JP4568660B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は洗濯乾燥機に関する。
従来、洗濯乾燥機としては、ヨーロッパにおいて広く使用されているドラム式洗濯乾燥機がある。このドラム式洗濯乾燥機は、図7に示すように、前方に開口する外箱開口部102を備えた外箱101と、外箱開口部102を図示しないヒンジ機構にて開閉可能とするドア103と、外箱101内に配置された水槽104と、この水槽104内に回転自在に配置されたドラム105と、このドラム105内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システム107とを備えている。
上記乾燥システム107は、吸入ダクト108と、除湿器109と、この除湿器109が除湿した空気を吸い込むファンユニット110と、このファンユニット110が吹き出した空気を加熱する加熱ユニット111と、この加熱ユニット111が加熱した空気をドラム内へ案内する吐出ダクト112とを有している。
上記ファンユニット110は、ファンケース113と、このファンケース113内に回転自在に配置された送風ファン114と、この送風ファン114を回転駆動するファンモータ115と、一方の端部が送風ファン114に連結されていると共に、他方の端部がファンモータ115に連結されたシャフト116とを有している。このシャフトは送風ファン116と一体に回転する。上記構成のドラム式洗濯乾燥機は、例えば、特許文献1に示されている。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、乾燥工程時、ファンユニット110の作動によって、水槽104内の空気が、吸入ダクト108、除湿器109、ファンユニット110、加熱ユニット111および吐出ダクト112を順次流れる。これにより、上記空気は、吸入ダクト108より除湿器109へと供給されて除湿される。この湿度が下がった空気は、ファンユニット110へと吸入された後、加熱ユニット111へと吐き出される。加熱ユニット111とへ吐き出された空気は、加熱ユニット111によって加熱されて、高温低湿の空気となる。この高温低湿の空気は、吐出ダクト112に案内されてドラム105内へ吹き出し、ドラム105内の洗濯物の水分を奪って多湿となった後、再び、吸入ダクト108、除湿器109、ファンユニット110および加熱ユニット111および吐出ダクト112を順次流れる。このような空気の循環によって、洗濯物が乾燥する。
ところで、上記乾燥工程では水槽104内の空気が水槽の外周上方に設けられたファンユニット110へと吸入されるには、水槽104の背面下側に接続した吸入ダクト108およびその上方へと向かって伸びる除湿器109よりなる経路を経なければならない。また、ファンユニット110より吐き出された空気が水槽104内へと吐出されるには、水槽104の外周上方に沿って設けられた加熱ユニット111および水槽104前面上方に設けられた吐出ダクト112よりなる経路を経なければならない。
このように吸入ダクト108、除湿器109、加熱ユニット111および吐出ダクト112までの長い送風経路を形成すると、ファンユニット110の圧力の欠損は大きくなってしまい、送風ファン114の大型化やファンモータ115の能力アップなどによってファンユニットの送風能力を向上させねばならず、ファンユニット110の大型化や電力の浪費といった問題が生じてしまう。
特開2001−113079号公報
そこで、本発明の課題は、ファンユニットの圧力欠損を低減して安定した送風能力を確保できる洗濯乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の洗濯乾燥機は、外箱と、上記外箱内に配置された水槽と、上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、乾燥工程時に上記水槽内へ空気を吹き込むファンユニットと、上記ファンユニットの上流側に設けられ、上記水槽内からの空気を除湿する除湿用熱交換器と、上記ファンユニットの下流側に設けられ、上記水槽内へ向かう空気を加熱する加熱装置とを備え、上記ファンユニットは、送風ファンと、上記水槽からの空気を吸入する吸入口と上記水槽へ気を吐出する吐出口とが設けられ、上記送風ファンを内包するファンケースと、上記送風ファンを回転駆動するファンモータと、一方の端部が上記送風ファンに連結されていると共に、他方の端部が上記ファンモータに連結されたシャフトとを有し上記水槽の背面下部に配設され、上記除湿用熱交換器と上記加熱装置とが上記回転槽の下方に位置して上記水槽内に内包されるとともに、上記除湿用熱交換器を内包する吸気経路と上記吸入口、上記加熱装置を内包する排気経路と上記吐出口、を結させたことを特徴としている。
