JPH05103836A - シガレツト - Google Patents

シガレツト

Info

Publication number
JPH05103836A
JPH05103836A JP3053134A JP5313491A JPH05103836A JP H05103836 A JPH05103836 A JP H05103836A JP 3053134 A JP3053134 A JP 3053134A JP 5313491 A JP5313491 A JP 5313491A JP H05103836 A JPH05103836 A JP H05103836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel element
segment
cigarette
smoking article
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3053134A
Other languages
English (en)
Inventor
Jack Franklin Clearman
ジヤツク・フランクリン・クリアマン
Joseph J Chiou
ジヨゼフ・ジーガン・チウー
Darrell D Williams
ダレル・デイーン・ウイリアムズ
William J Casey
ウイリアム・ジエイムズ・ケイシー
Thomas L Gentry
トマス・リーロイ・ジエントリ
William C Squires
ウイリアム・キヤンプベル・スクワイアーズ
Billy Tyrone Conner
ビリー・テイローン・コナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RJ Reynolds Tobacco Co
Original Assignee
RJ Reynolds Tobacco Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/488,516 external-priority patent/US5027837A/en
Application filed by RJ Reynolds Tobacco Co filed Critical RJ Reynolds Tobacco Co
Publication of JPH05103836A publication Critical patent/JPH05103836A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D1/00Cigars; Cigarettes
    • A24D1/22Cigarettes with integrated combustible heat sources, e.g. with carbonaceous heat sources
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F42/00Simulated smoking devices other than electrically operated; Component parts thereof; Manufacture or testing thereof
    • A24F42/10Devices with chemical heating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F42/00Simulated smoking devices other than electrically operated; Component parts thereof; Manufacture or testing thereof
    • A24F42/60Constructional details

