JPH05124668A - 計量カツプ付きの容器 - Google Patents

計量カツプ付きの容器

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JPH05124668A
JPH05124668A JP3048163A JP4816391A JPH05124668A JP H05124668 A JPH05124668 A JP H05124668A JP 3048163 A JP3048163 A JP 3048163A JP 4816391 A JP4816391 A JP 4816391A JP H05124668 A JPH05124668 A JP H05124668A
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JP
Japan
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container
neck
ring member
measuring cup
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP3048163A
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English (en)
Inventor
Stewart L Bolton
スチユワート・エル・ボルトン
Edward A Kozloski
エドワード・エイ・コズロスキ
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Mondelez International Inc
Original Assignee
Kraft General Foods Inc
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Publication date
Application filed by Kraft General Foods Inc filed Critical Kraft General Foods Inc
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Pending legal-status Critical Current

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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/02—Caps or cap-like covers without lines of weakness, tearing strips, tags, or like opening or removal devices
    • B65D41/26—Caps or cap-like covers serving as, or incorporating, drinking or measuring vessels
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
    • B65D41/02—Caps or cap-like covers without lines of weakness, tearing strips, tags, or like opening or removal devices
    • B65D41/26—Caps or cap-like covers serving as, or incorporating, drinking or measuring vessels
    • B65D41/265—Caps or cap-like covers serving as, or incorporating, drinking or measuring vessels with integral internal sealing means

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 計量カップ形式の閉鎖体を有する例えば液体
コーヒーなどの流動性製品に適する容器にして、初期内
側シールの除去後にも適切な空気密、液体密の封止を与
え、容器外側への液体の漏れ、垂れを確実に防止する容
器を得る。 【構成】 容器１０の頚部１６がそれを囲むリング部材
１３の下方部分に固定され、頚部の開口が望ましくは初
