JP2002525927A - ビデオ信号処理の方法と装置 - Google Patents

ビデオ信号処理の方法と装置

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JP2002525927A JP2000570975A JP2000570975A JP2002525927A JP 2002525927 A JP2002525927 A JP 2002525927A JP 2000570975 A JP2000570975 A JP 2000570975A JP 2000570975 A JP2000570975 A JP 2000570975A JP 2002525927 A JP2002525927 A JP 2002525927A
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ジェレッツ,ペーター
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バルコ エヌ.ヴイ.
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Abstract

(57)【要約】 ビデオ処理の方法と装置であって、偶数と奇数に分けられた映像の連続フィールド間で起こりうる動きを検出して、モードすなわちビデオモードまたはフィルムモードを決定するビデオ処理の方法において、連続フィールド間の動きまたは静止のシーケンスを検出して、いくつかのフィールドにわたるこのシーケンスをメモリに記憶し、そのあと、前記シーケンスを、当該モードに固有のパターンと比較して、通常のビデオモードが検出された場合、メジアンフィルタリングを実施し、一方、フィルムモード(2:2プルダウンまたは3:2プルダウン)が検出された場合、前記メジアンフィルタリングのスイッチを切り、フィルム局面に同期して、同一のフィルム映像から誘導される、一つのグループに属する偶数および奇数のフィールドを、オリジナルのフィルム映像が得られるまでふたたび合併し、該映像を、後続のオリジナルのフィルム映像が前記合併によってふたたび構成できるまで反復すること、から成ることを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、偶数と奇数に分けられた映像の連続フィールド間で起こりうる動き
を検出して、モードすなわちビデオモードまたはフィルムモードを決定するビデ
オ処理の方法に関する。
【0002】 より詳しくは、本発明は、ビデオテープ、DVD、レーザーディスク(登録商 標)、チューナー、その他からのビデオ信号の処理、したがってまた、標準規格 PAL、SECAM、およびNTSCビデオ信号の処理に関する。
【0003】 特に、いわゆる“2:2プルダウン”またはいわゆる“3:2プルダウン”の
ようなフィルムモードには、フィルム映像を偶数と奇数のフィールドに分けるこ
とが含まれ、これらの信号を標準的なやり方で処理した場合、モニター上の映像
の質にやっかいな影響が現れうる。この標準的なやり方では、どのモードにより
そのときのビデオ信号が変換され、次にフィルムモード信号のさらなる特定処理
が実施されることになるかを、連続フィールド間の動きの検出により決定する。
【0004】 公知の方法の場合、この動きの検出はフィールドのエッジに起こりうる動きを
検出することによって行われ、その結果にもとづいて、フィールドに多くの細部
がある場合には、迅速な介入が行われる。それには、多数の補助装置たとえば相
関器一式が必要である。
【0005】 したがって、これらの公知の方法の使用には、割合に高価で大きな装置が必要
になる。
【0006】 本発明の目的は、割合に安価でコンパクトに設計できる装置を使用して、前記
その他の欠点を避け、またフィルムモードの場合でも、モニター上に高品質の映
像を表示できるビデオ処理の方法を提供することである。
【0007】 この目的は、本発明により、 連続フィールド間の動きまたは静止のシーケンスを検出して、いくつかのフィ
ールドにわたるこのシーケンスをメモリに記憶し、そのあと、 前記シーケンスを、当該モードに固有のパターンと比較して、通常のビデオモ
ードが検出された場合、メジアンフィルタリングを実施し、一方、フィルムモー
ド(2:2プルダウンまたは3:2プルダウン)が検出された場合、前記メジア
ンフィルタリングのスイッチを切り、フィルム局面に同期して、同一のフィルム
映像から誘導される整合する偶数および奇数のフィールドを、オリジナルのフィ
ルム映像が得られるまでふたたび合併し、該映像を、後続のオリジナルのフィル
ム映像が前記合併によってふたたび構成できるまで反復すること、から成ること
を特徴とする方法、によって実現される。
【0008】 前記動きの検出すなわち動きおよび静止の前記シーケンスの検出は、3点メジ
アンフィルタリング操作によって実施することができ、そのあと、前記メジアン
フィルタリング操作の結果と後続フィールドの入情報とを二つの低域フィルター
によってフィルターし、これら二つの低域フィルターの結果の絶対差を計算して
これらの差を加算し、その和を、場合によってはある数で割ってから、しきい値
と比較し、この比較の結果が、連続フィールド間の動きおよび静止の、メモリに
記憶される前記シーケンスを構成する。
【0009】 処理すべきビデオ信号には、好ましくは、2倍化、またやはり好ましくは、4
倍化、またやはり好ましくはフィールド速度2倍化が加えられる。
【0010】 本発明は、また、前記実施形態のいずれかによる方法を使用するのに特に適し
た装置にも関する。
【0011】 したがって、本発明は、動き検出器、該検出器に接続されたフィルムモード/
