JPH05122659A - フイールド変換装置 - Google Patents

フイールド変換装置

Info

Publication number
JPH05122659A
JPH05122659A JP3308230A JP30823091A JPH05122659A JP H05122659 A JPH05122659 A JP H05122659A JP 3308230 A JP3308230 A JP 3308230A JP 30823091 A JP30823091 A JP 30823091A JP H05122659 A JPH05122659 A JP H05122659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
field
video signal
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3308230A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Hosokawa
恭一 細川
Hitoaki Owashi
仁朗 尾鷲
和彦 ▲吉▼澤
Kazuhiko Yoshizawa
美代子 ▲吉▼越
Miyoko Yoshikoshi
Toshiaki Takahashi
利明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3308230A priority Critical patent/JPH05122659A/ja
Priority to US07/968,579 priority patent/US5497237A/en
Publication of JPH05122659A publication Critical patent/JPH05122659A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィールド間の信号処理を含むフィールド変
換回路をVTRに適応した際、サーボのアンロック等に
よる再生異常に対しても、出力信号に影響が及ばないよ
うにする。 【構成】 再生信号のフィールドナンバ情報PBFと再
生モード信号PBMとより、保護回路70で再生状態の
異常を検出し、所定の期間ゲート信号G2を出力しす
る。このゲート信号G2の期間、動き検出回路30の動
き信号を所定の値に設定し、フィールド変換回路40の
Y/C分離回路50、走査線変換回路60が夫々ライン
間の信号処理演算を行なうようにする。 【効果】 再生異常が生じても、これに影響されない良
好なフィールド変換処理が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置(以
下、VTRと略す)等記録再生装置の特殊再生時に、任
意のフィールドナンバーのデータより、異なるフィール
ドナンバーのフィールドデータを作り出すフィールド変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等に記録された映像信号を再生す
る際、再生時間の調整のため、あるいはスローモーショ
ン、静止画、倍速再生などの特殊効果を得るために、画
面を間引いたり、同一画面を繰り返して再生することが
ある。この時、映像信号のインタレース条件や、色副搬
送波の位相(以下、カラー位相という)の連続性の条件
を満足するように、即ち、フィールドナンバの連続性を
保つために、再生映像信号とは異なるフィールドナンバ
の映像信号に変換する必要が生じる場合がある。このよ
うな場合に、映像信号をフィールド間で信号処理して補
間するフィールド変換回路の動き検出回路の1例が、特
公平3−13790号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の動き検
出回路により、静止画と判断された場合には、フィール
ド間の信号処理、動画と判断された場合には、同じフィ
ールド内のライン間信号処理するように、フィールド変
換回路が制御される。この時、フィールド間の信号処
理、動き検出回路に関しては、フィールドのインタレー
ス条件、カラー位相の連続性の条件を用いた信号処理を
しているため、条件を満たしたフィールドとの間で信号
処理する必要がある。
【0004】しかし、上記従来技術では、VTRにおけ
るサーボロックするまでの移行期間、サーボ異常時の状
態については何ら考慮されておらず、上記動き検出回
路、フィールド変換回路が誤動作する可能性があった。
【0005】本発明の目的は、かかる問題を解消し、記
録再生装置の異常再生動作時においても、良好なフィー
ルド変換動作を行なうようにしたフィールド変換装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、記録再生装置の再生映像信号をもとに動
き検出回路が動きの有無を検出して動き信号を発生し、
該動き信号に応じて該再生映像信号をフィールド変換す
るフィールド変換回路の処理動作を制御するようにした
フィールド変換装置において、該記録再生装置の異常状
態を検出し所定期間のゲート信号を発生する保護回路
と、該ゲート信号以外の期間該動き信号を通過させ該ゲ
ート信号期間予め決められた所定値の動き信号を出力し
て夫々該フィールド変換回路に供給するゲート回路とを
設ける。また、動き検出回路もこのゲート信号によって
制御される。
【0007】
【作用】保護回路が記録再生装置の異常状態を検出しな
いときには、フィールド変換回路は動き検出回路からの
