包含される)等が包含される。好ましいエ
チレン性不飽和化合物は、明白に規定されているような
アクリレート類、イタコネート類、およびメタクリレー
ト類があり、これらのなかで最も好ましいエステルは、
8個以下の炭素原子のアルキル基を有するエステルであ
る。
【0037】自身で軟質重合体を造り出す好ましい単量
体は、式
【化1】
【0038】式中、R′は、水素またはメチル基であ
り、R′がメチルであるときは、Rx は5〜18個の炭
素原子を有する1級または2級のアルキル基を表わし、
R′が水素であるときは、Rx は18個以下、好ましく
は2〜8個、更に好ましくは2〜4個、の炭素原子を有
するアルキル基を表わす、
【0039】によってまとめることができる。
【0040】前記の定義内に入る典型的な化合物は、エ
チルアクリレート、プロピルアクリレート、イソプロピ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、sec−ブチルアクリレート、アミルアクリ
レート、イソアミルアクリレート、ヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリ
レート、3,5,5−トリメチルヘキシルアクリレー
ト、デシルアクリレート、ドデシルアクリレート、セチ
ルアクリレート、オクタデシルアクリレート、オクタデ
セニルアクリレート、n−アミルメタクリレート、se
c−アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、2−エチルブチル
メタクリレート、オクチルメタクリレート、3,5,5
−トリメチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリ
レート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタク
リレート、および置換アルキル基、例えばブトキシエチ
ルアクリレートまたはブトキシエチルメタクリレートを
有する化合物等、である。
【0041】自身で軟質重合体を造り出す単量体の他の
グループには、ブタジエン、クロロプレン、イソブテ
ン、およびイソプレンがある。これらは、また本発明に
有用である硬質用単量体例えばアクリロニトリル、スチ
レン、およびその他の前述の硬質用単量体と共に、ゴム
ラテックス中に通常使用する単量体である。また、オレ
フィン単量体、特にエチレンおよびプロピレンは、適当
な軟質用単量体である。
【0042】自身で硬質単量体を生成する重合可能なエ
チレン性不飽和単量体の例には、4個以下の炭素原子の
アルキル基を有するアルキルメタクリレート、および2
個以下の炭素原子のアルキル基を有するアルキルアクリ
レート、また、tert−アミルメタクリレート、te
rt−ブチルアクリレートまたはtert−アミルアク
リレート、シクロヘキシル−、ベンジル−、またはイソ
ボルニル−アクリレートまたはメタクリレート、アクリ
ロニトリル、またはメタクリロニトリル(これらは、硬
質重合体を生成する化合物の好ましい基を構成してい
る)等がある。スチレン、塩化ビニル、クロロスチレ
ン、酢酸ビニル、およびα−メチルスチレンは、また硬
質重合体を生成し、使用することができる。
【0043】自身で硬質重合体を生成する好ましい単量
体は、式
【化2】
【0044】式中、R′は、水素またはメチル基であ
り、Xは、−CN、フェニル基、メチルフェニル基、お
よびエステル生成性基、−COOR″(式中、R″は、
シクロヘキシル基、またはメチル基、または4〜5個の
炭素原子を有するtert−アルキル基)またはR′が
メチル基であるときは、2〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基、の1つを表わす、
【0045】によってまとめることができる。
【0046】これらの単量体のいくつかの典型例は既に
述べた。その他の特定な化合物には、メチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレー
ト、イソプロピルメタクリレート、イソブチルメタクリ
レート、n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメ
タクリレート、およびtert−ブチルメタクリレート
等がある。また、アクリルアミドおよびメタクリルアミ
ドを重合体の硬質用成分として使用することができる。
【0047】本発明の重合体の他のクラスには、ビニル
アルコールのエステル、例えばギ酸ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、および酪酸ビニル、の重合体
がある。好ましいのは、ポリ(酢酸ビニル)および次の
単量体:塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、ビニ
ルトルエン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
アクリレートエステル、メタクリレートエステル、およ
び前記の官能基含有単量体、の1種またはそれ以上と、
酢酸ビニルとの共重合体である。
【0048】これらの重合体は、例えば適当な割合でい
くつかの単量体を乳化共重合することによって造ること
ができる。従来の乳化重合技術は、米国特許第2,75
4,280号および同第2,795,564号に記載さ
れいている。単量体を、アニオン性、カチオン性、また
はノニオン性の分散剤で乳化し、全単量体の重量でそれ
らの約0.5〜10%を使用する。水溶性単量体を使用
したときは、分散剤は他のあまり可溶性でない単量体を
乳化するのに役立つ。遊離基タイプの重合開始剤、例え
ば過硫酸アンモニウムまたは過硫酸カリウムは、単独