ビデオモード検出器、処理をフィルム局面に同期させるための同期装置、および
フィルムプロセッサー本体を有することを特徴とする装置、に関する。
【0012】 好ましくは、動き検出器は、入力としてビデオ映像のそのときのフィールドお
よび次のフィールドを有するメジアンフィルターに接続され、また二つの低域フ
ィルターを有し、これらのフィルターの一つがメジアンフィルターの出力に接続
され、他が入力として次の入フィールドの情報を有し、また前記動き検出器は、
二つの低域フィルターに接続されていてこれらの出力の差を計算する微分器、該
微分器に接続された加算器(summator)、該加算器に接続されたカウン
ター、および該カウンターに接続されていて該カウンターの出力をしきい値と比
較する比較器を有する。
【0013】 好ましくは、フィルムモード/ビデオモード検出器は、シフトレジスターを有
し、該レジスターに、いくつかのフィールドにわたる比較器の結果が記憶され、
それによって、特定モードに固有のパターンとの比較が可能になるようにする。
【0014】 この装置は、2倍化を使用するための手段および/または4倍化を実施するた
めの手段、および50または60Hzから100または120Hzへのフィール
ド速度コンバータを有することができる。
【0015】 以下、本発明の特徴をさらに十分に説明するために、本発明によるビデオ処理
のための方法と装置の好ましい実施形態を、まったく限定を意図しない例として
、添付の図面を参照しつつ説明する。
【0016】 60Hzで525ラインまたは50Hzで625ラインを有するインタレース
されたビデオから始めると、インタレーシングがまず開始され、したがってビデ
オはまずインタレースされていないビデオに変換される。
【0017】 この目的のために、公知のすなわち漸進走査法が使用され、該方法においては
、メジアンフィルター1によって3点メジアンが動きの補正のために実施される
【0018】 インタレースされたビデオの場合、各フレームは二つのフィールドから成り、
連続する偶数および奇数のフィールドが互いに半ラインずれている。3点メジア
ンは、その入力として、1Aにはいってくるそのときのフィールドからの二つの
連続ラインのうちの一つの垂直上方のピクセル、および1Aにはいってくる次の
フィールドの中間ラインの垂直下方のピクセルを有する。
【0019】 このメジアン処理の結果は、その時の映像のもとのラインと合併され、インタ
レースされていない50/60Hzの625または525ラインの動き補正映像
を与える。
【0020】 メジアンフィルター1の結果は、メモリバンク(ディスプレイバンク)2に記
憶される。バンク2は二つの映像FIFO 3および4から成り、これらはイン
タレースされた形に書き込まれる。偶数のピクセルはFIFO 3にはいり、奇
数のピクセルはFIFO 4にはいる。
【0021】 “2倍化”は、ディスプレイバンク2の通常速度での定速読み出しである。
【0022】 インターレーシングが除去されると、ラインちらつきのない安定映像が得られ
る。CRT使用モニターシステム上で最適画面被覆率を得るためには、さらに4
倍化法が使用される。
【0023】 メジアンフィルター1におけるメジアンの計算と同時に、垂直方向中間ピクセ
ルが、補間回路5における垂直線形補間によって計算される。補間回路5は、5
Aにより、メジアンフィルター1の出力に接続されている。この場合にも、50
/60Hzのインタレースされていない625/525ラインが得られる。
【0024】 この補間の結果は、メモリバンク(ディスプレイバンク)6に記憶される。バ
ンク6は、前記のものと同様に、二つの映像FIFO 7および8 から成り、こ
れらはインタリーブされた形に書き込まれる。偶数のピクセルはFIFO 7に
入り、奇数のピクセルはFIFO 8に入る。
【0025】 4倍化映像を得るためには、ディスプレイバンク2のラインとディスプレイバ
ンク6のラインとを交互にメモリ制御器9によって読み出す。結果は、ディジタ
ル−アナログコンバータ10に送られる。
【0026】 各ラインは1024ピクセルから成り、FIFO 3または7からの512偶
数ピクセルと、FIFO 4または8からの512奇数ピクセルである。これら
はインタリーブされた形で正しいピクセル位相で読み出される。最終的には、イ
ンタレースされていないそれぞれ1250または1050ラインの完全映像が、
ライン周波数64kHzおよびフレーム速度50または60Hzで得られる。
【0027】 50または60Hzの低レーム速度の場合に固有の画面ちらつきをなくすため
に、さらにフィールド速度のアップコンバージョン、すなわち周波数の100ま
たは120Hzへの増大を実施しなければならない。
【0028】 第一の実施形態の場合、前記ディスプレイバンク2のラインが、メモリ制御器
9によって、続けて2回、通常の速度の2倍の速度、すなわち周波数50または
60Hzでなく周波数100または120Hzで読み出され、それぞれ625ま
たは525ラインのインタレースされていない映像が形成され、2倍のフレーム
速度で表示される。この場合、ライン周波数は64kHzである。
【0029】 より良い画面被覆率の利点を維持するためには、ライン周波数を128kHz
に変更する必要があるであろうが、これは大部分のディスプレイ装置では実現で
きない。この問題を解決するためには、第二の実施形態において、メモリ制御器
9が、まずディスプレイバンク2の全内容を、通常の速度の2倍の速度で読み出
し、次に、ディスプレイバンク6の全内容を通常の速度の2倍の速度で読み出す
ようにする。二つのディスプレイバンク2および6が2倍の速度で交互に読み出
されるので、この場合にも100または120Hzのフィールド速度が得られる