動き信号に応じた処理動作をなし、記録再生装置の再生
映像信号はフィールド変換回路で所望のフィールドナン
バのフィールドからなる映像信号となる。
【0008】保護回路が記録再生装置の異常状態を検出
すると、ゲート回路は所定値の動き信号を出力し、これ
に応じてフィールド変換回路は再生映像信号を処理す
る。この場合、フィールド変換回路は再生映像信号をそ
のフィールドデータのみを用いたライン間の信号処理
し、これによって記録再生装置の異常動作による影響が
除かれる。
【0009】また、このゲート信号により、動き検出回
路は、所定の再生状態に記録再生装置があるときの動き
信号を出力する状態となり、これにより、ゲート信号が
終ると、直ちに正常の動き信号が出力できるようにな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明によるフィールド変換装置の一実施例
を示すブロック図であって、NTSC方式の映像信号
(以下、NTSC信号という)をディジタル記録再生す
るVTRの再生系に適用したものとしており、1はかか
るVTRの再生映像信号V0の入力端子、2は再生映像
信号V0のフィールドナンバを示す情報(以下、フィー
ルドナンバ情報という)PBFの入力端子、3はVTR
の再生状態(通常再生、特殊再生等)を示す再生モード
信号PBMの入力端子、10〜14はフィールドメモ
リ、20はフィールドメモリ10〜14の出力映像信号
V1〜V5を再生モード信号PBM、フィールドナンバ
情報PBFに応じて選択する選択回路、30は動き検出
回路、31はゲート回路、50は映像信号から色信号と
輝度信号とを分離するY/C分離回路、60は走査線変
換回路、40はフィールド変換回路、50はY/C分離
回路、60は走査線変換回路、70は再生状態の異常を
検出し誤動作を防止するための保護回路、80は信号処
理した後の再生映像信号の出力端子である。
【0011】次に、この実施例の動作について説明する
が、まず、正常な再生状態(即ち、フィールドナンバ順
に各フィールドが再生される状態)での基本的信号処理
について説明する。図1において、入力端子1から入力
されたVTR(図示せず)の再生映像信号V0は、フィ
ールドメモリ10〜14で順に1フィールドずつ遅延さ
れる。これらフィールドメモリ10〜14は、図示しな
い制御回路により、通常再生、特殊再生等の各再生モー
ドに応じた制御がなされる。各フィールドメモリ10〜
14から出力される映像信号V1〜V5は夫々選択回路
20に供給される。即ち、選択回路20には、再生映像
信号V0の1、2、3、4、5フィールド遅延した映像
信号V1〜V5が入力されていることになる。選択回路
20は、入力端子3からの再生モード信号PBM、入力
端子2からのフィールドナンバ情報PBFに応じて映像
信号V1〜V5のいずれかを選択し、動き検出回路30
及びフィールド変換回路40に供給する。
【0012】動き検出回路30は、再生映像信号V0が
静止画信号であるか或いは動画信号であるかを画素毎に
判別する回路であって、その構成はいろいろ考えられる
が、基本的には、映像信号をフィールド間で演算処理
し、その演算結果を動き信号として出力するものであ
る。例えば、上記の特公平3−13790号公報に示さ
れる動き検出回路では、遅延されない映像信号と1フレ
ーム遅延された映像信号との差信号と、遅延されない映
像信号と2フレーム遅延された映像信号との差信号とを
得、これら差信号を合成し、得られた合成信号を時空間
フィルタで処理することにより、動き領域を拡大して動
き信号を得ている。
【0013】動き検出の原理は、NTSC信号における
色副搬送波の位相(以下、カラー位相という)の連続
性、走査線のインタレースに基づいており、これを図2
を用いて簡単に説明する。
【0014】同図において、#1、#2、#3、#4は
フィールドナンバを示し、図中の矢印はカラー位相を表
している。NTSC信号では、フィールド毎に走査線が
インタレースし、カラー位相は走査線毎に反転してい
る。また、1フレーム(=2フィールド)が525本の
走査線で構成されるため、画面上の同じ位置の走査線で
のカラー位相が一致するのは4フィールド(2フレー
ム)後である。映像信号とこれを1フレーム遅延した映
像信号との間で減算処理すると、この映像信号が静止画
である場合、これら映像信号間でカラー位相が反転した
関係にあり、また、輝度信号は等しいから、色成分が2
倍のレベルで得られ、輝度成分は0になる。しかし、動
画信号である場合には、1フレーム間で輝度信号は等し
くない部分があるから、減算処理した結果、この部分で
輝度信号の差分信号が得られる。従って、低域通過フィ
ルタ(以下、LPFという)でこの減算結果の低域成分
を取り出せば、輝度信号の1フレームの差分信号が得ら
れ、これが動き信号となる。また、映像信号とこれを2
フレーム遅延した映像信号とはカラー位相も一致してい
る。このため、この映像信号が静止画信号である場合、
これらで減算処理すると、得られる輝度成分、色成分は
ともに0になる。動画信号の場合には、上記と同様、0
でない輝度信号の差分信号が得られる。このようにして
得られた減算結果を合成し、さらに、映像信号が動画信
号であっても、その画像の静止した部分では静止画信号
と同様であるので、静止画領域と動画領域とを滑らかに
つなぐため、時空間フィルタによって動き領域を拡大
し、かかる処理を経た信号を動き信号として出力する。
【0015】図3はかかる信号処理を行なう図1での動
き検出回路30の一具体例を示すブロック図であって、
