JPH049579Y2 - - Google Patents

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JPH049579Y2
JPH049579Y2 JP759582U JP759582U JPH049579Y2 JP H049579 Y2 JPH049579 Y2 JP H049579Y2 JP 759582 U JP759582 U JP 759582U JP 759582 U JP759582 U JP 759582U JP H049579 Y2 JPH049579 Y2 JP H049579Y2
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JP759582U
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  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は断続して発生する一次電流を絶縁した
二次出力として検出し得る断続電流検出器の改良
に関する。
一般に、断続し発生する電流(以下断続電流と
いう)すなわち電力用チヨツパ装置などの出力電
流の如き断続的な値を生じる電流を検出するため
通常の変流器を採用しても、その断続電流には直
流成分を含み偏磁が生じて正確な電流を検出する
ことはできず、この種の電流を検出するために従
来第1図に示すような電流検出器いわゆる直流変
流器が用いられる。
第1図は公知例の直流変流器の要部構成を示す
もので、1,2は変流器ブロツク、3,3′,
3″は抵抗、4,4′,4″,4はダイオード、
5は交流電源である。ここに、変流器ブロツク1
は一次電流I1したがつて検出すべき断続電流が流
れる一次巻線11、磁心12および一次電流I1
変流出力する二次巻線13から構成され、他の変
流器ブロツク2も同様な一次巻線21、磁心22
および二次巻線23から構成され、さらには一次
巻線11,21と二次巻線13,23は図中黒丸
印が巻始めとなる極性にあるものである。
このようにして構成される直流変流器は公知で
ありその詳細な説明を省略するが、第1図におい
ては交流電源5の正負の各期間に対し磁心12,
22の少なくともいずれかを常に不飽和状態に保
ち、この不飽和状態下における等アンペアターン
の作用すなわち変流作用によつて抵抗3″に一次
電流I1に対応する変流出力が得られるものとな
る。ここでT1,T2は出力端子を示している。
かくの如き従来装置は、2個の変流器ブロツク
を必要とするほか多くのダイオードや抵抗を必要
として機構が複雑になり、特に交流電源を要して
交流電源をもたない用途に採用できないものであ
つた。また交流電源を得る一般電力機器応用にあ
つても当然考慮すべき停電過渡状態での検出が不
可能となるために別な交流電源を作る必要が生じ
て大形不経済になるものとなつていた。
本考案は上述したような点に鑑みて、電力用チ
ヨツパ装置やその他の直流変換装置の出力電流あ
るいは半導体電力変換装置における半導体電流な
ど一方極性で発生する断続電流を検出する機能を
有し、かつ交流電源を必要としない簡単な構成か
らなり広く適用可能な断続電流検出器を提供する
ものである。以下本考案を実施例図面を参照して
詳細説明する。
第2図は本考案の一実施例を示す接続図で、6
は一次巻線61、磁心62および二次巻線63か
ら構成される公知の変流器ブロツク、7はダイオ
ード、8は抵抗、9は直流電源91および抵抗9
2からなる定電流源である。図中第1図と同符号
のものは同じ機能を有する部分を示す。ここに、
変流器ブロツク6は、一次巻線61に検出すべき
一次電流I1が通流され二次巻線63より一次電流
I1に応じた変流出力を絶縁して与えるものであ
り、その一次電流I1の通流には一般に磁心62を
貫通して使用されるものである。また一次巻線6
1と二次巻線63とは図示の黒丸印が巻始めとな
る極性関係をもつている。さらにまた定電流源9
は、変流器ブロツク6の二次側つまり二次巻線6
3に並列接続されるダイオード7と抵抗8の直列
回路に、直流電源91と抵抗92とで例示の如く
結線されて磁心62の磁束を所定の方向にバイア
スするように備えられるものである。
かかる実施例の動作は第3図および第4図の如
く示される。すなわち、第3図、第4図は第2図
装置の出力波形図、その変流器ブロツクの磁心の
動作を示す励磁アンペアターン(AT)と磁束
(φ)の関係を示す図である。ここで、一次電流
I1は例えば電力用チヨツパ装置の出力電流波形で
あり、iBは定電流源9出力すなわちバイアス電流
である。
さて、第3図において期間PD1では(I1=0)
であり、定電流源9が直流電源91の電圧値と抵
抗92の値からおよそ決定される一定の電流IB
供給するものとなる。したがつて抵抗8の値をR
とすれば、(i2=IB)、(V0=R・IB)であり、二次
巻線63およびダイオード7には二次巻線63の
内部抵抗による若干の電圧が例示の如く残留する
ものとなる。この電流IBによつて磁心62の磁束
φは第4図における点Aで示す如き負の飽和状態
にある。なお、かくの如き電流IBすなわちバイア
ス電流iBの値は(I1=0)の状態で磁心62を飽
和させ得るものであればよい。したがつて、これ
は保磁力程度の極めて小さい値で無視することが
可能であるが、説明の都合上誇大して示してあ
る。
つぎに、期間PD2において一次電流I1が流れる
に、磁心62は飽和状態を脱して不飽和となりそ
の磁束φが第4図に示す如き特性線にそつて点A
から正の方向に移行するものとなる。このとき一
次巻線61と二次巻線63の間には等アンペアタ
ーンの関係が成立する。これにより、いま一次巻
線61、二次巻線63の巻数をN1,N2とすれ
ば、二次巻線63の電流i2は{i2=(N1/N2)・
