JPH05124000A - 内装用積層シート材の溶断方法及びその装置 - Google Patents

内装用積層シート材の溶断方法及びその装置

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JPH05124000A
JPH05124000A JP28784391A JP28784391A JPH05124000A JP H05124000 A JPH05124000 A JP H05124000A JP 28784391 A JP28784391 A JP 28784391A JP 28784391 A JP28784391 A JP 28784391A JP H05124000 A JPH05124000 A JP H05124000A
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JP
Japan
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heat
interior
cut
skin
sheet material
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JP28784391A
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English (en)
Inventor
Masaaki Yoshida
政章 吉田
Tadashi Ozaki
正 尾崎
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AITESU KK
Ites Co Ltd
Original Assignee
AITESU KK
Ites Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表皮24と熱融着フィルム22とを非常に簡
単に重合融着並びに定寸法にカットすることができ、コ
ストの低減並びにメンテナンスフリーが図れると共に、
後の基材31の熱プレス成形時の融着強度のアップが図
れる実用性大なる内装用積層シート材30の溶断方法及
び装置を提供することにある。 【構成】 表皮24と熱融着フィルム22とを重ね合わ
せた内装用積層シート材30のカットラインXに沿って
熱風を吹き付けて内装用積層シート材30を非接触でカ
ットすると同時に、その熱風により内装用積層シート材
30の表皮24と熱融着フィルム22のカット端末縁部
30aを相互に熱融着せしめる熱風吹付器41を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に自動車の天井等の
内装品に利用される表皮と熱融着フィルムとを重ね合わ
せた内装用積層シート材の溶断方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】成形天井内装品の生産ラインには、図5
に示す如く、表皮自動延反装置1並びに裁断装置2が設
置されている。そして表皮自動延反装置1の上下繰出ロ
ーラ3,4にそれぞれロール状に巻き付けセットした表
皮5と熱融着フィルム(ホットメルトフィルム)6とを
連続的に引き出し、その両者を仮ラミネート工程7の上
下ローラ8,9間に送り通して重ね合わすと同時に、そ
の下側の熱ローラ9による加熱で熱融着フィルム6を表
皮5の裏面に熱融着して内装用積層シート材10を作
り、これを一旦巻取ローラ11に巻き取る。この巻き取
った内装用積層シート材10を次の工程の裁断装置2に
セットして繰出し、上下一対のカッター12,12によ
り一定長さ寸法にカットしている。
【0003】一方、図6に示す如き表皮自動延反カット
装置15なるものが知られている。これは延反とカット
を一つの装置で行うもので、上下繰出しローラ3,4に
それぞれロール状に巻き付けセットした表皮5と熱融着
フィルム6とを連続的に引き出し、この両者を上下一対
の圧接ローラ16,17間に送り通して重ね合わせるこ
とで、内装用積層シート材18を作り、そのまま次の上
下一対のカット刃19a付きヒータープレート19,1
9間に送り、そこでヒートカットプレスして内装用積層
シート材18を一定長さ寸法にカットすると同時に、上
下のヒータープレート19,19で加熱プレスした巾部
分の熱融着フィルム6を表皮5の裏面に熱融着してい
る。
【0004】なお、前述のようにして定寸法にカットし
た内装用積層シート材10或いは18は、図示しないが
基材(例えばフェノール樹脂を結着剤として混合させた
繊維からなるレジンフェルト)と重ねて成形金型内にセ
ットして熱プレス成形することで、目的の自動車などの
天井等の成形内装品とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の内装用積層シート材のカット方法並びに装置におい
ては、次のような問題があった。
【0006】つまり、前者の図5に示した場合は、表皮