301は再生映像信号V0の入力端子、302、303
は選択回路20の出力映像信号の入力端子、304は保
護回路70からのゲート信号G2の入力端子、310、
311は減算器、320はゲート回路、330はLP
F、350は合成回路、360は時空間フィルタ、37
0は動き信号の出力端子である。
【0016】同図において、入力端子301には再生映
像信号V0が入力され、入力端子302には再生映像信
号V0よりも1フレーム前の映像信号(ここでは、フィ
ールドメモリ11からの映像信号V2)が、また、入力
端子303には2フレーム前の映像信号(ここでは、フ
ィールドメモリ13からの映像信号V4)が夫々選択回
路20で選択されて入力される。そして、減算器310
では映像信号V0、V2の減算処理がなされ、減算器3
11では映像信号V0、V4の減算処理がなされる。減
算器310からの差信号はLPF330によってその低
域成分のみ分離され、合成回路350で減算器311か
らの差信号と合成される。この合成信号はゲート回路3
20に供給される。
【0017】ゲート回路320は保護回路70(図1)
から出力されて入力端子304から入力されるゲート信
号G2によって制御され、正常な状態では、合成回路3
50の出力信号をそのまま通過させる(再生状態が異常
な場合の動作については後で説明する)。ゲート回路3
20の出力信号は時空間フィルタ360に供給される。
この時空間フィルタ360はフィールドメモリ、ライン
メモリ等で構成されており、上記演算結果を水平、垂
直、時間方向に広げるように処理し、動き信号として出
力端子370から出力する。
【0018】次に、図1でのフィールド変換回路40に
ついて説明する。フィールド変換回路40はY/C分離
回路50と走査線変換回路60で構成されており、以下
に示す信号処理を行なう。その概略を示すと、まず、入
力された再生映像信号V0を、Y/C分離回路50によ
り、選択回路20で選択された映像信号を用いて輝度信
号と色信号に分離し、次に、走査線変換回路60によ
り、出力のフィールドに合わせるため、これら輝度信
号、色信号に夫々走査線変換処理を施すとともに、色信
号は出力のフィールドに応じてカラー位相合わせを行な
い、輝度信号に加算して出力端子80から出力する。
【0019】図4はこのY/C分離回路50の一具体例
を示すブロック図であって、501は再生映像信号V0
の入力端子、502〜504は選択回路20で選択され
た映像信号の入力端子、505はゲート回路31を介し
て動き検出器30から供給される動き信号の入力端子、
510は現フィールド用信号処理回路、511は前フィ
ールド用信号処理回路、520はライン間Y/C分離回
路、521はライン間Y/C分離回路、530はフレー
ム間Y/C分離回路、531はフレーム間Y/C分離回
路、540は動き信号によって制御される合成回路、5
41は動き信号によって制御される合成回路、550は
減算器、551は減算器、561、563は輝度信号の
出力端子、562、564は色信号の出力端子である。
【0020】同図において、入力端子501からは再生
映像信号V0(そのフィールドを現フィールドという)
が入力され、入力端子502からは再生映像信号V0よ
りも1フレーム前の映像信号(選択回路20で選択され
たフィールドメモリ11からの映像信号V2)が入力さ
れ、夫々現フィールド用信号処理回路510に供給され
る。現フィールド用信号処理回路510では、再生映像
信号V0でのライン相関を利用したライン間Y/C分離
回路520と、再生映像信号V0とこれより1フレーム
前の映像信号V2とのフレーム相関を利用したフレーム
間Y/C分離回路530とにより、夫々色信号が分離さ
れる。
【0021】ライン間Y/C分離回路520は再生映像
信号V0とこれを1ライン遅延した映像信号とで減算処
理する。そこで、再生映像信号V0が静止画信号、動画
信号に拘らず、輝度信号にライン相関があり、また、ラ
イン間でカラー位相が反転するから、ライン間Y/C分
離回路520では、再生信号V0が静止画信号、動画信
号に拘らず、色信号のみが分離される。
【0022】フレーム間Y/C分離回路530は再生映
像信号V0とこれより1フレーム遅延の映像信号V2と
で減算処理する。そこで、再生映像信号V0が静止画信
号である場合、図2に示したように、1フレーム間での
映像信号はカラー位相が反転しており、輝度信号にフレ
ーム相関があることから、再生映像信号V0とこれより
1フレーム遅延の映像信号V2とで減算処理することに
より、色信号を分離することができる。しかし、動画信
号の場合には、輝度信号にフレーム相関がないため、色
信号のみの分離は不可能である。
【0023】ライン間Y/C分離回路520とフレーム
間Y/C分離回路530とで分離された夫々の色信号は
合成回路540に供給され、入力端子505から入力さ
れる動き信号に応じた合成処理がなされ、色信号C0と
して減算器550と出力端子562とに送られる。即
ち、合成回路540では、再生映像信号V0が完全に静
止画信号である場合には、フレーム間Y/C分離回路5
30からの色信号のみを出力し、完全に動画信号の場合
には、ライン間Y/C分離回路520からの色信号のみ
を出力し、静止画と動画の間の映像信号の場合には、フ
レーム間Y/C分離回路530からの色信号とライン間
Y/C分離回路520からの色信号とを動き信号に応じ
た所定の比率で合成して出力する。
【0024】合成回路540から出力される色信号C0
は出力端子562から出力されると共に、減算器550
に供給され、再生映像信号V0から減算する。これによ
