JPH0495199A - 遠隔監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、端末装置と監視センタ装置とを有する遠隔監
視装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の遠隔監視装置における端末装置の動作状況は、監
視センタが予め定められたスケジュールとインターバル
とで、複数の端末装置のそれぞれに対して順次端末チェ
ック信号を送信し、この端末チェック信号に対する各端
末装置の応答を受信することで確認していた。また、端
末装置に一定周期で端末チェック信号を出力する機能を
持たせ、それぞれの端末装置が監視センタに端末チェッ
ク信号を送信することで動作状況を確認する方法が提案
されていた。

尚、この種の装置として関連するものには、例えば特開
昭５９−２４２２６０号公報に開示するものなどが挙げ
られる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術においては、監視センタが監視する端末装
置の増加に伴い、それぞれの端末装置の動作状況を確認
する端末チェック処理も増加し、監視センタの処理能力
の中で端末チェック処理の占める割合が多くなり、この
ため異常発報処理などの重要な処理に影響を及ぼすこと
があった。また、最悪の場合には、前記異常発報処理が
できなくなり、異常発生に対する対応処理が遅れる恐わ
があった。

本発明の目的は、監視センタが監視する端末装置の数が
増加しても、監視センタの端末チェック処理に係わる処
理量を増加させることを防止することのできる遠隔監視
装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するために、複数のビルにそれ
ぞれ設置され同一ビル内の設備機器に接続される端末装
置と、これらの端末装置を通信回線を介して遠隔より監
視する監視センタとにより構成されている遠隔監視装置
において、前記端末装置のうちの所定個数の端末装置を
一つの群として形成するとともに、この郡内の端末装置
の順位を設定し、前記群内の端末装置のそれぞれに、端
末チェック信号を受信する受信部と、この受信した端末
チェック信号を送信する送信部とを設け、前記監視セン
タに、前記端末チェック信号を前記群内で最上位に設定
される第一番目の端末装置へ送信する送信処理部と、前
記群内で最下位に設定される最終の端末装置から出力さ
れる端末チェック信号を受信する受信処理部とを設けた
構成となっている。

〔作用〕

本発明は上記のように構成したので、監視センタが群内
の端末装置の動作状況の確認を行う場合、まず、監視セ
ンタの送信処理部は群内で最上位に設定される第一番目
の端末装置に対して端末チェック信号を送信する。次い
で、この第一番目の端末装置は、受信部で受信した端末
チェック信号を識別し、動作状況の確認をしたあと、送
信部から第二番目の端末装置に端末チェック信号を送信
する。この第二番目の端末装置も前記第一番目の端末装
置と同様の処理を行い、順次下位の端末装置に端末チェ
ック信号を送信していき、群内で最下位に設定される最
終の端末装置は、動作状況の確認をしたあと送信部から
監視センタに端末チェック信号を送信する。この端末チ
ェック信号を受けた監視センタの受信処理部は、前記最
終の端末装置から端末チェック信号を受信したことで群
内の全ての端末装置が正常に動作していることを確認す
る。これにより、監視センタが監視する端末装置の数が
増加しても、監視センタの端末チェック処理に係わる処
理量を増加させることを防止することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の遠隔監視装置の実施例を図に基づき説明
する。

第１図は本発明の遠隔監視装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。

第１図に示す本実施例の遠隔監視装置は、複数のビル１
ａ〜１ｎにそれぞれ設置され、同一ビル内の設備機器２
８〜２ｎに接続される端末装置３８〜３ｎと、これらの
端末装置３ａ〜３ｎのそれぞれをを通信回線４を介して
遠隔より監視する監視センタ５とを有しており、また、
前記の端末装置３８〜３ｎを一つの群として形成すると
ともに、この郡内の端末装置３ａ〜３ｎの順位を設定し
である。

そして、群内で最上位に設定される第１番目の端末装置
３ａには、設備機器２ａから出力される出力信号を受信
するデータ収集部６ａと１通信処理を行うセンタ通信処
置部７ａと、送信データの作成を行う送信データ作成部
８ａと、各データの送受信を制御する端末通信制御部９
ａと、受信データの処理と識別を行う受信データ識別部
１０ａと、端末チェック信号に対する処理を行う端末チ
ェック処理部１１ａとが設けられている。なお、監視セ
ンタ５から出力される端末チェック信号を受信する受信
部は、上述した端末通信制御部９ａ、受信データ識別部
１０ａ、端末チェック処理部１１ａからなっており、ま
た、受信した端末チェック信号を第２番目の端末装置ｉ
［３ｂへ送信する送信部は、上述した送信データ作成部
８ａ、端末通信制御部９ａからなっている。さらに、端
末装置３ｂ、３ｎも端末装置３ａと同様の構成となって
いる。

一方、前記の監視センタ５には、端末装置Ｅ３ａ〜３ｎ
とのデータの送受信を制御する通信制御部１２と、群内
で最下位に設定される最終の端末装置３ｎから出力され
る端末チェック信号を受信する受信処理部１３と、監視
センタ５全体の運行管理を行う監視処理部１４と、端末
チェック信号を群内で最上位に設定される第一番目の端
末装置３ａへ送信する送信処理部１５と、端末チェック
の制御を行う端末チェック部１６とが設けられている。