Landscapes

  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】熱源と、それとは別体のエアゾール発生手段を
有する形式のものであって、喫煙したとき煙の主流に含
まれる一酸化炭素の量を非常に少なくすることができる
シガレット又は喫煙物品を提供すること。 【構成】このシガレットは、長手方向にセグメント化さ
れた可燃燃料素子と、燃料素子とは物理的に別体とされ
たエアゾール発生手段とから成る。エアゾール発生手段
は、基材と、基材に担持させたグリセリン及びタバコ材
抽出物とから成る。基材は、ひだ寄せ紙のような材料か
ら成り、燃料素子から離隔させて配置する。燃料素子
は、炭素質材から成り、シガレット内に配置されたと
き、押出軸線がシガレットの長手軸線に対して垂直関係
をなすように押出成形する。燃料素子は、その一端に燃
焼セグメントを、他端に基部セグメントを有し、燃焼セ
グメントと基部セグメントの間に隔離セグメントを有す
る。燃料素子をガラス繊維によって囲包することによっ
てシガレット内の所定位置に保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シガレット等の喫煙物
品に関し、特に、熱源と、それとは別体のエアゾール発
生手段を有する形式の喫煙物品に関する。この種の喫煙
物品は、いろいろな形態のタバコ材を必ずしも燃焼させ
ることなく加熱することによって喫煙の喜び(例えば、
喫味、喫煙感触、充足感等)を喫煙者に与えることがで
きる。しかも、この種の喫煙物品は、喫煙したとき煙の
主流に含まれる一酸化炭素の量を非常に少なくすること
ができる。
【0002】
【従来の技術】シガレット(紙巻タバコ)、及び、葉
巻、パイプタバコ等は、いろいろな形態のタバコ材を用
いるポピュラーな喫煙物品であるが、これらのポピュラ
ーな喫煙物品の改良又はその代替品としていろいろな種
類の喫煙製品及び喫煙物品が従来から提案されている。
例えば、香味付蒸気及び、又は可視エアゾールを発生す
る喫煙物品は、多くの文献において提案されている。そ
れらの喫煙物品は、エアゾールを発生するために、及
び、又はエアゾール創生物質を加熱するために可燃燃料
源を使用する。そのような喫煙物品は、例えば、米国特
許第4,714,082号の従来技術の説明の欄に記載
されている。
【0003】タバコ材を必ずしも燃焼させることなく加
熱することによって、かつ、かなりの量の不完全燃焼生
成物を発生することなく、タバコ喫煙の喜びを与えるこ
とができる喫煙物品は、米国特許第4,714,082
号、4,756,318号、4,793,365号、
4,819,665号、4,854,311号、4,8
81,556号、及びヨーロッパ特許第342,538
号に記載されている。これらの喫煙物品は、熱発生のた
めの可燃燃料素子と、燃料素子とは物理的に別個に、し
かし、燃料素子と熱交換関係に配置されたエアゾール創
生物質を用いる。喫煙中、燃料素子によって発生された
熱は、エアゾール創生物質を揮発させ、それによって可
視エアゾールを発生する。この種の喫煙物品は、可視副
流煙の発生を極めて少なくするとともに、FTCタール
の発生量(FTC喫煙条件下で測定したタールの発生
量)を少なくすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、燃料素子
と、それとは物理的に別体のエアゾール発生手段を有す
る形式のシガレットであって、(i) 相当な量の揮発タバ
コ成分を発生することができ、 (ii) 燃料素子によって
発生される熱をエアゾール創生のために効率的に利用す
ることができ、 (iii)喫煙したとき煙の主流に含まれる
一酸化炭素の量を非常に少なくすることができるシガレ
ットを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、燃料素子(即ち、熱源)と、燃料素子と
は物理的に別個に、しかし、燃料素子と熱交換関係に配
置されたエアゾール発生手段を備えたシガレット及びそ
の他の喫煙物品を提供する。非常に好ましい喫煙物品に
おいては、燃料素子によって発生される熱をエアゾール
創生のために極めて効率的に利用することができるよう
に、燃料素子の組成及びその喫煙物品内での配置を定め
る。従って、好ましい喫煙物品においては、燃焼する燃
料素子によって発生される熱のうち、エアゾール創生の
ためにエアゾール発生手段に伝達される熱の割合が高
い。本発明の喫煙物品は、何らかの形態のタバコ材を備
えている。
【0006】本発明は、その一側面においては、(i) 押
出軸線が喫煙物品の長手軸線に対して実質的に垂直関係
をなすように該喫煙物品内に配置された押出燃料素子即
ち熱源と、 (ii) 該燃料素子とは物理的に別体とされ、
少くとも1つのエアゾール創生物質を含むエアゾー発生
手段と、 (iii)前記燃料素子を喫煙物品内の所定位置に
固定又は保持する保持手段とから成る喫煙物品を提供す
る。
【0007】本発明は、他の側面においては、(i) 長手
方向にセグメント化された可燃燃料素子と、 (ii) 該燃
料素子とは物理的に別体とされ、少くとも1つのエアゾ
ール創生物質を含むエアゾール発生手段と、 (iii)前記
燃料素子を喫煙物品内の所定位置に固定又は保持する保
持手段と、 (iv) 喫煙中前記燃料素子が燃焼する際燃料
素子に接触する大気中の酸素の量を制限するように燃料
素子の長手外周面の少くとも一部分を囲包する手段(即
ち、囲包部材)とから成る喫煙物品を提供する。典型的
な例では、この囲包部材は、燃焼する燃料素子からの熱
をエアゾール発生手段へ伝達することができるものとす
る。
【0008】本発明の喫煙物品は、一実施形態において
は、短い、好ましくは炭素質の可燃燃料素子即ち熱源を
有する。この燃料素子は、その全長の一セグメント即ち
一部分だけが燃焼のために使用され、他のセグメント即
ち一部分が燃料素子を喫煙物品内の所定位置に固定する
ための基部として機能するように長手方向にセグメント
化した(セグメントに分割した)構成とする。好ましい
燃料素子は、燃焼セグメントと基部セグメントの間に配
置された隔離セグメントを有する。隔離セグメントの外
周も、断面積も、基部セグメントの外周及び断面積より
小さい寸法とすることが好ましい。又、隔離セグメント
は、基部セグメントの断面積より小さい断面積を有し、
ある種の応用例においては基部セグメントの外周より小
さい外周より小さい外周を有するものとすることが好ま
しい。
【0009】典型的な燃料素子は、燃焼前の時点で約2
0mm未満の全長を有し、その燃焼セグメントの長さ
は、約15mm未満とする。燃料素子は、連続した押出
成形物を所定の長さに分断することによって形成し、そ
の押出軸線が喫煙物品の長手軸線に対して実質的に垂直
関係をなすように喫煙物品内に配置する。
【0010】本発明の特定の側面においては、燃料素子
は、それが組入れられた喫煙物品の長手軸線に対して横
断方向に貫通した少くとも1つの空洞を有するものとす
る。又、別の側面においては、燃料素子は、それが組入
れられた喫煙物品の長手軸線に対して並行な方向に貫通
した少くとも1つの空気流通路(例えば、少くとも1つ
の空胴)を有するものとする。この空気流通路は、燃料
素子の中央部分を貫通するものとしてもよく、あるいは
燃料素子の外周面に沿って形成した溝であってもよく、
あるいは、貫通通路と溝の両方から成るものとしても
い。
【0011】本発明の喫煙物品は、その燃料素子を喫煙
物品内の所定位置に固定する保持手段を備えているが、
その保持手段は、燃料素子に接触して燃料素子を喫煙物
品内の所定位置に固定する。1つの好ましい実施例にお
いては、保持部材が燃料素子の基部を掴持し、それによ
って燃料素子を所定位置にしっかりと保持するようにす
る。別のましい実施例においては、保持部材は、繊維質
材(例えば、ガラス繊維又はタバコ補充料とガラス繊維
の混合物)、ひだ寄せしたタバコ紙又は裁刻タバコ紙
(タバコでできた紙)、又はひだ寄せした又は裁刻した
炭素紙、又はタバコ材刻み補充料によって形成する。こ
のような保持部材を燃料素子の長手外周面の相当な長さ
に亙って接触させる。燃料素子を長手方向にセグメント
化したことと、燃料素子の長手外周面に囲包材を接触さ
せたこととがあいまって、燃料素子を繊維質材,タバコ
紙又はタバコ材刻み補充料から成る保持部材内に保持す
ることができる。
【0012】本発明の喫煙物品は、燃料素子とは物理的
に別体とされ、長手方向に配置されたエアゾール発生手
段を備えている。このエアゾール発生手段は、基材と、
少くとも1つのエアゾール創生物質を含ム。エアゾール
発生手段は、何らかの形態のタバコ材(例えば、圧縮タ
バコペレット、タバコ材抽出物又はタバコ材粉末)のよ
うなエアゾール創生物質、又はその他のエアゾール創生
物質(例えば、グリセリン及び、又はココア、甘草、糖
類の如きタバコ香味料)を含むものであることが好まし
い。エアゾール創生物質は、通常、ひだ寄せした紙、ひ
だ寄せしたタバコ紙のような基材、又は熱安定性基材
(例えば、アルミナビード)に担持させる。基材が紙系
の材料である場合は、基材を燃料素子に対して離隔させ
て配置することが好ましい。
【0013】本発明の喫煙物品は、その一側面において
は、囲包部材(好ましくは燃料素子の燃焼によって発生
された熱をエアゾール発生手段に伝達するための伝熱性
部材)を有している。従って、この伝熱性部材は、エア
ゾール創生物質を担持した基材と熱交換関係、好ましく
は伝導熱交換関係にある。囲包部材は、燃料素子の長手
外周面から半径方向に離隔させる。通常、囲包部材は、
(i) エアゾール発生手段の一部分と、 (ii) 保持部材の
一部分に接触させる。囲包部材は、燃料素子の長手外周
面、燃料素その燃焼セグメントの全長の少くとも一部分
から半径方向に離隔させることが、エアゾール発生手段
には接触させることが好ましい。かくして、燃料素子と
囲包部材とで空気流通路を画定し、その通路を通して吸
引される空気が加熱される。
【0014】燃料素子は、喫煙物品の他の部分又は他の
構成部材から熱的に隔離されている。このことは、燃料
素子の燃焼セグメントが、特に伝導による熱伝達の結果
として喫煙物品の他の部分又は他の構成部材に対して失
う熱損失(即ち、放熱)の量が制御されることを意味す
る。燃料素子の、喫煙物品の他の部分又は他の構成部材
からの熱的隔離は、燃料素子が喫煙物品の他の部分又は
他の構成部材への熱損失の結果として自然消火しないよ
うにするために、喫煙者が吸引していない、喫煙物品の
くすぶり期間中において特に望ましい。
【0015】喫煙物品は、エアゾールを喫煙者の口へ送
給するためのマウスピースを有することが好ましい。通
常、マウスピースは、円筒状であり、タバコ材刻み補充
料とフィルタ素子を包含している。ここでいう「エアゾ
ール」とは、可視、不可視を問わず、蒸気、ガス、粒子
等のことをいい、特に、燃料素子が発生した熱がエアゾ
ール発生手段内又は喫煙物品のどこか他の部分に包含さ
れている物質に作用することによって創生され、喫煙者
にとって「煙」のようににみえる成分のことをいう。こ
こでいう「炭素質」とは、主として炭素から成るという
意味である。
【0016】
【作用】喫煙者が燃料素子に点火すると、燃料素子の燃
焼セグメントが燃焼して熱を発生する。燃料素子の燃焼
によって発生した熱は、エアゾール発生手段の基材に担
持されたエアゾール創生物質へ伝達される。喫煙者によ
る吸引中、吸引された空気は、燃料素子と囲包部材の間
の空気流通路を通り、熱い燃料素子及び加熱された囲包
部材との接触により加熱される。次いで、加熱された吸
引空気は、燃料素子の保持部材と囲包部材の間の空気流
通路を通り、燃焼中の燃料素子と熱交換関係にあるエア
ゾール発生手段の基材に接触する。エアゾール創生物質
に与えられた熱は、エアゾール創生物質を揮発させ、揮
発せしめられた物質は、暖かい吸引空気に連行されて囲
包部材からその開口を通って流出し、マウスピースを通
る間に冷却する。かくして、可視エアゾールが創生され
る。燃料素子の基部セグメントは、シガレットの使用中
燃焼せず、燃料素子は、その燃焼セグメントの燃焼が完
了すると自然消火するので、燃料素子は、シガレット内
にしっかりした形で残り、使用中シガレットから崩れ落
ちることがない。燃料素子が自然消火して、熱を発生し
なくなったならば、シガレットを捨てることができる。
【0017】
【実施例】第1、2図を参照すると、本発明の一実施例
によるシガレット8が示されている。このシガレット
は、熱源即ち燃料素子10と、燃料素子の後方に配置さ
れており、エアゾール創生物質を担持する基材13と、
基材を囲包し、かつ、燃料素子の長手外周面を半径方向
に離隔して囲包する囲包部材17と、燃料素子をシガレ
ット内の所定位置に保持する保持部材23と、筒状のマ
ウスピース28から成る。典型的なシガレットは、断面
円形であり、約20mm〜約28mmの周囲長を有し、
約70mm〜約100mmの長さを有する。
【0018】熱源即ち燃料素子10は、押出炭素質材で
形成するのが好ましく、ほぼ正方形、又は長方形の断面
形状を有する。又、3つの長手方向に位置する部分即ち
セグメント、即ち、シガレットの点火端31近くに位置
する燃焼セグメント30と、燃料素子の反対端(即ち吸
口端)側に位置する基部セグメント即ち支持セグメント
32と、燃焼セグメント30と基部セグメント32の間
に位置する隔離セグメント33とを含む、長手方向にセ
グメント化された燃料素子(以下、「長手方向セグメン
ト化燃料素子」と称する)である。燃料素子10は、
(i) その基部セグメント32の外周が隔離セグメント3
3の外周より大きく、 (ii) 隔離セグメントに横断方向
に貫通する少くとも1つの空洞35が存在するように形
成される。この空洞35は、隔離セグメント33の断面
積を縮小し、それによって燃焼セグメント30から基部
セグメント32への熱の伝導を最少限にする働きをす
る。詳述すれば、空洞35は、(i) 燃焼セグメント30
と基部セグメント32を隔離し、 (ii) 燃料素子の有効
燃焼長さを選定し、 (iii)燃料素子の燃焼セグメント3
0から基部セグメント32を経てシガレットの他の部分
へ伝導される熱を最少限にするのを助成する。燃料素子
には、随意選択として、その燃焼セグメント30の前端
面を横切る畝溝(以下、単に「溝」とも称する)37、
38を形成することができる。溝37、38は、燃料素
子の点火を容易にする働きをする。燃料素子の燃焼セグ
メント30及び基部セグメント32は、それらの全長を
貫通する長手方向の空気流通路を有していない。
【0019】第1、2、3図を参照して説明すると、熱
源即ち燃料素子10は、その基部セグメント32に接触
する掴持部分40、41を含む保持部材23によって囲
包部材17内の所定位置に保持する。囲包部材17は、
伝熱(熱伝導)性カートリッジであることが好ましい。
特に好ましい実施例においては、保持部材23は、(i)
囲包部材(「カートリッジ」とも称する)17内に好ま
しくは締り嵌めによってしっかりと嵌合し、 (ii) カー
トリッジ17の部分44、45(第2、3図)の内面に
沿って接触するような断面寸法を有する。保持部材23
は、吸引空気をシガレットを通して通流させるための空
気流通路47、48(第1、3図)をも構成する。保持
部材23は、薄い金属(例えば、アルミニウム)板のよ
うな耐熱材で製造する。
【0020】第4図を参照して説明すると、燃料素子1
0(カップ状の保持部材23から長手方向に分離された
状態で図示されている)は、好ましくはその基部セグメ
ント32が保持部材の内側底面49に衝接するように保
持部材内に挿入する。第4図に示されるように、保持部
材は、断面ほぼ楕円形とする(即ち、2つの湾曲辺と2
つの平坦辺を有する)ことが好ましい。保持部材の形状
及び寸法は、シガレットを通して所望の空気流が得られ
るように選択することができる。
【0021】第5図を参照して説明すると、燃料素子1
0(一部仮想線で示されている)は、カップ形保持部材
23内に挿入し、燃料素子の基部セグメント32を覆う
ように保持部材の2つの部分を内方へクリンプ(縁曲
げ)して掴持部分40、41を形成する。
【0022】再び第1、2図を参照して説明すると、基
材13は、(i) シガレットの一端(即ち、点火端31
側)に開放端50を有し、 (ii) シガレットの他端(即
ち、吸口端側)に開口52を有するカートリッジ17内
に配置する。基材は、カートリッジ内に囲包され、燃料
素子から物理的に分離された状態に維持される。保持部
材23は、(i) 燃料素子10の、基材13からの物理的
な分離を更に確実にし、(ii) 基材をカートリッジ17
内の所定位置に保持するために燃料素子の、基材に面し
た部分(即ち、燃料素子の後端面)を覆うようにするこ
とができる。保持部材は、燃料素子と基材との間で空気
流及び及びエアゾール創生物質の移行を抑制するバリヤ
ーを構成するものとすることが好ましい。基材13は、
いろいろな形態のものとすることができる。又、カート
リッジ17の一部分内へ1種類又は2種類以上の基材を
挿入することができる。例えば、基材は、グリセリンと
タバコ材抽出物を担持させたひだ寄せした紙(以下、単
に「ひだ寄せ紙」と称する)54を含むものとすること
ができ、囲包紙ラップ55で包み、保持部材23の高端
面に近接させて配置する。
【0023】カートリッジ17は、薄い金属(例えば、
アルミニウム)板のような耐熱性、熱伝導性材で製造す
る。カートリッジは、(i) 燃料素子の全長を囲包し、
(ii)燃料素子の燃焼セグメント30から離隔する(例え
ば燃焼セグメントと直接接触しない)ように形成し、燃
料素子に対して位置づけする。燃料素子の燃焼セグメン
ト30は、カートリッジの開放端を越えて突出させても
よく、あるいは、カートリッジの開放端から引込めても
よく、あるいは第1図に示されるようにカートリッジの
開放端と同一平面内に位置するようにしてもよい。カー
トリッジは、燃料素子の点火端を完全に露出させるよう
にシガレットの点火端側で開放している。
【0024】カートリッジ17は、燃料素子の長手外周
面から半径方向に離隔しており、燃料素子の長手外周面
に接触しない。従って、燃料素子の長手外周面と伝熱性
カートリッジとの間に空気流通路57が形成される。更
に、このシガレットの構成は、燃料素子の燃焼セグメン
ト30によって発生された熱が半径方向に放射してカー
トリッジ17の燃焼セグメント30を囲包している部分
を加熱するようになされている。燃料素子の燃焼セグメ
ント30からの伝熱性カートリッジ17の半径方向の離
隔距離は、基材13及びそれに担持されたエアゾール創
生物質を加熱するのに十分な熱が、燃焼する燃料素子か
ら放射されるように定めることが好ましい。通常、カー
トリッジの長さは約8mm〜約20mmとし、周囲長は
約20mm〜約28mmとする。
【0025】カートリッジ17は、筒状マウスピース2
8の一端に配置する。マウスピースは、金属フォイルで
内張りした紙、断熱性セラミック材、成形プラス、厚い
紙等で製造するのが好ましい。マウスピース28は、シ
ガレット本体全体をその中に嵌合させ、締り嵌めによっ
て所定位置に保持することができるような形状及び寸法
とすることが好ましい。マウスピースの一部分が、カー
トリッジ17の全長の一部分を、あるいは第1、2図に
示されるようにカートリッジの全長を囲包するようにす
ることができる。あるいは、随意選択として、マウスピ
ース及びカートリッジの、燃料素子の燃焼セグメント3
0を囲包する部分に一連のパーフォレーション(ミシン
目状の孔)58又はその他の形式の空気取入開口を穿設
することができる。パーフォレーションのサイズ、数及
び配置は、喫煙中燃料素子の燃焼セグメントに制御され
た量の酸素を供給するように選定することができる。
【0026】筒状マウスピース28内のカートリッジ1
7の後方に、囲包紙ラップ61で囲包したひだ寄せタバ
コ紙60のセグメントを配置し、そのひだ寄せタバコ紙
60の後側に囲包紙ラップ63で囲包したタバコ材刻み
補充料のロール62を配置し、更に、シガレットの吸口
端に低効率フィルタ素子を配置する。低効率フィルタ素
子は、フィルタ材64(例えば、不織ポリプロピレンの
ひだ寄せウエブ)と、それを囲包したプラグラップ65
から成る。ひだ寄せタバコ紙60のセグメント、タバコ
材刻み補充料のロール62及びフィルタ素子は、マウス
ピース28内に締り嵌め又は接着剤によって保持するこ
とができる。所望ならば、カートリッジ17の後端とひ
だ寄せタバコ紙60の間に空洞66(例えば、マウスピ
ースの約10mm以上に亙る長さの空洞)を設けること
ができる。通常、シガレットの吸口端部分はチップ紙で
囲包する。更に、随意選択として、シガレットの吸口端
近くにレーザー又は機械的穿孔法を用いて稀釈空気用パ
ーフォレーション68を環状に穿設することができる。
【0027】使用に当たっては、喫煙者が例えばライタ
ーを用いて燃料素子10に点火すると、燃料素子の燃焼
セグメント30が燃焼して熱を発生する。燃料素子の燃
焼によって発生した熱は、半径方向外方に放射して囲包
部材即ちカートリッジ17の、燃料素子を囲包している
部分を加熱し、その熱は、カートリッジを通して該カー
トリッジの、基材13及びそれに担持されたエアゾール
創生物質に接触している部分へ伝導される。更に、熱の
一部は、燃料素子の基部セグメント32を通し、保持部
材23を通しても、基材13及びそれに担持されたエア
ゾール創生物質へ伝達される。喫煙者による吸引中、吸
引された空気は、燃料素子とカートリッジの間の空気流
通路57を通り、熱い燃料素子及び加熱されたカートリ
ッジとの接触により加熱される。次いで、加熱された吸
引空気は、保持部材23とカートリッジの間の空気流通
路47、48を通り、燃焼中の燃料素子と熱交換関係に
ある基材13に接触する。かくしてエアゾール創生物質
に与えられた熱は、エアゾール創生物質を揮発させる働
きをする。揮発せしめられた物質は、暖かい吸引空気に
連行されてカートリッジ17からその開口52を通って
流出し、マウスピースを通る間に冷却する。かくして、
使用されるエアゾール創生物質の種類によって異なる
が、可視エアゾールが創生される。詳述すれば、吸引空
気と揮発物質は、ひだ寄せタバコ紙60、タバコ材刻み
補充料62のロール及びフィルタ材64を通って喫煙者
の口に入る。燃料素子の基部セグメント32は、シガレ
