JPH0494885A - 制振性、耐熱性の優れた積層金属板の製造方法 - Google Patents

制振性、耐熱性の優れた積層金属板の製造方法

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JPH0494885A
JPH0494885A JP2209773A JP20977390A JPH0494885A JP H0494885 A JPH0494885 A JP H0494885A JP 2209773 A JP2209773 A JP 2209773A JP 20977390 A JP20977390 A JP 20977390A JP H0494885 A JPH0494885 A JP H0494885A
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JP
Japan
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metal plates
laminated
damping property
heat resistance
metal plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP2209773A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yuzutori
柚鳥 善之
Yoshinobu Omiya
大宮 良信
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、自動車、家電及び産業機械などに用いられる
制振性及び耐熱性に優れた積層金属板の製造方法に関す
るものである。 (従来の技術) 近年、各種の分野において静音性、静粛性の要求が高ま
ってきている。特に、自動車、家庭電器製品等を中心に
振動、騒音を抑制する必要性の高い用途では、制振鋼板
の適用が積極的に進められている。 一般に、制振鋼板は2枚の金属板の間に粘弾性高分子樹
脂を挟み込んだ積層金属板で、振動エネルギーを樹脂内
で熱エネルギーに変換して振動を吸収するものである。 しかし、挟み込まれた高分子樹脂の粘弾性特性は温度に
よって変化するため、制振性能が温度依存性を示し、適
用できる用途が限定される欠点がある。また、高分子樹
脂は、般に、電気絶縁体であるため、スポット溶接等の
抵抗溶接が難しい。加えるに、高分子樹脂であるために
、耐熱性に劣る難点がある。 (発明が解決しようとする課題) 一方、上述のように高分子樹脂を挟み込んだ制振金属板
の欠点を解消する技術として、制振合金、拡散接合型積
層板、機械接合型積層板など、多くの技術が提案されて
いる。 制振合金(M n −Cu合金、黒鉛鋳鉄など)は制振
性能に温度依存性がなく、一般的には耐熱性に優れてい
る。しかし、各種部品に加工すると制振性が損われるた
め、熱処理による組織調整が必要であり、適用できる用
途が非常に制約される欠点がある。 拡散接合型積層板としては、特開昭63−140004
号、特開昭63−242635号、特開昭64−442
88号、特開平1−25894.5号などにおいて、接
合技術として半溶融圧延、粉末による拡散接合、溶射肉
盛接合などが提案されており、介在物又は気泡を存在さ
せることによって制振性能を確保するものであるが、プ
ロセスとして熱間圧延が必要なため、金属材料の材質及
び板厚が制約されると同時に、板厚を薄くするために冷
間圧延を行うと特性が大きく変化する可能性がある。 CAMP−ISIJ  Vol、1(1988)  p
、439及びCAMP−I S I J  Vol、2
(1989)p、1328の提案のものは制振性、耐熱
性に優れ、かつ抵抗溶接が可能であるが、積層鋼板を製
造する過程、すなわち、拡散接合する工程において高圧
(100kgf/ cm2)、高温(900℃)、長時
間(10hr)が必要であり、連続製造が不可能である
。 機械接合型積層板としては、特開昭64.−5830号
、特開昭64−5831号、特開昭6449634号、
特開平1−178338号号などで提案されており、リ
ベットやかしめで接合するもので、金属板間の振動によ
る摩擦エネルギーを利用するものであるが、板厚が薄く
なると(例えば、金属板板厚が1.0mm以下)、リベ
ット加工時やかしめ時の歪によって金属板間の摩擦効果
が得られる面積が低下し、安定した特性が得られないと
いう欠点がある。また、製造プロセス上から、多工程に
なると共に連続化が難しい。 また、スポット溶接接合型積層板として、特開昭64.
−5832号が提案されているが、スポット溶接時の加
圧力及び発熱による熱歪によって金属板間に隙間間がで
き、充分な摩擦効果が得られないため、制振性が低下す
るという欠点がある。 更には、特開昭58−65−590号には1′クララド
鋼製造方法″が提案されており、この方法は異種金属を
クラッド鋼板化するために界面をレーザーなどで接合す
るものであるが、クラツド鋼板の性質上、接合面積を数
10〜100%と多くする必要があると共に、幅方向に
線状に接合する技術が必要であるので、生産性が低い。 本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、広範囲な板厚
で連続製造が容易であり、しかも制振性、耐熱性のほか
、加工性、溶接性も優れ、広範囲な用途に適用可能な積
層金属板の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。 (課題を解決するための手段) 本発明者らは、前述の種々の問題点を解決するために鋭
意研究を進めた結果、金属板と金属板を溶接により部分
接合した積層金属板において、金属板間の隙間とその面
積率並びに金属板間の接合面積率を規制した場合に、制
振性や耐熱性に優れることを知見し、その接合法として
特定の態様による積層ロール接合法を見い出したもので
ある。 すなわち、本発明は、2枚以上の金属板を溶接により部
分接合した積層金属板であって、金属板間の隙間が50
μm以下の面積率が70%以上で、金属板間の接合面積
率が0.2〜20%である積層金属板を製造する方法に
おいて、金属板を積層ロールで重ね合せる直前にて、金
属板間を幅方向に複数点、局所加熱接合することを特徴
とする制振性、耐熱性の優れた積層金属板の製造方法を
