JPH05118900A - 多数の循環計量受け器を備えた計量装置 - Google Patents

多数の循環計量受け器を備えた計量装置

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JPH05118900A
JPH05118900A JP13167691A JP13167691A JPH05118900A JP H05118900 A JPH05118900 A JP H05118900A JP 13167691 A JP13167691 A JP 13167691A JP 13167691 A JP13167691 A JP 13167691A JP H05118900 A JPH05118900 A JP H05118900A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無端チェンに多数の計量容器などが結合され
て、順次循環し、その一部に計量器を設けて、計量器上
において、個々の許容容器と共に、被計量物を測定する
ものにおいて、計量器上においては、計量容器と無端チ
ェンは上下方向にも搬送方向にも全く接触しないように
して、正確な計量ができるようにするため。 【構成】各計量容器11とこれを支える無端チェン10
のチェンエレメント12と一体の支持部材との結合部
を、上下方向及び搬送方向に遊び寸法を設け、計量器3
0上において、計量容器30を無端チェン11と接触さ
せないで前記遊び寸法の範囲内で運行させるベルトコン
ベヤー31、32などの分離搬送手段が設けてあるもの

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無端チエンに多数の計
量受け器が設けてあり、これらが順次循環運行中にその
一部が計量器上に順次載置され、その計量器上におい
て、前記各計量受け器と前記無端チエンとは重力が遮断
されるように装備してある多数の循環計量受け器を備え
た計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の多数の循環計量受け器を
備えた計量装置においては、各計量受け器は無端チエン
に対して、上下方向にコロ等を介して摺動自在に装備し
てあり、無端チエンの運行により、各計量受け器は前記
コロを介して、これを押しながら、計量するものが知ら
れている。ところが前記コロの転がり摩擦に僅かな不均
一があり、この不均一が計量結果に誤差として表れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、この僅か
な誤差も更に少なくするためのものであり、順次計量器
上に載置される計量受け器が、この計量受け器が計量器
上を走行する間は前記無端チエンと上下の方向のみなら
ず、前後方向にも完全に無端チエンと計量受け器とを離
反し、無端チエンの影響が些かも計量結果を左右しない
ようにし、正確な計量が順次出来る装置を市場に提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を達成するた
めにこの発明は、無端チエンに多数の計量受け器がも設
けてあり、これらが順次循環運行中にその一部が計量器
上に順次載置され、その計量器上において、前記各計量
受け器と前記無端チエンとは重力が遮断される計量装置
において、前記各計量受け器は前記無端チエンに対し
て、前後方向に遊び寸法を形成して、結合してあり、前
記計量器上の各計量受け器を、前記無端チエンとの結合
部の前記遊び寸法の中間位置を維持して運行させる離反
搬送手段が設けてあることを特徴とする多数の循環計量
受け器を備えた計量装置とする。
【0005】また前記課題を達成するために、この発明
の多数の循環計量受け器を備えた計量装置の前記離反搬
送手段は前記計量器上に設けてあり、前記計量受け器が
順次載置可能なベルトコンベヤーであり、このベルトコ
ンベヤーの運行速度は前記計量受け器がが無端チエンと
の結合部において、前記遊び寸法の中間位置となる速度
してあることを特徴とすることが好ましい。
【0006】また前記課題を達成するために、この発明
の多数の循環計量受け器を備えた計量装置の前記ベルト
コンベヤーの運行速度は無端チエンの運行速度よりも若
干速くしてあることを特徴とすることが好ましい。
【0007】また前記課題を達成するために、この発明
の多数の循環計量受け器を備えた計量装置の前記離反搬
送手段は前記計量受け器が順次載置可能な前記無端チエ