ットの使用中燃焼せず、燃料素子は、その燃焼セグメン
ト30の燃焼が完了すると自然消火するので、燃料素子
は、シガレット内にしっかりした形で残り、使用中シガ
レットから崩れ落ちることがない。通常、このシガレッ
トは、燃料素子の燃焼セグメント30の燃焼が完了する
と自然消火する。燃料素子が自然消火して、熱を発生し
なくなったならば、シガレットを捨てることができる。
【0028】第6、7図を参照すると、第1〜3図のも
のと多くの点で類似した、本発明の別の実施例によるシ
ガレット8が示されている。このシガレットは、燃料素
子10と、エアゾール創生物質を担持した基材13と、
基材を包含した、伝熱性カートリッジの17の形とした
囲包部材と、燃料素子をシガレット内の所定位置に保持
する保持部材23とを組合せた前端組立体69を有す
る。このシガレットは、この前端組立体とは別個の筒状
マウスピース28を有する。
【0029】この燃料素子10(好ましくは、先の実施
例の場合と同様に長手方向セグメント化燃料素子)は、
ガラス繊維のような不透気性(空気不透過性)断熱材7
0で囲包する。この目的のための代表的な不透気性断熱
材は、ヨーロッパ特許第339,690号;「タバコを
燃焼させずに加熱する新シガレットの試作品の化学的生
理学的研究」R.J.レノルズ・タバコ・カンパニー刊
(1988年)、第48〜52頁;及び米国特許第4,
756,318号に記載されている。断熱材は、(i) 吸
引空気を透過することができること、 (ii)燃料素子を
所定位置に保持するのを助成するように構成し、配置す
ること、(iii)燃焼する燃料素子によって発生された熱
をカートリッジの、燃料素子から半径方向に離隔した部
分へ伝達するような特性を有することが好ましい。
【0030】カートリッジ17の長手外周は、断熱ガラ
ス繊維のような断熱材72によって囲包する。断熱材7
2は、燃焼する燃料素子によって発生され、カートリッ
ジ17へ伝達される熱がエアゾール発生手段のエアゾー
ル創生物質を効率的に加熱するのに利用されるのを助成
する。断熱材72を更にシガレット用巻紙のような外被
ラップ74によって囲包する。
【0031】カートリッジ17は、(i) 保持部材23の
後端面に近接して配置され、グリセリンとタバコ材抽出
物を担持したアルミナビード76と、(ii) アルミナビ
ード76の後に配置され、グリセリンとタバコ材抽出物
を担持し、紙ラップ55によって囲包されたひだ寄せ紙
54との、2種類の基材を包含している。カートリッジ
17は、保持部材23をシガレット内の所望の位置に固
定するのを助成するために符号78で示されるようにク
リンプ(縁曲げ)又は何らかの形に変形することができ
る。
【0032】筒状マウスピース28は、前端組立体69
に突き合わせ関係に配置する。マウスピースの断面形状
及び寸法は、前端組立体69と実質的に同じにするのが
好ましい。この前端組立体69と、別体のマウスピース
28とは、囲包チップ材67を用いて結合する。
【0033】第8図を参照すると、第1、2図のものと
多くの点で類似した、本発明の更に別の実施例によるシ
ガレット8が示されている。このシガレットは、燃料素
子10と、エアゾール創生物質を担持した基材13と、
燃料素子を受容する伝熱性囲包部材17と、燃料素子の
後方に囲包部材17内に配置され、基材13を抱持した
伝熱性カートリッジ80と、筒状マウスピース28を有
する。
【0034】この燃料素子10は、ほぼ円形の断面形状
を有し、基部セグメント32と、燃焼セグメント30を
含む。基部セグメント32の円周は、燃焼セグメント3
0のそれより大きい。この燃料素子10は、その基部セ
グメント32から燃焼セグメント30に向かって延長す
る中空部82を有するように圧縮成型したものであるこ
とが好ましい。随意選択として、燃料素子を長手方向に
貫通する一連の空気流通路(図示せず)を形成してもよ
く、あるいは、燃料素子の燃焼セグメントに掘り下げた
形の少くとも1つの中空部83を形成してもよい。後者
の場合、喫煙中燃料素子が後方へ燃え進んだとき燃料素
子を貫通する少くとも1つの空気流通路が形成される。
燃料素子の燃焼セグメントの外周面には、基部セグメン
トに向かって名がはに延長し中空部82に合流する少く
とも1つのチャンネル又は溝84が形成されている。か
くして、吸引空気は、チャンネル84を通って中空部8
2に入り、次いでエアゾール発生手段を通って流れる。
【0035】第9図に示された例では、第8図に示され
たような燃料素子10の燃焼セグメント30の外周面
に、3つの長手方向の溝84、85、86が形成されて
いる。溝の配置に関しては、図示以外のいろいろな構成
(例えば、4対の溝を90°間隔に配置する構成)を用
いることができる。
【0036】再び第8図を参照して説明すると、燃料素
子10は、囲包部材17内にその後端を通して挿入し、
燃料素子の基部セグメント32を囲包部材17の内方突
出リップ又はクリンプ88に衝接させる。次いで、基材
13をカートリッジ80内に挿入し、カートリッジの両
端を内方へクリンプして基材13の両端を抱持し、カー
トリッジの両端に入口開口90及び出口開口92を形成
する。次いで、カートリッジ80を囲包部材17の後端
内挿入し、燃料素子の基部セグメント32の後端に衝接
させる。囲包部材17の内径寸法と、カートリッジ80
の外径寸法は、カートリッジを囲包部材内に締り嵌めに
よって固定することができるように定める。かくして、
カートリッジ80の前端部分と囲包部材17内のクリン
プ88とで、燃料素子10をシガレット内の所定位置に
しっかりと保持するための保持手段を構成する。
【0037】第10〜16図は、本発明の喫煙物品、特
に第1〜7図を参照して説明したシガレットに組入れる
ことができる熱源即ち燃料素子の代表的な形態を例示す
る。第10図の例では、燃料素子10は、燃焼セグメン
ト30と、隔離セグメント33と、基部セグメント32
を有する。隔離セグメント33は、基部セグメント32
より相当に小さい外寸法を有する。この燃料素子は、そ
の燃焼セグメントの外周面に長手方向に間隔をおいて複
数の横断方向の切欠き93が形成されている。
【0038】第11図の例では、燃料素子10は、やは
り、燃焼セグメント30と、隔離セグメント33と、基
部セグメント32を有し、その隔離セグメント33を横
断方向に貫通した空洞35を備えている。空洞35は、
燃料素子の後面に平行な底辺と、燃焼セグメント30の
方に向けられた頂点を有するほぼ三角形である。
【0039】第12図の例では、燃料素子10は、やは
り、燃焼セグメント30と、隔離セグメント33と、基
部セグメント32を有し、その隔離セグメント33と基
部セグメント32の一部分を横断方向に貫通した長方形
又は正方形の空洞35を備えている。この例では、燃焼
セグメント30と、隔離セグメント33の外周寸法は同
じであり、基部セグメント32の外周寸法は、燃焼セグ
メント30及び隔離セグメント33の外周寸法より大き
い。
【0040】第13図の例は、第12図のものと類似し
ているが、この例では、空洞35から燃焼セグメント3
0にまで延長し、やはり横断方向に貫通した追加の空洞
83が形成されている。この構成では、燃料素子の燃焼
セグメント30が後方へ燃え進んだとき、燃料素子の一
部分に長手方向の貫通空気流通路が形成される。従っ
て、一定時間が経過すると、吸引空気が、燃焼する燃料
素子を通り抜けることができ(従って、加熱され)、エ
アゾール発生手段に達する。このように、吸引空気が燃
料素子の燃焼セグメントを通り抜けることができるよう
にすることにより、そのシガレット又は喫煙物品の喫煙
の後半段階においてエアゾール創生のためにエアゾール
発生手段への伝達熱を増大させることができる。かくし
て、燃料素子の有効寿命中終始、エアゾール発生手段へ
の熱伝達量を比較的むらのない一定したものとすること
ができる。
【0041】第14図の例では、燃料素子10は、やは
り、燃焼セグメント30と、隔離セグメント33と、基
部セグメント32を有し、その隔離セグメント33を横
断方向に貫通したほぼ長方形の空洞35を備えている。
この例では、燃焼セグメント30と基部セグメント32
は、同様の形状であり、燃料素子全体として対称形であ
るから、燃料素子のどちら側の端部を燃焼セグメントと
してもよい。従って、組み立てに際して燃料素子をシガ
レット又は喫煙物品内にどの向きに挿入してもよい。又
この例では、燃焼セグメント30の前端面及び基部セグ
メント32の高端面にそれぞれ横断方向の畝溝37、3
8;94、95が形成されている。
【0042】第15図の例は、隔離セグメント33に横
断方向に貫通した2つの空洞35、96が形成されてい
る点を除いては、第14図のものに類似している。第1
6図の例も、両端面及び外周面に第14図のものとは異
なる溝が形成されている点を除いては、基本的に第14
図のものに類似している。
【0043】第17図を参照すると、第1、2、6及び
7図のものと多くの点で類似した、本発明の別の実施例
によるシガレット8が示されている。このシガレット
は、燃料素子10と、エアゾール創生物質を担持した基
材13と、燃料素子を保持するように燃料素子の全長手
外周を囲包した材料70と、筒状マウスピース28を有
する。
【0044】この燃料素子10は、基部セグメント32
と、燃焼セグメント30と、燃焼セグメント30と基部
セグメント32の間に位置する隔離セグメント33を含
む長手方向セグメント化燃料素子であり、基部セグメン
ト32の円周が、基部セグメント32に隣接した部分
(例えば、隔離セグメント33)の円周より大きくなる
ような形状を有する。この燃料素子10は、その全長に
亙ってスロット又は溝として延長する少くとも1つの空
気流通路98を有することが好ましい。
【0045】燃料素子10を囲包する材料70として
は、いろいろな種類の材料を使用することができる。材
料70は、燃焼しない材料であってもよく、あるいはそ
のシガレット又は喫煙物品の点火を容易にするために燃
焼し易い材料であってもよいが、非金属であることが最
も好ましい。材料70の好適な例は、ヨーロッパ特許第
339,690号;「タバコを燃焼させずに加熱する新
シガレットの試作品の化学的生理学的研究」R.J.レ
ノルズ・タバコ・カンパニー刊(1988年)、第48
〜52頁;及び米国特許第4,756,318号に記載
されているようなガラス繊維及びその他の材料である。
又、米国特許第4,756,318号に記載されている
ような、ガラス繊維とタバコ材の混合物も好適な例であ
る。更に他の好適な例としては、加工紙、炭素質材含有
紙、タバコ材含有紙、木材パルプ紙、硫酸塩パルプ紙、
木材パルプ・炭酸カルシウム含有紙、及び、凝集物質の
ような炭素質材、木材パルプ、タバコ材及び補充料を含
有した紙等がある。これらの紙タイプの材料は、ひだ寄
せ、又は縮らせて燃料素子の周りに装着してもよく、あ
るいは、デカフル社からCU−10又はCU−20Sと
いう型名で販売されている棒状体製造機、又は米国特許
第4,807,809号に記載された装置を用いて棒状
体の形に形成してもよく、あるいは、燃料素子の周りに
その中心軸線を中心として巻装してもよく、あるいは、
米国特許第4,889,143号に記載されているよう
な装置を用いて長手方向に延長した紙状シートのストラ
ンドとして形成してもよい。このような紙状シート材の
例としては、キンバリ・クラーク社から販売されている
P−2540−136−E炭素紙、P−2674−15
7タバコ紙等があり、そのような材料の長手方向延長ス
トランド(例えば、約0.794mm幅のストランド)
を燃料素子の長手に沿って延長させるのが好ましい。燃
料素子は、又、タバコ材刻み補充料(例えば、約2重量
%の炭酸カリウムで処理した、熱風乾燥させたタバコ材
刻み補充料)で囲包してもよい。上記ストランドの数及
び配置、又はひだ寄せ紙のパターンは、燃料素子をシガ
レット内に保持又は維持するのに十分に締ったものとす
る。
【0046】燃料素子を囲包する材料70は、その全長
に亙って紙ラップ101によって囲包する。この目的の
紙ラップの好適な例としては、キンバリ・クラーク社か
ら販売されているP−850−63−5がある。この紙
ラップ101の一部分を更に第2の、即ち外被紙ラップ
103で包被する。第2紙ラップの好適な例としては、
キンバリ・クラーク社から販売されているP−850−
61−2がある。
【0047】第2紙ラップ103は、気孔率が非常に低
いこと及び、又は化学的処理により燃焼しにくい性質を
有する紙であることが最も好ましく、好ましくはシガレ
ットの点火端から約2〜約8mm、より好ましくは約3
〜約6mmのところまでは紙ラップ101を包被しない
ようにする。第2紙ラップ103は、又、筒状マウスピ
ース28の全長の少くとも一部分をも包被し、それによ
ってチップ材として機能するようにする。この第2紙ラ
ップ103は、燃料素子がその燃焼セグメントを超えて
実質的に燃え進むのを防止する作用をする。従って、燃
料素子は、その隔離部分が実質的に燃焼しないうちに自
然消火する傾向を示す。
【0048】基材13は、燃料素子10の後方で筒状マ
ウスピース28内に配置され、燃料素子の後端から離隔
されて燃料素子との間に空間104を画定するようにな
されている。例えば、燃料素子の後端と基材の前端との
間隔は、約1mm〜約10mm、好ましくは約2mm〜
約5mmとする。この基材は、ひだ寄せ紙又は積層紙1
05の筒と、筒105内の、燃料素子の後端側の端部に
配置されたひだ寄せ紙106の短いセグメントとから成
り、ひだ寄せ紙106の後方に空間107を有する形の
ものとすることが好ましい。ひだ寄せ紙は、複数の長手
方向に延長した空気流通路を提供する。ひだ寄せ紙又は
積層紙105の筒は、通常、紙ラップ55で包被する。
筒状マウスピース28の内面、特に基材13に近接した
部分は、基材から移行するエアゾール創生物質の量を制
限する働きをする材料で被覆することが好ましい。その
ような材料の好適な例は、エチルセルロース(例えば、
エタノール中に溶存させた稀釈溶液として塗布する)、
又は、ハーキュルス・インコーポレイテッドからハーコ
ン70という商品名で販売されている材料等がある。マ
ウスピースの、燃料素子に近接した部分及び、又は紙ラ
ップ101、103の、燃料素子の基部セグメントより
外方に位置する部分は、塩化カルシウム又はオルト燐酸
水素二アンモニウムで被覆することができ、その後乾燥
させる。
【0049】第17図の燃料素子10は、第18図に見
られるように、その長手外周面に沿って延長した溝9
8、108を有している。燃料素子には、その他の形態
の溝又は空気流通路を形成することができる。
【0050】第19図を参照すると、第17図のものと
多くの点で類似した、本発明の別の実施例によるシガレ
ット8が示されている。このシガレットの燃料素子10
にはその長手軸線に対して横断方向に貫通し、長手方向
にも相当な長さを有する空洞35が形成されている。燃
料素子の基部セグメント32の一部分は、囲包材料70
を超えて長手方向に突出しており、燃料素子が点火され
た後、燃料素子を貫通する空気流通路が設定されるよう
になされている。材料70は、燃料素子10の燃焼セグ
メント30と、隔離セグメント33を囲包しているが、
所望ならば、燃焼セグメント30の一部分を囲包材料7
0を超えて長手方向に突出させてもよい。燃料素子の後
端は、基材13に対して離隔関係に配置する。基材13
には、随意選択として、かなり大きい長手方向の空気流
通路又は溝110、112を形成することができる。
【0051】第20図を参照すると、第17図のものと
多くの点で類似した、本発明の更に別の実施例によるシ
ガレット8が示されている。このシガレットの燃料素子
10の基部セグメント32は、燃焼セグメント30及び
隔離セグメント33より相当に大きい円周を有してい
る。隔離セグメント33には、燃料素子の長手軸線に対
して横断方向に貫通した空洞35が形成されている。
又、この燃料素子には、その全長に沿って溝として延長
した空気流通路(図示せず)が形成されている。基材1
3は、マウスピース28の内径の約2.5〜約4倍の直
径を有する紙の円形部材をマウスピースの吸口端から挿
入し、マウスピース内でその紙部材をひだ寄せ又はその
他の方法で成形することによってカップ形状としたもの
である。
【0052】第21図は、燃料素子の変型例を示す。こ
の燃料素子10は、その隔離セグメント33を横断方向
に貫通した空洞35を有し、燃料素子の長手外周面に沿
って溝として延長した空気流通路98、108、11
6、118を備えている。このような燃料素子は、押出
成形した燃料素子を機械加工することによって、あるい
は、圧縮成型法によって製造することができる。この形
態の燃料素子は、第17〜19図を参照して説明した型
式のシガレットに使用するのに特に適している。
【0053】本発明の喫煙物品には何らかの形態のタバ
コ材を組入れる。そのタバコ材の形態は、いろいろなも
のであってよく、一種類以上の形態のタバコ材を組入れ
てもよい。又、タバコ材は、燃料素子及び、又はエアゾ
ール発生手段に組入れてもよく、及び、又はマウスピー
スを通して吸引されるエアゾールにいろいろな香味のタ
バコ成分が付与されるような態様でマウスピース内に配
置することもできる。タバコ材の種類も、いろいろなも
のを使用することができ、熱風乾燥タバコ、バーレー
種、メリーランド種、オリエンタル種タバコ、稀種タバ
コ、特殊タバコ、又はそれらのブレンド等であってよ
い。
【0054】本発明に使用することができるタバコ材の
一形態は、タバコ材刻み補充料(例えば、幅約1.69
〜約0.635mm、長さ約6.35〜約76.2mm
のストランドの形の又は裁刻されたタバコ材刻み補充
料)である。タバコ材刻み補充料(刻みタバコ材から成
る補充料)は、タバコ葉片、膨嵩された、又はパフされ
たタバコ葉片、刻み圧延、又は刻みパフされた葉柄を含
む加工葉柄、又は再生タバコ材の形で得ることができ
る。ヨーロッパ特許第412,768号に記載されてい
るような加工タバコも用いることができる。再生タバコ
材は、流し込みシート成形法、米国特許第4,962,
774号に記載されているような製紙法又は、米国特許
第4,821,749号に記載されているような押出成
形法を用いて調製することができる。刻み補充料は、通
常、紙ラップで包被された円筒形のタバコ材ロール又は
装入物としてシガレットに組入れる。タバコ材刻み補充
料は、当業者には周知のシガレット棒状体製造法及び装
置を用いて紙ラップに包被されたロールとして供給する
ことができる。タバコ材刻み補充料は、所望ならば、エ
アゾール発生手段内に組入れることもできる。
【0055】本発明に使用することができるタバコ材の
他の一形態は、タバコ紙である。例えば、キンバリ・ク
ラーク社からP144−GNAという商品名で販売され
ているタバコ紙のウエブを米国特許第4,807,09
号の例2に記載されているような態様でひだ寄せして円
筒セグメントの形に成形することができる。このひだ寄
せタバコ紙の円筒形セグメントを(i) エアゾール創生物
質を担持するための基材として機能させるためにエアゾ
ール発生手段に組入れることができ、及び、又は、 (i
i) シガレットのマウスピース内に挿入することができ
る。所望ならば、タバコ紙を喫煙物品の筒状マウスピー
スの内張りライナーとして使用することもできる。
【0056】本発明に使用することができるタバコ材の
更に別の形態は、微細タバコ材である。この形態のタバ
コ材としては、タバコ粉末、微細タバコ葉片がある。通
常、微細タバコ材は、エアゾール発生手段内に配置する
基材に担持させるが、燃料素子内に組入れてもよい。
【0057】本発明に使用することができるタバコ材の
更に別の形態は、タバコ材抽出物である。タバコ材抽出
物は、水、二酸化炭素、六弗化硫黄、ヘキサン又はエタ
ノール等の炭化水素、又は市販のフレオン等のハロカー
ボン等の溶媒、又はその他の有機性又は無機性溶媒を用
いてタバコ材を抽出処理することによって得られる。タ
バコ材抽出物としては、噴霧乾燥させたタバコ材抽出
物、凍結乾燥させたタバコ材抽出物、タバコ芳香油、タ
バコエッセンス等がある。好適なタバコ材抽出物を得る
方法は、米国特許第4,506,682号、4,98
6,286号、及びヨーロッパ特許第326,370
号、338,831号に記載されている。又、ヨーロッ
パ特許第374,779号に記載されているような香味
付タバコ組成物も有用である。更に別のタバコ材抽出物
として、ステンレス鋼コラム内で周囲温度下で1重量部
のタバコ材刻み補充料を約6重量部の水で抽出し、得ら
れた約15重量%の水性タバコ材抽出物を凍結して凍結
ブロックを形成し、該凍結ブロックの約半分の重量のも
のを溶解し、得られた水と抽出物を収集し、収集した抽
出物と水を凍結して凍結ブロックを形成し、該凍結ブロ
ックの約半分の重量のものを溶解し、得られた水と抽出
物を収集することによって調製したものを使用すること
もできる。
【0058】本発明の喫煙物品は、燃料素子と物理的に
別体のエアゾール発生手段を備えている。従って、エア
ゾール発生手段は、燃料素子とは混合しておらず、燃料
素子の一部をなすものでもない。エアゾール発生手段
は、燃料素子の燃焼によって発生した熱が、特に喫煙者
の吸込時にエアゾール創生物質を加熱して揮発させるた
めにエアゾール発生手段へ伝達されるように、燃料素子
に対して熱交換関係をなしている。
【0059】エアゾール発生手段は、エアゾール創生物
質を担持するための基材を含むものであることが好まし
い。基材は、喫煙されないときはエアゾール創生物質を
保持し、喫煙時にはエアゾール創生物質を解放するもの
であることが好ましい。
【0060】本発明に使用することができる基材の一形
態は、紙、炭素紙、タバコ紙等の不織シート状材又はセ
ルロース質材である。この種の基材は、通常、紙系材の
ウエブを裁刻、ひだ寄せ又はしわ寄せした又は縮らせた
ものを外被ラップで包被することによって得られる円筒
形セグメントとして形成する。この外被ラップは、紙材
であることが好ましく、エアゾール創生物質、喫煙物品
の他の部分への移行を制限するように処理された紙材と
することができる。所望ならば、外被ラップは、金属
(例えば、アルミニウム)フォイルとしてもよい。基材
の円筒形セグメントは、米国特許第4,807,809
号に記載された装置及び方法を用いて製造された棒状物
