JPH049997Y2 - - Google Patents

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JPH049997Y2
JPH049997Y2 JP1985020815U JP2081585U JPH049997Y2 JP H049997 Y2 JPH049997 Y2 JP H049997Y2 JP 1985020815 U JP1985020815 U JP 1985020815U JP 2081585 U JP2081585 U JP 2081585U JP H049997 Y2 JPH049997 Y2 JP H049997Y2
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tank
water tank
rotating
fan
air
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、洗濯機の乾燥構造に関し、特にた
とえば洗濯、すすぎ、脱水および乾燥までを一連
の洗濯サイクルとして行うことができる洗濯機の
乾燥構造に関する。
「従来技術」 従来から、この種の乾燥構造は、典型的には、
第3図および第4図に示すようなドラム式洗濯機
に装備されているものが知られている。たとえ
ば、このような洗濯機では、水槽35内に設けら
れた回転ドラム24の回転軸37は、水平方向に
設定され、この回転ドラム24を水平軸まわりに
回転させる駆動力は、モータ31からプーリ32
に伝達され、ベルト33を介して回転ドラム24
に一体的に装着されたプーリ34に伝達されてい
る。
そして、このような洗濯機の乾燥構造では、乾
燥工程時に回転するフアン21は、水槽外に配置
されると共にモータ20によつて駆動され、これ
によつて生じた気流はヒータ22で加熱される。
加熱された気流は、同じく水槽外のダクト23を
経て回転ドラム24内に送り込まれ、脱水後の洗
濯物を乾燥させる。次いで、この気流は、ダクト
25に排出され、熱交換器26において除湿さ
れ、かつダクト27に送られて再び上記送風フア
ン21に循環される。なお、熱交換器26におけ
る上記気流の冷却は、モータ28の駆動によつて
回転するフアン29からの送風によつて行われ、
その除湿の際に生じる排液はパイプ30から外部
に排出される。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、従来の乾燥構造においては、水槽の
回り近傍に、送風経路としての多数のダクトや関
連機器としての熱交換器等を配置しているので、
構造上複雑となり、また取付スペースも大きくな
つて、製品のコスト高を招くと共に洗濯機全体を
大型化していた。
「考案の目的」 それゆえに、この考案の主たる目的は、装置全
体を簡略化し、それに応じて製品のコストを安価
にすると共に、装置を小型化する洗濯機の乾燥構
造を提供することである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この考案が採用す
る主たる手段は、水槽と、前記水槽に収容される
回転槽とを備えた洗濯機の乾燥構造であつて、前
記回転槽から前記水槽と前記回転槽との間の空気
通路を経て再び前記回転槽内に戻る循環送風経路
と、外気取入口に続いて前記水槽の外面に外気を
接触させた後排気口に至る換気経路とを設けた点
である。
「作用」 回転槽内で洗濯物を乾燥させることにより生じ
た湿つた気流が、回転槽から循環送風経路の一部
をなす回転槽と水槽との間に送り出される。一
方、換気経路を通つて取り込まれた外気が水槽と
接触することにより水槽を冷却し、いわゆる熱交
換が行われる。水槽によつて冷却され除湿された
気流が、好ましくはヒータ等によつて加熱され、
再び回転槽内に戻されることにより、洗濯物の乾
燥が繰り返えされる。
「考案の効果」 この考案によれば、水槽の外側周辺に、例えば
洗濯物の乾燥用の空気を送風するための送風経路
や関連機構を配備しなくてもよくなり、装置全体
を簡略化することができるので、製品のコストを
安価にすることができ、かつ洗濯機の小型化を図
ることができる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は図面を参照して行う以下の詳細な説明
から一層明らかとなろう。
「実施例」 ここに第1図および第2図はこの考案の一実施
例構造を示し、第1図は概略側断面図、第2図は
概略縦断面である。
なお、以下の実施例はこの考案の一具体例に過
ぎず、この考案の技術的範囲がこの実施例によつ
て限定されるものではない。
第1図及び第2図において、洗濯機Aは、外槽
6、この外槽6に着脱可能に取り付けられている
後板7および上面板8などによつて囲まれる庫内
空間5を具備している。このうち、外槽6の前部
側壁には、洗濯物の出入口6aと換気吸入口6b
形成されており、出入口6aには、蓋6cが開閉可
能に取り付けられている。また、特に上面板8に
は、乾燥時に上記換気吸入口6bから取り入れら
れる外気を強制的に庫外に排出する換気用のフア
ン9とこれを駆動するモータ17とが装備されて
いる。したがつて、上記換気吸入口6bからフア
ン9にかけて、庫内空間5に換気経路が形成され
ることになる。
この庫内空間5には、中空筒状の水槽1が、そ
の筒軸を水平にした状態で、コイルばね等を主体
とした緩衝部材19によつて弾性支持されてお
り、防振対策が施されている。なお、この水槽1
には、上部および下部にそれぞれ給水弁1aと排
水弁1bとが設けられており、適宜洗濯水および
汚水の給水・排水が行われる。また、水槽1の開
口部1cは、上述の出入口6aに対応する位置に形
成され、伸縮可能のパツキン1dを介して接続さ
れている。
次に、この水槽1には、適宜脱水のために形成
された水切孔(図示せず)を備え且つ水槽1の形
状に合わせた中空筒状の回転槽3が、上記水槽1
と同じく筒軸を水平にした状態で、水槽1の内壁
と一定の隙間4を隔てて収容されている。すなわ
ち、この回転槽3の奥壁3aには、水槽1の奥壁
eのほぼ中央部に設けられた軸受1fによつて、
回動可能に軸支された回転軸3bが取り付けられ
ている。この回転軸3bには、水槽1の外側にお