って輝度信号Y0が分離され、出力端子561から出力
される。
【0025】前フィールド用信号処理回路511は現フ
ィールド用信号処理回路510と同じ構成をなしてお
り、入力端子503から再生映像信号V0よりも1フィ
ールド前の映像信号(フィールドメモリ10からの映像
信号V1)が入力され、入力端子504から再生映像信
号V0よりも3フィールド前の映像信号(フィールドメ
モリ12からの映像信号V3)が入力される以外、現フ
ィールド用信号処理回路510の動作と同じである。従
って、前フィールド用信号処理回路511の出力端子5
63、564からは夫々、前フィールドの輝度信号Y
1、色信号C1が出力される。
【0026】以上の信号処理によって得られた輝度信号
Y0、Y1と色信号C0、C1とは図1の走査線変換回
路60に供給される。
【0027】図5は図1における走査線変換回路60の
一具体例を示すブロック図であって、601は輝度信号
Y0の入力端子、602は色信号C0の入力端子、60
3は輝度信号Y1の入力端子、604は色信号C1の入
力端子、605は動き信号の入力端子、610、611
はラインメモリ、620は輝度信号処理回路、640は
ライン間信号処理回路、650はフィールド間信号処理
回路、660は合成回路、630は色信号処理回路、6
70は加算器、680は出力端子である。
【0028】同図において、入力端子601から入力さ
れた輝度信号Y0はラインメモリ610と輝度信号処理
回路620とに供給される。また、この輝度信号処理回
路620には、ラインメモリ610で入力輝度信号Y0
が1ライン分遅延させた輝度信号Y01と、入力端子6
03から入力される前フィールドの輝度信号Y1も供給
される。輝度信号処理回路620は、基本的には、ライ
ン間信号処理(動画処理)回路640とフィールド間信
号処理(静止画処理)回路650と合成回路660とで
構成されている。
【0029】ライン間信号処理回路640では、現フィ
ールドの輝度信号Y0とその1ライン前の輝度信号Y0
1とで図6(a)に示すような演算が行なわれる。即
ち、奇数フィールドから奇数フィールドへ、偶数フィー
ルドから偶数フィールドへの変換の場合には演算1を用
いて、また、奇数フィールドから偶数フィールドへ、偶
数フィールドから奇数フィールドへの変換の場合には演
算2を用いて夫々走査線変換が行なわれる。フィールド
間信号処理回路650では、現フィールドの輝度信号Y
0とその1ライン前の輝度信号Y01と1フィールド前
の輝度信号Y1とで図6(b)に示すような演算が行な
われる。即ち、奇数フィールドから奇数フィールドへ、
偶数フィールドから偶数フィールドへの変換の場合には
演算3を用いて、また、奇数フィールドから偶数フィー
ルドへ、偶数フィールドから奇数フィールドへの変換の
場合には演算4を用いて夫々走査線変換が行なわれる。
但し、フィールド間信号処理回路650による処理は静
止画の場合、即ち、フィールド間で相関がある場合のみ
有効である。
【0030】以上の演算処理によって得られたライン間
信号処理回路640とフィールド間信号処理回路650
の出力信号は、入力端子605から入力される動き信号
に応じて合成回路660で合成される。即ち、合成回路
660は、完全静止画のときにはフィールド間信号処理
回路650の出力信号を、完全動画のときにはライン間
信号処理回路640の出力信号を、また静止画と動画の
間のときにはフィールド間信号処理回路650の出力信
号とライン間信号処理回路640の出力信号を動き信号
に応じた所定の比率で合成し、夫々走査線変換した輝度
信号として出力する。
【0031】一方、色信号処理回路630では、入力端
子602、604からの色信号C0、C1、及び色信号
C0をラインメモリ611で1ライン分遅延した色信号
C01について、基本的に輝度信号処理回路620と同
じ信号処理が行われる。図2に示したように、1ライン
前、1フィールド前の色信号C01、C1は、現フィー
ルドの色信号C0に対し、必ずカラー位相が反転してい
るので、色信号C01、C1を反転させてから上記の輝
度信号と同じ処理を行なう。具体的な信号処理は輝度信
号の場合と同じなので、その説明を省略する。演算処理
した後、輝度信号処理と同様に、ライン間とフィールド
間の信号処理結果を動き信号に応じて合成する。さら
に、出力するフィールドナンバに応じて色信号のカラー
位相合わせが行なわれる。これにより、走査線変換され
た色信号が得られる。この色信号は加算器670で輝度
信号処理回路620からの輝度信号と加算され、フィー
ルド変換されたNTSC信号として出力端子80から出
力される。
【0032】以上は正常な再生状態(即ち、フィールド
ナンバが順に再生される状態)での信号処理である。し
かし、VTRには可変速再生が不可欠である。この場合
には、フィールドナンバは連続しないが、その場合で
も、上記の信号処理が可能なように、選択回路20はフ
ィールドメモリ10〜14の出力の選択動作行なう。以
下、この場合の選択回路20の動作について説明する。
【0033】既に説明してきた動き検出回路30、フィ
ールド変換回路40での信号演算は、NTSC信号のフ
ィールドインターレース、カラー位相の条件を利用して
行なわれるものであり、選択回路20では、かかる演算
が行なわれるように、フィールドメモリ10〜14の出
力映像信号を選択し、これら動き検出回路30やフィー
ルド変換回路40に送る。
【0034】ここで、その一例として、0〜1倍速の可
変速再生の場合を図7で説明する。但し、図中、No.