期内側シール１８により封止される。該リング部材１３
の上方部分が計量カップ１２の開口端を差込み嵌合的に
錠止め可能に収容する。リング部材の内側フランジ２１
は、頚部１６の縁部に対して封止を行う底面と計量カッ
プ１２の開口端の外側に対して封止を行う頂面とを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は容器に関し、特に計量カ
ップを含む閉鎖体を有する形式の容器に関している。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】容器
から注出される流動性製品を測定するために計量カップ
を使用することが望ましい場合が多い。計量カップを容
器の閉鎖体の部品として設けることは、必要があれば容
易に利用可能であり、便利であって、公知である。計量
カップを含む閉鎖体の公知例が米国特許第４，３４９，
０５６号、米国特許第４，５６６，５０８号、米国特許
第４，５６６，５０９号に開示されている。
【０００３】この公知の計量カップつきの容器におい
て、或る種の製品については未解決の問題がある。例え
ば変質しやすい流動性の製品の場合、閉鎖体は最初に包
装されたときに容器の内容物を最終使用者によって開か
れるまで保護する密封シールとして作用するように内側
シール内の介在物を許容するものでなければならない。
また、製品によっては最初の内側シールが除去された後
にも閉鎖体が適切な空気密シールを与え得るようにし
て、容器の内容物が完全に消費されるまで合理的な冷蔵
保存期間にわたって製品を保護する必要がある。
【０００４】例えば液体コーヒ−などの製品の場合、表
面張力が水と同程度であるから液体が閉鎖体の各種素子
間の隙間を通って浸透して容器外に脱出して容器を汚く
醜くし商業的に許容不能な外観とする。そこで閉鎖体の
各種シール表面は製品を変質から保護するだけでなく、
製品が各種の隙間を通って浸透して容器外側を流れるこ
とを防止する必要がある。
【０００５】各種の流動性製品、特に水状の液体の場合
は未使用の液体部分を計量カップから容器に戻すとき製
品が滑らかに効果的に容器内に戻り且つ計量カップに残
留する製品が容器内に垂れたり容器の外側を流れたりし
ないようにする要がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】従って上述課題を解決す
る計量カップつきの容器を得ることが要求される。
【０００７】本発明の目的は新規な計量カップ形式の閉
鎖体を有する容器にして、特に最初のシールを必要とし
該シールが除去された後も適切な空気密のシールを与え
得るようになされた流動性製品に適した容器を与えるに
ある。この閉鎖体は水状の表面張力を有する液体に使用
することが望ましい。
【０００８】本発明によればこの目的は、上述形式の容
器にしてその本体から上方に延長する頚部と、互いに相
互的に作用して所望の成果を得る複数の閉鎖素子との組
合わせを有する容器により達成される。頚部を囲むリン
グ部材が頚部に取付け可能な下方部分と倒立した計量カ
ップの下方端が差込み嵌合的に収容される上方部分とを
含んでいる。
【０００９】望ましい実施例において内側シールが容器
の上部を閉鎖する、すなわち開口の回りの頚部の縁部に
取付けられる。内側シールは液体容器の頚部の内部に押
込むことによって、または押抜きにより容器の頚部から
全体的にまたは部分的に除去することによって開く形式
であっても、一縁部またはタブを引張ることによって開
口からシールを取外す形式のものであってもよい。
【００１０】リング部材は上方部分と下方部分とを分割
し内方に突出するフランジを含む。フランジの底部は頚
部の開口の回りの縁部と係合し、内側シールが除去され
た後にリングが頚部に締付けられたときフランジの底部
が流体密、望ましくは空気密のシールを頚部の縁部との
間に形成し、流体が容器の頚部とリング部材の下方部と
の間を内方にまたは外方に流れることを防止する。
【００１１】リング部材の上方部分には計量カップの上
方外側のねじと適合するねじが設けられ、計量カップの
上方開口端が倒立してリング部材の上方部分内に差込み
嵌合的に挿入され計量カップを回転してリング部材の上
方部分内にねじ係合するようになされている。
【００１２】本発明の望ましい実施例において、リング
部材フランジの頂部は半径方向外方および上方に望まし
くは約４５度の角度で傾斜せしめられ、これと組合わさ
れて計量カップの開口を囲む上方外側にはフランジの傾
斜部に適合する傾斜部が設けられる。フランジの直上方