I1}になり、出力電圧V0および二次巻線63の電
圧V2は{V0=V2=(N1/N2)・I1・R}となつて
正確な検出出力を得ることができる。またこの期
間PD2におけるバイアス電流iBの変化を無視して
(iB=IB)とすれば、ダイオード7には(iD=i2
IB)の電流が流れダイオード電圧VDが(VD=0)
である。
つぎにまた、期間PD3において(I1=0)にな
ると、保磁力を零として表した第4図特性をもつ
理想の磁心では二次巻線63に定電流源9におけ
る直流電源91の全電圧が印加され、この電圧に
よつて磁心62の磁束φは負の方向に移行して飽
和に達するものとなる。この間二次巻線63の電
流i2、ダイオード7の電流iD、バイアス電流iB
ともに零となる。なお、磁心62には実用上保磁
力に伴う若干の電流が流れるために(i2≠0)、
(iB≠0)、(V0≠0)であるが、前述した如く無
視することができる。
第5図は本考案の他の実施例を示すもので、
6′は変流器ブロツクである。図中第2図と同符
号のものは同じ構成部分を示す。すなわち、第5
図に示すものは、変流器ブロツク6′が一次巻線
61′、磁心62′、二次巻線63′およびバイア
ス巻線64′から構成されるものであつて、バイ
アス巻線64′を有して定電流源9が二次巻線6
3′を含む出力部分と絶縁されてなる。
さらにかかる第5図装置の機能および動作を第
2図装置に比較して述べれば、第2図に示すもの
は(I1=0)である期間PD1にて電流IBに相当す
る出力電圧V0が(V0=R・IB)が残留するもの
であるに対し、(I1=0)の期間では(V0=0)
である代りに(I1=0)の期間において電流IB
相当する分だけ検出する電圧が減少したものとな
り、バイアス巻線64′の巻線N3より出力電圧V0
が、 V0=N1/N2・R・I1−N3/N2・R・IB となるものである。ここで、前記バイアス電流は
前述したように微少で無視することができ、した
がつて{V0=(N1/N2)・I1R}の関係になる。
またかくの如き装置はつぎの如く適用することが
できる。
第6図は第5図装置が適用されたトランジスタ
チヨツパ装置の一例を示すもので、101は直流
電源、102はトランジスタ、103は負荷、1
04はフライホイールダイオード、105は平滑
リアクトルである。また図示のように第5図に示
した部分と同一機能を有する部分を同じ符号で付
してある。かかるトランジスタチヨツパ装置は慣
用されているものであつてその詳細説明を省略す
るが、第6図に示すものは、第5図における直流
電源91をトランジスタチヨツパ装置の直流電源
101で兼ねたものとして断続電流検出部分を効
用できることは明らかである。
以上説明したように本考案によれば、交流電源
を必要とせずに断続電流の検出機能を有し簡単な
構成から小型化された簡便な装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知例の直流変流器を示す要部構成
図、第2図は本考案の一実施例を示す接続図、第
3図、第4図は第2図装置の動作を説明するため
示した出力波形図、磁心の特性図、第5図は本考
案の他の実施例を示す接続図、第6図は第5図装
置の適用例を示すトランジスタチヨツパ装置の接
続図である。 1,2,6,6′……変流器ブロツク、7……
ダイオード、8……抵抗、9……定電流源、10
1……直流電源、102……トランジスタ、10
3……負荷。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁心とその磁心に巻かれ検出すべき断続電流が
    流れる一次巻線とその一次巻線に通流する電流を
    変流出力する二次巻線とを有する変流器部分、こ
    の変流器部分の二次巻線に並列に出力検出用抵抗
    とダイオードの直列回路部分を接続し、かつ前記
    磁心の磁束を所定の方向にバイアスするバイアス
    部分を具備するようにしたことを特徴とする断続
    電流検出器。
JP759582U 1982-01-25 1982-01-25 断続電流検出器 Granted JPS58110862U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP759582U JPS58110862U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 断続電流検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP759582U JPS58110862U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 断続電流検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58110862U JPS58110862U (ja) 1983-07-28
JPH049579Y2 true JPH049579Y2 (ja) 1992-03-10

Family

ID=30020339

Family Applications (1)

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JP759582U Granted JPS58110862U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 断続電流検出器

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JPS58110862U (ja) 1983-07-28

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