はフィールド単位の時系列、#1、#2、#3、#4は
フィールドナンバ、V0は再生映像信号、V1、V2、
V3、V4、V5はそれぞれフィールドメモリ10、1
1、12、13、14の出力映像信号を示している。こ
こでは、No.1以前はフィールドナンバ連続で映像信
号が再生されているものとする。この例では、0〜1倍
速再生のため、同一フィールドが再生される状態がN
o.3〜No.5の間で起きている。図1には示さなか
ったが、フィールドメモリ10〜14では、図示しない
制御回路により、同一フィールドが供給された場合に
は、書込みを中止し(図7の例では、No.4、5のフ
ィールド期間)、既に書き込んである映像信号を繰返し
読み出すように制御され、これにより、選択回路20の
入力映像信号、即ち、フィールドメモリ10〜14の出
力映像信号V1〜V5のフィールドナンバは図7に示し
たようになる。選択回路20は、かかる入力映像信号V
1〜V5に対し、上述したように、動き検出回路30、
フィールド変換回路40に必要な映像信号を選択して供
給する。
【0035】そこで、動き検出回路30で必要とする映
像信号は、上述したように、再生映像信号V0に対し、
入力端子302から入力されるべき1フレーム前の映像
信号と入力端子303から入力されるべき2フレーム前
の映像信号である。従って、図7に示すように、動き検
出回路30には、通常では(即ち、フィールドナンバが
連続しているときには)、映像信号V2、V4が供給さ
れているが、同一フィールドが繰返し再生される場合に
は、映像信号V3、V5が供給されなければならず、常
に再生映像信号V0の1フレーム前と2フレーム前の映
像信号が供給されるように選択回路20が動作する。ま
た、フィールド変換回路40のY/C分離回路50で
は、再生映像信号V0に対し、1、2、3フィールド前
の映像信号が必要である。従って、図7に示すように、
フィールド変換回路40のY/C分離回路50には、通
常では、映像信号V1、V2、V3が供給されるが、同
一フィールドが繰返し再生される場合には、映像信号V
2、V3、V4が供給されなければならず、常に再生映
像信号V0の1、2、3フィールド前の映像信号が供給
されるように選択回路20が動作する。
【0036】なお、ここでは、0〜1倍速再生の場合で
あるが、例えば、−1〜0倍速再生や1倍速近傍の再生
の場合でも、上記と同様に、選択回路20は各フィール
ドメモリ10〜14の出力信号を切り替えて、動き検出
回路30やフィールド変換回路40に必要な映像信号を
供給している。
【0037】次に、図1における保護回路70について
説明する。VTRでは、サーボロックするまでの期間や
再生モードの切替え、サーボ異常等によって再生状態が
異常、即ち、フィールドシーケンスが崩れる場合があ
る。例えば、前記した0〜1倍速再生時に、図8に示す
ような異常状態が起きた場合を考えてみる。この例はN
o.4とNo.5の間で再生フィールドが3フィールド
跳んだ場合を示したものである。通常、0〜1倍速再生
時ではこのような状態は起きないはずであり、かかる異
常状態が検出されないと、選択回路20は通常と同じよ
うに作用するため、動き検出回路30、フィールド変換
回路40には図8に示すような映像信号が供給される。
従って、動き検出回路30、フィールド変換回路40に
おけるフィールド間信号処理部分は、所定の信号、即
ち、動き検出回路30では、再生映像信号V0に対し、
1フレーム前の映像信号と2フレーム前の映像信号と
が、フィールド変換回路40のY/C分離回路50で
は、再生映像信号V0に対し、1、2、3フィールド前
の映像信号が夫々供給できなくなり、このため、図8の
斜線で示した期間夫々が誤動作してしまう。但し、フィ
ールド変換回路40において、Y/C分離回路50のラ
イン間信号処理部分や走査線変換回路60のライン間信
号処理部分では、再生映像信号V0だけで信号処理を行
なっているから、誤動作することはない。
【0038】保護回路70は、上記のような異常状態が
生じても、出力端子80から得られる映像信号が破綻を
きたさないようにするための回路であって、図9はかか
る保護回路70の一具体例を示すブロック図であり、7
01はフィールドナンバ情報PBFの入力端子、702
は再生モード信号PBMの入力端子、710、711は
1フィールド遅延回路、720は再生状態デコード回
路、730はモード切替検出回路、740は異常検出回
路、750はアンドゲート、760はカウンタ回路、7
70はゲート信号G2の出力端子である。
【0039】同図において、入力端子701から入力さ
れたフィールドナンバ情報PBFと、これが1フィール
ド遅延回路710で遅延させたフィールドナンバ情報D
PBFとが再生状態デコード回路720に供給される。
再生状態デコード回路720では、フィールドナンバ情
報PBF、DPBFを比較し、状態信号J0、J1、J
2、J3を出力する。ここでは、状態信号J0はフィー
ルドナンバ情報DPBFに対してフィールドナンバ情報
PBFが0フィールド進んだ場合(同一フィールドが再
生される場合)にのみ、状態信号J1は同じく1フィー
ルド進んだ場合にのみ、状態信号J2は同じく2フィー
ルド進んだ場合にのみ、状態信号J3は同じく3フィー
ルド進んだ場合にのみ夫々ローレベル(以下、Lレベル
という)となり、その他の場合にはハイレベル(以下、
Hレベルという)となる。これら状態信号J0、J1、
J2、J3は異常検出回路740に供給され、また、状
態信号J0はカウンタ回路760にも停止信号として供
給される。
【0040】異常検出回路740には、また、入力端子
702から入力された再生モード信号PBMとカウンタ
760から出力されるゲート信号G2も供給され、これ
ら状態信号J0、J1、J2、J3、再生モード信号P
BM及びゲート信号G2に応じて異常状態を検出する。
例えば、0〜1倍速再生時では、再生フィールドが1フ
ィールド進む場合(状態信号J1がLレベル)と同一フ
ィールドが再生される場合(状態信号J0がLレベル)
は正常であり、その他の状態、即ち状態信号J2、J3
がLレベルとなる場合は0〜1倍速再生時には有り得な
い状態である。従って、検出回路740は、かかる有り
得ない状態を異常状態として検出し、Lレベルの異常検
出信号A1を出力する。このように、異常検出回路74
0は、現在の再生モードにおいて、通常起こらない状態