要旨とするものである。 以下に本発明を更に詳述する。 (作用) 本発明は、要するに、積層ロールによる積層金属板の製
造法であるが、積層ロールで重ね合わせる直前において
、重ね合わされた金属板と金属板との間をレーザーなど
の特殊な溶接によって部分接合し、接合面積率を0.2
〜20%とすると共に、金属板間の隙間が50μI以下
である面積率を70%以上の状態とするものである。 金属板間を部分接合する方法としては、上記接合要件を
満足できる手段であれば如何なる方法も可能である。 かきる部分接合法は、第1図及び第2図に例示するよう
に、金属板を積層ロールで重ね合せる直前で、レーザー
で代表される高熱エネルギービームにより、幅方向に複
数点を局所加熱接合する方法である。これにより、狭い
接合面積で安定した接合強度が得られ、金属板の諸特性
を損うことなく、かつ表面損傷なく連続積層が可能で、
低コストで積層金属板を製造できる。 接合面積率が0.2%未満では、充分な接合強度が得ら
れないため、剛性が著しく低下すると共に、プレス成形
などの塑性加工によって局部座屈や剥離不良を生ずる。 一方、接合面積率が20%を超えると、制振性が低下す
ると共に接合に長時間を要するため、生産性が大幅に低
下する。 本発明による積層金属板の製造方法は、空気層を利用し
た積層板や、介在物などを介在させ拡散接合した積層板
に比べ、接合間隔が長いため、金属板間の摩擦によるエ
ネルギー吸収量が大きいことにより、高い制振性が得ら
れる。しかし、金属板間が所定の隙間条件(50μm以
下の隙間の面積率が70%以上)を満たさないと、制振
性が低下する。特に金属板間の隙間が50μmよりも大
きいと、金属板間の摩擦が小さくなり、制振性が低下す
る。例えば、一般に用いられるスポット溶接などでは第
3図に示すように金属板間の隙間が100μm以上とな
るので適していない。またアーク溶接でも同様の結果と
なる。 局所加熱接合の態様としては、金属板の進行方向に対し
て、高熱エネルギービームをツイストや不連続に照射す
ることによって、種々のパターンの接合も可能である。 但し、幅方向においては、従来技術のように幅方向に線
で接合する必要がない。 このように局所加熱接合された状態で積層ロールにより
金属板を重ね合わせるが、局所加熱による部分接合条件
に変更をもたらさない限り、その条件は特に制限される
ものではない。積層ロールの役目は板拘束がメインであ
り、接合は局所加熱接合外では起らず、熱間、冷間のい
ずれでもよい。 なお、金属板は2枚に限定するものではなく、複数枚以
上であれば、枚数が増えるほど、より効果が望める。3
層の場合の製造方法は、第4図に例示するように、2枚
の金属板について所定の局所加熱接合及び積層ロールに
よる重ね合わせを行った後、これと他の1枚についても
所定の局所加熱接合及び積層ロールによる重ね合わせを
行えばよい。 金属板については、各種鋼板を始め、すべての金属板に
適用可能である。また、異種金属板の積層も可能である
。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 夾胤鮭よ 2枚の金属板として0 、8 n+m厚の冷延鋼板を用
い、局所加熱接合手段としてレーザーガンを使用し、鋼
板間の隙間及びその面積率、並びに接合面積率が種々に
異なる積層板を実験室にて試作した。 その結果を第1表に示す。 制振性と金属板間の隙間の関係を第5図に示すように、
隙間が50μmを超えると制振性は著しく低下すること
がわかる。 また、制振性と金属板間の接合面積率との関係を第6図
に示すように、接合面積率が0.2%よりも小さくなる
と制振性が著しく低下し、また20%を超えると制振性
が低下する。 寒胤乳久 2枚の金属板として0 、8 mm厚の冷延鋼板を用い
、第1図に示す要領で実機にて積層金属板を製造した。 その結果は、第5図及び第6図の中で★印で示すように
、実施例1の結果と一致していた。
【以下余白】
(発明の効果) 以上詳、述したように、本発明によれば、制振性、耐熱
性のほか、加工性、溶接性も優れ、しかも広範囲な板厚
で連続製造が容易であるので、広範囲な用途に適用可能
な積層金属板を提供することが可能となり、その効果は
顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は2枚の金属板を局所加熱接合並びに積層する要
領を説明する図、 第2図は局所加熱接合する方法を説明する図で。 (a)は断面図、(b)は平面図であり、第3図は3枚
の金属板を局所加熱接合並びに積層する要領を説明する
図、 第4図は接合手段がスポット溶接の場合の接合部分の状
態(金属組m)を示す顕微鏡写真。 第5図及び第6図は実施例で得られた積層金属板の制振
性と金属板間の隙間及び接合面積率の関係をそれぞれ示
す図である。 1.2.3・・・金属板、4・・・積層ロール、5・・
・局所加熱接合手段、6・・・積層金属板。 手 続 補 正 書 (方式) %式% 2、発明の名称 制振性、耐熱性の優れた積層金属板の製造方法3、補正
をする者 事件との関係  特許出願人 住所 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号名称 (1
19)株式会社神戸製鋼所 4、代理人 住所 〒116東京都荒川区西日暮里5丁目356、補
正の対象 7、補正の内容 (1)明細書第12頁第12行目の「第3図」の記載を
[第4図)に訂正し、同頁筒14行目の「第4図」の記
載を「第3図」に訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  2枚以上の金属板を溶接により部分接合した積層金属
    板であって、金属板間の隙間が50μm以下の面積率が
    70%以上で、金属板間の接合面積率が0.2〜20%
    である積層金属板を製造する方法において、金属板を積
    層ロールで重ね合せる直前にて、金属板間を幅方向に複
    数点、局所加熱接合することを特徴とする制振性、耐熱
    性の優れた積層金属板の製造方法。
JP2209773A 1990-08-08 1990-08-08 制振性、耐熱性の優れた積層金属板の製造方法 Pending JPH0494885A (ja)

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