いてプーリ13が固着されており、このプーリ1
3には、モータ10に固着されているプーリ11
からベルト12を介してこのモータ10の駆動力
が伝達される。この場合、回転軸3bは、その軸
部をプーリ13側から回転槽3側に連通する中空
筒状に形成しており、その中空内にフアンシヤフ
ト15を回転可能に挿通支持している。
このフアンシヤフト15は、一端を回転槽3内
に、また他端をプーリ13から庫内空間5に突出
させている。このようなフアンシヤフト15の水
槽1側には、回転槽3内の空気をこの回転槽3と
水槽1との間に形成されている隙間4(空気通
路)に送風するためのフアン2が取り付けられて
おり、庫内空間5側にはプーリ13にインターナ
ルギヤを装着した遊星歯車部14のサンギヤが固
着されている。これによつて、プーリ13に伝え
られたモータ10からの駆動力が分割され、その
一部は直接回転槽3を回転させ、残りの駆動力は
遊星歯車部14を介してフアンシヤフト15に伝
わり、回転槽3内のフアン2を増速回転させるこ
とになる。
このとき、この遊星歯車部14では、プラネツ
トギヤが定位置に回動可能に固定される方式がと
られ、このプラネツトギヤやインターナルギヤお
よびサンギヤに必要に応じて断・続することによ
つて、フアン2の回転が断・続される。
なお、この回転槽3には、上記水槽1の開口部
cに対応しかつ外槽6の出入口6aに連通するよ
うに開口部3cが形成されている。また、水槽1
の下部には、フアン2によつて水槽1および回転
槽3内を適宜循環する空気を加熱するためのヒー
タ16が設置されている。
次に、このような構成をとる実施例構造の機能
について説明する。第1図において、洗濯、すす
ぎおよび脱水の各工程が終了し、脱水による汚水
が水槽1の下部から排水弁1bを経て完全に排出
されると、モータ10を駆動する。すると、プー
リ13に取り付けられている遊星歯車部14を介
して、モータ10の駆動力がプーリ13で分割さ
れ、回転槽3の回転と共にフアン2が回り出す。
フアン2の回転槽3内での回転に応じて、回転槽
3内の空気が、細線矢印のように、回転槽3と水
槽1との間に形成された隙間4(空気通路)に送
風される。そして、この気流は、フアン2によつ
て強制的に圧送され、開口部3cから回転槽3内
に再び戻される。このようにして、回転槽3から
隙間4を経て再び回転槽3に戻る循環送風経路が
形成される。また、この循環送風経路途中におい
て、ヒータ16による十分な加熱が行われる。一
方、換気吸入口6bからの外気が水槽1の外面側
を通つてフアン9により排出されると、この外気
は水槽1の外面に接触しこのから熱を奪いながら
通過することとなつて、水槽1は、冷却されるこ
とになる。このとき、上記隙間4を通過中の湿つ
た熱風は、水槽1によつて冷やされ、冷却除湿さ
れる。そして、この冷たい乾いた空気はヒータ1
6によつて加熱され、続いて洗濯物を乾燥するた
め再び水槽1内に戻る。なお、除湿により生じた
排液はそのまま水槽1の下部に落ちて排水弁1b
から外部に排出される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例構造
を示し、第1図は概略側断面図、第2図は概略縦
断面図、第3図および第4図はこの考案の背景と
なる従来例装置を示し、第3図は概略縦断面図、
第4図は概略側断面図である。 符号の説明、1……水槽、2……フアン、3…
…回転槽、4……隙間、5……庫内空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水槽と、前記水槽に収容される回転槽とを備え
    た洗濯機の乾燥構造であつて、 前記回転槽から前記水槽と前記回転槽との間の
    空気通路を経て再び前記回転槽内に戻る循環送風
    経路と、外気取入口に続いて前記水槽の外面に外
    気を接触させた後排気口に至る換気経路とを設け
    た洗濯機の乾燥構造。
JP1985020815U 1985-02-15 1985-02-15 Expired JPH049997Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985020815U JPH049997Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985020815U JPH049997Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61137394U JPS61137394U (ja) 1986-08-26
JPH049997Y2 true JPH049997Y2 (ja) 1992-03-12

Family

ID=30511652

Family Applications (1)

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JP1985020815U Expired JPH049997Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2724194B2 (ja) * 1989-02-28 1998-03-09 株式会社東芝 ドラム式洗濯・乾燥機
JP2007050021A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Sharp Corp ドラム式乾燥洗濯機
JP4568660B2 (ja) * 2005-08-26 2010-10-27 シャープ株式会社 洗濯乾燥機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56116973U (ja) * 1980-02-08 1981-09-07
JPS58174080U (ja) * 1982-05-19 1983-11-21 三洋電機株式会社 乾燥機能を有する洗濯機

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JPS61137394U (ja) 1986-08-26

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