ことになる。
【0030】 ディスプレイバンク2の内容はディスプレイバンク6の内容と空間的に異なっ
ているので、時間的に一致するディスプレイバンク2および6のデータが、モニ
ター上の同じ位置に書き込まれないようにする必要がある。100または120
Hzにおいて正しいインタレーシングを実現するためには、垂直フレーム出パル
ス(100/120Hz)を、フレーム一つおきに、64kHzラインの半分だ
け上方にずらすようにする。
【0031】 インタレーシングの結果として、一つのディスプレイバンクからの情報が他の
ディスプレイバンク6からの情報の間に置かれることになり、したがって通常の
4倍化の場合と同じ時間内(20msまたは16.6ms)に、最適画面被覆率
が得られる。
【0032】 この種類の映像は、等間隔フレームパルスの代わりに非等間隔フレームパルス
を使用するインタレーシングであるため、この種類のインタレーシングをサポー
トする装置たとえばHDTV両立装置においてのみ使用することができる。
【0033】 第二の100または120Hzフィールドに対するフレームパルスを計算する
必要がある。フレームの長さは、オリジナルのフィールドの64kHzラインの
数にもとづいて決定される。第二のフレームパルスは二つのオリジナルフレーム
パルスの中間に配置される。インタレーシングなしの場合、等間隔の100また
は120Hzフレームパルスが得られる。
【0034】 したがって、フィールド速度アップコンバージョンを、2倍化法および4倍化
法の両方に適用することができ、フィールド速度アップコンバージョンとともに
、またはこれなしで、2倍化と4倍化を別々に使用するという選択ができる。2
倍化の場合、ディスプレイバンク2が通常の速度で定速読み出しされ、4倍化の
場合、ディスプレイバンク2と6のラインが通常の速度で交互に読み出され、2
倍化およびフィールド速度2倍化の場合、ディスプレイバンク2が2倍の速度で
定速読み出しされ、さらに、4倍化とフィールド速度2倍化の場合、全フィール
ドがディスプレイバンク2と6から交互に2倍速で読み出され、そのあとフレー
ムパルスに関するインターレーシングが行われる。
【0035】 ビデオモードでない場合、すなわちフィールド間(20または16.6ms間
隔)で動きが起こりうる通常のビデオ記録でない場合、この装置は、他のモード
での伝送を処理することができる。たとえば、フィルムモード、またはその派生
モード(たとえば、通常のビデオ映像がフィルムモード映像と混合されるビデオ
編集モード伝送、および入力がフィルムモード映像のみから成るが正しい順序が
失われているフィルム編集モード)を処理することができる。
【0036】 フィルムモードは、いわゆる“2:2プルダウン”の形またはいわゆる“3:
2”プルダウンの形をとることができる。“2:2プルダウン”においては、1
秒あたり24のフィルム映像が1秒あたり50の映像から成るPAL 50Hz
に変換され、あるいは1秒あたり30のフィルム映像が1秒あたり60の映像か
ら成るNTSC 60Hzに変換される。“3:2プルダウン”においては、1
秒あたり24のフィルム映像がNTSC 60Hzしたがって1秒あたり60の
映像に変換される。
【0037】 “2:2プルダウン”の場合、フィルムは、PAL送信標準規格で送信するた
めに、1秒あたり25映像となるように少しだけ加速され、次に各フィルム映像
またはフレームは偶数または奇数映像またはフィールドに分けられ、したがって
二つのフィールドAとB、またはCとD、またはEとF、その他が得られる。こ
れらのフィールドは互いに整合していて同じ時間位置を占めるが、空間的には異
なる位置に配置すなわち分離されていて、垂直方向に見た場合、図2の上部に示
すように、走査線の半分だけずれている。
【0038】 各フィールドA、B、C、その他は、複数のラインから成り、PALの場合、
312.5ラインから成っている。これらのラインは、図2においては、フィー
ルドAの場合、A0、A1、A2、その他であり、フィールドBの場合、B0 、B1 、 B2であり、以下同様である。オリジナルフィルム映像はモニター上で順次に
表示され、インタレースされる偶数および奇数のフィールドとして再現すること
ができる。
【0039】 同様に、1秒あたり30の映像を有するフィルムを、NSTC標準規格によっ
て送信することができる。各映像またはフレームは、やはり偶数および奇数のフ
ィールドに分けられる。
【0040】 “3:2プルダウン”の場合、図4の上部に示すように、偶数および奇数フィ
ールド、たとえばフィールドAおよびフィールドBから成るフレームが、一方で
は、同じ瞬間の偶数および奇数のフィールドから成り、他方では、一つの瞬間の
偶数フィールドおよび他の瞬間の奇数フィールド、たとえば奇数フィールドA、
偶数フィールドA´、奇数フィールドA、偶数フィールドB、奇数フィールドB
´、その他から成り、そのようにして最終的には1秒あたり60の映像がふたた
び作りだされる。
【0041】 六つのオリジナル映像フレームから出発すると、15のインタレースフィール
ドが作られる。順次に、三つの映像またはフレームが偶数および奇数フィールド
に分けられ、そのあと、一つの映像の偶数フィールドおよび他の映像の奇数フィ
ールドから成る二つの分割フレームが続き、結果は、それぞれ五つの順次フィー
ルドが続き、一つのフィールドが繰り返されるというものである。
【0042】 フィルム送信、したがって2:2および3:2プルダウン映像は、正しい検出
と処理とが行われれば、通常のビデオ映像よりも品質的にずっと良い結果を与え
る。
【0043】 前記のデインタレーシングにおいては、正しい動き補正を得るためにメジアン