ンと同速運行するベルトコンベヤーと前記計量受け器と
瞬間的に接触し、これを前記遊び位置の中間位置まで前
進させる高速回転ローラとによって構成してあることを
特徴とする場合もある。
【0008】また前記課題を達成するために、この発明
の多数の循環計量受け器を備えた計量装置の計量器には
各計量受け器が走行できるレールが設けてあり、前記離
反搬送装置としてはこのレールに添った平行部を持つ無
端ベルト乃至第2の無端チエン(以下単に無端ベルトな
どと云う)が前記各計量受け器と非接触に設けてあり、
この無端ベルトなどは前記無端チエンと同速度で運行す
べく設けてあり、この無端ベルトなどには前記計量受け
器ピッチと同一のピッチで前記計量受け器の運行軌跡内
を運行する押圧部材形成してあり、これらの前記押圧部
材の前面と対峙する各計量受け器の後面とには、相互に
反発する永久磁石が装備して構成してあることを特徴と
する場合もある。
【0009】また前記課題を達成するために、この発明
の多数の循環計量受け器を備えた計量装置の計量器上に
は各計量器が走行できるレールが設けてあり、前記離反
搬送装置としては前記許容受け器の後面と、この後面と
相対峙する起立支持壁板と一体の部材に相反発する永久
磁石が装備して構成してあることを特徴とする場合も
る。
【0010】
【作用】前述のように構成する請求項1記載の発明にお
いては、各計量受け器が計量器以外の部分においては、
無端チエンとの結合部においては、無端チエン遊び寸法
の後端に各計量受け器の一部が接触して、この無端チエ
ンによってそれぞれ押されて運行している。そしてそれ
ぞれ計量器位置に達すると、この上に載置され、先ず計
量受け器と無端チエンの上下方向の関係が遮断される。
次に計量器の上の計量受け器は離反搬送手段によって、
無端チエンと計量受け器とは進行方向にも完全に離反さ
れて運行し、この間に計量受け器及びこれに支持された
被計量物の重量が計測される。
【0011】請求項2及び3記載の発明においては、前
記離反搬送手段としてベルトコンベヤーが使用され、こ
の上に計量受け器は載置され、このベルトコンベヤーが
前記無端チエンよりも若干速く運行し、この計量受け器
は前記結合部の遊びの後端から離れ、前記遊び寸法の中
間位置に進行し、計量受け器がベルトコンベヤーの搬出
端つまり、計量器を通過するまでの間、前記遊び寸法の
前端に接触することなく、計量の全区間計量受け器は無
端チエンとは前後方向にも触れること無く、運行しこの
間に正確に計量される。
【0012】請求項4記載の発明においては、前記計量
受け器が無端チエンと同速運行するベルトコンベヤーに
載置されるときに、計量受け器の一部が高速回転するロ
ーラに瞬間的に接触して、前記遊び寸法の中間位置まで
前進した状態で、ベルトコンベヤー上に載置され、その
状態で無端チエンと完全に分離された状態で、これと同
速度で搬送され、その間に計量される。
【0013】請求項5記載の発明においては、従来公知
の装置と同様に、各計量受け器は計量器のレール上に載
置され、無端ベルトなどと計量受け器に装備された一対
の反発する永久磁石の反発力を介して、計量器の上の計
量受け器は前記遊び寸法の中間位置を維持して押されて
運行し、この間に計量される。
【0014】請求項6記載の発明においては、請求項5
記載の発明と同様に、順次計量受け器は、計量器上に載
置され、更に起立支持壁位置と一体の部材と計量受け器
の一部に設けられた永久磁石の反発力によって、計量受
け器は起立支持壁板とも非接触となって、計量器上を運
行し、この間に重量が計測される。
【0015】
【実施例】
実施例1 図1および図2に示すものであり、10は無端チェンで
あり、多数の計量受け器の一種たる計量容器11が、所
定ピッチでもって結合されている。この無端チェン10
と計量容器11との結合部分との結合部分は、無端チェ
ン10のチェンエレメント12に結合された左右一対の
起立支持壁板13には支持孔14が穿孔してあり、計量
容器11側には、この支持孔14に貫挿される掛合ピン
15が水平方向に植設してあって、掛合ピン15は前記
支持孔14の中において、上下方向および前後方向に遊
び寸法Dが充分(通常2乃至3cm)に設けてある。前
記計量容器11の底には下方に突出した前後の脚16、
17は幅方向の位置を異にして設けてある。
【0016】30は計量器であって、通常ロードセル型
のものである。この上面には前記計量容器11の脚1