上記構成の洗濯乾燥機によれば、上記吸入口および上記吐出口が水槽に直結しているから、乾燥工程時に送風ファンの回転によりファンケース内に発生する空気の吸入力および排出力が水槽内の空気に直接作用して、圧力の欠損を低減できる。したがって、送風ファンの大型化やファンモータの能力向上等を行わなくとも必要な送風量を確保できる。
一実施形態の洗濯乾燥機では、洗い工程時またはすすぎ工程時に上記除湿用熱交換器と上記加熱装置および上記送風ファンの少なくとも一部を上記水槽内に溜める洗濯液に没するように設けている。
上記実施形態の洗濯乾燥機によれば、洗い工程時またはすすぎ工程時に節水を図りつつ、その内部に形成される送風経路や、その内部に配される除湿用熱交換器、加熱装置、送風ファン、シャフトといった部材を洗浄することができる。したがって、長期に渡る使用にも性能低下を起こしにくいメンテナンス性の高い乾燥機構を提供できる。
本発明の洗濯乾燥機によれば、水槽内包された吸気経路および排気経路にファンユニットを直結しているので、循環経路の圧力欠損が低減して、ファンユニットの大型化や電力の浪費を防止できる。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1に、本発明のドラム式洗濯乾燥機を斜め上方から見た外観概略図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、前方に開口する外箱開口部11(図2参照)を有する外箱1を備えている。この外箱1の上部は天板9に覆われており、また、外箱1の下部は底台13により構成される。そして、外箱開口部11は、外箱1に図示しないヒンジで回動自在に取り付けられたドア2で開閉されるようになっている。また、外箱1の上部には、洗剤、漂白剤および柔軟剤を収容する洗剤ケース14と、操作キーや表示部を有する操作部15とが設けられている。
図2に、図1のII−II線から見た概略断面図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱1内に配置され、洗濯液(水道水や風呂水等の水、または、洗剤等を含むその水)を溜める有底筒形状の水槽3と、この水槽3内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する有底円筒形状のドラム4と、水槽3の後部に取り付けられ、ドラム4を回転駆動させるモータ5と、空気を除湿および加熱させて洗濯物を乾燥させるための乾燥システム6とを備えている。なお、ドラム4は回転槽の一例である。
上記水槽3は、後部が前部より下がるように中心軸L1が水平面に対して傾斜している。より詳しくは、水槽3は、中心軸L1が水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。この水槽3の中心軸L1は、ドラム4の回転軸に垂直な面で水槽3を切った断面における重心位置P1(図4参照)を通っている。また、水槽3の中心軸L1はドラム4の回転軸に対して略平行になっている。
また、上記水槽3の前面部には、外箱開口部11に対向する水槽開口部18が設けられている。この水槽開口部18の開口縁と外箱開口部11の開口縁との間には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン19によって水密に接続されている。これにより、上記ドア2を閉じると、ドア2がパッキン19に密着するから、水槽3内の液体が外箱開口部11から水槽3外へ漏れ出るのを防ぐことができる。
また、上記水槽3内の空間の下部かつドラム4外の空間には、ドラム4内に供給される温風が流れる送風ダクト39が配置されている。この送風ダクト39の前側の端部は、水槽開口部18の下縁に配されるとともに、水槽開口部18の下縁と後述するドラム開口部26の下縁との間に開口する送風口40を構成している。
また、上記水槽3の上部には、水槽3内に洗濯液を給水するための給水ダクト20の下端部が接続されている。一方、給水ダクト20の上端部は洗剤ケース14の下部に接続されている。また、洗剤ケース14には水道水用給水路41および風呂水用給水路42が接続されている。この水道水用給水路41の途中には給水弁43を設ける一方、風呂水用給水路42の途中には風呂水ポンプ44を設けている。
また、上記水槽3の下部には、水槽3内の洗濯液を排水するための排水口10が設けられている。この排水口10は送風機31の下流側に位置している。また、排水口10には排水ダクト21の上端部が接続されている。一方、排水ダクト21の下端部は、フィルタ装置22を介して排水ホース23に接続されている。
上記排水ダクト21を流れてきた液体はフィルタ装置22を通過した後、排水ホース23または循環ホース46に流入するようになっている。このフィルタ装置22が排水ダクト21内を流れて来た洗濯液中の糸屑等の異物を除去するので、異物が排水ホース23または循環ホース46に進入するのを防ぐことできる。