フィルター1を使用する。しかし、メジアンフィルターは、対角線方向に動くラ
インに対処できないという欠点を有する。その結果、対角線上に、小さなステッ
プまたはぎざぎざいわゆる“ジャギー”が形成される。
【0044】 これは非常にやっかいな効果である。この効果は、2:2および3:2プルダ
ウン形式の場合さらに顕著である。
【0045】 フィルム送信の場合にこの効果を著しく減少させるようにするためには、デイ
ンタレーシングはメジアンフィルターなしで実施しなければならない。
【0046】 したがって、第一の形態においては、動き検出器11を、どのフィールドの動
きがあり、どのフィールドに絶対的に動きがないか、ということの検出のために
使用する。
【0047】 これは、これらのフィールド間の相互関係を観察することによってなされる。
【0048】 そのために、第一のステップとして、プレフィルタリングが行われる。
【0049】 整合する連続フィールドA(ラインA0、A1、その他から成る)とB(ライン
0、B1、その他から成る)は同じ瞬間に発生するが、フィルムをビデオ送信の
ために変換して垂直方向に分割することの結果として、空間的には異なっている
【0050】 したがって、空間的分離がある場合、ラインA0からのピクセルxをラインB0 からのピクセルxと比較するのは間違いである。そのようにしないで、前記のメ
ジアンフィルター1の結果、すなわちA0 、A1、およびB0のピクセルxのメジ
アンを、ラインB0からのピクセルxと比較する。このメジアンは空間的にライ
ンB0からのピクセルxと一致しているからである。
【0051】 このようにすれば、フィールドAとフィールドBとの間の可能な相互関係を見
出しうる第一の改良を得るのに十分である。
【0052】 一方では、メジアンフィルター1の結果、また他方では、次のフィールドから
12を経由してやって来る情報を、それぞれ、低域フィルター13または14た
とえば割合に安価な繰り返し(recursive)フィルターによってろ波す
る。このとき、いくつかの連続ピクセルたとえば32の連続ピクセルが、下記の
式によって、連続的に平均される。 (32・xold−1・xold+1・xnew)(1/32)
【0053】 動きの相互関係検出は、低周波数で実施し、鋭い遷移または細部によらないよ
うに実施する。入力信号の正味の帯域幅とメジアンフィルター1で起こりうるエ
ラーとにあまり強く依存しないようにするためである。
【0054】 次に、各ピクセルに関して、微分器15において、メジアンフィルターの結果
に関する低域フィルター13の結果と次の入映像に関する低域フィルター14の
結果との間の絶対差が計算される。
【0055】 連続する絶対差が加算器16で合計され、あふれがある場合たとえば2すな
わち512に達した時、該加算器に接続されているカウンター17が増分される
。この値すなわち絶対差の総和はたとえば512によって割られ、最終結果を示
す数が大きくなりすぎないようにする。
【0056】 この過程はフィールド全体に関して実施するが、好ましくはまた、いわゆる“
ウィンドウイング”によって、特定の開始ラインから特定の停止ラインまで、ま
た特定の開始ピクセルから特定の停止ピクセルまでに限定または固定する。
【0057】 各フィールドの終りに、カウンター17の出力は、原則として二つの連続ビデ
オフィールド間の動きの程度を示す数を与える。
【0058】 第三のステップにおいて、実際に動きがあったかそれとも静止しているかを決
定するための関連基準が定められる。
【0059】 明るい映像の動きの場合、二つの連続フィールド間の絶対差の総和の結果は、
平均として、暗いフィールドの場合におけるよりも大きい。したがって、動きの
基準としてのしきい値の計算には、処理されているそのときの映像の輝度値を考
慮する。
【0060】 したがって、絶対差の総和と同時に、輝度の総和も計算する。動きに関して使
用するしきい値は、経験的に決定される、輝度値の総和の部分、たとえば1/6
4である。その時の処理操作に応じて、このしきい値は2倍または1/2にする
ことができる。
【0061】 一つの映像またはフィールドに、次の映像と異なる小さな細部たとえばノイズ
または詳細構造がある場合、これにより、動きの検出の結果に非常に良くない影
響がもたらされうる。
【0062】 しきい値が低くなりすぎると、連続映像またはフィールド間の瞬間的静止の場
合にも、動きがあるという結果が与えられることがあり、これは正しくない。そ
のため、情報を、プレフィルタリング操作により、前記の低域フィルター13お
よび14によってろ波する。
【0063】 以下で述べるように、動きの検出を行うのに先立って、エッジブーストを最大
限に利用する(これは構成上の理由から、4倍化の場合に必要となりうる)場合
、結局、詳細構造の細部がしきい値の決定に大きな役割を演じることになるであ
ろう。したがって、このしきい値の決定においては、エッジブースティング装置
の状態を考慮することが必要になる。エッジブーストが大きいほど、最終的なし
きい値は大きくなる。
【0064】 エッジブーストの補正としてのしきい値のこの付加的調節は、通常の値たとえ
ば輝度値の1/64、2倍の値、および半分の値に対して同時に実施する。
【0065】 その場合、しきい値は処理モードに合わせる。
【0066】 処理モードが入データの連続モニタリングによる検出モードである場合、動き
の検出は公称感度たとえば輝度値の1/64に設定する。
【0067】 フィルムモードその他が検出され、処理がそれに合わせられた場合、動きの検
出は低感度、たとえば公称しきい値の2倍に設定される。
【0068】 第三のモード、すなわち、システムはまだフィルムモードにあるが、ある瞬間