で、または促進剤例えばメタ重亜硫酸カリウムまたはチ
オ硫酸ナトリウムと併用して用いることができる。重合
開始剤および促進剤は、通常、触媒のように称され、共
重合すべき単量体の重量に基づいてそれぞれ1/2〜2
%の割合で使用する。重合温度は、従来法のごとく、室
温〜90℃、またはそれ以上である。
【0049】この重合方法に適当な乳化剤または石鹸の
例には、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、ア
ルカリルスルホン酸、およびアルキルスルホン酸のアン
モニウム塩、およびポリエーテルサルフェート、これら
に相応するホスフェートおよびホスホネート、およびエ
トキシ化した脂肪酸類、アルコール類、アミン類、およ
びアルキルフェノール類等が包含される。
【0050】また、階段共重合体(staged co
polymer)または序列共重合体(sequent
ial copolymer)を本発明によって架橋す
ることができる。特に有用な第1段階共重合体は、添加
された親水性単量体を含有する、エチレン/エチルアク
リレート共重合体、およびエチレン/酢酸ビニル共重合
体である。
【0051】次の実施例は本発明を例示するために提供
するが、本明細書に記載されている範囲を限定するもの
として解釈されるべきではない。
【0052】実施例 用語集 :これらの実施例においては、次の用語、記号、
および/または略語は、下記に示した意味を有する。特
にことわりがなければ、報告された全ての%は重量%
(指示された全部のもの100gあたり指示された成分
のg)である。特にことわりがなけば、指示された全部
のものは、全部固体である: AAEMA=アセチルアセトキシエチルメタクリレート ALA=アリルアクリレート ALMA=アリルメタクリレート BA=ブチルアクリレート BGDMA=ブチレングリコールジメタクリレート DAM=ジアリルマレエート DAP=ジアリルフタレート DVB=ジビニルベンゼン HDDA=ヘキサン−1,6−ジオールジアクリレート MAA=メタクリル酸 MMA=メチルメタクリレート MIMAM=メチロールメタクリアミド St=スチレン TMPTA=トリメチロールプロパントリアクリレート TMPTMA=トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート
【0053】次の略語および用語は、実施例において報
告された種々な試験に使用された評価の尺度(scale )
における位置を示すのに使用した。最低の評価は" 不良
(Poor)”であり、最高の評価は" 優秀(Excellent)”
である。例えば、5点尺度には、P,F,G,VG,E
xcが包含され、9点尺度では、P,P−F,F,F−
G,G,G−VG,VG,VG−Exc,Excが包含
される。 P=不良(Poor) P−F=不良−可(Poor to Fair) F=可(Fair) F−G=可−良好(Fair to Good) G=良好(Good) G−VG=良好−非常に良好(Good to Very Good ) VG=非常に良好(Very Good ) VG−Exc=非常に良好−優秀(Very Good to Excel
lent) Exc=優秀(Excellent )
【0054】試験方法 つや出し剤配合物の性能は、当業界で用いられている標
準試験方法の対照に関連して試験した。これらは、つや
出し剤についてのASTM Committee D−21の管轄
化にあり、ASTM Standard, Section 15, Volume
15.04の年報(Annual Book )に集められている。
使用した操作を、適当なつや出し剤性能の性質の後にリ
ストした。 光沢(Gloss ) ASTM
D 1455 再被覆光沢(Recoat Gloss) ASTM
D 1455 耐水性(Water Resistance) ASTM
D 1793 洗剤に対する抵抗性(Detergent Resistance)ASTM
D 3207 Forward (発録商標)を水で1/20に希釈する 除去可能性(Removability) ASTM
D 1792 再被覆性(Recoatability ) ASTM
D3153 きず抵抗性(Mark Resistance ) ASTM
D 3714 こすり洗い抵抗性(Scuff Resistance) ASTM
D 3052
【0055】つや出し剤配合物 つや出し剤ビヒクルとして使用するのを意図している乳
濁液重合体の性能を適当に評価するためには、重合体を
つや出し剤として配合することが必要である。床つや出
し剤において使用する成分には2つのクラスがある。第
1のクラスは、乳濁液重合体、ワックス乳濁液、および
アルカリ可溶性樹脂〔Alkali Soluble Resins (AS
R’s)〕から成っており、乾燥フィルムとしてつや出
し剤の性能に影響を及ぼす。その他のクラスは、硬質乳
濁液重合体から凝集フィルムの形成を助けるのに役立つ
成分からなっており、または、それらは、水性つや出し
剤を基体に適用するのを助けるために存在している。第
2の分類における物質のいくらかは、つや出し剤フィル
ムの性能に影響をもっているが、それらの役割は、いく
らよくみても、第1のクラスの主成分にある本来の性質
をやわらげることである。これらの中で、ワックス乳濁
液は、フィルムに潤滑性(改良された擦りきず抵抗性に
例示されている)と滑り抵抗性を調節して提供する。A
SRは、適度に高いレベルにおいて使用したならば、除
去可能性の増加(そして洗剤に対する抵抗性にそれに等
しい劣化)を提供するが、低レベル例えば本明細書に使
用されているレベルにおいては、その主な影響力は改良
された光沢にある。また、重合体ビヒクルを助けて強靱