上記排水ホース23には、排水モータ24によって開閉される排水弁25が設けられている。この排水弁25は、排水ダクト21の洗濯液を排水ホース23へ流すときには開放し、または、排水ダクト21の洗濯液を循環ホース46へ流すときには閉鎖するように制御される。
上記循環ホース46の上方の端部は、水槽3の前面下部に設けられた循環ノズル47に接続されている。一方、循環ホース46の下方の端部は、フィルタ装置22の後方に配置された循環ポンプ45に接続されている。
上記循環ポンプ45は、排水ダクト21内の洗濯液をフィルタ装置22を介して吸引すると共に、この吸引した洗濯液を循環ホース46へ吐出する。このような循環ポンプ45を作動させることによって、排水口10から水槽3外に出た洗濯液をフィルタ装置22を通過させて異物を除去した後、循環ノズル47より再び水槽3内へ戻すことができる。
上記ドラム4は、その回転軸と同一の軸となる中心軸L2が水槽3の中心軸L1に対して外箱1の天板9側に偏心するように配置されている。つまり、ドラム4の中心軸L2は水槽3の中心軸L1よりも水槽3の上部側に位置している。言い換えれば、ドラム4の回転軸を含む鉛直面内において、ドラム4の下部と水槽3の下部との間の距離は、ドラム4の上部と水槽3の上部との間の距離よりも大きくなっている。要するに、ドラム4は、水槽3の上部側に位置するように配置されている。より詳しくは、ドラム4は、その回転軸が水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜して、後部が前部より下がっている。また、ドラム4の中心軸L2は、ドラム4の回転軸に垂直な面でドラム4を切った断面における重心位置P2(図4参照)を通っている。
また、上記ドラム4の前面部には、外箱開口部11および水槽開口部18に対向するドラム開口部26が設けられている。このドラム開口部26は水槽開口部18よりも大きな径を有している。
また、上記ドラム4の周壁全域には複数の小孔27が設けられている。水槽3とドラム4との間の空間と、ドラム4内の空間との間を洗濯液や乾燥空気等がこの小孔27を介して流通する。なお、図2および図3では、16個の小孔27のみ図示し、他の小孔27の図示を省略している。
上記乾燥システム6は、ファンユニットの一例としての送風機31、加熱ユニットの一例としての加熱装置32、除湿ユニットの一例としての除湿用熱交換器33(図3,図4参照)、送風ダクト39およびプレートカバー48(図3,図4参照)を有している。この送風機31、加熱装置32、除湿用熱交換器33、送風ダクト39およびプレートカバー48は、各々、水槽3の中心軸L1を含み、かつ、この中心軸L1と直交する水平軸を含む面よりも下側に設けられている。なお、送風ダクト39は排気経路、プレートカバー48は吸気経路の一例である。
上記加熱装置32は、水槽3内の空間の下部に配置されている。より詳しくは、加熱装置32は、水槽3の内周面とドラム4の外周面との間に配置されて、水槽3内の洗濯液に浸かる領域に位置している。そして、加熱装置32は、水槽3の後面下部に取り付けられた送風機31の下流側に位置している。
また、上記加熱装置32は、ヒータケース37と、ヒータケース37に大部分が収容されたシーズヒータ38とで構成されている。
上記ヒータケース37は、金属製の本体と、その本体を固定する耐熱樹脂製のフレームとで構成され、前側の端部が送風ダクト39に連結されている。
上記シーズヒータ38は、乾燥工程においては水槽3内の空気を加熱すると共に、水槽3内の洗濯液に浸かる領域に配置されているため、洗い工程やすすぎ工程においては水槽3内の洗濯液も加熱することができる。
図3に、図1のIII−III線から見た概略断面図を示す。
上記除湿用熱交換器33は、水槽3内の空間の下部に配置されている。より詳しくは、除湿用熱交換器33は、水槽3の内周面とドラム4の外周面との間に配置されて、水槽3内の洗濯液に浸かる領域に位置している。そして、除湿用熱交換器33は、水槽3の後面下部に取り付けられた送風機31の上流側に位置している。
また、上記除湿用熱交換器33は、開断面状を成す金属製のプレート49と、このプレート49の縁部に取り付けられたステンレス製の固定部材50とを有している。
プレート49の後部(送風機31側の端部)は、水槽3の内壁に取り付けられたプレートカバー48で覆われている。このプレートカバー48は、洗濯物から蒸発した水分を含む空気を除湿用熱交換プレート49に沿うように流して送風機31へ案内する。
また、上記プレート49の天板9側の表面では、乾燥工程において、冷却ノズル51から供給された冷却水がプレート49上を送風機31側へ向かって流れる。これにより、上記冷却水とプレート49にて水槽3から送風機31に吸い込まれる空気を冷却して、その空気が含む水分を効果的に凝縮させる。