であるとき、これを異常状態として検出する。
【0041】一方、入力端子702から入力された再生
モード信号PBMとこれを1フィールド遅延回路711
で遅延させた再生モード信号DPBMとは、モード切替
検出回路730に供給される。例えば0〜1倍速再生の
モードから逆転再生へ再生モードが切り替わった場合、
この切替えによってサーボがロックするまでの間どのよ
うな再生状態になるかわからない。このため、モード切
替検出回路730は、再生モードが切り替わったことを
検出してLレベルのモード切替検出信号A2を出力す
る。
【0042】異常検出信号A1とモード切替検出信号A
2はアンドゲート750に供給される。アンドゲート7
50は異常検出信号A1、モード切替検出信号A2の少
なくともいずれか一方がLレベルのとき、Lレベルの信
号を出力する。アンドゲート750のLレベルの出力信
号はカウンタ回路760にリセット信号として供給され
る。カウンタ回路760はリセットされた後所定の期間
Hレベルのゲート信号G2を出力する。ここでいう所定
の期間とは、異常状態が検出されてから各信号処理回路
が正常な動作を開始できるようになるまでの期間、図8
の例では、斜線で示す4フィールドの期間である。
【0043】なお、異常検出信号A1、モード切替検出
信号Aとのレベルは任意とすることができ、これに応じ
てアンドゲート750の代りに他のゲート回路を用いる
ことができる。
【0044】異常検出回路740は、また、ゲート信号
G2に応じた異常状態の検出動作を行なう。この実施例
の信号処理回路では、最低連続した4フィールドの映像
信号がないと正常な信号処理を行なうことができない。
このため、一旦異常状態が生じると、連続した4フィー
ルドの映像信号が再生されるまでフィールド間で行なっ
ている信号処理は再開できない。従って、ゲート信号G
2がHレベルにある期間中、異常検出回路740は上述
した動作と異なる異常検出を行なう。
【0045】まず、状態信号J1がLレベルの場合に
は、フィールドが順番に再生されているから、何ら問題
ない。次に、異常状態が検出されてゲート信号G2がH
レベルであるときに状態信号J2、J3がLレベルにな
った場合には、再生モードに関係なく、異常として検出
し、カウンタ回路760はリセットされその時点からカ
ウント動作をやり直すようになっている。従って、この
時点から所定期間Hレベルのゲート信号G2が出力され
直されることになる。また、ゲート信号G2がHレベル
であるときに状態信号J0がLレベルとなる場合には、
異常とはならないが、状態信号J0がLレベルの間は同
一フィールドが再生されているので、連続した4フィー
ルドの信号が再生されたことにならない。そこで、既述
したように、状態信号J0がLレベルの間はカウンタ回
路760のカウント動作が一時停止してゲート信号G2
はそのままHレベルに保持され、次のフィールドが再生
されて状態信号J0がHレベル、J1がLレベルとなる
と、カウント動作が再開し、カウント値が所定値になる
までゲート信号G2はHレベルとなるようにしている。
これにより、一旦異常状態が生じると、連続した4フィ
ールドの信号が再生されるまで、ゲート信号G2はHレ
ベルを維持する。
【0046】以上述べたようにして、保護回路70で
は、再生状態の異常と再生モードが切り替わったときを
検出し、その時点から連続した所定のフィールド数(こ
の実施例では4フィールド)だけ映像信号が再生される
まで、Hレベルのゲート信号G2が出力される。
【0047】なお、この実施例では、再生状態の異常検
出に再生フィールドナンバを用いたが、本発明はこれに
限ることなく再生状態をモニターできる信号であれば、
例えばタイムコード等の信号を用いても構わない。
【0048】次に、ゲート信号G2がHレベルにある期
間(これを保護期間という)での図1の各信号処理回路
の動作を説明する。
【0049】まず、図3に示した動き検出回路30につ
いて説明すると、動き検出回路30では合成回路350
の出力信号が直接時空間フィルタ360に供給されると
すると、図8に示したような異常が生じた場合、次のよ
うな問題が起きる。即ち、例えば図8中の斜線期間で
は、動き検出回路30には入力端子302、303から
再生映像信号V0に対して1フレーム前、2フレーム前
の映像信号が入力されないので、減算器310、311
の出力信号はただしい差信号ではない。このため、合成
回路350の出力信号をそのまま時空間フィルタ360
に供給すると、水平、垂直、時間方向にも間違った演算
結果の影響を拡大し、その後正常状態に復帰してもしば
らくその影響が続いて好ましくない。
【0050】そこで、この動き検出回路30において
は、合成回路350と時空間フィルタ360との間にゲ
ート回路320を設け、ゲート信号G2がHレベルであ
る期間では、時空間フィルタ360に供給されるゲート
回路320の出力信号を強制的に所定の値、例えば静止
画の場合と同じ値に設定するようにする。これにより、
異常の場合の動き検出回路30の誤動作を防止すること
ができる。
【0051】図4に示したフィールド変換回路40のY
/C分離回路50においては、ライン間Y/C分離回路
520は再生映像信号V0のみを信号処理するので、図
8に示したような異常が生じても問題はない。しかし、
ライン間Y/C分離回路521、フレーム間Y/C分離
回路530、531は、図8中の斜線期間中所定の映像
信号が供給されないので、正確なY/C分離を行なうこ
とができない。このため、合成回路540、541から
は正しい色信号が得られず、従って、出力端子561、
563には正しい輝度信号が得られない。即ち、異常が
生じた場合、正確なY/C分離出力が得られるのはライ
ン間Y/C分離回路520だけである。
【0052】そこで、このY/C分離回路50において
は、ゲート信号G2がHレベルにある期間で入力端子5
05からの動き信号により、合成回路540はライン間
Y/C分離回路520からの色信号のみを選択して出力
し、これによって、出力信号561から輝度信号Y0
が、出力信号562からこの色信号である色信号C0が
出力されるようにする。このとき、前フィールド用信号
処理回路511から出力される輝度信号Y1、色信号C
1は正しいものではない。
【0053】一方、図5に示した走査線変換回路60で
は、ゲート信号G2がHレベルの期間中、Y/C分離回
