JPH05117921A - ラツプの自動継ぎ方法 - Google Patents

ラツプの自動継ぎ方法

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JPH05117921A
JPH05117921A JP27571891A JP27571891A JPH05117921A JP H05117921 A JPH05117921 A JP H05117921A JP 27571891 A JP27571891 A JP 27571891A JP 27571891 A JP27571891 A JP 27571891A JP H05117921 A JPH05117921 A JP H05117921A
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JP
Japan
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lap
sheet
wrap
guide plate
movable guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP27571891A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Chuko
治 中湖
Koichi Nozawa
康一 野沢
Masateru Fukunaga
昌輝 福永
Minoru Mizuno
稔 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Co Ltd
Original Assignee
Tokyu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 継ぎ合わせ部の品質を次工程での使用に支障
を来さない状態とし、かつ確実にラップ継ぎを行う。 【構成】 ラップボビンに繋がるラップシートを可動ガ
イドプレート21に押圧した状態でラップローラ3,4
を逆転させて切断し、その端部をパイプ23で吸引保持
して待機位置に移動させた後、可動ガイドプレートをガ
イド位置からラップシート切断作用位置へ回動配置す
る。次にラップローラ上に載置した満ラップボビンFの
ラップシート先端を空気流により払い落とし、落下した
ラップシートを可動ガイドプレートの先端とパッド部材
35とにより把持した状態でラップローラを逆転させて
切断し、可動ガイドプレートをガイド位置に移動させた
後、前記パイプを作用位置に転動させ、吸引保持してい
たラップシートの後端を新たに供給されるラップシート
の先端上に重ね合わせ、その重合部を可動ガイドプレー
トに押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維機械におけるラップ
の自動継ぎ方法に係り、詳しくは、リボンラップマシン
等の繊維機械で供給中のラップが空に近付いたときに供
給中のラップシートの後端に満ラップから新たに供給す
るラップの先端を自動的に継ぐ方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ラップを連続処理する繊維機械では、ラ
ップボビンに巻かれた供給中のラップが無くなるとラッ
プシートの後端に、新たに供給するラップシートの先端
を継ぎ合わせる必要がある。従来、ラップ継ぎ作業は人
手により行われていたが、ラップ継ぎ作業は2枚のラッ
プシートの端部を単に重ね合わせるのではなく、ラップ
の継ぎ合わせ部の品質が非継ぎ合わせ部の品質と同等と
なるようにするため、作業に熟練を要する。又、一般に
1台の機台に6個の処理ユニットが装備されており、ラ
ップ継ぎ時には各処理ユニットについて同じ作業を順に
行うので作業に時間が掛かるため、自動化が要望されて
いる。
【0003】ラップを自動継ぎする方法として特開平1
−292121号公報には、図11に示す方法が開示さ
れている。この方法では一対のラップローラ70(片側
のみ図示)上に載置された満ラップボビン71のラップ
シート72の先端72aを、その周面に吸引口73を有
する管状体74に吸引保持させた後、前記ラップシート
72の先端72aがプレート75上の先行するラップシ
ート76の後端76aに重なるように、前記管状体74
を矢印Aで示すように満ラップボビン71の近傍からラ
ップシート76の後端位置に移動させる。次いで管状体
74による前記先端72aの保持を解放した後、矢印B
で示すように移動させて管状体74をラップシート76
の後端76aより上流側のラップシート72上に降ろ
す。次いで管状体74を矢印Cで示すように2枚のラッ
プシート72,76の少なくとも重ねられた部分をなで
るように移動させてラップ継ぎが完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、満ラップの
生成工程から満ラップが搬出される際にラップシートの
先端位置が一定であっても、生成工程から目的工程の補
給位置までの運搬過程でラップシートの先端位置が変化
し、満ラップをラップローラ上に載置した際に、フロン
トラップローラと満ラップボビンとの接点からラップシ
