JPH0512332U - 自動車用洗水拭き取り布 - Google Patents

自動車用洗水拭き取り布

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JPH0512332U
JPH0512332U JP6729691U JP6729691U JPH0512332U JP H0512332 U JPH0512332 U JP H0512332U JP 6729691 U JP6729691 U JP 6729691U JP 6729691 U JP6729691 U JP 6729691U JP H0512332 U JPH0512332 U JP H0512332U
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JP
Japan
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melting point
point hydrophobic
woven fabric
automobile
water
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Application number
JP6729691U
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English (en)
Inventor
憲行 木村
彰 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車を洗った後に、自動車表面に残ってい
る洗水を良好に吸水しうる自動車用洗水拭き取り布を提
供する。 【構成】 この自動車用洗水拭き取り布は、不織布1で
形成された袋体となっている。この袋体には、高吸水性
重合体粉末2が密封されている。不織布1は、高融点疎
水性繊維と低融点疎水性繊維で構成されている。この不
織布1は、一般的にはサーマルボンド不織布と呼ばれる
ものであり、低融点疎水性繊維の溶融・固着によって高
融点疎水性繊維相互間が結合されている。袋体の縁部
は、低融点疎水性繊維の溶融・固着によって封緘されて
いる。この封緘の際には、低融点疎水性繊維と共に高融
点疎水性繊維が溶融・固着せしめられていてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車を水洗いした後、自動車の表面に残る洗水を拭き取るために 使用する自動車用洗水拭き取り布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車を水洗いした後、自動車の表面に残る洗水を拭き取るために 、木綿糸で製織されたタオルが使用されている。しかし、タオルを使用した場合 には、以下の如き欠点があった。即ち、(1)自動車表面に残っている洗水は多量 であるため、タオルが吸水した洗水を何度も絞って除去しながら、タオルを使用 しなければならず、拭き取りが煩雑であるという欠点、(2)自動車の窓ガラスに 付着した洗水をタオルで拭き取ると、タオルの材料である木綿繊維が窓ガラスに 付着するという欠点、(3)タオルを使用した場合には、自動車表面から完全に洗 水を拭き取るのが難しく、少量の洗水がどうしても自動車表面に残ったままとな り、それが汚れとなって残るという欠点があった。
【0003】 上記の欠点を解決するためには、タオルの素材として吸水性の大きいもの、例 えば高吸水性レーヨン繊維を使用することが考えられる。しかし、このような素 材を使用した場合、(1)の欠点はある程度解決することができるが、(2)及び(3) の欠点を解決することは困難であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案者等は、(2)及び(3)の欠点が何故解決できないのかを検討した。その結 果、従来のタオルはその拭き取り面、即ち自動車表面と接触するタオルの表面が 親水性繊維で構成されているためであることが判明した。即ち、タオルの拭き取 り面を親水性繊維で構成すると、この親水性繊維は水との親和性が良好で洗水に 付着しやすいのである。このため、(2)の欠点が生じるのである。また、タオル の拭き取り面が親水性繊維であるため、タオルの拭き取り面で洗水を吸水するこ とになり、一旦吸水した洗水は、拭き取り中に再び拭き取り面から自動車表面に 逆移行(逆汚染)するのである。洗水が逆汚染すると、(3)の欠点が生じるので ある。
【0005】 そこで、本考案は、拭き取り面を親水性繊維で構成しないで、洗水と拭き取り 面を構成する素材とが付着しにくいようにすると共に、拭き取り面の更に上側で 且つ高吸水性の物質で洗水を吸水することにより、上記(1)〜(3)の欠点を解決し ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、不織布で形成された袋体に高吸水性重合体粉末が密封されて なる自動車用洗水拭き取り布であって、該不織布は高融点疎水性繊維と低融点疎 水性繊維とで構成され、且つ該袋体の縁部は、少なくとも該低融点疎水性繊維を 溶融・固着させることにより封緘されていることを特徴とする自動車用洗水拭き 取り布に関するものである。