から形成することができる。ひだ寄せして基材を形成す
るのに用いることができる紙の例としては、フィルトロ
ナ社からMS2408という商品名で販売されているも
の、キンバリ・クラーク社からP−1976−29−
5、P−1976−29−7、P−1976−29−
1、P−1976−29−8、P−1976−29−1
1という商品名で販売されているものがある。2種類以
上の紙又は紙系材を用いることもできる。ひだ寄せして
基材を形成するのに用いることができるタバコ紙の例と
しては、キンバリ・クラーク社からP144−GNAと
いう商品名で販売されているものがあり、ヨーロッパ特
許第342,538号に記載されている炭素入りタバコ
シート材を用いることもできる。本発明に使用すること
ができる基材の別の形態は、容器から液体エアゾール創
生物質を灯心作用により吸い上げることができる多孔質
の、透気性パッドである。この種の基材として使用され
るシート状材は、基材からのエアゾール創生物質の移行
を制御するために、ある種の気孔構造物を物理的に混合
した及び、又は編入した充填剤を有するものとすること
ができる。ただし、多くの場合、非金属材で、金属材を
含まない材料で製造した基材が好ましい。
【0061】本発明に使用することができる基材の更に
別の形態は、熱的に安定した材料(例えば、分解又は燃
焼することなく約400℃〜約600℃の温度に耐える
ことができる材料)である。そのような材料の例として
は、多孔質炭素、グラファイト、炭素ヤーン、活性又は
不活性炭素、セラミック等がある。好適な炭素基材は、
ユニオン・カーバイド社からPC−25及びPG−60
という商品名で販売されているもの、カルゴン社からS
GLという商品名で販売されているもの、アメリカン・
キノール・インコーポレイテッドからカタログ番号CF
Y−0204−1、CN−157(HC)、CN−21
0(HC)、ACN−211−10、ACN−157−
10で販売されているものがある。その他の好適な基材
の材料は、W.R.グレース・アンド・カンパニーから
D−2焼結αアルミナという商品名で販売されているα
アルミナビード、米国特許第4,827,950号に記
載されているような基材材料である。所望ならば、基材
材料は、多孔性の、透気性押出材料であってもよい。
【0062】本発明に使用することができる基材の更に
別の形態は、炭素、タバコ材、炭素とタバコ材の混合
物、アルミナとタバコ材の混合物、又は紙とタバコ材の
混合物から得られる圧縮ペレットである。圧縮ペレット
は、日本のフジ・パウダル(株)製で「マルメライザ」
という商品名で販売されている機械を用いて製造するこ
とができる(ドイツ特許第1,294,351号、米国
再発行特許第27,214号及び昭和42年日本国特許
第8684号参照)。
【0063】エアゾール発生手段を調製するのに1種類
以上の基材材料を用いることもできる。例えば、エアゾ
ール創生物質を担持したアルミナビードを燃料素子の後
方に配置し、そのアルミナビードの後にエアゾール創生
物質を担持したひだ寄せ紙の円筒形セグメントを配置す
ることができる。
【0064】エアゾール発生手段は、エアゾール創生物
質を包含しており、そのエアゾール創生物質が燃料素子
と熱交換関係におかれている。エアゾール創生物質は、
液体、半固体、又は固体であってよく、通常、基材に担
持させる。好ましいエアゾール創生物質の例としては、
多価アルコール(例えば、グリセリン、プロピレングリ
コール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリ
コール)、モノ、ジ、又はポリカルボン酸の脂肪族エス
テル(例えば、ステアリン酸メチル、ドデカンジ酸ジメ
チル、テトラ−ドデカンジ酸ジメチル)、ロンザ・イン
コーポレイテッド社からヒスターTPFという商品名で
販売されているもの、及びそれらの混合物がある。例え
ば、グリセリンと、トリエチレングリコールと、ヒスタ
ーTPFを混ぜ合わせてエアゾール創生物質を調製して
もよい。その他のエアゾール創生物質の例は、揮発性香
味剤、タバコ香味改変剤等である。揮発性香味剤として
は、メントール、バニリン、ココア、甘草、有機酸、高
フラクトースコーンシロップ等がある。喫煙物品に使用
するためのその他の香味剤は、レフィンゲル他著「喫煙
製品のためのタバコ香味付け」及びヨーロッパ特許第4
07,792号に記載されている。タバコ香味改変剤と
しては、レブリン酸、レブリン酸の金属(例えば、ナト
リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム)塩等が
ある。
【0065】喫煙物品1本当たりに使用されるエアゾー
ル創生物質の量は、エアゾール創生物質の成分、エアゾ
ール創生物質を担持する特定の基材の組成等の要素に応
じていろいろに定めることができる。一般には、喫煙物
品1本当たりに使用されるエアゾール創生物質の量は、
約20mg〜約200mgであり、好ましくは約35m
g〜約150mgである。紙又は紙系材の基材を用いる
場合は、基材に担持させるエアゾール創生物質の重量は
基材自体の乾量重量の約2〜約4倍とすることが好まし
い。
【0066】本発明の喫煙物品は、エアゾール発生手段
内のエアゾール創生物質を揮発させるのに十分な熱を発
生する熱源即ち燃料素子を備えている。燃料素子は、そ
の密度が約0.7gm/cc、往々にして約0.7gm
/cc以上、しばしば約1gm/cc以上、ときには約
1.5gm/cc以上で、通常は約2gm/cc未満と
なるように可燃材料から製造する。燃料素子の長さは、
燃焼前の時点で、約20mm未満、しばしば約15mm
未満、往々にして約10mm未満とする。
【0067】燃料素子は、先に説明したようにセグメン
ト化構成とすることが特に好ましい。セグメント化燃料
素子は、それを組入れた喫煙物品の喫煙中、(i) 燃料素
子の全長の一部分が燃焼のために使用され、 (ii) 燃料
素子の残りの部分は燃焼しないように設計される。燃料
素子のうち、燃焼しないように設計される部分即ち非燃
焼部分には、(i) 燃料素子の該非燃焼部分の組成の選
択、 (ii) 燃料素子全体の形状又は形態、 (iii)喫煙物
品内での燃料素子の位置、 (iv) 燃料素子を喫煙物品内
に固定する態様等の要素の結果として不燃特性を付与す
ることができる。好ましいセグメント化燃料素子は、
(i) 熱発生のための燃焼部分(セグメント)と、 (ii)
基部即ち支持部分(セグメント)を含む非燃焼部分と、
(iii)該燃焼部分と基部との間に位置する隔離部分(セ
グメント)とを含む。又、好ましいセグメント化燃料素
子は、熱が燃料素子の燃焼部分から非燃焼部分へ直ちに
伝わらないように設計され構成される。即ち、燃焼する
燃料素子が通常のくすぶり期間中(吸込みと吸込の間)
に自然消火する傾向を示さないようにするために、燃料
素子から喫煙物品の他の部分への熱の伝導による伝達が
制御され、好ましくは最少限にされる。通常、燃料素子
の燃焼部分の長さは、約1mm〜約3mmとし、燃料素
子の隔離部分の長さは、最高約10、好ましくは最高約
5mmとする。
【0068】燃料素子は、その2つの対向側面が平行に
なるような横断面形状を有することが好ましい。又、セ
グメント化燃料素子は、その各ケークセグメント、特に
基部セグメントの横断面形状がほぼ正方形、又は長方形
又は平行四辺形となるように(即ち、燃料素子の各セグ
メントがその全長に亙って延長する4つの辺を有し、2
対の互いに対向する辺が実質的に平行であるような横断
面形状となるように)することが好ましい。
【0069】燃料素子の最大断面寸法は、いろいろに定
めることができるが、燃料素子の燃焼セグメントが、該
セグメントを囲包する囲包部材17に接触しないような
寸法とする。通常、燃料素子の燃焼セグメントは、囲包
部材17から約0.2〜2mm、好ましくは約1mm離
隔させて配置する。燃料素子の典型的な燃焼セグメント
は、約10mm2 〜約25mm2 の断面積を有する。燃
料素子の典型的な基部セグメントは、約15mm2 〜約
30mm2 の断面積を有する。燃料素子の隔離セグメン
トの断面積は、できるだけ小さくし、通常、約5mm2
〜約10mm2とする。
【0070】燃料素子の可燃材料の組成は、いろいろな
もとすることができるが、好ましいのは、炭素を含む燃
料素子であり、特に好ましいのは、炭素質材料から成る
燃料素子である。好ましい炭素質材料として好ましいの
は、約60重量%以上の炭素含有量を有するものであ
り、より好ましいのは、約75重量%以上の炭素含有量
を有するものである。燃料素子には、香喫味料、タバコ
材抽出物、充填剤(例えば、クレー又は炭酸カルシウ
ム)、燃焼添加剤(例えば、くすぶり特性を改良し、残
燼防止剤)、燃焼改変剤(例えば、易燃性を制御する炭
酸カリウム)、結合剤等を編入することができる。好ま
しい炭素質燃料の組成の例は、米国特許第4,714,
082号、4,756,318号及び4,881,55
6号、並びにヨーロッパ特許第236,992号及び4
07,792号に記載されている。その他、燃料素子
は、破砕タバコ材、再生タバコ材、セルロース質材、改
変セルロース質材等で製造することができる。そのよう
な材料の例は、米国特許第4,347,855号、3,
931,824号、3,885,574号及び4,00
8,723号、並びにシチッグ編「タバコ代替品」ノイ
エ・データ・コーポレーシヨン刊(1976)に記載さ
れている。炭素質材料の例としては、カルゴン・カーボ
ン・コーポレーシヨンからPCBという商品名で販売さ
れているPXC炭素、Lot B−11030−CAC
−5、Lot B−11250−CAC−115、及び
Lot 089−A112−CAC−45という名称で
販売されている実験炭素等のココナッツの殻の炭素があ
る。
【0071】本発明の喫煙物品のための燃料素子は、金
型成形、機械工、圧力成形、又は押出成形によって所望
の形状に形成するのが有利である。燃料素子を成形する
際、通路、スロット、溝又は中空部を形成することがで
きる。押出成形による炭素質燃料素子は、最高95部ま
での炭素質材料と、最高20部までの結合剤と、最高2
0部までのタバコ材を、固いドウ状の稠度を有するペー
ストを得るのに十分な水と混合し、そのペーストをラ
ム、スクリュー又はピストン型押出器を用いて押出すと
により所望数の通路又は空洞を有する所望の形状の押出
成形品を得ることによって調製することができる。この
押出成形品は、更に、最終燃料素子の特定の表面部分に
特定の表面特性を付与するように押出成形品の押出軸線
に対して横断又は長手方向に一定の間隔で溝を刻印する
ために1対の針付又は溝付ローラの間を通すことができ
る。次いで、その押出成形品を通常、約2〜約7重量%
の低い湿分にまで乾燥させ、その連続した長さの押出成
形品を一定の間隔で切断又は何らかの方法で分断し、複
数個の個別燃料素子を得ることができる。かくして、最
終的に組入れるべき喫煙物品の長手軸線に対して平行で
はなく垂直な押出軸線を有する燃料素子を得ることがで
きる。所望ならば、それぞれ異る組成の燃焼セグメント
と基部セグメントを有する燃料素子を得るために、いろ
いろな異る種類の材料を同時押出しすることができる。
例えば、(i) 燃料素子の基部セグメントと隔離セグメン
トは、燃料素子の燃焼セグメントを製造するのに用いら
れる材料より燃焼性の低い材料で製造することができ、
あるいは、(ii) 燃料素子の点火端は、燃料素子への点
火をより容易にするために極めて高い燃焼性を有する材
料で製造することができる。
【0072】囲包部材17は、耐熱材で製造する。囲包
部材は、熱伝導性部材であることが好ましく、通常、金
属シートストリング又はフォイルで製造する。典型的な
例では、熱伝導性部材(「伝熱性部材」とも称する)の
厚さは、約0.01mm〜約0.2mmの範囲とする。
この伝熱性部材を製造するのに使用される材料の厚さ、
形状及び、又は種類は、エアゾール創生物質への所望の
熱伝達が得られるようにいろいろに定めることができ
る。伝熱性材料として好ましいのは、薄いアルミニウム
シートで製造したものである。伝熱性部材は、(i) 一体
構造のものとしてもよく、あるいは2つ又はそれ以上の
セグメントから製造してもよく、 (ii) あるいは、1種
類又は2種類以上の伝熱性材料で製造してもよい。
【0073】伝熱性部材は、燃料素子の燃焼セグメント
の全長の少くとも1部分を覆い、かつ、エアゾール創生
物質を囲包する容器を構成するものとすることが好まし
い。伝熱性部材は、燃料素子の燃焼セグメントの全長部
分の大部分から半径方向に離隔させる必要があり、所望
ならば、燃料素子の点火端を超えて前方へ突出させても
よい。極めて好ましい実施例においては、伝熱性部材
は、燃料素子の燃焼セグメントからも、基部セグメント
及び隔離セグメントからも離隔させる(即ち、燃料素子
全体を伝熱性部材から物理的に離隔させる)。かくし
て、燃料素子から伝熱性部材への伝導による熱伝達が制
御され、好ましくは最少限にされる。
【0074】燃料素子は、その燃焼セグメントが喫煙物
品の熱放出部分から熱的に隔離されるような態様で喫煙
物品内に配置する。更に、燃料素子は、その燃焼中制限
された又は調整された酸素供給を受けるように喫煙物品
内に配置する。従って、急速に加熱され、作動温度を維
持ように十分に燃焼し(従って自然消火せず)、喫煙物
品の吸込み中エアゾールを創生するのに十分な熱を発生
する、小さい、低質量の燃料素子を用いることが極めて
好ましい。燃料素子の燃焼セグメントと伝熱部材(囲包
部材)との間の半径方向の間隔は、燃焼する燃料素子に
よって創生される熱が放射によって伝熱部材に伝わるの
に十分に小さくするが、この半径方向の間隔は、燃料素
子の燃焼セグメントが、その喫煙物品の通常の有効喫煙
寿命中燃料素子がくすぶりを維持するのに十分な酸素の
供給を受けることができるような間隔とする。更に、燃
料素子と伝熱部材とは、それらの間の空気流通路を通る
吸引空気が加熱され、それによってエアゾール発生手段
の対流による加熱が行われるように配置される。燃料素
子と伝熱部材の間隔又は構成は、対流による所望量の熱
伝達が得られるように選定することができる。あるい
は、別法として、吸引空気が通ることのできる空気流通
路を伝熱部材に形成してもよく、吸引空気が伝熱部材内
の空気流通路を通る間に加熱するようにすることができ
る。所望ならば、伝熱部材は、吸引空気がエアゾール創
生物質と接触する前及び、又は接触中蛇行経路を通って
移動するように構成することもできる。
【0075】保持部材23の形状及び組成もいろいろに
定めることができるが、保持部材は、(i) 燃料素子を所
定位置にしっかり保持するように容易に変形することが
でき、 (ii) 喫煙物品内の所定位置に留まることができ
る薄い金属シートから製造するのが好ましい。好ましい
実施例では、保持部材は、燃料素子と、エアゾール発生
手段内のエアゾール創生物質との間の物理的バリヤーと
して機能する。極めて好ましい実施例では、保持部材
は、燃料素子の後端面と、エアゾール発生手段との間の
不透気性バリヤーとして機能を構成する。かくして、燃
料素子へのエアゾール創生物質の移行が最少限にされ
る。好ましい実施例では、保持部材23と伝熱部材17
との間との間に1つ又はそれ以上の制御された間隔の間
隙を画定し、それによって吸引空気が燃料素子を横切っ
てエアゾール発生手段内へ吸引されるようにする(即
ち、少くとも1つの空気流通路を設ける)。所望なら
ば、空気流を通すために通路又はスリットを保持部材の
後端面に形成してもよく、あるいは、保持部材が燃料素
子をしっかり保持するとともに、十分な空気流通路を構
成するように保持部材を変形し、あるいは保持部材にス
リットを形成することができる。
【0076】保持部材は、それほど好ましい実施例では
ないが、一連のワイヤ又はワイヤメッシュで製造するこ
ともできる。その場合、ワイヤが燃料素子の基部セグメ
ントを掴持するとともに、燃料素子を喫煙物品内に保持
するように形成することができる。燃料素子を喫煙物品
内にしっかり保持するようにワイヤの種類及び形態を選
択することは、当業者には明らかであろう。又、燃料素
子を金型成形する際にワイヤのの一端を燃料素子内に埋
設しておき、ワイヤの他端を曲げて燃料素子を喫煙物品
内に保持することもできる。所望ならば、燃料素子を喫
煙物品内に固定するために一連のワイヤを燃料素子を貫
通して挿通し、及び、又は燃料素子の周りに巻きつける
こともできる。別法として、燃料素子を喫煙物品内に固
定するために一連のワイヤを同時押出成形した燃料素子
の難燃性部分を貫通して挿通することができる。そのよ
うな同時押出成形燃料素子は、熱発生のための可燃部分
と、燃料素子の横断方向又は長手方向に延長した難燃性
部分を含構成とし、その難燃性部分を貫通してワイヤを
挿通する。かくして、燃料素子をその使用前及び燃焼中
喫煙物品内に保持することができる。通常、燃料素子
は、それを固定する保持部材23を構成するワイヤを通
すための貫通通路を備えた形で押出成形する。細い金属
ワイヤ又はワイヤメッシュから製造された保持部材は、
多量の熱を喫煙物品の他の部分へそれほど効率的に伝導
しないので、燃料素子のための良好な熱隔離の役割を果
たす。金属ワイヤ又はワイヤメッシュからから成る保持
部材を備えた喫煙物品の点火端には、随意選択として、
孔あき端部キャップを冠設することができる。
【0077】本発明の大抵の実施例において、基材とエ
アゾール創生物質を包含した伝熱性カートリッジ17
は、マウスピースに取付けられるが、使い捨ての燃料素
子と伝熱性カートリッジを、再使用可能なシガレットホ
ルダーのような別個のマウスピースに挿入して使用する
こともできる。マウスピースは、揮発せしめられたエア
ゾール創生物質を喫煙者の口へ搬送する通路を構成し、
又、その揮発せしめられたエアゾール創生物質に追加の
香味を付与することができる。典型的な例では、マウス
ピースの長さは、約40〜約85mmとする。通常、マ
ウスピースの長さは、(i) 燃料素子の燃焼セグメント及
び高温になる伝熱性部材17を喫煙者の口及び指から離
れた位置に保持し、 (ii) 高温の揮発したエアゾール創
生物質が、喫煙者の口に達するまでに冷却するだけの十
分な時間が経過するように定める。マウスピース内のエ
アゾール発生手段の直後に空間を設けることが非常に望
ましい場合が多い。例えば、エアゾール発生手段の直ぐ
後でタバコ材刻み補充料、タバコ紙又はフィルタセグメ
ントの前方に喫煙物品の長手に沿って少くとも約10m
mの長さの空間を設ける。
【0078】通常、好適なマウスピースは、エアゾール
創生物質に対して不活性であり、凝縮やろ過によるエア
ゾールの損失を最少限にし、喫煙物品の使用中に受ける
温度に耐えることができるものであることができる。マ
ウスピースの例としては、アメリカン・フィルトロナ・
コーポレーシヨンからSCS−1という商品名で販売さ
れているような可塑化酢酸セルロース製チューブ、E.
I.デュポンからカプトンという商品名で販売されてい
るポリイミド製チューブ、板紙又は厚紙製チューブ、及
びアルミニウムフォイルで内張りされた紙チューブ等が
ある。
【0079】喫煙物品の全長又は喫煙物品の任意の一部
分をシガレット用巻紙で包被することができる。囲包部
材即ち伝熱性部材又は伝熱性カートリッジ17を包被す
るための紙は、喫煙物品の使用中炎え上がる性質もので
あってはならず、制御可能なくすぶり特性を有し、灰色
の灰を残すものであることが好ましい。シガレット用巻
紙の例は、米国特許第4,779,631号及びヨーロ
ッパ特許第304,766号に記載されている。紙ラッ
プ(55,61,63)として好適なのは、キンバリ・
クラーク・コーポレーシヨンからP1981−152、
P1981−124、P1224−63という商品名で
販売されているものである。喫煙物品の吸口端は、チッ
プ紙(67)によって囲包することができる。そのよう
なチップ紙として好適なのは、「ノン・リップ・スティ
ッキング」(唇に粘着しない)非孔質チップ紙である。
そのようなチップ紙は当業者には周知である。
【0080】マウスピース内にひだ寄せタバコ紙のセグ
メント60を組入れることができる。ひだ寄せタバコ紙
のセグメントは、特に、メントール香味をエアゾールに
付与するために、エアゾール創生物質を収容した伝熱性
部材17の直ぐ後に配置することができる。好適なひだ
寄せ炭素紙のセグメントがヨーロッパ特許第342,5
38号に記載されている。所望ならば、水溶性タバコ材
抽出物に接触させた不織ポリプロピレンのひだ寄せウエ
ブをマウスピース内に組入れることもできる。
【0081】喫煙物品の吸口端には、特に外観上の理由
からフィルタ素子(64、65)を設けることが好まし
い。フィルタ素子として好ましいのは、エアゾールの送
出をほとんど妨害しない低効率フィルタ素子である。好
適なフィルタ材としては、低効率の酢酸セルロース又は
ポリプロピレンのトウ、バフル処理された又は中空成形
されたポリプロピレン材、不織ポリプロピレン材のひだ
寄せウエブ等がある。好適なフィルタ素子は、米国特許
第4,807,809号の例1に記載されたフィルタロ
ッド形成装置を用いてキンバリ・クラーク・コーポレー
シヨン製の不織ポリプロピレンウエブPP−100−F
をひだ寄せすることによって得られる。
【0082】本発明の喫煙物品は、FTC喫煙条件のも
とで喫煙した場合、少くとも約6パフから約10パフ吸
うことができる。「パフ」とは、タバコの煙を吸い込む
1服のことである。「FTC喫煙条件」とは、58秒間
のくすぶり(休止)期間をはさんで2秒間の吸込動作
(パフ)(総容積35ml)を行うことである。FTC
喫煙条件の下で喫煙した場合、本発明の好ましい喫煙物
品の典型的なフィルタ素子を通して送出されるカロリー
は、約300カロリー未満、好ましくは約200〜約2
50カロリーである。本発明の好ましい喫煙物品の吸込
み動作中、燃焼する燃料素子によって発生される熱のう
ち少くとも約40%、好ましくは少くとも約65%、よ
り好ましくは少くとも約75%の熱が、エアゾール発生
手段を加熱し、従ってエアゾールの発生のために使用さ
れる。
【0083】好ましい可燃燃料素子は、約400℃〜約
850℃、より好ましくは約400℃〜約700℃の温
度の熱を発生する。好ましい燃料素子は比較的低い温度
の、そして比較的少量の熱を発生するので、そのような