ート先端までの長さが一定とならない。そして、前記特
開平1−292121号公報に開示されたラップ継ぎ方
法では、ラップローラ上に載置された満ラップのラップ
シート先端位置のばらつきを修正することなく、2枚の
ラップシートの端部が重ね合わされる。従って、ラップ
シート先端位置のばらつきに対応して継ぎ合わせ部の長
さが変動する。ラップシートの重ね合わせ部の長さが短
い場合には継ぎ合わせ部の品質は次工程での使用に支障
を来さないが、重ね合わせ部の長さが長い場合には継ぎ
合わせ部の品質は次工程での使用に支障を来す。そのた
め、当該部分は次工程で使用できず、前工程に戻して原
綿に混合して再使用されることになる。
【0005】そして、従来はラップ継ぎの安全(確実
性)を見込んで重ね合わせ部の長さは長めに設定される
ため、継ぎ合わせ部は次工程での使用に支障を来す状態
となり、前工程に戻して原綿に混合して再使用されるこ
とになる。しかも、複数の処理ユニットで同時にラップ
継ぎが行われた後のラップシートがユニットの幅ずつず
れて重合されるため、かなりの長さのラップが次工程で
使用不能となるという問題がある。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は継ぎ合わせ部の品質を次工程で
の使用に支障を来さない状態とすることができ、しか
も、ラップ継ぎを確実に行うことができるラップの自動
継ぎ方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、ラップを順次供給しなが
ら処理する処理ユニットを複数備えた繊維機械のラップ
ローラの前方にラップをドラフトローラへ案内するガイ
ド位置と下方へ向かって延びるラップシート切断作用位
置とに回動配置可能に可動ガイドプレートを設け、供給
中のラップボビンが空に近付いたとき機台を停止し、ラ
ップボビンに繋がる供給中のラップシートに張力を加え
てその後端が可動ガイドプレート上となる所定位置で切
断した後、切断後のラップシートの後端部を吸引口を有
するパイプで吸引保持してドラフトローラ側待機位置へ
移動させ、ラップボビンをラップローラ上から排出する
とともにラップローラ上に満ラップボビンを供給し、前
記可動ガイドプレートをガイド位置からラップシート切
断作用位置へ回動配置した状態で、前記満ラップボビン
のラップシート先端を前記可動ガイドプレート上へ空気
流により払い落とし、落下したラップシートを所定位置
において可動ガイドプレートと押圧部材とにより把持し
た状態でラップローラを逆転させてラップシートを切断
し、可動ガイドプレートをガイド位置に移動させた後、
前記パイプで吸引保持していたラップシートの後端を新
たに供給されるラップシートの先端上に重ね合わせ、両
ラップシートの重合部の少なくとも一部を可動ガイドプ
レートとパイプにより押圧するようにした。
【0008】又、請求項2に記載の発明では、ラップを
順次供給しながら処理する処理ユニットを複数備えた繊
維機械のラップローラの前方にラップをドラフトローラ
へ案内するガイド位置と下方へ向かって延びるラップシ
ート切断作用位置とに回動配置可能に可動ガイドプレー
トを設け、吸引口を有するパイプを前記可動ガイドプレ
ート上のラップシートをラップローラに近い位置で可動
ガイドプレートに押圧する作用位置と当該作用位置から
斜め前方で可動ガイドプレート上のラップシートと係合
不能なドラフトローラ側待機機位置間とに転動移動可能
に設け、供給中のラップボビンが空に近付いたとき機台
を停止し、前記パイプを作用位置に配置してラップボビ
ンに繋がる供給中のラップシートを可動ガイドプレート
に押圧した状態でラップローラを逆転させてラップシー
トを切断した後、切断後のラップシートの後端部をパイ
プの吸引口に吸引保持させた状態でパイプをドラフトロ
ーラ側待機位置まで転動させ、ラップボビンをラップロ
ーラ上から排出するとともにラップローラ上に満ラップ
ボビンを供給し、次いで前記可動ガイドプレートをガイ
ド位置からラップシート切断作用位置へ回動配置した状
態で、前記満ラップボビンのラップシート先端を前記可
動ガイドプレート上へ空気流により払い落とし、落下し
たラップシートを所定位置において可動ガイドプレート
と押圧部材とにより把持した状態でラップローラを逆転
させてラップシートを切断し、その先端を前記パイプの
作用位置と対応する位置に配置するとともに可動ガイド
プレートをガイド位置に移動させた後、前記パイプを待
機位置から作用位置へ転動させるとともに吸引作用を停
止し、吸引保持していたラップシートの後端を新たに供
給されるラップシートの先端上に重ね合わせ、両ラップ
シートの重合部を可動ガイドプレートに押圧するように
した。
【0009】又、前記可動ガイドプレートの作用位置に
配置されたパイプと対応する位置とパイプの周面の少な
くとも一方と、前記可動ガイドプレートの押圧部材と対
応する位置と押圧部材の押圧面の少なくとも一方とに凹
凸を設けてもよい。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、供給中のラップボ
ビンが空に近付いたとき機台が停止され、ラップボビン
