JPH08265639A - 映像信号変換装置および再変換装置 - Google Patents

映像信号変換装置および再変換装置

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JPH08265639A
JPH08265639A JP6652895A JP6652895A JPH08265639A JP H08265639 A JPH08265639 A JP H08265639A JP 6652895 A JP6652895 A JP 6652895A JP 6652895 A JP6652895 A JP 6652895A JP H08265639 A JPH08265639 A JP H08265639A
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JP
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video signal
field
detector
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input
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Application number
JP6652895A
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English (en)
Inventor
Yoshiko Hatano
喜子 幡野
Hidetoshi Mishima
英俊 三嶋
Tadashi Kasezawa
正 加瀬沢
Yoshinori Asamura
▲よし▼範 浅村
Shiyuuji Toda
修司 外田
Soji Kurahashi
聡司 倉橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

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  • Studio Circuits (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2−3プルダウンされた映像信号が入力され
たとき、同一画面が繰り返されているフィールドを検出
し、該フィールドを間引くことにより、時間方向の冗長
性を削減することのできる映像信号変換装置および再変
換装置を得る。 【構成】 同一画面が繰り返されているフィールドを検
出する検出器と、この検出器の出力を2−3プルダウン
信号の周期における現在の位相と比較して補正する再判
定器とを備え、この再判定器の出力に従って入力映像信
号のフィールドを間引き、新たなフレームを構成して出
力するとともに、各フレームに対応する識別信号を出力
する映像信号変換装置。また、以上のように変換された
映像信号と識別信号を入力とし、この入力された識別信
号に従って入力映像信号を再変換するよう構成した映像
信号再変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に映像信号の符号量
を圧縮する映像信号符号化装置の前段に用いて好適な、
映像信号の時間方向の冗長度を削減する映像信号変換装
置、および、変換された映像信号をもとのフレーム周波
数に戻す映像信号再変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号の中には、映画が含ま
れていることがよくある。映画はフレーム周波数が24
Hzのノンインターレース信号であり、一方、テレビジ
ョン信号はフレーム周波数が30Hzのインターレース
信号である。そのため、映画ををテレビジョン信号に変
換するときは、2−3プルダウンと呼ばれる変換を行っ
ている。これを図18に示す。図のように、24Hzノ
ンインターレースの信号はフィールドに分けられるが、
このとき、各フレームは、1フレーム毎に、2フィール
ドまたは3フィールドに変換される。3フィールドに変
換するときは、最初のフィールドと同じ画像内容のフィ
ールドを繰り返す。図中、同一画面が繰り返されている
フィールドを斜線で示している。このようにして4フレ
ームが10フィールド、すなわち5フレームに変換され
て、24Hzが30Hzに2−3プルダウンされるので
ある。
【0003】しかし、一般に2−3プルダウンされた映
像信号を元のフレーム周波数に戻す(逆2ー3プルダウ
ンする)映像信号変換装置については、これまで需要が
なかったため、開示されていない。また、従来の映像信
号符号化装置は、このように2−3プルダウンされた映
像信号が入力された場合の処理について特に開示してい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、2−3プルダウ
ンされた映像信号が映像信号符号化装置に入力される場
合について考慮されていないため、同一画面が繰り返さ
れているフィールドをそのまま伝送しなければならず、
符号量削減の障害となるという問題点があった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、同一画面が繰り返されているフィ
ールドを間引いて、時間方向の冗長性を削減し、フレー
ム周波数を低減する映像信号変換装置を得ることを目的
とする。
【0006】また、本発明は上記の映像信号変換装置に
より変換された映像信号を元のフレーム周波数に戻す映
像信号再変換装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
映像信号変換装置は、入力映像信号の中で同一画面が繰
り返されているフィールドを検出する検出器を備え、こ
の検出されたフィールドを間引くものである。
【0008】また、本発明の請求項2に係る映像信号変
換装置は、入力映像信号の中で同一画面が繰り返されて
いるフィールドを検出する検出器を備え、この検出され
たフィールドを間引いて新たなフレームを構成するとと
もに、この新たなフレームに対応する識別信号を出力す
るものである。
【0009】また、本発明の請求項3に係る映像信号変
換装置は、請求項1または請求項2記載の映像信号変換
装置において、上記検出器が、各フィールドのフレーム
間差分を用いて、同一画面フィールドの繰り返しを検出
するものである。
【0010】また、本発明の請求項4に係る映像信号変
換装置は、請求項3記載の映像信号変換装置において、
上記検出器が、各フィールドを複数画素からなるブロッ
クに分割し、ブロック内のフレーム間差分の絶対値和を
用いて、同一画面フィールドの繰り返しを検出するもの
である。
【0011】また、本発明の請求項5に係る映像信号変
換装置は、請求項3記載の映像信号変換装置において、
上記検出器が、各フィールドを複数画素からなるブロッ
クに分割し、ブロック内のフレーム間差分の絶対値和を
求め、各フィールド内の該絶対値和の最大値を用いて、
同一画面フィールドの繰り返しを検出するものである。
【0012】また、本発明の請求項6に係る映像信号変
換装置は、請求項5記載の映像信号変換装置において、
上記ブロックが、水平16画素×垂直8ラインないし水
平16画素×垂直16ラインの隣接画素から成るよう構
成するものである。
【0013】また、本発明の請求項7に係る映像信号変
換装置は、請求項5記載の映像信号変換装置において、
上記ブロックが、水平N画素×垂直1ライン(N:自然
数)から成るよう構成するものである。
【0014】また、本発明の請求項8に係る映像信号変
換装置は、請求項5記載の映像信号変換装置において、
上記ブロックが、隣接する複数ラインから成るよう構成
するものである。
【0015】また、本発明の請求項9に係る映像信号変
換装置は、請求項1または請求項2記載の映像信号変換
装置において、上記検出器が、フィールド間差分を用い
て、同一画面フィールドの繰り返しを検出するものであ
る。
【0016】また、本発明の請求項10に係る映像信号
変換装置は、請求項3記載の映像信号変換装置におい
て、上記検出器が、各フィールドのフレーム間差分から
求めた評価値を閾値と比較するよう構成し、かつ、各フ
ィールドの水平ブランキング期間および/または垂直ブ
ランキング期間の信号を用いて、検出に用いる閾値を変
化させるよう構成したものである。
【0017】また、本発明の請求項11に係る映像信号
変換装置は、入力映像信号の中で同一画面が繰り返され
ているフィールドを検出する検出器と、この検出器の出
力と2−3プルダウン信号の周期における現在の位相と
を比較して検出器の出力を補正する再判定器とを備え、
この再判定器の出力に従ってフィールドを間引くもので
ある。
【0018】また、本発明の請求項12に係る映像信号
変換装置は、入力映像信号の中で同一画面が繰り返され
ているフィールドを検出する検出器と、この検出器の出
力と2−3プルダウン信号の周期における現在の位相と
を比較して検出器の出力を補正する再判定器とを備え、
この再判定器の出力に従ってフィールドを間引き、新た
なフレームを構成するとともに、この新たなフレームに
対応する識別信号を出力するものである。
【0019】また、本発明の請求項13に係る映像信号
変換装置は、請求項11または請求項12記載の映像信
号変換装置において、上記再判定器が、上記検出器の出
力を補正して出力するとともに、この補正した出力と2
−3プルダウン信号の周期における現在の位相とが一致
しない場合には、現在の位相を1遅らせるか、または1
進ませるものである。