6、17を支える左右二対の4本のベルトコンベヤー3
1、32が平行に設けてあり、脚16、17と同様、各
組のコンベヤーは相対的に前後に位置が齟齬させてあ
り、無端チエン10の運行により各脚31、17が対応
するベルトコンベヤー31、32に同時に載り、同時降
るようにしてある(図3参照)。
【0017】このベルトコンベヤー31、32はすべ
て、同一速度で無端チェン10と同方向に、計量器に装
備されたモータ(例えば可変速モータ)33によって駆
動され、その運行速度は無端チェン10よりも若干速
く、計量容器11が前記ベルトコンベヤー31、32が
によって運行される間、前記掛合ピン15が支持孔14
の前後の側孔縁14a、14bに接触しない遊び寸法D
間に、存在する速度としてある。
【0018】前記遊び寸法Dがベルトコンベヤー31、
32上で計量容器11が計測可能な範囲の移動寸法5%
程度の寸法であるときは、前記ベルトコンベヤー31、
32の寸法を無端チェン10の運行速度の1乃至4%増
の速度で運行させるようにしてある。
【0019】実施例1の作用 前述のように構成している実施例1においては無端チェ
ン10が駆動されると、チェンエレメント12に固定し
てある起立支持壁板13の支持孔14の後縁14aによ
って、計量容器11の掛合ピン15を押して、各計量容
器11は無端チェン10と共に運行する。他方計量器3
0に設けられたすべてのベルトコンベヤー31、32は
同速で前記無端チェン10の運行速度の1乃至4%増の
速度で運行している。無端チェン10によって順次運行
して来た各計量容器11は計量器30ベルトコンベヤー
31、32の位置にくると計量容器11の前後に齟齬し
ている脚16、17は一斉に前後に齟齬しているベルト
コンベヤー31、32上に載り、掛合ピン15の位置は
支持孔14の上下の中間位置となり、ベルトコンベヤー
31、32上の計量容器11は上下方向に無端チェン1
0と完全に離反する。
【0020】各ベルトコンベヤー31、32に支えられ
た計量容器11はこの各ベルトコンベヤー31、32の
運行速度が無端チェン10の運行速度よりも速いから、
前記掛合ピン15は支持孔14の後縁14aから離反し
て、支持孔14の中心部たる遊び寸法Dの範囲内に移動
し、計量容器11と、起立支持壁板13と計量容器11
とは上下及び前後にも完全に無端チェン10と分離され
た状態となる。無端ベルトコンベヤー31、32の速度
は前述の通りであるから、運行と共にピン15は遊び寸
法Dの範囲の前端寄りに、つまり掛合ピン15は支持孔
14の前縁14b寄りに移動するが、依然として計量容
器11と無端チェン10とは分離された状態を維持し、
この間に計量器30によって数次にわたり計測して、そ
の平均値を算出する。計量器30を通過した各計量容器
11はベルトコンベヤー31、32から一斉に離反し、
起立支持壁板13に対して、元の位置に戻り運行する。
【0021】この実施例においては、前記脚16と17
は、前記に位置が齟齬し、ベルトコンベヤー31と32
も同様に齟齬してあるから、各計量容器11は前後に安
定し、各脚17、18が同時にベルトコンベヤーに昇降
するから前後の寸法の短いものが採用でき、計測期間が
長くなる。尚実施例1において、無端ベルトコンベヤー
31、32と計量容器11との摩擦係数に応じて、計量
容器11が常に前記遊び寸法Dの範囲内に位置するよ
う、前記無端ベルトコンベヤー31、32の速度を調整
する。
【0022】実施例2 図4及び図5に示すものであって実施例1と同一符号の
ところは同一の構成部材もしくは構成部分である。異な
るところは、分離搬送手段の構成である。即ち前記計量
器30ベルトコンベヤー31、32が二対設けてあると
ころは同一であるが、このベルトコンベヤー31、32
の運行速度は前記無端チェン10と同速である。
【0023】更にこの実施例2においては計量器30の
基台34と一体のフレームに、高速回転ローラ35が装
備してあって、前記計量容器11の一部たる計量容器1
1の底の進行方向に短い突起19に接触するように設け
てある。前記のローラ35の高速とは無端チェン10の
運行速度の1.5倍乃至10倍程度としてある。このロ
ーラ35の表層は摩擦係数の大きい材料で形成してあ
る。前記ローラ35は偏心ローラであってもよい。この
ローラ35が前記突起19に接触する位置は計量容器1
1がベルトコンベヤー31、32上に載置されるとき、
或いはその直後としてある。
【0024】実施例2の作用 計量器30に載置されない状態の各計量容器の運行及び