の動き検出が正しくないフィルム局面を検出したフィルム再同期モード(以下、
“フィルムリシンクモード”と呼ぶ)の場合、処理は、標準のメジアン処理に戻
り、動き検出は高感度たとえば公称しきい値の半分に設定され、急速検出ができ
るようにされる。
【0069】 動きに対する前記しきい値は各フィールドの終りに決定される。
【0070】 この場合、フィルムモード/ビデオ検出そのものは、次のように行われる。
【0071】 カウンター17の前記結果が前記しきい値を越えると、連続フィールド間に動
きがあったことになり、動き検出器11の、カウンター17に接続された比較器
18が論理“1”を生成し、この値はシフトレジスター19にクロックされる。
【0072】 逆に、前記総和がしきい値よりも小さい場合、相互関係があるかまたは動きが
ないことになり、動き検出器11の比較器18は論理“0”を検出し、これも同
様に前記シフトレジスター19にはいる。
【0073】 シフトレジスター19はある長さのビット列たとえば11個のビット列から成
り、これは動き検出器11の履歴がある数のフィールドたとえば11のフィール
ドにわたって判断できるということを意味する。
【0074】 フィルムモード/ビデオ検出において、検出器20は、いろいろなモードに固
有の特定パターンに関して、シフトレジスター19のシーケンスを走査する。
【0075】 検出器20の出力は、20Aを通じて、前記検出器20で実際に決定されるし
きい値のフィードバックのために比較器18に接続される。
【0076】 2:2プルダウンによって処理されるフィルムの場合、すなわち、1秒あたり
24の映像を含むフィルムがPALおよび送信標準規格50Hzの1秒あたり5
0の映像に変換される場合、または、1秒あたり30の映像を有するフィルムが
NSTC 60Hzの1秒あたり60の映像に変換される場合の動きの事象にお
いては、動きシーケンスは図3に示すように、「0101010101...」
である。
【0077】 したがって、検出器20が「01010101..」シーケンスを検出した場
合、“2:2プルダウンモード”が行われているという決定がなされる。
【0078】 3:2プルダウンによって処理されるフィルムの場合、すなわち、1秒あたり
24の映像を含むフィルムがNSTC 60Hzの1秒あたり60の映像に変換
される場合、動きのシーケンスは図5に示すように、「10100101001
01...」であり、したがって検出器20がこのシーケンスを検出した場合、
“3:2プルダウンモード”が行われているという決定がなされる。
【0079】 検出器20が動きのシーケンス「1111111」を検出すると、標準のメジ
アンフィルタリングによって処理すべき通常のビデオモードが行われているとい
う決定がなされる。
【0080】 システムは、2:2または3:2“プルダウンモード”の検出に応じて、フィ
ルムモード表示を高に設定する。これは、動き検出器11が低感度モードに設定
されなければならないこと、および処理同期が始められなければならないことを
意味する。動き検出の検出長さも、短い語長たとえば11ビットの代りに6ビッ
トに切り替えられる。
【0081】 前記処理同期は、2:2または3:2“プルダウンモード”に対応する動きシ
ーケンスの検出に応じて、データの処理が正しい様相で進行するようにするため
に必要である。
【0082】 この処理のために、以下に詳細に説明するように、メジアンフィルター1のス
イッチが切られ、整合フィールドが合併され、合併された映像が反復される。
【0083】 この同期のために、装置は、二つの振動シフトレジスターから成る同期装置2
1を有する。これらのレジスターの一つ(以下では、“3:2プルダウンシンサ
ー”22と呼ぶ)は、シーケンス「10100」を生成し、それを無限に繰り返
す。言い換えると、3:2プルダウン処理シーケンスを連続的に生成する。もう
一つのレジスター(以下では、“2:2プルダウンシンサー”23と呼ぶ)は、
シーケンス「01」を生成してそれを繰り返す。言い換えると、2:2プルダウ
ン処理シーケンスを連続的に生成する。
【0084】 同期装置21の出力は、21Aを通じて、前記メモリ制御器9に接続される。
【0085】 前記フィルムモードの一つが検出器20によって検出されると、関連プルダウ
ンシンサー22または23が、フィルムモード/ビデオ検出による、たとえば検
出器20からの同期パルスによって同期される。その瞬間から、処理操作は作動
シンサー22または23の支配下で行われ、入フィルム局面に完全に同期して進
行する。
【0086】 作動シンサー22または23は、フィルムモード/ビデオ検出のためのモニタ
ー基準としても作用する。シンサー22または23が0を出力し、検出器20が
1を出力すると、フィルム局面内にエラーが侵入することになる(ビデオ送信源
の故障、多すぎる垂直オン/オフ構造、ビデオ編集状況、不正に当てはめられた
“キューフラッシュ”、その他)。そのような状況においては、装置はフィルム
リシンクモードにはいり、動き検出器11が非常に高感度に設定され、処理が一
時的にメジアンフィルタリングに戻される。フィルム局面におけるこのエラー検
出のために、同期装置21の出力は、21Bを通る検出器20へのフィードバッ
クループの一部を形成する。
【0087】 これらの方策により、動きがわずかで短時間である場合でも、新しいフィルム
局面を迅速に回復する十分なチャンスが与えられる。動きが多すぎる場合には、
動き検出器11が飽和し、装置がもはやフィルムモードとビデオモードとを区別
できないという危険が生じる。
【0088】 その場合、装置は通常のビデオモードすなわち通常のメジアンフィルタリング
に切り換わり、ふたたび、検出器11の履歴を示す11ビット語長と公称感度と