【0020】また、本発明の請求項14に係る映像信号
変換装置は、請求項13記載の映像信号変換装置におい
て、上記検出器は各フィールドのフレーム間差分から求
めた評価値を第一の閾値と比較するよう構成し、かつ、
上記再判定器は、上記検出器の出力と2−3プルダウン
信号の周期における現在の位相とが一致しない場合に、
上記評価値を上記第一の閾値より大きい第二の閾値と比
較するよう構成するものである。
【0021】また、本発明の請求項15に係る映像信号
変換装置は、請求項14記載の映像信号変換装置におい
て、上記第一の閾値および第二の閾値を、各フィールド
の水平ブランキング期間および/または垂直ブランキン
グ期間の信号を用いて、変化させるものである。
【0022】また、本発明の請求項16に係る映像信号
変換装置は、入力映像信号の中で同一画面が繰り返され
ているフィールドを検出する検出器と、この検出器の出
力と2−3プルダウン信号の周期における現在の位相と
を比較して検出器の出力を補正する再判定器とを備え、
この再判定器の出力に従ってフィールドを間引くよう構
成した映像信号変換装置において、上記検出器の出力を
用いて2−3プルダウン信号の周期を確認し、確認され
た周期により現在の位相を上記再判定器に設定する位相
検出器を備え、この位相検出器において2周期以上を確
認するまでは、フィールド間引きを行わないよう上記再
判定器の出力を制御するものである。
【0023】また、本発明の請求項17に係る映像信号
再変換装置は、上記請求項2または請求項12の映像信
号変換装置で変換された映像信号と、この映像信号に対
応する識別信号とを入力とし、この識別信号に従って、
前記映像信号を再変換するものである。
【0024】
【作用】本発明の請求項1に係る映像信号変換装置にお
いては、入力映像信号の中で同一画面が繰り返されてい
るフィールドを検出し、この検出されたフィールドを間
引くので、時間方向の冗長性を低減することができる。
【0025】また、本発明の請求項2に係る映像信号変
換装置においては、入力映像信号の中で同一画面が繰り
返されているフィールドを検出し、この検出されたフィ
ールドを間引いて新たなフレームを構成するとともに、
この新たなフレームに対応する識別信号を出力するの
で、時間方向の冗長性を低減することができるととも
に、この識別信号を用いて元の映像信号に再変換するこ
とを可能にする。
【0026】また、本発明の請求項3に係る映像信号変
換装置においては、請求項1または請求項2記載の映像
信号変換装置において、各フィールドのフレーム間差分
を用い、同一画面が繰り返されているときには、ノイズ
がなければフレーム間差分が0になることを利用するの
で、正確に同一画面が繰り返されているフィールドを検
出することができる。
【0027】また、本発明の請求項4に係る映像信号変
換装置においては、請求項3記載の映像信号変換装置に
おいて、各フィールドを複数画素からなるブロックに分
割し、ブロック内のフレーム間差分の絶対値和を用い
て、同一画面フィールドの繰り返しを検出するので、ノ
イズが重畳している場合にも、ブロック内でノイズが平
均化されて、ノイズの影響による検出誤りを低減するこ
とができる。
【0028】また、本発明の請求項5に係る映像信号変
換装置においては、請求項3記載の映像信号変換装置に
おいて、各フィールドを複数画素からなるブロックに分
割し、ブロック内のフレーム間差分の絶対値和を求め、
各フィールド内の該絶対値和の最大値を用いて、同一画
面フィールドの繰り返しを検出するので、画像全体の内
の一部しか動いていないような動画像であっても、検出
誤りを抑えることができる。
【0029】また、本発明の請求項6に係る映像信号変
換装置においては、請求項5記載の映像信号変換装置に
おいて、上記ブロックが、水平16画素×垂直8ライン
または水平16画素×垂直16ラインの隣接画素から成
るよう構成するので、既存の一般的な映像信号符号化装
置における動き補償予測のブロックサイズと一致し、動
き補償予測符号化における動き判定と結果が一致する。
そのため、万一、検出誤りが生じて、小さい動きがある
のにフィールドを間引いてしまった場合でも、次段の映
像信号符号化装置における動き判定の結果と同じなの
で、画質が極端に変化するのを避けることができる。
【0030】また、本発明の請求項7に係る映像信号変
換装置においては、請求項5記載の映像信号変換装置に
おいて、上記ブロックが、水平N画素×垂直1ライン
(N:自然数)から成るよう構成するので、遅延なくブ
ロックを構成することができる。
【0031】また、本発明の請求項8に係る映像信号変
換装置においては、請求項5記載の映像信号変換装置に
おいて、上記ブロックが、隣接する複数ラインから成る
よう構成するので、遅延なくブロックを構成することが
でき、かつ、垂直方向にもノイズを平均化し、ノイズの
影響を減少させることができる。
【0032】また、本発明の請求項9に係る映像信号変
換装置においては、請求項1または請求項2記載の映像
信号変換装置において、各フレームのトップフィールド
とボトムフィールドのフィールド間差分を用い、フィー
ルド間差分が大きいときは、時間的に異なる2フィール
ドからなるフレームであると判定できるので、少ない遅
延時間で同一画面が繰り返されているフィールドを検出
することができる。
【0033】また、本発明の請求項10に係る映像信号
変換装置においては、請求項3記載の映像信号変換装置
において、各フィールドのフレーム間差分から求めた評
価値を閾値と比較することにより、同一画面フィールド
の繰り返しを検出することができ、かつ、各フィールド
の水平ブランキング期間および/または垂直ブランキン
グ期間の信号から該フィールドのノイズ量を検知し、ノ
イズ量に応じて検出に用いる閾値を変化させることによ
り、ノイズの影響を排除して正確に同一画面フィールド
の繰り返しを検出することができる。
【0034】また、本発明の請求項11に係る映像信号
変換装置においては、入力映像信号の中で同一画面が繰
り返されているフィールドを検出する検出器と、この検
出器の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在
の位相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器と
を備え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引
くので、2−3プルダウンされた信号を安定して逆2ー
3プルダウンすることができる。
【0035】また、本発明の請求項12に係る映像信号
変換装置においては、入力映像信号の中で同一画面が繰
り返されているフィールドを検出する検出器と、この検
出器の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在
の位相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器と
を備え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引
き、新たなフレームを構成するとともに、この新たなフ
レームに対応する識別信号を出力するので、2−3プル
ダウンされた信号を安定して逆2ー3プルダウンするこ
とができるとともに、この識別信号を用いて元の映像信
号に再変換することを可能にする。
【0036】また、本発明の請求項13に係る映像信号
変換装置においては、請求項11または請求項12記載
の映像信号変換装置において、上記再判定器が、上記検
出器の出力を補正して出力するとともに、この補正した
出力と2−3プルダウン信号の周期における現在の位相
とが一致しない場合には、現在の位相を1遅らせるか、
または1進ませるので、例えば入力映像信号が2−3プ
ルダウンされた後に編集されているような信号の場合な
ど、2−3のタイミングが変わっている場合にも、逆2
ー3プルダウンすることができる。
【0037】また、本発明の請求項14に係る映像信号
変換装置においては、請求項13記載の映像信号変換装
置において、上記検出器が各フィールドのフレーム間差
分から求めた評価値を第一の閾値と比較することによ
り、同一画面フィールドの繰り返しを検出することがで
き、かつ、上記再判定器が、上記検出器の出力と2−3
プルダウン信号の周期における現在の位相とが一致しな
い場合に、上記評価値を上記第一の閾値より大きい第二
の閾値と比較することにより、なるべく現在の位相を維
持するようにするので、安定して逆2ー3プルダウンす
ることができる。
【0038】また、本発明の請求項15に係る映像信号
変換装置は、請求項14記載の映像信号変換装置におい
て、各フィールドの水平ブランキング期間および/また
は垂直ブランキング期間の信号を用いて該フィールドの
ノイズ量を検知し、ノイズ量に応じて上記第一の閾値お
よび第二の閾値を変化させるので、ノイズの影響を排除
して、正確に逆2ー3プルダウンすることができる。
【0039】また、本発明の請求項16に係る映像信号
変換装置においては、入力映像信号の中で同一画面が繰
り返されているフィールドを検出する検出器と、この検
出器の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在
の位相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器と
を備え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引
くよう構成した映像信号変換装置において、上記検出器