自動延反装置1の仮ラミネート工程7で表皮5と熱融着
フィルム6とを熱融着した後に、裁断装置2にセットし
なおして定寸法にカットするといった完全な2工程を必
要とすることから、作業が面倒で、コスト高を招くと共
に、仮ラミネート工程7で熱融着フィルム6を表皮5に
全面融着するので、その熱融着フィルム6が広範囲に亘
り表皮5に含浸してしまい、表皮5が固くなり感触が悪
くなると共に、後の基材との熱プレス成形時の融着強度
が低下する問題があった。
【0007】後者の図6に示した場合は、表皮5と熱融
着フィルム6との重合接着及び定寸カットがヒートカッ
トプレスにより一工程で済むが、そのヒートカットプレ
スの際に、カット刃19a付きのヒータープレート1
9,19に熱融着フィルム6並びに表皮5の熱溶融物が
堆積し、その除去清掃作業などメンテナンスが大変であ
った。
【0008】本発明は前記事情に鑑みなされ、その目的
とするところは、表皮と熱融着フィルムとを非常に簡単
に重合融着並びに定寸法にカットすることができ、コス
トの低減並びにメンテナンスフリーが図れると共に、後
の基材との熱プレス成形時の融着強度のアップが図れる
実用性大なる内装用積層シート材の溶断方法を提供する
ことにある。本発明は前記内装用積層シート材の溶断方
法を実施するのに有用な内装用積層シート材の溶断装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の内装用シート材
の溶断方法は、前記目的を達成するために、表皮と熱融
着フィルムとを重ね合わせた内装用積層シート材を、こ
のカットラインに沿って熱風を吹き付けることにより非
接触でカットすると同時に、その熱風吹付器の熱風によ
り内装用積層シート材の表皮と熱融着フィルムとのカッ
ト端末縁部を相互に熱融着せしめることを特徴とする。
【0010】また、本発明の内装用シート材の溶断装置
は、表皮と熱融着フィルムとを重ね合わせた内装用積層
シート材のカットラインに沿って熱風を吹き付けること
により該内装用シート材を非接触でカットすると同時
に、その熱風により内装用シート材の表皮と熱融着フィ
ルムとのカット端末縁部を相互に熱融着せしめる熱風吹
付器を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】前記構成の内装用シート材の溶断方法及び装置
によれば、表皮と熱融着フィルムとを重ね合わせて内装
用積層シート材を構成する。この内装用積層シート材の
カットラインに沿って熱風吹付器により熱風を吹き付け
ることで、該内装用シート材を非接触でカットすると同
時に、その熱風により内装用積層シート材の表皮と熱融
着フィルムとのカット端末縁部を相互に熱融着せしめ
る。
【0012】これにて、内装用積層シート材の仮ラミネ
ート工程が省略できて、表皮と熱融着フィルムとの接合
融着並びに定寸カットが一工程で済み、作業が簡単でコ
ストの低減が図れるようになる。また熱融着フィルムを
表皮に端面縁部のみで融着するので、従来のように熱融
着フィルムが全面に亘り表皮側に多量に含浸してしまう
ことがなく、表皮の感触劣化を防止できると共に、後の
基材との熱プレス成形時の融着強度がアップするように
なる。また、熱風吹付器は表皮及び熱融着フィルムに非
接触であるために、溶融物が熱風吹付器に付くことがな
くメンテナンスが不要となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。なお、説明の便宜上本発明の内装用シ
ート材の溶断方法に用いる内装用積層シート材の溶断装
置から先に述べる。
【0014】まず、図1に示す内装用積層シート材の溶
断装置20は、上側繰出ローラ21に熱融着フィルム2
2が巻き付けられている。この熱融着フィルム22はナ
イロンからなり、溶融点が180度前後となっている。
この熱融着フィルム22は自燃性がなく、融解するとガ
ラス状の硬いたま状となる特性がある。
【0015】下側繰出ローラ23には表皮24が巻き付
けられている。この表皮24はポリエステル製の不織布
で、溶融点が240度前後となっている。この表皮24
は自燃性がなく、融解すると黒褐色の塊となる。
【0016】この熱融着フィルム22と表皮24とを重
ね合わして送り出す送り装置として上下一対の圧接ロー
ラ25,26が設けられている。この圧接ローラ25,
26の後方には内装用積層シート材30のカット装置4
0が設けられている。このカット装置40は、工業用ド
ライヤーなどの熱風吹付器41と、この熱風吹付器41
を内装用積層シート材30のカットラインXに沿って移
動させる駆動手段としてのチェーン42及びモータ43
と、この熱風吹付器41を摺動可能に支持するガイドレ
ール44とから構成されている。
【0017】前記熱風吹付器41には図3に示す如く偏
平らっぱ形状の先端ノズル41aが取り付けられてい
る。この熱風吹付器41は、図2に示す如く非接触で前
記内装用積層シート材30の熱融着フィルム22の上部