に繋がる供給中のラップシートに張力が加えられてその
後端が可動ガイドプレート上となる所定位置で切断され
る。ラップシートの切断部は先端に近づく程繊維量が少
ない紡錘形となり繊維量が他の部分より少なくなる。切
断後のラップシートの後端部は吸引口を有するパイプに
吸引保持され、パイプとともにドラフトローラ側待機位
置へ移動される。一方、ラップボビンがラップローラ上
から排出されるとともにラップローラ上に満ラップボビ
ンが供給される。次に、可動ガイドプレートがガイド位
置から下方の退避位置へ回動配置され、その状態で前記
満ラップボビンのラップシート先端が可動ガイドプレー
ト上へ空気流により払い落とされる。落下したラップシ
ートは所定位置において可動ガイドプレートと押圧部材
とにより把持され、その状態でラップローラが逆転され
てラップシートが所定位置で切断される。この場合もラ
ップシートの切断部は先端に近づく程繊維量が少ない紡
錘形となり繊維量が他の部分より少なくなる。次に可動
ガイドプレートがガイド位置に移動された後、前記パイ
プで吸引保持されていたラップシートの後端が新たに供
給されるラップシートの先端上に重ね合わされる。そし
て、両ラップシートの重合部の少なくとも一部が可動ガ
イドプレートとパイプにより押圧される。両ラップシー
トの切断部は他の部分より繊維が少ないため、同時に自
動継ぎをする供給ラップ先端をラップローラ上で同時に
切断し、ラップローラの単独回転でラップシート先端位
置を制御してラップ継ぎ合わせ長さを適切な一定の長さ
に揃えるため、当該部分が重合されて形成される継ぎ合
わせ部の品質は次工程での使用に支障を来さない状態と
なる。
【0011】又、請求項2に記載の発明では、基本的な
作用は請求項1に記載の発明と同じであるが、吸引口を
有するパイプが可動ガイドプレート上のラップシートを
ラップローラに近い位置でガイドプレートに押圧する作
用位置と当該作用位置から斜め前方で可動ガイドプレー
ト上のラップシートと係合不能なドラフトローラ側待機
位置間とに転動移動可能に設けられている。そして、パ
イプが作用位置に配置された状態でラップローラが逆転
されて供給中のラップシートが切断され、パイプは切断
後のラップシートの後端を吸引口で吸引保持して、ラッ
プシートを巻き取りながらドラフトローラ側待機位置ま
で転動する。その後、前記と同様に満ラップボビンのラ
ップシートが所定位置で切断され、その先端が前記パイ
プの作用位置と対応する位置に配置されるとともに、可
動ガイドプレートがガイド位置に移動される。そして、
パイプが待機位置から作用位置まで転動して吸引作用を
停止することにより、供給中のラップシートの後端が満
ラップボビンに繋がるラップシートの先端上に重ね合わ
されるとともに、ラップシートの重合部がパイプにより
可動ガイドプレートに押圧される。
【0012】前記可動ガイドプレートの作用位置に配置
されたパイプと対応する位置とパイプの周面の少なくと
も一方と、前記可動ガイドプレートの押圧部材と対応す
る位置と押圧部材の押圧面の少なくとも一方とに凹凸を
設た場合は、ラップシートの切断部が梳いた状態となっ
て繊維量が確実に他の部分より少なくなり、両ラップシ
ート端部を重合して継ぎ合わせても、継ぎ合わせ部の品
質は確実に次工程での使用に支障を来さない状態とな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明をリボンラップマシンのラップ
継ぎに具体化した一実施例を図1〜図9に従って説明す
る。
【0014】まず、本発明を実施するための装置につい
て説明する。図1〜図3に示すように、ラップ継ぎ装置
はリボンラップマシンのドラフトローラ1,2とラップ
ローラ3,4との間に配置されている。なお、機台フレ
ームは図示を省略する。図2に示すように、ドラフトロ
ーラ1の軸1aとメインモータM1の駆動軸との間には
ベルト伝動機構5が設けられている。ラップローラ3,
4の軸3a,4aに固定された歯車6,7と噛合する歯
車8が固定された回転軸9には、スプロケットホイール
10,11が電磁クラッチMC1,MC2を介して回転
軸9と一体回転可能に取り付けられている。一方のスプ
ロケットホイール10とドラフトローラ1の軸1aに固
定されたスプロケットホイール12との間にはチェーン
13が巻き掛けられている。他方のスプロケットホイー
ル11と正逆回転駆動可能なラップローラモータM2の
駆動軸に固定されたスプロケットホイール14との間に
はチェーン15が巻き掛けられている。そして、機台運
転時には電磁クラッチMC1が励磁され、チェーン13
を介してスプロケットホイール12とともに回転するス
プロケットホイール10の回転が回転軸9に伝達され、
ラップローラ3,4がドラフトローラ1,2と同期して
駆動される。又、ラップ継ぎ時には電磁クラッチMC1
が消磁されるとともに電磁クラッチMC2が励磁され、
ラップローラモータM2によりスプロケットホイール1
4及びチェーン15を介して回転されるスプロケットホ
イール11の回転が回転軸9に伝達されてラップローラ
3,4が駆動される。
【0015】ラップローラ4の軸4aの両端にはラップ
ローラ3,4上に載置された空に近付いたラップボビン