の出力を用いて2−3プルダウン信号の周期を確認し、
確認された周期により現在の位相を上記再判定器に設定
する位相検出器を備え、この位相検出器において2周期
以上を確認するまでは、フィールド間引きを行わないよ
う上記再判定器の出力を制御するので、初期状態におい
て、誤って必要なフィールドを間引くのを防ぐことがで
きる。
【0040】また、本発明の請求項17に係る映像信号
再変換装置は、上記請求項2または請求項12記載の映
像信号変換装置で変換された映像信号と、この映像信号
に対応する識別信号とを入力とし、この識別信号に従っ
て、前記映像信号を再変換するので、完全に元の映像信
号に再変換することができる。
【0041】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1による映像信号変換
装置のブロック図である。図において、1は映像信号の
入力端子で、入力端子1から入力される映像信号はフレ
ームメモリ2に入力される。一方、入力端子1から入力
される映像信号は検出器3aの第1の入力にも与えられ
る。検出器3aの第2の入力には、フレームメモリ2か
ら出力される映像信号が与えられる。フレームメモリ2
の出力は間引き回路4の第1の入力にも与えられ、間引
き回路4の第2の入力には検出器3aの出力が与えられ
る。間引き回路4の出力はメモリ5を介して、出力端子
6aから出力される。また、検出器3aの出力は識別信
号生成器7にも与えられ、識別信号生成器7から出力さ
れる識別信号は出力端子6bから出力される。
【0042】図2は本発明の実施例1による映像信号再
変換装置のブロック図である。図において、11aは図
1の映像信号変換装置の出力端子6aから出力される映
像信号を入力する入力端子であり、11bは同じく出力
端子6bから出力される識別信号の入力端子である。入
力端子11aから入力される映像信号は、切替え器12
に入力される。切替え器12の第1の出力は切替え器1
3aに入力され、切替え器12の第2の出力は切替え器
13bに入力される。切替え器13aの第1の出力はフ
ィールドメモリ14aに入力され、切替え器13aの第
2の出力はフィールドメモリ14cに入力される。ま
た、切替え器13bの第1の出力はフィールドメモリ1
4bに入力され、切替え器13bの第2の出力はフィー
ルドメモリ14dに入力される。フィールドメモリ14
aないし14dの出力は、切替え器15の第1から第4
の入力に与えられる。切替え器15の第5の入力には、
入力端子11bから入力される識別信号が与えられる。
切替え器15の出力は出力端子16から出力される。
【0043】図3は本発明の実施例1における検出器3
aの一構成例を示すブロック図である。図において、入
力端子1およびフレームメモリ2から入力される映像信
号は、それぞれ、減算器301の第一、第二の入力に与
えられる。減算器301の出力は、絶対値演算器302
に入力される。この絶対値演算器302の出力は、ブロ
ック化回路303および加算器304を介して、最大値
検出器305に入力される。最大値検出器305の出力
は、比較器306の第一の入力に与えられ、比較器30
6の第二の入力には、定数発生器307の出力が与えら
れる。比較器306の出力はメモリ308に入力され、
メモリ308の出力は判定器309の第一の入力に与え
られる。比較器306の出力は判定器309の第二の入
力にも与えられる。判定器309の出力は、間引き回路
4と識別信号生成器7に入力される。
【0044】図4は本発明における映像信号変換装置お
よび映像信号再変換装置の動作を説明するための概念図
である。
【0045】次に動作について説明する。まず、図4に
従って、本発明の映像信号変換装置および映像信号再変
換装置の基本的な動作について説明する。従来例でも説
明したように、映画をテレビジョン信号に変換する場合
には、2−3プルダウンと呼ばれる変換を行っている。
これは、図4(a)に示した24Hzノンインターレー
スの信号を、図のように、各フレームを1フレーム毎に
2フィールドまたは3フィールドに変換し、30Hzイ
ンターレースの信号に変換するものである。このとき3
フィールドに変換する場合は、最初のフィールドと同じ
画像内容のフィールドを繰り返している。従って、図
中、斜線で示したフィールドは同一画面が繰り返されて
いるフィールドである。すなわち、このような2−3プ
ルダウン信号が入力されたとき、この斜線で示したフィ
ールドを間引いて、時間方向の冗長性を削減するのが、
本発明の映像信号変換装置である。
【0046】説明をわかりやすくするため、2−3プル
ダウンされた映像信号をフレーム単位で考えて、図4
(b)のように、「NORMAL」、「TOP」、「M
IXED」、「BOTTOM」の4つに分類する。2−
3プルダウンにより、4フレームが5フレームに変換さ
れるので、2−3プルダウン信号は5フレームの周期を
もち、図4(b)の5フレームの状態を順に繰り返す。
図4(b)で「NORMAL」と名付けたフレームは、
同一画面が繰り返されているフィールドを含まず、その
まま出力してよいフレームである。次に、「TOP」と
名付けたフレームは、トップフィールドが同一画面の繰
り返しであるので、トップフィールドを間引いてよいフ
レームである。「BOTTOM」と名付けたフレーム
は、ボトムフィールドが同一画面の繰り返しであるの
で、ボトムフィールドを間引いてよいフレームである。
「MIXED」と名付けたフレームは、「NORMA
L」と同様に同一画面が繰り返されているフィールドを
含まないが、もともと時間的に異なる2つのフィールド
から構成されているフレームである。
【0047】既に述べたように、本発明における映像信
号変換装置は、図4(b)に示した2−3プルダウン信
号が入力されたときに、同一画面が繰り返されているフ
ィールドを間引き、フレーム周波数を低減するものであ
り、その出力信号は図4(c)のようになる。すなわ
ち、入力フレームが「NORMAL」であれば、そのま
ま出力する。入力フレームが「TOP」であれば、トッ
プフィールドを間引く。入力フレームが「MIXED」
または「BOTTOM」であれば、1つ前の入力フレー
ムのボトムフィールドと、現フレームのトップフィール
ドとから、フレームを構成し出力する。入力フレームが
「BOTTOM」であれば、ボトムフィールドは間引
く。このようにして、変換後の出力は、図4(c)のよ
うな24Hzのノンインターレース信号となり、2−3
プルダウン前の図4(a)の信号に戻すことができる。
【0048】さらに、この映像信号を再び変換して、元
の30Hzインターレースの信号と全く同じタイミング
で2−3プルダウンするためには、識別信号をつける。
ここでは、図4(c)に示したように、「TF」、「R
T」、「BF」、「RB」で表すことにする。「TF」
はトップフィールドが第1フィールドとなるフレームで
あり、「RT」はトップフィールドが第1フィールド
で、かつ、トップフィールドを繰り返すフレームであ
る。同様に、「BF」はボトムフィールドが第1フィー
ルドとなるフレームであり、「RB」はボトムフィール
ドが第1フィールドで、かつ、ボトムフィールドを繰り
返すフレームである。
【0049】本発明における映像信号再変換装置は、図
4(c)の映像信号および識別信号を入力とし、再び図
4(b)のような2−3プルダウン信号を作成するもの
である。この変換は図4の(a)から(b)の変換と全
く同じになる。すなわち、入力フレームが「TF」であ
れば、トップフィールドを先に出力し、次にボトムフィ
ールドを出力する。また、入力フレームが「RT」であ
れば、トップフィールドを先に出力し、次にボトムフィ
ールドを出力し、さらにトップフィールドをもう一度出
力する。入力フレームが「BF」であれば、ボトムフィ
ールドを先に出力し、次にトップフィールドを出力す
る。入力フレームが「RB」であれば、ボトムフィール
ドを先に出力し、次にトップフィールドを出力し、さら
にボトムフィールドをもう一度出力する。
【0050】次に、図1に従い、本発明の実施例1にお
ける映像信号変換装置の動作について説明する。まず、
検出器3aは入力映像信号の各フレームが、同一画面が
繰り返されているフィールドを含むかどうかを検出し、
図4で説明した「NORMAL」か、「TOP」か、
「MIXED」か、「BOTTOM」かの分類を出力す
る。検出手段としては、各フィールドのフレーム間差分
を用いる。すなわち、ノイズが重畳してなければ、同一
画面が繰り返されているフィールドは、1フレーム前の
フィールドとの差分が0となるので、簡単に検出するこ
とができる。実際にはノイズが重畳している場合を考慮
し、フレーム間差分の絶対値がある定数より小さい場合
に、同一画面フィールドの繰り返しと判断する。そし
て、検出の結果、トップフィールドが同一画面の繰り返
しである場合には「TOP」を出力し、ボトムフィール
ドが同一画面の繰り返しである場合には、「BOTTO
M」を出力する。トップフィールドもボトムフィールド
も同一画面の繰り返しでない場合には、直前の同一画面
フィールドの繰り返しがトップフィールドであったな
ら、「MIXED」を出力し、ボトムフィールドであっ
たなら、「NORMAL」を出力する。
【0051】間引き回路4は、検出器3aの出力に従っ
てフィールドを間引く。すなわち、検出器3aの出力が
「TOP」であれば、トップフィールドを間引き、「B
OTTOM」であれば、ボトムフィールドを間引き、そ
れ以外の場合にはどちらのフィールドも間引かない。間
引き回路4から出力されるフィールドは、メモリ5に記
