JPH05110749A - 画像伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信側で既に伝送した画像或いは伝送すべき
画像を確認することができるようにする。 【構成】 送信された画像情報と同一の画像情報をシス
テムコントロール部１１３によりデータカード１９に書
き込み、データカード１９に格納されている画像情報に
基づき、Ｄ／Ａ変換部により時連続な画像信号にし、信
号処理部１０６により信号処理する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、フレームメモリを有す
る画像伝送装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、画像信号をＩＳＤＮ（統合型サー
ビスデジタル網）等の高速デジタル回線網を使用して伝
送する場合、画像信号を一旦デジタル画像信号に変換
し、フレームメモリ等の半導体メモリに記録し、モデム
（変復調器）を介して回線網に出力する方法が取られて
いる。

【０００３】図３は従来の画像伝送装置を示す。

【０００４】プログラムメモリ部１１５に格納された制
御プログラムは、システムコントロール部１１３により
実行され、システムコントロール部１１３により実行す
る上で必要なワークエリアがランダムアクセスメモリ部
１１６に確保される。システムコントロール部１１３か
ら出力されるアドレス値に基づき、アドレスデコーダ部
１１４により、プログラムメモリ部１１５，ランダムア
クセスメモリ部１１６，およびフレームメモリ部１１７
のいずれかが選択される。

【０００５】入力端子から入力された画像信号は、信号
処理部１０２により処理された後、Ａ／Ｄ変換部１０３
により離散的なデジタル画像信号に変換され、ラッチ部
１０４によりラッチされる。このデジタル画像信号はシ
ステムコントロール部１１３の制御により、データバス
を介してフレームメモリ部１１７に記録される。

【０００６】他方、フレームメモリ部１１７に記録され
たデジタル画像信号を回線網を使用して伝送する場合、
デジタル画像信号は通信プロトコルに合わせてシステム
コントロール部１１３により通信制御用の付加データと
ともにモデム１１１に送られ、回線網の電気特性と整合
をとられた後、ＮＣＵ（網制御部）１１０の制御により
回線網に出力される。次の画像信号を伝送する場合、同
様にフレームメモリ部１１７に画像を記録して行われ
る。

【０００７】また、フレームメモリ部１１７に記憶され
ているデジタル画像信号は、ラッチ部１０８によりラッ
チされ、Ｄ／Ａ変換部１０７によりアナログ信号に変換
され、信号処理部１０６により処理された後、出力端子
１０５から出力され、図示しないディスプレイに画像が
表示される。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、複数の画像信号を伝送する場合、当該画像信
号の伝送が終了した後、次の画像信号をフレームメモリ
部１１７に記憶するようにしたので、送信側、受信側に
関わらず、既に伝送した画像信号を確認することができ
ないという問題点があった。

【０００９】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、既に伝送した画像を確認することができる画像伝
送装置を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、入力された画像情報を処理する処理
手段と、該処理手段により処理された画像情報を一旦格
納するためのフレームメモリと、該フレームメモリに格
納されている画像情報を送信する送信手段とを有する画
像伝送装置において、データカードと、前記送信手段に
より送信された画像情報と同一の画像情報を前記データ
カードに書き込む書き込み手段と、前記データカードに
格納されている画像情報に基づき画像信号を再生する再
生手段とを備えたことを特徴とする。

【００１１】

【作用】本発明では、送信手段により送信された画像情
報と同一の画像情報を書き込み手段によりデータカード
に書き込み、データカードに格納されている画像情報に
基づき画像信号を再生手段により再生する

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。

【００１３】図１は本発明の一実施例を示す。

【００１４】図において、１０１〜１１７は図３と同一
部分を示す。１９はデータカードで、バッファ部１８を
介して入力される画像信号を格納するものである。

【００１５】図２は図１図示プログラムメモリ部１１５
に格納される制御プログラムの一例を示すフローチャー
トである。

【００１６】入力端子１０１から入力された画像信号
は、信号処理部１０２により処理した後、Ａ／Ｄ変換器
１０３により時離散的なデジタル画像信号に変換する。
デジタル信号をラッチ部１０４によりホールドし、ホー
ルドされたデジタル信号はシステムで共有されているデ
ータバス上からアクセス可能になる。