Bを排出するボビン排出機構を構成するレバー16a,
16bが軸受(図示せず)を介して回動可能に支持さ
れ、両レバー16a,16b間には全ユニット共通(な
お、以後、特にことわりのないかぎり各部品は全ユニッ
ト共通とする。)のバー17が固定されている。一方の
レバー16aは基端においてエアシリンダ18のピスト
ンロッド18aに連結されている。そして、前記バー1
7はピストンロッド18aが突出位置に配置された際に
ラップローラ3,4上に載置されたラップボビンBの下
方で水平に延びる待機位置に、ピストンロッド18aが
引き込み位置に配置された際にラップボビンBを排出す
るボビン排出位置にそれぞれ配置されるようになってい
る。
【0016】ドラフトローラ1,2とラップローラ3と
の間には、ドラフトローラ1,2寄りの所定位置にガイ
ドプレート19が水平に固定されている。ラップローラ
3とガイドプレート19との間には、ラップローラ3の
近傍に設けられた支軸20に対して可動ガイドプレート
21がその基端において回動可能に支持されている。可
動ガイドプレート21の下方にはエアシリンダ22が設
けられ、可動ガイドプレート21はその下面に固定され
た連結片21aを介してエアシリンダ22のピストンロ
ッド22aにピン連結されている。そして、可動ガイド
プレート21はピストンロッド22aが突出位置に配置
された際にラップシートLをドラフトローラ1,2へ案
内するガイド位置に、ピストンロッド22aが引き込み
位置に配置された際に下方へ向かって延びるラップシー
ト切断作用位置にそれぞれ配置されるようになってい
る。
【0017】ラップローラ3の前方にはラップシートL
の幅とほぼ等しい長さのスリット状の吸引口23aが各
ラップローラ3と対応する位置に形成されたパイプ23
が、前記可動ガイドプレート21の基端部においてラッ
プシートLを可動ガイドプレート21に押圧する作用位
置と、ガイド位置に配置された可動ガイドプレート21
の先端上方のラップシートLと係合不能なドラフトロー
ラ側待機位置間とに転動移動可能に設けられている。す
なわち、ラップローラ3の前方両側には一端がラップロ
ーラ3の近傍に配設された支持ブラケット24に固定さ
れ、他端側がガイドプーリ25に巻き掛けられるととも
にドラフトローラ1,2寄りに固定されたフック26に
スプリング27を介して掛止された状態で、一対のチェ
ーン28が斜め上方に向かって延びるように張設されて
いる。パイプ23の両端には前記チェーン28と噛み合
うスプロケットホイール29が一体回転可能に固定され
ている。又、パイプ23の一端は図1及び図2に示すよ
うに基端がフレームの所定位置に固定された支軸30a
に回動可能に支持されたレバー30の先端に軸受(図示
せず)を介して回動可能に連結されている。レバー30
はその中間部に固定されたブラケット31を介してエア
シリンダ32のピストンロッド32aにピン連結されて
いる。そして、エアシリンダ32の作動によりレバー3
0を介してパイプ23がチェーン28に沿って転動する
ようになっている。なお、パイプ23の一端には図示し
ない吸引手段に連結されたフレキシブルなホース23b
が接続されている。
【0018】前記ガイドプレート19の下方には回転軸
33がラップローラ3と平行に配設されている。回転軸
33には複数の支持ブラケット34がその基端において
一体回転可能に固定され、支持ブラケット34の先端に
押圧部材としてのゴム製の棒状のパッド部材35が水平
に固定されている。回転軸33には駆動レバー36の一
端が一体回転可能に固定され、駆動レバー36の他端は
所定位置に配設されたエアシリンダ37のピストンロッ
ド37aにピン連結されている。そして、エアシリンダ
37の作動により回転軸33が回動され、パッド部材3
5がラップシート切断作用位置に配置された際の可動ガ
イドプレート21の先端と協同してラップシートLを押
圧把持可能なラップシート切断作用位置と、可動ガイド
プレート21と係合不能な待機位置とに移動配置される
ようになっている。
【0019】又、ラップローラ3,4間には各ユニット
毎にラップボビンBの載置位置と対応する箇所にボビン
押圧機構38がそれぞれ配設されている。ボビン押圧機
構38は図4に示すように、一対の支持板39がラップ
ボビンBの長さとほぼ等しい間隔で垂直に固定され、支
持板39にはそれぞれ上下一対のガイドピン40,41
が突設されている。支持板39には長孔42a、42b
が形成された一対の押圧レバー42が、該長孔42a、
42bがそれぞれ前記ガイドピン40,41と係合する
状態で移動可能に支承されている。押圧レバー42の先
端には軸(図示せず)がラップローラ3の軸心方向に延
びるようにローラ43が取付けられている。前記支持板
39間の下側にはエアシリンダ44が固定され、そのピ
ストンロッド44aにレバー45が水平となるように中
央において固定されている。レバー45の両端には前記
両押圧レバー42の下端がそれぞれ連結されている。そ
して、両押圧レバー42はピストンロッド44aが突出
位置に配置された際に前記両ローラ43がラップボビン
Bの側方に位置する待機位置に、ピストンロッド44a
が引き込み位置に配置された際に前記両ローラ43がラ