憶され、メモリ5で順にフレームが構成されて、出力さ
れる。
【0052】一方、識別信号生成器7は、検出器3aの
出力に従い、メモリ5から出力される各フレームに対す
る識別信号を生成し、出力する。すなわち、図4(c)
に示したように、検出器3aの出力が「NORMAL」
であれば、識別信号「TF」を選択し、「TOP」であ
れば、直前の識別信号「TF」を「RT」に修正する。
また、検出器3aの出力が「MIXED」であれば、識
別信号「BF」を選択し、「BOTTOM」であれば、
「RB」を選択する。選択された識別信号は、メモリ5
から出力されるフレームのタイミングに合わせて、出力
される。
【0053】次に、図2に従い、本発明の実施例1にお
ける映像信号再変換装置の動作について説明する。入力
端子11aには、上記のように変換された映像信号が入
力され、入力端子11bには該映像信号の各フレームに
対応する識別信号が入力される。切替え器12は、入力
端子11aから入力される映像信号をトップフィールド
とボトムフィールドに分ける。すなわち、入力端子11
aから入力される映像信号はノンインターレース信号な
ので、1ライン毎に第1の出力と第2の出力に切り換え
て出力し、トップフィールドのラインは第1の出力に、
ボトムフィールドのラインは第2の出力に、それぞれ出
力されるよう切り換える。切替え器12から出力される
トップフィールドとボトムフィールドは、それぞれ、切
替え器13a、13bに入力され、フィールドメモリ1
4aないし14dに記憶される。
【0054】フィールドメモリ14aと14cは、トッ
プフィールド用のフィールドメモリで、読み出し用と書
き込み用に切り換えて使用される。フィールドメモリ1
4bと14dは、ボトムフィールド用のフィールドメモ
リで、読み出し用と書き込み用に切り換えて使用され
る。切替え器15は、入力端子11bから入力される識
別信号に従って、フィールドメモリ14aないし14d
の出力を切り換えて出力する。すなわち、識別信号が
「TF」であれば、まず読み出し用フィールドメモリか
らトップフィールドを出力し、次に読み出し用のフィー
ルドメモリからボトムフィールドを出力する。また、識
別信号が「RT」であれば、まず読み出し用のフィール
ドメモリからトップフィールドを出力し、次に読み出し
用のフィールドメモリからボトムフィールドを出力し、
さらに読み出し用のフィールドメモリからもう一度トッ
プフィールドを出力する。同様に、識別信号が「BF」
であれば、まずボトムフィールドを出力し、次にトップ
フィールドを出力する。識別信号が「RB」であれば、
まずボトムフィールドを出力し、次にトップフィールド
を出力し、さらにもう一度ボトムフィールドを出力す
る。
【0055】次に、図3に従って、検出器3aの動作に
ついて詳細に説明する。図3は検出器3aの一構成例を
示している。まず、減算器301により、入力映像信号
のフレーム間差分を求め、絶対値演算器302により、
その絶対値を求める。既に述べたように、基本的には、
このフレーム間差分絶対値がすべて、あらかじめ決めた
定数より小さいときに、そのフィールドは同一画面が繰
り返されているフィールドと判定すればよい。しかし、
ここではノイズの影響を考慮し、このフレーム間差分絶
対値をブロック化し、各ブロック内で和を求める。各ブ
ロックで和をとることにより、ノイズを平均化し、ノイ
ズの影響を低減することができる。さらに、画像全体の
内の一部しか動いていない場合の誤検出を避けるため、
ブロック内のフレーム間差分絶対値和の最大値を、フィ
ールド毎に求める。この最大値が定数α(α≧0)より
小さいとき、そのフィールドは同一画面が繰り返されて
いるフィールドであると判定する。
【0056】図5は本発明の実施例1による映像信号変
換装置における検出器の一例を動作について説明するた
めのデータ図であり、ある2−3プルダウンされた映像
信号の各フィールドについて、フレーム間差分絶対値の
平均値を求めたものである。図のように、フレーム間差
分絶対値の平均値を用いても、例えば、閾値を3とし
て、3より小さいときに同一画面が繰り返されているフ
ィールドと判定することができる。一方、図6は本発明
の実施例1による映像信号変換装置における検出器の他
の例を動作について説明するための図であり、このもの
は図3の構成に従い、同じ映像信号の各フィールドにつ
いて、ブロック内のフレーム間差分絶対値和の最大値を
求めたものである。ブロックの大きさは水平16画素×
垂直8ラインとした。なお、図6の数値は画素あたりの
平均値、すなわち、ブロック毎のフレーム間差分絶対値
の平均値の最大値で示しているが、実質上、ブロック毎
のフレーム間差分絶対値和の最大値と同等である。図6
の場合、例えば閾値を5として(すなわち上記定数αを
α=5×16×8として)、上記最大値が5より小さい
とき、同一画面が繰り返されているフィールドと判定す
ることができる。すなわち、図中、フレーム番号4のト
ップフィールドとフレーム番号6のボトムフィールドと
フレーム番号9のトップフィールドが同一画面が繰り返
されているフィールドである。この場合、ノイズ量の変
化を考慮し、上記閾値を10程度に設定してもよい。一
方、図5の場合は値の変化の差が少ないので、閾値をあ
まり大きくすることができない。つまり、ノイズが重畳
されている場合を考慮すると、フィールド全体のフレー
ム間差分絶対値和ないしフレーム間差分絶対値の平均値
を用いるよりも、フィールドをブロックに分割し、ブロ
ック内のフレーム間差分絶対値和の最大値を用いる方
が、ノイズに強いと言える。
【0057】比較器306で、同一画面が繰り返されて
いるフィールドか否かを判断した後、その結果は、メモ
リ308で1フィールド遅延される。判定器309は、
2フィールド分の比較器306の出力を得て、そのフレ
ームが図4(b)のどの状態であるかを出力する。例え
ば、図6のような映像信号の場合、フレーム番号4は
「TOP」であり、従って次のフレーム番号5は「MI
XED」となる。また、フレーム番号6は「BOTTO
M」であり、従ってフレーム番号7は「NORMA
L」、フレーム番号8も「NORMAL」となる。
【0058】なお、上記実施例1においては、入力され
る2−3プルダウン信号、すなわち、図4(b)の30
Hzインターレースの信号が、図4(a)から(b)に
示したように、基本的に第一フィールドがトップフィー
ルドとなるように2−3プルダウンされた信号であると
して説明したが、第一フィールドがボトムフィールドと
なるように2−3プルダウンされた信号である場合も、
トップフィールドとボトムフィールドの役割を入れ換え
ることにより、全く同様に映像信号変換装置を構成する
ことができる。
【0059】また、上記実施例1における映像信号変換
装置は、入力信号が静止画である場合にも同一画面フィ
ールドの繰り返しであると判定し、フィールドを間引く
ことになるが、静止画においてはフィールドを間引いて
も情報を損なうことがなく、むしろ時間方向の冗長性を
削減できるという効果がある。
【0060】また、上記実施例1においては、ブロック
化回路303におけるブロックの大きさを水平16画素
×8ラインとしたが、ブロックの大きさはこれに限るも
のではない。ノイズを平均化し、ノイズの影響を低減す
るという意味では、ブロックは大きい方がよいが、あま
りブロックを大きくすると、画像の内の一部しか動いて
いない場合に、変化が検出できず、同一画面が繰り返さ
れているフィールドと誤判定する可能性もある。実験的
に、ブロックの大きさは水平16画素×垂直16ライン
ないし水平8画素×垂直8ライン程度がよい。特に、水
平16画素×垂直8ラインまたは水平16画素×垂直1
6ラインとすると、既存の一般的な映像信号符号化装置
における動き補償予測のブロックサイズと一致し、万
一、検出誤りが生じて、小さい動きがあるのにフィール
ドを間引いてしまった場合でも、次段の映像信号符号化
装置における動き判定の結果と同じなので、検出誤りの
部分だけ極端に画質が変化することを避けることができ
る。
【0061】さらに、ブロック化回路303における遅
延をなくすためには、ブロックの大きさを水平N画素×
垂直1ライン(N:自然数)としてもよい。すなわち、
上記実施例1のように、ブロックを水平16画素×垂直
8ラインとすると、少なくとも8ラインの遅延が生じて
しまうが、ブロックを水平N画素×垂直1ラインとすれ
ば、遅延なく処理を行うことができる。ただし、垂直1
ラインとすると、垂直方向にノイズを平均化することが
できないので、垂直方向に偏ったノイズが存在する場合
には、ノイズの影響を受けやすい。このような場合に
は、ブロックが隣接する複数ラインから成るよう構成し
てもよい。隣接する複数ラインを1ブロックとすれば、
遅延なくブロックを構成することができ、かつ、水平、
垂直の両方向にノイズを平均化することができる。
【0062】実施例2.図7は実施例2による映像信号
変換装置のブロック図である。図において、図1と同一
符号は、同一または相当部分を示している。入力端子1
より入力される映像信号は、有効領域抽出回路8に入力
され、有効領域抽出回路8の第一の出力はフレームメモ
リ2に入力されるとともに、検出器3bの第一の入力に
与えられる。有効領域抽出回路8の第二の出力はノイズ
量検知器9に入力され、ノイズ量検知器9の出力は検出
器3bの第三の入力に与えられる。検出器3bの第二の
入力にはフレームメモリ2の出力が与えられる。検出器
3bの出力は間引き回路4の第二の入力に与えられると
ともに、識別信号生成器7に入力される。
【0063】図8は実施例2の映像信号変換装置におけ