路50から供給される現フィールドの輝度信号Y0、色
信号C0が正確な信号であって、前フィールドの輝度信
号Y1、色信号C1は正確な信号ではない。従って、輝
度信号処理回路620、色信号処理回路630において
は、入力端子605から入力される動き信号により、前
フィールドの輝度信号Y1、色信号C1を用いてフィー
ルド間信号処理回路で演算処理を行なった輝度信号、色
信号を出力するようにしたのでは、正しい走査線変換が
行なわれたことにはならない。
【0054】そこで、この走査線変換回路60では、入
力端子605からの動き信号により、輝度信号処理回路
620において、合成回路660がライン間信号処理回
路640の出力輝度信号のみを選択して出力するように
し、同様に、色信号処理回路630においても、現フィ
ールドの色信号C0に対するライン間信号処理回路から
の色信号のみを出力するようにする。これにより、正し
く走査線変換された輝度信号と色信号が得られることに
なる。
【0055】以上のように、ゲート信号G2がHレベル
である期間では、フィールド変換回路40のY/C分離
回路50や走査線変換回路60は、ライン間の信号処
理、即ち動画信号である場合の信号処理を強制的にして
行ない、これにより、異常が生じても、得られるフィー
ルド変換された映像信号がこれに影響されないようにし
ている。そこで、このようにフィールド変換回路40が
動作するようにするため、図1において、ゲート回路3
1は、ゲート信号G2がHレベルにある期間、再生映像
信号V0が完全に動画信号であるときの動き信号を出力
するようにしている。
【0056】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこの実施例のみに限定されるものではない。例え
ば、本実施例では、動き信号を制御する方式としたが、
本発明はこれに限ることなく、Y/C分離回路40と走
査線変換回路50の信号処理を強制的にライン間の信号
処理にする方式であれば、どのような方式でも構わない
のは自明である。
【0057】また、上記実施例では、NTSC信号(即
ち、輝度信号と色信号が多重されたコンポジット映像信
号)を対象としたが、本発明は、これに限らず、輝度信
号と、色信号とが分離されているコンポーネント映像信
号の場合にも有効である。コンポーネント映像信号の場
合、動き検出回路は輝度信号用、色信号用と別々に必要
となり、フィールド変換回路では、輝度信号と色信号が
始めから分離されているため、Y/C分離回路が不必要
となるだけで、上記とほとんど同じ回路構成となる。こ
の場合でも、保護回路70によって異常状態が検出され
たときには、ゲート信号G2によってフィールド変換回
路が強制的にライン間信号処理を行なうようにし、これ
によって誤動作を防止することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
VTRにフィールド間の信号処理を含むフィールド変換
回路を適応した場合に問題となる、VTRのサーボ異
常、再生モードの切替え時等のサーボのアンロック状態
等においても、誤動作することのなくフィールド変換を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィールド変換装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】NTSC信号の説明図である。
【図3】図1における動き検出回路の一具体例を示すブ
ロック図である。
【図4】図1におけるY/C分離回路の一具体例を示す
ブロック図である。
【図5】図1における走査線変換回路の一具体例を示す
ブロック図である。
【図6】図5に示した走査線変換回路の走査線変換処理
を説明する図である。
【図7】図1における選択回路の正常時の動作を説明す
る図である。
【図8】図1における選択回路の異常再生状態での動作
を説明する図である。
【図9】図1における保護回路の一具体例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10、11、12、13、14 フィールドメモリ 20 選択回路 30 動き検出回路 31 ゲート回路 40 フィールド変換回路 50 Y/C分離回路 60 走査線変換回路 70 保護回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼越 美代子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メデイア研究所内 (72)発明者 高橋 利明 東京都港区西新橋二丁目15番12号 株式会 社日立製作所家電事業本部ハイビジヨン戦 略開発本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生装置の再生映像信号の任意のフ
    ィールドナンバのフィールドデータを所定のフィールド
    ナンバのフィールドデータに変換するフィールド変換装
    置において、 該再生映像信号を遅延し、1フィールドの整数倍遅延さ
    れた複数の遅延映像信号を生成する遅延手段と、 該再生映像信号と所望の該遅延映像信号とから該再生映
    像信号の画像の動きの有無を検出し、検出結果を表わす
    動き信号を発生する動き検出回路と、 該記録再生装置の再生時の異常状態を検出し、該検出を
    もとに所定期間ゲート信号を出力する保護回路と、 該ゲート信号以外の期間該動き検出回路で発生した該動
    き信号を通過させ、該ゲート信号の期間、該動き検出回
    路で発生した該動き信号に拘らず、予め決められた所定
    値の動き信号を出力するゲート回路と、 該再生映像信号の各フィールド内のデータのみを用い、
    該所定のフィールドナンバのフィールドデータを形成す
    るライン間の信号処理回路と、 該再生映像信号と所望の該遅延映像信号とを用い、該所
    定のフィールドナンバのフィールドデータを形成するフ
    ィールド間の信号処理回路と、 該ゲート回路からの該動き信号に応じた比率で該ライン
    間の信号処理回路の出力映像信号と該フィールド間の信
    号処理回路の出力映像信号とを合成する合成回路とを備
    え、該保護回路が前記異常状態を検出すると、該合成回
    路が該ライン間の信号処理回路の出力映像信号のみを選