でリング部材の内側に円周方向ビードが設けられる。計
量カップとリング部材の上方部分とのねじは、計量カッ
プの開口がリング部材の上方部分内に挿入され回転せし
められてねじ係合が行われると傾斜部がフランジの頂部
と組合わされ、さらに計量カップを回転すると計量カッ
プは下方に運動して傾斜部がフランジの頂部と係合し計
量カップの外側縁部がリング部材の内側壁の円周方向ビ
ードに圧力を作用せしめ流体密のシールを形成して流体
がリング部材の上方部分と計量カップとの間を流れるこ
とを防止する。
【００１３】内側シールを開いた後に使用者が内容物の
一部を消費することを希望した場合には、使用者は計量
カップを取外して内容物を取出すと同時にリング部材が
頚部から取外されないようにする必要がある。本発明に
よればリング部材の下方部分と頚部との間のねじの保持
力をリング部材の上方部分と計量カップとの間のねじの
保持力より著しく大となされる。例えば頚部とリング部
材の下方部分との間のねじのピッチを計量カップとリン
グ部材の上方部分との間のねじのピッチよりも著しく小
とする。その結果、計量カップを回転すると計量カップ
のみが解放されリング部材が容器の頚部に相対的に回転
することがない。
【００１４】本発明によれば容器と閉鎖体構造とは、以
前に注出された流体の未使用部分が計量カップから容器
に戻されるとき該部分が滑らかに閉鎖体を通って流れて
容器に戻り計量カップがリング部材に固定された後にも
残留液体が滑らかに容器に戻るようになされる。フラン
ジの頂部の傾斜は前述閉鎖作用に役立つと共に、この未
使用の液体の滑らかな復帰運動と計量カップから容器へ
の残留液体の排出にも役立つものである。
【００１５】
【作用】本発明により計量カップ閉鎖体を有する新規な
改良された容器が得られる。
【００１６】本発明により、初期内側シールと該内側シ
ールの除去後に適切な流体密シールとを必要とする形式
の変質し易い製品に特に適した、計量カップつき容器が
提供される。
【００１７】本発明により水状の表面張力を有する液体
に特に適した前述形式の閉鎖体にして、該液体が閉鎖体
の各種の間隙を通過して容器の外側を流れることを防止
する閉鎖体が得られる。
【００１８】さらに本発明によれば、新規かつ改良され
た計量カップつきの容器が得られ、容器の頚部を囲みそ
の下方部分が容器の頚部と係合しその上方部分に計量カ
ップが固定されるリング部材を含み、リング部材の上方
部分と下方部分とを分割するフランジが設けられ、フラ
ンジの底部とリング部材の上方部分とがそらぞれ容器の
頚部と計量カップの外側と共働してシール表面を形成す
る。
【００１９】さらに本発明によれば、上述形式の閉鎖部
材において計量カップが便宜的かつ容易にリング部材か
ら取外し可能で、リング部材が同時に容器の頚部から取
外されることがないようになされる。
【００２０】
【実施例】上述した及びその他の本発明の目的、構成お
よび効果は実施例を参照する以下の説明により明らかと
なされる。
【００２１】各図において同一参照数字は同様な部品を
示す。
【００２２】図１には本発明の実施例として示す新規な
計量カップつきの容器１０を示す。容器１０の蓋１１は
計量カップ１２を含み、その開口下方端はリング部材１
３に差込み嵌合的に収容される。図示しないが容器の頚
部ビード４０の下方から上方に計量カップ１２に沿って
またはその頂部まで延長する収縮バンドを含むものとし
てもよい。
【００２３】図２（および図５ないし図８）を参照すれ
ば、容器１０は通常は流動性材料の形式の内容物を収容
して供給される。本発明の望ましい実施例において内容
物は液体コーヒーなどの液体１５である。図１および図
２に容器１０と蓋１１とが該容器が市販される形状とし
て示されるが、前述した覆いは省略されている。容器１
０は上方に延長する頚部１６を含み、頚部の頂部は円形
の縁部３３となっている。容器１０内に収容される製品
が本質的に変質し易いものであるときは、最初に市販さ
れるとき箔状の内側シール１８が頚部の縁部３３に取付
けられる。内容物１５の特性によりシール１８は気密性
であってもなくてもよい。内容物が液体コーヒーの場合
は変質し易いので内側シール１８は気密的に頚部の縁部
３３に取付けられる。
【００２４】図３および図４に箔の内側シール１８の２
つの形式を示すが、気密性であってもなくてもよい。こ
れらは開くときが相違する。図３において内側シール１
８にはタブすなわち縁部１８ａが設けられ、最終使用者
がタブすなわち縁部１８ａを掴んでシール１８を剥がす
ようになされる。図４においてシール１８は使用者が内