る検出器3bの一構成例を示すブロック図である。図に
おいて、図3と同一符号は同一または相当部分を示して
おり、比較器306の第二の入力にはノイズ量検出器9
の出力が与えられる点が、実施例1の検出器3aと異な
る。
【0064】次に動作について説明する。入力端子1か
ら入力される映像信号は、有効領域抽出回路8におい
て、画像の有効領域が切り出され、第一の出力として出
力される。また、有効領域抽出回路8は、水平ブランキ
ング期間および/または垂直ブランキング期間も切り出
し、ノイズ量検知器9へ出力する。ノイズ量検知器9は
水平ブランキング期間および/または垂直ブランキング
期間の信号からノイズ量を検知し、ノイズ量の大小によ
り検出器3bに与える閾値を上下させる。すなわち、ノ
イズが少なければ閾値を小さくし、ノイズが多ければ閾
値を大きくする。他の動作は実施例1と同様であるの
で、説明を省略する。
【0065】実施例3.図9は実施例3による映像信号
変換装置のブロック図である。図において、図1と同一
符号は同一または相当部分を示している。入力端子1よ
り入力される映像信号はフレームメモリ2に入力される
とともに、検出器3cの第一の入力に与えられる。検出
器3cの第二の入力にはフレームメモリ2の出力が与え
られる。検出器3cの第一、第二、および第三の出力
は、再判定器10aに入力される。再判定器10aの出
力は間引き回路4の第二の入力に与えられるとともに、
識別信号生成器7に入力される。
【0066】図10は実施例3による映像信号変換装置
における検出器3cの一構成例を示すブロック図であ
る。図において、図3と同一符号は同一または相当部分
を示しており、メモリ310は最大値検出器305の出
力を遅延するメモリであり、メモリ310の出力は検出
器3cの第一の出力として出力され、最大値検出器30
5の出力は検出器3cの第二の出力として出力され、判
定器309の出力は検出器3cの第三の出力として出力
される。
【0067】図11は実施例3による映像信号変換装置
における再判定器10aの一構成例を示すブロック図で
ある。図において、検出器3cの第一、第二の出力は、
それぞれ、比較器1101の第一、第二の入力に与えら
れる。比較器1101の第三の入力には定数発生器11
02の出力が与えられる。一方、検出器3cの第三の出
力は判定器1103の第一の入力に与えられる。判定器
1103の第二の入力には、比較器1101の出力が与
えられる。また、1104aないし1104eはメモリ
であり、これらの出力はセレクタ1105の第一ないし
第五の入力に与えられる。セレクタ1105の第六の入
力にはカウンタ1106の出力が与えられる。セレクタ
1105の出力は判定器1103の第三の入力に与えら
れる。判定器1103の第一の出力は再判定器10aの
出力として出力されるとともに、判定器1103の第二
の出力はカウンタ1106に入力される。
【0068】次に動作について説明する。実施例3の映
像信号変換装置は、検出器3cの判定結果を再判定器1
0aで補正する点が、実施例1と異なる。検出器3cの
構成は、検出器3aと同様であるが、再判定器10aで
もう一度判定を行えるよう、各フレームのトップフィー
ルドとボトムフィールドのブロック内のフレーム間差分
絶対値和の最大値も出力する点のみが異なる。以下、再
判定器10aについて説明する。
【0069】再判定器10aは、入力映像信号が2−3
プルダウンされた信号である場合に、検出器3cの判定
結果と2−3プルダウン信号の現在の位相とを比較する
ことにより、2−3プルダウン信号を安定して逆2ー3
プルダウンするとともに、2−3プルダウン信号の2−
3のタイミングが変わった場合にも逆2ー3プルダウン
できるよう、検出器3cの判定結果を補正するものであ
る。すなわち、図4(b)で説明したように、本来、2
−3プルダウンされた信号は、「NORMAL」、「N
ORMAL」、「TOP」、「MIXED」、「BOT
TOM」の順に、5フレームの周期をもつ。そこで、こ
の周期の中の位相と検出器3cの判定結果とを比較し、
なるべくこの周期を保つよう、必要に応じて同一画面が
繰り返されているフィールドの判定を緩くして、検出器
3cの判定結果を補正する。
【0070】また、例えば、入力映像信号が2−3プル
ダウンされた後に編集されている場合など、2−3のタ
イミングが途中で変わっている場合、上記のように検出
器3cの判定結果を補正しても、現在の位相と一致しな
いことがある。このような場合は、現在の位相を1つ遅
らせるか、または、現在の位相を1つ進ませることによ
り、対処することができる。すなわち、2−3プルダウ
ンのタイミングが途中で変わっている場合と言うのは、
上記の「NORMAL」、「NORMAL」、「TO
P」、「MIXED」、「BOTTOM」という周期が
途中でくずれている場合であるが、ここで各位相におけ
る間引き回路4の動作を考えれば、間のフレーム数が変
わることはあっても、「TOP」と「BOTTOM」の
順だけは変えられないことが分かる。つまり、「TO
P」の後、「BOTTOM」が来るよりも先に「TO
P」が来る場合を考えると、続けてトップフィールドを
間引くことになるので、ボトムフィールドだけが2フィ
ールド余り、フレームを構成することができなくなる。
同様に、「BOTTOM」の後、「TOP」が来るより
も先に「BOTTOM」が来ると、続けてボトムフィー
ルドを間引くことになるので、トップフィールドだけが
2フィールド余り、フレームを構成することができなく
なる。従って、2−3プルダウンのタイミングが変化す
る場合でも、「TOP」と「BOTTOM」の間の「N
ORMAL」および「MIXED」のフレーム数が変わ
る場合のみ考えればよい。よって、起こり得る変化は、
周期上の位相が「NORMAL」であるときに実際の位
相が「TOP」になる、周期上の位相が「TOP」であ
るときに実際の位相が「NORMAL」になる、周期上
の位相が「MIXED」であるときに実際の位相が「B
OTTOM」になる、周期上の位相が「BOTTOM」
であるときに実際の位相が「MIXED」になる、の四
通りである。
【0071】以上のことをふまえ、図11に従って、再
判定器10aの動作について説明する。まず、検出器3
cから出力されるトップフィールドとボトムフィールド
のブロック内のフレーム間差分絶対値和の最大値は、比
較器1101で、定数βと比較される。定数βは検出器
3cの定数αよりも大きい定数である。すなわち、検出
器3cより緩い条件で、同一画面フィールドの繰り返し
を検出する。
【0072】一方、メモリ1104aないし1104e
には、あらかじめ、図4(b)に示した2−3プルダウ
ン信号の1周期の各位相を表わす信号を順に設定してお
く。例えば、メモリ1104aには「NORMAL」、
メモリ1104bにも「NORMAL」、メモリ110
4cには「TOP」、メモリ1104dには「MIXE
D」、メモリ1104eには「BOTTOM」を示す信
号を設定する。セレクタ1105は、カウンタ1106
からの信号に従って、上記メモリ1104aないし11
04eの出力を選択して、判定器1103へ出力する。
入力端子1から入力される映像信号が、ビデオテープレ
コーダなどの記録媒体から出力される信号である場合
は、あらかじめ、入力される2−3プルダウン信号の周
期を確認し、最初の5フレームの位相を順に、メモリ1
104aからメモリ1104eに設定し、初期状態にお
いて、入力される2−3プルダウン信号の位相と同じ位
相がセレクタ1105から出力されるようにする。
【0073】判定器1103は、検出器3cから出力さ
れる判定結果とセレクタ1105から出力される現在の
位相とを比較し、検出器3cから出力される判定結果を
補正して、補正された判定結果を再判定器10aの出力
として出力する。この判定器1103の動作は、(1)
検出器3cの判定結果とセレクタ1105から出力され
る現在の位相が一致する場合、(2)検出器3cの判定
結果とセレクタ1105から出力される現在の位相が一
致しない場合で、現在の位相が「TOP」または「BO
TTOM」である場合、(3)検出器3cの判定結果と
セレクタ1105から出力される現在の位相が一致しな
い場合で、現在の位相が「NORMAL」または「MI
XED」の場合、の三つの場合によって、それぞれ異な
る。
【0074】まず、検出器3cの判定結果とセレクタ1
105から出力される現在の位相が一致する場合には、
判定器1103は、検出器3cの判定結果をそのまま第
一の出力として出力する。次に、検出器3cの判定結果
とセレクタ1105から出力される現在の位相が一致し
ない場合で、現在の位相が「TOP」または「BOTT
OM」である場合について説明する。この場合、判定器
1103は比較器1101による緩い条件での同一画面
フィールドの繰り返しの判定を参照する。すなわち、セ
レクタ1105から出力される現在の位相が「TOP」
で、比較器1101による緩い条件ではトップフィール
ドが同一画面フィールドの繰り返しであると判定された
場合には、判定器1103は「TOP」を出力する。ま
た、セレクタ1105の出力が「BOTTOM」で、比
較器1101による緩い条件ではボトムフィールドが同
一画面フィールドの繰り返しであると判定された場合に
は、判定器1103は「BOTTOM」を出力する。こ
れら2つの場合は、結果的に2−3プルダウン信号の現
在の位相は変わっていない。一方、セレクタ1105か
ら出力される現在の位相が「TOP」であって、比較器
1101による判定においても、トップフィールドは同
一画面フィールドの繰り返しではないと判定された場
合、判定器1103は「NORMAL」を第一の出力と