    択して出力することを特徴とするフィールド変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記保護回路が検出する異常状態は、前記記録再生装置
    の異常な再生状態及び再生モードの切替えであることを
    特徴とするフィールド変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記保護回路が出力する前記ゲート信号の期間は、前記
    再生映像信号のフィールナンバが所定数連続するまでの
    期間であることを特徴とするフィールド変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 前記動き検出回路は、前記ゲート信号期間、予め決めら
    れた所定値の動き信号を出力することを特徴とするフィ
    ールド変換装置。
JP3308230A 1991-10-29 1991-10-29 フイールド変換装置 Pending JPH05122659A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308230A JPH05122659A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 フイールド変換装置
US07/968,579 US5497237A (en) 1991-10-29 1992-10-29 Method of converting a field of a regenerative signal a VTR and apparatus employing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3308230A JPH05122659A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 フイールド変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05122659A true JPH05122659A (ja) 1993-05-18

Family

ID=17978499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3308230A Pending JPH05122659A (ja) 1991-10-29 1991-10-29 フイールド変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05122659A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003514457A (ja) * 1999-11-10 2003-04-15 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム 記録可能な媒体にソースビデオをスローモーション若しくはファーストモーションで編集記録する方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003514457A (ja) * 1999-11-10 2003-04-15 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム 記録可能な媒体にソースビデオをスローモーション若しくはファーストモーションで編集記録する方法
US7929828B1 (en) 1999-11-10 2011-04-19 Thomson Licensing Method for editing source video to slow motion or fast motion on the recordable media

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4633108B2 (ja) フィルムソース映像検出
EP0595323B1 (en) Method and apparatus for deriving interlaced standard definition video from interlaced high definition video
US5347314A (en) Video scan converter
US4807034A (en) Noise reduction circuit for video signal having field memory
JPS63272195A (ja) 静止画再生可能な映像信号処理回路
JP2002525927A (ja) ビデオ信号処理の方法と装置
JPH09501806A (ja) テレビジョン装置に対するフリッカを低減する方法および回路装置
US5497237A (en) Method of converting a field of a regenerative signal a VTR and apparatus employing the same
EP0487186B1 (en) Motion signal detecting circuit
KR100786926B1 (ko) 영상 기록 재생 장치 및 방법
JPH05122659A (ja) フイールド変換装置
JP3693104B2 (ja) 映像信号処理装置、及び映像信号処理方法
US5668609A (en) Motion detector and key signal interpolator using same
JP3180741B2 (ja) 動き検出回路
US6204890B1 (en) Noise reducer using memory
JP2534731B2 (ja) テレビジョン受像機
JPH01264376A (ja) 複数画面を表示可能とする信号処理回路
JP2737149B2 (ja) 画像記憶装置
JPH0787373A (ja) 画像処理装置
JP2992385B2 (ja) 動き検出回路および映像記録再生装置
JPH08265639A (ja) 映像信号変換装置および再変換装置
JP4656759B2 (ja) 走査線変換装置
JP3260924B2 (ja) 間欠磁気記録再生装置
JP3112078B2 (ja) 画像記憶装置
JP2714251B2 (ja) フィールド変換装置