上記冷却ノズル51は、図示しないが、水道水用給水路41に関して給水弁43よりも下流側の端部に接続している。
上記送風機31は、水槽3の外部後方に配置されている。より詳しくは、送風機31は、水槽3の背面下部に直結されて、水槽3内の洗濯液に浸かる領域に配置されている。
図4に、図3のIV−IV線から見た概略断面図を示す。
上記水槽開口部18の中心C1はドラム開口部26の中心C2よりも外箱1の天面側にある。つまり、水槽開口部18はドラム開口部26に対して外箱1の天面側に偏心している。
ヒータケース37およびシーズヒータ38を内包する送風ダクト39は、プレート49を内包するプレートカバー48に隣接するように配置している。また、この送風ダクト39とプレートカバー48とは水槽の中心軸L1と平行に配されている。つまり、送風ダクト39とプレートカバー48とは平行となるように配されている。
図5に、上記送風機31の概略断面図を示す。
上記送風機31は、ファンケース34と、このファンケース34内に回転可能に配置された送風ファン35と、この送風ファン35を回転駆動するファンモータ36と、一方の端部が送風ファン35に連結されていると共に、他方の端部がファンモータ36に連結されたシャフト52と、このシャフト52をシールするシャフト受け部の一例としてのシール受け部53とを有している。
上記ファンケース34は、水槽3からの空気の入口である吸入口57と、水槽3内への空気の出口である吐出口58とを有している。ファンケース34は、吸入口57および吐出口58が水槽3に直結しており、ファンケース34内の空間と水槽3内の空間とが連通している(図2および図3参照)。これにより、洗い工程時またはすすぎ工程時に水槽3内に供給される洗濯液はファンケース34内に流入する。
上記送風ファン35は、洗い工程時またはすすぎ工程時にファンケース34内に流入する洗濯液に浸かるように配置されている。また、送風ファン35は洗い工程時またはすすぎ工程時に回転するように制御される。
上記シャフト52は、ファンモータ36の回転駆動力を受けて送風ファン35と共に回転する。また、シャフト52の一方の端部は、洗い工程時またはすすぎ工程時にファンケース34内に流入する洗濯液に浸かるように配置されている。
上記シール受け部53には冷却水で冷却するための構造が設けられている。より詳しくは、シール受け部53には冷却水経路54が設けられている。この冷却水経路54は、シャフト52を取り囲む環状部54aと、この環状部54aに連なる入口54bと、環状部54に連なる出口54cとを有している。
また、上記冷却水経路54は水道水用給水路41から冷却ノズル51までの間に設けられている。つまり、水道水用給水路41から矢印A1方向に流れて来た冷却水は、入口54bから環状部54a内に入って流れた後、出口54cから矢印A2方向へ流れて冷却ノズル51に到達する。
図6に、図5中の楕円E内を拡大して示す。
上記シャフト52とシール受け部53との間には第1,第2のシール部材55,56を設けている。第1,第2のシール部材55,56は、芯金と、この芯金に取り付けられ、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)からなるシール部とを有している。また、第1のシール部材55はシャフト52に1箇所接触する一方、第2のシール部材56はシャフト52に2箇所接触する。つまり、シャフト52とシール受け部53との間には3箇所でシールする構造が設けられている。これにより、上記ファンケース34内に洗濯液が進入しても、ファンモータ36が洗濯液で濡れるのを防ぐことができる。また、冷却水が冷却経路54外に漏れるのを防ぐことができる。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、乾燥工程において、シーズヒータ38で加熱された空気が送風口40からドラム4内へ吹き出る(図2の矢印D1)。これにより、上記空気がドラム4内の洗濯物に当たり、洗濯物の水分が蒸発する。この水分を含んだ空気は、小孔27からドラム4外に出て、プレートカバー48内へ入り、除湿用熱交換器33のプレート49に沿って流れる(図3の矢印D2)。このとき、上記水分を含んだ空気は、プレート49の表面上を流れる冷却水によって冷却されると共に、その冷却水で冷えたプレート49によって冷却される。これにより、プレート49に沿って流れる空気の水分が効果的に凝縮する。つまり、上記空気が十分に除湿されて低湿となる。この低湿の空気は、ファンケース34内へ吸い込まれた後(図3の矢印D3)、送風ファン35の回転によってシーズヒータ38に送られ(図4の矢印D4)、このシーズヒータ38で加熱されて(図2の矢印D5)、ドラム4内へ戻る。