して出力し、かつ、現在の位相を1つ遅らせるよう、カ
ウンタ1106に制御信号を送る。また、セレクタ11
05の出力が「BOTTOM」であって、比較器110
1による判定においても、ボトムフィールドは同一画面
フィールドの繰り返しではないと判定された場合、判定
器1103は「MIXED」を第一の出力として出力
し、かつ、現在の位相を1つ遅らせるよう、カウンタ1
106に制御信号を送る。
【0075】次に、検出器3cの判定結果とセレクタ1
105から出力される現在の位相が一致しない場合で、
現在の位相が「NORMAL」または「MIXED」で
ある場合について説明する。まず、セレクタ1105か
ら出力される現在の位相が「NORMAL」で、検出器
3cの判定結果が「TOP」である場合は、判定器11
03は「TOP」を第一の出力として出力し、かつ、現
在の位相を1つ進ませるよう、カウンタ1106に制御
信号を送る。現在の位相が「NORMAL」であって、
検出器3cの判定結果が「TOP」でない場合は、判定
器1103は「NORMAL」を出力する。この場合、
現在の位相は変化していない。また、セレクタ1105
から出力される現在の位相が「MIXED」で、検出器
3cの判定結果が「BOTTOM」である場合は、判定
器1103は「BOTTOM」を第一の出力として出力
し、かつ、現在の位相を1つ進ませるよう、カウンタ1
106に制御信号を送る。現在の位相が「MIXED」
であって、検出器3cの判定結果が「BOTTOM」で
ない場合は、判定器1103は「MIXED」を出力す
る。この場合、現在の位相は変化していない。
【0076】カウンタ1106は、セレクタ1105が
メモリ1104aからメモリ1104eの出力を順に選
択し出力するよう、1つずつアドレスを増やす。しか
し、判定器1103から、現在の位相を1つ遅らせるよ
う制御信号が送られてきたときは、アドレスを増やさ
ず、そのままの値を保持する。また、判定器1103か
ら、現在の位相を1つ進ませるよう制御信号が送られて
きたときは、アドレスを2つ増やす。このようにして、
カウンタ1106は、2−3プルダウンのタイミングが
変わったときも、セレクタ1105が常に現在の位相を
出力することができるように、アドレスを制御する。
【0077】実施例4.図12は実施例4による映像信
号変換装置を示すブロック図である。図において、図
1、図9と同一符号は同一または相当部分を示してお
り、1201は位相検出器である。検出器3cの第一、
第二および第三の出力は再判定器10bに入力される。
検出器3cの第三の出力は、位相検出器1201にも入
力される。位相検出器1201の出力は、再判定器10
bの第四の入力に与えられる。再判定器10bの出力
は、間引き回路4の第二の入力に与えられるとともに、
識別信号生成器7にも入力される。
【0078】図13は実施例4による映像信号変換装置
における再判定器10bの一構成例を示すブロック図で
ある。図において、図11と同一符号は同一部分または
相当部分を示している。すなわち、再判定器10bは、
位相検出器1201の出力を、判定器1103およびカ
ウンタ1106に入力する点が、再判定器10aと異な
る。
【0079】次に動作について説明する。実施例4によ
る映像信号変換装置は、検出器3cから出力される判定
結果を用いて、入力される2−3プルダウン信号の現在
の位相を検出し、検出した位相を再判定器10bに設定
するとともに、位相を検出するまでは間引きを行わない
よう再判定器10bの出力を制御する位相検出器120
1を備えた点が実施例3と異なる。実施例3において
は、入力される映像信号がビデオテープレコーダなどの
記録媒体から出力される信号である場合は、あらかじ
め、入力される2−3プルダウン信号の周期を確認し、
最初の5フレームの位相を順に、メモリ1104aから
メモリ1104eに設定し、初期状態において、入力さ
れる2−3プルダウン信号の位相と同じ位相がセレクタ
1105から出力されるようにすると述べた。この実施
例4は、入力映像信号があらかじめわからない場合で
も、セレクタ1105が現在の位相を正しく出力するよ
う構成したものである。すなわち、入力される2−3プ
ルダウン信号の周期をあらかじめ確認しなくても、再判
定器10bは正しく動作する。
【0080】位相検出器1201は、検出器3cから出
力される「NORMAL」、「TOP」、「MIXE
D」、または「BOTTOM」の判定結果から、2−3
プルダウン信号の周期を確認する。位相検出器1201
は、2−3プルダウン信号の周期を2周期続けて確認で
きたときに、セレクタ1105が現在の位相を出力でき
るよう、カウンタ1106の値をセットし、判定器11
03が現在の位相と検出器3cの判定結果を比較して実
施例3で述べたような再判定の動作を開始するように制
御信号を出す。位相検出器1201が2周期を確認する
までは、判定器1103は常に「NORMAL」を出力
する。
【0081】実施例5.なお、上記実施例3ないし上記
実施例4においても、上記実施例2と同様に、水平ブラ
ンキング期間および/または垂直ブランキング期間の信
号からノイズ量を検知するノイズ量検知器を備え、ノイ
ズ量の大小により検出器3cの閾値αおよび再判定器1
0aないし10bの閾値βを上下させるよう構成しても
よい。すなわち、ノイズが少なければ閾値αおよびβを
小さくし、ノイズが多ければ閾値αおよびβを大きくす
ることにより、ノイズによる誤判定を避けることができ
る。
【0082】実施例6.図14は実施例6による映像信
号変換装置を示すブロック図である。図において、図1
と同一符号は同一または相当部分を示しており、140
1はフィールドメモリである。実施例6はフレームメモ
リ2の代わりにフィールドメモリ1401を使い、検出
器3dはフィールド間差分を用いて、同一画面フィール
ドの繰り返しを検出する点が、実施例1と異なる。
【0083】図15は実施例6による検出器3dの一構
成例を示すブロック図である。図において、図3と同一
符号は同一または相当部分を示しており、1501は定
数発生器、1502は判定器である。
【0084】次に動作について説明する。実施例6は、
フィールド間差分を用いて、同一画面が繰り返されてい
るフィールドを検出する点が、実施例1と異なる。すな
わち、図4(b)のように2−3プルダウンされた映像
信号が入力された場合、各フレームのフィールド間差分
を求めると、「NORMAL」と「BOTTOM」のフ
レームは、トップフィールドとボトムフィールドが同じ
時間にサンプリングされたものなので、フィールド間差
分は小さいが、「TOP」と「MIXED」のフレーム
は、もともと異なる時間のフィールドから構成されてい
るので、フィールド間差分が大きくなる。従って、例え
ば、各フレームのトップフィールドとボトムフィールド
の差分絶対値の平均を計算した結果が図16のようにな
ったとき、フレーム番号2は「NORMAL」、フレー
ム番号3も「NORMAL」、フレーム番号4は「TO
P」、フレーム番号5は「MIXED」、フレーム番号
6は「BOTTOM」というように、判定することがで
きる。このように、検出器3dはフィールド間差分の絶
対値和を求め、その値を定数発生器1501から出力さ
れる定数γと比較し、判定器1502において、その比
較結果から2−3プルダウン信号の位相を判定し、出力
する。
【0085】なお、上記実施例6においては、入力され
る2−3プルダウン信号、すなわち、図4(b)の30
Hzインターレースの信号が、図4(a)から(b)に
示したように、基本的に第一フィールドがトップフィー
ルドとなるように2−3プルダウンされた信号であると
して説明したが、第一フィールドがボトムフィールドと
なるように2−3プルダウンされた信号である場合も、
トップフィールドとボトムフィールドの役割を入れ換え
ることにより、全く同様に映像信号変換装置を構成する
ことができる。すなわち、第一フィールドがボトムフィ
ールドとなるように2−3プルダウンされた信号である
場合、図17(a)から(b)に示したように変換され
ているので、5フレームの周期は、「NORMAL」、
「NORMAL」、「BOTTOM」、「MIXE
D」、「TOP」の順に位相がまわる。また、この場
合、各フレームのフィールド間差分は「BOTTOM」
と「MIXED」で大きくなるので、例えばフィールド
間差分が図16のようになった場合、フレーム番号2は
「NORMAL」、フレーム番号3も「NORMA
L」、フレーム番号4は「BOTTOM」、フレーム番
号5は「MIXED」、フレーム番号6は「TOP」と
なる。
【0086】また、上記実施例6では各フレームについ
てトップフィールドとボトムフィールドの差分を求める
としたが、前フィールドとの差分を毎フィールド求める
よう構成してもよい。すなわち、1フィールド前との差
分と、1フィールド後との差分の両方が得られることに
より、正確に判定を行うことができる。
【0087】また、フレーム間差分とフィールド間差分
を両方用いて、同一画面フィールドの繰り返しを判定す
るよう構成することにより、2−3プルダウンのタイミ
ングが途中で変わるような画像も、簡単に判定すること
ができる。すなわち、実施例3においては、2−3プル
ダウンのタイミングが途中で変わる場合に対応できるよ
う、再判定器を備えるとしたが、フィールド差分も用い
ることにより、2つのフィールドが同時刻にサンプリン
グされたものかどうかを判定できるので、2−3プルダ
ウン信号の現在の位相を考慮しなくても、間引いてよい
フィールドか否かが判断できる。すなわち、同一画面フ