方に押して孔あけし開口１９内に押込み、次に頚部１８
の周縁に沿って取去るようになされる。別法として図４
の内側シール１８を孔あけして全部または部分的に剥が
すようしてもよいが図示しない。
【００２５】リング部材１３と計量カップ１２との詳細
を図５ないし図８および図２を参照して説明する。図５
においてリング部材１３は、内方に向けられた内側フラ
ンジ２１を含み、これが上方部分と下方部分とを分割す
る。内側ねじ２０が下方部分に設けられ頚部１６の外側
ねじ１７と適合する。リング部材１３の上方部分には内
側ねじ２２が設けられ計量カップ１２の外側ねじ２５に
適合する。ほぼ水平の底部３２と上方および半径方向外
方に傾斜する頂部３０とがフランジ２１に設けられてい
る。フランジ２１の直上に円周方向封止ビード部４３が
ある。
【００２６】計量カップ１２は底部と側部と開口した上
端部２４（図においてカップは倒立しており開口２４は
下方端にある）とを含む。計量カップは望ましくは容積
指示部を有しており、図において突条２６として示す。
計量カップが透明または少くとも半透明となされていれ
ば使用者は突条２６を利用してカップ内に注入された液
体の量を知ることができる。カップ１２にはリング部材
１３の内側ねじ２２に適合する外側ねじ２５が設けられ
ている。本発明の望ましい実施例において計量カップの
開口２４を囲んで限定する縁部の外側には斜面３１が設
けられる。更に望ましくは立上がりリング４１を底部に
設ける。
【００２７】フランジ２１は頚部１６と共働して適切な
空気密または液体密のシールを形成し、またビード部４
３は計量カップの外側と共働して適切な空気密または液
体密のシールを形成する。図２は容器が市販される状態
を示し、箔の内側シール１８が配置されている。シール
１８が存在するときにはフランジ２１またはビード部４
３とそれらの対応面との間の空気密または液体密のシー
ルは重要でない。
【００２８】使用者は適宜の方法で箔の内側シール１８
を除去するので、本発明はこの内側シール１８が除去さ
れた後に蓋１１が適切な空気密または液体密のシールを
与えるものである。
【００２９】例えば使用者のための望ましい指示書にリ
ング部材１３を取外して内側シール１８に完全な近接を
可能とした後に図３の実施例において内側シールを剥が
す、図４の実施例において開口１９を通って孔明けしま
たは孔明け後に全面的または部分的に剥がすなどによっ
て除去するように記載されている。ある場合には頚部の
縁部３３に内側シール１８のが完全に残留しないが、別
の場合には内側シール１８と頚部の縁部３３との接着に
よりまたは使用者の不注意によって内側シール１８の外
側縁の一部が縁部３３に残留する。図３または図４の内
側シールを有する場合、多くの使用者は前述望ましい指
示書を無視して、単に計量カップ１２を除去し、リング
部材１３を取外すことなく頚部１６の開口１９内にシー
ル１８を打ち抜くようにする場合もある。これらの内側
シールの各実施例について及び使用者の開放手順につい
て頚部１６とリング部材１３との間に蓋１１が適切な封
止を与えることが重要である。
【００３０】図６は頚部の縁部３３から内側シール１８
が完全に除去されている場合に頚部の縁部３３とフラン
ジ２１の底部３２との係合状態を示す。図７および図８
には内側シール１８の一部が残留しているときの、頚部
の縁部３３とフランジ２１の底部３２との係合状態が示
される。この場合リング部材１３は頚部の縁部３３に対
して図６の場合よりいくらか高い位置にある。しかし、
図８の状態でもリング部材１３は頚部１６と充分な力で
ねじ係合して頚部の縁部３３と底部３２との間に液体密
または空気密のシールを与える。
【００３１】¨図５および図６、または図７および図８
は計量カップ１２とリング部材１３の内部との関係の同
様な態様を示す。内側および外側ねじ２２、２５の位置
は、計量カップ１２がその開口２４を最下方としてリン
グ部材１３内に差込み嵌合的に運動せしめて外側ねじ２
５を内側ねじ２２に係合せしめると、計量カップ１２の
傾斜面とした縁部３１がフランジ２１の頂部３０と組合
わされ計量カップ１２の外側壁は円周方向ビード４３に
弾性的に押付けられて計量カップを錠止めし、空気密ま
たは液体密シールが計量カップ１２とリング部材１３と
の間に形成される。望ましい実施例において頂部３０の
傾斜角度は約４５度で、傾斜縁部３１の傾斜角度も約４
５度とする。
【００３２】容器が使用者によって開かれた後に蓋が再
固定された後、内容物が完全に消費されるまで使用者は
複数回にわたって蓋を開閉する。蓋を開くとき使用者は