燃料素子を組入れた典型的な喫煙物品は、FTC喫煙条
件下で喫煙した場合に放出されるCOの量は、約10m
g、好ましくは約5mg未満、最も好ましくは約2mg
未満である。
【0084】本発明の好ましい喫煙物品は、FTC喫煙
条件下で喫煙した場合、最初の3パフ(服)の吸込みで
粒状物の総湿量(WTPM)として測定して合計少くと
も約0.6mgのエアゾールを送出することができる。
更に、好ましい喫煙物品は、FTC喫煙条件下で喫煙し
た場合、合計少くとも約6パフ(服)、好ましくは少く
とも約10パフの吸込みの1パフ当りの平均粒状物総湿
量(WTPM)は、少くとも約0.2mgである。特に
好ましい喫煙物品は、FTC喫煙条件下で喫煙した場
合、合計少くとも約10パフの吸込みで少くとも約5m
gの粒状物総湿量(WTPM)を送出する。
【0085】本発明の好ましい喫煙物品によって創生さ
れるエアゾールは、主として空気と、水と、炭素の酸化
物と、エアゾール創生物質と、任意所望の香味料又はそ
の他の所望の揮発性物質と、痕跡量のその他の物質とか
ら成る、化学的にみて単純な組成である。
【0086】本発明の好ましい喫煙物品によって送出さ
れるエアゾール中の粒状物(WTPMとして表される)
は、エイムズ式試験で測定してほとんど、あるいは全く
突然変異作用をもたない(即ち、本発明の好ましい喫煙
物品によって送出されるエアゾール中の粒状物と、エア
ゾール中の粒状物に露呈させた標準試験用微生物に発生
する復帰突然変異体の数との間にほとんど、あるいは、
全く有意の因果関係が存在しない)。エイムズ式試験の
提案者によれば、有意の因果関係の存在は、被検物に突
然変異性物質が存在することを示すとされている(エー
ムズ他の「ミューテーション・リサーチ(Mut.Re
s.)」31:347−364(1976年)及びナガ
オ他の「ミューテーション・リサーチ」42:335
(1977年)参照)。
【0087】本発明の構成を例示するために以下に幾つ
かの具体例を述べるが、これらの具体例は、本発明の範
囲を限定するものではない。特に断らない限り、以下の
具体例において示される「部」及び「%」は、いずれも
重量を基準としたものである。
【0088】具体例1 第1図に示されたタイプのシガレットを下記の態様で製
造する。燃料素子の調製 長さ約2mmの基部セグメントと、長さ約2mmの隔離
セグメントと、長さ約3mmの燃焼セグメントを有す
る、全長約7mmのセグメント化燃料素子を調製する。
基部セグメントの断面形状は、幅約4mm、高さ約5.
4mmの長方形とし、隔離セグメントの断面形状は、幅
約4mm、高さ約4mmの正方形とし、燃焼セグメント
の断面形状は、幅約4mm、高さ約4mmの正方形とす
る。この燃料素子は、その前端面から3mmのところか
ら後端面に向かって延在する、長さ約2.5mm、幅約
2.2mmの長方形の空洞を有する。燃料素子の前端面
には幅0.4mm、深さ1mmの2つの横断方向の溝が
形成されている。燃料素子の重さは約117mg、密度
は、ヘリウム比重罎を用いて測定して約1.8g/cc
である。燃料素子の燃焼セグメント又は基部セグメント
を完全に貫通した長手方向空気流通路は形成されていな
い。
【0089】この燃料素子は、タバコ粉末と、硬質木材
パルプ炭素と、ハーキュルス・インコーポレイテッドか
らハーキュルス7HFSCMCという商品名で販売され
ているナトリウムカルボキシメチルセルロース(結合
剤)とのペーストを押出成形することによって得られ
る。詳述すれば、硬質木材パルプ炭素は、グランド・プ
レーリ・カナディアン・クラフトのタルク不含有硬質木
材紙を窒素雰囲気下で加熱し、温度を少くとも750℃
の最終炭化温度にまで紙の酸化を最少限にするように段
階的に上昇させることによって調製する。得られた炭素
材を窒素雰囲気下で35℃以下の温度にまで冷却し、次
いで、直径約4〜約6μの平均粒度を有する微粉末に粉
砕する。この微粉砕硬質木材炭素約74重量部を約20
重量部のタバコ粉末と、約6重量部のナトリウムカルボ
キシメチルセルロース(結合剤)と、固いドウ状のペー
ストを得るのに十分な水と混合する。上記ペーストをラ
ム式押出機を用いて押出成形することによって燃料素子
を得る。得られた押出成形品(燃料素子)を空気乾燥さ
せる。次いで、押出成形品を長さ4mmの部片に切断し
て複数個の燃料素子を得る。
【0090】燃料素子のための保持部材 厚さ約0.1016mmのアルミニウムシートを深絞り
成形することによって頂部が開放し、底部及び側部が閉
鎖した小さいカップを製造する。このカップの高さは約
2.9mmであり、2つの対向する側辺は互いに平行で
その間隔は約6.5mmであり、他の2つの対向する側
辺は円弧状でその間隔は約7.5mmである。
【0091】上記燃料素子を、その(基部セグメント
の)後端面を上記カップの底壁面に座置させるようにし
て該カップ内に挿入する。燃料素子の後端面は、その押
出軸線に対して平行である(即ち、燃料素子の押出軸線
は最終喫煙物品の長手軸線に対して垂直である)。次い
で、カップの2つの対向する平行な側辺を、燃料素子の
基部セグメントの対応部分を覆ってクリンプ(縁曲げ)
することによって燃料素子をカップ内にしっかり保持す
る。
【0092】伝熱性カートリッジ及びエアゾール発生手
厚さ約0.1016mmのアルミニウムシートを深絞り
成形することによって一端が開放し、他端が閉鎖した、
長さ約14mm、直径約7.2mmの円筒形のカートリ
ッジを製造する。このカートリッジの閉鎖端に直径約
1.5mmの開口をパンチで打抜く。このカートリッジ
内に、325mgのエアゾール創生物質及びそれを担持
した基材を装入する。この基材及びエアゾール創生物質
は、約3.7%のフラクトースと、約11%の噴霧乾燥
させた水性タバコ材抽出物と、約20%のグリセリン
と、約0.1%のチョコレート風味の油と、約65.2
%のW.R. グレース・アンド・カンパニーからD−2
焼結αアルミナという商品名で販売されているαアルミ
ナビードを含有する。このアルミナビードは、BET法
で測定して約4m2 /g〜約8のm2 /gの表面積を有
し、−14〜+20メッシュ(米国基準)の粒度を有す
る。
【0093】このカートリッジ内に、上記燃料素子を保
持した保持部材を、燃料素子の前端がカートリッジの前
端から約1mm突出するようにして挿入し、該保持部材
を締り嵌めによってカートリッジ内にしっかりと保持す
る。
【0094】マウスピース及びシガレットの組立て シンプソン・ペーパー・カンパニーから販売されてい
る、単位当り重量76ポンド、厚さ約0.3048m
m、幅約27mmのマウスピース用の紙のウエブを筒状
に丸め、その両側縁を水性エチレン酢酸ビニル接着剤で
重ね継ぎすることによって、長さ約78mm、直径約
7.7mmのチューブを形成する。この紙チューブの一
端に、上記カートリッジを挿入し、燃料素子の前端面を
紙チューブの前端に揃える。かくして、燃料素子の押出
軸線は、シガレットの長手軸線に対して垂直になる。カ
ートリッジは締り嵌めによって紙チューブ内にしっかり
と保持される。
【0095】次いで、紙チューブの他端に、長さ約10
mm、円周約24mmの円筒形フィルタ素子を挿入す
る。このフィルタ素子は、周知のフィルタ製造法を用い
て、酢酸セルロースのトウ(1フィラメント当り8.0
デニール、合計40,000デニール)を紙製プラグラ
ップで包被することによって製造する。
【0096】上記のようにして製造されたシガレットを
喫煙したところ、約10パフ中どのパフにおいても可視
エアゾール及びタバコ香味(即ち、揮発したタバコ成
分)が送出された。
【0097】具体例2 第1図に示されたタイプのシガレットを、下記の燃料素
子を用いる点を除いては、具体例1で説明したのと実質
的に同様の態様で製造する。長さ約2mmの基部セグメ
ントと、長さ約2mmの隔離セグメントと、長さ約3m
mの燃焼セグメントを有する、全長約7mmのセグメン
ト化燃料素子を調製する。この燃料素子は、第11図に
示されたような形状を有するものである。基部セグメン
トの断面形状は、幅約4mm、高さ約5.6mmの長方
形であり、隔離セグメントの外周寸法は、燃焼セグメン
トから基部セグメントに向かって漸次増大している。燃
焼セグメントの断面形状は、幅約4mm、高さ約4mm
の正方形である。この燃料素子は、長さ約2.5mm、
幅約2.2mmの三角形の空洞を有する。この三角形の
空洞の頂点は、燃料素子の前端面から3mmのところに
位置し、空洞はそこから後端面に向かって延在する。燃
料素子の重さは約109mg、密度は、ヘリウム比重罎
を用いて測定して約1.8g/ccである。燃料素子の
燃焼セグメント又は基部セグメントを完全に貫通した長
手方向空気流通路は形成されていない。
【0098】この燃料素子は、タバコ粉末と、硬質木材
パルプ炭素と、ハーキュルス・インコーポレイテッドか
らハーキュルス7HFSCMCという商品名で販売され
ているナトリウムカルボキシメチルセルロース(結合
剤)とのペーストを押出成形することによって得られ
る。硬質木材パルプ炭素は、具体例1で説明したように
して調製する。約90重量部の微粉砕硬質木材炭素を約
10重量部の重量部のナトリウムカルボキシメチルセル
ロース(結合剤)と、固いドウ状のペーストを得るのに
十分な水と混合する。このペーストをラム式押出機を用
いて押出成形することによって燃料素子を得る。得られ
た押出成形品(燃料素子)を空気乾燥させる。次いで、
押出成形品を長さ4mmの部片に切断して複数個の燃料
素子を得る。
【0099】上記のようにして製造されたシガレットを
喫煙したところ、最初の3パフで約0.7mgのグリセ
リンを、次ぎの3パフで約0.8mgのグリセリンを送
出し、約13パフ中どのパフにおいても可視エアゾール
及びタバコ香味を送出した。このシガレットは、フィル
トロナ・インスツルメンツ・アンド・オートメーション
社から販売されているフィルトロナ・フィルタ・テスト
・ステーション(CTSシリーズ)を用いて測定して1
7.5cc/secの空気流量において約65mm(水
柱)の圧力降下を示した。
【0100】具体例3 第1図に示されたタイプのシガレットを、下記の基材及
びエアゾール創生物質を用いる点を除いては、具体例2
で説明したのと実質的に同様の態様で製造する。このシ
ガレットでは、カートリッジ内に2つの基材セグメント
を装入する。第1基材セグメントは、具体例1で述べた
約140mgのアルミナビードとエアゾール創生物質か
ら成り、保持部材の直ぐ後に配置する。第2基材セグメ
ントは、グリセリンを担持させたひだ寄せ紙を紙ラップ
で包被したものから成り、第1基材セグメントの後に配
置する。このひだ寄せ紙は、長さ約3.3mm、円周約
23.2mmの円筒形とすいる。この円筒形のひだ寄せ
紙の長手軸線をシガレットの長手軸線に平行に配置す
る。ひだ寄せ紙は、フィルトロナ社からMS2408/
S538という商品名で販売されているものであり、そ
れを重量約25mgのセグメントとしてひだ寄せする。
このひだ寄せ紙に約45mgのグリセリンを添加する。
【0101】このシガレットを喫煙したところ、約13
パフ中どのパフにおいても可視エアゾール及びタバコ香
味(即ち、揮発タバコ成分)を送出した。このシガレッ
トは、具体例2で述べた装置を用いて測定して17.5
cc/secの空気流量において約90mm(水柱)の
圧力降下を示した。
【0102】具体例4 第17図に示されたタイプのシガレットを下記の態様で
製造する。燃料素子の調製 長さ約3mmの基部セグメントと、長さ約8mmの隔離
セグメントと、長さ約3mmの燃焼セグメントを有す
る、全長約14mmのセグメント化燃料素子を調製す
る。基部セグメントの断面形状は、直径約4.5mmの
円形とし、隔離セグメントの断面形状は、幅約4.5m
m、高さ約2mmの長方形とし、燃焼セグメントの断面
形状は、直径約4.5mmの円形とする。この燃料素子
は、その両側面に180°対向して全長に亙って延在す
る2つの溝を有する。各溝は、幅0.75mm、深さ約
1.5mmである。燃料素子の重さは約163mg、密
度は、ヘリウム比重罎を用いて測定して約1.8g/c
cである。
【0103】この燃料素子は、タバコ粉末と、硬質木材
パルプ炭素と、ハーキュルス・インコーポレイテッドか
らハーキュルス7HFSCMCという商品名で販売され
ているナトリウムカルボキシメチルセルロース(結合
剤)とのペーストを押出成形することによって得られ
る。硬質木材パルプ炭素は、具体例1で述べたようにし
て調製し、直径約10〜約14μの平均粒度を有する微
粉末に粉砕する。この微粉砕硬質木材炭素約72重量部
を約20重量部のタバコ粉末と、約8重量部のナトリウ
ムカルボキシメチルセルロース(結合剤)と、固いドウ
状のペーストを得るのに十分な水と混合する。上記タバ
コ粉末は、「アメリカンブレンド」のタバコ材刻み補充
料をボールミルで直径約12μの粒度にまで粉砕するこ
とによって得られる。上記ペーストをラム式押出機を用
いて押出成形することによって燃料素子を得る。この押
出成形品の押出軸線は、得られる燃料素子の押出軸線が
その燃料素子を組入れるシガレットの長手軸線に対して
平行になるように定める。この押出成形のときに上記2
つの溝を形成する。得られた押出成形品(燃料素子)を
空気乾燥させる。次いで、乾燥した押出成形品を長さ1
4mmの部片に切断して複数個の燃料素子を得る。それ
らの燃料素子をダイアモンドカッターホイールで切削加
工し隔離セグメントを形成する。
【0104】前端部の調製 上記燃料素子を、「タバコを燃焼させずに加熱する新シ
ガレットの試作品の化学的生理学的研究」R.J.レノ
ルズ・タバコ・カンパニー刊(1988年)、第48〜
52頁に記載されているタイプの断熱性ガラス繊維で囲
包し、そのガラス繊維を紙ラップで包被して空気を通す
ように両端が開放した、長さ約14mm、円周約7.5
mmの円筒体とする。この紙ラップは、キンバリ・クラ
ーク・コーポレーシヨンからP−850−63−5とい
う商品名で販売されているものである。かくして、紙ラ
ップで包被した燃料素子、即ちシガレットの前端部を得
る。
【0105】基材の調製 フィルトロナ社からMS2408/S538という商品
名で販売されているひだ寄せ紙の棒状体を長さ約5mm
のセグメントに切断し、そのセグメントの中心に長さ約
3mm、直径約3mmの空洞をパンチによって形成す
る。この基材セグメントの乾量重量は約55mgであ
り、この基材に約125mgのグリセリンを添加する。
【0106】マウスピース シンプソン・ペーパー・カンパニーから販売されてい
る、単位当り重量76ポンド、厚さ約0.3048m
m、幅約27mmのマウスピース用の紙のウエブを筒状
に丸め、その両側縁を水性エチレン酢酸ビニル接着剤で
重ね継ぎすることによって、長さ約68mm、直径約
7.5mmの紙チューブを形成する。この紙チューブの
一端約10mmのところまでの内表面にハーキュルス・
インコーポレイテッドから販売されているハーコン70
を被覆して乾燥させ、その塗布された内表面に更に塩化
カルシウムの水溶液を被覆して乾燥させる。この紙チュ
ーブの上記被覆端に上記基材を挿入し、基材の前端面が
紙チューブの前端から約3mm引込んだところに位置す
るようにする。基材は、締り嵌めによって紙チューブ内
にしっかりと保持される。
【0107】次いで、紙チューブの他端に、紙ラップで
包被した長さ約10mmのタバコ材刻み補充料のセグメ
ントを挿入する。このタバコ材刻み補充料のセグメント
の後端が、紙チューブの後端即ち吸口端から約10mm
引込んだところに位置するようにする。更に、この紙チ
ューブの他端に、上記タバコ材刻み補充料のセグメント
の後端面に衝接するようにして長さ約10mm、円周約
24mmの円筒形フィルタ素子を挿入する。このフィル
タ素子は、周知のフィルタ製造法を用いて、トリアセチ
ンで可塑化した酢酸セルロースのトウ(1フィラメント
当り8.0デニール、合計40,000デニール)を紙
製プラグラップで包被することによって製造する。
【0108】シガレットの組立て 上記マウスピースと、前端部(燃料素子)とを突き合わ
せ関係に位置づけし、マウスピース内の基材の前端面を
燃料素子の後端面から約3mmのところに位置させる。
この状態でマウスピースと前端部(燃料素子)とをチッ
プ紙として機能する紙ラップによって包被することによ
って結合する。その際、前端部(燃料素子)は、その点
火端から約3mmまでを除いて全体を紙ラップによって
包被する。この紙ラップは、キンバリ・クラーク・コー
ポレーシヨンからP−850−61−2という商品名で
販売されている低気孔率の紙である。
【0109】このシガレットには、金属製の伝熱性カー
トリッジ、金属製の保持部材、金属製の基材は、含まれ
ない。燃料素子は、それを囲包する断熱性ガラス繊維に
よってシガレット内にしっかりと保持される。
【0110】上記のようにして製造されたシガレットを
喫煙したところ、約10パフ中どのパフにおいても可視
エアゾール及びタバコ香味(即ち、揮発したタバコ成
分)が送出された。燃料素子は、その燃焼セグメントが
隔離セグメントにほぼ隣接するところまで燃焼し、自然
消火した。
【0111】具体例5 下記の構成及び基材材料を用いる点を除いては、具体例
4で説明したのと実質的に同様の態様でシガレットを製
造する。このシガレットでは、キンバリ・クラーク・コ
ーポレーシヨンからP1981−152という商品名で
販売されている紙を巻いて長さ約5mmのチューブを形
成し、このチューブの一端内に、キンバリ・クラーク・
コーポレーシヨンからP−780−63−5という商品
名で販売されているひだ寄せ紙の長さ約2mmのセグメ
ントを挿入することによって基材を形成するが、完成し
た基材の形状及び寸法は、具体例4で述べたものと実質
的に同じである。
【0112】前端部は、具体例4の燃料素子及びガラス
繊維をキンバリ・クラーク・コーポレーシヨンからP−
850−63−5という商品名で販売されている紙ラッ
プで包被し、更にそれを、点火端から約3mmのところ
までを除いてキンバリ・クラーク・コーポレーシヨン製
のP−850−61−2という紙ラップで包被すること
によって調製する。
【0113】シンプソン・ペーパー・カンパニーから販
売されている長さ約74mmのマウスピース用の紙でで
きたチューブに上記前端部を挿入し、前端部の先端3m
mをチューブから突出させる。この紙チューブの内表面
に具体例4で述べた物質を具体例4で述べた態様で被覆
する。次いで、この紙チューブに上記基材を挿入し、前
端部の燃料素子の後端面と基材の前端面とが約3mm離
隔するように位置づけする。シガレットの残りの構成部
品は、具体例4で述べたようにして調製する。
【0114】上記のようにして製造されたシガレットを
喫煙したところ、約10パフ中どのパフにおいても可視
エアゾール及びタバコ香味(即ち、揮発したタバコ成
分)が送出された。燃料素子は、その燃焼セグメントが
隔離セグメントにほぼ隣接するところまで燃焼し、自然
消火した。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明のシガレットの長手断面図で
ある。
【図2】第2図は、第1図のシガレットの長手軸線を中
心として90°回転させてみた長手断面図である。
【図3】第3図は、第1図のシガレットの線3−3に沿
ってみた断面図である。
【図4】第4図は、第1、2図のシガレットの燃料素子
と保持部材の分解透視図である。
【図5】第5図は、第1、2図のシガレットの燃料素子
と保持部材の組立後の透視図である。
【図6】第6図は、本発明の別の実施例によるシガレッ
トの長手断面図である。
【図7】第7図は、第6図のシガレットの長手軸線を中
心として90°回転させてみた長手断面図である。
【図8】第8図は、本発明の更に別の実施例によるシガ
レットの長手断面図である。
【図9】第9図は、第8図のシガレットの線9−9に沿
ってみた断面図である。
【図10】第10図は、本発明のシガレットのための代
表的な燃料素子の一例の側面図である。
【図11】第11図は、本発明のシガレットのための代
表的な燃料素子の別の例の側面図である。
【図12】第12図は、本発明のシガレットのための代
表的な燃料素子の更に別の例の側面図である。
【図13】第13図は、本発明のシガレットのための代
表的な燃料素子更に別の例の側面図である。
【図14】第14図は、本発明のシガレットのための代
表的な燃料素子更に別の例の側面図である。
【図15】第15図は、本発明のシガレットのための代
表的な燃料素子更に別の例の側面図である。
【図16】第16図は、本発明のシガレットのための代
表的な燃料素子更に別の例の側面図である。
【図17】第17図は、本発明の更に別の実施例による
シガレットの長手断面図である。
【図18】第18図は、第17図のシガレットの線18
−18に沿ってみた断面図である。
【図19】第19図は、本発明の更に別の実施例による
シガレットの長手断面図である。
【図20】第20図は、本発明の更に別の実施例による
シガレットの長手断面図である。本発明のシガレットの
ための代表的な燃料素子の一例の側面図である。
【図21】第21図は、本発明のシガレットのための代
表的な燃料素子の一例の透視図である。
【符合の説明】
8:シガレット 10:燃料素子 13:基材 17:囲包部材(伝熱性部材又は伝熱性カートリッジ) 23:保持部材 28:マウスピース 30:燃焼セグメント 32:基部セグメント 33:隔離セグメント 35:空洞 54:ひだ寄せ紙 55:紙ラップ
フロントページの続き (72)発明者 ジヨゼフ・ジーガン・チウー 米国ノースカロライナ州クレモンズ、エピ ング・コート105 (72)発明者 ダレル・デイーン・ウイリアムズ 米国ノースカロライナ州ウインストン・セ イレム、マデイソン・アベニユー859 (72)発明者 ウイリアム・ジエイムズ・ケイシー 米国ノースカロライナ州クレモンズ、ウツ ドフオード・ロード1404 (72)発明者 トマス・リーロイ・ジエントリ 米国ノースカロライナ州ウインストン・セ イレム、ブライダル・クリーク・ロード 4388 (72)発明者 ウイリアム・キヤンプベル・スクワイアー ズ 米国ノースカロライナ州ウインストン・セ イレム、バーンズデイル・ロード600 (72)発明者 ビリー・テイローン・コナー 米国ノースカロライナ州ウインストン・セ イレム、スパンゲンバーグ・ロード2851