ィールドの繰り返しを正確に判断するためのフレーム間
差分と、同一画面が繰り返されているフィールドを間引
いて正しいフレームが構成できるかを判断するフィール
ド間差分とを併用することにより、誤りなくフィールド
間引きを行うことができる。
【0088】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の映像信号変換装
置によれば、入力映像信号の中で同一画面が繰り返され
ているフィールドを検出し、この検出されたフィールド
を間引くので、時間方向の冗長性を低減することができ
る映像信号変換装置を得る効果がある。
【0089】また、本発明の請求項2記載の映像信号変
換装置によれば、入力映像信号の中で同一画面が繰り返
されているフィールドを検出し、この検出されたフィー
ルドを間引いて新たなフレームを構成するとともに、こ
の新たなフレームに対応する識別信号を出力するので、
時間方向の冗長性を低減できるとともに、この識別信号
を用いて元の映像信号に再変換することを可能にする映
像信号変換装置を得る効果がある。
【0090】また、本発明の請求項3記載の映像信号変
換装置によれば、各フィールドのフレーム間差分を用
い、同一画面フィールドが繰り返されているときにはフ
レーム間差分が0になることを利用するので、同一画面
が繰り返されているフィールドを正確に検出できる映像
信号変換装置を得る効果がある。
【0091】また、本発明の請求項4記載の映像信号変
換装置によれば、各フィールドを複数画素からなるブロ
ックに分割し、ブロック内のフレーム間差分の絶対値和
を用いて、同一画面フィールドの繰り返しを検出するの
で、ノイズが重畳している場合にも、ブロック内でノイ
ズが平均化されて、ノイズの影響による検出誤りを低減
できる映像信号変換装置を得る効果がある。
【0092】また、本発明の請求項5記載の映像信号変
換装置によれば、各フィールドを複数画素からなるブロ
ックに分割し、ブロック内のフレーム間差分の絶対値和
を求め、各フィールド内の該絶対値和の最大値を用い
て、同一画面フィールドの繰り返しを検出するので、画
像全体の内の一部しか動いていないような動画像であっ
ても、検出誤りを抑えられる映像信号変換装置を得る効
果がある。
【0093】また、本発明の請求項6記載の映像信号変
換装置によれば、請求項5記載の映像信号変換装置にお
いて、上記ブロックが、水平16画素×垂直8ラインま
たは水平16画素×垂直16ラインの隣接画素から成る
よう構成するので、既存の一般的な映像信号符号化装置
における動き補償予測のブロックサイズと一致し、万
一、検出誤りが生じて、小さい動きがあるのにフィール
ドを間引いてしまった場合でも、次段の映像信号符号化
装置における動き判定の結果と同じなので、画質が極端
に変化するのを避けられる映像信号変換装置を得る効果
がある。
【0094】また、本発明の請求項7記載の映像信号変
換装置によれば、請求項5記載の映像信号変換装置にお
いて、上記ブロックが、水平N画素×垂直1ライン
(N:自然数)から成るよう構成するので、遅延なくブ
ロックを構成できる映像信号変換装置を得る効果があ
る。
【0095】また、本発明の請求項8記載の映像信号変
換装置によれば、請求項5記載の映像信号変換装置にお
いて、上記ブロックが、隣接する複数ラインから成るよ
う構成するので、遅延なくブロックを構成することがで
き、かつ、垂直方向にもノイズを平均化し、ノイズの影
響を減少させることのできる映像信号変換装置を得る効
果がある。
【0096】また、本発明の請求項9記載の映像信号変
換装置によれば、各フレームのトップフィールドとボト
ムフィールドのフィールド間差分を用い、フィールド間
差分が大きいときは、時間的に異なる2フィールドから
なるフレームであると判定できるので、少ない遅延時間
で同一画面が繰り返されているフィールドを検出できる
映像信号変換装置を得る効果がある。
【0097】また、本発明の請求項10記載の映像信号
変換装置によれば、各フィールドのフレーム間差分から
求めた評価値を閾値と比較することにより、同一画面フ
ィールドの繰り返しを検出することができ、かつ、各フ
ィールドの水平ブランキング期間および/または垂直ブ
ランキング期間の信号から該フィールドのノイズ量を検
知し、ノイズ量に応じて検出に用いる閾値を変化させる
ことにより、ノイズの影響を排除して正確に同一画面フ
ィールドの繰り返しを検出できる映像信号変換装置を得
る効果がある。
【0098】また、本発明の請求項11記載の映像信号
変換装置によれば、入力映像信号の中で同一画面が繰り
返されているフィールドを検出する検出器と、この検出
器の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在の
位相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器とを
備え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引く
ので、2−3プルダウンされた信号を安定して逆2ー3
プルダウンすることのできる映像信号変換装置を得る効
果がある。
【0099】また、本発明の請求項12記載の映像信号
変換装置によれば、入力映像信号の中で同一画面が繰り
返されているフィールドを検出する検出器と、この検出
器の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在の
位相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器とを
備え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引
き、新たなフレームを構成するとともに、この新たなフ
レームに対応する識別信号を出力するので、2−3プル
ダウンされた信号を安定して逆2ー3プルダウンするこ
とができるとともに、この識別信号を用いて元の映像信
号に再変換することを可能にする映像信号変換装置を得
る効果がある。
【0100】また、本発明の請求項13記載の映像信号
変換装置によれば、請求項11または請求項12記載の
映像信号変換装置において、上記再判定器が、上記検出
器の出力を補正して出力するとともに、この補正した出
力と2−3プルダウン信号の周期における現在の位相と
が一致しない場合には、現在の位相を1遅らせるか、ま
たは1進ませるので、例えば入力映像信号が2−3プル
ダウンされた後に編集されているような信号の場合な
ど、2−3のタイミングが変わっている場合にも、逆2
ー3プルダウンすることのできる映像信号変換装置を得
る効果がある。
【0101】また、本発明の請求項14記載の映像信号
変換装置によれば、請求項13記載の映像信号変換装置
において、上記検出器が各フィールドのフレーム間差分
から求めた評価値を第一の閾値と比較することにより、
同一画面フィールドの繰り返しを検出することができ、
かつ、上記再判定器が、上記検出器の出力と2−3プル
ダウン信号の周期における現在の位相とが一致しない場
合に、上記評価値を上記第一の閾値より大きい第二の閾
値と比較することにより、なるべく現在の位相を維持す
るようにするので、安定して逆2ー3プルダウンできる
映像信号変換装置を得る効果がある。
【0102】また、本発明の請求項15記載の映像信号
変換装置によれば、請求項14記載の映像信号変換装置
において、各フィールドの水平ブランキング期間および
/または垂直ブランキング期間の信号を用いて該フィー
ルドのノイズ量を検知し、ノイズ量に応じて上記第一の
閾値および第二の閾値を変化させるので、ノイズの影響
を排除して、正確に逆2ー3プルダウンできる映像信号
変換装置を得る効果がある。
【0103】また、本発明の請求項16記載の映像信号
変換装置によれば、入力映像信号の中で同一画面が繰り
返されているフィールドを検出する検出器と、この検出
器の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在の
位相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器とを
備え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引く
よう構成した映像信号変換装置において、上記検出器の
出力を用いて2−3プルダウン信号の周期を確認し、確
認された周期により現在の位相を上記再判定器に設定す
る位相検出器を備え、この位相検出器において2周期以
上を確認するまでは、フィールド間引きを行わないよう
上記再判定器の出力を制御するので、初期状態におい
て、誤って必要なフィールドを間引くのを防ぐことので
きる映像信号変換装置を得る効果がある。
【0104】また、本発明の請求項17記載の映像信号
再変換装置によれば、上記請求項2または請求項12記
載の映像信号変換装置で変換された映像信号と、この映
像信号に対応する識別信号とを入力とし、この識別信号
に従って、前記映像信号を再変換するので、完全に元の
映像信号に再変換することのできる映像信号再変換装置
を得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による映像信号変換装置を
示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例1による映像信号再変換装置
を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施例1による映像信号変換装置に