この実施例にあっては、監視センタ５内の監視処理部１
４は、内部に保持している運行スケジュールに定められ
た時刻１例えば、午後８時になると、端末チェック処理
の開始を促す開始信号を端末チェック部１６に送る。こ
の開始信号を受けた端末チェック部１６は、第１番目の
端末装置３ａの端末電話番号、端末コード、端末チェッ
ク信号などを端末チェックデータとして送信処理部１５
に送る。送信処理部１５は端末チェックデータを受ける
と、監視処理部１４からの優先順位の高い処理要求がな
いことを確認したあと、通信制御部１２に端末チェック
データを基に送信データとして取りまとめて送り、この
送信データを受けた通信制御部１２は通信回線４を介し
て端末装置３ａとの接続およびデータ通信を行う。

一方、通信制御部１２と通信回線４を介して接続された
端末装置ｉ　３　ａ内の端末通信制御部９ａは、あらか
じめ定められた手順に従ってデータ通信を行ったあと回
線を切断する。次いで、受信データ識別部１０ａは、端
末通信制御部９ａを介して受けたデータの内容を調べそ
の中に端末チェック信号が含まれていると、この端末チ
ェック信号を端末チェック処理部１１ａに送る。このと
き、受信データの中に端末チェック信号が含まれていな
ければこの受信データは、通常の処理を行うためセンタ
通信処理部７ａに送られる。端末チェック信号を受けた
端末チェック処理部１１ａは、あらかじめ設定された第
２番目の端末装置３ｂの端末電話番号、端末コード、端
末チェック信号などを端末チェックデータとして送信デ
ータ作成部８ａに送る。送信データ作成部８ａは端末チ
ェックデータを受けると、センタ通信処理部７ａから設
備機器２ａの異常発報などの優先順位の高い処理要求が
ないことを確認したあと、端末通信制御部９ａに端末チ
ェックデータを基にして作成した送信データを送り、こ
の送信データを受けた端末通信制御部９ａは通信回線４
を介して端末装置３ｂの接続およびデータ通信を行う。

端末装置３ａの端末通信制御部９ａと通信回線４を介し
て接続された端末装置３ｂは、端末装置３ａと同様の動
作を行う。このようにして順次送信データが送信され、
監視センタ装置１０が監視している全ての端末装置３８
〜３ｎの動作確認が終了すると、あらかじめ最下位に設
定される最終の端末装置３ｎの図示しない端末通信制御
部は、図示しない端末チェック処理部、送信データ作成
部で作成された端末チェック終了信号を含む送信データ
を通信回線４を介し監視センタ装置！１０の通信制御部
１１に送信する。この送信データは通信制御部１２を介
して受信処理部１３に送られ、受信処理部１３は送信デ
ータの識別をおこない端末チェック部１６に端末チェッ
ク終了信号を送り、この端末チェック部１６で端末チェ
ック処理の終了を確認して監視処理部１４に連絡する。

このとき、端末チェック処理の終了が確認できなければ
、再度、第１番目の端末装置３ａに対して端末チェック
の開始を指示する。また、順次端末チェックを行ってい
る途中で、例えば、端末装置３ｂで不具合が発生し、次
の端末装置に端末チェック信号を送信できず、監視セン
タ５に端末チェック終了信号力で送信されてこなかった
場合にも、あらかじめ定められた時間内に端末チェック
終了信号が送信されてこないということで、監視センタ
５は、再度、第１番目の端末装Ｗ３ａに対して端末チェ
ックの開始を指示する。このように、端末チェックが正
常に終了しないときには一度以上のりトライを行うこと
が常である。このリトライによっても端末チェック処理
が正常に終了しない場合、監視センタ５は端末装置３８
〜３ｎに保持されている端末チェック終了信号を二分探
索法でチェックしていき、不具合となっている端末装置
を探索するようになっている。

このように構成した本実施例では、監視センタ５は第１
番目の端末装置３ａに対して端末チェック信号を送信す
ることと、最後の端末装置３ｎからの端末チェック終了
信号を受信することだけで。

監視している全ての端末装置３ａ〜３ｎの端末チェック
処理を行うことができ、また、不具合となっている端末
装置の探索も容易に行えるので、監視センタが監視する
端末装置の数が増加しても。

監視センタの端末チェック処理に係わる処理量を増加さ
せることを防ぐことができる。

〔発明の効果〕

本発明は前記のように構成したので、監視センタ装置が
監視する端末装置の数が増加しても、監視センタの端末
チェック処理に係わる処理量を増加させることを防止す
ることができ、これにより、端末チェック処理が異常発
報処理などの重要な処理に影響を及ぼすことがなく、し
たがって、異常発生に対する対応処置の迅速化を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の遠隔監視装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のビルにそれぞれ設置され同一ビル内の設備
   機器に接続される端末装置と、これらの端末装置を通信
   回線を介して遠隔より監視する監視センタとにより構成
   されている遠隔監視装置において、前記端末装置のうち
   の所定個数の端末装置を一つの群として形成するととも
   に、この郡内の端末装置の順位を設定し、前記群内の端
   末装置のそれぞれに、端末チェック信号を受信する受信
   部と、この受信した端末チェック信号を送信する送信部
   とを設け、前記監視センタに、前記端末チェック信号を
   前記群内で最上位に設定される第一番目の端末装置へ送
   信する送信処理部と、前記群内で最下位に設定される最
   終の端末装置から出力される端末チェック信号を受信す
   る受信処理部とを設けたことを特徴とする遠隔監視装置
   。