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シガレットであって、 (a) 燃焼セグメントと、基部セグメントと、該燃焼セグ
    メントと基部セグメントの間にある隔離セグメントを有
    する長手方向にセグメント化された可燃燃料素子と、 (b) 該燃料素子とは物理的に別体とされたエアゾール発
    生手段と、 (c) 前記燃料素子の基部セグメントに接触して該燃料素
    子をシガレット内の所定位置に固定する保持手段と、 (d) マウスピースと、 (e) タバコ材と、から成るシガレット。
  2. 【請求項2】前記エアゾール発生手段は、前記燃料素子
    から長手方向に配置されていることを特徴とする請求項
    1に記載のシガレット。
  3. 【請求項3】前記燃料素子の燃焼セグメントの長手外周
    面から半径方向に離隔した囲包部材を含むことを特徴と
    する請求項1に記載のシガレット。
  4. 【請求項4】前記燃料素子は、燃焼前の時点で約20m
    m未満の全長を有することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のシガレット。
  5. 【請求項5】前記燃料素子は、少くとも1つの横断方向
    の空洞を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載のシガレット。
  6. 【請求項6】前記燃料素子の燃焼セグメントの長さは、
    燃焼前の時点で約4mm〜約15mmであり、基部セグ
    メントの長さは、約1mm〜約3mmであり、隔離セグ
    メントの長さは、最高約5mmまでであることを特徴と
    する請求項1に記載のシガレット。
  7. 【請求項7】前記エアゾール発生手段はエアゾール創生
    物質を担持した基材を含み、前記タバコ材は、該基材に
    よって担持されたタバコ材抽出物であることを特徴とす
    る請求項1に記載のシガレット。
  8. 【請求項8】シガレットであって、 (a) 押出軸線が該シガレットの長手軸線に対して実質的
    に垂直関係をなすように該シガレット内に配置された押
    出燃料素子と、 (b) 該燃料素子とは物理的に別体とされたエアゾール発
    生手段と、 (c) 前記燃料素子をシガレット内の所定位置に固定する
    保持手段と、 (d) マウスピースと、 (e) タバコ材と、から成るシガレット。
  9. 【請求項9】前記押出燃料素子は、燃焼セグメントと、
    基部セグメントを有する長手方向にセグメント化された
    可燃燃料素子であることを特徴とする請求項8に記載の
    シガレット。
  10. 【請求項10】前記押出燃料素子は、前記燃焼セグメン
    トと基部セグメントの間にある隔離セグメントを含むこ
    とを特徴とする請求項9に記載のシガレット。
  11. 【請求項11】前記エアゾール発生手段は、前記燃料素
    子から長手方向に配置されていることを特徴とする請求
    項8に記載のシガレット。
  12. 【請求項12】前記燃料素子の燃焼セグメントの長手外
    周面から半径方向に離隔した囲包部材を含むことを特徴
    とする請求項8又は9に記載のシガレット。
  13. 【請求項13】前記燃料素子は、燃焼前の時点で約20
    mm未満の全長を有することを特徴とする請求項8〜1
    0のいずれかに記載のシガレット。
  14. 【請求項14】前記燃料素子は、該シガレットの長手軸
    線に対して横断方向に貫通した空洞を有することを特徴
    とする請求項8〜10のいずれかに記載のシガレット。
  15. 【請求項15】前記エアゾール発生手段はエアゾール創
    生物質を担持した基材を含み、前記タバコ材は、該基材
    によって担持されたタバコ材抽出物であることを特徴と
    する請求項8に記載のシガレット。
  16. 【請求項16】喫煙物品であって、 (a) 燃焼セグメントと、基部セグメントと、該燃焼セグ
    メントと基部セグメントの間にある隔離セグメントを有
    する長手方向にセグメント化された可燃燃料素子と、 (b) 該燃料素子とは物理的に別体とされたエアゾール発
    生手段と、 (c) 前記燃料素子の燃焼セグメントの長手外周面から半
    径方向に離隔した囲包部材と、 (d) 前記燃料素子の基部セグメントに接触して該燃料素
    子を該喫煙物品内の所定位置に固定する保持手段と、か
    ら成る喫煙物品。
  17. 【請求項17】前記エアゾール発生手段は、前記燃料素
    子から長手方向に配置されていることを特徴とする請求
    項16に記載のシガレット。
  18. 【請求項18】前記燃料素子は、燃焼前の時点で約20
    mm未満の全長を有することを特徴とする請求項16又
    は17に記載の喫煙物品。
  19. 【請求項19】前記燃料素子は、少くとも約0.5g/
    ccの密度を有することを特徴とする請求項18に記載
    の喫煙物品。
  20. 【請求項20】前記燃料素子は、タバコ材を含むことを
    特徴とする請求項16又は17に記載の喫煙物品。
  21. 【請求項21】前記燃料素子は、少くとも1つの横断方
    向の空洞を有することを特徴とする請求項16又は17
    に記載の喫煙物品。
  22. 【請求項22】前記燃料素子は、その長手外周面を囲包
    する材料によって該喫煙物品内の所定位置に固定されて
    いることを特徴とする請求項16に記載のシガレット。
  23. 【請求項23】前記材料は、ガラス繊維を含むものであ
    ることを特徴とする請求項22に記載の喫煙物品。
  24. 【請求項24】喫煙物品であって、 (a) 押出軸線が該喫煙物品の長手軸線に対して実質的に
    垂直関係をなすように該喫煙物品内に配置された押出燃
    料素子と、 (b) 該燃料素子とは物理的に別体とされたエアゾール発
    生手段と、 (c) 前記燃料素子を喫煙物品内の所定位置に固定する保
    持手段と、から成る喫煙物品。
  25. 【請求項25】前記押出燃料素子は、燃焼セグメント
    と、基部セグメントを有する長手方向にセグメント化さ
    れた可燃燃料素子であることを特徴とする請求項24に
    記載の喫煙物品。
  26. 【請求項26】前記押出燃料素子は、前記燃焼セグメン
    トと基部セグメントの間にある隔離セグメントを含むこ
    とを特徴とする請求項25に記載のシガレット。
  27. 【請求項27】前記保持手段は、前記燃料素子の基部セ
    グメントに接触することを特徴とする請求項25に記載
    の喫煙物品。
  28. 【請求項28】前記エアゾール発生手段は、前記燃料素
    子から長手方向に配置されていることを特徴とする請求
    項24に記載の喫煙物品。
  29. 【請求項29】前記燃料素子は、燃焼前の時点で約20
    mm未満の全長を有することを特徴とする請求項24〜
    26のいずれかに記載の喫煙物品。
  30. 【請求項30】前記燃料素子は、その長手外周面を囲包
    する材料によって該喫煙物品内の所定位置に固定されて
    いることを特徴とする請求項24〜26のいずれかに記
    載の喫煙物品。
  31. 【請求項31】前記燃料素子は、該喫煙物品の長手軸線
    に対して横断方向に貫通した空洞を有することを特徴と
    する請求項24〜26のいずれかに記載の喫煙物品。
  32. 【請求項32】前記エアゾール発生手段はエアゾール創
    生物質を担持した基材を含むことを特徴とする請求項2
    4に記載の喫煙物品。
  33. 【請求項33】前記材料は、ガラス繊維を含むものであ
    ることを特徴とする請求項30に記載の喫煙物品。
  34. 【請求項34】前記燃料素子は、少くとも約0.5g/
    ccの密度を有することを特徴とする請求項24〜26
    のいずれかに記載の喫煙物品。
  35. 【請求項35】前記燃料素子は、タバコ材を含むことを
    特徴とする請求項24〜26のいずれかに記載の喫煙物
    品。
  36. 【請求項36】喫煙物品であって、 (a) 燃焼セグメントと、基部セグメントと、該燃焼セグ
    メントと基部セグメントの間にある隔離セグメントを有
    する長手方向にセグメント化された可燃燃料素子と、 (b) 該燃料素子とは物理的に別体とされたエアゾール発
    生手段と、 (c) 前記燃料素子の基部セグメントに接触して該燃料素
    子を喫煙物品内の所定位置に固定する保持手段と、から
    成る喫煙物品。
  37. 【請求項37】前記燃料素子は、燃焼前の時点で約20
    mm未満の全長を有することを特徴とする請求項36に
    記載の喫煙物品。
JP3053134A 1990-02-27 1991-02-26 シガレツト Withdrawn JPH05103836A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/488,516 US5027837A (en) 1990-02-27 1990-02-27 Cigarette
US488516 1990-02-27
US64223391A 1991-01-23 1991-01-23
US642233 1991-01-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05103836A true JPH05103836A (ja) 1993-04-27