【００１７】ステップＳ２１にて、図示しない制御パネ
ルから画像信号記録が選択されると、ステップＳ２２に
て、アドレスデコーダ部１１４からの選択信号に基づき
システムコントロール部１１３によりフレームメモリ部
１１７を選択し、ラッチ部１０４にホールドされている
画像信号をフレームメモリ部１１７に記憶する。

【００１８】ステップＳ２３にて、画像信号送信が図示
しない制御パネルにより選択されると、ステップＳ２４
にて、フレームメモリ１１７に格納されている画像信号
と、通信用の制御データを、システムコントロール部１
１３によりランダムアクセスメモリ部１６上で組み合わ
せ、通信データを生成し、データバス上に出力する。デ
ータバス上に出力された通信データは、ラッチ部１１２
によりホールドし、モデム１１１により回線網との整合
をとり、変調波としてＮＣＵ１１０を介して回線端子１
０９から回線網上に出力する。

【００１９】画像送信が終了すると、ステップＳ２５に
て、フレームメモリ部１１７に記憶されている画像信号
を、システムコントロール部１１３により、アドレスバ
スおよびデータバスを介してバッファ部１８に出力し、
データカード１９に送信済みのデジタル画像として記録
する。また、データカード１９に記録されるデジタル画
像のアドレス情報を、システムコントロール部１１３に
よりランダムアクセスメモリ部１１６に記憶する。ラン
ダムアクセスメモリ部１１６に記憶されたアドレス情報
は、送信画像信号を再生する際に、インデックスとして
用いられる。

【００２０】ステップＳ２６にて、図示しない制御パネ
ルから再生画像信号に対応させたインデックス番号が選
択されると、ステップＳ２７にて、システムコントロー
ル部１３により、ランダムアクセスメモリ部１６に記憶
されているアドレス情報を参照し、データカード１９の
当該アドレスに格納されている画像信号をデータバスに
出力する。そして、データバスに出力された画像信号を
ラッチ部８によりホールドし、Ｄ／Ａ変換部１０７によ
り時連続な画像信号に変換し、信号処理部１０６により
処理した後、出力端子１０５から出力する。

【００２１】このように、画像伝送を行った送信画像を
送信した後でも送信側で確認することができる。

【００２２】本実施例では、送信画像信号と同一の画像
信号のデータカードへの記録を画像信号を送信した後に
行う例を説明したが、画像信号を送信する前に行うよう
にしてもよい。この場合、作用効果は本質的に相違しな
い。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信された画像情報と同一の画像情報をデータカードに
書き込み、データカードに格納されている画像情報に基
づき画像を再生するようにしたので、既に伝送した画像
を確認することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】図１図示プログラムメモリ部１１５に格納され
る制御プログラムの一例を示すフローチャートである。

【図３】従来の画像伝送装置を示すブロック図である。

【符号の説明】

１８ バッファ部 １９ データカード １０２，１０６ 信号処理部 １０３ Ａ／Ｄ変換部 １０４，１０８，１１２ ラッチ部 １０７ Ｄ／Ａ変換部 １１０ ＮＣＵ １１１ モデム １１３ システムコントローラ部 １１４ アドレスデコーダ部 １１５ プログラムメモリ部 １１６ ランダムアクセスメモリ部 １１７ フレームメモリ部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力された画像情報を処理する処理手段
   と、該処理手段により処理された画像情報を一旦格納す
   るためのフレームメモリと、該フレームメモリに格納さ
   れている画像情報を送信する送信手段とを有する画像伝
   送装置において、 データカードと、前記送信手段により送信された画像情
   報と同一の画像情報を前記データカードに書き込む書き
   込み手段と、前記データカードに格納されている画像情
   報に基づき画像信号を再生する再生手段とを備えたこと
   を特徴とする画像伝送装置。