から熱風を吹付けて、表皮24及び熱融着フィルム22
を融解しカットする。また、同時にその熱風により熱融
着フィルム22を融解して内装用積層シート材30のカ
ット端末縁部30aを熱融着せしめる構成である。
【0018】このように構成された溶断装置を用いた内
装用積層シート材の溶断方法を述べる。上側繰出ローラ
21の熱融着フィルム22と下側繰出ローラ23の表皮
24をそれぞれ繰り出し、その両者を圧接ローラ25,
26間に通して互いに重ね合わせて内装用積層シート材
30を構成する。この内装用積層シート材30を更にカ
ット装置40の下面に送る。ここでカット装置40のモ
ータ43を駆動してチェーン42を介し熱風吹付器41
を内装用積層シート材30の幅方向にカットラインXに
沿って往復移動させながら、この熱風吹付器41の先端
ノズル41aより熱風を吹付けて内装用積層シート材3
0を非接触で所定長さ寸法に溶断カットすると同時に、
その熱風により内装用積層シート材30の表皮24と熱
融着フィルム22とのカット端末縁部30aを相互に熱
溶着せしめる。
【0019】これにて、内装用積層シート材30の仮ラ
ミネート工程が省略できて、表皮24と熱融着フィルム
22との接合融着並びに定寸カットが一工程で済み、作
業が簡単でコストの低減が図れるようになる。また、融
着フィルム22と表皮24の熱融着物が堆積することが
ないので、メンテナンスフリーとなる。
【0020】なお、前述のようにして定寸法にカットし
た内装用積層シート材30は、図4に示す如く、基材3
1と重ねて成形金型50a,50b内にセットして熱プ
レス成形すると同時にカット刃51によりトリミングす
ることで、目的の自動車などの天井、ドアトリム、リア
パーセル等の内装品とされる。この内装品は熱プレスの
際、前記内装用積層シート材30は、前述の如く、熱融
着フィルム22を表皮24にカット端末縁部30aのみ
で融着するので従来のように熱融着フィルム22が全面
に亘り表皮24側に多量に含浸してしまっていないの
で、その熱融着フィルム22が該熱プレス成形時に表皮
24と基材31とに十分量融着して、その両者の融着強
度がアップするようになる。
【0021】
【発明の効果】本発明の内装用積層シート材の溶断方法
及びその装置は、前述の如く構成したから、表皮と熱融
着フィルムとを非常に簡単に重合融着並びに定寸法にカ
ットすることができ、コストの低減並びにメンテナンス
フリーが図れると共に、後の基材の熱プレス成形時の融
着強度のアップが図れ実用性が大となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内装用積層シート材の溶断装置の一実
施例を示す斜視図。
【図2】同上実施例の要部断面図。
【図3】同上実施例の熱風吹付器の斜視図。
【図4】内装用積層シート材を基材と重ねた内装品の熱
プレス成形金型にセットした状態の断面図。
【図5】従来の内装用積層シート材の表皮自動延反装置
及び裁断装置を示す概略図。
【図6】別の従来の内装用積層シート材の表皮自動延反
カット装置の概略図。
【符号の説明】
22…熱融着フィルム、24…表皮、30…内装用積層
シート材、30a…カット端末縁部、41…熱風吹付
器、X…カットライン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮と熱融着フィルムとを重ね合わせた
    内装用積層シート材を、この内装用積層シート材のカッ
    トラインに沿って熱風を吹き付けることにより非接触で
    カットすると同時に、その熱風吹付器の熱風により内装
    用積層シート材の表皮と熱融着フィルムとのカット端末
    縁部を相互に熱融着せしめる内装用シート材の溶断方
    法。
  2. 【請求項2】 表皮と熱融着フィルムとを重ね合わせた
    内装用積層シート材のカットラインに沿って熱風を吹き
    付けることにより該内装用シート材を非接触でカットす
    ると同時に、その熱風により内装用シート材の表皮と熱
    融着フィルムとのカット端末縁部を相互に熱融着せしめ
    る熱風吹付器を備えたことを特徴とする内装用積層シー
    ト材の溶断装置。
JP28784391A 1991-11-01 1991-11-01 内装用積層シート材の溶断方法及びその装置 Pending JPH05124000A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109195872A (zh) * 2016-06-24 2019-01-11 捷德货币技术有限责任公司 用于打开有价文件包装的方法、装置和***
KR20200078469A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 에스.씨. 존슨 앤 선 인코포레이티드 플라스틱 필름 처리를 촉진하는 방법 및 장치

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