Family

ID=27049367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3053134A Withdrawn JPH05103836A (ja) 1990-02-27 1991-02-26 シガレツト

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0444553A3 (ja)
JP (1) JPH05103836A (ja)
KR (1) KR910021225A (ja)
CN (1) CN1054887A (ja)

Cited By (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0847385A (ja) * 1993-09-06 1996-02-20 Daicel Chem Ind Ltd たばこ煙用フィルター素材およびその製造方法
JP2009521940A (ja) * 2006-01-03 2009-06-11 ジェラール マルツェル ディディエ たばこ代用品
JP2011525366A (ja) * 2008-06-27 2011-09-22 オリグ アーゲー 無煙シガレット
WO2013146951A2 (ja) 2012-03-30 2013-10-03 日本たばこ産業株式会社 炭素熱源及び香味吸引具
JP2014526275A (ja) * 2011-09-20 2014-10-06 アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー 基材空洞を備えたセグメント化された喫煙製品
CN104323429A (zh) * 2014-11-03 2015-02-04 李辉 具有调味功能的烘烤式电子烟
KR20150035606A (ko) * 2012-07-04 2015-04-06 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. 개선된 결합제를 갖는 가연성 열원
JP2015516811A (ja) * 2012-04-17 2015-06-18 アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー 喫煙品を作製する方法
WO2015174442A1 (ja) * 2014-05-15 2015-11-19 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器及びカップ部材
KR20160052672A (ko) 2013-09-30 2016-05-12 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 향미 흡인구
WO2016162932A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器、内側保持部材、香味吸引器の製造方法及び内側保持部材の製造方法
WO2016162933A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器及び内側保持部材
US20160316816A1 (en) * 2013-12-30 2016-11-03 Philip Morris Products S.A. Smoking article comprising an insulated combustible heat source
JP2016190071A (ja) * 2008-10-23 2016-11-10 バットマーク・リミテッド 吸入器
WO2017188227A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器
WO2017188226A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器
US9930910B2 (en) 2011-05-31 2018-04-03 Philip Morris Products S.A. Rods for use in smoking articles
US10010695B2 (en) 2011-02-11 2018-07-03 Batmark Limited Inhaler component
US10010110B2 (en) 2012-05-31 2018-07-03 Philip Morris Products S.A. Electrically operated aerosol generating system
US10111466B2 (en) 2013-05-02 2018-10-30 Nicoventures Holdings Limited Electronic cigarette
CN109275960A (zh) * 2018-10-23 2019-01-29 亳州联滔电子有限公司 一种电子烟具
JP2019070217A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 株式会社ダイセル 電子タバコチップ用のトウバンド及び電子タバコ用チップ
US10314335B2 (en) 2013-05-02 2019-06-11 Nicoventures Holdings Limited Electronic cigarette
US10426193B2 (en) 2013-06-04 2019-10-01 Nicoventures Holdings Limited Container
US10568357B2 (en) 2012-05-31 2020-02-25 Philip Morris Products S.A. Thermally conducting rods for use in aerosol-generating articles
US10602777B2 (en) 2014-07-25 2020-03-31 Nicoventures Holdings Limited Aerosol provision system
US10765147B2 (en) 2014-04-28 2020-09-08 Batmark Limited Aerosol forming component
US10881138B2 (en) 2012-04-23 2021-01-05 British American Tobacco (Investments) Limited Heating smokeable material
US11039642B2 (en) 2011-12-30 2021-06-22 Philip Morris Products S.A. Smoking article with front-plug and aerosol-forming substrate and method
US11051551B2 (en) 2011-09-06 2021-07-06 Nicoventures Trading Limited Heating smokable material
US11083856B2 (en) 2014-12-11 2021-08-10 Nicoventures Trading Limited Aerosol provision systems
US11140916B2 (en) 2012-02-13 2021-10-12 Philip Morris Products S.A. Aerosol-generating article having an aerosol-cooling element
JP2021166518A (ja) * 2018-02-23 2021-10-21 株式会社東亜産業 電子タバコカートリッジの製造方法
US11253671B2 (en) 2011-07-27 2022-02-22 Nicoventures Trading Limited Inhaler component
US11272740B2 (en) 2012-07-16 2022-03-15 Nicoventures Holdings Limited Electronic vapor provision device
US11272731B2 (en) 2011-12-30 2022-03-15 Philip Morris Products S.A. Aerosol-generating article for use with an aerosol-generating device
US11278052B2 (en) 2012-06-21 2022-03-22 Philip Morris Products S.A. Smoking article for use with an internal heating element
US11571017B2 (en) 2012-05-31 2023-02-07 Philip Morris Products S.A. Flavoured rods for use in aerosol-generating articles
US11582998B2 (en) 2011-12-30 2023-02-21 Philip Morris Products S.A. Smoking article with front-plug and method
US11659863B2 (en) 2015-08-31 2023-05-30 Nicoventures Trading Limited Article for use with apparatus for heating smokable material
US11672279B2 (en) 2011-09-06 2023-06-13 Nicoventures Trading Limited Heating smokeable material
US11744964B2 (en) 2016-04-27 2023-09-05 Nicoventures Trading Limited Electronic aerosol provision system and vaporizer therefor
US11896055B2 (en) 2015-06-29 2024-02-13 Nicoventures Trading Limited Electronic aerosol provision systems
US11924930B2 (en) 2015-08-31 2024-03-05 Nicoventures Trading Limited Article for use with apparatus for heating smokable material
US12016393B2 (en) 2022-09-08 2024-06-25 Nicoventures Trading Limited Apparatus for heating smokable material