なフィルムを形成させる融合助剤の効率を改良するのに
役立つことである。
【0056】つや出し剤配合物に使用される凝集溶媒お
よび可塑性溶媒のレベルは、重合体(重合体の全部の組
成物)と選ばれた溶媒との混和性および乳濁液重合体の
最小フィルム形成性温度によって規定される。本明細書
にリストした実施例の乳濁液重合体のためには、融合助
剤レベルおよび可塑剤レベルは、重合体の例の各々が、
光沢、明らかな凝集つや出し剤フィルムを形成するのを
確保するのに適当に少し調節したが、配合物の中に詳細
に与えられている。
【0057】本発明の架橋した乳濁液重合体の配合は、
通常の方法でなされ、当業者にはよく理解されている。
使用成分、およびそれらの割合、および添加方法は、従
来技術の乳濁液重合体を用いて通常実施するのと同じで
ある。通常のやり方からの唯一の制限および差異は、A
SR’sの使用に注意しなければならないことである。
ASR’sはアンモニア性水溶液としてつや消し剤配合
物に仕込むので、その溶液が遊離アンモニアの過度の量
を含んでいる可能性がある。アンモニアおよびその他の
アミンによる本発明の重合体の膨潤に対する選択的感受
性のために、この過剰のアンモニアは、つや消し剤を高
粘度にする。この高粘度は、つや出し剤の均展性能(le
veling performance)を貧弱にする。
【0058】これらの実施例に使用された配合物には、
通常のつや出し剤成分、トリブトキシエチルホスフェー
ト(商品名TBEPおよびKP−140)は含まれてい
ない。これは、均展材として水性つや出し剤に使用され
る可塑剤である。本発明者は、この可塑剤が含まれてい
ても配合物または得られるつや出し剤に悪影響を与えな
いけれど、本発明の重合体は、この成分の使用を必要と
しないで秀れた均展性能を有していることを見出した。
以下に特に変法が示されていなければ、次の配合物を評
価用のつや出し剤を造るのに使用した。
【0059】A.全てアクリル系重合体のための配合
【表1】 材料 機能 重量部 水 希釈剤 33.4 FC−120(1%) 湿潤剤 2.0 KathonCG/ICP(1.5%) 殺生物剤 0.07 ジエチレングリコールエチルエーテル 融合助剤 2.0 ジプロピレングリコールメチルエーテル 融合助剤 9.0 Texanol 融合助剤 1.0 ジブチルフタレート 可塑剤 2.0 重合体(38%) ビヒクル 55.9 371FP N(35%) ワックス 8.0 A−C 325 N(35%) ワックス 2.70 SWS−211 消泡剤 0.02 ──────────── 組成物定数: 重合体/ASR/ワックス比 85/0/15 理論上の非揮発性固体 25.0%
【0060】B.低程度および中程度にスチレン化した
アクリル系重合体のための配合
【表2】 材料 機能 重量部 水 希釈剤 27.87 Abex 18s(35%) 粘度安定剤 0.68 FC−120(1%) 湿潤剤 1.70 KathonCG/ICP(1.5%) 殺生物剤 0.03 ジエチレングリコールエチルエーテル 融合助剤 1.70 ジプロピレングリコールメチルエーテル 融合助剤 8.10 Texanol 融合助剤 0.85 ジブチルフタレート 可塑剤 1.70 重合体(38%) ビヒクル 43.20 Resinall 802(25%) ASR 2.56 371FP N(35%) ワックス 7.33 Epolene E−43 N(40%) ワックス 4.26 SWS−211 消泡剤 0.02 ──────────────── 組成物定数: 重合体/ASR/ワックス比 77/3/20 理論上の非揮発性固体 23.72%
【0061】C.高程度にスチレン化した重合体のため
の配合
【表3】 材料 機能 重量部 水 希釈剤 26.90 Abex 18s(35%) 粘度安定剤 0.68 FC−120(1%) 湿潤剤 1.70 KathonCG/ICP(1.5%) 殺生物剤 0.03 ジエチレングリコールエチルエーテル 融合助剤 1.70 ジプロピレングリコールメチルエーテル 融合助剤 7.67 Texanol 融合助剤 0.85 ジブチルフタレート 可塑剤 2.13 重合体(38%) ビヒクル 43.74 Resinall 802(25%) ASR 4.26 371FP N(35%) ワックス 7.76 A−C 325 N(35%) ワックス 2.56 SWS−211 消泡剤 0.02 ──────────────── 組成物定数: 重合体/ASR/ワックス比 78/5/17 理論上の非揮発性固体 24.12%
【0062】重合体の製造 次の操作は、次の実施例で言及されている従来の徐々に
添加することによる重合体の製造方法(conventional g
radual addition polymer preparation )を例示してい
る。単量体の割合は、下記の実施例1における重合体を
製造するのに使用した割合である。この操作は、続く実
施例にも言及されており、各ケースにおいて、単量体混
合物における特定の単量体およびそれらの割合はそれぞ
れの実施例に報告されている。
【0063】単量体混合物の製造 脱イオン水2600gに、硫酸ラウリルナトリウムの2
8%溶液の77gを溶かしかくはんした溶液に、次の単
量体を続いてゆっくり加えることにより、乳化した単量
体混合物を造った。
【表4】 単量体 重量(g) (全単量体の重量%) ブチルアクリレート 1981 (28.00) メチルメタクリレート 2441 (34.25) メタクリル酸 849 (12.00) スチレン 1769 (25.00) アリルメタクリレート 53 (0.75)
【0064】重合操作 温度計、冷却器、およびかくはん機を備えた適当な反応
容器に、28%SLS溶液176gおよび脱イオン水5