を使用して、フィルムモードの探索を開始する。この時点から、十分な動きがあ
る場合、正しいフィルム局面が割合短時間でふたたび見出される。動き検出器1
1の感度切り換えは、インタフェースにより、使用禁止とすることができる。そ
の場合、三つの固定感度設定から一つを選択する。
【0089】 フィルム処理そのものは下記のように行われる。
【0090】 動き検出器1の0から1への遷移は、動きが連続フィールド間で検出されたと
いうことを意味する。1から1への遷移は、連続フィールド間で連続的動きがあ
ることを意味する。0から0への遷移は、連続フィールド間での静止を意味する
。1から0への遷移は、連続フィールド間で動きから静止に遷移したことを意味
する。
【0091】 正しいフィルムモードが見いだされ、シンサー22または23が正しい状態に
ある場合、シンサー22または23の出力が1である時の要求は連続フィールド
間の合併を行うことであり、またシンサー22または23の出力が0である時の
要求は合併フィールドの反復を行うべきであるということである。これを、図2
の下部に、2:2プルダウンに関して、また図4の下部に3:2プルダウンに関
して、模式的に示す。
【0092】 2:2プルダウンの場合、フィールドAとB、CとD、その他が合併され、こ
のときラインBがラインAとAとの間に、ラインBがラインAとA との間に置かれ、以下同様のことが行われる。合併フィールドは、図2の下部に
矢印で示すように、それぞれ1回反復される。
【0093】 3:2プルダウンの場合、フィールドAとA´、BとB´、その他が合併され
、このときラインA´がラインAとAとの間に、ラインA´がラインA とAとの間に置かれ、以下同様のことが行われる。合併フィールドは、図4
の下部に矢印で示すように、それぞれ1回または2回反復される。
【0094】 通常のビデオモードの場合、メジアンフィルター1の結果はそのときのフィー
ルドのオリジナルラインと組み合わされ、それからそのときのフィールドのこれ
らのラインが、21Aとメモリ制御器9により、次のフィールドのオリジナルラ
インと合併され、そのようにして、625または525ラインの映像が生成され
る。これは、単に、フィルムの同一映像からの偶数および奇数フィールドを合併
しただけのものである。
【0095】 したがって、連続ラインの間に置かれるラインはメジアンではなく、次のフィ
ールドのラインである。2:2プルダウンの場合、たとえば、図2に示すように
ラインB がラインAとAとの間に配置され、3:2プルダウンの場合、
たとえば、図4に示すようにラインA´がラインAとA´との間に配置さ
れる。
【0096】 したがって、フィルムモードの場合、メジアンフィルター1は測定のためだけ
に使用され、処理のためには使用されない。
【0097】 合併器のこの結果はディスプレイバンク2に送られる。
【0098】 前記情報は、メジアンフィルター1を通じて、補間器5にも送られ、したがっ
て補間が合併フィールドに関しても実施される。この補間の結果はディスプレイ
バンク6に送られる。
【0099】 ディスプレイバンク2と6は前記のようにして読み出される。
【0100】 図2と4の下部に矢印で示す、合併フィールドの繰り返しは、ディスプレイバ
ンク2と6への書き込みを禁止して実施され、したがってディスプレイバンク2
と6が読み出されるとき、もとと同じいわゆる“旧”情報が読み出される。
【0101】 同一のフィルム映像からの偶数および奇数フィールドは、もう一度合併され、
オリジナルのフィルム映像が得られ、この映像は、前記合併器により次のオリジ
ナルフィルム映像が構成できるまで反復される。
【0102】 すでに述べたように、ビデオ映像のエッジと細部は、いわゆる“エッジブース
ト”によって、選択的に強調できる。
【0103】 そのような強調は、入信号に対して、係数の総和が0の、二つの位相線形“有
限インパルス応答”すなわちFIRによって、実施することができる。これらの
フイルターのうち一つは、係数「−1 0 2 0 −1」を有する帯域フイル
ターであり、他は係数「−1 2 −1」を有する高域フィルターである。サン
プル周波数は16MHzである。
【0104】 二つのフイルターの結果は合併され、定率で増減たとえば乗除されて、オリジ
ナルのビデオ信号に加えられる。どちらのフィルターも、たとえば8個の設定値
を有する。これにより、二つのフイルターのいろいろな組合せが可能になる。
【0105】 過剰に強調されたエッジが検出された場合、必要であれば、フィルターの効力
を低下させ、デッドロックを防ぐことができる。
【0106】 本発明は、上で説明し、また図に示した実施形態に限定されるものでなく、本
発明の範囲を逸脱することなく、いろいろな変形により、本発明のビデオ処理の
方法と装置を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による方法を実施するのに使用する装置のブロック図である。
【図2】 2:2プルダウン変換と処理を模式的に示す図である。
【図3】 2:2プルダウンによって処理されるフィルムの場合の、フィールド間の動き
のシーケンスを模式的に示す図である。
【図4】 3:2プルダウン変換と処理を模式的に示す図である。
【図5】 3:2プルダウンによって処理されるフィルムの場合の、フィールド間の動き