計量器30が各ベルトコンベヤー31、32に載置され
て無端チェン10と計量容器11が分離される点につい
ては実施例1と同一である。
【0025】異なるところは、この計量容器11がベル
トコンベヤー31、32に載置されるとき、高速回転ロ
ーラ35が計量容器11の一部の突起19に接触し、そ
の摩擦力によって、前記計量容器11は僅かにベルトコ
ンベヤー31、32上をスリップして、前進し、計量容
器11のピン15は孔14の遊び寸法の中間位置とな
る。而して、計量容器11は無端チェン10と、上下方
向及び前後方向に完全に分離した状態で、ベルトコンベ
ヤー31、32によって無端チェン10と同速度で前進
し、この間に計量器30によって重量が計測される。
【0026】実施例3 実施例2と異なるところは、前記高速回転ローラ35及
び突起19が無く、代わりに計量容器11と起立支持壁
板13が結合してある支持孔14の形状を特殊な形状と
したものである。即ち図6に示すように、全体として逆
三角形状で下端頂点部分が、前記掛合ピン15が掛合で
きる幅に若干下向き切り込んだ垂直部20が形成したも
のである。その他は実施例2と同一の構成である。
【0027】実施例3の作用 各計量容器11は計量器30の位置以外のところでは、
ピン15の孔14の垂直部20に嵌合した状態で運行す
る。実施例2と同様に計量器30上のベルトコンベヤー
31、32に許容容器11が載置される。このとき、前
記支持孔14の形状が上部において、前後方向に広くな
っているから計量容器の掛合ピン15は、垂直部20か
ら上方に抜け、上下方向及び前後方向の双方に対して、
起立支持壁板13の支持孔14の縁と掛合ピン15とは
全く接触しない状態となり、前記ベルトコンベヤー3
1、32が無端チェン10と同速運行して、計量受台1
1が計量器30上に載置している間、計量容器11は起
立支持壁板13との接触がない状態を維持する。前述の
実施例1乃至3においてベルトコンベヤー31、32に
代え、ローラコンベヤーとしても、運行速度が前述の各
実施例のベルトコンベヤーと同一であれば、請求項1記
載の発明の実施例に含まれる。
【0028】実施例4 図7に示すものであって、他の実施例と異なり、計量器
30にはベルトコンベヤーは全く搭載してなく、従来公
知の計量器と同じである。その他、計量器11の掛合ピ
ン15と起立支持壁板13の支持孔14の関係は実施例
1及び2と同一である。異なる点は、離反搬送手段であ
る。即ち、前記計量器30の上を通過する計量容器11
の両側位置に、前記無端チェン10、前記計量容器11
及び計量器30に全く接触しない一対の第2の無端ベル
トなどの一種たる第2の一対の無端チェン40が設けて
あって、この周長は前記無端チェン10の各計量容器1
1のピンチの整数倍の長さとしてあり、この一対の第2
の無端チェン40には、前記計量容器のピッチと同一ピ
ッチで押圧部材の一種である水平な棒41の両端が結合
してあり、この棒41は、前記計量器30上において、
計量容器11の運行軌跡と重複して、水平に運行できる
ように、前記第2無端チェン40の水平運行部が形成し
てある。更に棒41の前面と、各計量容器11の後面に
は相互に反発するよう永久磁石42、43が固着してあ
る。
【0029】実施例4の作用 この装置を運転すると、無端チェン10と第2の無端チ
ェン40とは同一の速度で同期して運行し、第2の無端
チェン40に装備してある棒41は、順次計量容器11
の後壁にごく接近した位置となって、計量器30の位置
に計量容器11及び棒41は共に達する。計量容器11
は順次計量器30の上に順次載置されると前記孔14と
ピン15は上下方向に完全に分離される。而して、計量
器30上の計量容器11の後壁には前記棒41が接近し
て位置しているから、これらに設けられた永久磁石4
2、43の反発力によって、計量容器11は前方に押し
出され掛合ピン15は支持孔14の前後縁14a、14
bから離反した遊び寸法Dの範囲となり、計量容器11
は無端チェン10及び起立支持壁板13と上下方向及び
前後方向にも分離した状態で計量器30によって重量が
測定される。
【0030】実施例5 図8に示すものであって、計量器30としては実施例4
のものと同様、公知の計量器30を用いてある。起立支
持壁板13と計量容器11の結合部分は、実施例3と同
様の構造であり、他の実施例と同一符号のところは同一
の構成部材又は構成部分を示す。異なるところは、各計