このように、上記水槽3内の空気を除湿用熱交換器33、送風機31および加熱装置32を順次通過させて循環させることにより、洗濯物が乾燥する。このとき、水槽3と送風機31とはダクト等の連結部材を介することなく直結させているので、乾燥システム6の送風経路を短縮することができる。したがって、送風機31によって発生する空気圧の圧力欠損が低減して、ファンユニットの大型化や電力の浪費を防止できる。
また、送風ダクト39は、プレートカバー48に隣接するように配置している。このため、吸入口57と吐出口58とを近接して設けることができ、ファンケース34内の通気の経路を短縮できる。したがって、ファンケース34による圧力欠損を低減できる。
また、この送風ダクト39とプレートカバー48とは水槽の中心軸L1と平行に配している。このため、プレートカバー48および送風ダクト39の経路は短い直線経路とすることができる。したがって、プレートカバー48および送風ダクト39による圧力欠損を低減できる。
さらには、本実施形態のように水槽3の下方に設けられた凸部(図4参照)に送風ダクト39とプレートカバー48とを配置する構成にあっては、上記凸部の体積を小さくでき、洗い工程時またはすすぎ工程時にこの凸部に供給される洗濯液を少なくして節水効果を得ることができる。
図1は本発明のドラム式洗濯乾燥機の概略斜視図である。 図2は図1のII−II線矢視断面図である。 図3は図1のIII−III線矢視断面図である。 図4は図3のIV−IV線矢視断面図である。 図5は上記ドラム式洗濯乾燥機の送風機の概略断面図である。 図6は図5中の楕円E内の拡大図である。 図7は従来のドラム式洗濯乾燥機の概略断面図である。
符号の説明
1 外箱
2 ドア
3 水槽
4 ドラム
5 モータ
6 乾燥システム
9 天板
10 排水口
11 外箱開口部
13 底台
14 洗剤ケース
15 操作部
18 水槽開口部
19 パッキン
20 給水ダクト
21 排水ダクト
22 フィルタ装置
23 排水ホース
24 排水モータ
25 排水弁
26 ドラム開口部
27 小孔
31 送風機
32 加熱装置
33 除湿用熱交換器
34 ファンケース
35 送風ファン
36 ファンモータ
37 ヒータケース
38 シーズヒータ
39 送風ダクト
40 送風口
41 水道水用給水路
42 風呂水用給水路
43 給水弁
44 風呂水ポンプ
45 循環ポンプ
46 循環ホース
47 循環ノズル
48 プレートカバー
49 (除湿用熱交換)プレート
50 固定部材
51 冷却ノズル
52 シャフト
53 シール受け部
54 冷却水経路
54a 環状部
54b 入口
54c 出口
55 第1のシール部材
56 第2のシール部材
57 吸入口
58 吐出口
A1,A2 (冷却水の流れを示す)矢印
D1,D2,D3,D4,D5 (空気の流れを示す)矢印
L1 水槽の中心軸
L2 ドラムの中心軸
P1 水槽断面の重心位置
P2 ドラム断面の重心位置
C1 水槽開口部の中心
C2 ドラム開口部の中心

Claims (2)

  1. 外箱と、
    上記外箱内に配置された水槽と、
    上記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
    乾燥工程時に上記水槽内へ空気を吹き込むファンユニットと、
    上記ファンユニットの上流側に設けられ、上記水槽内からの空気を除湿する除湿用熱交換器と、
    上記ファンユニットの下流側に設けられ、上記水槽内へ向かう空気を加熱する加熱装置
    を備え、
    上記ファンユニットは、
    送風ファンと、
    上記水槽からの空気を吸入する吸入口と上記水槽へ気を吐出する吐出口とが設けられ、上記送風ファンを内包するファンケースと、
    上記送風ファンを回転駆動するファンモータと、
    一方の端部が上記送風ファンに連結されていると共に、他方の端部が上記ファンモータに連結されたシャフトと
    を有し上記水槽の背面下部に配設され、
    上記除湿用熱交換器と上記加熱装置とが上記回転槽の下方に位置して上記水槽内に内包されるとともに、
    上記除湿用熱交換器を内包する吸気経路と上記吸入口、上記加熱装置を内包する排気経路と上記吐出口、を結させたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項に記載の洗濯乾燥機において、
    洗い工程時またはすすぎ工程時に上記除湿用熱交換器と上記加熱装置および上記送風ファンの少なくとも一部を上記水槽内に溜める洗濯液に没するように設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
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