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5348027A (en) * 1991-02-14 1994-09-20 R. J. Reynolds Tobacco Company Cigarette with improved substrate
US5469871A (en) * 1992-09-17 1995-11-28 R. J. Reynolds Tobacco Company Cigarette and method of making same
US5996589A (en) 1998-03-03 1999-12-07 Brown & Williamson Tobacco Corporation Aerosol-delivery smoking article
US9675109B2 (en) * 2005-07-19 2017-06-13 J. T. International Sa Method and system for vaporization of a substance
CN102499452B (zh) * 2011-10-11 2013-05-08 中国烟草总公司郑州烟草研究院 巧克力型无烟气烟草制品
AT511344B1 (de) 2011-10-21 2012-11-15 Helmut Dr Buchberger Inhalatorkomponente
CN103233294B (zh) * 2013-04-24 2014-11-26 湖北中烟工业有限责任公司 利用酸制备烟用丝状碳质热源材料的方法
CN103230097B (zh) * 2013-04-24 2014-04-16 湖北中烟工业有限责任公司 利用酸制备烟用片状碳质热源材料的方法
GB201407642D0 (en) * 2014-04-30 2014-06-11 British American Tobacco Co Aerosol-cooling element and arrangements for apparatus for heating a smokable material
GB201418817D0 (en) 2014-10-22 2014-12-03 British American Tobacco Co Apparatus and method for generating an inhalable medium, and a cartridge for use therewith
GB201503411D0 (en) 2015-02-27 2015-04-15 British American Tobacco Co Apparatus and method for generating an inhalable medium, and a cartridge for use therewith
WO2016135331A1 (en) 2015-02-27 2016-09-01 British American Tobacco (Investments) Limited Cartridge, components and methods for generating an inhalable medium
GB201517471D0 (en) 2015-10-02 2015-11-18 British American Tobacco Co Apparatus for generating an inhalable medium
GB201618481D0 (en) 2016-11-02 2016-12-14 British American Tobacco Investments Ltd Aerosol provision article
JP2022547008A (ja) * 2019-09-06 2022-11-10 ジェイティー インターナショナル エス.エイ. 加熱チャンバ
JP2022550270A (ja) * 2019-09-26 2022-12-01 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム ねじれた遠位端要素を備えた吸入器物品
KR102560715B1 (ko) * 2020-08-04 2023-07-27 주식회사 케이티앤지 열전도성 물질을 포함하는 에어로졸 생성 물품

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IN166122B (ja) * 1985-08-26 1990-03-17 Reynolds Tobacco Co R
US4881556A (en) * 1988-06-06 1989-11-21 R. J. Reynolds Tobacco Company Low CO smoking article
US4966171A (en) * 1988-07-22 1990-10-30 Philip Morris Incorporated Smoking article
US5159940A (en) * 1988-07-22 1992-11-03 Philip Morris Incorporated Smoking article
GB8819291D0 (en) * 1988-08-12 1988-09-14 British American Tobacco Co Improvements relating to smoking articles

Cited By (79)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0847385A (ja) * 1993-09-06 1996-02-20 Daicel Chem Ind Ltd たばこ煙用フィルター素材およびその製造方法
JP2009521940A (ja) * 2006-01-03 2009-06-11 ジェラール マルツェル ディディエ たばこ代用品
JP2011525366A (ja) * 2008-06-27 2011-09-22 オリグ アーゲー 無煙シガレット
US10098382B2 (en) 2008-06-27 2018-10-16 Olig Ag Smoke-free cigarette
US9046278B2 (en) 2008-06-27 2015-06-02 Olig Ag Smoke-free cigarette
JP2016190071A (ja) * 2008-10-23 2016-11-10 バットマーク・リミテッド 吸入器
US10543323B2 (en) 2008-10-23 2020-01-28 Batmark Limited Inhaler
US10010695B2 (en) 2011-02-11 2018-07-03 Batmark Limited Inhaler component
US10624385B2 (en) 2011-05-31 2020-04-21 Philip Morris Products S.A. Rods for use in smoking articles
US9930910B2 (en) 2011-05-31 2018-04-03 Philip Morris Products S.A. Rods for use in smoking articles
US11272732B2 (en) 2011-05-31 2022-03-15 Philip Morris Products S.A. Rods for use in smoking articles
US11253671B2 (en) 2011-07-27 2022-02-22 Nicoventures Trading Limited Inhaler component
US11672279B2 (en) 2011-09-06 2023-06-13 Nicoventures Trading Limited Heating smokeable material
US11051551B2 (en) 2011-09-06 2021-07-06 Nicoventures Trading Limited Heating smokable material
JP2014526275A (ja) * 2011-09-20 2014-10-06 アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー 基材空洞を備えたセグメント化された喫煙製品
US11272731B2 (en) 2011-12-30 2022-03-15 Philip Morris Products S.A. Aerosol-generating article for use with an aerosol-generating device
US11039642B2 (en) 2011-12-30 2021-06-22 Philip Morris Products S.A. Smoking article with front-plug and aerosol-forming substrate and method
US11582998B2 (en) 2011-12-30 2023-02-21 Philip Morris Products S.A. Smoking article with front-plug and method
US11140916B2 (en) 2012-02-13 2021-10-12 Philip Morris Products S.A. Aerosol-generating article having an aerosol-cooling element
US9877506B2 (en) 2012-03-30 2018-01-30 Japan Tobacco, Inc. Flavor inhaler
EP3146855A1 (en) 2012-03-30 2017-03-29 Japan Tobacco Inc. Carbon heat source and flavor inhaler
JPWO2013146951A1 (ja) * 2012-03-30 2015-12-14 日本たばこ産業株式会社 炭素熱源及び香味吸引具
WO2013146951A2 (ja) 2012-03-30 2013-10-03 日本たばこ産業株式会社 炭素熱源及び香味吸引具
US9883695B2 (en) 2012-03-30 2018-02-06 Japan Tobacco Inc. Flavor inhaler
JP2015516811A (ja) * 2012-04-17 2015-06-18 アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー 喫煙品を作製する方法
US10881138B2 (en) 2012-04-23 2021-01-05 British American Tobacco (Investments) Limited Heating smokeable material
US10010110B2 (en) 2012-05-31 2018-07-03 Philip Morris Products S.A. Electrically operated aerosol generating system
US10568357B2 (en) 2012-05-31 2020-02-25 Philip Morris Products S.A. Thermally conducting rods for use in aerosol-generating articles
US11571017B2 (en) 2012-05-31 2023-02-07 Philip Morris Products S.A. Flavoured rods for use in aerosol-generating articles
US11278052B2 (en) 2012-06-21 2022-03-22 Philip Morris Products S.A. Smoking article for use with an internal heating element
KR20150035606A (ko) * 2012-07-04 2015-04-06 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. 개선된 결합제를 갖는 가연성 열원
US10676687B2 (en) 2012-07-04 2020-06-09 Philip Morris Products S.A. Combustible heat source with improved binding agent
JP2015525565A (ja) * 2012-07-04 2015-09-07 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム 改善された結合剤を備える可燃性熱源
US11272740B2 (en) 2012-07-16 2022-03-15 Nicoventures Holdings Limited Electronic vapor provision device
US10111466B2 (en) 2013-05-02 2018-10-30 Nicoventures Holdings Limited Electronic cigarette
US10314335B2 (en) 2013-05-02 2019-06-11 Nicoventures Holdings Limited Electronic cigarette
US10426193B2 (en) 2013-06-04 2019-10-01 Nicoventures Holdings Limited Container
KR20160052672A (ko) 2013-09-30 2016-05-12 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 향미 흡인구
JP2017500852A (ja) * 2013-12-30 2017-01-12 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム 断熱された可燃性熱源を備えた喫煙物品
US20160316816A1 (en) * 2013-12-30 2016-11-03 Philip Morris Products S.A. Smoking article comprising an insulated combustible heat source
US10542776B2 (en) 2013-12-30 2020-01-28 Philip Morris Products S.A. Smoking article comprising an insulated combustible heat source
US11779718B2 (en) 2014-04-28 2023-10-10 Nicoventures Trading Limited Aerosol forming component
US10765147B2 (en) 2014-04-28 2020-09-08 Batmark Limited Aerosol forming component
JPWO2015174442A1 (ja) * 2014-05-15 2017-04-20 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器及びカップ部材
WO2015174442A1 (ja) * 2014-05-15 2015-11-19 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器及びカップ部材
US11160302B2 (en) 2014-05-15 2021-11-02 Japan Tobacco Inc. Flavor inhaler and cup
US10602777B2 (en) 2014-07-25 2020-03-31 Nicoventures Holdings Limited Aerosol provision system
CN104323429A (zh) * 2014-11-03 2015-02-04 李辉 具有调味功能的烘烤式电子烟
US11083856B2 (en) 2014-12-11 2021-08-10 Nicoventures Trading Limited Aerosol provision systems
JPWO2016162933A1 (ja) * 2015-04-06 2017-08-10 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器及び内側保持部材
KR20170127529A (ko) * 2015-04-06 2017-11-21 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 향미 흡인기, 내측 보유 부재, 향미 흡인기의 제조 방법 및 내측 보유 부재의 제조 방법
WO2016162932A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器、内側保持部材、香味吸引器の製造方法及び内側保持部材の製造方法
WO2016162933A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器及び内側保持部材
US10426194B2 (en) 2015-04-06 2019-10-01 Japan Tobacco Inc. Flavor inhaler and inside holding member
JPWO2016162932A1 (ja) * 2015-04-06 2017-08-10 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器、内側保持部材、香味吸引器の製造方法及び内側保持部材の製造方法
US10588345B2 (en) 2015-04-06 2020-03-17 Japan Tobacco Inc. Flavor inhaler, inside holding member, production method for flavor inhaler, and production method for inside holding member
US11896055B2 (en) 2015-06-29 2024-02-13 Nicoventures Trading Limited Electronic aerosol provision systems
US11924930B2 (en) 2015-08-31 2024-03-05 Nicoventures Trading Limited Article for use with apparatus for heating smokable material
US11659863B2 (en) 2015-08-31 2023-05-30 Nicoventures Trading Limited Article for use with apparatus for heating smokable material
KR20180134394A (ko) * 2016-04-27 2018-12-18 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 향미 흡인기
KR20180135032A (ko) * 2016-04-27 2018-12-19 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 향미 흡인기
WO2017187556A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器
JPWO2017188227A1 (ja) * 2016-04-27 2019-01-10 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器
TWI660755B (zh) * 2016-04-27 2019-06-01 日本煙草產業股份有限公司 香味吸嚐器
WO2017187555A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器
WO2017188226A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器
WO2017188227A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器
TWI690341B (zh) * 2016-04-27 2020-04-11 日商日本煙草產業股份有限公司 杯構件
KR20200035172A (ko) * 2016-04-27 2020-04-01 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 향미 흡인기
US11503855B2 (en) 2016-04-27 2022-11-22 Japan Tobacco Inc. Flavor inhaler
US10869509B2 (en) 2016-04-27 2020-12-22 Japan Tobacco Inc. Flavor inhaler
US10798975B2 (en) 2016-04-27 2020-10-13 Japan Tobacco Inc. Flavor inhaler
JPWO2017188226A1 (ja) * 2016-04-27 2019-01-10 日本たばこ産業株式会社 香味吸引器
US11744964B2 (en) 2016-04-27 2023-09-05 Nicoventures Trading Limited Electronic aerosol provision system and vaporizer therefor
JP2019070217A (ja) * 2017-10-11 2019-05-09 株式会社ダイセル 電子タバコチップ用のトウバンド及び電子タバコ用チップ
JP2021166518A (ja) * 2018-02-23 2021-10-21 株式会社東亜産業 電子タバコカートリッジの製造方法
CN109275960B (zh) * 2018-10-23 2021-06-25 亳州联滔电子有限公司 一种电子烟具
CN109275960A (zh) * 2018-10-23 2019-01-29 亳州联滔电子有限公司 一种电子烟具
US12016393B2 (en) 2022-09-08 2024-06-25 Nicoventures Trading Limited Apparatus for heating smokable material

Also Published As

Publication number Publication date
EP0444553A3 (en) 1993-04-14
CN1054887A (zh) 1991-10-02
KR910021225A (ko) 1991-12-20
EP0444553A2 (en) 1991-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05103836A (ja) シガレツト
US5183062A (en) Cigarette
US5027837A (en) Cigarette
US5156170A (en) Cigarette
JP3262351B2 (ja) 燃料素子を包被したタバコ材/ガラス繊維材製断熱ラッパーを有する喫煙物品
US5203355A (en) Cigarette with cellulosic substrate
US5033483A (en) Smoking article with tobacco jacket
JP5007305B2 (ja) 喫煙物品
US5247947A (en) Cigarette
US5105831A (en) Smoking article with conductive aerosol chamber
US5105838A (en) Cigarette
US5076292A (en) Smoking article
US4756318A (en) Smoking article with tobacco jacket
US5099861A (en) Aerosol delivery article
US4819665A (en) Aerosol delivery article
US5178167A (en) Carbonaceous composition for fuel elements of smoking articles and method of modifying the burning characteristics thereof
SU1837814A3 (ru) Курительное изделие типа сигареты
US4917128A (en) Cigarette
US5348027A (en) Cigarette with improved substrate
US5060666A (en) Smoking article with tobacco jacket
EP0476349A2 (en) Smoking article with improved wrapper
EP0481192B1 (en) Cigarette with Tobacco/Glass Fuel Wrapper
IE912238A1 (en) Cigarette
CA2045278A1 (en) Cigarette

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514