150gを含む溶液を入れ、80〜85℃に加熱した。
この反応容器に、前述の単量体乳濁液の164g部の全
てを直ぐ加え、温度を80〜82℃に調節した。この反
応容器に、過硫酸アンモニウム(APS)仕込み物(水
200gにAPS41.5gを溶解させた液)の全てを
直ぐ加えた。約5分以内に、3〜5℃の温度上昇および
反応混合物の外観の変化(着色および不透明)により重
合開始の知らせがあった。発熱が終ったとき、残りの単
量体混合物および共供給の触媒溶液(脱イオン水600
gにAPS20.7gを溶かした液)を反応容器に徐々
に加えた。添加速度は、重合反応の熱が冷却によって除
くことができる(2〜3時間)速度に基づいて選んだ。
重合反応温度は、必要なときは冷却によって80〜84
℃に維持した。添加が完了したときは、反応混合物およ
び触媒の容器および供給管を水で反応容器にすすぎ入れ
た。38%固体に希釈、pH調節、および貯蔵のために、
バッチを周囲温度に冷却した。pHをアンモニア水/重炭
酸アンモニウムを用いてpH7.0〜8.0に調節し、貯
蔵する間の乳濁液の粘度安定性を改良し、それを、乳濁
液重合体をつや出し剤に配合するのに使用する他の成分
と相溶させた。
【0065】実施例1 次の単量体比:28BA/34.25MMA/25St
/12MAA/0.75ALMAを含有する単量体乳濁
液から、従来の徐々に添加する方法により、重合体分散
液(実施例1−A)を造った。反応の最終生成物は、3
8%の全固体およびpH5.5を有しており、このpHはア
ンモニア水で7.5に調節した。比較のために、単量体
比28BA/35MMA/25St/12MAAを用い
て仲間の重合体分散液(比較例1−B)を造った。得ら
れた38%全固体における比較重合体(1−B)を2つ
の部分に分割した。1つの部分を、アンモニア水を用い
てpH7.4に調節した。比較生成物(B)の第2の部分
を3.2重量%亜鉛(重合体の固体に基づいた金属とし
て計算した)で後処理しテトラアミノ重炭酸亜鉛錯体の
形にした。得られた金属架橋比較生成物(1−C)は、
pH8.8および38%全固体を有していた。
【0066】実施例1−A重合体は共有架橋しかつ金属
を含有していない。比較重合体Cは、先行技術によって
亜鉛架橋した。比較重合体Bは、共有架橋または金属架
橋のない重合体であった。これら3種の重合体を同じ配
合物で床仕上剤に配合し、これらつや出し剤を標準試験
方法の操作によって性能を試験した。それらの結果を第
1表に示した。
【表5】 第1表 実施例 比較例 重合体 1−A 1−B 1−C 架橋剤 ALMA なし 亜鉛 光沢 VG VG G−VG 再被覆光沢 Exc Exc VG−Exc 再被覆性 Exc Exc G フィルム形成性 Exc Exc Exc 耐水性 Exc Exc Exc Detergent Resistance VG−Exc VG−Exc VG−Exc 除去可能性(%) Exc/100 P/0 VG−Exc/85 こすり洗い抵抗性 VG VG VG きず抵抗性 G−VG G−VG VG
【0067】実施例1−A重合体におけるアリルメタク
リレート(ALMA)を用いた低レベルの共有架橋は、
架橋を有しない比較重合体Bと関連して改良された除去
可能性を有する実施例1−A重合体から配合されたつや
出し剤を提供した。実施例1−A重合体から配合したつ
や出し剤は、比較重合体Cにおける亜鉛金属に起因する
光沢の減少なしに、従来の亜鉛架橋した比較重合体Cと
比較して、極めて改良された再被覆性(recoatability
)および僅かに改良された除去可能性を示した。
【0068】実施例2 次の単量体比:28BA/(60−X)MMA/12M
AA/X架橋性単量体(ただし、Xは、多数のオレフィ
ン性不飽和部位の遊離基反応によって共有架橋を形成す
ることが可能な多官能性単量体の仕込み量である)を含
有する単量体乳濁液から、従来の徐々に添加する方法に
より、一連の全てアクリル系重合体の分散液を造った。
反応生成物を、38%全固体およびアンモニア水を用い
てpH7.5〜8.0に調節した。また、共有架橋性単量
体を有しない比較重合体(2−E)を造り、2.4%亜
鉛を用いて後処理し、テトラアミノ炭酸亜鉛錯体とし
た。これらの重合体を同様なつや出し剤配合物に配合
し、標準試験方法の操作によって性能を試験した。それ
らの結果を第2表に示した。
【表6】 第2表 比較例 重合体 2−A 2−B 2−C 2−D 単量体 DVB HDDA TMPTA ALMA 仕込み量 4.0 4.0 0.65 0.65 光沢 G−VG G−VG G−VG G−VG 再被覆光沢 VG VG VG VG 再被覆性 Exc Exc Exc Exc フィルム形成性 Exc VG−Exc VG−Exc Exc 耐水性 Exc Exc Exc Exc 洗剤に対する 抵抗性 VG−Exc VG−Exc Exc Exc 除去可能性(%) P/0 F/30 P/0 Exc/100 こすり洗い抵抗性 VG−Exc VG−Exc VG−Exc VG−Exc きず抵抗性 VG VG VG VG重合体 2−E 2−F 2−G 単量体 0(Zn) BGDMA DAP 仕込み量 なし 4.0 2.0 光沢 G G−VG G−VG 再被覆光沢 VG VG VG 再被覆性 G Exc Exc
【表7】 第2表(続き) フィルム形成性 Exc Exc Exc 耐水性 VG Exc Exc 洗剤に対する 抵抗性 VG−Exc Exc Exc 除去可能性(%) VG−Exc/90 P/5 P/0 こすり洗い抵抗性 VG−Exc VG−Exc VG−Exc きず抵抗性 VG−Exc VG VG
【0069】重合体の全ては、比較重合体2−Eと関連
して、改良された耐水性、再被覆性、および光沢を有し