おける検出器の一構成例を示すブロック図である。
【図4】 本発明における映像信号変換装置および映像
信号再変換装置の動作を説明するための概念図である。
【図5】 本発明の実施例1による映像信号変換装置に
おける検出器の一例を動作について説明するためのデー
タ図である。
【図6】 本発明の実施例1による映像信号変換装置に
おける検出器の他の例を動作について説明するためのデ
ータ図である。
【図7】 本発明の実施例2による映像信号変換装置を
示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施例2による映像信号変換装置に
おける検出器の一構成例を示すブロック図である。
【図9】 本発明の実施例3による映像信号変換装置を
示すブロック図である。
【図10】 本発明の実施例3による映像信号変換装置
における検出器の一構成例を示すブロック図である。
【図11】 本発明の実施例3による映像信号変換装置
における再判定器の一構成例を示すブロック図である。
【図12】 本発明の実施例4による映像信号変換装置
を示すブロック図である。
【図13】 本発明の実施例4による映像信号変換装置
における再判定器の一構成例を示すブロック図である。
【図14】 本発明の実施例6による映像信号変換装置
を示すブロック図である。
【図15】 本発明の実施例6による映像信号変換装置
における検出器の一構成例を示すブロック図である。
【図16】 本発明の実施例6による映像信号変換装置
における検出器の一例を動作について説明するためのデ
ータである。
【図17】 本発明の実施例6による映像信号変換装置
の動作を説明するための概念図である。
【図18】 2−3プルダウン信号の成り立ちを説明す
るための概念図である。
【符号の説明】
1,11a,11b 入力端子、2 フレームメモリ、
3a〜3d 検出器、4 間引き回路、5,308,3
10,1104a〜1104 e メモリ、6a,6
b,16 出力端子、7 識別信号生成器、8 有効領
域抽出回路、9ノイズ量検知器、10a,10b 再判
定器、11a,11b 入力端子、12,13a,13
b,15 切替え器、14a〜14d フィールドメモ
リ、301 減算器、302 絶対値演算器、303
ブロック化回路、304 加算器、305 最大値検出
器、306,1101 比較器、307,1102,1
501 定数発生器、309,1103,1502 判
定器、1105 セレクタ、1106 カウンタ、12
01 位相検出器。
フロントページの続き (72)発明者 浅村 ▲よし▼範 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式会 社映像システム開発研究所内 (72)発明者 外田 修司 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式会 社映像システム開発研究所内 (72)発明者 倉橋 聡司 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式会 社映像システム開発研究所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の中で同一画面が繰り返さ
    れているフィールドを検出する検出器を備え、この検出
    されたフィールドを間引くことを特徴とする映像信号変
    換装置。
  2. 【請求項2】 入力映像信号の中で同一画面が繰り返さ
    れているフィールドを検出する検出器を備え、この検出
    されたフィールドを間引いて新たなフレームを構成する
    とともに、この新たなフレームに対応する識別信号を出
    力することを特徴とする映像信号変換装置。
  3. 【請求項3】 上記検出器が、各フィールドのフレーム
    間差分を用いて、同一画面フィールドの繰り返しを検出
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載の映
    像信号変換装置。
  4. 【請求項4】 上記検出器が、各フィールドを複数画素
    からなるブロックに分割し、ブロック内のフレーム間差
    分の絶対値和を用いて、同一画面フィールドの繰り返し
    を検出することを特徴とする請求項3記載の映像信号変
    換装置。
  5. 【請求項5】 上記検出器が、各フィールドを複数画素
    からなるブロックに分割し、ブロック内のフレーム間差
    分の絶対値和を求め、各フィールド内の該絶対値和の最
    大値を用いて、同一画面フィールドの繰り返しを検出す
    ることを特徴とする請求項3記載の映像信号変換装置。
  6. 【請求項6】 上記ブロックが、水平16画素×垂直8
    ラインないし水平16画素×垂直16ラインの隣接画素
    から成ることを特徴とする請求項5記載の映像信号変換
    装置。
  7. 【請求項7】 上記ブロックが、水平N画素×垂直1ラ
    イン(N:自然数)から成ることを特徴とする請求項5
    記載の映像信号変換装置。
  8. 【請求項8】 上記ブロックが、隣接する複数ラインか
    ら成ることを特徴とする請求項5記載の映像信号変換装
    置。
  9. 【請求項9】 上記検出器が、フィールド間差分を用い
    て、同一画面フィールドの繰り返しを検出することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の映像信号変換装
    置。
  10. 【請求項10】 上記検出器は、各フィールドのフレー
    ム間差分から求めた評価値を閾値と比較するよう構成
    し、かつ、各フィールドの水平ブランキング期間および
    /または垂直ブランキング期間の信号を用いて、検出に
    用いる閾値を変化させるよう構成したことを特徴とする
    請求項3記載の映像信号変換装置。
  11. 【請求項11】 入力映像信号の中で同一画面が繰り返
    されているフィールドを検出する検出器と、この検出器
    の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在の位
    相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器とを備
    え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引くよ
    う構成したことを特徴とする映像信号変換装置。
  12. 【請求項12】 入力映像信号の中で同一画面が繰り返
    されているフィールドを検出する検出器と、この検出器
    の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在の位
    相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器とを備
    え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引き、
    新たなフレームを構成するとともに、この新たなフレー
    ムに対応する識別信号を出力することを特徴とする映像
    信号変換装置。
  13. 【請求項13】 上記再判定器は、上記検出器の出力を
    補正して出力するとともに、この補正した出力と2−3
    プルダウン信号の周期における現在の位相とが一致しな
    い場合には、現在の位相を1遅らせるか、または1進ま
    せることを特徴とする請求項11または請求項12記載
    の映像信号変換装置。
  14. 【請求項14】 上記検出器は、各フィールドのフレー
    ム間差分から求めた評価値を第一の閾値と比較するよう
    構成し、かつ、上記再判定器は、上記検出器の出力と2
    −3プルダウン信号の周期における現在の位相とが一致
    しない場合に、上記評価値を上記第一の閾値より大きい
    第二の閾値と比較するよう構成することを特徴とする請
    求項13記載の映像信号変換装置。
  15. 【請求項15】 上記第一の閾値および第二の閾値を、
    各フィールドの水平ブランキング期間および/または垂
    直ブランキング期間の信号を用いて、変化させるよう構
    成したことを特徴とする請求項14記載の映像信号変換
    装置。
  16. 【請求項16】 入力映像信号の中で同一画面が繰り返
    されているフィールドを検出する検出器と、この検出器
    の出力と2−3プルダウン信号の周期における現在の位
    相とを比較して検出器の出力を補正する再判定器とを備
    え、この再判定器の出力に従ってフィールドを間引くよ
    う構成した映像信号変換装置において、上記検出器の出
    力を用いて2−3プルダウン信号の周期を確認し、確認
    された周期により現在の位相を上記再判定器に設定する
    位相検出器を備え、この位相検出器において2周期以上
    を確認するまでは、フィールド間引きを行わないよう上
    記再判定器の出力を制御することを特徴とする映像信号
    変換装置。
  17. 【請求項17】 上記請求項2または請求項12記載の
    映像信号変換装置で変換された映像信号と、この映像信
    号に対応する識別信号とを入力とし、この識別信号に従
    って、前記映像信号を再変換することを特徴とする映像
    信号再変換装置。
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