量容器11の後面21とこれと相対面する起立支持壁板
13と一体の後壁板22の前面に相反発する永久磁石4
2、43がそれぞれ固着してあり、これら永久磁石4
2、43の高さは計量容器11が計量器30上に載置し
たとき丁度相対面する高さにそれぞれ固着してある。
【0031】実施例5の作用 計量容器11が計量器30以外の位置で無端チェン10
によって運行するときは、実施例3と同じである。この
とき一対の永久磁石42、43は図8に示すように高さ
を異にし、相互に反発力は作用せず、掛合ピン15は支
持孔14の垂直部20に嵌合した状態で運行する。
【0032】各計量容器11が計量器30の上に載置さ
れると前記掛合ピン15は支持孔14の上部の前後に幅
広い位置になり、計量容器11は起立支持壁13に対し
て、高さ方向にも前後方向にも完全に分離する。このと
き、前記一対の永久一対の永久磁石42、43の高さは
同一となる(図8参照)。この状態で無端チェン10が
起立支持壁13及び後壁板22と共に運行し、後壁板2
2の永久磁石43が計量容器11の永久磁石42に接近
すると、これらが相互に反発して、その反発力により、
計量容器11は前方に順次押されて前進する。
【0033】この計量容器11の計量器30上での進工
中、前記ピン15は支持孔14の何れの縁にも接触せ
ず、この間に重量が測定される。各実施例において、起
立支持壁板13に支持孔14を設け、計量容器側に掛合
ピン15を設けたものを説明したが、これらは相対的な
ものであって、相互に反対の部材に設けても良い。最
も、この支持孔14と掛合ピン15を反対の部材に設け
たときは実施例3及び5においては孔14の形状は上下
逆の形状となる。
【0034】また計量受け器としては受皿型の計量容器
を示したが吊り下げ型のもの、或いは被計測物を掛合す
るフックであっても、この発明としては同一である。前
記実施例1乃至3においては計量器上にベルトコンベヤ
ー31、32及びこれを駆動する手段が搭載してあるか
ら、これらの重量は風袋として除外されることは勿論で
ある。
【0035】
【発明の効果】前述の様に構成し、作用を為すこの請求
項1記載の発明においては、各計量受け器は計量器上に
おいては、無端チェン及び計量受け器は支える起立支持
壁板及び無端チェンに対し、上下方向は勿論の事、前後
方向にも完全に分離されているから、正確な計量がで
き、正確な計量を要求される化学反応、合金などの原材
料の計測、製薬原材料の計測装置に適する。
【0036】請求項2及び3記載の発明においては、請
求項1記載の発明の効果の外、離反搬送手段がベルトコ
ンベヤーであり、これを無端チェンより若干速く運行す
るように装備したものであるから、構造が簡単である。
請求項4記載の発明においては前記請求項1記載の効果
の外、計量器上のベルトコンベヤーの速度が無端チェン
のそれと同一であるから、速度設定が容易である。また
高速回転ローラは計量受け器の一部と瞬時接触するだけ
であるから、高速回転ローラによる計量受け器の前進寸
法は僅かで一度計量受け器が遊び寸法の範囲に前進すれ
ば、その位置関係は計量完了まで変化がない。
【0037】請求項5記載の発明においては、計量器と
しては従来のままのものがそのまま使用でき、この上に
ベルトコンベヤーなどを搭載することなく、また計量器
上において計量受け器の永久磁石の反発力を介して押圧
部材でおされるから、計量受け器と押圧部材は直接接触
せず、計量誤差は従来の接触押圧のものより遥かに少な
い。
【0038】請求項6記載の発明においては、計量器と
しては従来のものがそのまま使用でき、また計量器の上
にベルトコンベヤーも不要であり、更に請求項5記載の
発明のように、別個にベルトなども不要で単に各計量受
け器の後壁と起立支持壁板と一体の部材に相対峙して永
久磁石を設けることでその反発力によって、各計量受け
器を無端チェンと非接触で運行でき、より正確な計量が
でき、また装置の構造がすこぶる簡単となる。
【0039】実施例固有の効果 実施例1の装置は請求項1乃至3記載の発明の効果を併
せて奏する。実施例2の装置は、請求項1および4記載
の発明の効果を併せて奏する。実施例3の装置において
は請求項1記載の発明の効果の外、計量容器11と起立
支持壁板13との分離手段が、起立支持壁板13の支持
孔14の形状を特定することによって得られ、構成がす
こぶる単純となる。
【0040】実施例4及び実施例5の装置はそれぞれ対
応する請求項5又は請求項6記載の発明の効果と同一の