【0007】 本考案に係る自動車用洗水拭き取り布は、不織布1で形成された袋体に高吸水 性重合体粉末2が密封されてなるものである。不織布1は、高融点疎水性繊維と 低融点疎水性繊維で構成されている。即ち、不織布1は疎水性繊維で構成されて いるものである。これは、不織布1表面が拭き取り面となるため、拭き取り面で 洗水が吸収されにくくするためである。なお、この不織布1中には、本考案の目 的を逸脱しない程度の若干量の親水性繊維が混入されていてもよいことは勿論で ある。高融点疎水性繊維としては、ポリエステル繊維,ポリアクリロニトリル繊 維,ポリプロピレン繊維等が使用される。また、低融点繊維としては、使用した 高融点疎水性繊維よりも融点の低い、低融点ポリエステル繊維,低融点ポリプロ ピレン繊維等が使用される。不織布1は、高融点疎水性繊維と低融点疎水性繊維 とが混合され、低融点疎水性繊維の溶融・固着によって高融点疎水性繊維相互間 が結合されてなる、いわゆるサーマルボンド不織布と言われるものである。
【0008】 この不織布1で袋体を形成するには、不織布1を二枚積層しその四周の縁部を 封緘してもよいし、また不織布1を二つ折りしてその三周の縁部を封緘してもよ い。封緘するには、不織布1を構成する低融点疎水性繊維を溶融・固着させ、不 織布1が重合している縁部を接着(いわゆるヒートシール)させる。この封緘の 際には、低融点疎水性繊維だけではなく、高融点疎水性繊維をも溶融・固着させ てもよい。
【0009】 この袋体には、高吸水性重合体粉末2が密封されている。高吸水性重合体とし ては、澱粉−アクリロニトリルグラフト重合体,澱粉−アクリル酸塩グラフト重 合体,ポリアクリル酸塩の自己架橋物,アクリル酸−アクリロニトリル共重合体 ,ポリアクリル酸塩の架橋物等のアクリル系重合体が、一般的に使用される。こ の高吸水性重合体粉末2は、自重の10倍以上の水を吸水,捕捉し、一旦捕捉した 水は外圧を加えても外部に放出しにくいという性質を持つものである。また、本 考案においては、高吸水性重合体は粉末の形態で適用される。これは、拭き取り 布としての柔軟性を阻害しないためである。
【0010】
【実施例】
実施例 ポリエステル短繊維70重量%と低融点ポリエステル短繊維30重量%とを均一に 混合して、不織ウェブを作成した。この不織ウェブを、一対の加熱ローラ間に導 入して、低融点ポリエステル短繊維を溶融させ、ポリエステル短繊維相互間を固 着させて、不織布シートを得た。この不織布シートを縦50cm,横40cmの大きさに 切断した。この一定の大きさの不織布を二枚積層し、その間に高吸水性アクリル 系重合体を挟んだ。そして、この積層体の四周の縁部を加熱及び加圧し、低融点 ポリエステル短繊維を溶融させ、縁部を封緘した。このようにして得られた自動 車用拭き取り布を使用して、洗車後自動車の表面に残っている洗水を拭き取った ところ、洗水を良好に吸水することができ、また自動車表面に洗水が殆ど残らな かった。更に、自動車の窓ガラス表面の洗水を拭き取ったところ、窓ガラスにポ リエステル短繊維が付着することも少なかった。
【0011】
【作用及び考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る自動車用洗水拭き取り布は、拭き取り面が 疎水性繊維で構成されているため、拭き取り面で洗水を吸水せず、拭き取り面の 上側に存在する高吸水性重合体粉末によって洗水が吸水,捕捉される。従って、 拭き取り面から洗水が自動車表面に逆移行することが少なく、自動車表面の洗水 を奇麗に拭き取ることができるという効果を奏する。また、自動車の窓ガラス表 面の洗水を拭き取った場合においても、拭き取り面が疎水性繊維であるため、窓 ガラスの洗水に疎水性繊維が付着するということを防止しうる。また、高吸水性 重合体粉末は、洗水を大量に吸収,捕捉することができるので、自動車表面に多 量の洗水が残っていても、その洗水をほぼ完全に拭き取ってしまうことができる という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例に係る自動車用洗水拭き取り布の
模式的横断面図である。
【符号の説明】
1 不織布 2 高吸水性重合体粉末

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布で形成された袋体に高吸水性重合
    体粉末が密封されてなる自動車用洗水拭き取り布であっ
    て、該不織布は高融点疎水性繊維と低融点疎水性繊維と
    で構成され、且つ該袋体の縁部は、少なくとも該低融点
    疎水性繊維を溶融・固着させることにより封緘されてい
    ることを特徴とする自動車用洗水拭き取り布。
JP6729691U 1991-07-29 1991-07-29 自動車用洗水拭き取り布 Pending JPH0512332U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145837U (ja) * 1984-08-29 1986-03-27 東邦スチ−ル工業株式会社 折り畳み机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58120315A (ja) * 1982-01-13 1983-07-18 Toshiba Corp フエイズシフタ
JPH02175355A (ja) * 1988-12-27 1990-07-06 Sumiko Nagamori つや出しシート

Patent Citations (2)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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