のシーケンスを模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 メジアンフィルター 2 メモリバンク(ディスプレイバンク) 3、4 映像FIFO 5 補間回路 6 メモリバンク(ディスプレイバンク) 7、8 映像FIFO 9 メモリ制御器 10 ディジタル−アナログコンバータ 11 動き検出器 13、14 低域フイルター 15 微分器 16 加算器 17 カウンター 18 比較器 19 シフトレジスター 20 検出器 21 同期装置 22 3:2プルダウンシンサー 23 2:2プルダウンシンサー A、B、C、D、E、F、A´、B´、C´ フィールド A、B、C、D、E、F、A´、B´、C´に0〜2の下付き添え字のついた
ものライン

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ処理の方法であって、偶数と奇数に分けられた映像の
    連続フィールド間で起こりうる動きを検出して、モードすなわちビデオモードま
    たはフィルムモードを決定するビデオ処理の方法において、 連続フィールド間の動きまたは静止のシーケンスを検出して、いくつかのフィ
    ールドにわたるこのシーケンスをメモリに記憶し、そのあと、 前記シーケンスを、当該モードに固有のパターンと比較して、通常のビデオモ
    ードが検出された場合、メジアンフィルタリングを実施し、一方、フィルムモー
    ド(2:2プルダウンまたは3:2プルダウン)が検出された場合、前記メジア
    ンフィルタリングのスイッチを切り、フィルム局面に同期して、同一のフィルム
    映像から誘導される整合する偶数および奇数のフィールドを、オリジナルのフィ
    ルム映像が得られるまでふたたび合併し、該映像を、後続のオリジナルのフィル
    ム映像が前記合併によってふたたび構成できるまで反復すること、から成ること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 フィルムモードが検出された場合、メモリに記憶されている
    動きのシーケンスの長さを短縮することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記動きの検出すなわち動きおよび静止の前記シーケンスの
    検出を、3点メジアンフィルタリング操作によって実施することができ、そのあ
    と、前記メジアンフィルタリング操作の結果と後続フィールドの入情報とを二つ
    の低域フィルターによってろ波し、これら二つの低域フィルターの結果の絶対差
    を計算してこれらの差を加算し、その和を、場合によってはある数で割ってから
    、しきい値と比較し、この比較の結果が、連続フィールド間の動きおよび静止の
    、メモリに記憶される前記シーケンスを構成する、ことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記和が前記しきい値よりも大きいか小さいかに応じて、メ
    モリに異なる2進数が記憶され、該メモリ内の2進数のシーケンスが、連続フィ
    ールド間の動きおよび静止の前記シーケンスを構成することを特徴とする請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記しきい値が、そのときに処理されている映像の輝度値を
    考慮して計算されることを特徴とする請求項3または4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 輝度の総和が計算され、選択される公称しきい値が該輝度総
    和の特定割合の値であり、前記公称値が、処理モードを考慮するために、またエ
    ッジブースティングが実施される場合には該エッジブースティングの状態を考慮
    するために、随意に、特に二倍または半分に、調節されることを特徴とする請求
    項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 フィルムモードが検出された場合、データの処理を、2:2
    プルダウンモードに対応するシーケンスおよび/または3:2プルダウンモード
    に対応するシーケンスを連続送信し、また対応するモードの一つが検出された場
    合、連続フィールド間の動きおよび静止のシーケンスの検出によって送信される
    同期パルスと同期させるための、振動シフトレジスターを使用することにより、
    フィルム局面に同期させることを特徴とする請求項1から6の中のいずれか1つ
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 フィルム局面における非同期またはエラーの検出の場合、フ
    ィルムへの切り替えのために、同期モードが実施され、動き検出の感度が高レベ
    ルにふたたび設定され、処理が、フィルム局面がふたたび観察されるまで、メジ
    アンフィルタリングにより、一時的にふたたび実施されることを特徴とする請求
    項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 フィルムモードが検出され、同期が行われている場合に、前
    記しきい値が増大させられて、動きまたは静止の検出感度が低下するようにされ
    ることを特徴とする請求項5から8の中のいずれか1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】入信号を、係数総和0の二つの位相線形フィルター、すなわ
    ち好ましくは係数−1 0 2 −1を有する帯域フィルターとたとえば係数−
    1 2 −1を有する高域フィルターとによって、ろ波することにより、前記信
    号にエッジブーストが加えられ、そのあと、これらのフィルタリング操作の結果
    を合併し、定率で増減することを特徴とする請求項1から9の中のいずれか1つ