ていた。ALMA(実施例2−D)は、実質的に異なっ
た反応性の反応基を含有しているこの実施例における唯
一の単量体である。この実施例における他の共有架橋単
量体の全ては、等しいまたは均等な反応性を有する複数
の反応基を有していた。共有的に架橋した重合体の全て
は、ALMAは例外であるが、許容できない除去可能性
を有しており、かつそれぞれの除去可能性は、共有架橋
を有しない、また亜鉛添加剤のない実施例1−Bに類似
であった。
【0070】実施例3 次の単量体比:28BA/(60−X)MMA/12M
AA/X ALMA(ただし、Xは、0.25〜1.2
5に変った)を含有する単量体乳濁液から、従来の徐々
に添加する方法により、一連の全てアクリル系重合体の
分散液を造った。反応生成物を、38%全固体およびア
ンモニア水を用いてpH7.5〜8.0に調節した。これ
らの重合体を同様なつや出し剤配合物に配合し、標準試
験方法の操作によって性能を試験した。それらの結果を
第3表に示した。
【表8】 第3表 比較例 重合体 3−A 3−B 3−C 3−D 3−E 仕込み量% 0.25 0.65 1.00 1.25 0(Zn) 光沢 G−VG G−VG G−VG G−VG G 再被覆光沢 VG VG VG VG VG 再被覆性 Exc Exc Exc Exc G フィルム 形成性 Exc Exc G−VG F Exc 耐水性 Exc Exc VG G VG 洗剤に対する 抵抗性 Exc Exc G−VG G VG−Exc 除去 可能性(%) F/30 Exc/100 Exc/100 Exc/100 VG-Exc/90 こすり洗い 抵抗性 VG−Exc VG−Exc VG−Exc VG VG−Exc きず抵抗性 VG VG VG VG VG−Exc
【0071】つや出し剤の洗剤に対する抵抗性と除去可
能性とのバランスは最大であり、かつ0.65%ALM
Aにおいて、同様な重合体組成物の金属架橋したつや出
し剤のそれと最も接近して近似している。共有架橋性単
量体のレベルが、このレベル以下に有意に減少するとき
は、つや出し剤の除去可能性は許容できないものとな
る。共有架橋性単量体のレベルが、このレベル以上に有
意に増加するときは、つや出し剤のフィルム形成は、つ
や出し剤の洗剤に対する抵抗性がなしているように、悪
くなる。重合体3−Cを用いて、本発明者は、配合凝集
溶媒(ジエチレングリコールメチルエーテル)の増加
は、より良いフィルム形成を誘発することを見出した
が、しかし、本発明者は、重合体3−Dに充分に良好な
フィルムを形成を誘発し、洗剤に対する抵抗性を改良す
ることは可能でなかった。重合体3−Cのために上述し
た如く、凝集溶媒のレベルにおける同様な増加は、重合
体3−Bを用いてはつや出し剤の小損失を生じた。
【0072】実施例4 次の単量体比:28BA/60MMA/10MAA/2
AAEMAを含有する単量体乳濁液から、従来の徐々に
添加する方法により、重合体分散液を造った。アセチル
アセトキシエチルメタクリレート(AAEMA)は、ア
ルドール縮合と同じように、ホルムアルデヒドとの縮合
反応により共有架橋を形成することが可能である。重合
体乳濁液4−Aを等分した1部に、ホルムアルデヒドの
0.5当量を加え、別の1部に、ホルムアルデヒドの
1.0当量を加えた。これらの変性した試料をそれぞれ
4−Bおよび4−Cと名づけた。対照重合体を、28B
A/61.45MMA/10MAA/0.55ALMA
の組成を用いて造り、これを4−Dと名づけた。これら
の重合体を、同様な混合物で床仕上げ剤に配合し、標準
試験方法の操作によって性能を試験した。これらの結果
を第4表に示した。
【表9】 第4表 重合体 4−A 4−B 4−C 4−D 単量体 AAEMA AAEMA AAEMA ALMA 仕込み量 2.0 2.0 2.0 0.55 ホルムアルデヒド なし 0.5 1.0 なし 光沢 G−VG G−VG G−VG G−VG 再被覆光沢 VG VG VG VG 再被覆性 Exc Exc Exc Exc フィルム形成性 Exc Exc Exc Exc 耐水性 Exc Exc Exc Exc 洗剤に対する 抵抗性 VG−Exc VG−Exc VG−Exc Exc 除去可能性(%) P/10 P/10 P/10 Exc/100 こすり洗い抵抗性 VG VG VG VG−Exc きず抵抗性 G G G VG
【0073】AAEMAは、ホルムアルデヒドと容易に
低温で縮合反応を受けることが報告されているが、室温
の性能データーからは、認知できる反応は生起しなかっ
たように考えられる。分子間架橋が存在していないこと
が、AAEMA系列における等しい(不良)除去可能性
によって例示されている。前記試料は、50℃にて7日
間、つや出し剤を被覆したタイルを保持させて熱処理
し、架橋性ホルムアルデヒドの完全な反応を誘発させ、
次いでそれらの性能を試験した。それらの結果を第5表
に示した。
【表10】 第5表 重合体 4−A 4−B 4−C 4−D 単量体 AAEMA AAEMA AAEMA ALMA 仕込み量 2.0 2.0 2.0 0.55 ホルムアルデヒド なし 0.5 1.0 なし 光沢 G−VG G−VG G−VG G−VG 再被覆光沢 VG VG VG VG 再被覆性 Exc Exc Exc Exc フィルム形成性 Exc Exc VG−Exc Exc 耐水性 Exc Exc Exc Exc 洗剤に対する 抵抗性 VG−Exc VG−Exc Exc Exc 除去可能性(%) P/10 P/10 P/0 Exc/100 こすり洗い抵抗性 VG VG VG−Exc VG−Exc きず抵抗性 G G−VG G−VG VG
【0074】乾燥したつや出し剤フィルムを加熱するこ
とにより反応を誘発したときは、つや出し剤の除去可能