計量カップ１２を掴んで回転して取外し容器内部への近
接を可能とする。このときにリング部材１３が回転しな
いことが望ましい。計量カップの容易確実な取外しとリ
ング部材１３の回転の防止とを確実とするために、計量
カップ１２を頚部１６に相対的にリング部材１３を回転
せしめるに要する力より遥かに少ない力で運動せしめ得
るようになされる。望ましい実施例においてリング部材
と計量カップとを連結するねじ２２、２５は頚部１６と
リング部材１３の下方部分とを連結するねじ１７、２０
より実質的に大きいピッチのものとする。この構造は計
量カップの容易な取外しとリング部材の不動とを与える
ために望ましいが、その他の方法でも達成可能である。
例えば容器と閉鎖体との各素子の材料を、リング部材１
３と計量カップ１２との間の摩擦力をリング部材１３と
頚部１６との間の摩擦力よりも実質的に少ないようにし
てもよい。
【００３３】本発明の使用方法すなわち作動は上述説明
によって明らかであるが、以下にこれを概説する。
【００３４】使用者は図１に示す状態で製品を通常購入
するが、前述したようにリング部材１３とその直上方お
よび直下方の間隙部を覆う覆いがあってもよい。使用者
は該任意的の覆いを取外し、つぎに内側シール１８を取
外す。この場合に望ましくはリング部材１３と計量カッ
プ１２とを取外して内側シール１８に完全に近接可能と
することが指示される。さらに、図３の実施例の場合は
縁部またはタブを引張ることによって内側シール１８を
完全に除去することが指示される。また図４の実施例の
場合はタブ１８ａが存在しないので内側シール１８は種
々の態様で除去される。或る使用者は縁部または孔明け
部を掴んで内側シールを完全に除去しようと試み、別の
使用者は単に孔明けして内側シールを頚部１６の内部に
押込むようにする。さらに別の使用者は上述望ましい指
示書を無視し計量カップ１２のみを取外してリング部材
１３を取外さないで、内側シール１８を頚部内に押込ん
でその内壁に押付ける。
【００３５】いずれの場合にも、内側シール１８に開口
が設けられた後に内容物を消費するために使用者は所望
量の液体を直接に計量カップ１２に図９に示すように注
ぐ。液体コーヒーは濃縮液であるから少量で大量のコー
ヒーとすることができ、その量は計量カップの突条で測
定され比率は製品によって定められ指示書に記載され
る。選択された量の液体製品が計量カップから使用者の
コーヒーカップ、コーヒーポットなどに注入されると
き、少量が計量カップ内に残留して望ましくは容器に戻
される。液体コーヒーなどの水状の表面張力を有する液
体の場合には、液体が滑らかに容器内に戻り、容器の外
側を流れないことが重要である。計量カップが容器に固
定された後は残留物が容器内に戻る事がないようにする
必要がある。本発明はこれらの課題をいくつかの方法で
解決する。第１に、頚部の縁部３３とフランジの底部３
２との間のシールが、容器内に戻される液体がリング部
材１３と頚部１６との間の間隙を通って流出することが
ないようにする。第２に、フランジ２１の頂部３０の傾
斜が容器内に戻る液体の滑らかな連続的な効果的な流れ
を与える。図１０は未使用の液体を計量カップから容器
１０に戻す状態を示し、液体はフランジ２１の頂部３０
を通って流れる。第３に、計量カップの開口頂部は適切
な取扱いによってリング部材１３の上方部分内に完全に
嵌合するから容器１０またはリング部材１３の外側に液
体が流れることがない。最後に、フランジ２１上に計量
カップ１２が前述のように締付けられるから、フランジ
上に残留する液体があっても内方に容器１０内に流れ
る。フランジ２１は頚部の開口１９と望ましくは同一内
径を有している。しかし、いくらか大であっても小であ
ってもよいことは勿論である。
【００３６】本発明の各素子は所望の封止を達成するた
めに各種の材料から製造することができるが、リング部
材１３と計量カップ１２とは適宜の弾性合成樹脂材料か
ら形成される。リング部材または計量カップとして望ま
しい材料は熱可塑性合成樹脂すなわち、ポリプロピレン
ン、ポリエチレン、ポリスチレンなどである。
【００３７】本発明の望ましい実施例について説明した
が、当業者には本発明の精神と範囲内において各種の改
造、変形を容易に実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例としての計量カップ形式の閉鎖
体つき容器の側面図である。
【図２】図１の容器の上方部分の拡大縦断面図である。
【図３】図１の容器の上方部分の拡大展開図にして、閉