効果を奏する。その他各実施例においては、脚16、1
7の前後方向の長さが短く、これらが載置される計量器
30の形状も、前脚の載置される部分と後脚の載置され
る部分は前後の脚16、17の位置に対応させて、前後
に齟齬させてあるから、計量器30上での計量区間が長
く、従来と同一時間の計測可能時間とすれば、無端チェ
ン10をその分高速運行でき、計量作業の能率が向上す
るし、公知の装置と同一の運行速度とすれば計量時間が
長くとれ、より多数回の計測ができその平均値による計
測精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の装置の一部側面図である。
【図2】図1の2−2線縦断正面図である。
【図3】計量器の平面図である。
【図4】実施例2の装置の一部縦断側面図である。
【図5】図4の縦断正面図である。
【図6】実施例3の支持孔と掛合ピンとの関係を示す側
面図である。
【図7】実施例4の原理的側面図である。
【図8】実施例5の一部断面要部側面図である。
【符号の説明】
10 無端チェン 11 計量容器 12 チエンエレメント 13 起立支持壁板 14 支持孔 14a、14b 前後縁 15 掛合ピン 16、17 突条 19 短い突起 20 垂直部 30 計量器 31、32 ベルトコンベヤー 34 基台 35 高速回転ローラ 36 表層 40 第2無端チェン 41 棒 42、43 永久磁石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端チエンに多数の計量受け器が設けてあ
    り、これらが順次循環運行中にその一部が計量器上に順
    次載置され、その計量器上において、前記各計量受け器
    と前記無端チエンとは上下方向に非接触となる計量装置
    において、 前記各計量受け器は前記無端チエンに対して、前後方向
    に遊び寸法を形成して、結合してあり、前記計量器上の
    各計量受け器を、前記無端チエンとの結合部の前記遊び
    寸法の中間位置を維持して運行させる離反搬送手段が設
    けてあることを特徴とする多数の循環計量受け器を備え
    た計量装置。
  2. 【請求項2】前記離反搬送手段は前記計量器上に設けて
    あり前記計量受け器が順次載置可能なベルトコンベヤー
    であり、このベルトコンベヤーの運行速度は前記計量受
    け器が無端チエンとの結合部において、前記遊び寸法の
    中間位置となる速度してあることを特徴とする請求項1
    記載の多数の循環計量受け器を備えた計量装置。
  3. 【請求項3】前記ベルトコンベヤーの運行速度は無端チ
    エンの運行速度よりも若干速くしてあることを特徴とす
    る請求項2記載の多数の循環計量受け器を備えた計量装
    置。
  4. 【請求項4】前記離反搬送手段は前記計量受け器が順次
    載置可能な前記無端チエンと同速運行するベルトコンベ
    ヤーと前記計量受け器と瞬間的に接触し、これを前記遊
    び位置の中間位置まで前進させる高速回転ローラとによ
    って構成してある特徴とする請求項1記載の多数の循環
    計量受け器を備えた計量装置。
  5. 【請求項5】前記計量器には各計量受け器が走行できる
    レールが設けてあり、前記離反搬送装置としてはこのレ
    ールに添った平行部を持つ無端ベルト乃至第2の無端チ
    エン(以下単に無端ベルトなどと云う)が前記各計量受
    け器と非接触に設けてあり、この無端ベルトなどは前記
    無端チエンと同速度で運行すべく設けてあり、この無端
    ベルトなどには前記計量受け器ピッチと同一のピッチで
    前記計量受け器の運行軌跡内を運行する押圧部材形成し
    てあり、これらの前記押圧部材の前面と対峙する各計量
    受け器の後面とには、相互に反発する永久磁石が装備し
    て構成してあることを特徴とする請求項1記載の多数の
    循環計量受け器を備えた計量装置。
  6. 【請求項6】前記計量器上には各計量器が走行できるレ
    ールが設けてあり、前記離反搬送装置としては前記許容
    受け器の後面と、この後面と相対峙する起立支持壁板と
    一体の部材に相反発する永久磁石が装備して構成してあ
    ることを特徴とする請求項1記載の多数の循環計量受け
    器を備えた計量装置。
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