性に改良は見られなかった。生起した反応は、きず抵抗
性(mark resistance )が少し改良されていることによ
り証され、そしてホルムアルデヒドの高いレベルにおい
ては、すりきずに対する抵抗性および洗剤に対する抵抗
性が少し改良されていることにより証された。高いホル
ムアルデヒドの加熱硬化させた試料4−Cの除去可能性
が僅かに減少していることは、つや出し剤フィルムの後
架橋が、つや出し剤フィルムの、軟化、膨潤、そしてア
ンモニア性のストリッパー溶液を包含する化学薬品によ
る攻撃に対する抵抗性が増加するだろうとの予想と一致
している。
【0075】実施例5 次の単量体比:28BA/60MMA/10MAA/2
MIMAMを含有する単量体乳濁液から、低温でレドッ
クス開始剤を用いて徐々に添加する方法により、重合体
分散液を造った。メチロールメタクリルアミド(MIM
AM)は、側鎖(pendant )メチロール基を通して自己
縮合を受け共有架橋を形成することは知られている。こ
の反応は、加熱によって容易に誘発され、前架橋または
後架橋のいずれでも達成できるように調節することがで
きる。乳濁液の前架橋は、減少させた温度において重合
反応を行うことによって避けることができ、次いで後架
橋は、重合体フィルムを反応温度に加熱することによっ
て誘発させることができる。重合体5−Aを等分した1
部を65℃にて10日間加熱して分子間架橋を誘発さ
せ、重合体5−Bと名づけた。両試料を同じ配合物のつ
や出し剤に配合した。タイルの別々のセットを2種の配
合物で被覆し、そして1つのセットを50℃で20日間
加熱した。これらを、それぞれつや出し剤試料5−A’
および5−B’と名づけた。次いで、つや出し剤の全て
を標準試験方法の操作によって性能を試験した。これら
の結果を第6表に示した。次のデーターにおいて、加熱
処理の指示“pre”は、適用前に加熱することを示
し、“post”はフィルムとして加熱することを示し
た。
【表11】 第6表 重合体 5−A 5−B 5−A5−B’ 単量体 MIMAM MIMAM MIMAM MIMAM 熱処理 なし pre postだけ pre およびpost 光沢 G−VG G−VG G−VG G−VG 再被覆光沢 VG VG VG VG 再被覆性 Exc Exc Exc Exc フィルム形成性 Exc Exc VG−Exc Exc 耐水性 Exc Exc Exc Exc 洗剤に対する 抵抗性 VG−Exc VG−Exc Exc Exc 除去可能性(%) P/10 Exc/100 P/0 Exc/100 こすり洗い抵抗性 VG VG VG−Exc VG−Exc きず抵抗性 G G−VG G−VG VG
【0076】乳濁液重合体(5−B)の前架橋は、架橋
しなかった同じ重合体(5−A)と関連して、つや出し
剤フィルムの除去可能性における劇的な改良を示した。
期待したように、試料5−Aをフィルム形成後に架橋し
たときは、洗剤に対する抵抗性、すりきづに対する抵抗
性、およびきずに対する抵抗性には改良があったが、つ
や出し剤の除去可能性における有意の変化はなかった。
実際は、つや出し剤の除去可能性は僅かに悪くなった
が、これはまた予想したとおりであった。試料5−B
は、フィルムとして加熱したときは、任意の有意の程度
に更に架橋反応を受けない。それ故、除去可能性は変化
しなかった。
【0077】実施例6〜39 追加の実験を行って、異なった共重合体に入れたときに
所望の性質を造り出す架橋性単量体の量を調べた。以下
のデーターは、各セットの始めにおいて記載した共重合
体組成物と同じ群において報告した。架橋性単量体のタ
イプおよび量は、表形式において試験結果と共に示し
た。
【0078】Tan∂:温度曲線 “Tan∂”:温度曲線を、レオメトリックス ダイナ
ミック スペクトロホトメーター(Rheometrics Dynami
c Spectrometer)、ModelNo. 7700(Rheometr
ics,Inc., 製、Piscataway, New Jersey)を使用して、
次の重合体のために得た。未配合の乳濁液試料をペトリ
ー皿に流しこみ、室温において数日間風乾させた。固体
になった物質を、180℃〜約70℃に温度をプログラ
ム的に下げながら平行板の形状大きさ(a parallel pla
te geometry )を分析した。データーをとった点は、興
味のある各温度において5分間平衡になった後に、その
各温度において集めた。応力の頻度(stress frequenc
y)は6.3ラジアンス/秒であり、歪の振幅(strain
amplitude)は5%であった。
【0079】実施例6〜26(全てアクリル系重合体) 重合体組成:26BA/(62−X)MMA/12MA
A/X・Z(ただし、Xは、多官能性架橋性単量体Zの
量である)。これらの結果を第7表に示した。略語“D
R”は、つや出し剤の洗剤に対する抵抗性(eter
gent esistance)のための試験からの
結果を示した。
【表12】 第7表 傾斜(×10-3 DR 除去可能性 6 0.00 なし 7.54 VG-Exc P/0 % 7 0.65 ALA 1.16 VG-Exc VG-Exc/90 8 0.10 ALMA 2.20 Exc F/30 9 0.20 ALMA 1.05 Exc VG-Exc/90 10 0.40 ALMA 0.55 VG-Exc Exc/100 11 0.50 ALMA 0.31 VG-Exc Exc/100 12 1.50 ALMA -0.53 F Exc/100 13 1.90 BGDMA 5.46 Exc P/10 14 4.00 BGDMA 4.66 Exc F/30 15 6.00 BGDMA 3.90 VG-Exc F-G/50 16 8.25 BGDMA 1.36 VG-Exc VG/80 17 1.90 DVB 2.85 Exc P/00 18 4.00 DVB 1.21 VG-Exc P/00 19 6.00 DVB 0.20 VG-Exc VG-Exc/85 20 1.00 DAM 1.53 VG-Exc G/70 21 1.90 DAM 0.71 VG-Exc Exc/100 22 1.90 DAP 2.92 Exc P/00 23 4.00 DAP 1.65 VG-Exc F/40 24 6.00 DAP 0.57 VG-Exc Exc/95 25 1.90 HDDA 4.53 Exc P/00 26 7.60 HDDA -0.06 VG-Exc Exc/100