鎖素子が容器の頚部から分離せしめられる状態を示す図
である。
【図４】図２の容器の上方部分の縦断面図にして、閉鎖
素子の変形例が除去された状態を示す図である。
【図５】内側シールを完全に取除いた図２の容器の上方
部分と閉鎖素子との展開、部分縦断面図である。
【図６】図５の各部を互いに連結した状態で示す部分縦
断面図である。
【図７】図５と同様な展開、部分縦断面図であるが、図
４の内側シールを有する変形例を示す図である。
【図８】図７の各部を互いに連結した状態で示す部分縦
断面図である。
【図９】容器から液体製品を計量カップに注入する状態
を示す概略図である。
【図１０】未使用の液体製品を計量カップから容器に戻
す状態を示す概略図である。
【符号の説明】
１０ 容器 １２ 計量カップ １３ リング部材 １６ 容器の頚部 １７ 頚部の外側ねじ １８ 内側シール １９ 頚部の開口 ２０ リング部材の内側ねじ ２１ リング部材の内側フランジ ２２ リング部材の内側ねじ ２４ 計量カップの開口上端部 ２５ 頚部の外側ねじ ２６ 計量カップの計量用突条 ３０ フランジの傾斜頂部 ３１ 計量カップの開口の傾斜縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドワード・エイ・コズロスキ アメリカ合衆国ニユーヨーク州11702，バ ビロン，ライトハウス・ロード 131

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 本体と頚部とを有しさらに計量カップ閉
    鎖体を有する流動性製品用の容器にして、 該容器の本体から上方に延長し上方開口を限定する縁部
    と該上方開口を閉鎖する開放可能の内側シールとを有す
    る前記頚部と、 頚部を囲み、下方部分と上方部分と該下方部分と上方部
    分とを分割する内方に延長する周縁フランジとを有し
    て、該下方部分は前記頚部に取付ける手段を有し、フラ
    ンジの底部は前記縁部と係合してその間の流体流をシー
    ルするに適している、リング部材と、 閉鎖した底部と、側部と、開放した頂部とを有し、該開
    放した頂部は前記上方部分内に抜き差し的に収容される
    前記計量カップにして、該計量カップの開口を上方部分
    に流体密な係合関係に解放可能に固定する手段が設けら
    れている前記計量カップとを含むことを特徴とする前記
    容器。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載の容器にして、リング部
    材は頚部とねじ係合し、計量カップは上方部分とねじ係
    合し、リング部材と頚部とのねじ係合の保持力が、計量
    カップと上方部分とのねじ係合力より実質的に大であっ
    て、計量カップをねじ戻して取外すときリング部材が頚
    部からねじ戻されないようになされていることを特徴と
    する容器。
  3. 【請求項３】 請求項１に記載の容器にして、前記フラ
    ンジはほぼ水平の底部と半径方向外方と上方とに傾斜し
    た頂部とを有し、該底部は頚部の縁部と組合わされて取
    り外し可能な流体密のシールを形成し、リング部材のフ
    ランジの上方部分は計量カップと組み合わされて別の取
    り外し可能な流体密なシールを形成することを特徴とす
    る容器。
  4. 【請求項４】 請求項３に記載の容器にして、フランジ
    の内径は頚部の縁部の内径とほぼ等しく、流動性製品の
    流れのためのほぼ連続的な表面を限定することを特徴と
    する容器。
  5. 【請求項５】 請求項３に記載の容器にして、前記フラ
    ンジの頂部の傾斜が約４５度であることを特徴とする容
    器。
  6. 【請求項６】 請求項１に記載の容器にして、前記リン
    グ部材は頚部とねじ係合し、前記内側シールは頚部の縁
    部に固定されて頚部の縁部とフランジの底部との間に位
    置することを特徴とする容器。
  7. 【請求項７】 請求項６に記載の容器にして、前記内側
    シールは頚部の周縁を完全に囲んで頚部の縁部に固定さ
    れており、該内側シールを頚部内に下方に打ち込み又は
    その全部または一部を除去することによって開放可能で
    あることを特徴とする容器。
  8. 【請求項８】 請求項６に記載の容器にして、前記内側
    シールは頚部の周縁を完全に囲んで頚部の縁部に固定さ
    れ、ピールバック縁部すなわちタブを有し、該タブを引