ップボビンBの下部内周面と係合してラップボビンBを
ラップローラ3,4に押圧する押圧位置にそれぞれ配置
されるようになっている。なお、前記ボビン排出機構の
レバー16a,16bはバー17がボビン排出位置へ回
動される際に、押圧レバー42及びローラ43と係合し
ない長さに形成されている。
【0020】可動ガイドプレート21の上方にはラップ
ローラ3,4上に載置された満ラップボビンFのラップ
シートLの先端を払い落とすための圧縮空気を噴射する
エアノズル46が配設されている。又、ラップシート切
断作用位置に配置された可動ガイドプレート21の先端
下方と対応する位置には、切断されたラップシートLの
切れ端Lcを収容する収容部47が設けられている。収
容部47の壁面はラップシート切断作用位置に配置され
た可動ガイドプレート21の先端近傍まで延設され、そ
の上端には可動ガイドプレート21の先端から垂れ下が
るラップシートLの有無を検知する検知センサPHが各
ユニット毎に設けられている。
【0021】次に前記のように構成された装置によるラ
ップ継ぎ方法を説明する。機台の紡出運転は可動ガイド
プレート21がガイド位置に、バー17、パイプ23、
パッド部材35及び押圧レバー42が待機位置にそれぞ
れ配置されている。そして、紡出が進みラップローラ
3,4上のラップボビンBが空に近付くと、メインモー
タM1の駆動が停止されて機台の運転が停止される。次
にエアシリンダ32が作動してピストンロッド32aが
突出され、パイプ23が図5(a)に鎖線で示す待機位
置から実線で示す切断作用位置に配置される。これによ
り可動ガイドプレート21上の供給中のラップシートL
がパイプ23により可動ガイドプレート21に押圧保持
される。次にボビン押圧機構のエアシリンダ44が作動
してピストンロッドが引き込まれ、押圧レバー42がロ
ーラ43を介してラップボビンBをラップローラ3,4
に押圧する押圧位置に配置される。次に電磁クラッチM
C2が励磁されるとともに、ラップローラ3,4が逆転
する方向にラップモータM2が駆動される。これにより
ラップボビンBがラップシートLを巻き取る方向に回動
され、ラップシートLはパイプ23による押圧位置P1
と、ラップボビンB及びラップローラ3の当接位置P2
との間で張力を受けてその後端が可動ガイドプレート2
1上となる所定位置で切断される。ラップシートLは先
端に近づく程繊維量が少ない紡錘形状に切断され、切断
部は繊維量が他の部分より少なくなる。
【0022】ラップシートLを所定位置でしかも切断端
が揃った状態で切断するには前記押圧位置P1と当接位
置P2との間隔が問題となる。従来のようにラップシー
トLがドラフトローラ1,2とラップローラ3,4間で
フリーの状態、すなわちラップシートLの把持位置の距
離が600mm程度でラップローラ3,4を逆転した場
合は、切断部の位置がばらつくとともに切断端もジグザ
グ状になる。ところが、ラップシートLの把持位置の距
離すなわち押圧位置P1と当接位置P2との間隔をほぼ
300mm以下、好ましくは260mm以下とすること
によりラップシートLは押圧位置P1から所定距離離れ
た位置において切断端が揃った状態で切断される。
【0023】なお、可動ガイドプレート21の切断作用
位置に配置されたパイプ23と対応する位置あるいはパ
イプ23の周面の少なくとも一方に凹凸を設けた場合
は、ラップシートLは切断部が先端に近づく程繊維量が
少ない紡錘形となる状態に確実に切断される。
【0024】次にラップモータM2の駆動が停止され
る。又、エアシリンダ44が作動して押圧レバー42が
上方向へ移動され、ローラ43がラップボビンBの側方
の待機位置に復帰する(図5(b))。一方、吸引手段
が作動してパイプ23のスリット23aに向かう吸引気
流が発生し、ラップシートLの後端がパイプ23に吸引
保持される。次にエアシリンダ32が作動してピストン
ロッド32aが引き込まれる。これによりパイプ23が
チェーン28に案内され、ラップシートLをパイプ23
の周面に巻き付けながら待機位置としてのシート巻付待
避位置まで転動して図5(c)に示す状態となる。又、
パイプ23が移動する間にエアシリンダ18が作動して
そのピストンロッド18aが引き込まれ、バー17がレ
バー16a,16bとともに図5(c)に鎖線で示す待
機位置から実線で示すボビン排出位置まで回動される。
バー17の回動とともにラップボビンBがラップローラ
4に沿って後方へ転動し、ラップローラ4の下部後方に
配設された搬出コンベア48上に落下排出される。
【0025】次に図6(a)に示すように、リボンラッ
プマシンに併設されたコンベア(図示せず)から満ラッ
プボビンFを案内するガイドプレート49が各ユニット
のラップローラ4の後方に配置され、満ラップボビンF
がガイドプレート49を経てラップローラ3,4上に載
置される。満ラップボビンFはラップシートLの先端
(巻尻)が可動ガイドプレート21の上方に位置する状
態でラップローラ3,4上に載置される。次にエアシリ
ンダ22が作動してピストンロッド22aが引き込ま
れ、可動ガイドプレート21が下方へ回動されてガイド
位置から図6(a)に実線で示すラップシート切断作用