【0080】実施例27〜30(高Tgのスチレン化し
たアクリル系重合体) 重合体組成:15BA/(42−X)スチレン/28M
MA/15MAA/X・Z(ただし、Xは、多官能性架
橋性単量体Zの量である)。これらの結果を第8表に示
した。
【表13】 第8表 傾斜(×10-3 DR 除去可能性 27 0.00 なし 7.54 Exc P/0 28 0.50 DAM 2.45 Exc G/75 29 1.00 DAM 0.84 Exc Exc/100 30 1.90 DAM -1.15 P Exc/100
【0081】実施例31〜33(高スチレン化したアク
リル系重合体) 重合体組成:28BA/47スチレン/(11.5−
X)MMA/12MAA/X・Z(ただし、Xは、多官
能性架橋性単量体Zの量である)。これらの結果を第9
表に示した。
【表14】 第9表 傾斜(×10-3 DR 除去可能性 31 0.00 なし 9.60 Exc P/0 32 0.75 ALMA 3.45 Exc F/25 33 1.50 ALMA -0.53 VG-Exc VG-Exc/85
【0082】実施例34〜36(低Tgのスチレン化
したアクリル系重合体) 重合体組成:40BA/25スチレン/(21.5−
X)MMA/12MAA/X・Z(ただし、Xは、多官
能性架橋性単量体Zの量である)。これらの結果を第1
0表に示した。
【表15】 第10表 傾斜(×10-3 DR 除去可能性 34 0.00 なし 8.22 Exc P/0 35 0.75 ALMA 1.81 Exc Exc/100 36 1.50 ALMA -0.24 G Exc/100
【0083】実施例37〜39(低Tgの全てアクリ
ル系重合体) 重合体組成:43BA/(43−X)MMA/14MA
A/X・Z(ただし、Xは、多官能性架橋性単量体Zの
量である)。これらの結果を第11表に示した。
【表16】 第11表 傾斜(×10-3 DR 除去可能性 37 0.00 なし 5.28 Exc P/0 38 0.50 ALMA 0.31 Exc Exc/100 39 1.90 TMPTMA 3.89 Exc P/10
【0084】ゲル画分のデーター 前述の実施例の重合体のいくつかについて、ゲル画分の
分析を行った。ゲル画分は、遠心分離用の管(tub
e)に、既知個体含量(Ws)の重合体乳濁液(Wp)
の秤量試料に、溶媒(Wv)の少量を秤量したものを仕
込むことによって測定した。これらの混合物を一夜かく
はんし、次いで超遠心分離した。次いで、上澄み溶液の
少量を秤量したものを蒸発させて固体にした。上澄み溶
液(Ss)の画分の固体を測定した。可溶性画分は、 可溶性画分=〔Ss×(Wv+Wp−Ws)〕/(W
s) および ゲル画分=1−可溶性画分 から決めた。
【0085】全てアクリル系重合体 重合体組成:26BA/(62−X)MMA/12MA
A/X・Z(ただし、Xは、多官能性架橋性単量体Zの
量である)。これらの結果を第12表に示した。
【表17】 第12表 溶媒 ゲル画分 DR 除去可能性 6 0.00 なし アセトン 0.00 VG-Exc P/0 % 8 0.10 ALMA アセトン 0.56 Exc F/30 9 0.20 ALMA アセトン 0.75 Exc VG-Exc/90 10 0.40 ALMA アセトン 0.91 VG-Exc Exc/100 13 1.90 BGDMA アセトン 0.00 Exc P/10 14 4.00 BGDMA アセトン 0.22 Exc F/30 15 6.00 BGDMA アセトン 0.47 VG-Exc F-G/50 16 8.25 BGDMA アセトン 0.68 VG-Exc VG/80 25 1.90 HDDA アセトン 0.25 Exc P/0 26 7.60 HDDA アセトン 0.66 VG-Exc Exc/100
【0086】低Tgのスチレン化したアクリル系重合体 重合体組成:40BA/25−スチレン/(21.5−
X)MMA/12MAA/X・Z(ただし、Xは、多官
能性架橋性単量体Zの量である)。これらの結果を第1
3表に示した。
【表18】 第13表 溶媒 ゲル画分 DR 除去可能性 34 0.00 なし アセトン 0.05 Exc P/0 35 0.75 ALMA アセトン 0.85 Exc Exc/100 36 1.50 ALMA アセトン 0.96 G Exc/100
【0087】低Tgの全てアクリル系重合体 重合体組成:43BA/(43−X)MMA/14MA
A/X・Z(ただし、Xは、多官能性架橋性単量体Zの
量である)。これらの結果を第14表に示した。
【表19】 第14表 溶媒 ゲル画分 DR 除去可能性 37 0.00 なし アセトン 0.00 Exc P/0 38 0.50 ALMA アセトン 0.81 Exc Exc/100 39 1.90 TMPTMA アセトン 0.60 Exc P/10