    き戻すことによって内側シールが取り外し可能であるこ
    とを特徴とする容器。
  9. 【請求項９】 請求項１に記載の容器にして、前記内側
    シールは頚部の縁部に固定された空気密の密封シールで
    あることを特徴とする容器。
  10. 【請求項１０】 請求項１に記載の容器にして、前記計
    量カップをリング部材に解放可能に固定する手段はねじ
    係合であることを特徴とする容器。
  11. 【請求項１１】 請求項１０に記載の容器にして、リン
    グ部材のフランジの頂部が半径方向外方および上方に傾
    斜しており、計量カップの開放頂部が開口の外側に傾斜
    面を有し、リング部材の内側に円周方向ビード部が設け
    られ、リング部材と計量カップとの組合わせねじ部によ
    って前記傾斜面とビード部とが互いに係合し、更に計量
    カップをリング部材内で回転せしめると弾性圧力が発生
    して計量カップの外側とリング部材のビード部との間に
    流体密の封止が形成されることを特徴とする容器。
  12. 【請求項１２】 液体コーヒなどの変質しやすい液体用
    の容器にして、 本体部分と、 該本体部分から上方に上方開口まで延長する頚部と、 頚部の縁部に固定された取外し可能の空気密の密封シー
    ルと、 頚部を囲み、下方部分と上方部分と該下方部分と上方部
    分とを分割して内方に延長する円周方向フランジと該フ
    ランジ直上の円周方向ビードとを含むリング部材であっ
    て、フランジの底部は頚部の縁部と係合してその間の液
    体の通過を防止する液体密シールを形成し、（１）該内
    側シールが完全に除去された場合にフランジの底部が直
    接に頚部の縁部と係合し（２）内側シールの外側縁部が
    完全には除去されない場合はフランジの底部が内側シー
    ルの残存部分と係合して液体封止部を形成するようにな
    された前記リング部材と、 閉鎖した底部と、側部と、開放した頂部とを有する計量
    カップにして、該計量カップは容器から注がれる液体を
    受取り分配するに適し、計量カップの開放頂部はリング
    部材の上方部分に抜き差し的に収容可能となされ、該計
    量カップの開放頂部を上方部分内に液体密係合状態に解
    放可能に固定する手段が設けられている計量カップとを
    含むことを特徴とする容器。
  13. 【請求項１３】 請求項１２に記載の容器にして、前記
    フランジの頂部が上方および半径方向外方に傾斜して該
    容器に対して流入流出する液体の流れのための滑らかな
    傾斜表面を与えることを特徴とする容器。
  14. 【請求項１４】 請求項１３に記載の容器にして、フラ
    ンジの内径が頚部の縁部の内径とほぼ等しく、該容器に
    対して流入流出する液体の流れのための滑らかな傾斜表
    面を与えることを特徴とする容器。
  15. 【請求項１５】 請求項１４に記載の容器にして、フラ
    ンジの頂部の傾斜が約４５度であることを特徴とする容
    器。
  16. 【請求項１６】 請求項１２に記載の容器にして、リン
    グ部材は頚部とねじ係合し、計量カップはリング部材の
    上方部分とねじ係合し、リング部材と頚部とのねじ係合
    の保持力は計量カップとリング部材とのねじ係合の保持
    力よりも実質的に大であって、ねじ戻すことによる計量
    カップの正常の取外しでは頚部の縁部とリング部材との
    間の液体密封止を開かないことを特徴とする容器。
  17. 【請求項１７】 請求項１２に記載の容器にして、計量
    カップはリング部材の内側とねじ係合し、リング部材の
    フランジの頂部が半径方向外方および上方に傾斜し、計
    量カップの開放頂部が開口の外側に傾斜部を含み、リン
    グ部材の内側に円周方向ビードが設けられ、計量カップ
    とリング部材とのねじ係合は最初に該傾斜部がフランジ
    の傾斜した頂部と係合するようになされ、計量カップを
    リング部材内でさらに回転せしめてそれぞれのねじを係
    合せしめると弾性力が生じて、計量カップとリング部材
    のビード部との間に液体密封止が形成されることを特徴
    とする容器。
JP3048163A 1990-03-15 1991-03-13 計量カツプ付きの容器 Pending JPH05124668A (ja)

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