位置に配置される。次に可動ガイドプレート21の上方
に配置されたエアノズル46から圧縮空気が噴射され、
ラップシートLの先端が可動ガイドプレート21上へ払
い落とされる。
【0026】エアノズル46からの圧縮空気の噴射停止
後、所定時間経過しても払い落とされた各ラップシート
Lの先端が可動ガイドプレート21の先端から垂れ下が
ったことを全検知センサPHが検知しない場合は、ラッ
プローラ3,4が正転する方向にラップローラモータM
2が駆動され、満ラップボビンFからラップシートLが
送り出される。そして、全検知センサPHが各ラップシ
ートLの先端が可動ガイドプレート21の先端から垂れ
下がったことを検知した時点でラップローラモータM2
が停止される。その後、エアシリンダ37が作動してピ
ストンロッド37aが引き込まれ、パッド部材35がラ
ップシート切断作用位置に配置される。又、ラップシー
トLの先端が可動ガイドプレート21上へ払い落とされ
た際に全検知センサPHがラップシートLの先端を検知
した場合は、ラップローラモータM2が駆動されること
なく直ちにエアシリンダ37が作動し、前記と同様にパ
ッド部材35がラップシート切断作用位置に配置され
る。これによりパッド部材35が可動ガイドプレート2
1の先端と協同してラップシートLを押圧把持する状態
となる(図6(b))。
【0027】次にラップローラ3,4が逆転する方向に
ラップローラモータM2が駆動され、ラップシートLが
パッド部材35による把持位置から所定距離離れたラッ
プローラ3側の所定位置で切断端が揃った状態で切断さ
れる。この場合もラップシートLは先端に近づく程繊維
量が少ない紡錘形となるように切断され、切断部は繊維
量が他の部分より少なくなる。そして、ラップシートL
の先端がラップ継ぎに適した所定位置まで移動した時点
でラップローラモータM2の駆動が停止されるととも
に、電磁クラッチMC2の励磁が解除される。又、エア
シリンダ37が作動されてピストンロッド37aが突出
され、パッド部材35が待機位置に復帰するとともに切
れ端Lcが収容部47内に落下して図7(a)の状態と
なる。
【0028】満ラップボビンFがラップローラ3,4に
載置される場合ラップシートLの先端の位置がばらつく
が、ラップシートLが可動ガイドプレート21上に落と
された後、ラップローラ3から所定距離の位置において
把持された状態で張力が加えられて切断されるため切断
位置が一定となる。ラップシートLのラップローラ3に
よる押圧位置とパッド部材35による押圧位置との間隔
はほぼ300mm以下、好ましくは260mm以下とす
ることによりラップシートLはパッド部材35による押
圧位置から所定距離離れた位置において切断端が揃った
状態で切断される。なお、可動ガイドプレート21の先
端部あるいはパッド部材35の少なくとも一方に凹凸を
設けた場合は、ラップシートLは切断部が先端に近づく
程繊維量が少ない紡錘形となるように確実に切断され
る。
【0029】次にエアシリンダ22が作動してピストン
ロッド22aが突出され、可動ガイドプレート21が図
7(b)に実線で示すガイド位置に復帰する。次にエア
シリンダ32が作動してピストンロッド32aが突出さ
れ、パイプ23が図8(a)に鎖線で示すラップシート
巻付待避位置から実線で示すラップ継ぎ作用位置までチ
ェーン28に沿って転動する。これによりパイプ23に
巻かれていたラップシートLが解かれて可動ガイドプレ
ート21上に延ばされるとともに、繊維量の少ない後端
が新たに供給されるラップシートLの先端に重ね合わさ
れる。そして、両ラップシートLの重合部がパイプ23
により可動ガイドプレート21側に押圧されて圧着接合
される。重合部の長さは50〜60mmが好ましい。
【0030】次に電磁クラッチMC1が励磁されるとと
もに、エアシリンダ32が作動されてピストンロッド3
2aが引き込まれ、パイプ23によるラップシートLに
対する押圧力が緩んだ後(図8(b)の状態)、メイン
モータM1が駆動されて機台の運転が開始され、ドラフ
トローラ1,2及びラップローラ3,4が同期して駆動
される。又、パイプ23が図9に実線で示す待機位置に
復帰して一連のラップ継ぎ動作が完了する。
【0031】供給中のラップシートL及び新たに供給さ
れるラップシートLの切断部はいずれも先端に近づく程
繊維量が少ない紡錘形となって他の部分より繊維量が少
ないため、両者が重合された継ぎ合わせ部の品質は従来
の自動継ぎ方法の場合と異なり、次工程での使用に支障
を来さない状態となる。又、全ユニットにおいてラップ
シートLの切断が常に所定の箇所で行われるため、供給
中及び新たに供給するラップシートLの切断端部を重合
させる際、重合部の繊維量が他の部分と同等となるよう
に確実に接合することが可能となる。
【0032】(実施例2)次にパイプ23を待機位置と
作用位置間を転動するように案内する手段の別例を図1
0に従って説明する。パイプ23は前記実施例と同様な
構成で回動される一対のレバー30の先端に軸受(図示
せず)を介して回動可能に支持されている。ガイドプー
リ25の支軸25aにはレバー50の一端が回動可能に
支持されている。そして、レバー50の他端に一端が連