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09G 1/16 7330−4H // C08L 101:00 (72)発明者 ハリソン スコツト キラム アメリカ合衆国 ペンシルバニア州,ホラ ンド,エス.マーミツク ドライブ 186 (72)発明者 ジヨセフ マイクル オウエンズ アメリカ合衆国 ペンシルバニア州,ハツ トボロ,サミツト アベニユー 101

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学的膨潤剤と相互に作用する重合体官
    能基を含有するフィルム形成性重合体粒子の水性乳濁液
    であって、前記重合体粒子は、フィルム形成中に粒子間
    の付着を妨げるのに有効な程度に、フィルム形成前に多
    官能性の単量体または試薬で共有的に架橋されており、
    かつ前記重合体粒子は、充分な化学的膨潤剤を吸収し、
    粒子間および前記フィルムにおけるフィルム/基体の付
    着を、前記フィルムを除去させる程度に崩壊させる程度
    に粒子を膨張させるのに有効な量以上の前記官能基の量
    を含有している、前記フィルム形成性重合体粒子の水性
    乳濁液。
  2. 【請求項2】 官能基が酸官能基であり、化学的膨潤剤
    がアミンである、請求項1に記載の水性乳濁液。
  3. 【請求項3】 官能基がアミン官能基であり、化学的膨
    潤剤が酸である、請求項1に記載の水性乳濁液。
  4. 【請求項4】 酸官能基の量が、アルカリ性洗剤溶液を
    用いてこすり洗いすることによって、除去可能な共有的
    に架橋した重合体粒子のフィルムを与えるのに有効な量
    以下である、請求項2に記載の水性乳濁液。
  5. 【請求項5】 乳濁液が、本質的に、多価金属イオン性
    架橋剤またはそれらの残基を含有していない、請求項1
    に記載の水性乳濁液。
  6. 【請求項6】 全重合体に基づいて、官能性単量体の量
    が約3〜約50重量%であり、多官能性架橋性単量体の
    量が約0.15〜約12重量%である、請求項1に記載
    の水性乳濁液。
  7. 【請求項7】 全重合体に基づいて、酸官能性単量体の
    量が約6〜約30重量%であり、多官能性単量体の量が
    約0.2〜約9重量%である、請求項2に記載の水性乳
    濁液。
  8. 【請求項8】 全重合体に基づいて、アミノ官能性単量
    体の量が約3〜約20重量%であり、多官能性単量体の
    量が約0.2〜約9重量%である、請求項3に記載の水
    性乳濁液。
  9. 【請求項9】 官能性単量体の量が約3〜約30重量%
    であり、多官能性単量体の量が、約0.50以上〜約
    0.95以下のアセトン溶媒によるゲル画分を有する重
    合体を造るように選ばれる、請求項1に記載の水性乳濁
    液。
  10. 【請求項10】 官能性単量体の量が約3〜約30重量
    %であり、多官能性単量体の量が、約−0.80〜約
    4.0の未配合重合体乳濁液のゴム状プラトーにおける
    tan∂:温度曲線の傾斜を有する重合体を造るように
    選ばれる、請求項1に記載の水性乳濁液。
  11. 【請求項11】 官能性単量体の量が約3〜約30重量
    %であり、多官能性単量体の量が、約−0.60〜約
    3.0の未配合重合体乳濁液のゴム状プラトーにおける
    tan∂:温度曲線の傾斜を有する重合体を造るように
    選ばれる、請求項1に記載の水性乳濁液。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の水性乳濁液を含有し
    ている、床つや出し剤。
  13. 【請求項13】 水性乳濁液が予め生成させた乳濁液重
    合体および後添加した多官能性共有架橋剤を含有してい
    る、請求項1に記載の水性乳濁液。
  14. 【請求項14】 約6〜約20重量%の酸官能性単量体
    および約0.2〜約0.8重量%の多官能性架橋性単量
    体を含有している重合体の乳濁液を含有している、アミ
    ンでストリップすることが可能な、洗剤に対して抵抗性
    のある床つや出し剤。
  15. 【請求項15】 水性乳濁液が、本質的に、多価金属イ
    オン性架橋剤またはそれらの残基を含有していない、請
    求項14の床つや出し剤。
  16. 【請求項16】 (a)3〜約30重量%の膨潤剤引き
    つけ性官能性単量体を含有する重合体から膨潤性重合体
    の粒子の乳濁液を製造し、そして(b)前記重合体を、
    多官能性単量体を用いて、乳濁液がフィルム形成する前
    に、未配合重合体乳濁液のゴム状プラトーにおけるta
    n∂:温度曲線の傾斜が約−0.10〜約2.50にな
    る程度に共有的に架橋することから成る、床つや出し剤
    の製造方法。
  17. 【請求項17】 (a)3〜約30重量%の膨潤剤引き
    つけ性官能性単量体を含有する重合体から膨潤性重合体
    の粒子の乳濁液を製造し、そして(b)前記重合体を、
    多官能性単量体を用いて、乳濁液がフィルムを形成する
    前に、重合体乳濁液が約0.60以上〜約0.95以下
    のアセトン溶媒によるゲル画分を有する程度に共有的に
    架橋することから成る、床つや出し剤の製造方法。
  18. 【請求項18】 多官能性架橋性単量体が、アリルアク
    リレート、アリルメタクリレート、ブチレングリコール
    ジメタクリレート、ヘキサン−1,6−ジオールアクリ
    レート、ジアリルマレエート、ジアリルフタレート、お
    よびジビニルベンゼンから成る群から選ばれる、請求項
    1に記載の水性乳濁液。
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