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】処理すべきビデオ信号に、2倍化または4倍化および/また
    はフィールド速度2倍化が加えられることを特徴とする請求項1から10の中の
    いずれか1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】処理すべきインターレースビデオ信号が、3点メジアンフィ
    ルタリング操作によって非インタレースビデオ信号に変換されて、その結果がメ
    モリバンクに記憶され、該メモリバンクを、通常よりも大きな速度、好ましくは
    2倍速たとえば周波数50または60Hzの代わりに100または120Hzで
    定速読み出しすることにより、フィールド速度のアップコンバーションがなされ
    ることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】処理すべきインターレースビデオ信号が、3点メジアンフィ
    ルタリング操作によって非インタレースビデオ信号に変換されて、その結果が第
    一のメモリバンクに記憶され、また同時にこれらのビデオ信号に補間が行われ、
    その結果が第二のメモリバンクに記憶され、そのあと順次に、一つのメモリバン
    クから一つのラインまた他のメモリバンクから一つのラインを読み出し、前記第
    一および第二のメモリバンクの内容を順次に、通常よりも大きな速度、好ましく
    は2倍速たとえば周波数50または60Hzの代わりに100または120Hz
    で定速読み出しすることにより、フィールド速度のアップコンバーションがなさ
    れ、また正しいインタレーシングのために、出フレームパルスを一つおきのフレ
    ームごとにラインの半分だけシフトさせることを特徴とする請求項11に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】請求項1から13の中のいずれか1つに記載の方法において
    使用する装置であって、動き検出器(11)、該検出器に接続されたフィルムモ
    ード/ビデオモード検出器、処理をフィルム局面に同期させるための同期装置(
    21)、およびフィルムプロセッサー本体を有することを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】動き検出器(11)が、入力としてビデオ映像のそのときの
    フィールドおよび次のフィールドを有するメジアンフィルター(1)に接続され
    、また二つの低域フィルター(13および14)を有し、これらのフィルターの
    一つがメジアンフィルター(1)の出力に接続され、他が入力(12)として次
    の入フィールドの情報を有し、また動き検出器(11)が、二つの低域フィルタ
    ー(13および14)に接続されていてこれらの出力の差を計算する微分器(1
    5)、微分器(15)に接続された加算器(16)、加算器(16)に接続され
    たカウンター(17)、および該カウンターに接続されていてカウンター(17
    )の出力をしきい値と比較する比較器(18)を有することを特徴とする請求項
    14に記載の装置。
  16. 【請求項16】フィルムモード/ビデオモード検出器が、シフトレジスター
    (19)を有し、該レジスターに、いくつかのフィールドにわたる比較器(18
    )の結果が記憶され、それによって、特定モードに固有のパターンとの比較が可
    能になることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】前記同期装置(21)が、少なくとも一つの振動レジスター
    またはいわゆる“シンサー”(22または23)を有し、これが、それぞれ2:
    2プルダウンまたは3:2プルダウンに対する連続フィールド間の動きおよび静
    止のシーケンスに対応するシーケンスを連続的に送信し、また前記同期装置(2
    1)が、好ましくは、二つのシフトレジスターまたは“シンサー”(22および
    23)を有し、一つが2:2プルダウンのためのものであり、一つが3:2プル
    ダウンのためのものであることを特徴とする請求項14から16の中のいずれか
    1つに記載の装置。
  18. 【請求項18】前記フィルムプロセッサー本体が、フィルム映像の整合フィ
    ールドを合併し、かつ合併映像を反復させるための手段を有することを特徴とす
    る請求項14から17の中のいずれか1つに記載の装置。
  19. 【請求項19】ビデオ処理の装置であって、2倍化を使用するための手段お
    よび/または4倍化を実施するための手段、およびたとえば50または60Hz
    から100または120Hzへのフィールド速度コンバータを有することを特徴
    とする装置。
  20. 【請求項20】請求項14から18の中のいずれか1つと請求項19とによ
    る装置であって、動き検出器(11)、フィルムモード/ビデオモード検出器、
    同期装置(21)、およびフィルムプロセッサーとともに、2倍化を実施するた
    めの手段および/または4倍化を実施するための手段、およびフィールド速度コ
    ンバータを有することを特徴とする装置。
  21. 【請求項21】請求項15と20による装置であって、2倍化を実施する手
    段および/または4倍化を実施する手段がメジアンフィルター(1)を有し、該
    フィルターが動き検出器(11)の一部をも形成することを特徴とする装置。
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