結されたチェーン28が、パイプ23と一体回転可能に
固定されたスプロケットホイール29及びガイドプーリ
25に巻掛けられるとともにその他端にウエイト51が
吊下されている。
【0033】この実施例の構成では、スプロケットホイ
ール29はチェーン28により常に図10の時計方向に
回動付勢されている。そして、レバー30の回動に伴っ
てパイプ23がガイドプーリ25から離間する方向に移
動する際には、スプロケットホイール29がウエイトを
引き上げる方向すなわち図10の反時計方向に回転しな
がらチェーン28と噛合しつつ移動する。又、パイプ2
3がガイドプーリ25へ近づく方向に移動する際には、
ウエイト51が下降する方向すなわち図10の時計方向
に回転しながらチェーン28と噛合しつつ移動する。従
って、この実施例の構成ではラップローラ3とパイプ2
3との間にパイプ23を移動させる機構が存在せず、保
全作業等が容易となる。
【0034】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、パイプ23が待機位置と作用位置
間を転動するように案内する手段として、チェーン28
とスプロケットホイール29に代えてラックとピニオン
を使用したり、可動ガイドプレート21の支軸20とし
てラップローラ3の軸3aを兼用してもよい。又、ボビ
ン押圧機構38の構成として押圧レバー42側に上下一
対のガイドピン40,41を突設し、支持板39側に長
孔42a,42bを形成した構成を採用してもよい。
【0035】又、新たに供給するラップシートLの先端
を切断する際に、ラップシートLを可動ガイドプレート
21の中間部においてパッド部材35により把持しても
よい。又、切断後の供給中のラップシートLの後端を新
たに供給するラップシートLの切断作業に支障とならな
い位置に配置する方法として、パイプ23に巻き取らず
に後端を吸引保持したパイプを単に待機位置に移動させ
るようにしてもよい。
【0036】又、前記実施例では全ユニット一斉にラッ
プ継ぎを行ったが、構成ユニットを2組に分けてラップ
継ぎ時期をずらし、1組毎にラップ継ぎを行うようにし
てもよい。この場合はラップローラ3,4、バー17、
可動ガイドプレート21及びパッド部材35が各組毎に
独立して駆動可能に構成される。前工程でラップボビン
Bに巻き取られたラップシートは内側と外側とで性質
(圧縮状態)が若干異なるため、望ましくは性質が異な
る部分を混合して均質とした状態で次工程に供給した
い。構成ユニットを2組に分けてラップ継ぎ時期をずら
すことにより、次工程に供給されるラップが均質とな
る。
【0037】又、検知センサPHを設ける代わりに満ラ
ップボビンFがラップローラ3,4上に載置された場合
のラップシートLの先端位置のばらつきを考慮し、ラッ
プローラ3と満ラップボビンFとの接点からラップシー
トLの先端までの長さが最小の状態でラップシートLの
先端が可動ガイドプレート21上に落下したときの先端
位置よりラップローラ3側の所定位置でラップシートL
をパッド部材35により把持するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ラ
ップ継ぎ時に供給中及び新たに供給するラップシートの
端部が所定位置で切断端が揃った状態で、しかも切断部
の繊維量が他の部分より少ない状態に切断された後、両
ラップシートの端部が重合されて圧着接合されるため、
継ぎ合わせ部の品質が次工程での使用に支障を来さない
状態で確実にラップ継ぎが行われる。従って、従来の自
動継ぎ方法の場合と異なり、ラップ継ぎ部及びラップ継
ぎ部に挟まれた部分のラップを使用せずに原綿に混合し
て再使用する必要がなくなり、原綿からラップにするま
でに要した手間やエネルギーを無駄にする割合を非常に
少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラップ自動継ぎを行う装置を示す図2
のA−A線における概略断面図である。
【図2】同じく一部省略概略平面図である。
【図3】図2のB−B線における概略断面図である。
【図4】ボビン押圧機構の正面図である。
【図5】供給中のラップシートの切断からラップボビン
の排出までの作用を説明する概略図である。
【図6】新たに供給されるラップシートの先端を切断す
るための途中行程を説明する概略図である。
【図7】新たに供給されるラップシートの先端の切断状
態及び切断後の状態を説明する概略図である。
【図8】両ラップシートを継ぎ合わせる行程を説明する
概略図である。
【図9】両ラップシートの継ぎ合わせが完了した状態を
示す概略図である。
【図10】パイプを移動させる手段の変更例を示す部分
概略側面図である。
【図11】従来のラップ継ぎ方法を説明する概略図であ
る。
【符号の説明】
1,2…ドラフトローラ、3,4…ラップローラ、21
…可動ガイドプレート、23…パイプ、23a…吸引口
としてのスリット、35…押圧部材としてのパッド部
材、B…ラップボビン、F…満ラップボビン、L…ラッ
プシート、M1…メインモータ、M2…ラップローラモ
ータ。
フロントページの続き (72)発明者 福永 昌輝 愛知県丹羽郡大口町大字余野字西浦140番 地 東久株式会社内 (72)発明者 水野 稔 愛知県丹羽郡大口町大字余野字西浦140番 地 東久株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラップを順次供給しながら処理する処理
    ユニットを複数備えた繊維機械のラップローラの前方に
    ラップをドラフトローラへ案内するガイド位置と下方へ
    向かって延びるラップシート切断作用位置とに回動配置
    可能に可動ガイドプレートを設け、供給中のラップボビ
    ンが空に近付いたとき機台を停止し、ラップボビンに繋
    がる供給中のラップシートに張力を加えてその後端が可
    動ガイドプレート上となる所定位置で切断した後、切断
    後のラップシートの後端部を吸引口を有するパイプで吸
    引保持してドラフトローラ側待機位置へ移動させ、ラッ
    プボビンをラップローラ上から排出するとともにラップ
    ローラ上に満ラップボビンを供給した後、前記可動ガイ
    ドプレートをガイド位置からラップシート切断作用位置
    へ回動配置した状態で、前記満ラップボビンのラップシ
    ート先端を前記可動ガイドプレート上へ空気流により払
    い落とし、落下したラップシートを所定位置において可
    動ガイドプレートと押圧部材とにより把持した状態でラ
    ップローラを逆転させてラップシートを切断し、可動ガ
    イドプレートをガイド位置に移動させた後、前記パイプ
    で吸引保持していたラップシートの後端を新たに供給さ
    れるラップシートの先端上に重ね合わせ、両ラップシー
    トの重合部の少なくとも一部を可動ガイドプレートとパ
    イプにより押圧することを特徴とするラップの自動継ぎ
    方法。
  2. 【請求項2】 ラップを順次供給しながら処理する処理
    ユニットを複数備えた繊維機械のラップローラの前方に
    ラップをドラフトローラへ案内するガイド位置と下方へ
    向かって延びるラップシート切断作用位置とに回動配置
    可能に可動ガイドプレートを設け、吸引口を有するパイ
    プを前記可動ガイドプレート上のラップシートをラップ
    ローラに近い位置で可動ガイドプレートに押圧する作用
    位置と当該作用位置から斜め前方で可動ガイドプレート
    上のラップシートと係合不能なドラフトローラ側待機位
    置間とに転動移動可能に設け、供給中のラップボビンが
    空に近付いたとき機台を停止し、前記パイプを作用位置
    に配置してラップボビンに繋がる供給中のラップシート
    を可動ガイドプレートに押圧した状態でラップローラを
    逆転させてラップシートを切断した後、切断後のラップ
    シートの後端部をパイプの吸引口に吸引保持させた状態
    でパイプをドラフトローラ側待機位置まで転動させ、ラ
    ップボビンをラップローラ上から排出するとともにラッ
    プローラ上に満ラップボビンを供給し、次いで前記可動
    ガイドプレートをガイド位置からラップシート切断作用
    位置へ回動配置した状態で、前記満ラップボビンのラッ
    プシート先端を前記可動ガイドプレート上へ空気流によ
    り払い落とし、落下したラップシートを所定位置におい
    て可動ガイドプレートと押圧部材とにより把持した状態
    でラップローラを逆転させてラップシートを切断し、そ
    の先端が前記パイプの作用位置と対応する位置に配置す
    るとともに可動ガイドプレートをガイド位置に移動させ
    た後、前記パイプを待機位置から作用位置へ転動させる
    とともに吸引作用を停止し、吸引保持していたラップシ
    ートの後端を新たに供給されるラップシートの先端上に
    重ね合わせ、両ラップシートの重合部を可動ガイドプレ
    ートに押圧することを特徴とするラップの自動継ぎ方
    法。
  3. 【請求項3】 前記可動ガイドプレートの作用位置に配
    置されたパイプと対応する位置とパイプの周面の少なく
    とも一方と、前記可動ガイドプレートの押圧部材と対応
    する位置と押圧部材の押圧面の少なくとも一方とに凹凸
    が設けられている請求項2に記載のラップの自動継ぎ方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5461867A (en) * 1994-05-31 1995-10-31 Insta-Heat, Inc. Container with integral module for heating or cooling the contents
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EP3162928A1 (en) 2015-11-02 2017-05-03 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Method and device for cutting lap in comber

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